JP2004156890A - 空気調和機の熱交換器 - Google Patents

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Tetsuya Yamashita
哲也 山下
Junichi Nakanishi
淳一 中西
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Abstract

【課題】複数の熱交換部に分割されている空気調和機の熱交換器において、組み合わされた後の熱交換部81,82同士の相対角度にズレが生じることを抑える。
【解決手段】室内熱交換器は、第1熱交換部81および第2熱交換部82に分割されており、第1熱交換部81の固定側板81cと、第2熱交換部82の固定側板82cと、ビス90とを備えている。固定側板81cには孔81dおよび凹部81eが、固定側板82cには孔82dおよび凸部82eが、それぞれ設けられている。孔81dは孔81eに対向し、凸部82eは凹部81eに対向している。凹部81eおよび凸部82eは、孔81d,82dの近傍に形成されている。ビス90は、孔81d,82dに挿入され、両固定側板81c,82cを締結する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機の熱交換器、特に、少なくとも第1熱交換部および第2熱交換部に分割されている空気調和機の熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和機の熱交換器は、室内ユニットあるいは室外ユニットにおけるスペース的な制約や省スペース化の要請から、湾曲部が形成されていたり、複数の熱交換部に分割されていたりすることがある。例えば、特許文献1や特許文献2には、室内ユニットの正面側および背面側に分割され逆V字型に組み合わされたクロスフィン型の室内熱交換器が示されている。このように分割されている熱交換器は、分割された両熱交換部がネジ(ビス)によって締結されていることが多い。
【0003】
そして、両方の熱交換部の相対角度を決めて固定するために、例えば、一方の熱交換部に切り起こしを設け、その切り起こしをストッパーとして他方の熱交換部に当てることなどが行われている。このようにして角度を固定した上でネジによる締結を行えば、所定の相対角度が確保された状態で両熱交換部が組み合わされ1つの熱交換器が形成される。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−148706号公報
【0005】
【特許文献2】
特許第3143382号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来においてはストッパーなどを用いて相対角度を確保しながらネジによる締結で両熱交換部を固定している。
しかし、熱交換器の搬送時に予期せぬ力が熱交換器に作用したり、熱交換器の製造工程において熱交換器の乾燥のための遠心脱水処理を行う際に比較的大きな力が熱交換器に作用したりすると、ネジで固定されている両熱交換器の相対角度にズレが生じる恐れがある。
【0007】
本発明の課題は、複数の熱交換部に分割されている空気調和機の熱交換器であって、組み合わされた後の熱交換部同士の相対角度にズレが生じることが抑えられる熱交換器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る空気調和機の熱交換器は、少なくとも第1熱交換部および第2熱交換部に分割されており、第1部材と、第2部材と、締結部材とを備えている。第1部材は、第1熱交換部側に設けられており、第1孔が形成されている。第2部材は、第2熱交換部側に設けられており、第2孔が形成されている。第2孔は、第1孔に対向する。締結部材は、第1孔および第2孔に挿入され、第1部材と第2部材とを締結する。また、第1部材には、第1孔の近傍に凹部が形成されている。第2部材には、第2孔の近傍に、凸部が形成されている。凸部は、凹部に対向する。
【0009】
ここでは、第1熱交換部側の第1部材および第2熱交換部側の第2部材の両方に、締結部材を挿入するための第1孔および第2孔に加えて、それらの近傍において凹部および凸部を形成している。そして、第1孔と第2孔とが対向し、凹部と凸部とが対向しているため、第1孔と第2孔とを合わせて締結部材で第1部材と第2部材とを締結すると、凹部に凸部がはまることになる。このため、熱交換器を乾燥させるための遠心脱水が行われたときなどに大きな力が熱交換器に作用しても、第1孔および第2孔を中心とした両熱交換部の相対回転が発生して両者の角度にズレが生じてしまうことが抑えられる。
【0010】
