- - 明 細 書 ピ ア ノ
本 発 明 は、 打 弦 に よ っ て 演 奏 す る 通 常 の 演 奏 機 構 に 力 Π え、 電 子 音 源 を 制 御 し て 演 奏 す る 機 構 を も 技
備 え た ピ ア ノ に 関 す る。 分
野
冃 景 技 術 従 来 よ り、 ア コ ス テ ィ ッ ク ピ ア ノ に 電 子 音 源 を 組 み 合 わ せ て、 通 常 の ピ ア ノ 演 奏 以 外 に、 電 子 音 源 に よ る 演 奏 を も 可 能 に し た ピ ア ノ が 提 案 さ れ て い る。
従 の 種 の ピ ア ノ に は、 電 子 音 源 に よ り 演 奏 す る 際 に、 押 鍵 に よ る 動 作 が ノヽ ン マ ー に 伝 達 さ れ な し、 よ う に し て 打 弦 動 作 に よ る 通 常 の 演 奏 音 ( 以 下、 打 弦 音 と い う ) を 止 め る 機 構 が 知 ら れ て い る。 て、 電 子 音 源 に よ り 演 奏 す る 際 に は、 打 弦 音 の 発 生 は 防 止 さ れ る。 電 子 音 源 に よ る 演 奏 を 行 う 場 合、 鍵 の 下 面 に 設
一一
け た 段 付 シ ャ ツ タ と ピ ア ノ 本 体 側 に 設 け た 第 1 及 び 第 2 の キ ー セ ン サ が、 押 鍵 · 離 鐽 に 関 す る 動 作 を 検 出 す る 検 出 手 段 と し て 用 い ら れ る。 第 1 及 び 第 2 の キ ー セ ン サ は、 発 光 素 子 と 受 光 素 子 と を 一 組 と し て 構 成 さ 両 素 子 の 間 を 遮 る と オ ン 信 号 を 発 す る よ う に 構 成 さ れ て し、 る。 段 付 シ ャ ツ タ は、 押 鍵 さ れ る と ま ず 第 1 の キ ー セ ン サ の 光 路 を 遮 り、 次 い で あ る 時 間 差 を も っ て 第 2 の キ — セ ン サ の 光 路 を 遮 る。 電 子 音 源 を 制 御 す る 制 御 手 段 は、 第 1 及 び 第 2 の キ ー セ ン サ の 光 路 を 遮 断 す る 時 期 と 時 間 差 と を 検 出 し、 制 御 プ ロ グ ラ ム に 基 づ い て 制 御 信 号 と し て の 演 奏 情 報 を 作 成 し、 れ を 電 子 音 源 に 送 信 す る。 の 結 果、 電 子 音 源 か ら 演 奏 音 が 発 音 さ れ る。
か か る 従 来 技 術 に よ れ ば、 制 御 手 段 は、 第 2 の キ ー セ ン サ の オ ン 信 号 と 同 時 に 演 奏 情 報 を 電 子 音 源 に 出 力 す る た め、 第 2 の キ ー セ ン サ の 光 路 が 遮 ら れ た 後 瞬 時 に 電 子 音 源 か ら 演 奏 音 が 発 音 さ れ て い た
し か し な が ら、 通 常 の ピ ア ノ と し て 演 奏 し た 場
合 の 打 弦 音 は、 押 鍵 し た 後 ノヽ ン マ ー に そ の 力 が 伝 達 さ れ 実 際 に ノヽ ン マ ー が 弦 を 打 つ ま で に、 幾 ら か の 時 間 を 要 す る た め、 通 常 の ピ ア ノ と し て 演 奏 し た 場 合 の 打 弦 音 の 発 音 タ ィ ミ ン グ と、 電 子 音 源 に よ り 演 奏 し た 場 合 の 発 音 タ イ ミ ン グ と で は、 ず れ が 生 じ て い o の ず れ は、 通 常 の ピ ア ノ と し て 演 奏 す る 場 合 と 電 子 音 源 に よ リ 演 奏 す る 場 合 と の 間 で 演 奏 全 体 の バ ラ ン ス が 崩 れ る と い う 問 題 を 惹 起 し て い た の 結 果、 演 奏 者 は、 両 者 の う ち 方 を 選 択 し て 演 奏 し た 後 他 の 一 方 に 切 り 換 え て 演 奏 す る 場 合 に 違 和 感 を 感 じ る と い う 不 都 合 が 生 じ て い †- 発 明 の 開 示
