WO1996041678A1 - Vanadium-containing catalyst, process for the production thereof, and use thereof - Google Patents

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Description

明 細 書 バナジウム含有触媒およびその製造方法、 並びに、 その使用方法 技術分野
本発明は、 酸化反応をはじめとする各種触媒反応に用いられるバナジ ゥム含有触媒に関するものである。 詳しく は、 芳香族'炭化水素、 複素環 式化合物、 脂肪族飽和化合物、 脂肪族不飽和化合物、 およびそれらの誘 導体の酸化反応、 例えば、 0-キシレ ンやナフ夕 レンからの無水フタル酸 の合成、 デュレンからの無水ピロメ リ ッ ト酸の合成、 ベンゼンや n-ブ夕 ンからの無水マレイン酸の合成、 (置換) トルエンからの (置換) ベン ズアルデヒ ドの合成、 トルエンからの安息香酸の合成、 ピコ リ ン、 ルチ ジン、 キノ リ ンなどの酸化によるピリ ジンカルボン酸類の合成、 メタン からのホルムアルデヒ ドの合成、 (メタ) ァクロレインからの (メタ) アタ リル酸の合成などの各種の部分酸化反応 ; プロパン、 ブタン類の酸 化脱水素によるプロピレン、 ブテン類の合成、 メタノールからのホルム アルデヒ ドおよびギ酸メチル合成などの各種の酸化脱水素反応 ; トルェ ンのアンモ酸化によるべンゾニ ト リルの合成、 プロパン.、 イ ソブタンの ァンモ酸化によるァク リ ロ二ト リル、 メタク リ ロニト リ ルの合成など各 種のアンモ酸化反応 ; さらに S 0 2 の酸化による硫酸の合成など無機化 合物の酸化反応 : 窒素酸化物のァンモニァによる還元脱硝 ; 有機ハロゲ ン化物の分解反応 ; さらに水素化反応 ; 脱水素反応 ; 水素化脱硫反応 ; 異性化反応 ; アルキル化反応 ; 脱水反応 ; 重合反応 ; 光触媒 応など種 々の反応に好適に供されるバナジウムを主要成分として含有する触媒お よびその製造方法、 並びに、 該触媒の使用方法としての無水フタル酸の 製造方法、 イッブテンの製造方法、 ギ酸メチルの製造方法、 ベンズアル デヒ ドの製造方法、 安息香酸の製造方法、 ァニスアルデヒ ドの製造方法、 プロピレンの製造方法、 およびァク リロニトリルの製造方法に関するも のである。 背景技術
従来より、 バナジウムを主要成分として含有する触媒は、 例えば、 0- キシレンやナフタレンの酸化による無水フタル酸の合成、 デュレンの酸 化による無水ピロメ リ ッ ト酸の合成、 ベンゼンや n-ブタンの酸化による 無水マレイン酸の合成、 トルェンのアン乇酸化によるべンゾニトリルの 合成、 置換トルエンの酸化による置換べンズアルデヒ ドの合成、 ァクロ レインの酸化によるァク リル酸の合成、 メタノールの酸化脱水素による ホルムアルデヒ ドの合成、 プロパン、 ブタン類の酸化脱水素によるプロ ピレン、 ブテン類の合成、 プロパン、 イソブタンのアンモ酸化によるァ クリロニトリル、 メタク リロニト リルの合成、 S 0 2 の酸化による硫酸 の合成、 窒素酸化物のアンモニアによる還元脱確、 有機ハロゲン化物の 分解等の種々の反応に工業的に使用され、 あるいは研究されている。 上記従来の触媒では、 バナジウムは、 酸化物、 または他成分との複合 酸化物の形で存在し、 これらを成型した成型触媒として、 あるいはこれ らを担体に担持された形の担持触媒として使用されることが多い。 しか し、 上記の触媒の調製は、 メタバナジン酸アンモニゥムゃ蓚酸バナジル 等の水に可溶な塩の水溶液、 あるいはこれらの水に可溶な塩や五酸化バ ナジゥムを蓚酸、 塩酸等の鉱酸で溶解して得られた水溶液を使用し、 担 体への含浸、 他成分との混合等を行う方法が今日まで採用されている。 しかしながら、 上記従来のバナジウム含有触媒は、 バナジウム成分を 含む溶液を、 例えば、 蒸発乾固等して、 強制的に担持あるいは固化させ ているだけであり、 担体あるいは他成分との相互作用が弱く、 乾燥時の 物質移動により、 不均一な担持あるいは不均質な混合がさけられない。 従って、 触媒活性成分の分散性、 均一性や熱的安定性が悪く、 反応収率 が十分でない、 あるいは触媒寿命が十分でない等、 十分な触媒性能が得 られないという ^5題点を有している。
例えば、 V s 0 6 一 T i 0 2 を必須とする触媒系を用いて、 0-キシレ ン酸化による無水フタル酸合成等が行われている。 この場合、 理想的に は、 アナターゼ型チタニアの表面に、 V 8 0 B の単分子層を形成させた 触媒系が好ましいとされている。 しかし、 上記従来の触媒調製法では、 このような理想的な分散状態の実現は困難である。
また、 V 2 O s 一 T i 0 2 を含む触媒系を用いて、 N O x の N H 3 に よる還元脱硝が行われている。 しかし、 この場合にも、 やはり上記従来 の触媒調製法によって得られる触媒では、 熱的安定性に限界があり、 低 温領域では使用されているが、 5 0 0 'Cを超えるような高温領域では、 使用することができない。
また、 例えば、 V— M g複合酸化物触媒系は、 プロパン、 ブタン類の 酸化脱水素に有効であるとされている。 しかし、 この場合には、 従来、 最終段階で固相で高温焼成を行うことにより、 有効とされる相形成が行 われている。 しかし、 この場合にも、 成分の不均一な混合のために、 相 形成の制御は、 甚だ困難であり、 工業的実施可能なレベルに達していな い Q さらに、 上記従来のバナジウム含有触媒の調製法においては、 原料と して用いたバナジウム塩の残基や有機物等の残留物を除去するために、 髙温での焼成が不可欠であり、 触媒の調製条件が制約されていた。 ひい ては、 触媒の性能が制約されていた。
また、 特殊な調製法としては、 バナジルアルコキシドを使用したゾル ゲル法、 V O C 1 8 等による液相担持法、 あるいは C V D (Chemi cal Va por Depos i t i on; ケミカルベーバーデポジョン) 法等が挙げられる。 し かし、 これらは、 原料が高価である、 あるいは特殊な装置が必要である、 大規模な生産に向いていない等の問題があり、 実用化されていない。 従って、 分散性、 均一性、 熱的安定性に便れ、 高い触媒性能を持つバ ナジゥム含有触媒が、 種々の反応において求められている。 即ち、 本発 明は、 上記従来の問題点に鑑み、 なされたものであり、 その目的は、 分 散性、 均一性、 熱的安定性に優れ、 高い触媒性能を持つ新規なバナジゥ ム含有触媒を、 種々の反応分野に対し、 提供することにある。 本発明の 他の目的は、 分散性、 均一性、 熱的安定性に優れ、 高い触媒性能を持つ バナジウム含有触媒を製造することができるバナジウム含有触媒の製造 方法を提供することにある。 本発明のさらに他の目的は、 バナジウム含 有触媒を用いて、 無水フタル酸、 イソプテン、 ギ酸メチル、 ベンズアル デヒ ド、 安息香酸、 ァニスアルデヒ ド、 プロピレン、 またはァクリロ二 ト リルを効率的に製造することができる製造方法を提供することにある。 発明の開示
本願発明者等は、 新規なバナジウム含有触媒を提供すべく鋭意検討し た。 その過程で、 我々は、 ポリバナジン酸が、 強い吸着作用を示し、 固 体表面やコロイ ド粒子に強く結合することを見出し、 また、 その強い反 応性により他の金属と安定な化合物を作ることを見出したことから、 こ れをバナジウム含有触媒の調製に応用した。 その結果、 バナジウム源と してボリバナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒が、 分散性、 均 —性、 熱的安定性に優れ、 芳香族炭化水素、 複素環式化合物、 脂肪族飽 和化合物、 脂肪族不飽和化合物、 およびそれらの誘導体の酸化反応、 例 えば、 0-キシレンやナフタレンからの無水フタル酸の合成、 デュレンか らの無水ピロメ リ ッ ト酸の合成、 ベンゼンや n-ブタンからの無水マレイ ン酸の合成、 (置換) トルエンからの (箧换) ベンズアルデヒ ドの合成- トルエンからの安息香酸の合成、 ピコリ ン、 ルチジン、 キノ リ ンなどの 酸化によるピリジンカルボン酸類の合成、 メタンからのホルムアルデヒ ドの合成、 (メタ) ァクロレインからの (メタ) アク リル酸の合成など の各種の部分酸化反応: プロバン、 ブ夕ン類の酸化脱水素によるプロピ レン、 ブテン類の合成、 メタノ一ルからのホルムアルデヒ ドおよびギ酸 メチル合成などの各種の酸化脱水素反応; トルエンのアンモ酸化による ベンゾニトリルの合成、 プロパン、 イソブタンのアンモ酸化によるァク リロ二トリル、 メタクリロニトリルの合成など各種のァンモ酸化反応; さらに S 0 2 の酸化による硫酸の合成など無機化合物の酸化反応;窒素 酸化物のアンモニアによる還元脱硝;有機ハ αゲン化物の分解反応; さ らに水素化反応;脱水素反応;水素化脱硫反応:異性化反応; アルキル 化反応: 脱水反応:重合反応 ;光触媒反応など種々の反応に好適に供す ることができることを見出し、 本発明を完成させるに至った。
即ち、 本発明のバナジウム含有触媒は、 上記の課題を解決するために. バナジウム源としてボリバナジン酸を使用してなることを特徵としてい る。 上記構成において、 上記ポリバナジン酸は、 バナジウム以外の触媒 構成成分またはその前駆体と共に使用されるのが好ましい。
また、 上記バナジウム以外の触媒構成成分またはその前駆体は、 T i . Z r、 Nb、 Ta、 C r、 Mo、 W、 Mn、 R e、 F e、 C o、 N i、 Ru、 Rh、 P d、 I r、 P t、 Cu、 Ag、 Zn、 B、 A 1 G a、 I n、 T l、 S i、 G e、 S n、 Pb、 P、 S b、 B i、 S e、 Te、 Na、 K、 Rb、 C s、 Mg、 C a、 L a、 および C eからなる群より 選ばれる少なく とも 1つの元素の化合物であるのが好ましい。
さらに、 上記バナジウム以外の触媒構成成分またはその前駆体の少な く とも一-つは、 無機多孔質体であるのが好ましい。 上記無機多孔質体は, 金属酸化物および または金属水酸化物からなるのが好ましい。 上記金 属酸化物および/または金属水酸化物が、 T i、 Z r、 Nb、 A l、 S i、 S n、 Sb、 Mo、 W、 Mn、 C e、 および Mgからなる群より選 ばれる少なく とも 1つの金属の酸化物および または水酸化物であるの が好ましい。 さらに好ましくは、 T i、 Z r、 Nb、 A 1、 S i、 およ び からなる群より選ばれる少なく とも 1つの金属の酸化物および/ または水酸化物である。
その上、 上記ボリバナジン酸は、 メタバナジン酸塩水溶液をプ π トン 型陽イオン交換樹脂でイオン交換した後、 さらに縮重合してなるのが好 ましい o
