JPWO2020068752A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2020068752A5 JPWO2020068752A5 JP2021517284A JP2021517284A JPWO2020068752A5 JP WO2020068752 A5 JPWO2020068752 A5 JP WO2020068752A5 JP 2021517284 A JP2021517284 A JP 2021517284A JP 2021517284 A JP2021517284 A JP 2021517284A JP WO2020068752 A5 JPWO2020068752 A5 JP WO2020068752A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antibody
- antigen
- binding fragment
- seq
- amino acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Description
6. 配列表
本明細書は、配列表のコンピューター可読形式(CRF)コピーとともに出願されている。10624-442-228_SEQ_LISTING.txtという名称のCRFは、2019年9月20日に作成され、サイズは298,057バイトで、配列表の紙のコピーと同一であり、その全体が参照により本明細書に援用される。
本件出願は、以下の態様の発明を提供する。
(態様1)
(a)配列番号67のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域及び配列番号80のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含む抗体によって認識されるヒトSIRPαのエピトープに結合するか、または
(b)配列番号67のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域及び配列番号80のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含む抗体と、ヒトSIRPαへの結合について競合する、
抗体またはその抗原結合断片。
(態様2)
SIRPαに結合する抗体またはその抗原結合断片であって、
(a)表1に記載される抗体SIRPAB-11、SIRPAB-12、SIRPAB-1、SIRPAB-2、SIRPAB-3、SIRPAB-4、SIRPAB-5、SIRPAB-6、SIRPAB-7、SIRPAB-8、SIRPAB-9、SIRPAB-10、またはSIRPAB-13のいずれか1つの軽鎖可変領域(VL)相補性決定領域1(CDR1)、VL CDR2、及びVL CDR3を含む軽鎖可変領域(VL);及び/または
(b)表2に記載される抗体SIRPAB-11、SIRPAB-12、SIRPAB-1、SIRPAB-2、SIRPAB-3、SIRPAB-4、SIRPAB-5、SIRPAB-6、SIRPAB-7、SIRPAB-8、SIRPAB-9、SIRPAB-10、またはSIRPAB-13のいずれか1つの重鎖可変領域(VH)相補性決定領域1(CDR1)、VH CDR2、及びVH CDR3を含む重鎖可変領域(VH)を含む、
前記抗体またはその抗原結合断片。
(態様3)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)表3に記載される抗体SIRPAB-11、SIRPAB-12、SIRPAB-1、SIRPAB-2、SIRPAB-3、SIRPAB-4、SIRPAB-5、SIRPAB-6、SIRPAB-7、SIRPAB-8、SIRPAB-9、SIRPAB-10、またはSIRPAB-13のいずれか1つの軽鎖可変領域(VL)フレームワーク1(FR1)、VL FR2、VL FR3、及びVL FR4を更に含む軽鎖可変領域(VL);及び/または
(b)表4に記載される抗体SIRPAB-11、SIRPAB-12、SIRPAB-1、SIRPAB-2、SIRPAB-3、SIRPAB-4、SIRPAB-5、SIRPAB-6、SIRPAB-7、SIRPAB-8、SIRPAB-9、SIRPAB-10、またはSIRPAB-13のいずれか1つの重鎖可変領域(VH)フレームワーク1(FR1)、VH FR2、VH FR3、及びVH FR4を更に含む重鎖可変領域(VH)を含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様4)
前記VL CDR1、VL CDR2、及びVL CDR3が配列番号62、63、及び65のアミノ酸配列をそれぞれ含み、前記VH CDR1、VH CDR2、及びVH CDR3が配列番号78、69、及び57のアミノ酸配列をそれぞれ含む、態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様5)
前記VL CDR1、VL CDR2、及びVL CDR3が配列番号62、63、及び65のアミノ酸配列をそれぞれ含み、前記VH CDR1、VH CDR2、及びVH CDR3が配列番号82、83、及び57のアミノ酸配列をそれぞれ含む、態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様6)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号18のアミノ酸配列を含むVLを含む、態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様7)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号46のアミノ酸配列を含むVLを含む、態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様8)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号67のアミノ酸配列を含むVLを含む、態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様9)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号9のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様10)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号22のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様11)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号27のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様12)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号32のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様13)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号36のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様14)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号42のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様15)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号50のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様16)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号60のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様17)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号71のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様18)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号76のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様19)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号80のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様20)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号85のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様21)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号90のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様22)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号18のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号9のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様23)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号18のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号22のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様24)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号18のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号27のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様25)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号18のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号32のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様26)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号18のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号36のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様27)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号46のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号42のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様28)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号46のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号50のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様29)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号67のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号60のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様30)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号67のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号71のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様31)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号67のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号76のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様32)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号67のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号80のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様33)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号67のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号85のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様34)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号67のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号90のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様35)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号18、46、及び67からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むVL;ならびに
(b)配列番号9、22、27、32、36、42、50、60、71、76、80、85、及び90からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様36)
前記抗体またはその抗原結合断片が、ヒトIgG1 Fc領域またはその変異体を含む、態様1~35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様37)
前記抗体またはその抗原結合断片が、ヒトIgG1-K322A Fc領域を含む、態様1~36のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様38)
前記抗体またはその抗原結合断片が、ヒトIgG1-AAS Fc領域を含む、態様1~35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様39)
前記抗体またはその抗原結合断片が、ヒトIgG4 Fc領域またはその変異体を含む、態様1~35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様40)
前記抗体またはその抗原結合断片が、ヒトIgG4P Fc領域を含む、態様1~35及び39のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様41)
前記抗体またはその抗原結合断片が、ヒトIgG4PE Fc領域を含む、態様1~35及び39のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様42)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号144及び155~159からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖Fc領域を含む、態様1~35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様43)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号211のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を更に含む、態様1~42に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様44)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号211のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域;ならびに
(b)配列番号144及び155~159からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖Fc領域を含む、
態様1~35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様45)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1~4、8、29~34、及び35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様46)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号142のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~4、19、32、及び35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様47)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号142のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~4、8、19、32、及び35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様48)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様49)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号202のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様50)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様51)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号208のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様52)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号209のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様53)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号210のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様54)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号142のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様55)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号119のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様56)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号204のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様57)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号205のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様58)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号98のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様59)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号120のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様60)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号112のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様61)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号106のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様62)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号118のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様63)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号111のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様64)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号212のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様65)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号213のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様66)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号214のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様67)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号215のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様68)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号216のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様69)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号217のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様70)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号218のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様71)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号219のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様72)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号220のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様73)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号221のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様74)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号222のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様75)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号223のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様76)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号207のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様77)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号117のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様78)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号110のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様79)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号148のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様80)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号212のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様81)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号213のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様82)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号214のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様83)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号215のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様84)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号216のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様85)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号202のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号217のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様86)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号202のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号218のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様87)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号219のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様88)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号220のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様89)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号221のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様90)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号142のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様91)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号204のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様92)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号222のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様93)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号223のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様94)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号207のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様95)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号208のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号117のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様96)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号209のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号110のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様97)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号119のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様98)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号98のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様99)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号120のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様100)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号112のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様101)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号205のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様102)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号106のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様103)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号118のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様104)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号111のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様105)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143、200、202、208、209、及び210からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖;ならびに
(b)配列番号212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、142、204、222、223、207、117、110、148、119、98、120、112、205、106、118、及び111からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様106)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内の残基67~98のうちの少なくとも1つに結合する、態様1~105のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様107)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内の残基67~74のうちの少なくとも1つに結合する、態様106に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様108)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内の残基93~98のうちの少なくとも1つに結合する、態様106に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様109)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内の残基30~93のうちの少なくとも1つに結合する、態様1~105のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様110)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のL30、I36、Q52、T67、R69、F74、K93、R95、K96、及びS98からなる群から選択される少なくとも1つの残基に結合する、態様1~109のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様111)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のL30に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様112)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のI36に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様113)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のQ52に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様114)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のT67に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様115)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のR69に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様116)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のF74に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様117)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のK93に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様118)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のR95に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様119)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のK96に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様120)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のS98に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様121)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のT67、R69、R95、K96、及びS98に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様122)
