JPWO2019236954A5 - - Google Patents

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JPWO2019236954A5
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Figure 2019236954000013
Figure 2019236954000014
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
以下の式を有するカンプトテシンコンジュゲート:
L-(Q-D)
またはその塩[式中
Lは、標的剤に由来する、特にがん細胞抗原に選択的に結合する抗体に由来するリガンド単位であり、
下付き文字pは、1~16の範囲の整数であり、
Qは、以下:
-Z-A-、-Z-A-RL-、-Z-A-RL-Y-、-Z-A-S -RL-、-Z-A-S -RL-Y-、
-Z-A-S -W-、-Z-A-S -W-RL-、-Z-A-B(S )-RL-、-Z-A-B(S )-W-、
-Z-A-B(S )-W-RL-および-Z-A-B(S )-RL-Y-
(式中、Zはストレッチャー単位であり、
Aは、結合またはコネクター単位であり、
Bは、並列コネクター単位であり、
は、分配剤であり、
RLは、放出可能リンカーであり、
Wは、アミノ酸単位であり、
Yは、スペーサー単位である)
からなる群から選択される式を有するリンカー単位であり、
Dは、以下の通りのCPT1、CPT2、CPT3、CPT4、CPT5、CPT6およびCPT7:
Figure 2019236954000015
Figure 2019236954000016

(式中、
は、H、C ~C アルキル、C ~C ハロアルキル、C ~C シクロアルキル、(C ~C シクロアルキル)-C ~C アルキル-、フェニルおよびフェニル-C ~C アルキル-からなる群から選択されるメンバーであり、
は、C ~C アルキルおよびC ~C シクロアルキルからなる群から選択されるメンバーであり、
およびR F’ はそれぞれ、-H、C ~C アルキル、C ~C ヒドロキシアルキル、C ~C アミノアルキル、(C ~C アルキルアミノ)-C ~C アルキル-、N,N-(C ~C ヒドロキシアルキル)(C ~C アルキル)-アミノ-C ~C アルキル-、N,N-ジ(C ~C アルキル)アミノ-C ~C アルキル-、N-C ~C ヒドロキシアルキル-C ~C アミノアルキル-、C ~C アルキルC(O)-、C ~C ヒドキシアルキル-C(O)-、C ~C アミノアルキルC(O)-、C ~C 10 シクロアルキル、(C ~C 10 シクロアルキル)-C ~C アルキル-、C ~C 10 ヘテロシクロアルキル、(C ~C 10 ヘテロシクロアルキル)-C ~C アルキル-、フェニル、フェニル-C ~C アルキル-、ジフェニル-C ~C アルキル-、ヘテロアリールおよびヘテロアリール-C ~C アルキル-からなる群から独立して選択されるメンバーであるか、または
およびR F’ は、それらの各々が結合している窒素原子と一緒になって、ハロゲン、C ~C アルキル、-OH、-OC ~C アルキル、-NH 、-NHC ~C アルキルおよび-N(C ~C アルキル) から選択される0~3つの置換基を有する、5員環、6員環または7員環を形成し、
、R 、R およびR F’ のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリール部分は、ハロゲン、C ~C アルキル、-OH、-OC ~C アルキル、-NH 、-NHC ~C アルキルおよび-N(C ~C アルキル) からなる群から選択される0~3つの置換基により置換されている)
からなる群から選択される薬物単位であり、
Dの共有結合点は、Qが、-Z-A-RL-、-Z-A-RL-Y-、-Z-A-S -RL-、-Z-A-B(S )-RL-、-Z-A-S -RL-Y-または-Z-A-B(S )-RL-Y-である場合、CPT1、CPT2、CPT3、CPT4、CPT5またはCPT6のヒドロキシルまたはアミノ置換基のいずれか1つのヘテロ原子に対するものであるか、あるいは
Dの共有結合点は、Qが、-Z-A-、-Z-A-S -W-もしくは-Z-A-B(S )-W-である場合、またはQが、-Z-A-S -RL-、-Z-A-B(S )-RL-、-Z-A-S -W-RL-もしくは-Z-A-B(S )-W-RL-(RLは、グルクロニド単位以外の放出可能単位である)である場合、CPT1、CPT2、CPT3、CPT4、CPT5またはCPT6のラクトン環上のヒドロキシル置換基の酸素原子に対するものであり、
ただし、共有結合点がCPT6のアミノ置換基の窒素原子に対するものである場合、R およびR F’ の少なくとも1つは、-Hであることを条件とし、
ただし、Dが、そのアミノ置換基の窒素原子を介する共有結合を有するCPT1である場合、-Z-A-RL-、-Z-A-RL-Y-、-Z-A-S -RL-、-Z-A-B(S )-RL-、-Z-A-S -RL-Y-および-Z-A-B(S )-RL-Y-の-Z-A-は、加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有するスクシンイミド-カプロイル-β-アラニル部分以外であることを条件とする]。
(項目2)
Qが、以下:
-Z-A-RL-;-Z-A-RL-Y-;-Z-A-S -RL-;-Z-A-B(S )-RL-;
-Z-A-S -RL-Y-;および-Z-A-B(S )-RL-Y-
(式中、Aは、コネクター単位であり、RLは、グルクロニド単位である)
からなる群から選択される式を有するリンカー単位である、項目1に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目3)
Dの共有結合点が、CPT1~CPT7のいずれか1つのラクトン環上のヒドロキシル置換基の酸素原子を介するものである、項目2に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目4)
Dが、CPT1、CPT4、CPT6またはCPT7であり、
CPT1への共有結合点が、そのアミン官能基の窒素原子を介するものであり、ただし、-Z-A-は、コハク酸アミド部分として、加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有するスクシンイミド-カプロイル-β-アラニル以外であることを条件とし、
CPT4への共有結合点が、そのアミン官能基の窒素原子を介するものであり、
CPT6への共有結合点が、そのアミン官能基の窒素原子を介するものであり、ただし、R およびR F’ の少なくとも1つが、-Hであることを条件とし、
CPT7への共有結合点が、その一級ヒドロキシル官能基の1つの酸素原子を介するものである、
項目2に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目5)
前記グルクロニド単位が、以下の式:
Figure 2019236954000017