また、 本発明のバナジウム含有触媒は、 上記の課題を解決するために、 メタバナジン酸塩水溶液をプロ トン型陽イオン交換樹脂でイオン交換し た後、 さらに縮重合して得られるポリバナジン酸ブルを、 バナジウム以 外の触媒構成成分またはその前駆体と混合した後、 さらに乾燥および Z または焼成することにより得られることを特徴としている。
上記の構成によれば、 バナジウム含有触媒は、 従来のバナジウム含有 触媒と比較して、 分散性、 均一性や熱的安定性に優れており、 触媒性能 に優れ、 かつ寿命が長い。 これにより、 該バナジウム含有触媒は、 温和 な反応条件で触媒活性を充分に発揮することができ、 芳香族炭化水素、 複素環式化合物、 脂肪族飽和化合物、 脂肪族不飽和化合物、 およびそれ らの誘導体の酸化反応、 例えば、 0-キシレンやナフタレンからの無水フ タル酸の合成、 デュレンからの無水ピロメ リ ッ ト酸の合成、 ベンゼンや n ブタンからの無水マレイン酸の合成、 (置換) トルエンからの (置換 ) べンズアルデヒ ドの合成、 トルエンからの安息香酸の合成、 ピコリ ン, ルチジン、 キノ リ ンなどの酸化によるピリジンカルボン酸類の合成、 メ タンからのホルムアルデヒ ドの合成、 (メタ) ァクロレインからの (メ 夕) アク リル酸の合成などの各種の部分酸化反応; プロパン、 ブタン類 の酸化脱水素によるプロピレン、 ブテン類の合成、 メタノールからのホ ルムアルデヒ ドおよびギ酸メチル合成などの各種の酸化晚水素反応; ト ルェンのアンモ酸化によるべンゾニト リルの合成、 プロパン、 イソブタ ンの了ンモ酸化によるァクリ ロニトリル、 メタク リ σ二トリルの合成な ど各種のアン乇酸化反応; さらに S 0 2 の酸化による硫酸の合成など無 機化合物の酸化反応;窒素酸化物のアンモニアによる還元脱硝 :有機ハ ロゲン化物の分解反応; さらに水素化反応;脱水素反応 ·'水素化脱硫反 応;異性化反応; アルキル化反応;脱水反応;重合反応:光触媒反応な ど種々の反応に好適に供することができる。
さらに本発明のバナジウム含有触媒の調製方法の概要を以下に記載す る。 まず、 バナジン酸塩を水に溶解して水溶液とし、 当該溶液をイオン 交換樹脂に通過させ、 プロ トン型のバナジン酸水溶液を得る。 次いで、 得られたプロ トン型のバナジン酸水溶液を縮重合することにより、 ポリ バナジン酸が得られる。 これは本発明のバナジウム含有触媒の前駆体の —形憨である。
場合によっては、 バナジウム以外の触媒構成成分またはその前駆体を 共存させることもでき、 共存させる方法としては、 ボリバナジン酸とバ ナジゥム以外の触媒構成成分またはその前駆体とを混合、 練り込み、 共 沈、 担持等の手段を用いる。 これにより、 ボリバナジン酸と、 バナジゥ ム以外の触媒構成成分またはその前駆体とを、 共存あるいは複合化する ことができる。
上記手順により得られたボリバナジン酸を使用してなるバナジウム含 有触媒の前駆体を、 必要に応じて乾燥、 焼成することにより、 バナジゥ ム含有触媒とすることができる。
さらに、 上記触媒は、 適当な形状および粒子径等に成形、 分极等する ことにより、 使用対象反応に応じた形態にすることができる。
なお、 上記の方法が単なる概要であり、 原料の種類および濃度、 ィォ ン交換樹脂並びに反応条件および該共存条件等の変更により上記手段は 適宜変更して使用することができる。 以下に、 各工程及び原料等につい て詳述する。
本発明のバナジウム含有触媒の製造方法は、 上記の課題を解決するた めに、 ポリバナジン酸を、 バナジウム以外の触媒構成成分またはその前 駆体と混合するステップと、 得られた混合物を乾燥および/または焼成 するステップとを含んでいることを特徴としている。
上記方法によれば、 従来のバナジウム含有触媒と比較して、 触媒活性 が高く、 かつ、 寿命が長く、 しかも、 分散性や熱的安定性に優れており, 髙温で用いても劣化しないバナジウム含有触媒を製造することができる' 従って、 上記バナジウム含有触媒は、 温和な反応条件で触媒活性を充分 に発揮することができ、 前述の種々の反応に好適に供することができる < 本発明の無水フタル酸の製造方法は、 上記の課題を解决するために、 0-キシレンと、 酸素、 空気、 酸素と不活性ガスとの混合気体等の分子状 酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源としてポリバナジン酸を使用し てなるバナジウム含有触媒に接触させることを特徴としている。 上記方 法によれば、 無水フタル酸を効率的に製造することができる。
本発明のイソブテンの製造方法は、 上記の課題を解决するために、 ィ ソブタンと分子状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源としてポリバ ナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触させることを特徵と している。 上記方法によれば、 イソブテンを効率的に製造することがで きる。
本発明のギ酸メチルの製造方法は、 上記の課題を解决するために、 メ 夕ノールと分子状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源としてポリバ ナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触させることを特徵と している。 上記方法によれば、 ギ酸メチルを効率的に製造することがで きる。
本発明のベンズアルデヒ ドの製造方法は、 上記の課題を解決するため に、 トルエンと分子状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源としてポ リバナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触させることを特 徴としている。 上記方法によれば、 ベンズアルデヒ ドを効率的に製造す ることができる。 本発明の安息香酸の製造方法は、 上記の課題を解决するために、 トル ェンと分子状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源としてポリバナジ ン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触させることを特徵として いる。 上記方法によれば、 安息香酸を効率的に製造することができる。 本発明のァニスアルデヒ ドの製造方法は、 上記の課題を解决するため に、 P-メ トキシトルエンと分子伏酸素とを含む混合気体を、 バナジウム 源としてポリバナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触させ ることを特徴としている。 上記方法によれば、 ァニスアルデヒ ドを効率 的に製造することができる。
本発明のプロピレンの製造方法は、 上記の課題を解決するために、 プ 口パンと分子状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源としてポリバナ ジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触させることを特徵とし ている。 上記方法によれば、 プロピレンを効率的に製造することができ る 0
本発明のアク リロニト リルの製造方法は、 上記の課題を解決するため に、 プロパン、 分子状酸素、 およびアンモニアを含む混合気体を、 バナ ジゥム源としてボリバナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接 触させることを特徵としている。 上記方法によれば、 アク リロニト リル を効率的に製造することができる。
以下に本発明を詳しく説明する。 尚、 本発明において、 Γボリバナジ ン酸 J とは、 バナジン酸 (H V O a ) が、 少なく とも 2個以上、 好まし くは 10個以上縮重合してなるポリ酸を示す。 また、 Γ ( g換) j とは、 置換基を有していても有していなくてもよいことを示す。
本発明にかかるバナジウム含有触媒は、 バナジウム源としてポリバナ ジン酸を使用してなっている。
上記のボリバナジン酸は、 原料として用いたバナジウム塩の残基や有 機物等の不純物を排除するために、 バナジン酸塩水溶液をプロ トン型陽 イオン交換樹脂でイオン交換した後、 さらに縮重合してなることが好ま しい。
尚、 バナジン酸塩は、 特に限定されるものではないが、 パナジン酸ィ オン (陰イオン) はメタバナジン酸イオンが好ましく、 対イオン (陽ィ オン) はアルカリ金属イオンおよびノまたはアンモニゥムイオンが好ま しい。 上記バナジン酸塩としては、 具体的には、 例えば、 メタバナジン 酸アンモニゥム、 メタバナジン酸ナト リウム、 メタバナジン酸カリウム 等が挙げられる。
上記のバナジン酸塩水溶液の濃度は、 特に限定されるものではないが、 その下限値は、 バナジウムイオンとして 0. 01モル/ Lが好ましく、 0. 03モ ル几がより好ましく、 0. 05モル/ Lがさらに好ましい。 バナジン酸塩水溶 液の濃度が 0. 01モル/ Lよりも低い場合には、 重合反応の速度が低下し、 触媒調製に時間がかかり過ぎるため、 好ましくない。 また、 上限値は、 水に飽和状態で溶解する量であり、 例えばメタバナジン酸アンモニゥム 水溶液では凡そ 0. 8モル/ Lであり、 0. 4モル/ Lが好ましく、 0. 2モル/ L がより好ましい。
バナジン酸塩水溶液をプロ トン型陽イオン交換樹脂でイオン交換する 際の処理方法は、 特に限定されるものではない。 該処理方法としては、 例えば、 該バナジン酸塩水溶液をプロ トン型陽イオン交換榭脂に滴下、 若しくは、 通液等して両者を接触させ、 陽イオン交換させればよい。 こ れにより、 プロ トン型のバナジン酸水溶液が容易に得られる。 尚、 プロ トン型陽イオン交換樹脂の種類は、 特に限定されるものではないが、 強 酸性のプロ トン型陽イオン交換樹脂が、 好ましい。 尚、 処理時間や処理 温度等の各種処理条件は、 特に限定されるものではない。 上記のプロ ト ン型陽イオン交換樹脂は、 例えば塩酸等を用いて再生処理することによ り、 繰り返し使用することができる。
イオン交換したバナジン酸は、 イオン交換直後において、 既に、 大半 が、 バナジン酸が 10個縮重合したデカバナジン酸となっており、 これを ボリバナジン酸として使用することも可能であるが、 好ましくは、 さら に縮重合させてから使用する。
この縮重合が進んだ段階で、 ボリバナジン酸のコロイ ド粒子が形成さ れ、 ブルの状態となる。 このコロイ ド粒子は、 少なく とも 10 A以上の粒 怪を有し、 1個のコロイ ド粒子を構成する平均的なバナジウム原子の数 は、 1000個以上になる。 系中の全バナジウム原子の約 8割が、 コロイ ド 粒子を形成した段階 (残りの約 2割は、 デカバナジン酸として存在する ) でほぼ組成の安定したボリバナジン酸ブルが得られ、 本発明の触媒の 調製に好適に使用される。
イオン交換したバナジン酿水溶液を縮重合させる際の反応条件は、 特 に限定されるものではない。 バナジン酸は、 例えば、 室温で長時間、 放 置することにより、 自然に縮重合が進行するが、 加熱によって、 その重 合速度を加速することもできる。 加熱する場合における反応温度は、 10 0 て以下が好ましい。