本 発 明 は 上 記 課 題 に 鑑 み て な さ れ た も の で あ り、 通 常 の ピ ア ノ 演 奏 に 力 [] え て 電 子 音 源 に よ る 演 奏 を も 可 能 に し た ピ ア ノ に お し、 て、 演 奏 者 が 通 常 の ピ ァ ノ の 演 奏 と 電 子 音 源 に よ る 演 奏 と を 行 っ た 場 合 に、 両 者 間 の 演 奏 全 体 の パ ラ ン ス が 変 ィヒ す る こ と の な し、 ピ ア ノ の 提 供 を 目 的 と す る。
上 記 課 題 を 解 決 す る た め に、 請 求 項 1 記 載 の 発 明 は、
鍵 盤 を 操 作 す る と ノヽ ン マ ー が 連 動 し て 打 弦 す る 機 構 に 加 え、 鍵 盤 操 作 に 基 づ い て 電 子 音 源 を 制 御 す る 機 構 を も 備 え た ピ ア ノ に お し、 て、
押 鍵 · 離 鍵 に 関 す る 動 作 を 検 出 す る 検 出 手 段 と、 該 検 出 手 段 か ら の 情 報 に 基 づ き 前 記 電 子 音 源 を 制 御 す る 制 御 手 段 と、
前 記 検 出 手 段 が 押 鍵 を 検 出 し て か ら 前 記 制 御 手 段 の 制 御 に よ り 前 記 電 子 音 源 が 発 音 す る ま で の 遅 延 時 間 を 設 定 す る 遅 延 時 間 設 定 手 段 と、
前 記 制 御 手 段 に よ り 前 記 電 子 音 源 を 制 御 し て 演 奏 す る 際 に 前 記 ノヽ ン マ ー の 動 作 を 阻 止 す る 動 作 阻 止 手 段 と、
を 備 え た こ と を 要 旨 と す る。
請 求 項 2 記 載 の 発 明 は、 請 求 項 1 記 載 の ピ ア ノ で あ っ て、 前 記 遅 延 時 間 設 定 手 段 が 少 な く と も 押 鍵 の 強 度 に 応 じ て 遅 延 時 間 を 設 定 す る こ と を 要 旨 と す る。
請 求 項 3 記 載 の 発 明 は、 請 求 項 1 又 は 2 記 載 の
ピ ア ノ で あ っ て、 前 記 遅 延 時 間 設 定 手 段 が 鐽 又 は 鍵 域 ご と に 遅 延 時 間 を 設 定 す る こ と を 要 旨 と す る。
請 求 項 1 記 載 の 構 成 を 有 す る ピ ア ノ に よ れ ば、 鍵 盤 操 作 に 基 づ い て 電 子 音 源 を 制 御 し て 演 奏 す る 場 合、 検 出 手 段 が 検 出 し た 押 鍵 · 離 鍵 に 関 す る 情 報 に 基 づ い て 制 御 手 段 が 電 子 音 源 を 制 御 し、 そ の 結 果 電 子 音 源 が 発 音 す る。 こ の 際、 動 作 阻 止 手 段 は、 ノヽ ン マ 一 の 動 作 を 阻 止 す る た め、 打 弦 音 は 発 生 し な い。 ま た、 遅 延 時 間 設 定 手 段 は、 検 出 手 段 が 押 鍵 を 検 出 し て か ら 制 御 手 段 に よ り 電 子 音 源 が 発 音 す る ま で の 遅 延 時 間 を 設 定 す る。 こ の た め、 押 鍵 し て か ら 電 子 音 源 が 発 音 す る ま で の 時 間 を、 通 常 の ピ ア ノ と し て 演 奏 し た 場 合 の 発 音 タ イ ミ ン グ、 即 ち 押 鍵 し た 後 ノヽ ン マ ー に そ の 力 が 伝 達 さ れ 実 際 に ノヽ ン マ ー が 弦 を 打 ち 打 弦 音 が 発 生 す る ま で の 時 間 と 一 致 さ せ る こ と が で き る。 こ れ に よ り、 電 子 音 源 か ら の 発 音 タ イ ミ ン グ を 通 常 の ピ ア ノ と し て 演 奏 す る 場 合 と 同 様 に 設 定 す る こ と が 可 能 と な り、 電 子 音 源 で 演 奏 す る 場 合 と 通 常 の ピ ア ノ と し て 演 奏 す る 場 合 と の 間 で 演 奏 全 体 の ノ ラ ン ス が
