JP5560817B2 - ピアノ型アクション - Google Patents

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本発明は、ピアノ型アクション、すなわち、アップライトピアノアクション及びこれと同タイプのアクションを含むアップライトピアノ型アクション、並びにグランドピアノアクション及びこれと同タイプのアクションを含むグランドピアノ型アクションに関する。
電子鍵盤楽器は、ピアノ(アコースティックピアノ)に近い音を発するものが多数市販されており、ピアノの代用品として使用される場合も多い。その音質は改良を重ねることにより、極めてピアノに近いものとなりつつある。その結果、音質のみならずアクションもピアノに近いものが求められるに至っている。
そこで、電子鍵盤楽器にアップライトピアノまたはグランドピアノのアクションを用いることが考えられるが、これについては、弱音での演奏の可能性に以下のような問題がある。
従来のアップライトピアノでは、非押鍵時にハンマを支えるハンマレールを弦側に移動させてハンマと弦との距離を小さくする構造となっていた。こうして押鍵時にハンマが加速される距離を短くすることにより、打弦力を弱めて、弱音化を図っていた。しかしながら、ハンマレールを弦側に大きく移動させると、これに伴われてハンマアッセンブリが同方向へ回動し、ブライダルテープがウイペンを引き上げ、鍵のキャプスタンボタンとウイペンヒールとの間に隙間(空(カラ))が生じ、鍵への負荷が解放される。その結果、鍵のキャプスタンボタン側が浮き上がり等を生じ、鍵の並びに不揃い等が発生する。そのため、ハンマレールの移動量は小さなものにせざるを得なかった。
また、ハンマレールが移動した分、ハンマと共にバットが弦側へ回動するので、ジャック先端との隙間が大きくなる。その結果、押鍵時にジャックがバットに到達するまでの間、押鍵抵抗が極めて小さい「空(カラ)」の状態が続き、タッチ感を大きく損ねる。この「空」状態を防止すべく、鍵の後端部(弦に近い側)を下方から支えるバックレールを、ハンマレール移動時に上昇させる構造が提案されている(特許文献1)。しかしながら、この構造では、バックレールの上昇と同時に鍵が前側(演奏者側)を沈めるように回動する。その結果、押鍵深さがその分浅くなり、タッチ感が通常とは変化してしまう。
グランドピアノにおける弱音演奏は、アクションを楽器左右方向にずらせることにより、1鍵に対して張られた3本の弦に対して、ハンマが2本の弦のみを打つようにして行なわれる。しかしながら、弦に与えられるハンマの運動エネルギは変わらないので、顕著な弱音化は得られない。また、1鍵に対して2本または1本が張られた巻き線部分においては、弱音化が不可能であった。
このようなことから、電子鍵盤楽器にピアノのアクションを採用し、弱音演奏を可能にするには、弱音化に限界があり、良好なタッチ感が得られないという問題があった。
また一方では、アップライトピアノ及びグランドピアノのアクションそのものを、より弱音での演奏を良好なタッチで行なうことができれば、より多様な演奏形態への要求や周囲環境への配慮に適合するのに好適なピアノを提供することができる。
実開昭62−71690号公報
そこで、本発明は、弱音での演奏を効果的に且つタッチ感を損ねることなく行ない得るアップライトピアノ型アクション及びグランドピアノ型アクションを提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するため、非押鍵時に支承レールに保持された揺動部材が、押鍵に連動してヒッティング方向へ回動するアップライトピアノ型アクションにおいて、前記支承レールに結合された位置切換機構と、鍵毎に設けられた鍵負荷機構とを備え、 該位置切換機構は、ピアノ本体に装着される操作部と、該操作部及び前記支承レールに結合され前記操作部の操作に基づいて前記支承レールをヒッティング方向へ変位させる駆動部とを備え、前記鍵負荷機構は、鍵に非押鍵位置に向く弾性力を作用させる弾性部材と、該弾性部材を支持し弾性反力に抗し得るようにアクションまたはアクションの近隣部材に支持された支持部とを備え、前記弾性部材は、アクションにおける前記支持部としての静止部材に一端を結合され、他端を鍵に接触させることを特徴とするアップライトピアノ型アクションを提供するものである。