組成の安定したポリバナジン酸ゾルを得るための反応時間は、 反応温 度ゃバナジン酸水溶液の濃度にもよるが、 例えば室温で縮重合させる場 合には、 1 日以上が好ましく、 7日以上がより好ましい。 また、 例えば 80。Cで縮重合させる場合には、 3 時間〜 4 時間程度で十分である。 これ により、 組成の安定したポリバナジン酸ブルが容易に得られる。
イオン交換したバナジン酸の濃度が、 0.2 モル几を上回 ¾場合、 縮重 合が進行すると、 ゲル状態のものが得られる。 そのままでも、 本発明の 触媒の調製に使用することはできるが、 水で分散させ、 ゾルの状態で使 用することが好ましい。
バナジウム源としてのボリバナジン酸の使用方法は、 特に限定される ものではないが、 バナジウム以外の触媒構成成分またはその前駆体と共 に使用されるのが好ましい。 上記バナジウム以外の触媒構成成分または その前駆体は、 T i、 Z r、 Nb、 Ta、 C r、 Mo, W、 Mn、 R e、 F e、 C o、 N i、 Ru、 Rh、 P d、 I r、 P t、 Cu、 Ag、 Zn, B、 A l、 G a、 I n、 T l、 S i、 G e、 Sn、 Pb、 P、 Sb、 B i、 S e、 T e、 Na、 K、 Rb、 C s、 Mg、 C a、 L a、 および C eからなる群より選ばれる少なく とも 1つの元素の化合物であるのが好 ましい。
バナジウム源としてのボリバナジン酸をバナジウム以外の触媒構成成 分またはその前駆体と共に使用する方法は、 特に限定されるものではな いが、 例えば、 ポリバナジン酸の水溶液またはゾルを、 触媒構成成分で ある無機多孔質体に含浸させる方法 ; ポリバナジン酸の水溶液またはゾ ルを、 無機多孔質体の前駆体であるゲル、 ブル等と混合する方法: ポリ バナジン酸の水溶液またはゾルと、 触媒構成成分の均一溶液とを混合し て反応させる方法等が挙げられる。
本発明のバナジウム含有触媒の調製方法としては、 ボリバナジン酸ゾ ルを、 バナジウム以外の触媒構成成分またはその前駆体と混合した後、 さらに乾燥および/または焼成する方法が好ましい。
ポリバナジン酸ブルを、 本発明のバナジウム含有触媒の調製に用いる 際には、 そのまま使用してもよく、 濃槠して使用してもよい。 また、 水- その他の溶媒で希釈して溶液にして使用してもよい。
上記バナジウム以外の触媒構成成分またはその前駆体 (以下、 適宜、 単に触媒構成成分と記す) の少なく とも一つは、 無機多孔質体であるの が好ましい。 この触媒構成成分またはその前駆体としての無機多孔質体 の中には、 一般に担体と呼ばれる耐熱性不活性物質が含まれるが、 それ には限定されるものではなく、 触媒活性を有するもの、 あるいは、 バナ ジゥムと複合化合物を作るもの等も含まれる。
上記の無機多孔質体を形成する化合物は、 特に限定されるものではな く、 金属酸化物、 金属水酸化物、 窒化物、 炭化物等が挙げられるが、 金 属酸化物および Zまたは金属水酸化物が特に好ましい。 また、 上記の無 機多孔質体の比表面積は、 特に限定されるものではないが、 0. 1 m2/g以 上、 1000m2/g以下が好ましく、 1 mVg以上、 500ra2/g以下がさらに好ま しい。
上記の金属酸化物および Zまたは金属水酸化物は、 特に限定されるも のではないが、 T i、 Z r、 N b、 A 1、 S i、 S n、 S b、 M o、 W, M n、 C e、 および M gからなる群より選ばれる少なく とも 1つの金属 の酸化物および/または水酸化物であることが好ましい。 さらに好まし くは、 T i、 Z r、 N b、 A 1、 S i、 および M gからなる群より選ば れる少なく とも 1つの金属の酸化物および/または水酸化物である。 尚、 本発明において、 無機多孔質体には、 これらの前駆体も含まれるものと する。 上記の前駆体とは、 例えば、 これら金属化合物の水和物のゾルま たはゲル、 あるいは、 スラ リ一状の金属化合物等であり、 乾燥焼成等に よって無機多孔質体に転じるものを示す。
ポリバナジン酸ゾルまたは水溶液を無機多孔質体と共に使用して本発 明のバナジウム含有触媒を調製する場合、 加熱を行うと、 ボリバナジン 酸の吸着作用が促進されるため、 好ましい。 また、 触媒活性成分と共に 使用する場合にも、 加熱を行うと、 ポリバナジン酸との反応が促進され るため、 好ましい。 加熱の温度は、 特に限定されないが、 50〜100 てで 充分効果が発揮される。
本発明にかかるバナジウム含有触媒は、 無機多孔質体以外の触媒構成 成分 (以下、 他の触媒構成成分と称する) を含有していてもよい。 この ような他の触媒栊成成分を形成する金属としては、 特に限定されるもの ではなく、 T i、 Z r、 Nb、 T a、 C r、 Mo、 W、 Mn、 R e、 F e、 C o、 N i、 R u、 R h、 P d、 I r、 P t、 C u、 A g、 Z n、 B、 A l、 G a、 I n、 T l、 S i、 G e、 S n、 P b、 P、 S b、 B 36、 丁 6、 1 &、 1 、 1¾ 、 〇 5、 1^ 、 じ 3、 1 &、 ぉょびじ eからなる群より選ばれる少なく とも 1つの金属であればよい。 このよ うな金属化合物をバナジウムと共存させることにより、 バナジウム含有 触媒の触媒性能を向上させることができる。
これら他の触媒構成成分の導入に用いる他の触媒構成成分またはその 前駆体としては、 具体的には、 例えば、 焼結炭化ケィ素等の非孔質固体 :硝酸塩、 硫酸塩、 酢酸塩、 塩化物等の各種金属塩の溶液 ;有機金属化 合物 ; 金属アルコキシド ;金属塩化物等の液状あるいは気体状の化合物 が挙げられる。
これら他の触媒構成成分の導入方法については、 特に限定されないが, 例えば、 ボリバナジン酸ゾルまたは水溶液と、 これら他の触媒構成成分 またはその前駆体とを混合し、 その混合溶液を無機多孔質体等に接触さ せることもできるし、 予めポリバナジン酸ゾルまたは水溶液を前述の方 法で無機多孔質体等に担持させたものを、 他の触媒構成成分またはその 5 前駆体を含む溶液に浸漬し、 担持させることもできる。 後者の場合、 吸 着担持されたポリバナジン酸は、 無機多孔質体等に強固に固定されてい るので、 続いて他の触媒構成成分を担持させる際にも脱落、 移動等の影 響を受けない。
本発明にかかるバナジウム含有触媒は、 バナジウム以外の触媒構成成 10 分またはその前駿体とボリバナジン酸との混合物、 あるいは、 ボリバナ ジン酸そのものを乾燥およびノまたは焼成することにより得られる。 上記乾燥の温度は、 特に限定されないが、 好ましくは 0て以上 150で 未満、 より好ましくは 20'C以上 120°C以下の温度が選ばれる。 また、 上 記焼成の温度は、 特に限定されないが、 好ましくは 150eC以上 1000eC以 I S 下、 より好ましくは 200'C以上 800°C以下の温度が選ばれる。 上記の乾 燥や焼成の雰囲気は、 特に限定されないが、 通常、 乾燥や焼成は大気中 または窒素中で行われる。
上記乾燥( および焼成) を行う際、 ポリバナジン酸が、 前述のイオン 交換により得たものである場合、 余計な残基や有機物を含まないため、 0 これらを除去するために、 必ずしも高温で焼成する必要がなく、 乾燥す るだけでも充分な触媒作用が得られ、 好適に用いることができる。 した がって、 乾燥( および焼成) の温度は、 制約がなくなり、 広い温度範囲 の中から、 触媒の用途等に応じて、 最適の温度を選択することができる。 一方、 ボリバナジン酸が、 前述のイオン交換により得たものでない場 合には、 余計な残基や有機物を含むため、 これらを除去するために、 高 温で焼成する必要がある。
本発明のバナジウム含有触媒のバナジウム含有率は、 特に限定されな いが、 バナジウム含有触媒が含有しているバナジウムの量を V2 Os に 換算した重量が、 バナジウム含有触媒の総重量に対して 0.1〜80重量% の範囲内であることが好ましく、 0.3〜50重量%であることがより好ま しい。
上記のバナジウム含有触媒の形状は、 特に限定されるものではない。 固定床として使用する場合には、 反応管の形状に応じて、 所定の形状に するのが好ましい。 あるいは、 上記成型品を破砕する等して適当なメ ッ シュの粒径に揃えるのが好ましい。
本発明にかかるバナジウム含有触媒は、 有機物の部分酸化、 有機物の 酸化脱水素、 有機物のアンモ酸化、 二酸化硫黄の酸化による硫酸の合成 (S 02 -»S 0, (→H2 S O* ) ) 等のような無機物の部分酸化等の 各種の酸化反応 ;窒素酸化物のアンモニアによる還元脱硝 (NO* 十 N Hs →Ν2 , Η2 0) ; 石油 (原油) ハイ ド口クラッキング等の有機物 の水素化反応 ; 有機物の脱水素反応 (酸化的でない) ;石油水素化脱硫 反応等の有機物の水素化脱硫反応;有機ハロゲン化物の分解反応 (RX →C02 , H2 0, HX, Xz , etc)等の分解反応;有機物の異性化反 ;有機物のアルキル化反応; アルコール類の睨水反応; スチレンの重 合、 1-ブテンの重合等の有機物の重合反応; プロパンからのアセトンの 合成、 プロピレンからのァク□レインの合成等の有機物の光触媒反応:
—酸化窒素の分解 (Ν0→Ν2 , 02 ) 等の無機物の光触媒反応など種 々の反応に対して、 温和な反応条件で触媒活性を充分に発揮する。 上記有機物の部分酸化としては、 芳香族炭化水素の部分酸化、 複素環 式化合物の部分酸化、 脂肪族飽和炭化水素の部分酸化、 脂肪族不飽和炭 化水素の部分酸化、 および、 それらの化合物の誘導体の部分酸化等が挙 げられる。
芳香族炭化水素の部分酸化としては、 具体的には、 例えば、 0-キシレ ンの部分酸化による無水フタル酸の合成、 ナフタレンの部分酸化による 無水フタル酸の合成、 デュレンの部分酸化による無水ピロメ リ ッ ト酸の 合成、 ベンゼンの部分酸化による無水マレイン酸の合成、 トルエンや P- メ トキシトルエン等の (置換) トルエンの部分酸化によるべンズアルデ ヒ ドゃァニスアルデヒ ド等の (置換) ベンズアルデヒ ドの合成、 トルェ ンゃ P-ヒ ドロキシトルエン等の (置換) トルエンの部分酸化による安息 香酸や P-ヒ ドロキシ安息香酸等の (置換) 安息香酸の合成、 ベンゼンの 部分酸化によるべンゾキノ ンの合成、 ナフタレンの部分酸化によるナフ トキノ ンの合成、 アンスラセンの部分酸化によるアンスラキノ ンの合成、 ベンゼンの部分酸化によるフヱノールの合成等が挙げられる。
複素環式化合物の部分酸化としては、 具体的には、 例えば、 ピコ リ ン、 ルチジン、 キノ リ ン等のピリ ジン骨格を有する複素環式化合物の部分酸 化によるピリ ジンカルボン酸類の合成等が挙げられる。
脂肪族飽和炭化水素の部分酸化としては、 具体的には、 例えば、 メタ ンの部分酸化によるホルムアルデヒ ドの合成、 メタンの部分酸化による メタノールの合成、 エタンの部分酸化によるァセ トアルデヒ ドの合成、 ェタンの部分酸化による酢酸の合成、 プロパンの部分酸化によるァク口 レインの合成、 プロパンの都分酸化によるアク リル酸の合成、 n-ブタン の酸化による無水マレイ ン酸の合成、 ィソブ夕ンの部分酸化によるメ夕 クロレインの合成、 ィソブ夕ンの部分酸化によるメタク リル酸の合成等 が挙げられる。
