JPWO2020152823A1 - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents
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Abstract
空気調和機の室内ユニットは、互いに間隔を空けて平行に並べられた複数のフィンと、フィンに直交し貫通している複数の伝熱管と、を有する熱交換器と、熱交換器を内部に収容する筐体と、を備え、熱交換器は、筐体の前面側に配置されて上側が下側に対して背面側へと屈曲した折り曲げ形状を有する前面熱交換器と、筐体の背面側に配置されて前面熱交換器の一端と接続された背面熱交換器と、で構成されており、前面熱交換器の側面には、熱交換器を筐体の内部に固定する板金製固定板が取り付けられており、板金製固定板は、他の部分よりも幅が狭くなっており、板面に沿った方向に曲げる際の折り曲げ位置となる折り曲げ部と、折り曲げ部の折り曲げ時の内周側の端部に折り曲げられて形成された壁部と、を備えたものである。
Description
本発明は、壁掛け型の空気調和機の室内ユニットに関するものである。
従来、筐体内に熱交換器とクロスフローファンとを有しており、熱交換器がクロスフローファンの上方を覆うように配置されている壁掛け型の空気調和機の室内ユニットがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、熱交換器は、筐体の前面側に配置されて上側が下側に対して背面側へと屈曲した折り曲げ形状を有する前面熱交換器と、筐体の背面側に配置されて前面熱交換器の一端と接続された背面熱交換器と、で構成されている。そして、熱交換器は、その右側面に取り付けられた板金製の側板によって筐体内に固定されている。また、前面熱交換器は、右側面に側板が取り付けられた状態で折り曲げられ、側板に設けられている係合孔と係合突起とが係合することで、折り曲げ角度が保持されている。
特許文献1は、側板に設けられている係合孔と係合突起とが係合することで、前面熱交換器の折り曲げ角度が保持されている。しかしながら、前面熱交換器が折り曲げられる際に一緒に折り曲げられる側板の折り曲げ部は、他の部分と比べて幅が狭いため、側板の板厚方向の剛性が低く、側板が成型されてから前面熱交換器を成形するまでに変形する恐れがある。そして、その場合は前面熱交換器の折り曲げ角度を正しい角度に保持できない。また、前面熱交換器の折り曲げ角度は空気調和機の性能に影響するため、前面熱交換器の折り曲げ角度を正しい角度に保持できないと、空気調和機の性能にばらつきが発生してしまうという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、空気調和機の性能にばらつきが発生するのを抑制することができる空気調和機の室内ユニットを提供することを目的としている。
本発明に係る空気調和機の室内ユニットは、互いに間隔を空けて平行に並べられた複数のフィンと、前記フィンに直交し貫通している複数の伝熱管と、を有する熱交換器と、前記熱交換器を内部に収容する筐体と、を備え、前記熱交換器は、前記筐体の前面側に配置されて上側が下側に対して背面側へと屈曲した折り曲げ形状を有する前面熱交換器と、前記筐体の背面側に配置されて前記前面熱交換器の一端と接続された背面熱交換器と、で構成されており、前記前面熱交換器の側面には、前記熱交換器を前記筐体の内部に固定する板金製固定板が取り付けられており、前記板金製固定板は、他の部分よりも幅が狭くなっており、板面に沿った方向に曲げる際の折り曲げ位置となる折り曲げ部と、前記折り曲げ部の折り曲げ時の内周側の端部に折り曲げられて形成された壁部と、を備えたものである。
本発明に係る空気調和機の室内ユニットによれば、板金製固定板は、他の部分よりも幅が狭くなっている折り曲げ部の折り曲げ時の内周側の端部に折り曲げられて形成された壁部を備えている。そのため、板金製固定板の板厚方向の剛性を高めることができ、板金製固定板の変形を抑制することができるので、前面熱交換器の折り曲げ角度を正しい角度に保持できなくなるのを抑制できる。その結果、空気調和機の性能にばらつきが発生するのを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これは説明のためのものであって、これらの用語は本願発明を限定するものではない。また、以下に説明する実施の形態では、空気調和機の室内ユニット100を正面視した状態において、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」などを使用する。