本発明はまた、前記目的を達成するため、非押鍵時に支承レールに保持された揺動部材が、押鍵に連動してヒッティング方向へ回動するグランドピアノ型アクションにおいて、前記揺動部材の位置を切り換える位置切換機構と、鍵毎に設けられた鍵負荷機構とを備え、該位置切換機構は、ピアノ本体に装着される操作部と、該操作部に結合され前記揺動部材に接触し前記操作部の操作に基づいて前記揺動部材をヒッティング方向へ変位させる駆動部とを備え、前記鍵負荷機構は、レペティションレバーフレンジまたは鍵に非押鍵位置に向く弾性力を作用させる弾性部材と、該弾性部材を支持し弾性反力に抗し得るようにアクションまたはアクションの近隣部材に支持された支持部とを備え、前記弾性部材は、アクションにおける前記支持部としての静止部材に一端を結合され、他端をレペティションレバー、レペティションレバーフレンジまたは鍵に接触させることを特徴とするグランドピアノ型アクションを提供するものである。
本発明に係るアップライトピアノ型アクションは、非押鍵時に支承レールに保持された揺動部材が、押鍵に連動してヒッティング方向へ回動する構造を有し、前記支承レールに結合された位置切換機構と、鍵毎に設けられ非押鍵位置に向けて鍵に弾性力を付与する鍵負荷機構とを備えている。そして、位置切換機構は、ピアノ本体に装着される操作部と、該操作部及び前記支承レールに結合され前記操作部の操作に基づいて前記支承レールをヒッティング方向へ変位させる駆動部とを備えている。したがって、操作部により駆動部を操作して支承レールをヒッティング方向へ変位させることにより、非押鍵時におけるヒッティング距離が短縮され、押鍵時の弱音化が図られる。そして、鍵負荷機構は、非押鍵位置に向けて鍵に弾性力を付与する弾性部材と、該弾性部材を支持し弾性反力に抗し得るようにアクションまたはアクションの近隣部材に支持された支持部とを備えている。したがって、位置切換機構により支承レールがヒッティング方向へ変位され、バットとジャック先端との隙間が大きくなっても、鍵負荷機構の弾性部材が鍵に押鍵抵抗を付与する。その結果、押鍵抵抗が極めて小さい「空」状態の発生が回避され、良好なタッチ感が保証される。また、操作部の駆動部が支承レールをヒッティング方向へ変位させ、これに伴われた揺動部材が同方向へ変位して鍵への負荷を解放しても、鍵は、弾性部材から非押鍵位置に向けて弾性力を受けるので、非押鍵位置から浮き上がり等を生じず正確な並びを維持する。
本発明に係るグランドピアノ型アクションは、非押鍵時にレペティションレバーに保持された揺動部材が、押鍵に連動してヒッティング方向へ回動する構造を有し、前記揺動部材に結合された位置切換機構と、鍵毎に設けられた鍵負荷機構とを備えている。そして、位置切換機構は、ピアノ本体に装着される操作部と、該操作部に結合され前記揺動部材に接触し前記操作部の操作に基づいて前記揺動部材をヒッティング方向へ変位させる駆動部とを備えている。したがって、操作部により駆動部を操作して揺動部材をヒッティング方向へ変位させることにより、非押鍵時におけるヒッティング距離が短縮され、押鍵時の弱音化が図られる。そして、鍵負荷機構は、前記レペティションレバーフレンジまたは鍵に非押鍵位置に向く弾性力を作用させる弾性部材と、該弾性部材を支持し弾性反力に抗し得るようにアクションまたはアクションの近隣部材に支持された支持部とを備えている。したがって、位置切換機構により揺動部材がヒッティング方向へ変位され、ジャックとの距離が大きくなっても、鍵負荷機構の弾性部材が作用するレペティションレバーフレンジまたは鍵は、押鍵に伴う動作に反する方向に弾性力を受け、これにより鍵が押鍵抵抗を受ける。その結果、押鍵抵抗が極めて小さい「空」状態の発生が回避され、良好なタッチ感が保証される。
以上のように、本発明によれば、弱音での演奏を効果的に且つタッチ感を損ねることなく行ない得るアップライトピアノ型アクション及びグランドピアノ型アクションを提供することができる。
本発明に係るアップライトピアノ型アクションの一実施形態を鍵盤と共に示す縦断側面図である。 図1に示したアップライトピアノ型アクションの一部を取り出して示す縦断側面図である。 本発明に係るグランドピアノ型アクションの一実施形態を鍵盤と共に示す縦断側面図である。 図3に示したグランドピアノ型アクションの一部を取り出して示す縦断側面図である。 図3に示したグランドピアノ型アクションにおける位置切換機構及び鍵負荷機構を中心に示す斜視図である。 図3に示したグランドピアノ型アクションにおける位置切換機構の変更態様を示す側面図である。 図3に示したグランドピアノ型アクションにおける鍵負荷機構の変更態様を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。以下では、ピアノ及びアクションにおける演奏者側を前方、演奏者から遠い側を後方と称することする。