脂肪族不飽和炭化水素の部分酸化としては、 具体的には、 例えば、 ェ チレンの部分酸化によるァセトアルデヒ ドの合成、 ブロピレンの部分酸 化によるアセ トンの合成、 プロピレンの部分酸化によるァクロ レインの 合成、 n-ブテンの部分酸化による無水マレイン酸の合成、 ブタジエンの 部分酸化による無水マレイン酸の合成、 ィソブテンの部分酸化によるメ 夕クロレインの合成等が挙げられる。
上記各化合物 (芳香族炭化水素、 複素環式化合物、 脂肪族飽和炭化水 素、 または、 脂肪族不飽和炭化水素) の誘導体の部分酸化としては、 具 体的には、 例えば、 ァクロレインの部分酸化によるアクリル酸の合成、 メタクロレインの部分酸化によるメタク リル酸の合成、 フルフラールの 部分酸化による無水マレイン酸の合成等のアルデヒ ドの部分酸化が挙げ られる。
上記有機物の酸化脱水素としては、 芳香族炭化水素の酸化脱水素、 複 素環式化合物の酸化脱水素、 脂肪族飽和炭化水素の酸化脱水素、 脂肪族 不飽和炭化水素の酸化脱水素、 および、 それらの誘導体の酸化脱水素等 が挙げられる。
芳香族炭化水素の酸化脱水素としては、 具体的には、 例えば、 ェチル ベンゼンの酸化脱水素によるスチレンの合成等のようなアルキルべンゼ ンの酸化脱水素によるァルケニルベンゼンの合成、 アルキルナフタレン の酸化脱水素によるアルケニルナフタレンの合成等が挙げられる。
複素環式化合物の酸化脱水素としては、 具体的には、 例えば、 ピコリ ン、 ルチジン等のアルキルピリジンの酸化脱水素によるアルケニルピリ ジンの合成等が挙げられる。
脂肪族飽和炭化水素の酸化脱水素としては、 具体的には、 例えば、 ェ タンの酸化脱水素によるェチレンの合成、 プロパンの酸化脱水素による プロピレンの合成、 II-ブタンの酸化脱水素によるブテン類の合成、 イソ ブタンの酸化脱水素によるィソブテンの合成等が挙げられる。
脂肪族不飽和炭化水素の酸化晚水素としては、 具体的には、 例えば、 ブテンの酸化脱水素によるブタジエンの合成等が挙げられる。
上記各化合物の誘導体の酸化脱水素としては、 具体的には、 例えば、 メタノールの酸化脱水素 (酸化脱水素二量化反応) によるギ酸メチルの 合成、 メタノールの酸化脱水素によるホルムアルデヒ ドの合成、 ェ夕ノ —ルの酸化脱水素によるァセ トアルデヒ ドの合成等のアルコールの酸化 脱水素 ; 乳酸エステルの酸化によるピルビン酸エステルの合成 ; ィソ酪 酸エスデルの酸化によるメタク リル酸エステルの合成等が挙げられる。 上記有機物のアンモ酸化としては、 芳香族炭化水素のアンモ酸化、 複 素環式化合物のアンモ酸化、 脂肪族飽和炭化水素のアンモ酸化、 脂肪族 不飽和炭化水素のアンモ酸化等が挙げられる。
芳香族炭化水素のアンモ酸化としては、 具体的には、 例えば、 ベンゼ ンのァンモ酸化によるベンゾニト リルの合成、 キシレンのァンモ酸化に よるフタ π二ト リルの合成等が挙げられる。
複素環式化合物のアンモ酸化としては、 具体的には、 例えば、 ピコ リ ン、 ルチジン等のアンモ酸化によるシァノ ピリ ジンの合成等が挙げられ る。
脂肪族飽和炭化水素のアンモ酸化としては、 具体的には、 例えば、 ブ 口パンのアンモ酸化によるァク リロ二ト リルの合成、 イソブタンのアン 乇酸化によるメタクリロ二トリルの合成等が挙げられる。
脂昉族不飽和炭化水素のアンモ酸化としては、 具体的には、 例えば、 プロピレンのアンモ酸化によるァク リロ二トリルの合成、 イソブテンの アンモ酸化によるメタクリロニトリルの合成等が挙げられる。
本発明にかかるバナジウム含有触媒は、 上記例示の反応のうち、 特に, 芳香族炭化水素の部分酸化、 複素環式化合物の部分瞵化、 脂肪族飽和炭 化水素の部分酸化、 アルデヒ ドの部分酸化、 脂肪族飽和炭化水素の酸化 脱水素、 アルコールの酸化脱水素、 芳香族炭化水素のアンモ酸化、 fl旨肪 族飽和炭化水素のアンモ酸化、 二酸化硫黄の酸化 (硫酸合成) 、 窒素酸 化物のアンモニアによる還元脱硝、 有機ハロゲン化物の分解反応に好適 であり、 これらの中でも、 芳香族炭化水素の部分酸化、 脂肪族飽和炭化 水素の酸化脱水素、 アルコールの酸化脱水素、 芳香族炭化水素のアンモ 酸化、 脂肪族飽和炭化水素のアンモ酸化、 二酸化硫黄の酸化 (硫酸合成 ) 、 窒素酸化物のアンモニアによる還元脱硝、 有機ハロゲン化物の分解 反応に特に好適である。
さらに、 本発明にかかるバナジウム含有触媒は、 これらの反 の中で も、 0-キシレンの部分酸化による無水フタル酸の合成、 トルエンの部分 酸化によるべンズアルデヒ ドの合成、 トルエンの部分酸化による安息香 酸の合成、 P-メ トキシトルエンの部分酸化によるァニスアルデヒ ドの合 成、 プロパンの酸化脱水素によるプロピレンの合成、 イソブタンの酸化 脱水素によるィソブテンの合成、 メタノ一ルの酸化脱水素によるギ酸メ チルの合成、 プロパンのアンモ酸化によるァクリロ二トリルの合成に最 も好適である。
具体的には、 例えば、 無水フタル酸は、 0-キシレンと分子状酸素とを 含む混合気体を、 本発明にかかるバナジウム含有触媒に接触させる方法 により、 効率的に製造される。 ベンズアルデヒ ドは、 トルエンと分子状 酸素とを含む混合気体を、 本発明にかかるバナジウム含有触媒に接触さ せる方法により、 効率的に製造される。 安息香酸は、 トルエンと分子状 酸素とを含む混合気体を、 本発明にかかるバナジウム含有触媒に接触さ せる方法により、 効率的に製造される。 ァニスアルデヒ ドは、 P-メ トキ シトルエンと分子伏酸素とを含む混合気体を、 本発明にかかるバナジゥ ム含有触媒に接触させる方法により、 効率的に製造される。 また、 ギ酸 メチルは、 メタノールと分子状酸素とを含む混合気休を、 本発明にかか るバナジウム含有触媒に接触させる方法により、 効率的に製造される。 さらに、 プロ ピレンは、 プロパンと分子状酸素とを含む混合気体を、 本発明にかかるバナジウム含有触媒に接触させる方法により、 効率的に 製造される。 イソブテンは、 イソブタンと分子状酸素とを含む混合気体 を、 本発明にかかるバナジウム含有触媒に接触させる方法により、 効率 的に製造される。
また、 アク リロニトリルは、 プロパン、 分子状酸素、 およびアンモニ ァを含む混合気体を、 本発明にかかるバナジウム含有触媒に接触させる 方法により、 効率的に製造される。
尚、 該バナジウム含有触媒を用いて各種反応を行う際の反応装置は、 特に限定されるものではないが、 固定床流通式の装置が好ましい。 また、 各種反応を行う際の温度、 圧力、 基質濃度、 流量、 触媒量等の反応条件 は、 特に限定されるものではない。
本発明のさらに他の目的、 特徵、 および優れた点は、 以下に示す記載 によって十分わかるであろう。 また、 本発明の利益は、 次の説明で明白 になるであろう。 発明を実施するための最良の形態
以下、 実施例および比較例により、 本発明をさらに具体的に説明する が、 本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。
尚、 転化率、 選択率、 および収率は、 それぞれ下記式により定義され o
転化率 (モル
= (反応した基質のモル数/供給した基質のモル数) X 1 0 0 選択率 (モル%)
= (各生成物のモル数 反応した基質のモル数)
(各生成物の炭素数 供絵した基質の炭素数) X 1 0 0 収率 (モル%) = (転化率 X選択率) ノ 1 0 0
〔実施例 1〕
バナジン酸塩水溶液であるメタバナジン酸アンモニゥム水溶液 (濃度 0. 15モル/ L) を、 陽イオン交換樹脂 (ダウ · ケミカル株式会社製、 D O W E X 「登録商標」 、 5 0 W— X 4、 50メ ッシュ〜 100メ ッシュ) の層 に通し、 陽イオン交換を行ってプロ トン型のバナジン酸水溶液とした。 その後、 この水溶液を室温で 2週間放置することにより、 該バナジン酸 を自然重合させ、 暗赤色で高粘度のポリバナジン酸ゾルを得た。
次に、 上記のボリバナジン酸ゾル 152m Lを水で 200m Lに希釈した。 次 いで、 このブルに、 無機多孔質体であるアナターゼ型の二酸化チタン粉 末 (特极、 和光純薬工業株式会社製、 比表面積 19 mVg) 50 gを加え、 70°Cで 4時間攪拌した後、 90でに昇温して水分を蒸発させながら援拌を 梡けてペースト状の組成物を得た。 この組成物を 100'Cで一晚乾燥させ た後、 250'Cで 2時間焼成し、 さらに、 500。Cで 4時間焼成することに より、 バナジウム含有触媒を得た。 以上のようにして得たバナジウム含 有触媒を所定の方法により分析したところ、 該触媒は、 O s 換箕で 4. 0重量%のバナジウムを含有していた。
次に、 上記のバナジウム含有触媒を用いて、 0-キシレンの酸化による 無水フタル酸の合成を行った。 即ち、 先ず、 バナジウム含有触媒の粒度 を 9 メッシュ〜 16メッシュに揃えた。 次に、 固定床流通式で反応を行う ために、 上記のバナジウム含有触媒 4. 08 gを、 内径 10mmのステンレス製 反応管に充填した。 そして、 この反応管に、 0-キシレンを 1. 2%含有す る空気を、 250ml/mi n の速度で通過させた。 反応条件は、 常圧、 温度 3 20 eCとした。
反応開始 8時間後から 30分間の反応ガス、 つまり、 反応管を通過した 空気をサンプリ ングし、 ガスク αマトグラフィ一を用いて生成物を分析 した。 その結果、 0-キシレンの転化率は 99. 5 %であった。 また、 生成物 である無水フタル酸の選択率は 73. 6%であり、 収率は 73. 2%であった。 〔比較例 1〕
公知の方法により、 比較用のバナジウム含有触媒を調製した。 即ち、 メタバナジン酸アンモニゥム 2. 68 gに水 200mLを加え、 加熱 ·攪拌して スラリーとした。 次に、 このスラリーに蓚酸 5. 77 gを徐々に添加して、 綠色ないし青色の均一水溶液を得た。 次いで、 この水溶液に、 実施例 1 で用いたアナターゼ型の二酸化チタン粉末 50g を加え、 実施例 1 と同様 にして処理することにより、 比較用のバナジウム含有触媒を得た。 以上 のようにして得た比較用のバナジウム含有触媒は、 V 2 0 6 換算で 4. 0 重量%のバナジウムを含有していた。
次に、 上記比較用のバナジウム含有触媒を用いて、 実施例 1 と同様の 反応条件下で、 0-キシレンの酸化による無水フタル酸の合成を行った。 そして、 生.成物を分析した結果、 0-キシレンの転化率は 99. 9 ¾であった が、 生成物である無水フタル酸の選択率は 66. 9 %であり、 収率は 66. 8 % でのつに 0
上記実施例 1 および比較例 1の結果から明らかなように、 本発明にか かるバナジウム含有触媒は、 従来のバナジウム含有触媒と比較して、 無 水フタル酸の選択率および収率が高いことがわかった。
〔実施例 2〕
