WO1994012757A1

WO1994012757A1 - Store a rouleau actionne par un cordon

Info

Publication number: WO1994012757A1
Application number: PCT/JP1993/001713
Authority: WO
Inventors: Nobuhiro Shiina
Original assignee: Toso Company, Limited
Priority date: 1992-11-30
Filing date: 1993-11-24
Publication date: 1994-06-09
Also published as: US5542464A; EP0628697A1; DE69310718D1; EP0628697B1; DE69310718T2; JPH06212867A; EP0628697A4

Description

明細書コ一ド操作可能なロールブラインド技術分野

本発明は手動でスクリーンを引き下げ、スプリングでスクリーンを巻上げるロールプラインドの改良に関するものである。背景技術

スクリーンを手動で引き下げスプリングで巻上げるロールブラインドは実公昭 6 3— 4 1 5 1 6号、実公平 1一 2 6 8 7 1号によって公知である。この公知ブラインドはスクリーンを巻くロールと、そのロールを一端側において回転自在に支持する固定軸と、その固定軸とロールの間に介在するスプリングと、同じくその固定軸とロールの間に介在するクラッチブレーキとを備える。スクリーンの自由端に取付たウェイトバ一を引き下げると、クラッチブレーキの制動は外れ、ロールが回転してスクリーンは下降し、放すとクラッチブレーキが入り、スクリーンはその位置に停止する。次に、スクリーンを少し下げて放すと、クラッチブレ —キの制動が外れてスクリーンはスプリングによって巻上げられる。スクリーン卷上げ速度は固定軸とロールの間に介在する減速機構によって減速する。このようなクラッチブレーキは特公昭 6 3— 3 4 9 5 0号により、減速装置は実公平 1— 2 6 8 7 1号によって公知である。

床から天井近くに達する窓の場合、スクリーンを巻き上げたとき、その自由端のウェイトバ一は手の届かない高い位置にあるため、ゥヱイトバーにひもを取り付けないと、巻上げたスクリーンを引き下げることができないが、スクリーンが床まで下降したとき、そのひもが床上を転がりじやまになるという問題があった。

本発明はこの問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、ゥヱイトバーに引き下げ用のひもを取り付ける必要がないロールブラインドを提供することにある。発明の開示

本発明はスクリーンを巻くロールと、そのロールの一方の端部を回転自在に支持する固定軸と、ロールと固定軸の間に介在するクラッチブレーキと、前記ロールと固定軸の間に介在してロールをスクリーン巻上げ方向に回転させるスプリングと、ロールの他端側から突出してロールと一体回転可能に連結した回転軸と、固定軸及び回転軸を軸受けする 1組のプラッゲ卜とを備えたロールプラインドにおいて、回転軸にロールを回転駆動することができるプーリを設け、そのブーリに所定の位置まで垂れ下がるェンドレスの操作ひもを掛け、その操作ひもによってロールをスクリーン下降方向に回転することができるようにしたことにある。エンドレス操作ひもとプーリの組合せは、コードと滑車、ベルトとベルト車、ロープとロープ車、ポールチェーンとプーリのいずれの組合せでもよい。

ロールとプーリを常に一体に直結することも可能である力、ロールとプーリを直結すると、エンドレス操作ひもによってロールをスクリーン巻上げ方向に引いたとき、クラッチブレーキに無理な力が作用するから、ロールとプーリの間に一方向クラッチを介在させ、ロールがスクリーン弓 I出し方向に回転するように操作ひもを引いたときにのみ、ブーリが口 —ルを回転駆動するようにすること力《望ましい。この一方向クラッチとしては、スプラグ型、ラチェット型、カム型、コイルばね型のいずれの一方向クラッチも使用可能である。ェンドレス操作ひもはスクリーン下降方向にのみ引くものであることがわかっている場合、ロールとプーリを一体に直結し、一方向クラッチは使用しない。この時、誤って操作ひもをスクリーン巻上げ方向に引いても、クラッチブレーキによってロールの回転は阻止される。

スクリーンを昇降するため、ウェイトバ一又はエンドレス操作ひもをスクリーン下降方向に引くと、クラッチブレーキの制動は外れ、ロールはスクリ一ンを巻戻す方向に回転するからスクリーンは下降する。ゥェイトバー又は操作ひもを放すと、クラッチブレーキが入り、ロールは回転を停止してスクリーンは下げた位置に停止する。ウェイトバー又は操作ひもをスクリーン下降方向に少し引いて放すと、クラッチブレーキの制動が外れスプリングがロールをスクリーン巻上げ方向に回転させスクリーンが上昇する。エンドレス操作ひもは床より高い操作のしゃすい位置に常に垂れ下がっているから、ウェイトバ一に引き下げ用ひもを取り付ける必要はない。

