JPWO2020170559A1 - 電線用外装体及び外装体付きワイヤーハーネス - Google Patents

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Abstract

シートにより構成され、かつ折り曲げ状態で構成される筒状の収容部20aに、電線が収容されて電線の外周に装着される外装体(電線用外装体)20であって、収容部20aを構成する壁部は、突部26が形成された第1側壁部22と、孔部27が形成された上壁部24とを備え、収容部20aは、孔部27を貫通した突部26が溶融して上壁部24に溶着されることにより第1側壁部22と上壁部24とが係合して形成される。

Description

本発明は、電線用外装体及び外装体付きワイヤーハーネスに関するものである。
従来、車両等に配索される電線の外周に装着される電線用外装体(プロテクタ)が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載のプロテクタは、電線の周囲を囲む態様で板材を折り曲げて互いに重なり合う部分を係合部品で係合させることにより、筒状の収容部に該電線を収容して外力から保護している。
特開2017−55510号公報
ところで、上述したプロテクタでは、板材の互いに重なり合う部分を該板材とは別体の係合部品で係合させており、しかも係合個所が電線の延在方向に沿って複数必要とされることから、部品点数の増大により製造コストの増大化を招来していた。
本発明は、上記実情に鑑みて、製造コストの低減化を図りながら、強度の向上を図ることができる電線用外装体及び外装体付きワイヤーハーネスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電線用外装体は、シートにより構成され、かつ折り曲げ状態で構成される筒状の収容部に、電線が収容されて該電線の外周に装着される電線用外装体であって、前記収容部を構成する壁部は、突部が形成された第1壁部と、孔部が形成された第2壁部とを備え、前記収容部は、前記孔部を貫通した前記突部が溶融して前記第2壁部に溶着されることにより前記第1壁部と前記第2壁部とが係合して形成されることを特徴とする。
また本発明は、上記電線用外装体において、前記突部は、前記第1壁部と同一平面を成しつつ該第1壁部の端面より外方に突出する態様で形成されており、前記孔部を貫通した部分が溶融して該第2壁部の外表面に溶着されたことを特徴とする。
また本発明は、上記電線用外装体において、前記突部は、前記第2壁部の外表面に樹脂溶着されたことを特徴とする。
また本発明は、上記電線用外装体において、前記シートは、熱可塑性樹脂発泡シートであることを特徴とする。
また、本発明に係る外装体付きワイヤーハーネスは、前記電線用外装体を備え、前記電線用外装体が、前記収容部にワイヤーハーネスを収容して該ワイヤーハーネスの外周に装着されたことを特徴とする。
本発明によれば、製造コストの低減化を図りながら、強度の向上を図ることができる。しかも、溶融での固定による信頼性の向上を図ることができる。
図1は、本発明の実施の形態である電線用外装体を用いた外装体付きワイヤーハーネス、すなわち本発明の実施の形態である外装体付きワイヤーハーネスを示す斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態である電線用外装体を用いた外装体付きワイヤーハーネス、すなわち本発明の実施の形態である外装体付きワイヤーハーネスを示す正面図である。 図3は、図1及び図2に示した外装体を展開した状態で示す斜視図である。 図4は、図1及び図2に示した外装体を展開した状態で示す平面図である。 図5は、図3及び図4に示した孔部に突部を貫通させた状態を示す斜視図である。 図6は、図3及び図4に示した孔部に突部を貫通させた状態を示す正面図である。 図7は、孔部を貫通した突部を上壁部に溶着させる様子について、図6におけるA−A線断面で示す断面図である。 図8は、孔部を貫通した突部を上壁部に溶着させる様子について、図6におけるA−A線断面で示す断面図である。 図9は、孔部を貫通した突部を上壁部に溶着させる様子について、図6におけるA−A線断面で示す断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る電線用外装体及び外装体付きワイヤーハーネスの好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態である電線用外装体を用いた外装体付きワイヤーハーネス、すなわち本発明の実施の形態である外装体付きワイヤーハーネスを示すもので、図1は斜視図、図2は正面図である。