メタバナジン酸アンモニゥム水溶液 (濃度 0. 1 モル/ L) を、 陽イオン 交換樹脂 (ダウ · ケミカル株式会社製、 D O W E X 「登録商標」 、 5 0 W - X 4 50メッシュ〜 100メ ッシュ) の層に通し、 陽イオン交換を行 つてプロ トン型のバナジン酸水溶液とした。 その後、 この水溶液を室温 で 2週間放置することにより、 該バナジン酸を自然重合させ、 喑赤色で 高粘度のポリパナジン酸ゾルを得た。
水酸化アルミニウム (関東化学株式会社製、 鹿特級) を 350 でで 6時 間焼成して得た無機多孔質体であるべ一マイ ト粉末 (比表面積 320mVg ) 10. 0g を、 水 1 Lに分散し、 70。Cに加熱 '攪拌しているところに、 上 記のボリバナジン酸ゾル 88 m Lを滴下し、 1時間攙拌を続けた。 喑赤色 のブルの色は消え、 淡黄色のスラリーとなった。 このスラリーをろ過す ると、 ろ液は無色透明であり、 固体分は黄色であった。 この固体を 100 でで一晚乾燥させた後、 500。Cで 3時間焼成することにより、 バナジゥ ム含有触媒を得た。 以上のようにして得たバナジウム含有触媒を所定の 方法により分析したところ、 該触媒は、 V , Ο ε 換算で 8. 6 重量%のバ ナジゥムを含有していた。 尚、 上記ろ液には、 バナジウムは、 含まれて いなかった。
次に、 上記のバナジウム含有触媒を用いて、 イソブタンの酸化脱水素 によるイソブテンの合成を行った。 即ち、 まず、 バナジウム含有触媒の 拉度を 9メッシュ〜 1 6メ ッシュに揃えた。 次に、 固定床流通式で反応を 行うために、 上記のバナジウム含有触媒 0. 64 gをガラスビーズで 4 mLに 希釈したものを、 内径 10随のステンレス製反応管に充塡した。 そして、 この反応管に、 イソブタンと酸素と窒素を 1 : 0. 068 : 3. 3 で混合して なる混合気体を、 248ml/mi n の速度で通過させた。 反応条件は、 常圧、 温度 540eCとした。
反応開始 30分後から 30分間の反応ガスをサンプリ ングし、 ガスクロマ トグラフィーを用いて生成物を分折した。 その結果、 イソブタンの転化 率は 7. 0 %、 イッブテン選択率は 63. 6%であった。
〔比較例 2〕
公知の方法により、 比較用のバナジウム含有触媒を調製した。 即ち、 メタバナジン酸アンモニゥム 1. 03 gに水 50m Lを加え、 加熱 '攪拌して スラリーとした。 次に、 このスラリーに蓚酸 2. 22 gを徐々に添加して、 均一の水溶液を得た。 次いで、 この水溶液に、 実施例 2で用いたベ—マ ィ ト粉末 10g を加え、 70でで 4時間攪拌した後、 90eCに昇温して水分を 蒸発させながら攪拌を続けて、 ペースト状の組成物を得た。 この組成物 を 100ででー晚乾燥させた後、 500°Cで 3時間焼成することにより、 比 較用のバナジウム含有触媒を得た。 以上のようにして得たバナジウム含 有触媒を所定の方法により分析したところ、 該触媒は、 V 2 0 6 換算で 8. 6重量 ¾のバナジウムを含有していた。
次に、 上記比較用のバナジウム含有触媒を用いて、 実施例 2 と同様の 反応条件下で、 ィソブタンの酸化脱水素によるイソブテンの合成を行つ た。 そして、 生成物を分析した結果、 イソブタンの耘化率は 6. 9 %、 ィ リブテン選択率は 54. 7%であった。
上記実施例 2および比較例 2の結果から明らかなように、 本発明にか かるバナジウム含有触媒は、 従来のバナジウム含有触媒と比較して、 ィ ソブタンの酸化脱水素によるイッブテン生成の選択率が髙いことがわか つ ,
〔実施例 3〕
ベ一マイ ト粉末の代わりに実施例 1で用いたアナタ一ゼ型ニ酸化チタ ン扮末' lO. O gを使用し、 ポリバナジン酸ブルの使用量を 26. 9mLとし、 最終焼成温度を 550'Cとした以外は、 実施例 2と同様にしてバナジウム 含有触媒を調製した。 該触媒は、 V 2 0 5 換算で 2. 4重量%のバナジゥ 厶を含有していた。
次に、 上記のバナジウム含有触媒を用いて、 メタノールからのギ酸メ チルの合成を行った。 即ち、 まず、 バナジウム含有触媒の粒度を 9 メ ッ シュ〜 16メッシュに揃えた。 次に、 固定床流通式で反応を行うために、 上記のバナジウム含有触媒 3. 0 gを内径 l Omraのステンレス製反応管に充 塡した。 そして、 この反応管に、 メタノール/空気 = 1 /5. 2(モル比) からなる混合気体を、 75 ml/min の速度で通過させた。 反応条件は、 常 圧、 温度 180'Cとした。
反応開始 30分後から 30分間の反応ガスをサンプリ ングし、 ガスクロマ トグラフィーを用いて生成物を分析した。 結果を表 1 に示す。 2 B
〔比較例 3〕
ベ一マイ ト粉末の代わりに実施例 1で用いたアナタ一ゼ型ニ酸化チタ ン粉末 lO.Ogを使用し、 メタバナジン酸アンモニゥムの使用量を 0.315 g、 蓚酸の使用量を 0.678gとし、 最^焼成温度を 550でとした以外は、 比較例 2と同様にし "t比較用のバナジウム含有触媒を調製した。 該触媒 は、 V2 O B 換算で 2.4重量%のバナジウムを含有していた。
次に、 上記の比較用のバナジウム含有触媒を用いて、 実施例 3 と同様 の反応条件下でメタノールからのギ酸メチルの合成を行った。 結果を表
1 に示す。
〔実施例 4〕
ボリバナジン酸ブルの使用量を 45.8mLとし、 担持後の処理において、 100eCでの乾燥後に焼成を行わなかった以外は、 実施例 3 と同様にして バナジウム含有触媒を調製した。 該触媒は、 V2 Οε 換算で 4.0重量% のバナジウムを含有していた。
次に、 上記のバナジウム含有触媒を用いて、 実施例 3 と同様の反応条 件下でメタノールからのギ酸メチルの合成を行った。 結果を表 1 に示す c 〔比較例 4〕
メタバナジン酸アンモニゥムの使用量を 0.536g、 篠酸の使用量を 1. 155 とし、 担持後の処理において、 100'Cでの乾燥後に焼成を行わな かった 外は、 比較例 3 と同様にして比較用のバナジウム含有触媒を調 製した。 該触媒は、 V2 O B 換算で 4.0重量%のバナジウムを含有して いた。
次に、 上記の比較用のバナジウム含有触媒を用いて、 実施例 3 と同様 の反応条件下でメタノールからのギ酸メチルの合成を行った。 結果を表 2 g
1 に示す。
〔実施例 5〕
無機多孔質体である水酸化チタンを以下の方法により調製した。
四塩化チタン水溶液 (和光純薬工業株式会社製、 T i 16.5%含有) 18 1.7gを、 水浴中のビーカ一に入れた 2 Lの水にゆっく りと滴下し、 攪拌 した。 次に、 アンモニア水 (関東化学株式会社製、 鹿 1极、 ΝΗΒ 29% 含有) 141mLをゆつく りと滴下していく と、 ゲル化が進行し、 白色の沈 澱が生成した。 これを濾過し、 白色のケーキを得た。 このケーキに、 水 2.5Lを加えて 30分間攪拌した後に滤過するという洗浄操作を 5回繰り 返すと、 癍液中に C 1 - イオンが検出されなくなり、 洗浄を終了した。 最終的に得られたケーキを 110'Cで 1晚乾燥し、 水酸化チタン 52.5gを 得た。 得られた水酸化チタンは、 蛍光 X線分析の結果によれば、 T iを 48.9重量%含有しており、 T i 02 として 42.8gに相当するものであつ た。 この水酸化チタンをボールミルにより粉砕し、 100メ ッシュ以下の サイズの粉末を得た。 この水酸化チタン粉末の比表面楦は、 376 m2/gで あつ o
この水酸化チタン粉末 lO.Ogをべ一マイ ト粉末の代わりに使用し、 ポ リバナジン酸ブルの使用量を 38.2mLとしたことと、 最終焼成温度を 6 00てとした以外は、 実施例 2と同様にしてバナジウム含有触媒を調製し た。 該触媒は、 V2 O B 換算で 4.1重量%のバナジウムを含有していた c 次に、 上記のバナジウム含有触媒を用いて、 反応温度を 170°Cとし、 ガス流量を 56 ml/rain とした以外は、 実施例 3 と同様の反応条件下でメ タノ一ルからのギ酸メチルの合成を行った。 結果を表 1 に示す。
〔比較例 5〕 無機多孔質体である水酸化チタン粉末は、 実施例 5で調製したものを 用いた。 この水酸化チタン粉末 10.0 gをべ一マイ ト粉末の代わりに使用 し、 メタバナジン酸アンモニゥムの使用量を 0.447g、 蓚酸の使用量を 0.963gとし、 最終焼成温度を 600'Cとした以外は、 比較例 2 と同様に して比較用のバナジウム含有触媒を調製した。 該触媒は、 V 2 06 換算 で 4.1重量%のバナジウムを含有していた。
次に、 上記の比較用のバナジウム含有触媒を用いて、 実施例 5 と同様 の反応条件下でメタノールからのギ酸メチルの合成を行った。 結果を表 1 に示す。
〔実施例 6〕
無機多孔質体である水酸化ジルコニウムを以下の方法により調製した C 硝酸ジルコニル (三津和化学薬品株式会社製、 特級) 100.0 gを、 2
• 5Lの水に加え、 環拌して溶解させた。 次に、 アンモニア水 (関東化学 株式会社製、 鹿 1极、 NH 3 29%含有) 58mLをゆつく りと滴下していく と、 ゲル化が進行し、 白色の沈澱が生成した。 これを滤過し、 白色のケ ーキを得た。 このケーキに、 水 2.5Lを加えて 30分間攪拌した後に滹過 するという洗浄操作を 5回操り返し、 洗净を終了した。 最終的に得られ たケーキを 110でで 1晚乾燥し、 水酸化ジルコニウム 42.8gを得た。 得 られた水酸化ジルコニウムは、 蛍光 X線分析の結果によれば、 Z rを 57. 3 重量%含有しており、 Z r 02 として 33,lgに相当するものであった c この水酸化ジルコニウムをボールミルにより粉砕し、 100メッシュ以下 のサイズの粉末を得た。 この水酸化ジルコニウム粉末の比表面積は、 27 5 mVgでめつた。
この水酸化ジルコニウム粉末 10.0gをべ一マイ ト粉末の代わりに使用 し、 ポリバナジン酸ブルの使用量を 67.2mLとした以外は、 実施例 2 と 同様にしてバナジウム含有触媒を調製した。 該触媒は、 V 3 06 換算で 7.4重量%のバナジウムを含有していた。
次に、 上記のバナジウム含有触媒を用いて、 反応温度を 170でとした 以外は、 実施例 3 と同様の反応条件下でメタノールからのギ酸メチルの 合成を行った。 結果を表 1 に示す。
〔比較例 6〕
無機多孔質体である水酸化ジルコニウム粉末は、 実施例 6で調製した ものを用いた。 この水酸化ジルコニウム粉末 10. Ogをべ一マイ ト粉末の 代わりに使用し、 メタバナジン酸アンモニゥムの使用量を 0.786g、 蓚 酸の使用量を 1.695gとした以外は、 比較例 2 と同様にして比較用のバ ナジゥム含有触媒を調製した。 該触媒は、 V2 Os 換算で 7.4重量%の バナジウムを含有していた。
次に、 上記の比較用のバナジウム含有触媒を用いて、 実施例 6 と同様 の反応条件下でメタノールからのギ酸メチルの合成を行った。 結果を表 1 に示す。
〔実施例 7〕