図1は、本発明の実施形態に係るアップライトピアノ型アクションを鍵盤と共に示す側面図、図2は、図1のアクションの一部を取り出して示す縦断側面図である。これらの図は、アクションにおける高音寄りの1鍵分を取り出して示している。また、弱音演奏のための操作前の状態を実線、操作後の状態を破線で示す。
図示のアクションは、アコースティックピアノであるアップライトピアノ用のものであり、ハンマが弦Sを打つようになっており、弦の振動が響板に伝えられて楽音が発せられる。アクションがアップライト型の電子ピアノ用のものである場合は、弦Sは金属板等のストッパ部材に置き換えられ、ハンマ及びハンマシャンクはストッパ部材をヒットする揺動部材に置き換えられる。揺動部材はハンマレールと同様のレールにより支持されるのであり、これらのレールを包括して支承レールと称する。また、発音はヒット直前の揺動部材の回動速度等を検知して、その速度に応じた大きさで行なわれる。
以下では、図示のアップライトピアノ用アクションの例に基づいて、本発明を説明する。このアクションは、以下に述べる通常の基本形態を有している。これを非押鍵時の状態について説明する。アクション全体の間口方向に延びるセンタレール20が両端部をブラケット10に支持されており、センタレール20の下部には、各鍵毎に、ウイペンフレンジ31が取り付けられ、その軸31aを介して、ウイペン30が回動自在に支持されている。ウイペン30は、後端近くをウイペンフレンジ31により支持され、ほぼ水平に延びている。ウイペン30の前方寄りの下面からはウイペンヒール32が垂下しており、鍵の後端部付近に設けられたキャプスタンボタンCが押鍵時に上昇してウイペンヒール32を押し上げ、ウイペン30を上方へ回動させる。
ウイペン30の中央部よりやや前方には、ジャックフレンジ41を介してジャック40が回動自在に結合されている。ジャック40は、長片42と短片43とで構成され側面視L字状をなしている。長片42は、やや後方に傾斜して上方に延び、バット5に接触している。短片43は長片42の下端部から前方へ延びており、短片43とウイペン30との間に挿入された圧縮コイルばね33は、短片43を上方へ押し上げ、ジャック40を回動するように付勢している。
センタレール20の上部には、鍵毎に、バット5が取り付けられている。バット5は、バットフレンジ51と、バットフレンジ51に回動自在に支持されたバット本体50とを備えている。バット本体50の上部からは、ハンマシャンク71が延び、その先端にハンマ70が結合されている。また、バット本体50の前部には、打弦後の戻りを規制されるキャッチャ52がキャッチャシャンク53を介して結合されている。
ウイペン30の前端部近くには、上方へ延びるバックチェックワイヤ61によりバックチェック60が取り付けられている。バックチェック60は打弦をしたハンマ70が反発力で前方へ戻るのを規制する機能をなす。
センタレール20の上端部には、鍵毎に、後方へ延びるダンパレバーフレンジ81を介してダンパレバー80が回動自在に支持されている。ダンパレバー80には、上方へ延びるダンパワイヤ82等を経てダンパフェルト83が結合されている。ダンパフェルト83は、ダンパレバー80の回動に従って、押鍵時に弦から離れ、離鍵時に弦に接してその振動を抑止する。
センタレール20の高さ方向中央部から前方へ離間して、アクション全体の間口方向にレギュレーティングレール91が延びており、同じ間口方向に相互に間隔をおいて配置されたレギュレーティングブラケット92によりセンタレール20に結合されている。レギュレーティングレール91には、鍵毎に、レギュレーティングスクリュー93が上下方向に螺合され、その下部にレギュレーティングボタン90が固定されている。レギュレーティングボタン90は、押鍵時にジャック40が上昇する途中でジャックの短片43に当接し、ジャック40を前方へ回動させる機能を奏する。
左右のブラケット10には、ハンマレールヒンジ101によりハンマレール100が支持されている。非押鍵状態において、ハンマシャンク71は、後方へ傾斜してハンマレール100上に支持されている。
ハンマレール100には、ハンマシャンク側の面にハンマレールフェルト102が接着され、その反対側に係合片103が取り付けられている。ハンマレール100は、非押鍵状態において、ハンマシャンク71のすぐ前方(演奏者側)に位置し、ハンマシャンク71にハンマレールフェルト102が接して支持している。この状態で、ジャック40は先端がバット本体50の直近位置にあり、ウイペン以上の部分の負荷を受けない低抵抗の初期押鍵範囲(いわゆる空(カラ))を極小化している。図外のペダルアッセンブリからソフトペダル突上げ棒Bが上方へ延び、その先端部が係合片103に係合している。演奏者がソフトペダルを踏むと、ソフトペダル突上げ棒Bが上昇し、係合片103を介してハンマレール100が弦側へ回動する。この回動量は、前述のように小さく限られたものとなっている。