前記抗体またはその抗原結合断片が、SIRPαとCD47との間の結合を減少させる、態様1~121のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様123)
前記SIRPαが、配列番号149、150、151、152、153、及び154からなる群から選択されるIgVドメインのハプロタイプを含む、態様122に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様124)
前記抗体またはその抗原結合断片が、6つのSIRPαハプロタイプのそれぞれに対するCD47の結合を減少させ、
前記6つのSIRPαハプロタイプは、SIRPα v1、SIRPα v2、SIRPα v3、SIRPα v4、SIRPα v5、及びSIRPα v6からなり、
IgV-ドメインに配列番号149を含むSIRPα v1、IgV-ドメインに配列番号150を含むSIRPα v2、IgV-ドメインに配列番号151を含むSIRPα v3、IgV-ドメインに配列番号152を含むSIRPα v4、IgV-ドメインに配列番号153を含むSIRPα v5、及びIgV-ドメインに配列番号154を含むSIRPα v6、
態様122または123に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様125)
前記CD47-SIRPα結合の減少が、50%、60%、70%、80%、90%、95%、または99%である、態様122~124のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様126)
CD47-SIRPα結合を減少させる前記抗体またはその抗原結合断片のEC 50 が、約1pM~約10pM、約10pM~約100pM、約100pM~約1nM、約1nM~約10nM、または約10nM~約100nMである、態様122~125のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様127)
CD47-SIRPα結合を減少させる前記抗体またはその抗原結合断片のEC 50 が、約2nM、約2.1nM、約2.2nM、約2.3nM、約2.4nM、約2.5nM、約2.6nM、約2.7nM、約2.8nM、約2.9nM、約3nM、約3.1nM、約3.2nM、約3.3nM、約3.4nM、約3.5nM、約3.6nM、約3.7nM、約3.8nM、約3.9nM、約4.0nM、約4.1nM、約4.2nM、約4.3nM、約4.4nM、約4.5nM、約4.6nM、約4.7nM、約4.8nM、約4.9nM、約5.0nM、約5.1nM、約5.2nM、約5.3nM、約5.4nM、約5.5nM、約5.6nM、約5.7nM、約5.8nM、約5.9nM、または約6.0nMである、態様122~126のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様128)
前記抗体またはその抗原結合断片が、6つのSIRPαハプロタイプのうちの1つ以上に特異的に結合し、
前記6つのSIRPαハプロタイプは、SIRPα v1、SIRPα v2、SIRPα v3、SIRPα v4、SIRPα v5、及びSIRPα v6からなり、
IgV-ドメインに配列番号149を含むSIRPα v1、IgV-ドメインに配列番号150を含むSIRPα v2、IgV-ドメインに配列番号151を含むSIRPα v3、IgV-ドメインに配列番号152を含むSIRPα v4、IgV-ドメインに配列番号153を含むSIRPα v5、及びIgV-ドメインに配列番号154を含むSIRPα v6、
態様1~121のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様129)
前記抗体またはその抗原結合断片が、前記6つのSIRPαハプロタイプのそれぞれに結合する、態様128に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様130)
前記抗体またはその抗原結合断片が、5nM以下の解離定数(K D )で、前記6つのSIRPαハプロタイプのそれぞれに結合する、態様129に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様131)
前記抗体またはその抗原結合断片が、0.2nM以下のK D で、精製されたSIRPα v1に結合する、態様128~130のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様132)
前記抗体またはその抗原結合断片が、約0.13nMのK D で、精製されたSIRPα v1に結合する、態様128~131のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様133)
前記抗体またはその抗原結合断片が、5nM以下のK D で、精製されたSIRPα v2に結合する、態様128~132のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様134)
前記抗体またはその抗原結合断片が、約4.4nMのK D で、精製されたSIRPα v2に結合する、態様128~133のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様135)
前記抗体またはその抗原結合断片が、0.2nM以下のK D で、精製されたSIRPα v3に結合する、態様128~134のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様136)
前記抗体またはその抗原結合断片が、約0.15nMのK D で、精製されたSIRPα v3に結合する、態様128~135のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様137)
前記抗体またはその抗原結合断片が、2nM以下のK D で、精製されたSIRPα v4に結合する、態様128~136のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様138)
前記抗体またはその抗原結合断片が、約1.5nMのK D で、精製されたSIRPα v4に結合する、態様128~137のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様139)
前記抗体またはその抗原結合断片が、0.7nM以下のK D で、精製されたSIRPα v5に結合する、態様128~138のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様140)
前記抗体またはその抗原結合断片が、約0.6nMのK D で、精製されたSIRPα v5に結合する、態様128~139のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様141)
前記抗体またはその抗原結合断片が、0.2nM以下のK D で、精製されたSIRPα v6に結合する、態様128~140のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様142)
前記抗体またはその抗原結合断片が、約0.18nMのK D で、精製されたSIRPα v6に結合する、態様128~141のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様143)
前記抗体またはその抗原結合断片が、細胞上に発現されるヒトSIRPαに、約1pM~約10pM、約10pM~約100pM、約100pM~約1nM、約1nM~約10nM、または約10nM~約100nMのEC 50 で結合する、態様1~142のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様144)
前記EC 50 が、約2nM、約2.1nM、約2.2nM、約2.3nM、約2.4nM、約2.5nM、約2.6nM、約2.7nM、約2.8nM、約2.9nM、約3nM、約3.1nM、約3.2nM、約3.3nM、約3.4nM、約3.5nM、約3.6nM、約3.7nM、約3.8nM、約3.9nM、約4.0nM、約4.1nM、約4.2nM、約4.3nM、約4.4nM、約4.5nM、約4.6nM、約4.7nM、約4.8nM、約4.9nM、約5.0nM、約5.1nM、約5.2nM、約5.3nM、約5.4nM、約5.5nM、約5.6nM、約5.7nM、約5.8nM、約5.9nM、または約6.0nMである、態様143に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様145)
前記抗体またはその抗原結合断片が、ヒトSIRPα及び/またはサルSIRPαに特異的に結合するが、げっ歯類SIRPαには結合しない、態様1~144のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様146)
前記抗体またはその抗原結合断片が、細胞上に発現されるカニクイザルSIRPαに、約1pM~約10pM、約10pM~約100pM、約100pM~約1nM、約1nM~約10nM、または約10nM~約100nMのEC 50 で結合する、態様1~145のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様147)
前記EC 50 が、約2nM、約2.1nM、約2.2nM、約2.3nM、約2.4nM、約2.5nM、約2.6nM、約2.7nM、約2.8nM、約2.9nM、約3nM、約3.1nM、約3.2nM、約3.3nM、約3.4nM、約3.5nM、約3.6nM、約3.7nM、約3.8nM、約3.9nM、約4.0nM、約4.1nM、約4.2nM、約4.3nM、約4.4nM、約4.5nM、約4.6nM、約4.7nM、約4.8nM、約4.9nM、約5.0nM、約5.1nM、約5.2nM、約5.3nM、約5.4nM、約5.5nM、約5.6nM、約5.7nM、約5.8nM、約5.9nM、または約6.0nMである、態様146に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様148)
前記抗体またはその抗原結合断片が、共培養されたマクロファージによるがん細胞の食作用を増加させる、態様1~147のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様149)
前記抗体またはその抗原結合断片が、単一治療薬として使用される、態様148に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様150)
前記抗体またはその抗原結合断片が、第2の治療薬と組み合わせて使用される、態様148に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様151)
前記第2の治療薬が、セツキシマブ及びリツキシマブからなる群から選択される、態様150に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様152)
SIRPαが、前記マクロファージ、前記がん細胞、または前記マクロファージと前記がん細胞の両方に発現している、態様148~151のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様153)
SIRPαが、6つのSIRPαハプロタイプのうちの1つ以上であり、
前記6つのSIRPαハプロタイプは、SIRPα v1、SIRPα v2、SIRPα v3、SIRPα v4、SIRPα v5、及びSIRPα v6からなり、
IgV-ドメインに配列番号149を含むSIRPα v1、IgV-ドメインに配列番号150を含むSIRPα v2、IgV-ドメインに配列番号151を含むSIRPα v3、IgV-ドメインに配列番号152を含むSIRPα v4、IgV-ドメインに配列番号153を含むSIRPα v5、及びIgV-ドメインに配列番号154を含むSIRPα v6、
態様152に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様154)
前記抗体またはその抗原結合断片が、マクロファージの集団における食作用性マクロファージの最小パーセンテージを約10%、20%、30%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または99%に増加させる、態様148~153のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様155)
前記抗体またはその抗原結合断片が、前記マクロファージの食作用を約10%、20%、30%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%、125%、150%、175%、200%、250%、300%、400%、500%、600%、700%、800%、900%または1000%増加させる、態様148~154のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様156)
前記がん細胞が、大腸癌、頭頸部扁平上皮癌、急性骨髄性白血病、及びびまん性大細胞型B細胞リンパ腫からなる群から選択される、態様148~155のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様157)
前記抗体またはその抗原結合断片が、共培養されたマクロファージによるがん細胞の食作用活性を増加させることにおいて、第2の治療薬と相乗作用を示す、態様1~147のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様158)
前記第2の治療薬が、セツキシマブ及びリツキシマブからなる群から選択される、態様157に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様159)
SIRPαが、前記マクロファージ、前記がん細胞、または前記マクロファージと前記がん細胞の両方に発現している、態様157または158に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様160)
SIRPαが、6つのSIRPαハプロタイプのうちの1つ以上であり、
前記6つのSIRPαハプロタイプは、SIRPα v1、SIRPα v2、SIRPα v3、SIRPα v4、SIRPα v5、及びSIRPα v6からなり、
IgV-ドメインに配列番号149を含むSIRPα v1、IgV-ドメインに配列番号150を含むSIRPα v2、IgV-ドメインに配列番号151を含むSIRPα v3、IgV-ドメインに配列番号152を含むSIRPα v4、IgV-ドメインに配列番号153を含むSIRPα v5、及びIgV-ドメインに配列番号154を含むSIRPα v6、
態様159に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様161)
相乗的に誘導された食作用性マクロファージのパーセンテージと、前記抗体または抗原結合断片及び前記第2の治療薬でそれぞれ誘導された食作用性パーセンテージの合計との間の差が、約10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、または70%である、態様157~160のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様162)
前記抗体または抗原結合断片及び前記第2の治療薬が、相乗的に、前記食作用性マクロファージのパーセンテージを、前記抗体または抗原結合断片及び前記第2の治療薬でそれぞれ誘導された食作用性パーセンテージの合計に対して約10%、20%、30%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%、125%、150%、175%、200%、250%、300%、または400%増加させる、態様157~160のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様163)
前記がん細胞が、大腸癌、頭頸部扁平上皮癌、急性骨髄性白血病、及びびまん性大細胞型B細胞リンパ腫からなる群から選択される、態様157~162のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様164)
前記抗体またはその抗原結合断片が、アイソタイプコントロール抗体と比較して、減弱したADCC活性、減弱したADCP活性、及び/または減弱したCDC活性を有する、態様1~163のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様165)
最大ADCC活性が、殺傷された標的細胞のパーセンテージによって測定される場合、約5%、10%、20%、30%、または40%以下の細胞傷害である、態様164に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様166)
最大ADCP活性が、約5%、10%、20%、または30%以下の自己由来T細胞及び/または単球を標的とする食作用性マクロファージである、態様164に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様167)
CDCアッセイにおける前記抗体またはその抗原結合断片のEC50が、少なくとも100μMである、態様164に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様168)
前記抗体またはその抗原結合断片が、アイソタイプコントロール抗体によって誘導されるサイトカイン放出のレベルよりも多いサイトカイン放出を誘導しない、態様1~167のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様169)