ベーマイ ト粉末の代わりに無機多孔質体であるニオブ酸粉末 (C BM M社製、 Nb 2 06 80.4%含有、 比表面積 166ms/g) lO.Ogを使用し、 ポリバナジン酸ブルの使用量を 39,9mLとした以外は、 実施例 2 と同様 にしてバナジウム含有触媒を調製した。 該触媒は、 V2 Os 換算で 4.3 重量%のバナジウムを含有していた。
次に、 上記のバナジウム含有触媒を用いて、 実施例 3 と同様の反応条 件下でメタノールからのギ酸メチルの合成を行った。 桔果を表 1 に示す c 〔比較例 7〕
ベーマイ ト粉末の代わりに実施例 7で用いたニオブ酸粉末 10.0 gを使 用し、 メタバナジン酸了ンモニゥムの使用量を 0.467g、 蓚酸の使用量 を 1.006gとした以外は、 比較例 2と同様にして比較用のバナジウム含 有触媒を調製した。 該触媒は、 V 2 05 換算で 4.3重量%のバナジウム を含有していた。
次に、 上記の比較用のバナジウム含有触媒を用いて、 実施例 3 と同様 の反応条件下でメタノールからのギ酸メチルの合成を行った。 結果を表 1 に示す。
表 i
Figure imgf000035_0001
ガス 牛 A:メタノール/^ =1,5. 2 (モル Jt)、 75ml/mi n ガス B:メタノ一ル Z¾m= 1/5. 2 (モル _½)、 56ml /mi n
上記実施例 3〜 7および比較例 3〜 7の結果から明らかなように、 本 発明にかかるバナジウム含有触媒は、 従来のバナジウム含有触媒と比較 して、 メタノールからのギ酸メチルの合成の活性、 選択性が高いことが わかった。
〔実施例 8〕
最終焼成温度を 500てとした以外は、 実施例 3 と同様にしてバナジゥ ム含有触媒を調製した。 該触媒は、 V 2 O a 換算で 2. 4重量%のバナジ ゥムを含有していた。
次に、 上記のバナジウム含有触媒を用いて、 トルエンの酸化によるべ ンズアルデヒ ドおよび安息香酸の合成を行った。 即ち、 まず、 バナジゥ ム含有触媒の粒度を 9 メ ッシュ〜 16メ ッシュに揃えた。 次に、 固定床流 通式で反応を行うために、 上記のバナジウム含有触媒 0. 77 gをガラスビ ーズで 4 mLに希釈したものを、 内径 10隱のステンレス製反応管に充塡し た。 そして、 この反応管に、 トルエンを 0. 9 %含有する空気を、 533 ml /mi nの速度で通過させた。 反応条件は、 常圧、 温度 320でとした。
反応開始 30分後から 30分間の反応ガスをサンプリ ングし、 ガスクロマ トグラフィーを用いて生成物を分析した。 その結果、 トルエンの転化率 は 16. 1 %、 ベンズアルデヒ ドの選択率は 22. 9%、 安息香酸の選択率は 30 . 1 %であった。
〔比較例 8〕
最終焼成温度を 500てとした以外は、 比較例 3 と同様にしてバナジゥ ム含有触媒を調製した。 該触媒は、 V 2 0 6 換算で 2. 4重量%のバナジ ゥムを含有していた。
次に、 上記の比較用のバナジウム含有触媒を用いて、 実施例 8 と同様 の反応条件下でトルエンの酸化によるべンズアルデヒ ドおよび安息香酸 の合成を行った。 その結果、 トルエンの転化率は 10.9%、 ベンズアルデ ヒ ドの選択率は 19.4%、 安息香酸の選択率は 25.4%であった。
上記実施例 8および比較例 8の結果から明らかなように、 本発明にか かるバナジウム含有触媒は、 従来のバナジウム含有触媒と比較して、 ト ルェンの酸化によるべンズアルデヒ ド合成、 安息香酸合成ともに、 活性、 選択性が高いことがわかった。
〔実施例 9〕
実施例 2で用いたのと同じポリパナジン酸ブル ( 0. 1 乇ル L) 50 OmLに、 無機多孔質体である珪藻土セライ ト (ジョンズ ' マンビル ' プ ロダク 卜社製、 比表面積 28m2/g) 6.0gを加え、 70'Cで 30分間攪拌した c 続いて、 リ ン酸 (関東化学株式会社製試薬、 特級、 Hs P 04 85%濃度 ) 1.73gを加え、 30分間攪拌を続け、 さらに、 硝酸セシウム (和光純薬 工業株式会社製、 純度 99.9%) 3.90gと硝酸銀 (和光純薬工業株式会社 製試薬、 特級) 0.85gとを水 50 mLで溶解してなる水溶液を加え、 70'C に保って 2時間攪拌した。 その後、 90eCに温度を上げ、 水分を蒸発させ ながら攪拌を銃けてべ一ス ト状の組成物を得た。 この組成物を 120てで 14時間かけて乾燥した後、 230でで 4時間焼成し、 さらに 600'Cで 3時 間焼成することにより、 バナジウム含有触媒を得た。 該触媒は、 V2 0 5 換算で 30.3重暈%のバナジウムを含有しており、 V/P/C s ZA g のモル比は、 1 / 0. Z/ 0.4/ 0.1であった。
次に、 上記のバナジウム含有触媒を用いて、 P-メ トキシトルエン (p - メチル了二リール) の酸化によるァニスアルデヒ ドの合成を行った。 即 ち、 まず、 バナジウム含有触媒の粒度を 9 メ ッシュ〜 16メ ッシュに揃え た。 次に、 固定床流通式で反応を行うために、 上記のバナジウム含有触 媒 5.0gを、 内径 lOmmのステンレス製反応管に充填した。 そして、 この 反応管に、 p-メ トキシトルエンを 1 %含有する空気を、 350 ml/minの速 度で通過させた。 反応条件は、 常圧、 温度 420でとした。
反応開始 30分後から 30分間の反応ガスをサンプリ ングし、 ガスクロマ トグラフィ一を用いて生成物を分析した。 その結果、 P-メ トキシトルェ ンの転化率は 95.2%であり、 生成物であるァニスアルデヒ ドの選択率は 86.5%であつた。
〔比蛟例 9〕
水 500mLにメタバナジン酸アンモニゥ厶 5.85gを加え、 70'Cに加熱 ' 攪拌して溶解させ、 これに 85%リ ン酸 1.73gを加え、 硝酸セシウム 3.90 gと硝酸銀 0.85 gとを水 50 mLで溶解してなる水溶液を加え、 70°Cに保 つて 1時間攪拌した。 次いで、 これに実施例 9で用いた珪藻土セライ ト 6.0 gを加え、 70'Cに保って 2時間攪拌を铳けた。 その後、 90てに温度 を上げ、 水分を蒸発させながら攬拌を铳けてペース ト伏の組成物を得た c この組成物を 120eCで 14時間かけて乾燥した後、 230°Cで 4時間焼成し、 さらに、 600°Cで 3時間焼成することにより、 比較用のバナジウム含有 触媒を得た。 該触媒は、 V2 0 Β 換算で 30.3重量%のバナジウムを含有 しており、 V/P/C s ZA gのモル比は、 1ノ 0.3/ 0.4/ 0.1であ つた。
次に、 上記の比較用のバナジウム含有触媒を用いて、 実施例 9 と同様 の反応条件で P-メ トキシトルェンの酸化によるァニスアルデヒ ドの合成 を行った。 その結果、 P-メ トキシトルエンの転化率は 94.8%、 ァニスァ ルデヒドの選択率は 80.1¾であった。 上記実施例 9および比較例 9の結果から明らかなように、 本発明にか かるバナジウム含有触媒は、 従来のバナジウム含有触媒と比較して、 P- メ トキシトルエンの酸化によるァニスアルデヒ ド合成において、 高い選 択性を示すことがわかった。
〔実施例 1 0〕
原料となる無機多孔質体である酸化マグネシゥムを以下のようにして 調製した。 硝酸マグネシウム六水和物 (関東化学株式会社製試薬、 特級 ) 97. 7 gを水 300m Lに溶かした。 次いで、 炭酸アンモニゥム (関東化学 株式会社製試薬、 特級) を液の pHが 7になるまで加えていき、 生成した 白色沈澱を濾過した後、 250mLの水による 5分間の攪拌洗浄を 4回操り 返した。 濾過によって最終的に得られたケ一キを、 120°Cで 14時間乾燥 したあと、 700'Cで 3時間焼成した。 これをボールミルで粉碎し、 酸化 マグネシゥムの粉末を得た。 この酸化マグネシゥ厶粉末の比表面積は、 591112 であつた。
実施例 2で使用したのと同じポリバンジン酸ブル l 74m Lに水 130ni Lを 加え、 70°Cに加熱 '攪拌しているところに、 上記の酸化マグネシウム粉 末 3. 0 gを加え、 2時間攪拌した後、 90 に温度を上げ、 6時間加熱 · 提拌することにより濃縮を行った。 得られたぺ一ストを 120でで 14時間 乾燥した後、 550°Cで 6時間焼成することにより、 バナジウム含有触媒 を得た。 該触媒は、 V 2 0 6 換算で 24. 0重量%のバナジウムを含有して いた。
次に、 上記のバナジウム含有触媒を用いて、 プロパンの酸化脱水素に よるプロピレンの合成を行った。 即ち、 まず、 バナジウム含有触媒の粒 度を 9 メ ッシュ〜 16メ ッシュに揃えた。 次に、 固定床流通式で反応を行 うために、 上記のバナジウム含有触媒 0. 60 gをガラスビーズで 4 mLに希 釈したものを、 内径 lOmraのステンレス製反応管に充填した。 そして、 こ の反応管に、 プロパンを 2 ½含有する空気を、 100 ml/minの速度で通過 させた。 反応条件は、 常圧、 温度 510°Cとした。
反応開始 30分後から 30分間の反応ガスをサンプリ ングし、 ガスクロマ トグラフィ一を用いて生成物を分析した。 その結果、 プロパンの転化率 は 25. 5%、 生成物であるプロピレンの選択率は 41. 3%であった。
〔比較例 1 0〕
メタバンジン酸アン乇ニゥム 2. 03S gに水 300mLを加え、 70°Cに加熱 '攪拌しているところへ、 実施例 1 0で調製した酸化マグネシウム粉末 5. 0 gを加え、 2時間攪拌した後、 以下実施例 1 0 と同様にして比較用 のバナジウム含有触媒を調製した。 該触媒は、 V 2 0 B 換算で 24. 0重量 %のバナジウムを含有していた。
次に、 上記の比較用のバナジウム含有触媒を用いて、 実施例 1 0 と同 様の反応条件でプロパンの酸化脱水素によるプロピレンの合成を行った その結果、 プロパンの転化率は 25. 7%、 プロピレンの選択率は 32, 796で あった。
上記実施例 1 0および比較例 1 0の結果から明らかなように、 本発明 にかかるバナジウム含有触媒は、 従来のバナジウム含有触媒と比較して、 プロパンの酸化脱水素によるプロピレンの合成において、 高い選択性を 示すことがわかつ ο
〔実施例 1 1〕
攪拌器および冷却管を備えたフラスコに、 無機多孔質体の前駆体であ るアルミナゾル (商品名 「A _ 2 0 0 j 、 日産化学工業株式会社製、 A 3 θ
1 2 03 濃度 10.5%)152.4gおよびシリカゾル (商品名 「スノーテツク ス 0」 、 B産化学工業株式会社製、 S i 02 濃度 20.5%) 19.5gと、 水 120mLとを加え、 80°Cで加熱 ·攪拌 (混合) した。 これに、 三酸化アン チモン扮末 (キシダ化学株式会社製試薬、 特极、 S b 2 03 純度 98%) 18.14gに水 300mLを加えた懸濁液に、 酒石酸 73.2 gを加えて加熱溶解 させた均一液を添加し、 さらに、 実施例 2で用いたのと同じボリバナジ ン酸ブル (濃度 0.1モル/ L) 244mLを加えた後、 90てに温度を上げ、 17時間かけて加熱還流処理を行った。 その後、 液をビ一カーに移し、 90 てで 6時間加熱■攪拌を行い、 水分を蒸発させることにより濃縮を行つ た。 得られたペース トを 120Cで 14時間乾燥した後、 230てで 4時間焼 成し、 さらに 550°Cで 3時間焼成することにより、 バナジウム含有触媒 を得た。 該触媒は、 V2 Os 換算で 5.5重量%のバナジウムを含有して おり、 V/S bのモル比は 1 / 5であった。