電線用外装体の構成は、以下に詳述するが、シートにより構成され、かつ折り曲げ状態で構成される筒状の収容部に、電線が収容されて該電線の外周に装着されるものである。
ここで例示する外装体付きワイヤーハーネス11は、ワイヤーハーネス1と外装体(電線用外装体)20とを備えて構成されている。ワイヤーハーネス1は、従来公知のものであり、複数の電線を束ねて構成されている。
外装体20は、1枚のシートにより構成され、このシートが折り曲げられることで四角筒状の収容部20aを形成する長尺状の部材である。ここで外装体20の長手方向をX方向とし、この長手方向に直交する方向をY方向として説明する。
収容部20aを構成する壁部は、図1に示すように、突部26が形成された第1壁部である第1側壁部22と、孔部27(図3及び図4参照)が形成された第2壁部である上壁部24とを備える。収容部20aは、孔部27を貫通した突部26が溶融して上壁部24に溶着されることにより第1側壁部22と上壁部24とが係合して形成される。
なお、溶着とは、樹脂溶着(Plastic Welding)のことである。本実施の形態では、樹脂溶着の一例として超音波溶着(Ultrasonic Welding)を採用した場合について説明するが、超音波溶着に限らず、振動溶着(Vibration Welding)、高周波溶着(Radio Frequency Welding)、熱板溶着(Hot Plate Welding)、レーザー溶着(Laser Welding)などでもよい。樹脂溶着とは、熱可塑性の樹脂部品を融点を超えるまで加熱し、圧力を加え分子レベルで結合する技術をいう。超音波溶着とは、超音波振動と加圧で樹脂部材同士を溶融し、結合する技術をいう。振動溶着とは、加圧と振動により、部品の境界面に摩擦熱を発生させて溶融し、結合する技術をいう。高周波溶着とは、高周波を印加することにより、分子レベルでの衝突、振動および摩擦を物質の内部で発生させ、その自己発熱によって溶融し、結合する技術をいう。熱板溶着とは、加熱した熱板で樹脂を溶融し、樹脂が冷えて固まるまでに加圧して結合する技術をいう。レーザー溶着とは、レーザー光を照射することで部品の境界面に熱を発生させ、樹脂を溶融し、結合する技術をいう。
具体的には、収容部20aは、底壁部21、第1側壁部(第1壁部)22、第2側壁部23及び上壁部(第2壁部)24の複数の壁部により囲繞されて構成されている。
底壁部21は、収容部20aの底面を構成しており、外装体20の下面を成すものである。第1側壁部22は、図3及び図4にも示すように、第1折曲部25aを介して底壁部21に連続している。第2側壁部23は、第2折曲部25bを介して底壁部21に連続している。この第2側壁部23の図3及び図4中のY方向の寸法は、第1側壁部22のY方向の寸法と同等である。上壁部24は、第3折曲部25cを介して第2側壁部23に連続している。この上壁部24の図3及び図4中のY方向の寸法は、底壁部21のY方向の寸法よりも大きい。
これら壁部において、第1側壁部22がシートのY方向の一端部を構成し、上壁部24がシートのY方向の他端部を構成している。
そして、第1側壁部22の端部には、外方(図3及び図4中ではY方向)に向けて突出する複数(図2に示す例では3つ)の突部26がX方向に沿って所定間隔毎に形成されている。これら突部26は、第1側壁部22と同一平面を成しつつ第1側壁部22の端面221より外方に突出する態様で形成されている。
突部26は、胴部261と頭部262とを有している。胴部261は、第1側壁部22より外方に向けて延在する部分であり、突部26の基端部分を構成している。頭部262は、胴部261の延在端部に連続する部分であり、突部26の先端部分を構成している。かかる突部26では、頭部262が胴部261よりも僅かに幅広となる形態を成している。より詳細には、胴部261の幅寸法(X方向の寸法)よりも頭部262の幅寸法(X方向の寸法)が僅かに大きく形成されている。