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100の縦断面を側面視した模式図である。図3は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100を示す分解斜視図である。
図1は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100の縦断面を側面視した模式図である。図3は、本発明の実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100を示す分解斜視図である。
本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100は、室内の壁面などに据え付けられる壁掛け型である。室内ユニット100は、前面筐体1aと、前面筐体1aの背面側に取り付けられた背面筐体1bと、からなる筐体1で外郭が構成されている。また、前面筐体1aの前面側には、前面意匠パネル2が設けられている。この前面意匠パネル2は、設置業者およびユーザーなどが据付作業、清掃、および点検がしやすいように、上下方向に回動可能かつ取り外し可能に設けられている。
前面筐体1aの上部には、筐体1の内部に空気を吸い込む吸込口3が設けられており、また、前面筐体1aの下部には、筐体1の内部から空気を吹き出す吹出口4が設けられている。また、吹出口4には、そこから吹き出される空気の上下方向の向きを調整する上下風向調整板5が設けられている。
背面筐体1bには、空気の流れを発生させるクロスフローファン6と、クロスフローファン6を上方から覆うように配置され、クロスフローファン6から送風された空気と熱交換を行う熱交換器10と、クロスフローファン6の駆動回路などが実装された電気品箱7と、が固定され、筐体1の内部に収容されている。
熱交換器10はフィンチューブ型であり、互いに間隔を空けて平行に並べられた、つまり積層された複数のフィン11と、これらフィン11に直交し貫通している複数の伝熱管12とを有している。また、熱交換器10は、筐体1の前面側に配置されて上側が下側に対して背面側へと屈曲した折り曲げ形状を有する前面熱交換器10aと、筐体1の背面側に配置されて前面熱交換器10aの一端と接続された背面熱交換器10bと、で構成されている。
ここで、本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100の動作について簡単に説明する。
空気調和機の運転が開始されるとクロスフローファン6が回転駆動し、それによって発生した空気の流れにより吸込口3から室内空気が筐体1の内部に吸い込まれる。その吸い込まれた室内空気は、熱交換器10を通過する際に熱交換器10にて熱交換し、冷気または暖気となって、吹出口4から室内へ吹き出される。このとき、吹出口4に設けられた上下風向調整板5が回動することで、吹出口4から吹き出される冷気または暖気の上下方向の向きが調整される。
図4は、本発明の実施の形態に係る熱交換器10を示す斜視図である。図5は、本発明の実施の形態に係る熱交換器10に板金製固定板20が取り付けられていない状態を側面視した模式図である。図6は、本発明の実施の形態に係る熱交換器10に板金製固定板20が取り付けられた状態を側面視した詳細図である。
図4〜図6に示すように、熱交換器10の左側面には、熱交換器10を筐体1の内部、詳しくは背面筐体1bに固定するための樹脂製固定板14が取り付けられている。また、熱交換器10の右側面には、熱交換器10を筐体1の内部、詳しくは背面筐体1bに固定するための板金製固定板20が取り付けられている。この板金製固定板20は、前面熱交換器10aに取り付けられる第一の板金製固定板20aと、背面熱交換器10bに取り付けられる第二の板金製固定板20bで構成されている。
図6に示すように、板金製固定板20は熱交換器10の右側面にネジ30で固定されることにより、取り付けられている。詳しくは、第一の板金製固定板20aは前面熱交換器10aの右側面にネジ30で固定されており、第二の板金製固定板20bは背面熱交換器10bの右側面にネジ30で固定されている。