このアクションは、押鍵時に次のように作動する。非押鍵状態では、ウイペン30は最下位置にあり、ジャック40はバット本体50の直下に位置し、ハンマ70は後方へ傾斜してハンマレール100に支持されている。押鍵に伴って、ウイペン30が上昇し、ジャック40がバット50及びハンマ70を回動させる。ジャック40は、短片43がレギュレーティングボタン100に接触する位置まで押し上げられることにより、前方へ回動し、バット本体50から離脱し、その直後に押鍵はフルストロークの状態となる。この離脱によりハンマ70は、慣性により進行するエスケープメントの状態となり、打弦を行なう。打弦後は、ハンマ70が弦の反発力で急速に戻され、キャッチャ52がバックチェック80に受け止められて、ハンマ70の戻りが停止する。
アクションの基本構成の概略は以上の通りであり、本発明の機能に直接関係しない構成については説明を省略する。
次に本発明の特徴をなす構成について説明する。図1に示すアップライトピアノ型アクションは、ハンマレール100に結合された位置切換機構200と、鍵毎に設けられた鍵負荷機構300とを備えている。
位置切換機構200は、ピアノ本体に装着される操作部210と、該操作部及びハンマレール100に結合され操作部210の操作に基づいてハンマレール100をヒッティング方向へ変位させる駆動部220とを備えている。
操作部210は、アクションを支持する棚板Tに沿って延びる案内部材213に前後動可能に支持された操作ロッド211と、該操作ロッドに取り付けられ楽器本体から演奏者側に僅かに突出した摘み部212とを備え、摘み部212を演奏者が前後に操作できるようになっている。操作ロッド211の途中には、小球状の張出し部211aが設けられ、案内部材213には張出し部211aをやや緊く通す案内路213aと、該案内路の両端に位置し、張出し部211aを緩く受け入れる受容部213bとが形成され、操作部210の前後動の端部でクリック感を与えるようになっている。受容部213bは、後述する駆動部220の動作範囲に対応した距離に離間して設けられている。
駆動部220は、ハンマレール100に一端を結合されたリンク機構を構成している。このリンク機構は、ハンマレールヒンジ101に端部が回動自在に取り付けられて前方(演奏者側)へ延びる駆動ロッド225と、棚板Tに取り付けられた支持板221に軸222により回動可能に支持されたレバー223とを備えている。レバー223の一方の部材223aは下方へ延び操作部210の操作ロッド211の端部に回動自在に連結されている。レバー223の他方の部材223bは、上方へ延び、駆動ロッド225の前端部に回動自在に結合されている。
したがって、操作部210の摘み部212を図の矢印D1の方向(演奏者側)へ引くと、レバー223の部材223aは矢印D2、部材223bは矢印D3の方向(左回り)に回動する。これにより、駆動ロッド225が弦側へ押され、ハンマレールヒンジ101を介してハンマレール100が矢印D4の方向へ回動する。その結果、ハンマシャンク71はハンマレールフェルト102に押され、ハンマ70を伴って、弦側へ接近した位置となる。
鍵負荷機構300は、鍵Kに非押鍵位置に向く弾性力を作用させる弾性部材として板ばね320を備えている。この実施形態では、レバー223の軸支持部310が支持部を構成し、板ばね320の弾性反力に抗し得るように該板ばねの基端部を支持している。これにより、板ばね320の先端部は鍵の上面を押し下げる方向へ付勢している。
このアップライトピアノ型アクションは、次のように作用する。通常の演奏時は、図示のように、摘み部212を棚板側へ押し込んだ状態とする。これにより、ハンマレール100及びハンマ70は弦Sから通常の距離離反した位置に保持される。次に、弱音での演奏時には、摘み部212を矢印D1の方向に引く。これにより、前述の通り操作ロッド211、レバー223、駆動ロッド225を作動させて、ハンマレール100及びハンマ70が弦Sに接近した位置となる。この位置からの打弦が行なわれることにより、弱音での演奏が可能となる。
この弱音化状態では、バット本体50がジャック40から離反する結果、バット本体50に結合されたハンマ70等の部材の重量が押鍵状態に作用せず、そのままでは押鍵抵抗が極端に小さい「空」の状態となる。これに対し、本実施形態においては、鍵負荷機構300の板ばね320(弾性部材)が鍵を押し下げる方向へ付勢しているので、この付勢力が押鍵抵抗となり「空」状態が回避される。