次に、 上記のバナジウム含有触媒を用いて、 プロパンのアンモ酸化を 行った。 即ち、 まず、 バナジウム含有触媒の粒度を 9 メ ッ シュ〜 16メ ッ シュに揃えた。 次に、 固定床流通式で反応を行うために、 上記のバナジ ゥム含有触媒 4.0gを内径 10隱のステンレス製反応管に充塡した。 そし て、 この反応管に、 C 3 H8 /NH3 /02 ZN2 /H2 0= 1 / 2/ 4 / 7.5/ 4 (モル比) からなる混合気体を、 75 ml/min の速度で通過 させた。 反応条件は、 常圧、 温度 500でとした。
反応開始 30分後から 30分間の反応ガスをサンプリ ングし、 ガスクロマ トグラフィ一を用いて生成物を分析した。 その結果、 プロパンの転化率 は 63.2%であった。 また、 生成物であるアクリロニト リルの選択率は 40 .196、 プロピレンの選択率は 11.4%、 HCNの選択率は 10.5%であった e 〔比較例 1 1〕
ポリバナジン酸ブルを用いた代わりに、 メタバンジン酸アンモニゥム 2. 86 2に水20011^を加ぇ加熱 '攪拌したスラリーに、 蓚酸 6. 15 gを加え て溶解させた均一液を用いた以外は、 実施例 1 1 と同様にして比較用の バナジウム含有触媒を調製した。 該触媒は、 V 2 0 B 換算で 5. 5 重量% のバナジウムを含有しており、 V Z S bのモル比は 1 5であった。 次に、 上記の比較用のバナジウム含有触媒を用いて、 実施例 1 1 と同 様の反応条件でプロパンのアンモ酸化を行った。 その結果、 プロパンの 転化率は 56. 1 %、 アク リロニトリルの選択率は 35. 9¾、 プロピレンの選 択率は 10. 1 %、 H C Nの選択率は 10. 4%であった。
上記実施例 1 1および比較例 1 1の結果から明らかなように、 本発明 にかかるバナジウム含有触媒は、 従来のバナジウム含有触媒と比較して、 プロパンのアンモ酸化によるァクリロ二ト リル合成において、 高い選択 性を示すことがわかった。
なお、 発明を実施するための最良の形態の項においてなした具体的な 実施態様または実施例は、 あく までも、 本発明の技術内容を明らかにす るものであって、 そのような具体例にのみ限定して狭義に解釈されるべ きものではなく、 本発明の精神と次に記載する特許請求の範囲内で、 い ろいろと変更して実施することができるものである。 産業上の利用の可能性
本発明のバナジウム含有触媒は、 以上のように、 バナジウム源として ポリバナジン酸を使用してなる構成である。 また、 本発明のバナジウム 含有触媒は、 以上のように、 メタバナジン酸塩水溶液をプロ トン型陽ィ オン交換樹脂でイオン交換した後、 さらに縮重合して得られるポリバナ ジン酸ブルを、 バナジウム以外の触媒構成成分またはその前駆体と混合 した後、 さらに乾燥および Zまたは焼成することにより得られる構成で ある。
上記のバナジウム含有触媒は、 従来のバナジウム含有触媒と比較して、 触媒活性が高く、 かつ、 寿命が長い。 しかも、 分散性や熱的安定性に優 れており、 高温で用いても劣化しない。 これにより、 バナジウム含有触 媒は、 温和な反応条件で触媒活性を充分に発揮することができ、 芳香族 炭化水素、 複素環式化合物、 脂肪族飽和^化水素、 脂肪族不飽和炭化水 素、 およびそれらの誘導体の酸化反応、 例えば、 0-キシレンやナフタレ ンからの無水フタル酸の合成、 デュレンからの無水ピロメ リ ッ ト酸の合 成、 ベンゼンや n-ブタンからの無水マレイン酸の合成、 (箧換) トルェ ンからの (置換) ベンズアルデヒ ドの合成、 トルエンからの安息香酸の 合成、 ピコリ ン、 ルチジン、 キノ リンなどの酸化によるピリジンカルボ ン酸類の合成、 メタンからのホルムアルデヒ ドの合成、 (メタ) ァクロ レインからの (メタ) ァク リル酸の合成などの各種の部分酸化反応 ; プ 口パン、 ブタン類の酸化脱水素によるプロピレン、 ブテン類の合成、 メ タノ一ルからのホルムアルデヒ ドおよびギ酸メチル合成などの各種の酸 化脱水素反応; トルエンのアンモ酸化によるべンゾニトリルの合成、 プ 口パン、 イソブタンのアン乇酸化によるアクリロニトリル、 メ夕ク リロ ニト リルの合成など各種のアンモ酸化反応; さらに S 0 2 の酸化による 硫酸の合成など無機化合物の酸化反応;窒素酸化物のアンモニアによる 還元脱硝 :有機ハロゲン化物の分解反応; さらに水素化反応 :脱水素反 応;水素化脱硫反応: 異性化反応; アルキル化反応;脱水反応;重合反 応: 光触媒反応など種々の反応に好適に供することができるという効果 を奏する。
本発明のバナジウム含有触媒の製造方法は、 以上のように、 ポリバナ ジン酸を、 バナジウム以外の触媒棣成成分またはその前駆休と混合する ステップと、 得られた混合物を乾燥および/または焼成するステップと を含んでいる方法である。 上記方法によれば、 従来のバナジウム含有 触媒と比較して、 触媒活性が高く、 かつ、 寿命が長く、 しかも、 分散性 や熱的安定性に優れており、 高温で用いても劣化しないバナジウム含有 触媒を製造することができるという効果を奏する。 従って、 上記バナジ ゥム含有触媒は、 温和な反応条件で触媒活性を充分に発揮することがで き、 前述の種々の反応に好適に供することができる。
本発明の無水フタル酸の製造方法は、 以上のように、 0-キシレンと分 子状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源としてポリバナジン酸を使 用してなるバナジウム含有触媒に接触させる方法である。 上記方法によ れぱ、 無水フタル酸を効率的に製造することができるという効果を奏す る 0
本発明のイソブテンの製造方法は、 以上のように、 イソブタンと分子 状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源としてボリバナジン酸を使用 してなるバナジウム含有触媒に接触させる方法である。 上記方法によれ ば、 イソブテンを効率的に製造することができるという効果を奏する。 本発明のギ酸メチルの製造方法は、 以上のように、 メタノールと分子 状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源としてボリバナジン酸を使用 してなるバナジウム含有触媒に接触させる方法である。 上記方法によれ ば、 ギ酸メチルを効率的に製造することができるという効果を奏する。 本発明のベンズアルデヒ ドの製造方法は、 以上のように、 トルエンと 分子状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源としてボリバナジン酸を 使用してなるバナジウム含有触媒に接触させる方法である。 上記方法に よれば、 ベンズアルデヒ ドを効率的に製造することができるという効果 を奏する。
本発明の安息香酸の製造方法は、 以上のように、 トルエンと分子状酸 素とを含む混合気体を、 バナジウム源としてポリバナジン酸を使用して なるバナジウム含有触媒に接触させる方法である。 上記方法によれば、 安息香酸を効率的に製造することができるという効果を奏する。
本発明のァニスアルデヒ ドの製造方法は、 以上のように、 P-メ トキシ トルエンと分子状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源としてボリバ ナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触させる方法である。 上記方法によれば、 ァニスアルデヒ ドを効率的に製造することができる という効果を奏する。
本発明のプロピレンの製造方法は、 以上のように、 プロパンと分子状 酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源としてボリバナジン酸を使用し てなるバナジウム含有触媒に接触させる方法である。 上記方法によれば, プロピレ ンを効率的に製造することができるという効果を奏する。
本発明のアクリロニト リルの製造方法は、 以上のように、 プロパン、 分子状酸素、 およびアンモニアを含む混合気体を、 バナジウム源として ボリバナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触させる方法で ある。 上記方法によれば、 ァク リロ二トリルを効率的に製造することが できるという効果を奏する。

Claims

請 求 の 範 囲
1. バナジウム源としてポリバナジン酸を使用してなることを特徴と するバナジウム含有触媒。
2. 上記ボリバナジン酸が、 バナジウム以外の触媒構成成分またはそ の前駆体と共に使用されてなることを特徵とする請求の範囲 1 に記載の バナジウム含有触媒。
3. 上記バナジウム以外の触媒構成成分またはその前駆体が、 T i、 Z r、 Nb、 T a、 C r、 Mo、 W、 Mn、 R e、 F e、 C o、 N i、 υ. R h、 P d、 I r、 P t、 C u、 A g、 Z n、 B、 A l、 G a、 I ii, T l、 S i > G e、 S n、 P b、 P、 S b、 B i、 S e、 T e、 N a、 K、 R b、 C s、 Mg、 C a、 L a、 および C eからなる群より 選ばれる少なく とも 1つの元素の化合物であることを特徴とする請求の 範囲 2に記載のバナジウム含有触媒。
4. 上記バナジウム以外の触媒様成成分またはその前駆体の少なく と も一つが、 無機多孔質体であることを特徴とする請求の範囲 2に記載の バナジウム含有触媒。
5. 上記無機多孔質体が、 金属酸化物および/または金属水酸化物か らなることを特徴とする請求の範囲 4に記載のバナジウム含有触媒。
6. 上記金属酸化物および Zまたは金属水酸化物が、 T i、 Z r、 N b、 A 1、 S i、 S n、 S b、 M o、 W、 M n、 C e、 および M gから なる群より選ばれる少なく とも 1つの金属の酸化物および/または水酸 化物であることを特徴とする請求の範囲 5に記栽のバナジウム含有触媒,
7. 上記ボリバナジン酸が、 メタバナジン酸塩水溶液をプロ トン型陽 イオン交換樹脂でイオン交換した後、 さらに縮重合してなることを特徴 とする請求の範 ffi 1 に記載のバナジウム含有触媒。
8. 上記ポリバナジン酸がブルの状態であることを特徵とする請求の 範囲 1 に記載のバナジウム含有触媒。
9. 上記ボリバナジン酸が、 パナジン酸が 2個以上縮重合してなるボ リ酸であることを特徵とする請求の範囲 1 に記載のバナジウム含有触媒 <
1 0. 上記無機多孔質体の比表面積が、 0. l〜1000m2 の範囲内であ ることを特徵とする請求の範囲 4に記載のバナジウム含有触媒。