変 ィ匕 す る こ と が な し、。
ま た、 請 求 項 2 記 載 の ピ ア ノ に よ れ ば、 遅 延 時 間 設 定 手 段 が 少 な く と も 押 鍵 の 強 度 に 応 じ て 遅 延 時 間 を 設 定 す る た め、 例 え ば、 通 常 の ピ ア ノ の よ フ 押 鍵 の 強 度 が 弱 い と 遅 延 時 間 が 長 く、 押 鐽 の 強 度 が 強 い と 遅 延 時 間 が 短 く な る よ う に 設 定 で き る。 従 っ て、 通 常 の ピ ア ノ と し て 演 奏 し た 場 合 の 発 音 タ イ ミ ン グ と よ り 忠 実 に 一 致 さ せ る と が で き る。
更 に、 5冃 求 項 3 記 載 の ピ ア ノ に よ れ ば、 遅 延 時 間 設 定 手 段 が 鍵 又 は 鍵 域 ご と に 遅 延 時 間 を 設 定 す る た め、 例 え ば、 通 常 の ピ ア ノ の よ う に、 低 音 域 は ハ ン マ ー 重 量 が 重 い た め 遅 延 時 間 が 遅 く、 高 音 域 は ハ ン マ ー 重 量 が 軽 い た め 遅 延 時 間 が 短 く な る よ う に 設 定 で き る。 従 っ て、 通 常 の ピ ア ノ と し て 演 奏 し た 場 合 の 発 音 タ イ ミ ン グ と よ り 忠 実 に 一 致 さ せ る こ と が で き る。 図 面 の 簡 単 な 説 明
図 1 は 実 施 例 の 概 略 構 成 の 説 明 図 で あ り、 図 2
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明 図 で あ る。
本 実 施 例 と し て の ア ッ プ ラ イ ト ピ ア ノ "1 は、 図 1 に 示 す よ う に、 通 常 の 打 弦 機 構 3 に 加 え て 電 子 音 源 5 を 内 蔵 し て し、 る。 ア ッ プ ラ イ ト ピ ア ノ で の 切 換 ス ィ ッ チ フ を ア コ ス テ ィ ッ ク モ ー ド 7 a に 設 定 す れ ば、 ア コ ス テ ィ ッ ク ピ ア ノ と し て 打 弦 機 構
3 を 通 じ て 発 音 さ れ る。 方、 切 換 ス ィ ッ チ 7 を 電 子 音 源 モ — ド 7 b に 設 定 す れ ば、 ア ッ プ ラ イ 卜 ピ ア ノ 1 の 鍵 盤 2 を 操 作 す る こ と に よ り 電 子 音 源 5 か ら 演 奏 音 が 出 る よ う に 構 成 さ れ て し、 る。 ま た、 電 子 音 源 5 の 演 奏 音 は、 ア ッ プ ラ イ 卜 ピ ア ノ 1 の 出 力 端 子 に 接 続 し た へ ッ ド ホ ン 9 を 介 し て 聴 く と が で き る。
ア ッ プ ラ イ ト ピ ア ノ 1 は、 図 2 に 示 す よ う に、 演 奏 者 の 操 作 に よ っ て 揺 動 す る 鍵 1 1 と、 鍵 1 1 が 押 さ れ る と 上 昇 す る キ ヤ プ ス タ ン ス ク リ ュ ー 1
2 と、 ゥ イ ツ ペ ン フ レ ン ジ 1 3 を 介 し て セ ン タ 一 レ ル 1 4 に 揺 動 可 能 に 支 持 さ 札 キ ヤ ブ ス タ ン ス ク リ ュ ー 1 2 の 上 昇 に よ っ て 上 向 き に 揺 動 す る ゥ イ ツ ペ ン 1 5 と、 ゥ イ ツ ペ ン 1 5 に 揺 動 可 IE に