このように、本実施形態に係るアップライトピアノ型アクションにおいては、位置切換機構200によりハンマレール100及びハンマ70移動させて、弦Sに接近させた位置からハンマ70が回動し始めることにより、弱音での演奏が効果的に行なわれる。これと共に、鍵負荷機構300は、バット本体50から離反したジャック40が、押鍵時にバット本体50に到達する間、板ばね320(弾性部材)が押鍵抵抗を付与し、「空」状態を回避するので、タッチ感を損ねることがない。
また、操作部210の駆動部220がハンマレール100を打弦方向へ変位させると、これに伴われたハンマ70が同方向へ変位し、ブライダルテープ55がウイペン30を引き上げ、鍵のキャプスタンボタンCとウイペンヒール32との間に隙間(空(カラ))が生じ、鍵への負荷が解放される。しかしながら、鍵は、板ばね320から非押鍵位置に向けてばね力を受けているので、非押鍵位置から浮き上がり等を生じず正確な並びを維持する。
なお、位置切換機構200aとして、上記のリンク機構に代えて、図1に概略的に示すように、モータ251と、該モータを所定角度で回転させる制御機構252と、該制御機構を操作するスイッチ253とを備えたものとすることができる。例えば、モータ251は、レバー223の軸に接続して、レバー223を所定角度駆動する構成とすることができる。
図3は、本発明の実施形態に係るグランドピアノ型アクションを鍵盤と共に示す側面図、図4は、図3のアクションの一部を取り出して示す縦断側面図である。これらの図は、アクションにおける高音寄りの1鍵分を取り出して示している。また、弱音演奏のための操作前の状態を一点鎖線、操作後の状態を実線、打弦時の状態を破線で示す。
図示のアクションは、アコースティックピアノであるグランドピアノ用のものであり、ハンマが弦Sを打つようになっており、弦の振動が響板に伝えられて楽音が発せられる。グランドピアノ型の電子ピアノ用のものである場合は、弦Sは金属板等のストッパ部材に置き換えられ、ハンマ及びハンマシャンクはストッパ部材をヒットする揺動部材に置き換えられる。揺動部材はシャンクレールと同様のレールにより支持されるのであり、これらのレールを包括して支承レールと称する。また、発音はヒット直前の揺動部材の回動速度等を検知して、その速度に応じた大きさで行なわれる。
以下では、図示のグランドピアノ用アクションの例に基づいて、本発明を説明する。このアクションは、以下に述べる通常の基本形態を有している。これを非押鍵時の状態について説明する。アクション全体の間口方向に延びるサポートレール1020が両端部をブラケット1010に支持されており、サポートレール1020には、各鍵毎に、サポートフレンジ1031が取り付けられ、その軸1031aを介して、ウイペン1030が後端部を回動自在に支持され、ほぼ水平に延びている。ウイペン1030の前方寄りの下面からはウイペンヒール1032が垂下しており、鍵の端部付近に設けられたキャプスタンスクリューCが押鍵時に上昇してウイペンヒール1032を押し上げ、ウイペン1030を上方へ回動させる。
ウイペン1030の前端部には、ジャック1040が回動自在に結合されている。ジャック1040は、長片1042と短片1043とで構成され側面視L字状をなしている。長片1042は、やや後方に傾斜して上方に延び、レペティションレバー1050に達している。短片1043は長片1042の下端部から前方へ延びている。
ウイペン30の中央部には上方へ延びるレペティションレバーフレンジ1051及びセンターピン1052を介してレペティションレバー1050が回動自在に取り付けられている。レペティションレバー1050は、前方が上、後方が下となるように傾斜している。ほぼL字状をなすレペティションスプリング1054が、角部をレペティションレバーフレンジ1051に支持され両端部を各々レペティションレバー1050及びウイペン1030に当接させることにより、レペティションレバー1050を前述の傾斜方向に付勢している。レペティションレバー1050は、後端部に設けられたレペティションレバーボタン1053がウイペン1030に当接することにより、前記傾斜姿勢を保持する。レペティションレバー1050の前部は2股に分岐しその間のスリットにジャック1040の長片1042の上端部が進入し、その先端はレペティションレバー1050とほぼ同じ高さに位置している。