上壁部24の端部には、複数(図2に示す例では3つ)の孔部27が突部26に対応する態様でX方向に沿って所定間隔毎に形成されている。これら孔部27は、X方向が長手方向となる態様で矩形状を成している。
ここで、ワイヤーハーネス1が収容部20aに収容される様子について説明する。底壁部21に対して第1側壁部22及び第2側壁部23が略垂直となるように、第1折曲部25a及び第2折曲部25bで折り曲げる。また第2側壁部23に対して上壁部24が略垂直となるように、第3折曲部25cを折り曲げる。これにより、底壁部21と上壁部24とが互いに対向するとともに、第1側壁部22と第2側壁部23とが互いに対向する。そして、底壁部21と上壁部24との相互間に、ワイヤーハーネス1をX方向に延在する態様で配置させる。
その後、突部26を対応する孔部27に挿入して貫通させる。より詳細に説明すると、図5及び図6に示すように、孔部27に対して頭部262、胴部261の順に突部26を挿入して貫通させる。このとき、第1側壁部22の端面221が、上壁部24の内表面となる下面241に接することが好ましい。
そして、図7に示すように、先端部分に半球状の凹部31が形成された超音波溶着機30を、孔部27を貫通した突部26(頭部262)に近接させる。その後、図8に示すように超音波溶着機30の先端部分を、上壁部24より上方に突出する突部26に当接させ、例えば6〜8秒間超音波を発振した後に、例えば7〜9秒間冷却させ、図9に示すように超音波溶着機30を離隔させる。この結果、孔部27を貫通した突部26が溶融して半球状を成して上壁部24の外表面である上面242の孔部27の開口縁部に溶着することで、第1側壁部22と上壁部24とが係合し、ワイヤーハーネス1が収容部20aに収容され、外装体20がワイヤーハーネス1の外周に装着される。
ところで、上記外装体20を構成するシートは、種々のものが適用できるが、熱可塑性樹脂発泡シートであることが好ましい。熱可塑性樹脂発泡シートの樹脂種については、熱可塑性樹脂であれば特に限定されず、例えばポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリフェニレンスルファイド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリテトラフルオロエチレン樹脂、アクリル樹脂等を挙げることができる。
熱可塑性樹脂発泡シートの密度は、特に限定されないが、機械的特性の異方性が防止されて外装体20の設計の自由度が向上する点から、例えば200kg/m以上1000kg/m以下であることが好ましく、軽量性と機械的強度とのバランスをより向上させる点から、300kg/m以上600kg/m以下であることがより好ましく、350kg/m以上550kg/m以下であることが特に好ましい。
熱可塑性樹脂発泡シートには、両面又は片面に非発泡層を有していてもよい。すなわち、熱可塑性樹脂発泡シートは、発泡層と該発泡層上に形成された非発泡層とを有する構成としてもよい。熱可塑性樹脂発泡シートの表面に非発泡層が形成されていることにより、外装体20の曲げ弾性が向上して、収容部20aに収容されるワイヤーハーネス1の保護性能がより向上する。外装体20の曲げ弾性をより向上させる点から、熱可塑性樹脂発泡シートの両面に非発泡層を有する3層構造の構成が好ましい。熱可塑性樹脂発泡シートに形成される非発泡層の厚さは、特に限定されないが、例えば10μm以上100μm以下であることが好ましい。
熱可塑性樹脂発泡シートの発泡層の気泡数密度は、特に限定されないが、その下限値は、機械的特性の異方性をより確実に防止する点から、例えば800個/mm以上であることが好ましく、1000個/mm以上であることが特に好ましい。一方で、上記気泡数密度の上限値は、優れた機械的強度を得る点から、例えば1010個/mm以下であることが好ましい。
熱可塑性樹脂発泡シートであるシートの厚さは、特に限定されないが、折り曲げの容易さと機械的強度とのバランスをより向上させる点から、例えば0.80mm以上5.0mm以下であることが好ましく、1.0mm以上2.5mm以下であることが特に好ましい。