連 結 さ ジ ャ ッ ク テ 一 ル 1 7 a が レ ギ ユ レ チ ン グ ボ タ ン 1 6 (こ 当 接 す る ま で ウ イ ッ ペ ン 1 5 と 共 に 上 昇 す る ジ ャ ッ ク 1 7 と、 ジ ャ ッ ク Ί 7 に 対 し て 当 接 ' 離 間 す る と 共 に、 セ ン タ 一 レ ー ル 1 4 に 固 着 さ れ た バ ッ ト フ レ ン ジ 1 8 a の セ ン タ 一 ピ ン 1 8 b に 揺 動 可 能 に 支 持 さ れ る ノく ッ ト 1 8 と、 ノ ッ 卜 1 8 に 挿 入 固 定 さ 札 ノ ッ 卜 1 8 が ジ ャ ッ ク 1 7 に よ り 突 き 上 げ ら れ る と 反 時 計 回 り に 揺 動 す る ノヽ ン マ 一 シ ャ ン ク 2 Ί と、 ノヽ ン マ ー シ ャ ン ク 2 1 と 直 交 す る 方 向 へ 突 出 す る よ う ノ ッ 卜 1 8 に 挿 入 固 定 さ れ た キ ャ ッ チ ヤ シ ヤ ン ク 1 9 と、 キ ヤ ッ チ ヤ シ ャ ン ク 1 9 の 先 端 に 装 着 さ れ た キ ャ ッ チ ャ 2 0 と、 ノヽ ン マ 一 シ ャ ン ク 2 1 の 先 端 に 装 着 さ れ た ノヽ ン マ 一 2 3 と、 ノヽ ン マ 一 2 3 に よ っ て 叩 か れ る 弦 2 5 と、 打 弦 後 に 摇 リ 戻 し た ノヽ ン マ 一 シ ャ ン ク 2 1 の 側 部 と 当 接 し て ノヽ ン マ 一 2 3 の 振 動 を 緩 和 す る 緩 衝 部 2 8 a を 装 着 し た ハ ン マ ー レ ー ル 2 8 と、 な ど か ら な る 打 弦 機 構 3 ( 図 1 参 照 ) を 備 え て い る。
ま た、 本 発 明 に お け る 動 作 阻 止 手 段 と し て の ハ
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ル 3 1 は、 こ の プ ラ ン ジ ャ の 突 出 に よ り 後 述 の 解 除 位 置 に、 ま た 没 入 (二 よ り 後 述 の 作 動 位 置 に 位 置 決 め さ れ る。
ノヽ ン マ 一 シ ャ ン ク ス ト ッ プ レ ー ル 3 1 が 解 除 位 置 に 位 置 決 め さ れ る と、 ノヽ ン マ 一 シ ャ ン ク ス ト ツ プ レ ー ル 3 1 は 図 2 の 点 線 で 示 す 位 置 に 固 定 さ れ る た め、 ノヽ ン マ 一 シ ャ ン ク 2 1 に 当 接 す る こ と が な Ι 従 っ て、 ノヽ ン マ ー 2 3 は 弦 2 5 に 当 た る。 ま た、 作 動 位 置 に 位 置 決 め さ れ る と、 ノヽ ン マ ー シ ヤ ン ク ス ト ッ プ レ ー ル 3 1 は 図 2 の 実 線 で 示 す 位 置 に 固 定 さ れ る た め、 ノヽ ン マ 一 シ ャ ン ク 2 1 と 所 定 位 置 に て 当 接 す る た め、 ノヽ ン マ 一 2 3 ( 図 2 の 二 点 鎖 線 参 照 ) が 弦 2 5 に 当 た る こ と な し、。 尚、 本 実 施 例 で は 所 定 位 置 は、 ノく ッ 卜 1 8 が ジ ャ ッ ク 1 7 か ら 離 間 し て ノヽ ン マ 一 2 3 が 慣 性 運 動 を 開 始 し て か ら 弦 に 到 達 す る ま で の 間 に 設 定 さ れ て い る。 ま た、 レ ノ 一 駆 動 用 ソ レ ノ イ ド 3 6 は、 切 換 ス ィ ツ チ 7 ( 図 1 参 照 ) に 連 動 し て 駆 動 さ 札 切 換 ス イ ッ チ 7 が ア コ ス テ ィ ッ ク モ ー ド 7 a の と き ブ ラ ン ジ ャ を 突 出 し て 解 除 位 置 に 位 置 決 め し、 電 子 音