(式中、
Suは、単糖類のヘキソース体であり、
O’は、グリコシダーゼによって切断することができるグリコシド結合の酸素原子を表し、
単一アスタリスク( )で印を付けた波線は、R およびR F’ の少なくとも1つが-Hである、CPT1、CPT4もしくはCPT6のアミノ置換基の窒素原子への、またはスペーサー単位(Y)への共有結合部位を示すか、あるいはCPT1~CPT7のいずれか1つのラクトン環上のヒドロキシル置換基の酸素原子への共有結合部位を示し、
二重アスタリスク( ** )で印を付けた波線は、Qの残部への共有結合部位を示す)
を有し、
特に、前記グルクロニド単位が、以下の式:
Figure 2019236954000018

を有する、項目2、3または4に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目6)
Qが、-Z-A-RL-Y-、-Z-A-S -RL-Y-または-Z-A-B(S )-RL-Y-の式を有するリンカー単位であり、
スペーサー単位(Y)が、以下の式:
Figure 2019236954000019

(式中、EWGは、電子求引基であり、
は、Dのヒドロキシ置換基に由来する酸素原子を表し、
窒素原子に隣接する波線は、前記グルクロニド単位のカルボニル炭素原子への共有結合部位を示し、
に隣接する波線は、Dの残部への共有結合部位を示す)
を有するか、または
Dが、R およびR F’ のそれぞれが-Hである、CPT1、CPT4もしくはCPT6である場合、スペーサー単位(Y)が、以下の式:
Figure 2019236954000020

(式中、
EWGは、電子求引基であり、
窒素原子に隣接する波線は、前記グルクロニド単位のカルボニル炭素原子への共有結合部位を示し、
カルボニル炭素原子に隣接する波線は、CPT1、CPT4またはCPT6のアミノ置換基の窒素原子への共有結合部位を示す)
を有する、項目5に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目7)
-Z-A-が、スクシンイミド-アルカノイル部分またはスクシンイミドおよびトリアゾリル部分を含み、その各々が、コハク酸アミド部分として加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有しており、トリアゾール部分が、薬物リンカー化合物のアルキニル部分への化学修飾されている標的剤に由来するアジド置換基の1,3-双極子環化付加から必要に応じて形成され、前記標的剤が、前記コンジュゲートの前記リガンド単位への前駆体であるか、または
-Z-A-が、カンプトテシン-リンカー化合物のmDPR部分から誘導可能なコハク酸アミド部分を含むか、もしくは加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有するスクシンイミド-プロピオニル部分を含み、
ただし、Dは、そのアミノ置換基の窒素原子を介する共有結合を有しており、-Z-A-は、コハク酸アミド部分として加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有するスクシンイミドおよびトリアゾリル部分を含むか、もしくはDがCPT1である場合、mDPR部分から誘導可能なコハク酸アミド部分を含むことを条件とするか、または
ただし、DがCPT1である場合、Dは、そのラクトン環上のヒドロキシル置換基の酸素原子への共有結合を有しており、-Z-A-は、コハク酸アミド部分として加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有するスクシンイミド-アルカノイル-β-アラニル部分を含むことを条件とする、
項目5に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目8)
Qが、以下の式:
Figure 2019236954000021