前記抗体が、モノクローナル抗体である、態様1~168のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様170)
前記抗体が、ヒト化抗体、ヒト抗体、またはキメラ抗体である、態様1~169のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様171)
前記ヒト化抗体が、脱免疫化抗体または複合ヒト抗体である、態様170に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様172)
前記抗体またはその抗原結合断片が、Fab、Fab’、F(ab’) 2 、Fv、scFv、dsFv、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ、または抗体断片から形成された多重特異性抗体である、態様1~171のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様173)
前記抗体またはその抗原結合断片が、作用物質にコンジュゲートされる、態様1~172のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様174)
前記作用物質が、放射性同位体、金属キレート剤、酵素、蛍光化合物、生物発光化合物、及び化学発光化合物からなる群から選択される、態様173に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様175)
態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片、及び薬学的に許容される担体を含む、組成物。
(態様176)
態様1~175のいずれか1項に記載の抗体のVH、VL、またはVHとVLの両方をコードするヌクレオチド配列を含む、ポリヌクレオチド。
(態様177)
態様1~176のいずれか1項に記載の抗体の重鎖、軽鎖、または重鎖と軽鎖の両方をコードするヌクレオチド配列を含む、ポリヌクレオチド。
(態様178)
前記ポリヌクレオチドが、プロモーターに作動可能に連結される、態様176または177に記載のポリヌクレオチド。
(態様179)
態様176または177に記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
(態様180)
態様176または177に記載のポリヌクレオチドを含む、細胞。
(態様181)
態様179に記載のベクターを含む、細胞。
(態様182)
態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片を産生する、単離細胞。
(態様183)
態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片を含む、キット。
(態様184)
ヒトSIRPαのエピトープに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片を作製する方法であって、前記抗体またはその抗原結合断片を発現するように態様180~182のいずれか1項に記載の細胞を培養することを含む、前記方法。
(態様185)
ヒトSIRPαのエピトープに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片を作製する方法であって、態様176~178のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを発現させることを含む、前記方法。
(態様186)
マクロファージによる食作用を増加させる方法であって、態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片の有効量と前記マクロファージを接触させることを含む、前記方法。
(態様187)
前記マクロファージによる食作用活性が、約10%、20%、30%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%、125%、150%、175%、200%、250%、300%、400%、500%、600%、700%、800%、900%または1000%増加する、態様186に記載の方法。
(態様188)
マクロファージの集団における食作用性マクロファージのパーセンテージを増加させる方法であって、態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片の有効量と前記マクロファージを接触させることを含む、前記方法。
(態様189)
前記マクロファージの集団における食作用性マクロファージの最小パーセンテージが、約10%、20%、30%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または99%に増加する、態様188に記載の方法。
(態様190)
マクロファージの集団によるがん細胞の食作用を増加させる方法であって、態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片の有効量と前記がん細胞、前記マクロファージ、または前記がん細胞と前記マクロファージの両方を接触させることを含む、前記方法。
(態様191)
前記マクロファージの集団における食作用性マクロファージの最小パーセンテージが、約10%、20%、30%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または99%に増加する、態様190に記載の方法。
(態様192)
前記マクロファージによる食作用が、第1の蛍光色素で標識されたマクロファージ及び第2の蛍光色素で標識されたがん細胞を共培養することによって測定され、前記第1の蛍光色素と前記第2の蛍光色素は、異なる、態様186~191のいずれか1項に記載の方法。
(態様193)
前記食作用性マクロファージのパーセンテージが、がん細胞を含むマクロファージのパーセンテージを決定することによって測定される、態様188~189及び191~192のいずれか1項に記載の方法。
(態様194)
対象におけるがん細胞の食作用を増加させる方法であって、態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片の有効量を前記対象に投与することを含む、前記方法。
(態様195)
対象における食作用によるがん細胞の排除を増加させる方法であって、態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片の有効量を前記対象に投与することを含む、前記方法。
(態様196)
対象における免疫除去のためにがん細胞を標的とする方法であって、態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片の有効量を前記対象に投与することを含む、前記方法。
(態様197)
対象のがんを治療する方法であって、態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片の有効量を前記対象に投与することを含む、前記方法。
(態様198)
前記がんが、大腸癌、頭頸部扁平上皮癌、急性骨髄性白血病、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、辺縁帯リンパ腫及びマントル細胞リンパ腫からなる群から選択されるがんである、態様194~197のいずれか1項に記載の方法。
(態様199)
前記がんが、非ホジキンリンパ腫である、態様194~197のいずれか1項に記載の方法。
(態様200)
前記がんが、グレード1の濾胞性リンパ腫、グレード2の濾胞性リンパ腫、グレード3aの濾胞性リンパ腫、グレード3bの濾胞性リンパ腫、再発性濾胞性リンパ腫、難治性濾胞性リンパ腫、再発性DLBCL、及び難治性DLBCLからなる群から選択されるがんである、態様194~197のいずれか1項に記載の方法。
(態様201)
前記がん細胞、前記マクロファージ、または前記がん細胞と前記マクロファージの両方が、SIRPαを発現する、態様186~200のいずれか1項に記載の方法。
(態様202)
SIRPαが、6つのSIRPαハプロタイプのうちの1つ以上であり、
前記6つのSIRPαハプロタイプは、SIRPα v1、SIRPα v2、SIRPα v3、SIRPα v4、SIRPα v5、及びSIRPα v6からなり、
IgV-ドメインに配列番号149を含むSIRPα v1、IgV-ドメインに配列番号150を含むSIRPα v2、IgV-ドメインに配列番号151を含むSIRPα v3、IgV-ドメインに配列番号152を含むSIRPα v4、IgV-ドメインに配列番号153を含むSIRPα v5、及びIgV-ドメインに配列番号154を含むSIRPα v6、
態様201に記載の方法。
(態様203)
前記抗体またはその抗原結合断片が、第2の治療薬と共投与される、態様186~202のいずれか1項に記載の方法。
(態様204)
前記第2の治療薬が、セツキシマブ及びリツキシマブからなる群から選択される、態様203に記載の方法。
(態様205)
前記対象が、ヒト、サル、マウス、イヌ、及びラットからなる群から選択される、態様194~204のいずれか1項に記載の方法。
本明細書は、配列表のコンピューター可読形式(CRF)コピーとともに出願されている。10624-442-228_SEQ_LISTING.txtという名称のCRFは、2019年9月20日に作成され、サイズは298,057バイトで、配列表の紙のコピーと同一であり、その全体が参照により本明細書に援用される。
本件出願は、以下の態様の発明を提供する。
(態様1)
(a)配列番号67のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域及び配列番号80のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含む抗体によって認識されるヒトSIRPαのエピトープに結合するか、または
(b)配列番号67のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域及び配列番号80のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域を含む抗体と、ヒトSIRPαへの結合について競合する、
抗体またはその抗原結合断片。
(態様2)
SIRPαに結合する抗体またはその抗原結合断片であって、
(a)表1に記載される抗体SIRPAB-11、SIRPAB-12、SIRPAB-1、SIRPAB-2、SIRPAB-3、SIRPAB-4、SIRPAB-5、SIRPAB-6、SIRPAB-7、SIRPAB-8、SIRPAB-9、SIRPAB-10、またはSIRPAB-13のいずれか1つの軽鎖可変領域(VL)相補性決定領域1(CDR1)、VL CDR2、及びVL CDR3を含む軽鎖可変領域(VL);及び/または
(b)表2に記載される抗体SIRPAB-11、SIRPAB-12、SIRPAB-1、SIRPAB-2、SIRPAB-3、SIRPAB-4、SIRPAB-5、SIRPAB-6、SIRPAB-7、SIRPAB-8、SIRPAB-9、SIRPAB-10、またはSIRPAB-13のいずれか1つの重鎖可変領域(VH)相補性決定領域1(CDR1)、VH CDR2、及びVH CDR3を含む重鎖可変領域(VH)を含む、
前記抗体またはその抗原結合断片。
(態様3)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)表3に記載される抗体SIRPAB-11、SIRPAB-12、SIRPAB-1、SIRPAB-2、SIRPAB-3、SIRPAB-4、SIRPAB-5、SIRPAB-6、SIRPAB-7、SIRPAB-8、SIRPAB-9、SIRPAB-10、またはSIRPAB-13のいずれか1つの軽鎖可変領域(VL)フレームワーク1(FR1)、VL FR2、VL FR3、及びVL FR4を更に含む軽鎖可変領域(VL);及び/または
(b)表4に記載される抗体SIRPAB-11、SIRPAB-12、SIRPAB-1、SIRPAB-2、SIRPAB-3、SIRPAB-4、SIRPAB-5、SIRPAB-6、SIRPAB-7、SIRPAB-8、SIRPAB-9、SIRPAB-10、またはSIRPAB-13のいずれか1つの重鎖可変領域(VH)フレームワーク1(FR1)、VH FR2、VH FR3、及びVH FR4を更に含む重鎖可変領域(VH)を含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様4)
前記VL CDR1、VL CDR2、及びVL CDR3が配列番号62、63、及び65のアミノ酸配列をそれぞれ含み、前記VH CDR1、VH CDR2、及びVH CDR3が配列番号78、69、及び57のアミノ酸配列をそれぞれ含む、態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様5)
前記VL CDR1、VL CDR2、及びVL CDR3が配列番号62、63、及び65のアミノ酸配列をそれぞれ含み、前記VH CDR1、VH CDR2、及びVH CDR3が配列番号82、83、及び57のアミノ酸配列をそれぞれ含む、態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様6)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号18のアミノ酸配列を含むVLを含む、態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様7)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号46のアミノ酸配列を含むVLを含む、態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様8)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号67のアミノ酸配列を含むVLを含む、態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様9)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号9のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様10)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号22のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様11)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号27のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様12)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号32のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様13)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号36のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様14)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号42のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様15)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号50のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様16)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号60のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様17)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号71のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様18)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号76のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様19)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号80のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様20)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号85のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様21)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号90のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様1~3及び6~8のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様22)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号18のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号9のアミノ酸配列を含むVHを含む、態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様23)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号18のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号22のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様24)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号18のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号27のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様25)