源 モ ー ド 7 b の と き プ ラ ン ジ ャ を 没 入 し て 作 動 位 置 に 位 置 决 め す る。
更 に、 図 2 に 示 す よ う に、 鍵 1 1 の 下 面 に は 段 付 シ ャ ツ タ 6 1 と、 キ ー セ ン サ 6 3、 6 5 と が、 押 鍵 · 離 鍵 に 闋 す る 動 作 を 検 出 す る 検 出 手 段 と し て 配 設 さ れ て し、 る。 キ ー セ ン サ 6 3、 6 5 は 共 に、 そ れ ぞ れ が 発 光 素 子 と 受 光 素 子 と を 一 組 と し て な り、 両 素 子 の 間 を 遮 る と オ ン 信 号 を 発 す る よ う に 構 成 さ れ て し、 る。 段 付 シ ャ ツ タ 6 1 は、 鍵 1 1 が 押 さ れ た 際 に、 あ る 時 間 差 を も っ て キ ー セ ン サ 6 3、 6 5 の 光 路 を 遮 る こ と に な る。
こ れ ら の キ ー セ ン サ 6 3、 6 5 は、 図 4 に 示 す よ う に、 制 御 手 段 及 び 遅 延 時 間 設 定 手 段 と し て の コ ン ト ロ ー ル 部 7 1 に 接 続 さ れ て い る。 コ ン ト 口 — ル 部 7 1 は、 周 知 の C P U 7 2、 R 〇 M フ 3、 R A M 7 4 等 を 含 む 論 理 演 算 回 路 と し て 構 成 さ 札 キ 一 セ ン サ 6 3、 6 5 と は 入 出 力 イ ン タ フ ェ イ ス 7 5 を 介 し て 接 続 さ れ て し、 る。 C P U 7 2 は、 キ
— セ ン サ 6 3、 6 5 の 光 路 を 遮 断 す る 時 期 と 時 間 差 と を 検 出 し、 R 0 M 7 3 に 記 憶 さ れ た 制 御 プ ロ
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グ ラ ム に 基 づ い て 演 奏 情 報 を 作 成 し、 こ れ を 電 子 音 源 5 に 出 力 す る。
演 奏 情 報 を 構 成 す る イ ベ ン ト デ ー タ は、 1 バ イ 卜 の ス テ ー タ ス ノ ィ 卜 と 2 ノく ィ 卜 の デ 一 タ ノ ィ 卜 と か ら な る 3 ノ ィ 卜 を 1 単 位 と す る デ ー タ と し て 構 成 さ れ る。 こ の う ち ス テ ー タ ス ノ ィ 卜 に は、 押 鍵 ( ノ ー ト オ ン )、 離 鍵 ( ノ ー 卜 オ フ ) 等 を 示 す デ ー タ が 設 定 さ 札 デ 一 タ ノ イ ト に は、 音 程 と な る 鍵 番 号 ( ノ 一 卜 ナ ン ノく 一 )、 音 量 と な る 打 鍵 強 度 ( ベ ロ シ テ ィ ) 等 を 示 す デ ー タ が 設 定 さ れ る。
な お、 コ ン ト ロ ー ル 部 7 1 に は、 ダ ン パ ー ぺ ダ ル、 ソ フ 卜 ペ ダ ル 等 の ペ ダ ル 機 構 の 動 作 を 検 出 す る ペ ダ ル セ ン サ ( 図 示 略 ) も 接 続 さ 札 こ の 検 出 情 報 に 基 づ い て、 演 奏 情 報 の 中 に は ダ ン ノ、。 — 機 能 等 の 情 報 も 設 定 さ れ る。
以 上 の よ う に 構 成 さ れ た ア ッ プ ラ イ 卜 ピ ア ノ 1 に お し、 て、 打 弦 音 を 止 め て、 電 子 音 源 5 か ら だ け 演 奏 音 を 出 す に は、 コ ン ト ロ ー ル 部 7 1 の 切 換 ス イ ッ チ 7 ( 図 1 参 照 ) を 操 作 し て、 ア ッ プ ラ イ ト ピ ア ノ 1 を 電 子 音 源 モ ー ド 7 b に 設 定 す る。