ブラケット1010の前部上端には、アクション全体の間口方向に延びるシャンクレール1100が支持されている。シャンクレール1100には、シャンクフレンジ1072を介してハンマシャンク1071が回動自在に取り付けられ、その先端部にハンマ1070がハンマフェルト1072を上に向けて結合されている。ウイペン1030の後端部にはハンマシャンクストップフェルト1033が設けられ、ハンマシャンク1071を下方から受けている。ハンマシャンク1071の基端部下面には、ハンマローラ1074が固着されている。ハンマローラ1074は、押鍵時にジャック1040の長片1042先端が接してハンマ1070と共に上昇する。
鍵Kの後端部にはバックチェックワイヤ1061を介してバックチェック1060が取り付けられている。バックチェック1060は、打弦をしたハンマ1070が反発力で戻るのを受けて規制する機能をなす。
鍵Kの後方には、アクション全体の間口方向に延びるダンパレール1080が延び、これに鍵毎にダンパアッセンブリ1081が装着されている。ダンパ1082は、ダンパレバー1083の回動に従って、押鍵時に弦から離れ、離鍵時に弦に接してその振動を抑止する。
シャンクレール1100の下部には、レギュレーティングレール1091が延びており、そこに鍵毎に、レギュレーティングボタン1090が螺合されて下向きに延びている。レギュレーティングボタン1090は、押鍵時にジャック1040が上昇する途中でジャックの短片1043に当接し、ジャック1040を前方へ回動させる機能を奏する。
このアクションは、押鍵時に次のように作動する。非押鍵状態では、ウイペン1030は最下位置にあり、ハンマシャンク1071はハンマシャンクストップフェルト1033に支持され、ジャック1040はハンマローラ1074の直下に位置している。押鍵に伴って、ウイペン1030が上昇し、ジャック1040がハンマローラ1074及びハンマ1070を回動させる。ジャック1040は、短片1043がレギュレーティングボタン1090に接触する位置まで押し上げられることにより、前方へ回動し、ハンマローラ1074から離脱し、その直後に押鍵はフルストロークの状態となる。この離脱によりハンマ1070は、慣性により進行するエスケープメントの状態となり、打弦を行なう。打弦後は、ハンマ1070が弦の反発力で急速に戻され、バックチェック1060に受け止められて、ハンマ1070の戻りが停止する。
アクションの基本構成の概略は以上の通りであり、本発明の機能に直接関係しない構成については説明を省略する。図3に示すグランドピアノ型アクションは、シャンクレール1100の位置を切り換える位置切換機構1200と、鍵毎に設けられた鍵負荷機構1300とを備えている。
位置切換機構1200は、ピアノ本体に装着される操作部1210と、操作部1210の操作に基づいてハンマシャンク1071をヒッティング方向へ変位させる駆動部1220とを備えている。
駆動部1220は、アクション全体の間口方向に延び両端をブラケット1010に支持された支持軸1221と、該支持軸に回動自在に支持され同じく間口方向に延びたるリフター1222とを備えている。支持軸1221及びリフター1222は、通常状態(弱音化前の状態)において、ハンマシャンク1071のすぐ下に位置し、リフター1222は、支持軸1221から後方へ、ハンマシャンク1071の傾斜に沿って延びている。
図5は、位置切換機構1200を取り出して示す斜視図である。図示のように、位置切換機構1200の駆動部1220はモータ1223を備え、操作部1210は、該モータを所定角度で回転させる制御機構1211と、該制御機構を操作するスイッチ1212とを備えている。モータ1223は、支持軸1221に接続され、スイッチ1212の操作に応じて支持軸1221を所定角度駆動する。すなわち、スイッチ1212をONすることにより、制御機構1211がモータ1223を回転させ、これに伴う回転により支持軸1221はリフター1222がハンマシャンク1071を図3及び図4の一点鎖線で示す位置から実線で示す位置へ持ち上げ、制御機構1211はこの状態でモータ1223を停止させる。リフター1222の先端面は、ハンマシャンク1071に接する際の緩衝用の軟質部材1222a(フェルト、ゴム等)で覆われている。また、スイッチ1212をOFFすることにより、制御機構1211はモータ1223を逆回転させ、これに伴う回転により支持軸1221を元の位置まで回転させ、制御機構1211はこの状態でモータ1223を停止させる。操作部1210のスイッチ1212及び制御機構1211は、アクションを支持する棚板Tに装着されている。