スクリーンがスプリングによって上昇するときは、一方向クラッチの有無には関係なく、プーリが回転してェンドレス操作ひもが走行するから、ェンドレス操作ひもに手で抵抗を与えてスクリーンの上昇速度を抑制することができる。したがって、減速機構を省略しても、手による減速は可能である。

上記のとおり、本発明のロールブラインドはゥヱイ卜バーと操作ひものいずれによってもスクリーンを操作することが可能であるから、従来のゥヱイトバーのみで操作していたものとは異なり、スクリーンが床面から天井近くに達する場合においても、下げた時にじゃまになる引きひもをゥエイトバーに取り付ける必要はないという効果を奏する。又、操作ひもを掛けたプーリとスクリーンを巻いたロールの間に一方向クラッチを介在させたものは、ループ状の操作ひものスクリーン引出し方向側とは反対の側を無理に引いてもロールブラインドのクラッチブレーキに無理な力が作用するおそれはない。図面の簡単な説明

図 1は本発明の一実施例のロールブラインドの要部を断面で示す正面図、

図 2は図 1の I I一 I Iに沿う断面図、

図 3は図 1の一方向クラッチの分解斜視図、

図 4は別の実施例の図 1に相当する図、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。

図 1及び図 2に示すように、ロールプラインドのロール 10にスクリ一ン 11を巻き、そのスクリーンの自由端にはウェイトバ一 12を取り付ける。ロール 10に一端側からは固定軸 13を他端側からは回転軸 14をそれぞれ揷入する。固定軸 13は一端側のブラッケト 15によって固定支持し、他端側から突出する回転軸 14は他端側のブラッケト 16に回転自在に支持する。固定軸 13はロール 10内を延長し、その先端に減速機構 17の固定部を取り付ける。減速機構 17の回転部はロール 10の内周に一体に結合し、口一ル 10と一体回転する。ロール 10の一端側内周面にェンドピース 19を一体に装着する。クラッチブレーキ 18の固定側を固定軸 13に外嵌固定し、クラッチブレーキ 18の回転側をェンドピース 19の内周面に結合する。スプリング 21を固定軸 13に遊嵌し、その一端を固定軸 13の先端部に他端を口ール 10のェンドピース 19にそれぞれ止着する。クラッチブレーキ 18は先に述べた特公昭 6 3 - 3 4 9 5 0号に記載されたものと同じである。ここまでの構成は、従来のスプリングでスクリーンを巻上げるクラッチブレーキ式ロールブラインドと同じである。ロール 10の他端側から突出する回転軸 14にプーリ 22を回転自在に外嵌する。ホイール 22に無端のポールチェーン 23を掛け、そのボールチエーンはユーザー力操作しやすい位置まで垂下させる。ロール 10の他端側内周面にェンドピース 20を一体に装着し、そのェンドピースに回転軸 14を、キー 30とキー溝 31を介して一体回転するように結合する。キー 30とキー溝 31はェンドピース 20と回転軸 14の内端部をそれぞれ直径方向に延長して相互に着脱可能に結合する。プーリ 22と回転軸 14の間にコイルばねからなる一方向クラッチ 24を設ける。本発明のロールブラインドは、従来のものとは異なり、ウェイトバー 12に引きひもを取り付ける必要はない。図 3に示すように、回転軸 14はブラケットにはまる外端軸部 25と、プ一リ 22の外端面を規制するフランジ部 26と、プーリ 22をはめる中央軸部 27と、一方向クラッチ 24のコイルばねをはめる内端軸部 28とからなる。回転軸 14の内端軸部 28は先端にはェンドピース 20の内周に設けたキーと結合するキー溝 31を有し、外径は中央軸部 27よりも小径である。プーリ 22の中空軸部 31は回転軸 14の内端軸部 28まで延長し、その内端軸部にはめた一方向クラッチ 24のコイルばねを囲む。プーリ 22の中空軸部 32に軸方向のスリツト 33を形成し、そのスリツトに一方向クラッチ 24のコイルばねの一端 34を挿入する。

一方向クラッチ 24のコイルばねは、その一端 34をスクリーン引出し方向に回転すると巻締まり、その反対方向に回転すると卷緩むように巻回するから，プーリ 22をスクリーン引出し方向に回転すると、スリット 32 によってコィル (ま、ねは内端軸部 28に卷しめられ、プーリ 22と回転軸 14すなわちロールは一体回転する。し力、し、プーリ 22をその反対方向に回転すると、スリット 32によってコイルばねは弛むから、プーリ 22は回転軸 14上で空転し，ロールを回転させることはできない。