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号18のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号32のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様26)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号18のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号36のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様27)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号46のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号42のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様28)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号46のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号50のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様29)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号67のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号60のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様30)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号67のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号71のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様31)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号67のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号76のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様32)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号67のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号80のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様33)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号67のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号85のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様34)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号67のアミノ酸配列を含むVL;及び
(b)配列番号90のアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様35)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号18、46、及び67からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むVL;ならびに
(b)配列番号9、22、27、32、36、42、50、60、71、76、80、85、及び90からなる群から選択されるアミノ酸配列を含むVHを含む、
態様2に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様36)
前記抗体またはその抗原結合断片が、ヒトIgG1 Fc領域またはその変異体を含む、態様1~35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様37)
前記抗体またはその抗原結合断片が、ヒトIgG1-K322A Fc領域を含む、態様1~36のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様38)
前記抗体またはその抗原結合断片が、ヒトIgG1-AAS Fc領域を含む、態様1~35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様39)
前記抗体またはその抗原結合断片が、ヒトIgG4 Fc領域またはその変異体を含む、態様1~35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様40)
前記抗体またはその抗原結合断片が、ヒトIgG4P Fc領域を含む、態様1~35及び39のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様41)
前記抗体またはその抗原結合断片が、ヒトIgG4PE Fc領域を含む、態様1~35及び39のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様42)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号144及び155~159からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖Fc領域を含む、態様1~35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様43)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号211のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域を更に含む、態様1~42に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様44)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号211のアミノ酸配列を含む軽鎖定常領域;ならびに
(b)配列番号144及び155~159からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖Fc領域を含む、
態様1~35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様45)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1~4、8、29~34、及び35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様46)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号142のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~4、19、32、及び35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様47)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号142のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~4、8、19、32、及び35のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様48)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様49)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号202のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様50)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様51)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号208のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様52)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号209のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様53)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号210のアミノ酸配列を含む軽鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様54)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号142のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様55)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号119のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様56)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号204のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様57)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号205のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様58)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号98のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様59)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号120のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様60)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号112のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様61)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号106のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様62)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号118のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様63)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号111のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様64)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号212のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様65)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号213のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様66)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号214のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様67)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号215のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様68)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号216のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様69)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号217のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様70)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号218のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様71)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号219のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様72)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号220のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様73)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号221のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様74)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号222のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様75)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号223のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様76)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号207のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様77)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号117のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様78)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号110のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様79)
前記抗体またはその抗原結合断片が、配列番号148のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様80)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号212のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様81)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号213のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様82)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号214のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様83)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号215のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様84)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号216のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様85)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号202のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号217のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様86)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号202のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号218のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様87)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号219のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様88)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号220のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様89)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号221のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様90)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