鍵負荷機構1300は、リフター1222に一端を結合され、他端がレペティションレバーフレンジ1051の上面に接する板ばね1301を備えている。板ばね1301は、リフター1222に結合されることにより、その支持軸1221を経てブラケット1010により支持され、板ばね1301の弾性反力に抗して位置を保持する。これにより、板ばね1301は、レペティションレバーフレンジ1051の上面を押し下げるようにばね力を作用させている。
このグランドピアノ型アクションは、次のように作用する。通常の演奏時は、図示のように、スイッチ1212をOFF状態とする。これにより、リフター1222及びハンマシャンク1071は弦Sから通常の距離離反した位置に保持される(図3,図4の一点鎖線部分)。次に、弱音での演奏時には、スイッチ1212をONに切り換える。これにより、モータ1223が回転してリフター1222を上方へ回動させ、ハンマシャンク1071及びハンマ1070が弦Sに接近した位置となる(図3,図4の実線部分)。押鍵時には、この位置からハンマシャンク1071及びハンマ1070が回動して打弦が行なわれる(図3,図4の破線部分)。このように、弦Sに接近した位置からハンマ1070が回動し始めることにより、弱音での演奏が可能となる。
この弱音化状態では、ハンマシャンク1071がジャック1040から離反する結果、ジャック1040に結合されたウイペン1030等の部材の重量が押鍵状態に作用せず、そのままでは押鍵抵抗が極端に小さい「空」の状態となる。これに対し、本実施形態においては、非押鍵状態において、鍵負荷機構1300の板ばね1301(弾性部材)がレペティションレバーフレンジ1051を押し下げる方向へ付勢している(図3,図4に板ばね1301として示す位置)。そして、押鍵時には、この付勢力に抗してリフター1222、ウイペン1030、レペティションレバー1050、レペティションレバーフレンジ1051等を持ち上げて、ジャック1040がハンマローラ1074に接する位置に至ることとなり、板ばね1301をも持ち上げることになる(図3,図4に板ばね1301’として示す位置)。このとき、支持軸1221がモータ軸の位置保持作用により回転しないので、リフター1222も回動しない。したがって、板ばね1301はリフター1222側の支持端の位置を保って、弾性変形しながらレペティションレバーフレンジ1051との接点側を押し上げられる。この押し上げを行なうための力が押鍵抵抗となって押鍵時の「空」状態が回避される。
このように、本実施形態に係るグランドピアノ型アクションにおいては、位置切換機構1200によりハンマシャンク1071及びハンマ1070を持ち上げて、弦Sに接近させた位置からハンマ1070が回動し始めることにより、弱音での演奏が効果的に行なわれる。これと共に、鍵負荷機構1300は、レペティションレバー1050から離反したジャック1040が、押鍵時にレペティションレバー1050に到達する間、板ばね1301(弾性部材)が押鍵抵抗を付与し、「空」状態を回避するので、タッチ感を損ねることがない。
以上、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、グランドピアノ型アクションの位置切換機構1200のリフター1222は、図6に示すように、ハンマシャンク1071に沿って長く延びた形状とすることができる。これにより、リフター1222の回動角度が小さくてもハンマシャンク1071を必要距離持ち上げることができる。その結果、板ばね1301への負荷が小さくて済む。
また、鍵負荷機構1300は、アップライトピアノ型アクションについて図1に示したものと同様に、鍵Kに非押鍵位置に向く弾性力を作用させる弾性部材を備えたものとすることもできる。すなわち、図7に示すように、棚板等により支持された支持部材1232に支持された回動軸1233に板ばね1231(弾性部材)の基端部を固着し、板ばね1231の先端部が鍵の上面を押し下げる方向へ付勢するように配置する。回動軸1233は、駆動部1220のモータ1223に接続し、操作部1210の制御機構1211とスイッチ1212とで、モータを所定角度で回転させ、押し下げ付勢の有無を切り換える機構とする。この機構は、図5に示したものと同様である。
アクションがアップライト型またはグランドピアノ型の電子ピアノ用のものである場合は、前述のように、弦は金属板等のストッパ部材に置き換えられ、ハンマ及びハンマシャンクはストッパ部材をヒットする揺動部材に置き換えられ、発音はヒット直前の揺動部材の回動速度等に応じた大きさで行なわれるが、この場合も、位置切換機構の作動により、ストッパ部材に接近した位置からハンマが回動し始めることにより、ヒット直前の揺動部材の回動速度が通常より低下し、弱音での演奏が効果的に行なわれる。また、鍵負荷機構は、アコースティックピアノのアクションの場合と同様に、弾性部材が押鍵抵抗を付与するので、タッチ感を損ねることがない。