1 1. 上記無機多孔質体の比表面積が、 1〜500 mVgの範囲内である 請求の範囲 4に記載のバナジウム含有触媒。
1 2. メ夕バナジン酸塩水溶液をプロ トン型陽イオン交換樹脂でィォ ン交換した後、 さらに縮重合して得られるポリバナジン酸ゾルを、 バナ ジゥム以外の触媒構成成分またはその前駆体と混合した後、 さらに乾燥 およびノまたは焼成することにより得られることを特徵とするバナジゥ ム含有触媒。
1 3. 上記バナジウム以外の触媒構成成分またはその前駆体が、 T i , Z r、 Nb、 T a、 C r、 Mo、 W、 Mn、 R e、 F e、 C o、 N i、 R u、 R h、 P d、 I r、 P t、 C u、 A g、 Z n、 B、 A l、 G a、 I n、 T l、 S i、 G e、 S n、 P b、 P、 S b、 B i、 S e、 T e、 N a、 K、 R b、 C s、 Mg、 C a、 L a、 および C eからなる群より 選ばれる少なく とも 1つの元素の化合物であることを特徵とする請求の 範囲 1 2に記載のバナジウム含有触媒。
1 4. 上記バナジウム以外の触媒構成成分またはその前駆体の少なく とも一つが、 無機多孔質体であることを特徴とする請求の範囲 1 2に記 載のバナジウム含有触媒。
1 5. 上記無機多孔質体が、 金属酸化物および Zまたは金属水酸化物 からなることを特徴とする請求の範囲 1 4に記載のバナジウム含有触媒,
1 6. 上記金属酸化物およびノまたは金属水酸化物が、 T i、 Z r、 Nb、 A l、 S i、 S n、 S b、 Mo、 W、 Mn C e、 および Mgか らなる群より選ばれる少なく とも 1つの金属の酸化物および/または水 酸化物であることを特徵とする請求の範囲 1 5に記載のバナジウム含有 触媒。
1 7. 上記ポリバナジン酸が、 バナジン酸が 2個以上縮重合してなる ポリ酸であることを特徵とする請求の範囲 1 2に記載のバナジウム含有 触媒。
1 8. 上記無機多孔質体の比表面積が、 0, l〜1000m2/gの範囲内であ ることを特徴とする請求の範囲 1 4に記載のバナジウム含有触媒。
1 9. 上記無機多孔質体の比表面積が、 1〜500 ra2/gの範囲内である ことを特徵とする請求の範囲 1 4に記載のバナジウム含有触媒。
2 0. 酸化反応用触媒であることを特徴とする請求の範囲 1 に記載の バナジウム含有触媒。
2 1. 有機物の部分酸化用触媒であることを特徵とする請求の範囲 2 0に記載のバナジウム含有触媒。
2 2. 芳香族炭化水素の部分酸化用触媒であることを特徴とする請求 の範囲 2 1 に記載のバナジウム含有触媒。
2 3. 0-キシレンの部分酸化用触媒であることを特徵とする請求の範 囲 2 2に記載のバナジウム含有触媒。
2 4. トルエンの部分酸化用触媒であることを特徴とする請求の範囲 2 2に記載のバナジウム含有触媒。
2 5 . P-メ トキシトルエンの部分酸化用触媒であることを特徵とする 請求の範囲 2 2に記載のバナジウム含有触媒。
2 6 . 複素環式炭化水素の部分酸化用触媒であることを特徵とする請 求の範囲 2 1 に記載のバナジウム含有触媒。
2 7 . 脂肪族飽和炭化水素の部分酸化用触媒であることを特徵とする 請求の範囲 2 1 に記載のバナジウム含有触媒。
2 8 . アルデヒ ドの部分酸化用触媒であることを特徴とする請求の範 囲 2 1 に記載のバナジウム含有触媒。
2 9 . 有機物の酸化脱水素用触媒であることを特徵とする諳求の範囲 2 0に記載のバナジウム含有触媒。
3 0 . 脂肪族飽和炭化水素の酸化脱水紊用触媒であることを特徴とす る請求の範囲 2 9に記載のバナジウム含有触媒。
3 1 . プロパンの酸化脱水素用触媒であることを特徵とする請求の範 囲 3 0に記載のバナジウム含有触媒。
3 2 . イソブタンの酸化脱水素用触媒であることを特徴とする請求の 範囲 3 0に記載のバナジウム含有触媒。
3 3 . アルコールの酸化脱水素用触媒であることを特徵とする請求の 範囲 2 9に記載のバナジウム含有触媒。
3 4 . メタノールの酸化脱水素用触媒であることを特徵とする請求の 範囲 3 3に記載のバナジウム含有触媒。
3 5 . 有機物のアンモ酸化用触媒であることを特徵とする請求の範囲 2 0に記載のバナジウム含有触媒。
3 6 . 芳香族炭化水素のアンモ酸化用触媒であることを特徵とする請 求の範囲 3 5に記載のバナジウム含有触媒。
3 7. 脂防族飽和炭化水素のアンモ酸化用触媒であることを特徵とす る請求の範囲 3 5に記載のバナジウム含有触媒。
3 8. プロパンのアンモ酸化用触媒であることを特徵とする請求の範 囲 3 7に記載のバナジウム含有触媒。
3 9. 二酸化硫黄の酸化用触媒であることを特徴とする請求の範囲 1 に記載のバナジウム含有触媒。
4 0. 窒素酸化物のアンモニアによる還元脱硝反応用触媒であること を特徵とする請求の範囲 1に記載のバナジウム含有触媒。
4 1. 有機ハロゲン化物の分解反応用触媒であることを特徵とする請 求の範囲 1に記載のバナジウム含有触媒。
4 2. ポリパナジン酸を、 バナジウム以外の触媒構成成分またはその 前駆体と混合するステップと、
得られた混合物を乾燥および Zまたは焼成するステップとを含んでい ることを特徵とするバナジウム含有触媒の製造方法。
4 3. 上記バナジウム以外の触媒構成成分またはその前駆体が、 T i, Z r、 Nb、 T a、 C r、 Mo、 W、 Mn、 R e、 F e、 C o、 N i、 Ru、 Rh、 P d、 I r、 P t、 C u、 Ag、 Zn、 B、 A l、 G a、 I n、 T l、 S i、 Ge、 Sn、 Pb、 P、 Sb、 B i、 S e、 Te、 Na、 K、 R b、 C s、 Mg、 C a、 L a、 および C eからなる群より 選ばれる少なく とも 1つの元素の化合物であることを特徵とする請求の 範囲 4 2に記載のバナジウム含有触媒の製造方法。
4 4. 上記バナジウム以外の触媒構成成分またはその前駆体の少なく とも一つが、 無機多孔質体であることを特徵とする請求の範囲 4 2に記 4 θ 載のバナジウム含有触媒の製造方法。
4 5. 上記無機多孔質体が、 金属酸化物および Ζまたは金属水酸化物 からなることを特徴とする請求の範囲 4 4に記載のバナジウム含有触媒 の製造方法。
4 6. 上記金属酸化物および/または金属水酸化物が、 T i、 Z r、 Nb、 Aし S i、 S n、 S b、 M o、 W、 Mn、 C e、 および Mgか らなる群より選ばれる少なく とも 1つの金属の酸化物および Zまたは水 酸化物であることを特徵とする請求の範囲 4 5に記載のバナジウム含有 触媒。
4 7. 上記ポリバナジン酸がブルの状想であることを特徴とする請求 の範囲 4 2に記載のバナジウム含有触媒の製造方法。
4 8. 上記ボリバナジン酸が、 バナジン酸が 2個以上縮重合してなる ことを特徴とする請求の範囲 4 2に記載のバナジウム含有触媒の製造方 法 0
4 9. 上記無機多孔質体の比表面稜が、 0. l〜1000mVgの範囲内であ ることを特徴とする請求の範囲 4 2に記載のバナジウム含有触媒の調製 方法。
5 0. 上記無機多孔質体の比表面積が、 1〜500 m2/gの範囲内である ことを特徵とする請求の範囲 4 2に記載のバナジウム含有触媒の調製方 法。
5 1. さらに、 触媒構成成分またはその前駆体を混合するステップの 前に、 メタバナジン酸塩水溶液をプロ トン型陽イオン交換樹脂でイオン 交換した後、 さらに縮重合してボリバナジン酸を生成させるステップを 含んでいることを特徵とする請求の範囲 4 2に記載のバナジウム含有触 媒の調製方法。
5 2 . 上記メタバナジン酸塩が、 アルカリ金属塩および またはアン モニゥム塩であることを特徵とする請求の範囲 5 1 に記載のバナジウム 含有触媒の調製方法。
5 3 . 上記メタバナジン酸塩水溶液が、 バナジウムイオンの濃度が 0. 01〜 0. 8モル/ Lの範囲内であることを特徵とする請求の範囲 5 1 に記 載のバナジウム含有触媒の調製方法。
5 4 . 上記メタバナジン酸塩水溶液が、 バナジウムイオンの濃度が 0. 03〜 0. 4モル Lの範囲内であることを特徵とする請求の範囲 5 1 に記 載のバナジウム含有触媒の調製方法。
5 5 . 上記メタバナジン酸塩水溶液が、 バナジウムイオンの濃度が 0. 05- 0. 2モル/ Lの範囲内であることを特徵とする請求の範囲 5 1 に記 載のバナジウム含有触媒の調製方法。
5 6 . 0-キシレンと分子状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源と してボリバナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触させるこ とを特徵とする無水フタル酸の製造方法。
5 7 . イソブタンと分子状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源と してボリバナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触させるこ とを特徴とするイソブテンの製造方法。
5 8 . メタノールと分子状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源と してポリバナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触させるこ とを特徴とするギ酸メチルの製造方法。
5 9 . トルエンと分子状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源とし てポリバナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触させること を特徵とするベンズアルデヒ ドの製造方法。
6 0 . トルエンと分子状酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源とし てボリバナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触させること を特徵とする安息香酸の製造方法。
6 1 . P-メ トキシトルエンと分子状酸素とを含む混合気体を、 バナジ ゥム源としてボリバナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触 させることを特徴とするァニスアルデヒ ドの製造方法。
6 2 . プロパンと分子伏酸素とを含む混合気体を、 バナジウム源とし てボリバナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒に接触させること を特徵とするプロピレンの製造方法。
6 3 . プロパン、 分子状酸素、 およびアンモニアを含む混合気体を、 バナジウム源としてポリバナジン酸を使用してなるバナジウム含有触媒 に接触させることを特徵とするァクリ ロ二ト リルの製造方法。
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