号142のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様91)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号204のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様92)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号222のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様93)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号223のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様94)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号200のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号207のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様95)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号208のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号117のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様96)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号209のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号110のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様97)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号119のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様98)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号98のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様99)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号120のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様100)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号112のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様101)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号205のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様102)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号106のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様103)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号118のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様104)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143のアミノ酸配列を含む軽鎖;及び
(b)配列番号111のアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様105)
前記抗体またはその抗原結合断片が、
(a)配列番号143、200、202、208、209、及び210からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む軽鎖;ならびに
(b)配列番号212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、142、204、222、223、207、117、110、148、119、98、120、112、205、106、118、及び111からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む重鎖を含む、
態様1~46のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様106)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内の残基67~98のうちの少なくとも1つに結合する、態様1~105のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様107)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内の残基67~74のうちの少なくとも1つに結合する、態様106に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様108)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内の残基93~98のうちの少なくとも1つに結合する、態様106に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様109)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内の残基30~93のうちの少なくとも1つに結合する、態様1~105のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様110)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のL30、I36、Q52、T67、R69、F74、K93、R95、K96、及びS98からなる群から選択される少なくとも1つの残基に結合する、態様1~109のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様111)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のL30に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様112)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のI36に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様113)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のQ52に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様114)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のT67に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様115)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のR69に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様116)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のF74に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様117)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のK93に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様118)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のR95に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様119)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のK96に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様120)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のS98に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様121)
SIRPαに結合する場合、前記抗体または抗原結合断片が、配列番号146のアミノ酸配列内のT67、R69、R95、K96、及びS98に結合する、態様110に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様122)
前記抗体またはその抗原結合断片が、SIRPαとCD47との間の結合を減少させる、態様1~121のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様123)
前記SIRPαが、配列番号149、150、151、152、153、及び154からなる群から選択されるIgVドメインのハプロタイプを含む、態様122に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様124)
前記抗体またはその抗原結合断片が、6つのSIRPαハプロタイプのそれぞれに対するCD47の結合を減少させ、
前記6つのSIRPαハプロタイプは、SIRPα v1、SIRPα v2、SIRPα v3、SIRPα v4、SIRPα v5、及びSIRPα v6からなり、
IgV-ドメインに配列番号149を含むSIRPα v1、IgV-ドメインに配列番号150を含むSIRPα v2、IgV-ドメインに配列番号151を含むSIRPα v3、IgV-ドメインに配列番号152を含むSIRPα v4、IgV-ドメインに配列番号153を含むSIRPα v5、及びIgV-ドメインに配列番号154を含むSIRPα v6、
態様122または123に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様125)
前記CD47-SIRPα結合の減少が、50%、60%、70%、80%、90%、95%、または99%である、態様122~124のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様126)
CD47-SIRPα結合を減少させる前記抗体またはその抗原結合断片のEC 50 が、約1pM~約10pM、約10pM~約100pM、約100pM~約1nM、約1nM~約10nM、または約10nM~約100nMである、態様122~125のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様127)
CD47-SIRPα結合を減少させる前記抗体またはその抗原結合断片のEC 50 が、約2nM、約2.1nM、約2.2nM、約2.3nM、約2.4nM、約2.5nM、約2.6nM、約2.7nM、約2.8nM、約2.9nM、約3nM、約3.1nM、約3.2nM、約3.3nM、約3.4nM、約3.5nM、約3.6nM、約3.7nM、約3.8nM、約3.9nM、約4.0nM、約4.1nM、約4.2nM、約4.3nM、約4.4nM、約4.5nM、約4.6nM、約4.7nM、約4.8nM、約4.9nM、約5.0nM、約5.1nM、約5.2nM、約5.3nM、約5.4nM、約5.5nM、約5.6nM、約5.7nM、約5.8nM、約5.9nM、または約6.0nMである、態様122~126のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様128)
前記抗体またはその抗原結合断片が、6つのSIRPαハプロタイプのうちの1つ以上に特異的に結合し、
前記6つのSIRPαハプロタイプは、SIRPα v1、SIRPα v2、SIRPα v3、SIRPα v4、SIRPα v5、及びSIRPα v6からなり、
IgV-ドメインに配列番号149を含むSIRPα v1、IgV-ドメインに配列番号150を含むSIRPα v2、IgV-ドメインに配列番号151を含むSIRPα v3、IgV-ドメインに配列番号152を含むSIRPα v4、IgV-ドメインに配列番号153を含むSIRPα v5、及びIgV-ドメインに配列番号154を含むSIRPα v6、
態様1~121のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様129)
前記抗体またはその抗原結合断片が、前記6つのSIRPαハプロタイプのそれぞれに結合する、態様128に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様130)
前記抗体またはその抗原結合断片が、5nM以下の解離定数(K D )で、前記6つのSIRPαハプロタイプのそれぞれに結合する、態様129に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様131)
前記抗体またはその抗原結合断片が、0.2nM以下のK D で、精製されたSIRPα v1に結合する、態様128~130のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様132)
前記抗体またはその抗原結合断片が、約0.13nMのK D で、精製されたSIRPα v1に結合する、態様128~131のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様133)
前記抗体またはその抗原結合断片が、5nM以下のK D で、精製されたSIRPα v2に結合する、態様128~132のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様134)
前記抗体またはその抗原結合断片が、約4.4nMのK D で、精製されたSIRPα v2に結合する、態様128~133のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様135)
前記抗体またはその抗原結合断片が、0.2nM以下のK D で、精製されたSIRPα v3に結合する、態様128~134のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様136)
前記抗体またはその抗原結合断片が、約0.15nMのK D で、精製されたSIRPα v3に結合する、態様128~135のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様137)
前記抗体またはその抗原結合断片が、2nM以下のK D で、精製されたSIRPα v4に結合する、態様128~136のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様138)
前記抗体またはその抗原結合断片が、約1.5nMのK D で、精製されたSIRPα v4に結合する、態様128~137のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様139)
前記抗体またはその抗原結合断片が、0.7nM以下のK D で、精製されたSIRPα v5に結合する、態様128~138のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様140)
前記抗体またはその抗原結合断片が、約0.6nMのK D で、精製されたSIRPα v5に結合する、態様128~139のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様141)
前記抗体またはその抗原結合断片が、0.2nM以下のK D で、精製されたSIRPα v6に結合する、態様128~140のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様142)
前記抗体またはその抗原結合断片が、約0.18nMのK D で、精製されたSIRPα v6に結合する、態様128~141のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様143)
前記抗体またはその抗原結合断片が、細胞上に発現されるヒトSIRPαに、約1pM~約10pM、約10pM~約100pM、約100pM~約1nM、約1nM~約10nM、または約10nM~約100nMのEC 50 で結合する、態様1~142のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様144)
前記EC 50 が、約2nM、約2.1nM、約2.2nM、約2.3nM、約2.4nM、約2.5nM、約2.6nM、約2.7nM、約2.8nM、約2.9nM、約3nM、約3.1nM、約3.2nM、約3.3nM、約3.4nM、約3.5nM、約3.6nM、約3.7nM、約3.8nM、約3.9nM、約4.0nM、約4.1nM、約4.2nM、約4.3nM、約4.4nM、約4.5nM、約4.6nM、約4.7nM、約4.8nM、約4.9nM、約5.0nM、約5.1nM、約5.2nM、約5.3nM、約5.4nM、約5.5nM、約5.6nM、約5.7nM、約5.8nM、約5.9nM、または約6.0nMである、態様143に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様145)
前記抗体またはその抗原結合断片が、ヒトSIRPα及び/またはサルSIRPαに特異的に結合するが、げっ歯類SIRPαには結合しない、態様1~144のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様146)
前記抗体またはその抗原結合断片が、細胞上に発現されるカニクイザルSIRPαに、約1pM~約10pM、約10pM~約100pM、約100pM~約1nM、約1nM~約10nM、または約10nM~約100nMのEC 50 で結合する、態様1~145のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様147)