こ の 状 態 (二 お し、 て、 演 奏 者 が 鍵 1 1 を 押 す と、 図 2 に て キ ヤ ブ ス タ ン ス ク リ ュ ー 1 2 が 上 昇 し て ゥ イ ツ ペ ン 1 5 を 上 向 き に 揺 動 さ せ、 ゥ イ ツ ペ ン 1 5 と 共 に 上 昇 す る ジ ャ ッ ク 1 7 が、 ノ ッ 卜 1 8 を 押 し 上 げ て ノ、 ン マ 一 シ ャ ン ク 2 1 を 反 時 計 回 り に 揺 動 さ せ る。 更 に、 ジ ャ ッ ク 1 7 が 上 昇 し て ゆ く と、 ジ ャ ッ ク テ ー ル 1 7 a が レ ギ ユ レ チ ン グ ボ タ ン 1 6 に 当 接 し、 ジ ャ ッ ク 1 7 は ゥ イ ツ ペ ン 1 5 に 対 し て 図 中 時 計 周 り に 大 き く 揺 動 す る。 こ の 結 果、 ノく ッ ト 1 8 は、 ジ ャ ッ ク 1 7 か ら 離 れ て ノヽ ン マ 一 シ ャ ン ク 2 1 と 共 に 慣 性 運 動 を 開 始 す る。
ノヽ ン マ 一 シ ャ ン ク 2 1 が 慣 性 運 動 し て、 図 2 の 二 点 鎖 線 の 位 置 に 至 る と、 ノヽ ン マ 一 シ ャ ン ク ス ト ッ プ レ ー ル 3 1 前 面 の ク ッ シ ョ ン フ ェ ル ト 3 1 a に 当 接 す る。 の と き、 ノヽ ン マ 一 シ ャ ン ク 2 1 は、 ハ ン マ — 2 3 が 弦 2 5 に 当 接 す る 位 置 ま で 揺 動 し て お ら ず、 打 弦 音 は 出 な し、。
一 方、 鍵 1 1 が 揺 動 す る と、 コ ン ト ロ ー ル 部 7 1 の C P U 7 2 は、 図 5 に 示 し た 発 音 タ イ ミ ン グ 補 正 処 理 を 開 始 す る。 以 下 に 発 音 タ イ ミ ン グ 補 正
処 理 に つ い て 図 5 及 び 図 6 に 基 づ い て 説 明 す る。 ま ず、 押 鍵 さ れ た 鍵 の 番 号 n を 検 出 し ( ス テ ツ プ ( 以 下 「 S 」 と し、 う ) 1 1 0 ) 、 段 付 シ ャ ツ タ 6 1 が キ ー セ ン サ 6 3、 6 5 の 発 光 素 子 と 受 光 素 子 と の 間 を 遮 る 時 期 T 1、 Τ 2 の 時 間 差 Δ Τ ( 二 Τ 2 — T 1 ) を 検 出 し ( S 1 2 0 ) 、 こ の 時 間 差 △ T に 基 づ い て ベ ロ シ テ ィ V を 算 出 す る ( S 1 3 0 )。 次 い で、 こ れ ら の 押 鍵 情 報 に 応 じ て 演 奏 情 報 作 成 ル ー チ ン に よ り 演 奏 情 報 を 作 成 す る ( S 1 4 0 )。 続 い て、 遅 延 時 間 設 定 テ 一 ブ ル を 用 い て、 算 出 し た ベ ロ シ テ ィ V に 対 応 し た 遅 延 時 間 T d ( = 丁 3 — 丁 2 ) を 設 定 す る ( 3 1 5 0 ) 。 こ の 遅 延 時 間 設 定 テ ー ブ ル は、 各 鍵 ご と に 設 け ら れ て い る。 そ の 一 例 を 表 1 に 示 す。
表 1
こ の 遅 延 時 間 設 定 テ ー ブ ル に よ れ ば、 ベ ロ シ テ ィ V が 小 さ しヽ と き 即 ち キ 一 セ ン サ 6 3 が オ ン し て か ら キ ー セ ン サ 6 5 が オ ン す る ま で の 時 間 差 Δ Τ が 大 き し、 と き、 遅 延 時 間 T d は 大 き く 設 定 さ れ て い る ( 図 6 A ) 。 逆 に、 ベ ロ シ テ ィ V が 大 き し、 と き、 遅 延 時 間 T d は 小 さ く 設 定 さ れ て い る ( 図 6 B :) 。 こ の 遅 延 時 間 は、 ア コ ス テ ィ ッ ク モ ー ド 7 a に お し、 て、 各 べ 口 シ テ ィ に 対 し て 押 鍵 後 打 弦 音 が 発 生 す る ま で の 時 間 を 参 照 し て 定 め ら れ た も の で あ る。