熱交換器10の左側面は、伝熱管12のU字部が配置されており、U字管を接続するロウ付けが不要である。そのため、熱交換器10の左側面に取り付けられる樹脂製固定板14は、樹脂で構成されている。一方、熱交換器10の右側面は、伝熱管12の端部にU字管を接続してロウ付けが必要である。そのため、熱交換器10の右側面に取り付けられる板金製固定板20は、板金で構成されている。
図7は、従来の第一の板金製固定板40aを示す斜視図である。図8は、図7の破線部の拡大図である。図9は、従来の第一の板金製固定板40aが取り付けられた前面熱交換器10aの折り曲げ前の状態を側面視した模式図である。図10は、従来の第一の板金製固定板40aが取り付けられた前面熱交換器10aの折り曲げ後の状態を側面視した模式図である。
従来の第一の板金製固定板40aは、図7および図8に示すように、ほぼ長方形状の平板である。この第一の板金製固定板40aは、他の部分よりも幅が狭くなっており、板面に沿った方向に曲げる際の折り曲げ位置となる折り曲げ部41と、嵌合穴部42と、嵌合穴部42に嵌め合わされる嵌合突起部43とを有している。なお、折り曲げ部41は、第一の板金製固定板40aの長手側の両側面の一部が切り欠かれることにより形成されている。
そして、図9に示すように、第一の板金製固定板40aが前面熱交換器10aの右側面に取り付けられた状態で、図10に示すように、折り曲げ部41を中心に第一の板金製固定板40aが前面熱交換器10aと同時に、板面に沿った方向に折り曲げられる。そして、嵌合穴部42に嵌合突起部43が嵌め合わされることで、前面熱交換器10aの折り曲げ角度が固定され、折り曲げ状態が保持されるようになっている。
上記の通り、第一の板金製固定板40aの折り曲げ位置となる折り曲げ部41が、他の部分よりも幅が狭くなっているが、これは、前面熱交換器10aを折り曲げる際に、前面熱交換器10aを折り曲げやすくするためである。このように折り曲げ部41を設けることで、前面熱交換器10aを折り曲げやすくすることができるが、折り曲げ部41は他の部分よりも幅が狭くなっているため、第一の板金製固定板40aの板厚方向の剛性が他の部分よりも低く、折り曲げ部41は板厚方向に変形しやすくなっている。
そのため、従来では、第一の板金製固定板40aを成型した後、前面熱交換器10aの右側面に取り付けて折り曲げて前面熱交換器10aを成形するまでに、第一の板金製固定板40aが折り曲げ部41で板厚方向に変形してしまう恐れがある。そして、第一の板金製固定板40aが折り曲げ部41で板厚方向に変形した状態で前面熱交換器10aを折り曲げようとしても、前面熱交換器10aの折り曲げが困難であったり、前面熱交換器10aを折り曲げられたとしても折り曲げ角度がばらついてしまったりする。そうすると、熱交換器10での熱交換効率が低下するため、空気調和機の性能が低下してしまう。
図11は、本発明の実施の形態に係る第一の板金製固定板20aを示す斜視図である。図12は、図11の破線部の拡大図である。
そこで、本実施の形態に係る第一の板金製固定板20aでは、図11および図12に示す構成となっている。第一の板金製固定板20aは、ほぼ長方形状の平板である。この第一の板金製固定板20aは、他の部分よりも幅が狭くなっており、板面に沿った方向に曲げる際の折り曲げ位置となる折り曲げ部21と、嵌合穴部22と、嵌合穴部22に嵌め合わされる嵌合突起部23とを有している。なお、折り曲げ部21は、第一の板金製固定板20aの長手側の両側面の一部が切り欠かれることにより形成されている。
さらに、第一の板金製固定板20aは、折り曲げ部21の折り曲げ時の内周側の端部に設けられた壁部24と、折り曲げ部21の折り曲げ時の外周側の端部に設けられた切り欠き25とを有している。なお、嵌合穴部22と嵌合突起部23とが設けられている位置は、反対でもよい。ここで、折り曲げ部21の折り曲げ時の内周側の端部および外周側の端部とは、第一の板金製固定板40aが前面熱交換器10aの右側面に取り付けられた状態で折り曲げられた時の折り曲げ部21の内周側の端部および外周側の端部のことである。
壁部24は、折り曲げ部21の折り曲げ時の内周側の端部が外側に曲げられて形成されており、その厚さは板厚であり、その外側への突出量(以下、高さと称する)は伝熱管12が挿入される孔の周縁に設けられた周縁部26と同じかそれ以下である。なお、壁部24の折り曲げ角度は、例えば90度であるが、それに限定されない。ここで、外側とは、第一の板金製固定板20aを前面熱交換器10aの右側面に取り付けた際の外側のことであり、以下も同様とする。