前記EC 50 が、約2nM、約2.1nM、約2.2nM、約2.3nM、約2.4nM、約2.5nM、約2.6nM、約2.7nM、約2.8nM、約2.9nM、約3nM、約3.1nM、約3.2nM、約3.3nM、約3.4nM、約3.5nM、約3.6nM、約3.7nM、約3.8nM、約3.9nM、約4.0nM、約4.1nM、約4.2nM、約4.3nM、約4.4nM、約4.5nM、約4.6nM、約4.7nM、約4.8nM、約4.9nM、約5.0nM、約5.1nM、約5.2nM、約5.3nM、約5.4nM、約5.5nM、約5.6nM、約5.7nM、約5.8nM、約5.9nM、または約6.0nMである、態様146に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様148)
前記抗体またはその抗原結合断片が、共培養されたマクロファージによるがん細胞の食作用を増加させる、態様1~147のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様149)
前記抗体またはその抗原結合断片が、単一治療薬として使用される、態様148に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様150)
前記抗体またはその抗原結合断片が、第2の治療薬と組み合わせて使用される、態様148に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様151)
前記第2の治療薬が、セツキシマブ及びリツキシマブからなる群から選択される、態様150に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様152)
SIRPαが、前記マクロファージ、前記がん細胞、または前記マクロファージと前記がん細胞の両方に発現している、態様148~151のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様153)
SIRPαが、6つのSIRPαハプロタイプのうちの1つ以上であり、
前記6つのSIRPαハプロタイプは、SIRPα v1、SIRPα v2、SIRPα v3、SIRPα v4、SIRPα v5、及びSIRPα v6からなり、
IgV-ドメインに配列番号149を含むSIRPα v1、IgV-ドメインに配列番号150を含むSIRPα v2、IgV-ドメインに配列番号151を含むSIRPα v3、IgV-ドメインに配列番号152を含むSIRPα v4、IgV-ドメインに配列番号153を含むSIRPα v5、及びIgV-ドメインに配列番号154を含むSIRPα v6、
態様152に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様154)
前記抗体またはその抗原結合断片が、マクロファージの集団における食作用性マクロファージの最小パーセンテージを約10%、20%、30%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または99%に増加させる、態様148~153のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様155)
前記抗体またはその抗原結合断片が、前記マクロファージの食作用を約10%、20%、30%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%、125%、150%、175%、200%、250%、300%、400%、500%、600%、700%、800%、900%または1000%増加させる、態様148~154のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様156)
前記がん細胞が、大腸癌、頭頸部扁平上皮癌、急性骨髄性白血病、及びびまん性大細胞型B細胞リンパ腫からなる群から選択される、態様148~155のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様157)
前記抗体またはその抗原結合断片が、共培養されたマクロファージによるがん細胞の食作用活性を増加させることにおいて、第2の治療薬と相乗作用を示す、態様1~147のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様158)
前記第2の治療薬が、セツキシマブ及びリツキシマブからなる群から選択される、態様157に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様159)
SIRPαが、前記マクロファージ、前記がん細胞、または前記マクロファージと前記がん細胞の両方に発現している、態様157または158に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様160)
SIRPαが、6つのSIRPαハプロタイプのうちの1つ以上であり、
前記6つのSIRPαハプロタイプは、SIRPα v1、SIRPα v2、SIRPα v3、SIRPα v4、SIRPα v5、及びSIRPα v6からなり、
IgV-ドメインに配列番号149を含むSIRPα v1、IgV-ドメインに配列番号150を含むSIRPα v2、IgV-ドメインに配列番号151を含むSIRPα v3、IgV-ドメインに配列番号152を含むSIRPα v4、IgV-ドメインに配列番号153を含むSIRPα v5、及びIgV-ドメインに配列番号154を含むSIRPα v6、
態様159に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様161)
相乗的に誘導された食作用性マクロファージのパーセンテージと、前記抗体または抗原結合断片及び前記第2の治療薬でそれぞれ誘導された食作用性パーセンテージの合計との間の差が、約10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、または70%である、態様157~160のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様162)
前記抗体または抗原結合断片及び前記第2の治療薬が、相乗的に、前記食作用性マクロファージのパーセンテージを、前記抗体または抗原結合断片及び前記第2の治療薬でそれぞれ誘導された食作用性パーセンテージの合計に対して約10%、20%、30%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%、125%、150%、175%、200%、250%、300%、または400%増加させる、態様157~160のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様163)
前記がん細胞が、大腸癌、頭頸部扁平上皮癌、急性骨髄性白血病、及びびまん性大細胞型B細胞リンパ腫からなる群から選択される、態様157~162のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様164)
前記抗体またはその抗原結合断片が、アイソタイプコントロール抗体と比較して、減弱したADCC活性、減弱したADCP活性、及び/または減弱したCDC活性を有する、態様1~163のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様165)
最大ADCC活性が、殺傷された標的細胞のパーセンテージによって測定される場合、約5%、10%、20%、30%、または40%以下の細胞傷害である、態様164に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様166)
最大ADCP活性が、約5%、10%、20%、または30%以下の自己由来T細胞及び/または単球を標的とする食作用性マクロファージである、態様164に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様167)
CDCアッセイにおける前記抗体またはその抗原結合断片のEC50が、少なくとも100μMである、態様164に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様168)
前記抗体またはその抗原結合断片が、アイソタイプコントロール抗体によって誘導されるサイトカイン放出のレベルよりも多いサイトカイン放出を誘導しない、態様1~167のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様169)
前記抗体が、モノクローナル抗体である、態様1~168のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様170)
前記抗体が、ヒト化抗体、ヒト抗体、またはキメラ抗体である、態様1~169のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様171)
前記ヒト化抗体が、脱免疫化抗体または複合ヒト抗体である、態様170に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様172)
前記抗体またはその抗原結合断片が、Fab、Fab’、F(ab’) 2 、Fv、scFv、dsFv、ダイアボディ、トリアボディ、テトラボディ、または抗体断片から形成された多重特異性抗体である、態様1~171のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様173)
前記抗体またはその抗原結合断片が、作用物質にコンジュゲートされる、態様1~172のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様174)
前記作用物質が、放射性同位体、金属キレート剤、酵素、蛍光化合物、生物発光化合物、及び化学発光化合物からなる群から選択される、態様173に記載の抗体またはその抗原結合断片。
(態様175)
態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片、及び薬学的に許容される担体を含む、組成物。
(態様176)
態様1~175のいずれか1項に記載の抗体のVH、VL、またはVHとVLの両方をコードするヌクレオチド配列を含む、ポリヌクレオチド。
(態様177)
態様1~176のいずれか1項に記載の抗体の重鎖、軽鎖、または重鎖と軽鎖の両方をコードするヌクレオチド配列を含む、ポリヌクレオチド。
(態様178)
前記ポリヌクレオチドが、プロモーターに作動可能に連結される、態様176または177に記載のポリヌクレオチド。
(態様179)
態様176または177に記載のポリヌクレオチドを含む、ベクター。
(態様180)
態様176または177に記載のポリヌクレオチドを含む、細胞。
(態様181)
態様179に記載のベクターを含む、細胞。
(態様182)
態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片を産生する、単離細胞。
(態様183)
態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片を含む、キット。
(態様184)
ヒトSIRPαのエピトープに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片を作製する方法であって、前記抗体またはその抗原結合断片を発現するように態様180~182のいずれか1項に記載の細胞を培養することを含む、前記方法。
(態様185)
ヒトSIRPαのエピトープに特異的に結合する抗体またはその抗原結合断片を作製する方法であって、態様176~178のいずれか1項に記載のポリヌクレオチドを発現させることを含む、前記方法。
(態様186)
マクロファージによる食作用を増加させる方法であって、態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片の有効量と前記マクロファージを接触させることを含む、前記方法。
(態様187)
前記マクロファージによる食作用活性が、約10%、20%、30%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、100%、125%、150%、175%、200%、250%、300%、400%、500%、600%、700%、800%、900%または1000%増加する、態様186に記載の方法。
(態様188)
マクロファージの集団における食作用性マクロファージのパーセンテージを増加させる方法であって、態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片の有効量と前記マクロファージを接触させることを含む、前記方法。
(態様189)
前記マクロファージの集団における食作用性マクロファージの最小パーセンテージが、約10%、20%、30%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または99%に増加する、態様188に記載の方法。
(態様190)
マクロファージの集団によるがん細胞の食作用を増加させる方法であって、態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片の有効量と前記がん細胞、前記マクロファージ、または前記がん細胞と前記マクロファージの両方を接触させることを含む、前記方法。
(態様191)
前記マクロファージの集団における食作用性マクロファージの最小パーセンテージが、約10%、20%、30%、40%、45%、50%、55%、60%、65%、70%、75%、80%、85%、90%、95%、または99%に増加する、態様190に記載の方法。
(態様192)
前記マクロファージによる食作用が、第1の蛍光色素で標識されたマクロファージ及び第2の蛍光色素で標識されたがん細胞を共培養することによって測定され、前記第1の蛍光色素と前記第2の蛍光色素は、異なる、態様186~191のいずれか1項に記載の方法。
(態様193)
前記食作用性マクロファージのパーセンテージが、がん細胞を含むマクロファージのパーセンテージを決定することによって測定される、態様188~189及び191~192のいずれか1項に記載の方法。
(態様194)
対象におけるがん細胞の食作用を増加させる方法であって、態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片の有効量を前記対象に投与することを含む、前記方法。
(態様195)
対象における食作用によるがん細胞の排除を増加させる方法であって、態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片の有効量を前記対象に投与することを含む、前記方法。
(態様196)
対象における免疫除去のためにがん細胞を標的とする方法であって、態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片の有効量を前記対象に投与することを含む、前記方法。
(態様197)
対象のがんを治療する方法であって、態様1~174のいずれか1項に記載の抗体またはその抗原結合断片の有効量を前記対象に投与することを含む、前記方法。
(態様198)
前記がんが、大腸癌、頭頸部扁平上皮癌、急性骨髄性白血病、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、辺縁帯リンパ腫及びマントル細胞リンパ腫からなる群から選択されるがんである、態様194~197のいずれか1項に記載の方法。
(態様199)
前記がんが、非ホジキンリンパ腫である、態様194~197のいずれか1項に記載の方法。
(態様200)
前記がんが、グレード1の濾胞性リンパ腫、グレード2の濾胞性リンパ腫、グレード3aの濾胞性リンパ腫、グレード3bの濾胞性リンパ腫、再発性濾胞性リンパ腫、難治性濾胞性リンパ腫、再発性DLBCL、及び難治性DLBCLからなる群から選択されるがんである、態様194~197のいずれか1項に記載の方法。
(態様201)
前記がん細胞、前記マクロファージ、または前記がん細胞と前記マクロファージの両方が、SIRPαを発現する、態様186~200のいずれか1項に記載の方法。
(態様202)
SIRPαが、6つのSIRPαハプロタイプのうちの1つ以上であり、
前記6つのSIRPαハプロタイプは、SIRPα v1、SIRPα v2、SIRPα v3、SIRPα v4、SIRPα v5、及びSIRPα v6からなり、
IgV-ドメインに配列番号149を含むSIRPα v1、IgV-ドメインに配列番号150を含むSIRPα v2、IgV-ドメインに配列番号151を含むSIRPα v3、IgV-ドメインに配列番号152を含むSIRPα v4、IgV-ドメインに配列番号153を含むSIRPα v5、及びIgV-ドメインに配列番号154を含むSIRPα v6、
態様201に記載の方法。
(態様203)
前記抗体またはその抗原結合断片が、第2の治療薬と共投与される、態様186~202のいずれか1項に記載の方法。
(態様204)
前記第2の治療薬が、セツキシマブ及びリツキシマブからなる群から選択される、態様203に記載の方法。
(態様205)
前記対象が、ヒト、サル、マウス、イヌ、及びラットからなる群から選択される、態様194~204のいずれか1項に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023028936A JP2023078167A (ja) | 2018-09-27 | 2023-02-27 | SIRPα結合タンパク質及びその使用方法 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201862737782P | 2018-09-27 | 2018-09-27 | |
US62/737,782 | 2018-09-27 | ||
US201962853997P | 2019-05-29 | 2019-05-29 | |
US62/853,997 | 2019-05-29 | ||
PCT/US2019/052604 WO2020068752A1 (en) | 2018-09-27 | 2019-09-24 | SIRPα BINDING PROTEINS AND METHODS OF USE THEREOF |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023028936A Division JP2023078167A (ja) | 2018-09-27 | 2023-02-27 | SIRPα結合タンパク質及びその使用方法 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022502051A JP2022502051A (ja) | 2022-01-11 |
JPWO2020068752A5 true JPWO2020068752A5 (ja) | 2022-03-30 |