請求項2に係る空気調和機の熱交換器は、請求項1に記載の熱交換器であって、凹部および凸部は、第1孔および第2孔を中心とした放射方向に長く形成されている。
ここでは、第1孔および第2孔を中心として凹部および凸部が放射方向に長く形成されているため、第1孔および第2孔に挿入される締結部材を回転中心とした第1熱交換部と第2熱交換部との相対回転に抗する力が大きくなる。このため、両熱交換部が相対回転して両者の角度にズレが生じることが、より確実に抑えられるようになる。
【0011】
請求項3に係る空気調和機の熱交換器は、請求項1又は2に記載の熱交換器であって、凹部および凸部は、複数個が形成されている。
ここでは、第1孔および第2孔の近傍に複数の凹部および凸部が形成されているため、第1孔および第2孔に挿入される締結部材を回転中心とした第1熱交換部と第2熱交換部との相対回転に抗する力が大きくなる。このため、両熱交換部が相対回転して両者の角度にズレが生じることが、より確実に抑えられるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
<構成>
〔空気調和機の外観〕
本発明の一実施形態が採用された空気調和機1の外観を、図1に示す。この空気調和機1は、室内の壁面などに取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3とを備えている。
【0013】
図2に示すように、室内機2内には室内熱交換器20が、室外機3内には室外熱交換器30が収納されており、各熱交換器20,30が集合連絡配管群4の冷媒連絡配管41,42により接続されることにより冷媒回路が構成されている。
〔空気調和機の冷媒回路の構成〕
図2に示す空気調和機1の冷媒回路は、室内熱交換器20、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33、室外熱交換器30、電動膨張弁34などから構成されている。
【0014】
室内機2に設けられている室内熱交換器20は、接触する空気との間で熱交換を行う。また、室内機2には、室内空気を吸い込んで室内熱交換器20との間で熱交換を行った後の空気を室内に排出するためのクロスフローファン21が設けられている。クロスフローファン21は、円筒形状に構成され、周面には回転軸方向に羽根が設けられているものであり、回転軸と交わる方向に空気流を生成する。このクロスフローファン21は、室内機2内に設けられるファンモータ22によって回転駆動される。室内機2の詳細な構成については後に説明する。
【0015】
室外機3には、圧縮機32と、圧縮機32の吐出側に接続される四路切換弁33と、圧縮機32の吸入側に接続されるアキュムレータ31と、四路切換弁33に接続された室外熱交換器30と、室外熱交換器30に接続された電動膨張弁34とが設けられている。電動膨張弁34は、フィルタ35および液閉鎖弁36を介して液側冷媒連絡配管41に接続されており、この液側冷媒連絡配管41を介して室内熱交換器20の一端と接続される。また、四路切換弁33は、ガス閉鎖弁37を介してガス側冷媒連絡配管42に接続されており、このガス側冷媒連絡配管42を介して室内熱交換器20の他端と接続されている。また、室外機3には、室外熱交換器30と室外空気との間で熱交換させるための送風機であるプロペラファン38が設けられている。このプロペラファン38は、ファンモータ39によって回転駆動される。
【0016】
〔室内機の構成〕
(室内機の全体構成)
室内機2は、図1に示すように、正面視に置いて横方向に長い室内機ケーシング23を備えており、前述した室内熱交換器20やクロスフローファン21は、室内機2の室内機ケーシング23内に収容されている。室内機ケーシング23は、前面パネル23aと底フレーム23bとにより構成されている。室内機ケーシング23の前面および上面には、室内の空気を室内機ケーシング23内に取り入れるための吸込口23cが設けられている(図3参照)。室内機ケーシング23の下部には、室内へと冷暖房などの空気調和が為された空気を送り出すための吹出口23dが設けられている。吸込口23cから室内機ケーシング23内に取り込まれ室内熱交換器20と熱交換した後の空気は、クロスフローファン21によって、吹出口23dから室内へと吹き出される。
【0017】
また、室内熱交換器20は後に説明するように前後に分割されており、室内機2は、分割されている室内熱交換器20の頂上部分を空気が通過することを防ぐためのシールド部材24を備えている(図3及び図4参照)。
(室内熱交換器の構成)
室内熱交換器20は、クロスフローファン21の前方、上方および後部上方を取り囲むように取り付けられる。室内熱交換器20は、クロスフローファン21の駆動により吸込口23cから取り込まれた室内空気をクロスフローファン21側に通過させ、その室内空気と冷媒との間で熱交換を行わせる。室内熱交換器20は、その上部が、側面視において概ね逆V字型の断面形状を有している(図3参照)。