壁部24を外側に折り曲げているのは、壁部24が内側に折り曲げられているとフィン11にぶつかってしまうためである。また、壁部24の高さを周縁部26と同じかそれ以下とするのは、壁部24の高さを周縁部26より高くすると製造時に伝熱管12を拡管する拡管用装置とぶつかってしまうためである。
このように、折り曲げ部21の折り曲げ時の内周側の端部に壁部24を設けることで、折り曲げ部21の板厚方向の剛性を高めることができ、折り曲げ部21の板厚方向の変形を抑制することができる。
また、切り欠き25は、折り曲げ部21の折り曲げ時の外周側の端部をV字形状に切り欠いて形成されている。なお、V字形状の切り欠き25は、その先端がとがった形状でもよいし、R形状でもよい。
図13は、本発明の実施の形態に係る前面熱交換器10aを示す斜視図である。図14は、図13に示す前面熱交換器10aの右側面の要部を拡大した第一の図である。図15は、図13に示す前面熱交換器10aの右側面の要部を拡大した第二の図である。図16は、図13に示す前面熱交換器10aの右側面の要部を拡大した第三の図である。
図13〜図14に示すように、前面熱交換器10aは上側が下側に対して背面側へと屈曲した折り曲げ形状を有しており、嵌合穴部22に嵌合突起部23が嵌め合わされることで、前面熱交換器10aの折り曲げ角度が固定され、折り曲げ状態が保持されている。なお、前面熱交換器10aは、右側面に第一の板金製固定板20aが取り付けられた状態で折り曲げられるため、第一の板金製固定板20aも同時に折り曲げられる。
このとき、切り欠き25が形成されていることで、前面熱交換器10aの折り曲げ時に第一の板金製固定板20aにかかる応力をこの切り欠き25に集中させることができる。ここで、壁部24を設けて折り曲げ部21の板厚方向の剛性を高めると、板面に沿った方向の剛性も高くなり、前面熱交換器10aが折り曲げにくくなる。
そこで、切り欠き25を形成することで、壁部24を設けて折り曲げ部21の板厚方向の剛性を高めたとしても、前面熱交換器10aが折り曲げにくくなるのを抑制することができる。さらに、切り欠き25を形成することで、前面熱交換器10aを折り曲げる際にばらつきやすい折り曲げ位置の中心が決まりやすくなるため、前面熱交換器10aの折り曲げ角度の精度を上げることができる。
なお、切り欠き25は深い方が第一の板金製固定板20aを折り曲げやすくなるが、その分強度としては弱くなるため、折り曲げ部21の折り曲げ時の内周側の端部に壁部24を設ける前と同じ程度の折り曲げやすさとなるように切り欠き25の深さを決定するとよい。
以上、本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100は、互いに間隔を空けて平行に並べられた複数のフィン11と、フィン11に直交し貫通している複数の伝熱管12と、を有する熱交換器10と、熱交換器10を内部に収容する筐体1と、を備え、熱交換器10は、筐体1の前面側に配置されて上側が下側に対して背面側へと屈曲した折り曲げ形状を有する前面熱交換器10aと、筐体1の背面側に配置されて前面熱交換器10aの一端と接続された背面熱交換器10bと、で構成されており、前面熱交換器10aの側面には、熱交換器10を筐体1の内部に固定する第一の板金製固定板20aが取り付けられており、第一の板金製固定板20aは、他の部分よりも幅が狭くなっており、板面に沿った方向に曲げる際の折り曲げ位置となる折り曲げ部と、折り曲げ部21の折り曲げ時の内周側の端部に折り曲げられて形成された壁部24と、を備えたものである。
本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100によれば、第一の板金製固定板20aは、他の部分よりも幅が狭くなっている折り曲げ部21の折り曲げ時の内周側の端部に折り曲げられて形成された壁部24を備えている。そのため、第一の板金製固定板20aの板厚方向の剛性を高めることができ、第一の板金製固定板20aの変形を抑制することができるので、前面熱交換器10aの折り曲げ角度を正しい角度に保持できなくなるのを抑制できる。その結果、空気調和機の性能にばらつきが発生するのを抑制することができる。
また、本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100において、第一の板金製固定板20aは、折り曲げ部21の折り曲げ時の外周側の端部に設けられたV字形状の切り欠き25を備えたものである。