以上説明したように、本発明の実施の形態である外装体20及び外装体付きワイヤーハーネス11においては、上壁部24の孔部27を貫通した第1側壁部22の突部26が溶融して上壁部24に溶着されることにより第1側壁部22と上壁部24とを係合して筒状の収容部20aを形成しているので、第1側壁部22と上壁部24とを十分な強度で係合させることができ、強度を向上させている。また外装体20及び外装体付きワイヤーハーネス11では、突部26及び孔部27は、第1側壁部22及び上壁部24に形成されているので、従来のように他の部品(係合部品)を用いることもなく、部品点数を低減させることができる。よって、外装体20及び外装体付きワイヤーハーネス11によれば、製造コストの低減化を図りながら、強度の向上を図ることができる。
しかも上記外装体20及び外装体付きワイヤーハーネス11は、第1側壁部22と上壁部24との係合状態を十分に強固なものとすることができるので、車両等に搭載された場合、振動等により収容部20aが変形等して破損等する虞れがない。特に、シート自体が軽量で強度も低下する熱可塑性樹脂発泡シートでも収容部20aを良好に形成することができ、有用である。
上記外装体20及び外装体付きワイヤーハーネス11によれば、第1側壁部22と同一平面を成しつつ端面221より外方に突出する態様で形成された突部26が孔部27を貫通して溶融して上壁部24の外表面に溶着されているので、第1側壁部22及び上壁部24の係合は、収容部20aの外部で行われている。つまり、収容部20aには突部26の溶融等による影響を与えない。従って、収容部20aに収容されるワイヤーハーネス1を損傷等させる虞れがない。
上記外装体20及び外装体付きワイヤーハーネス11によれば、外装体20を構成するシートが熱可塑性樹脂発泡シートにより構成されているので、突部26を上壁部24に超音波溶着させる際に、突部26が比較的早く溶融し、これにより第1側壁部22と上壁部24との係合を短時間で行うことができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、突部26が、第1側壁部22と同一平面を成していたが、本発明においては、突部は、第1壁部と同一平面を成していなくてもよいし、第1壁部の端面から突出していなくてもよい。
以上のように、本発明に係る電線用外装体及び外装体付きワイヤーハーネスは、車両等に配索される電線を収容するのに有用である。
1 ワイヤーハーネス
11 外装体付きワイヤーハーネス
20 外装体(電線用外装体)
20a 収容部
21 底壁部
22 第1側壁部(第1壁部)
221 端面
23 第2側壁部
24 上壁部(第2壁部)
241 下面
242 上面
25a 第1折曲部
25b 第2折曲部
25c 第3折曲部
26 突部
261 胴部
262 頭部
27 孔部
30 超音波溶着機

Claims (5)

  1. シートにより構成され、かつ折り曲げ状態で構成される筒状の収容部に、電線が収容されて該電線の外周に装着される電線用外装体であって、
    前記収容部を構成する壁部は、突部が形成された第1壁部と、孔部が形成された第2壁部とを備え、
    前記収容部は、前記孔部を貫通した前記突部が溶融して前記第2壁部に溶着されることにより前記第1壁部と前記第2壁部とが係合して形成されることを特徴とする電線用外装体。
  2. 前記突部は、前記第1壁部と同一平面を成しつつ該第1壁部の端面より外方に突出する態様で形成されており、前記孔部を貫通した部分が溶融して該第2壁部の外表面に溶着されたことを特徴とする請求項1に記載の電線用外装体。
  3. 前記突部は、前記第2壁部の外表面に樹脂溶着されたことを特徴とする請求項2に記載の電線用外装体。
  4. 前記シートは、熱可塑性樹脂発泡シートであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の電線用外装体。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の電線用外装体を備え、
    前記電線用外装体が、前記収容部にワイヤーハーネスを収容して該ワイヤーハーネスの外周に装着されたことを特徴とする外装体付きワイヤーハーネス。
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