【0018】
また、室内熱交換器20は、第1熱交換部81、第2熱交換部82、第3熱交換部83、第4熱交換部84の4つの部分に分割されている。分割されている各熱交換部81〜84は、それぞれ、左右方向に長く伸びる複数の伝熱管81a〜84aと、微少隙間を空けて左右方向に多数が積層配置され伝熱管81a〜84aを挿通させるフィン81b〜84bと、伝熱管81a〜84aの両端付近に設けられる固定側板81c〜84cとから構成されている。室内熱交換器20の伝熱管81a〜84aは、固定側板81c〜84cの外側において複数のU字配管によって1本になるように結ばれており、その1本となった伝熱管の両端が液側冷媒連絡配管41およびガス側冷媒連絡配管42に接続される。
【0019】
第1熱交換部81は、上端が室内機2の前方へ向けて傾斜して配置されており、クロスフローファン21の上方から後部上方を覆うように配置されている。第2熱交換部82は、第1熱交換部81の前方に配置され、上端が室内機2の後方へ向けて傾斜しており、クロスフローファン21の上方から前部上方を覆っている。第2熱交換部82の上端は、第1熱交換部81の上端に近接している。このように第1熱交換部81の上端と第2熱交換部82の上端とが近接して、室内熱交換器20の逆V字型の頂上部分が形成されている。第3熱交換部83は、第2熱交換部82の下方に配置されており、その上端は第2熱交換部82の下端に近接している。第3熱交換部83は、クロスフローファン21の前方を覆うように配置されている。第4熱交換部84は、第3熱交換部83の下方に配置されており、下端が室内機2の後方へ傾斜している。第4熱交換部84の上端は、第3熱交換部83の下端に近接している。
【0020】
第1熱交換部81、第2熱交換部82、第3熱交換部83、および第4熱交換部84は、それぞれの両側端(正面視における左右方向の端)に設けられた固定側板81c〜84cにより相互に固定され、一体となって室内熱交換器20を形成する。
上記のように室内熱交換器20は各熱交換部81〜84が一体にされたものであるが、特に第1熱交換部81と第2熱交換部82との間には、空気が通り抜けやすい低抵抗部分が存在する。具体的には、第1熱交換部81と第2熱交換部82との断面視における頂上の折れ曲がり部分が、通風抵抗の小さい低抵抗部分となっている。この頂上部分を多くの空気が通り抜けてしまうと室内熱交換器20による熱交換率が低下してしまうため、これを避けるために、図3および図4に示すシールド部材24が取り付けられている。シールド部材24は、樹脂製の部材であり、固定側板81c,82cの近傍において伝熱管81a,82aに係止することで室内熱交換器20に取り付く。
【0021】
(第1熱交換部と第2熱交換部との固定連結部分の構成)
第1熱交換部81と第2熱交換部82とは、それぞれの固定側板81c,82cをビス90で締結することによって、互いに固定連結される。
第1熱交換部81の固定側板81cは、その上部に、固定用の孔81dと、ズレ防止のための長円状の凹部81eとが形成されている(図4(b)および図5参照)。孔81dおよび凹部81eが形成されている部分は、第1熱交換部81と第2熱交換部82とが組み付けられた後に固定側板81cが固定側板82cと重なり合う部分である(図4参照)。凹部81eは、孔81dの近傍に設けられている。凹部81eと孔81dとの距離は、図4(b)に示すように、両熱交換部81,82がビス90で締結されたときにビス90の頭部の周縁から凹部81eまでの距離がビス90の頭部の直径以内となる距離である。また、凹部81eは、高さが約1mmである。
【0022】
第2熱交換部82の固定側板82cは、その上部に、固定用の孔82dと、ズレ防止のための長円状の凸部82eとが形成されている(図4(b)および図5参照)。孔82dおよび凸部82eが形成されている部分は、第1熱交換部81と第2熱交換部82とが組み付けられた後に固定側板82cが固定側板81cと重なり合う部分である(図4参照)。凸部82eは、孔82dの近傍に設けられており、孔82dが孔81dに合わされたときに凹部81eと対向する位置に形成されている。凸部82eと孔82dとの距離は、図4(b)に示すように、両熱交換部81,82がビス90で締結されたときにビス90の頭部の周縁から凸部82eまでの距離がビス90の頭部の直径以内となる距離である。また、凸部82eは、深さが約1mmであり、その形状は凹部81eに対応する形状となっている。すなわち、凸部82eに凹部81eがはめられると、両者が平面的にずれない状態となる。
【0023】