本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100によれば、第一の板金製固定板20aが切り欠き25を備えている。そのため、壁部24を設けて折り曲げ部21の板厚方向の剛性を高めたとしても、前面熱交換器10aが折り曲げにくくなるのを抑制することができる。さらに、第一の板金製固定板20aが切り欠き25を備えることで、前面熱交換器10aを折り曲げる際にばらつきやすい折り曲げ位置の中心が決まりやすくなるため、前面熱交換器10aの折り曲げ角度の精度を上げることができる。
また、本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100において、第一の板金製固定板20aは、伝熱管12が挿入される孔の周縁に設けられた周縁部26を備え、壁部24の高さは、周縁部26と同じまたはそれ以下である。
本実施の形態に係る空気調和機の室内ユニット100によれば、壁部24の高さは、周縁部26と同じまたはそれ以下となっているため、製造時に伝熱管12を拡管する拡管用装置とぶつかってしまうのを抑制することができる。
1 筐体、1a 前面筐体、1b 背面筐体、2 前面意匠パネル、3 吸込口、4 吹出口、5 上下風向調整板、6 クロスフローファン、7 電気品箱、10 熱交換器、10a 前面熱交換器、10b 背面熱交換器、11 フィン、12 伝熱管、14 樹脂製固定板、20 板金製固定板、20a 第一の板金製固定板、20b 第二の板金製固定板、21 折り曲げ部、22 嵌合穴部、23 嵌合突起部、24 壁部、25 切り欠き、26 周縁部、30 ネジ、40a 第一の板金製固定板、41 折り曲げ部、42 嵌合穴部、43 嵌合突起部、100 室内ユニット。
本発明に係る空気調和機の室内ユニットは、互いに間隔を空けて平行に並べられた複数のフィンと、前記フィンに直交し貫通している複数の伝熱管と、を有する熱交換器と、前記熱交換器を内部に収容する筐体と、を備え、前記熱交換器は、前記筐体の前面側に配置されて上側が下側に対して背面側へと屈曲した折り曲げ形状を有する前面熱交換器と、前記筐体の背面側に配置された背面熱交換器と、で構成されており、前記前面熱交換器の側面には、前記熱交換器を前記筐体の内部に固定する板金製固定板が取り付けられており、前記板金製固定板は、他の部分よりも幅が狭くなっており、板面に沿った方向に曲げる際の折り曲げ位置となる折り曲げ部と、前記折り曲げ部の折り曲げ時の内周側の端部に折り曲げられて形成された壁部と、嵌合穴部および該嵌合穴部に嵌め合わされる嵌合突起部と、を備え、前記折り曲げ部は、前記板金製固定板の、前記前面熱交換器の側面の長手方向に沿う長手側の両側面の一部が切り欠かれることにより形成されており、前記前面熱交換器は、前記嵌合穴部に前記嵌合突起部が嵌め合わされることで折り曲げ状態が保持されているものである。
Claims (3)
- 互いに間隔を空けて平行に並べられた複数のフィンと、前記フィンに直交し貫通している複数の伝熱管と、を有する熱交換器と、
前記熱交換器を内部に収容する筐体と、を備え、
前記熱交換器は、
前記筐体の前面側に配置されて上側が下側に対して背面側へと屈曲した折り曲げ形状を有する前面熱交換器と、前記筐体の背面側に配置されて前記前面熱交換器の一端と接続された背面熱交換器と、で構成されており、
前記前面熱交換器の側面には、前記熱交換器を前記筐体の内部に固定する板金製固定板が取り付けられており、
前記板金製固定板は、
他の部分よりも幅が狭くなっており、板面に沿った方向に曲げる際の折り曲げ位置となる折り曲げ部と、
前記折り曲げ部の折り曲げ時の内周側の端部に折り曲げられて形成された壁部と、を備えた
空気調和機の室内ユニット。 - 前記板金製固定板は、
前記折り曲げ部の折り曲げ時の外周側の端部に設けられたV字形状の切り欠きを備えた
請求項1に記載の空気調和機の室内ユニット。 - 前記板金製固定板は、
前記伝熱管が挿入される孔の周縁に設けられた周縁部を備え、
前記壁部の高さは、前記周縁部と同じまたはそれ以下である
請求項1または2に記載の空気調和機の室内ユニット。
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201223 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A02 | Decision of refusal |
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