JP7266670B2 JP7266670B2 (ja) | 2023-04-28 |
Family
ID=69953545
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021517284A Active JP7266670B2 (ja) | 2018-09-27 | 2019-09-24 | SIRPα結合タンパク質及びその使用方法 |
JP2023028936A Pending JP2023078167A (ja) | 2018-09-27 | 2023-02-27 | SIRPα結合タンパク質及びその使用方法 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023028936A Pending JP2023078167A (ja) | 2018-09-27 | 2023-02-27 | SIRPα結合タンパク質及びその使用方法 |
Country Status (16)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20240034789A1 (ja) |
EP (1) | EP3856787A4 (ja) |
JP (2) | JP7266670B2 (ja) |
KR (1) | KR20210086619A (ja) |
CN (1) | CN113166245A (ja) |
AU (1) | AU2019349651B2 (ja) |
BR (1) | BR112021005585A2 (ja) |
CA (1) | CA3113798A1 (ja) |
CL (1) | CL2021000738A1 (ja) |
CO (1) | CO2021003724A2 (ja) |
IL (1) | IL281783A (ja) |
MX (1) | MX2021003393A (ja) |
PE (1) | PE20211491A1 (ja) |
SG (1) | SG11202102851XA (ja) |
TW (1) | TW202028237A (ja) |
WO (1) | WO2020068752A1 (ja) |
Families Citing this family (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3551661A1 (en) | 2016-12-09 | 2019-10-16 | Alector LLC | Anti-sirp-alpha antibodies and methods of use thereof |
KR20210015872A (ko) | 2018-05-25 | 2021-02-10 | 알렉터 엘엘씨 | 항-sirpa 항체 및 그의 사용 방법 |
CA3142513A1 (en) | 2019-06-25 | 2020-12-30 | Gilead Sciences, Inc. | Flt3l-fc fusion proteins and methods of use |
US11795223B2 (en) | 2019-10-18 | 2023-10-24 | Forty Seven, Inc. | Combination therapies for treating myelodysplastic syndromes and acute myeloid leukemia |
AU2020374947A1 (en) | 2019-10-31 | 2022-03-31 | Forty Seven, Inc. | Anti-CD47 and anti-CD20 based treatment of blood cancer |
BR112022012625A2 (pt) | 2019-12-24 | 2022-09-06 | Carna Biosciences Inc | Compostos moduladores de diacilglicerol quinase |
CN117964757A (zh) | 2020-02-14 | 2024-05-03 | 吉利德科学公司 | 与ccr8结合的抗体和融合蛋白及其用途 |
JP2023504675A (ja) | 2020-05-19 | 2023-02-06 | ベーリンガー インゲルハイム インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ガンの処置のための結合分子 |
KR20230013257A (ko) * | 2020-05-22 | 2023-01-26 | 충칭 프리시젼 바이오테크 컴퍼니 리미티드 | 종양 미세환경의 역전을 위한 융합 단백질 및 이의 응용 |
TW202302145A (zh) | 2021-04-14 | 2023-01-16 | 美商基利科學股份有限公司 | CD47/SIRPα結合及NEDD8活化酶E1調節次單元之共抑制以用於治療癌症 |
US20220389394A1 (en) | 2021-05-18 | 2022-12-08 | Gilead Sciences, Inc. | METHODS OF USING FLT3L-Fc FUSION PROTEINS |
EP4347653A1 (en) | 2021-06-04 | 2024-04-10 | Boehringer Ingelheim International GmbH | Anti-sirp-alpha antibodies |
CN117396478A (zh) | 2021-06-23 | 2024-01-12 | 吉利德科学公司 | 二酰基甘油激酶调节化合物 |
KR20240023628A (ko) | 2021-06-23 | 2024-02-22 | 길리애드 사이언시즈, 인코포레이티드 | 디아실글리세롤 키나제 조절 화합물 |
AU2022299051A1 (en) | 2021-06-23 | 2023-12-07 | Gilead Sciences, Inc. | Diacylglyercol kinase modulating compounds |
CR20230585A (es) | 2021-06-23 | 2024-02-19 | Gilead Sciences Inc | Compuestos Moduladores de Diacilglicerol Quinasa. |
AU2022304582A1 (en) | 2021-06-29 | 2024-02-01 | Seagen Inc. | Methods of treating cancer with a combination of a nonfucosylated anti-cd70 antibody and a cd47 antagonist |
WO2023010076A1 (en) * | 2021-07-30 | 2023-02-02 | Alector Llc | Anti-sirp-alpha antibodies and methods of use thereof |
CN118103060A (zh) | 2021-08-05 | 2024-05-28 | 免疫标记治疗股份公司 | 包括hla融合蛋白的组合药物 |
AU2022375782A1 (en) | 2021-10-28 | 2024-05-02 | Gilead Sciences, Inc. | Pyridizin-3(2h)-one derivatives |
AU2022376954A1 (en) | 2021-10-29 | 2024-05-02 | Gilead Sciences, Inc. | Cd73 compounds |
WO2023122581A2 (en) | 2021-12-22 | 2023-06-29 | Gilead Sciences, Inc. | Ikaros zinc finger family degraders and uses thereof |
CA3237577A1 (en) | 2021-12-22 | 2023-06-29 | Gilead Sciences, Inc. | Ikaros zinc finger family degraders and uses thereof |
TW202340168A (zh) | 2022-01-28 | 2023-10-16 | 美商基利科學股份有限公司 | Parp7抑制劑 |
WO2023178181A1 (en) | 2022-03-17 | 2023-09-21 | Gilead Sciences, Inc. | Ikaros zinc finger family degraders and uses thereof |
WO2023183817A1 (en) | 2022-03-24 | 2023-09-28 | Gilead Sciences, Inc. | Combination therapy for treating trop-2 expressing cancers |
TW202345901A (zh) | 2022-04-05 | 2023-12-01 | 美商基利科學股份有限公司 | 用於治療結腸直腸癌之組合療法 |
US20230374036A1 (en) | 2022-04-21 | 2023-11-23 | Gilead Sciences, Inc. | Kras g12d modulating compounds |
WO2024006929A1 (en) | 2022-07-01 | 2024-01-04 | Gilead Sciences, Inc. | Cd73 compounds |
US20240091351A1 (en) | 2022-09-21 | 2024-03-21 | Gilead Sciences, Inc. | FOCAL IONIZING RADIATION AND CD47/SIRPa DISRUPTION ANTICANCER COMBINATION THERAPY |
WO2024105180A1 (en) | 2022-11-16 | 2024-05-23 | Boehringer Ingelheim International Gmbh | Predictive efficacy biomarkers for anti-sirpa antibodies |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2011325098B2 (en) * | 2010-11-03 | 2016-07-14 | Argen-X N.V. | c-Met antibody combinations |
US9574002B2 (en) * | 2011-06-06 | 2017-02-21 | Amgen Inc. | Human antigen binding proteins that bind to a complex comprising β-Klotho and an FGF receptor |
US20140242095A1 (en) | 2011-10-19 | 2014-08-28 | University Health Network | Antibodies and antibody fragments targeting sirp-alpha and their use in treating hematologic cancers |
WO2015138600A2 (en) * | 2014-03-11 | 2015-09-17 | The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University | Anti sirp-alpha antibodies and bi-specific macrophage enhancing antibodies |
GB201503387D0 (en) * | 2015-02-27 | 2015-04-15 | ALERE TECHNOLOGIES GmbH | Anti-carbapenem antibodies and uses thereof |
TW201639888A (zh) * | 2015-03-06 | 2016-11-16 | 索倫多醫療公司 | 結合tim3之抗體治療劑 |
CA2981851A1 (en) * | 2015-04-07 | 2016-10-13 | Alector Llc | Anti-sortilin antibodies and methods of use thereof |
CA3020373A1 (en) * | 2016-04-14 | 2017-10-19 | Ose Immunotherapeutics | New anti-sirpa antibodies and their therapeutic applications |
WO2018026600A1 (en) * | 2016-08-03 | 2018-02-08 | The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University | Disrupting fc receptor engagement on macrophages enhances efficacy of anti-sirpalpha antibody therapy |
JOP20190009A1 (ar) | 2016-09-21 | 2019-01-27 | Alx Oncology Inc | أجسام مضادة ضد بروتين ألفا منظم للإشارات وطرق استخدامها |
CN108738313B (zh) * | 2016-10-20 | 2022-12-30 | 天境生物科技(上海)有限公司 | 新的cd47单克隆抗体及其应用 |
EP3551661A1 (en) * | 2016-12-09 | 2019-10-16 | Alector LLC | Anti-sirp-alpha antibodies and methods of use thereof |
CN108484774B (zh) * | 2018-03-09 | 2021-11-05 | 上海高菲生物科技有限公司 | 一种SIRPα融合蛋白及其制备方法和用途 |
-
2019
- 2019-09-24 MX MX2021003393A patent/MX2021003393A/es unknown
- 2019-09-24 TW TW108134495A patent/TW202028237A/zh unknown
- 2019-09-24 CN CN201980075667.9A patent/CN113166245A/zh active Pending
- 2019-09-24 BR BR112021005585-1A patent/BR112021005585A2/pt unknown
- 2019-09-24 PE PE2021000361A patent/PE20211491A1/es unknown
- 2019-09-24 CA CA3113798A patent/CA3113798A1/en active Pending
- 2019-09-24 WO PCT/US2019/052604 patent/WO2020068752A1/en active Application Filing
- 2019-09-24 JP JP2021517284A patent/JP7266670B2/ja active Active
- 2019-09-24 EP EP19867552.2A patent/EP3856787A4/en active Pending
- 2019-09-24 AU AU2019349651A patent/AU2019349651B2/en active Active
- 2019-09-24 SG SG11202102851XA patent/SG11202102851XA/en unknown
- 2019-09-24 KR KR1020217011852A patent/KR20210086619A/ko unknown
-
2021
- 2021-03-24 IL IL281783A patent/IL281783A/en unknown
- 2021-03-24 CO CONC2021/0003724A patent/CO2021003724A2/es unknown
- 2021-03-24 CL CL2021000738A patent/CL2021000738A1/es unknown
-
2023
- 2023-02-01 US US18/162,879 patent/US20240034789A1/en active Pending
- 2023-02-27 JP JP2023028936A patent/JP2023078167A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPWO2020068752A5 (ja) | ||
AU2019349651B2 (en) | SIRP alpha binding proteins and methods of use thereof | |
JP2018533973A5 (ja) | ||
JP2021506244A5 (ja) | ||
JP2020517249A5 (ja) | ||
JP2020501531A5 (ja) | ||
JP2019531284A5 (ja) | ||
JP2017149720A5 (ja) | ||
RU2009107494A (ru) | АНТИТЕЛА К ErbB2 | |
JP2016505556A5 (ja) | ||
RU2012103212A (ru) | Tlr3 связывающие агенты | |
GB2595379A (en) | Anti-BTLA antibodies | |
CN112351794A (zh) | 用于尿路上皮癌的免疫治疗方法 | |
CN116096756A (zh) | 针对ilt2的抗体及其用途 | |
JP2024001073A5 (ja) | ||
US20200181288A1 (en) | Cell engaging binding molecules | |
US20240101675A1 (en) | Dual binding antibodies, methods of producing dual binding antibodies, and uses thereof | |
US20220324957A1 (en) | Anti-stem cell factor antibodies and methods of use thereof in renal disease | |
JPWO2020076799A5 (ja) | ||
JPWO2020139926A5 (ja) | ||
JP2020508694A5 (ja) | ||
JPWO2019140229A5 (ja) | ||
JPWO2020123664A5 (ja) | ||
JPWO2021139776A5 (ja) | ||
JPWO2021202590A5 (ja) |