また、図4(b)に示すように、固定側板82cが固定側板81cと重なったときには、凹部81eおよび凸部82eの突出部分は、ビス90の頭部とは反対側に位置することになる。このため、凹部81eおよび凸部82eをビス90を通すための孔81d,82dに近接させることができている。
また、凹部81eおよび凸部82eは、孔81d,82dを中心として放射方向に長く形成されている。
【0024】
さらに、互いの固定連結作業を容易にするため、第1熱交換部81の固定側板81cには突出片81fが、第2熱交換部82の固定側板82cにはV字切欠82fが形成されている。両熱交換部81,82が組み合わされたときには、突出片81fがV字切欠82fの第1熱交換部81側(背面側)の切欠面に当たる状態となる。
【0025】
<第1熱交換部と第2熱交換部との組み付け方法>
図5に示す第1熱交換部81の固定側板81cと第2熱交換部82の固定側板82cとが離れた状態から、図4(a)に示す両熱交換部81,82を所定の角度を持った状態に組み上げていく際には、まず、第1熱交換部81の固定側板81cの突出片81fを第2熱交換部82の固定側板82cのV字切欠82fに引っかけるようにして両熱交換部81,82を合わせる。この作業は、熱交換部81,82の左右両側において、それぞれの固定側板81c,82cで行う。
【0026】
次に、第1熱交換部81の固定側板81cの孔81dと第2熱交換部82の固定側板82cの孔82dとを合わせ、それらの孔81d,82dに対してビス90をねじ込む。孔81d,82dにビス90をねじ込んでいくと、次第に、第2熱交換部82の固定側板82cの凸部82eが第1熱交換部81の固定側板81cの凹部81eに密着していく。そして、図4(b)に示すように凸部82eが凹部81eに完全に密着するまでビス90がねじ込まれると、所定角度で両熱交換部81,82が固定連結される。この状態において、凸部82eが凹部81eに密着しており、何らかの力が作用したとしても、両固定側板81c,82cが上下あるいは前後にずれることは殆どない。
【0027】
<特徴>
(1)
この空気調和機1では、室内熱交換器20が分割されて逆V字型に形成されている。このため、室内熱交換器20がクロスフローファン21を覆うような配置が実現されており、室内熱交換器20の面積が十分に確保できている。また、室内機ケーシング23の内部の空間を有効に利用することができ、室内機2が小型化されている。
【0028】
(2)
従来の室内熱交換器においては、例えば図7に示すように、両方の熱交換部の相対角度を決めて固定するために、一方の熱交換部の固定側板181に切り起こし181hを設け、その切り起こし181hをストッパーとして他方の熱交換部の固定側板182の受け用開口182hの端部に当てることが行われている。このようにして角度を固定した上でネジによる締結を行えば、所定の相対角度が確保された状態で両熱交換部が組み合わされ1つの熱交換器が形成される。
【0029】
しかし、熱交換器の搬送時に予期せぬ力が熱交換器に作用したり、熱交換器の製造工程において熱交換器の乾燥のための遠心脱水処理を行う際に比較的大きな力が熱交換器に作用したりすると、ネジで固定されている両熱交換器の相対角度にズレが生じる恐れがある。
これに対し、本実施形態に係る空気調和機1では、室内熱交換器20において、第1熱交換部81の固定側板81cおよび第2熱交換部82の固定側板82cの両方に、ビス90を挿入するための孔81d,82dに加えて、それらの近傍に凹部81eおよび凸部82eを形成している。そして、孔81dと孔82dとが対向し、凹部81eと凸部82eとが対向しているため、孔81dと孔82dとを合わせてビス90で両固定側板81c,82cを締結すると、凹部81eに凸部82eがはまる。これにより、室内熱交換器20を乾燥させるための遠心脱水が行われたときなど比較的大きな力が室内熱交換器20に作用したときでも、孔81d,82dを中心とした両熱交換部81,82の相対回転が発生して両者の角度にズレが生じてしまう不具合は、殆どなくなる。
【0030】
(3)
また、室内熱交換器20では、孔81d,82dを中心として凹部81eおよび凸部82eが放射方向に長く形成されているため、孔81d,82dに挿入されるビス90を回転中心とした第1熱交換部81と第2熱交換部82との相対回転に抗する力が大きくなっている。このため、両熱交換部81,82が相対回転して両者の角度にズレが生じることが、より確実に抑えられるようになっている。
【0031】
(4)