続 し、 て、 遅 延 時 間 T d が 経 過 し た か 否 か を 判 別
し ( S I 6 0 )、 経 過 す る ま で S I 6 0 を 繰 り 返 す。 遅 延 時 間 T d が 経 過 し た な ら ば ( S 1 6 0 で 「 Y E S 」 ) 、 演 奏 情 報 を 電 子 音 源 5 に 出 力 す る
( S 1 7 0 )。 こ の 結 果、 電 子 音 源 5 か ら は、 押 鍵 し て か ら 押 鍵 強 度 に 応 じ た 遅 延 時 間 T d が 経 過 し た 後、 演 奏 音 が 発 せ ら れ る こ と に な る。
尚、 S I 1 0 〜 S 1 4 0 及 び S I 7 0 の 処 理 が 本 発 明 の 制 御 手 段 の 処 理 に 相 当 し、 S 1 5 0 及 び S 1 6 0 の 処 理 が 遅 延 時 間 設 定 手 段 の 処 理 に 相 当 す る。
本 実 施 例 の ア ッ プ ラ イ ト ピ ア ノ 1 に よ れ ば、 以 下 の 効 果 を 得 る こ と が で き る。
① 各 鍵 ご と に 設 け た 遅 延 時 間 設 定 テ ー ブ ル を 用 い て べ 口 シ テ ィ V に 応 じ て 遅 延 時 間 T d を 設 定 し て 発 音 タ イ ミ ン グ を 調 整 す る た め、 切 換 ス ィ ッ チ 7 を ア コ ス テ ィ ッ ク モ ー ド 7 a に し て 演 奏 し た 場 合 と 電 子 音 源 モ ー ド 7 b に し て 演 奏 し た 場 合 と で 同 じ 発 音 タ イ ミ ン グ に よ り 演 奏 す る こ と が で き る。 こ の た め、 切 換 ス ィ ッ チ 7 に よ り モ ー ド を 切 り 換 え た と し て も、 両 者 間 の 演 奏 全 体 の バ ラ ン ス が 変
ィ匕 す る こ と が な し、。 従 っ て、 演 奏 者 は い ず れ の モ ー ド を 選 択 し て も、 違 和 感 を 感 じ る こ と な く 演 奏 す る こ と が で き る。
② 遅 延 時 間 T d を べ 口 シ テ ィ V 即 ち 押 鍵 の 強 度 に 応 じ て 設 定 し て し、 る た め、 発 音 タ イ ミ ン グ を ア コ ス テ ィ ッ ク モ 一 ド 7 a に よ り 演 奏 し た 場 合 と 忠 実 に 一 致 さ せ る こ と が で き る。
③ 各 鍵 ご と に 遅 延 時 間 設 定 テ ー ブ ル を 設 け た た め、 ノ、 ン マ ー の 重 量 に よ る 遅 延 時 間 の 相 違 や 各 鍵 ご と の 打 弦 機 構 の 個 体 差 を 考 慮 し て 遅 延 時 間 を 設 定 す る こ と も で き る。
④ 演 奏 者 が 鍵 1 1 を 操 作 し た 際 に、 ノヽ ン マ 一 2 3 の 動 き を 阻 止 す る こ と に よ り、 打 弦 音 を 全 く 出 さ ず に 電 子 音 源 5 か ら だ け 演 奏 音 を 出 す こ と が で き る。 こ の と き、 ノヽ ン マ ー 2 3 の 動 き は、 慣 性 運 動 を 始 め て か ら 阻 止 さ れ る の で、 鍵 1 1 の タ ツ チ 感 は 打 弦 音 を 出 し た 場 合 と 全 く 変 わ ら な し、。
