JPWO2020014460A5

JPWO2020014460A5 -

Info

Publication number: JPWO2020014460A5
Application number: JP2021500434A
Authority: JP
Publication date: 2022-07-15

Claims

バイオレイヤー干渉法によって測定して、以下の抗原複合体のそれぞれ：
ｉ）ヒトＬＴＢＰ１－前駆ＴＧＦβ１、
ｉｉ）ヒトＬＴＢＰ３－前駆ＴＧＦβ１、
ｉｉｉ）ヒトＧＡＲＰ－前駆ＴＧＦβ１、および
ｉｖ）ヒトＬＲＲＣ３３－前駆ＴＧＦβ１
と≦５ｎＭのＫＤで結合する抗体またはその抗原結合断片であって、
ＴＧＦβ１の活性化を阻害し、
完全ヒトもしくはヒト化抗体またはその断片であり、
式、ＦＴＦ（Ｘ_１）（Ｘ_２）（Ｘ_３）（Ｘ_４）Ｍ（Ｘ_５）［式中、Ｘ_１は、Ｓ、Ｇ、もしくはＡであり、Ｘ_２は、ＳもしくはＦであり、Ｘ_３は、ＦもしくはＹであり、Ｘ_４は、ＳもしくはＡであり、Ｘ_５は、Ｄ、Ｎ、もしくはＹである］（配列番号１４３）によって表されるＨ－ＣＤＲ１と、
式、ＹＩ（Ｘ_１）（Ｘ_２）（Ｘ_３）Ａ（Ｘ_４）ＴＩＹＹＡ（Ｘ_５）ＳＶＫＧ［式中、Ｘ_１は、ＳもしくはＨであり、Ｘ_２は、ＰもしくはＳであり、Ｘ_３は、ＳもしくはＤであり、Ｘ_４は、ＤもしくはＳであり、Ｘ_５は、ＤもしくはＧである］（配列番号１４４）によって表されるＨ－ＣＤＲ２と、
式、（Ｘ_１）Ｒ（Ｘ_２）（Ｘ_３）（Ｘ_４）Ｄ（Ｘ_５）ＧＤＭＬ（Ｘ_６）Ｐ［式中、Ｘ_１は、ＡもしくはＶであり、Ｘ_２は、ＧもしくはＡであり、Ｘ_３は、ＶもしくはＴであり、Ｘ_４は、ＬもしくはＷであり、Ｘ_５は、ＹもしくはＭであり、Ｘ_６は、ＭもしくはＤである］（配列番号１４５）によって表されるＨ－ＣＤＲ３と、
配列番号１０５に記載のＬ－ＣＤＲ１と、
配列番号１０６に記載のＬ－ＣＤＲ２と、
配列番号１２に記載のＬ－ＣＤＲ３と
を含む、抗体またはその断片。
バイオレイヤー干渉法によって測定して、以下の抗原複合体のそれぞれ：
ｉ）ヒトＬＴＢＰ１－前駆ＴＧＦβ１、
ｉｉ）ヒトＬＴＢＰ３－前駆ＴＧＦβ１、
ｉｉｉ）ヒトＧＡＲＰ－前駆ＴＧＦβ１、および
ｉｖ）ヒトＬＲＲＣ３３－前駆ＴＧＦβ１
と≦０．５ｎＭのＫＤで結合する抗体またはその抗原結合断片であって、
ＴＧＦβ１の活性化を阻害し、
完全ヒトもしくはヒト化抗体またはその断片であり、
配列番号１３に対して少なくとも９０％の配列同一性を有する重鎖可変ドメイン（Ｖ_Ｈ）および配列番号１５に対して少なくとも９０％の配列同一性を有する軽鎖可変ドメイン（Ｖ_Ｌ）を含む、
抗体またはその断片。
Ｈ－ＣＤＲ１が配列番号１０７であり、Ｈ－ＣＤＲ２が配列番号１０３であり、Ｈ－ＣＤＲ３が配列番号６である、請求項１に記載の抗体またはその抗原結合断片。
バイオレイヤー干渉法によって測定して、抗原複合体のそれぞれと≦１ｎＭのＫＤ、任意選択で≦０．５ｎＭで結合する、請求項１または３に記載の抗体またはその抗原結合断片。
配列番号１６９の１つまたは複数のアミノ酸残基を含むエピトープと結合する、請求項１から４のいずれか一項に記載の抗体または抗原結合断片。
成長因子ドメインの一部分とさらに結合する、請求項１から５のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
配列番号１３に記載のＶ_Ｈおよび配列番号１５に記載のＶ_Ｌを含む、請求項１から６のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
ヒトＩｇＧ４またはＩｇＧ１の亜型のものである、請求項１から７のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合断片。
請求項１から８のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合断片と賦形剤とを含む組成物。
対象における増殖性および／または線維性障害の処置のための、請求項９に記載の組成物。
障害が癌である、請求項１０に記載の組成物。
障害が骨髄線維症である、請求項１０に記載の組成物。
前記対象が癌治療に対して一次耐性または獲得耐性を有しており、前記癌治療がチェックポイント阻害療法、化学療法、および／または放射線療法であってもよい、請求項１１に記載の組成物。
前記処置が、請求項９に記載の組成物を、チェックポイント阻害剤、化学療法および放射線療法、ならびに／または癌ワクチンからなる群から選択される追加の癌治療と併せて投与するステップを含む、請求項１３に記載の組成物。
ｉ）請求項１から８のいずれか一項に記載の抗体またはその抗原結合断片を提供するステップと、
ｉｉ）抗体またはその抗原結合断片を医薬組成物内に薬学的に許容される担体と共に配合するステップと
を含む、医薬組成物を製造する方法。