鍵負荷機構の弾性部材(板ばね)は、弾性係数(ばね定数)を極小化し、強度及び位置を適宜調整して鍵に作用させることにより、押鍵深さによる負荷増大をより効果的に防ぐことが可能となる。また、弾性部材に加えまたは代えて、鍵にウエイトを加えることによっても同様の効果を得ることができる。
70:ハンマ(揺動部材)、 71:ハンマシャンク(揺動部材)、 100:ハンマレール(支承レール)、 200,200a:位置切換機構、 210:操作部、 220:駆動部、 251:モータ(駆動部)、 252:制御機構(操作部)、 253:スイッチ(操作部)、 300:鍵負荷機構、 310:軸支持部(支持部) 320:板ばね(弾性部材)、 1050:レペティションレバー、 1051:レペティションレバーフレンジ、 1070:ハンマ(揺動部材)、 1071:ハンマシャンク(揺動部材)、 1200:位置切換機構、 1210:操作部、 1220:駆動部、 1222:リフター(駆動部)、 1223:モータ(駆動部)、 1211:制御機構(操作部)、 1212:スイッチ(操作部)、 1300:鍵負荷機構、 1301:板ばね、 K:鍵

Claims (8)

  1. 非押鍵時に支承レールに保持された揺動部材が、押鍵に連動してヒッティング方向へ回動するアップライトピアノ型アクションにおいて、
    前記支承レールに結合された位置切換機構と、鍵毎に設けられた鍵負荷機構とを備え、
    該位置切換機構は、ピアノ本体に装着される操作部と、該操作部及び前記支承レールに結合され前記操作部の操作に基づいて前記支承レールをヒッティング方向へ変位させる駆動部とを備え、
    前記鍵負荷機構は、鍵に非押鍵位置に向く弾性力を作用させる弾性部材と、該弾性部材を支持し弾性反力に抗し得るようにアクションまたはアクションの近隣部材に支持された支持部とを備え
    前記弾性部材は、アクションにおける前記支持部としての静止部材に一端を結合され、他端を鍵に接触させる
    ことを特徴とするアップライトピアノ型アクション。
  2. 前記駆動部が、前記支承レールに一端を結合されたリンク機構を備え、該リンク機構の他端が前記操作部に結合されていることを特徴とする請求項1に記載のアップライトピアノ型アクション。
  3. 前記駆動部が、前記支承レールを回動させるように連結されたモータであり、前記操作部が、該モータを所定角度で回転させる制御機構と該制御機構を操作するスイッチとを備えていることを特徴とする請求項1に記載のアップライトピアノ型アクション。
  4. 前記弾性部材がばねであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のアップライトピアノ型アクション。
  5. 非押鍵時に支承レールに保持された揺動部材が、押鍵に連動してヒッティング方向へ回動するグランドピアノ型アクションにおいて、
    前記揺動部材の位置を切り換える位置切換機構と、鍵毎に設けられた鍵負荷機構とを備え、
    該位置切換機構は、ピアノ本体に装着される操作部と、該操作部に結合され前記揺動部材に接触し前記操作部の操作に基づいて前記揺動部材をヒッティング方向へ変位させる駆動部とを備え、
    前記鍵負荷機構は、レペティションレバーフレンジまたは鍵に非押鍵位置に向く弾性力を作用させる弾性部材と、該弾性部材を支持し弾性反力に抗し得るようにアクションまたはアクションの近隣部材に支持された支持部とを備え
    前記弾性部材は、アクションにおける前記支持部としての静止部材に一端を結合され、他端をレペティションレバー、レペティションレバーフレンジまたは鍵に接触させる
    ことを特徴とするグランドピアノ型アクション。
  6. 前記駆動部が、前記揺動部材に一端接触させたリンク機構を備え、該リンク機構の他端が前記操作部に結合されていることを特徴とする請求項5に記載のグランドピアノ型アクション。
  7. 前記駆動部が、前記揺動部材を回動させるように連結されたモータであり、前記操作部が、該モータを所定角度で回転させる制御機構と該制御機構を操作するスイッチとを備えていることを特徴とする請求項5に記載のグランドピアノ型アクション。
  8. 前記弾性部材がばねであることを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載のグランドピアノ型アクション。
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