以 上 本 発 明 の 実 施 例 を 説 明 し た が、 本 発 明 は こ れ に 限 定 さ れ ず、 本 発 明 の 要 旨 を 逸 脱 し な い 範 囲 内 の 種 々 な る 態 様 を 採 用 す る こ と が で き る。
— _ 例 え ば、 遅 延 時 間 設 定 テ ー ブ ル に 代 え て 所 定 の 計 算 式 等 に よ り、 ベ ロ シ テ ィ V に 応 じ た 遅 延 時 間 を 設 定 し て も よ い。 ま た、 上 記 実 施 例 で は 各 鍵 ご と に 遅 延 時 間 設 定 テ ー ブ ル を 設 け た が、 各 才 ク タ ー ブ ご と に 設 け て も よ し、。
ま た、 遅 延 時 間 設 定 手 段 は、 遅 延 回 路 と し て 構 成 さ れ て し、 て も よ ぐ 更 に、 電 子 音 源 5 側 に 設 け て コ ン ト ロ ー ル 部 7 1 か ら 出 力 さ れ た 演 奏 情 報 を 遅 延 時 間 が 経 過 す る の を 待 っ て 実 行 す る よ う に 構 成 し て も よ し、。
更 に、 通 常 の ピ ア ノ と し て の 各 鍵 の 発 音 タ イ ミ ン グ は 経 時 に よ っ て 変 ィ匕 す る た め、 こ の よ う な 経 時 変 化 に 対 応 で き る よ う に、 遅 延 時 間 設 定 テ ー プ ル を 随 時 更 新 す る 機 能 を 有 し て い て も よ し、。 例 え ば、 ア コ ス テ ィ ッ ク モ ー ド 7 a に お い て、 キ 一 セ ン サ 6 3 が オ ン し て か ら キ ー セ ン サ 6 5 が オ ン す る ま で の 時 間 差 A T a か ら 打 鍵 強 度 と し て の ベ ロ シ テ ィ V a と、 キ ー セ ン サ 6 5 が オ ン 信 号 を 発 し て か ら 打 弦 音 が 発 生 す る ま で の 実 際 の 時 間 T d rと を 各 鍵 ご と に 求 め る。 そ し て、 こ の 時 間 T d rを、
- - 遅 延 時 間 設 定 テ ー ブ ル に お け る ベ ロ シ テ ィ V a に 対 応 す る 遅 延 時 間 T d aに よ り 除 し た 値 T d r T d a を 補 正 係 数 と し て、 遅 延 時 間 設 定 テ ー ブ ル を 随 時 更 新 す る 機 能 を 有 し て し、 て も よ し、。 こ の よ う な 機 能 を 備 え れ ば、 ピ ア ノ の 打 弦 機 構 が 経 時 に よ り 変 化 し た と し て も、 通 常 の ピ ア ノ と し て 演 奏 す る 場 合 と 電 子 音 源 に よ り 演 奏 す る 場 合 と で 発 音 タ イ ミ ン グ を 致 せ る と が で き る。
ま た、 上 記 実 施 例 で は 電 子 音 源 を 内 蔵 す る ピ ア ノ に 適 用 し た が、 電 子 音 源 と し て 外 部 の 電 子 楽 と つ な ぐ 構 成 と し て も、 全 く 同 様 の 効 果 を 得 る と が で き る。 産 業 上 の 利 用 可 能 性
以 上 詳 述 し た よ う に、 本 発 明 に よ れ ば、 通 常 の ピ ア ノ 演 奏 に 力 α え て 電 子 音 源 に よ る 演 奏 を も 可 能 に し た ピ ア ノ に お し、 て、 演 奏 者 が 通 常 の ピ ア ノ の 演 奏 と 電 子 音 源 に よ る 演 奏 と を 行 っ た 場 合 に、 両 者 間 の 演 奏 全 体 の ノく ラ ン ス が 変 ィヒ す る こ と が な し、。 従 っ て、 通 常 の ピ ア ノ の 演 奏 と 電 子 音 源 に よ る 演
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