図 1及び図 2に示すように、スクリーン引出し方向にロール 10を回転させる側のボールチェーン 23を引くと、一方向クラッチ 24のコイルばねは回転軸 14に締着するから、ロール 10がプーリ 22と共に回転してスクリーン 11は下降する。ロール 10がスクリーン下降方向に回転するとき、クラッチブレーキ 18は外れる。ボールチェーン 23を放すと、クラッチブレーキ 18が入り、スクリーン 11は停止する。そこで、ボールチェーン 23をスクリーン 11が下降する方向に少し引いて放すと、クラッチブレーキ 18 が外れ、スプリング 21がスクリーン 11を巻上げる。このとき、スクリ一ン上昇速度は減速機構 17によつて抑制される。

ボールチヱ一ン 23の反対側を引くと、一方向クラッチ 24のコイルばねが弛むから、一方向クラッチは外れ、回転軸 14すなわちロール 10は停止したままで、プーリ 22が空回りする。この実施例の一方向クラッチはコィルばね式であるが、一方向クラッチはコイルばね式に限る必要はなく、他の方式の一方向クラッチを使用することもできる。

ウェイトバー 12が手の届く範囲にあれば，ポールチヱ一ンの代わりにウェイトバー 12を操作してスクリーン 11を下降させることができる。ゥエイトバ一 12を操作してスクリーン 11を下降させるとき、ポールチェ一ンに抵抗を与えなければ、プーリ 22はロールと共に回転するが、ポールチェーンを制止して抵抗を与えると、一方向クラッチ 24のコイルばねが弛緩し、プーリ 22は回転せず、ボールチーンと共に停止する。

図 4に示すように、減速機構と一方向クラッチの双方を省略し、ロール 10に一体に固定した他端ェンドピース 20と、ブラケット 16に軸受けする回転軸 14と、ボールチヱ一ン 23を掛けるプーリ 22とを一体に形成してもよい。この場合、ロール 10の回転中、ボールチェーン 23は常に走行するから、ポールチヱ一ン 23の走行を手で加減することにより、スクリーン 11の上昇速度を抑制することができる。

図 2に示すように、ユーザーは常に操作しやすい位置に垂下するポールチヱーン 23を操作してスクリーン 11を昇降させることができるから、ウェイトバ一 12が手の届かない高い位置まで上昇する窓に設置した場合も，ゥヱイトバ一 12に引きひもを取り付ける必要はない。産業上の利用可能性

本発明のロールブラインドは建物の窓等の遮光を手動で調整するために使用され、特に、床から天井近くに達する高い窓の遮光調整に適している。

Claims

請求の範囲

1 . スクリーン（11) を巻くロール（10) と、前記ロールの一方の端部を回転自在に支持する固定軸（13) と、前記ロールと前記固定軸の間に介在するクラッチブレーキ（18) と、同じく前記ロールと前記固定軸の間に介在するスプリング（21) と、前記ロールの他端側から突出して前記ロールと一体回転可能に連結した回転軸（14) と、前記固定軸及び前記回転軸を軸受けする 1組のプラッゲト（15、 16) とを備えたロールブラインドにおいて、前記回転軸にプーリ（22) を前記回転軸と一体回転可能に外嵌し、前記プーリにそれを回転駆動する無端の操作ひも部材 (23) を掛けたことを特徴とするコード操作可能なロールブラインド。

2 . ロール（10) とプーリ（22) の間に一方向クラッチ（24) を介在させ、操作ひも部材（23) が前記プーリをスクリーン（11) 引出し方向に回転させるように引かれたときにのみ、前記ロールと前記プーリが一体回転するようにしたことを特徴とする請求の範囲第 1項記載のコ一ド操作可能なロールプラインド。

3 . 回転軸（14) にプーリ（22) を相互回転可能に外嵌し、前記回転軸にコイルばね（24) を外嵌し、前記プーリがスクリーン（11) の引出し方向に回転すると、前期コイルばねが前記回転軸に締着し、反対方向に回転すると、前期コイルばねが前記回転軸を弛緩するように、前期コィルばねの一端に前記ブーリを係合させてなる一方向クラッチを設けたことを特徴とする請求の範囲第 2項記載のコ一ド操作可能なロールブラインド。

4 . ロール（10) とプーリ（22) は一体に形成されたことを特徴とする請求の範囲第 1項記載のコード操作可能なロールプラインド。

5 . 操作ひも部材をボールチェーン（23) としたことを特徵とする請求の範囲第 1項ないし第 4項のいずれかに記載のコ一ド操作可能なロールブラインド。