さらに、室内熱交換器20では、固定側板82cが固定側板81cと重なったときに、凹部81eおよび凸部82eの突出部分が、ビス90の頭部とは反対側に位置する(図4(b)参照)。このため、凹部81eおよび凸部82eを孔81d,82dに十分に近づけることができており、すなわち、凹部81eおよび凸部82eをできるだけビス90に近い位置に設けることができており、凹部81eと凸部82eとの密着度合いが強くなっている。これにより、両熱交換部81,82が相対回転して両者の角度にズレが生じることが、さらに確実に抑えられるようになっている。
【0032】
<変形例>
上記実施形態では、固定側板81c,82cに凹部81eおよび凸部82eを形成することによって両熱交換部81,82が強固に固定連結されるようにしているが、これに加えて、図6に示す凹部81gおよび凸部82gを形成して更なる固定度合いの強化を図ることも可能である。
【0033】
図6に示すように、凹部81gは第1熱交換部81の固定側板81cに、凸部82gは第2熱交換部82の固定側板82cに形成されている。凹部81gおよび凸部82gは、孔81d,82dを挟んで概ね凹部81eおよび凸部82eの反対側に形成されている。このように、凹部81eおよび凸部82eに加えて凹部81gおよび凸部82gによってビス90の近傍における両固定側板81c,82cの固着度合いを強化することで、両熱交換部81,82が相対回転して両者の角度にズレが生じることが、より確実に抑えられるようになる。
【0034】
【発明の効果】
請求項1に係る空気調和機の熱交換器では、第1熱交換部側の第1部材および第2熱交換部側の第2部材の両方に、締結部材を挿入するための第1孔および第2孔に加えて、それらの近傍において凹部および凸部を形成している。そして、第1孔と第2孔とが対向し、凹部と凸部とが対向しているため、第1孔と第2孔とを合わせて締結部材で第1部材と第2部材とを締結すると、凹部に凸部がはまることになる。このため、熱交換器を乾燥させるための遠心脱水が行われたときなどに大きな力が熱交換器に作用しても、第1孔および第2孔を中心とした両熱交換部の相対回転が発生して両者の角度にズレが生じてしまうことが抑えられる。
【0035】
請求項2に係る空気調和機の熱交換器では、第1孔および第2孔を中心として凹部および凸部が放射方向に長く形成されているため、第1孔および第2孔に挿入される締結部材を回転中心とした第1熱交換部と第2熱交換部との相対回転に抗する力が大きくなる。このため、両熱交換部が相対回転して両者の角度にズレが生じることが、より確実に抑えられるようになる。
【0036】
請求項3に係る空気調和機の熱交換器では、第1孔および第2孔の近傍に複数の凹部および凸部が形成されているため、第1孔および第2孔に挿入される締結部材を回転中心とした第1熱交換部と第2熱交換部との相対回転に抗する力が大きくなる。このため、両熱交換部が相対回転して両者の角度にズレが生じることが、より確実に抑えられるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る熱交換器を使う空気調和機の外観図。
【図2】空気調和機の冷媒回路の構成図。
【図3】空気調和機の室内機の縦断面図。
【図4】第1熱交換部と第2熱交換部との固定連結部分の拡大図。
【図5】第1熱交換部と第2熱交換部との固定連結部分の固定連結前の拡大図。
【図6】変形例における図5に相当する図。
【図7】従来の空気調和機における図4に相当する図。
【符号の説明】
1 空気調和機
20 室内熱交換器
81 第1熱交換部
81c 固定側板(第1部材)
81d 孔(第1孔)
81e 凹部
81g 凹部
82 第2熱交換部
82c 固定側板(第2部材)
82d 孔(第2孔)
82e 凸部
82g 凸部

Claims (3)

  1. 少なくとも第1熱交換部(81)および第2熱交換部(82)に分割されている空気調和機(1)の熱交換器(20)であって、
    第1熱交換部側に設けられ、第1孔(81d)が形成されている第1部材(81c)と、
    第2熱交換部側に設けられ、前記第1孔に対向する第2孔(82d)が形成されている第2部材(82c)と、
    前記第1孔および前記第2孔に挿入され、前記第1部材と前記第2部材とを締結する締結部材(90)と、
    を備え、
    前記第1部材には、前記第1孔の近傍に、凹部(81e,81g)が形成されており、
    前記第2部材には、前記第2孔の近傍に、前記凹部に対向する凸部(82e,82g)が形成されている、
    空気調和機の熱交換器(20)。
  2. 前記凹部および前記凸部は、前記第1孔および前記第2孔を中心とした放射方向に長く形成されている、
    請求項1に記載の空気調和機の熱交換器。
  3. 前記凹部および前記凸部は、複数個が形成されている、
    請求項1又は2に記載の空気調和機の熱交換器。
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