もしくはその塩(式中、-Z-A-は、好ましくはそのスクシンイミド環が、コハク酸アミド部分として加水分解形態であるスクシンイミド-アルカノイル-β-アラニル部分であり、スクシンイミド環は、カンプトテシン-リンカー化合物のmDPR部分から誘導可能であり、
単一アスタリスク( )で印を付けた波線は、CPT1~CPT7のいずれか1つのラクトン環を置換するヒドロキシル官能基の酸素原子への、R およびR F’ が-HであるCPT1、CPT4もしくはCPT6のアミン官能基の窒素原子への、またはスペーサー単位への共有結合部位を示し、
三重アスタリスク( *** )で印を付けた波線は、Lの硫黄原子への共有結合点を示す)
を有するか、または
Qが、-Z-A-S -RLである場合、Qが、コハク酸アミド部分として加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有する、以下の式:
Figure 2019236954000022

(式中、下付き文字nは、1~50の範囲の整数、好ましくは4であり、
単一アスタリスク( )で印を付けた波線は、CPT1~CPT7のいずれか1つのヒドロキシもしくはアミン官能基のヘテロ原子への、またはスペーサー単位(Y)への共有結合部位を示し、
三重アスタリスク( *** )で印を付けた波線は、Lの硫黄原子への共有結合点を示す)
を有する、
項目7に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目9)
-Q-Dが、コハク酸アミド部分として加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有する、以下の構造:
Figure 2019236954000023

またはその塩(式中、波線は、前記リガンド単位の硫黄原子へのスクシンイミド環の共有結合部位を示す)を有するか、あるいは
-Q-Dが、以下の構造:
Figure 2019236954000024

またはその塩を有するか、あるいは
-Q-Dが、以下の構造:
Figure 2019236954000025

またはその塩(式中、波線は、前記リガンド単位の硫黄原子へのスクシンイミド環の共有結合部位を示し、スクシンイミド環は、コハク酸アミド部分として加水分解形態にある)を有する、項目6に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目10)
Qが、以下:
-Z-A-;-Z-A-S -W-および-Z-A-B(S )-W-
(式中、Aはコネクター単位である)
からなる群から選択される式を有するリンカー単位であるか、または
Qが、以下:
-Z-A-RL-、-Z-A-S -RL-;
-Z-A-B(S )-RL-、-Z-A-S -W-RL-、および-Z-A-B(S )-W-RL-、
(式中、Aは、コネクター単位であり、RLは、グルクロニド単位以外の放出可能リンカーである)
からなる群から選択される式を有するリンカー単位である、
項目1に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目11)
Qが、-Z-A-RL-、-Z-A-S -RL-および-Z-A-S -W-RL-からなる群から選択される式を有するリンカー単位であり、
RLが、以下の式:
Figure 2019236954000026

(式中、
二重アスタリスク( ** )で印を付けた波線は、Dへの共有結合部位を示し、
単一アスタリスク( )で印を付けた波線は、A、S またはWへの共有結合点を示す)
を有する、項目10に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目12)
-Q-Dが、-Z-A-S -W-RL-Dの式を有しており、式中、
Dが、R およびR F’ のそれぞれが-Hである、CPT1、CPT4もしくはCPT6であり、その各々が、アミン官能基の窒素原子への共有結合を有しており、
Wが、N-メチル-グリシン(サルコシン)、N-メチル-アラニン、N-メチル-β-アラニン、バリン、N-メチル-バリンからなる群から選択されるアミノ酸単位であるか、または
Dが、ラクトン環上のヒドロキシル置換基の酸素原子への共有結合を有するCPT1~CPT7のいずれか1つであり、
Wが、グルタミン酸またはリシンからなる群から選択されるアミノ酸単位である、
項目10または11に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目13)
-Z-A-が、スクシンイミド-アルカノイル部分もしくはスクシンイミドおよびトリアゾール部分を含み、その各々が、コハク酸アミド部分として加水分解形態のスクシンイミド環、もしくはカンプトテシン-リンカー化合物のmDPRから誘導可能なコハク酸アミド部分を必要に応じて有するか、または
-Z-A-が、コハク酸アミド部分として加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有する、以下の式:
Figure 2019236954000027

(式中、二重アスタリスク( ** )で印を付けた波線は、S への共有結合部位を示し、三重アスタリスク( *** )で印を付けた波線は、Lの硫黄原子への共有結合点を示す)を有する、項目12に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目14)
Qが、-Z-A-S -RL-および-Z-A-S -W-RL-からなる群から選択される式を有するリンカー単位であり、
が、以下の式:
Figure 2019236954000028

(式中、下付き文字nは、2~36の範囲の整数であり、
窒素原子に隣接する波線は、Aのカルボニル炭素原子への共有結合部位を示し、カルボニル炭素原子に隣接する波線は、-Z-A-S -RL-のRLまたは-Z-A-S -W-RL-のWのアミン官能基の窒素原子への共有結合部位を示す)
を有し、
特に、Qのいずれかの式における-Z A-は、以下の式:
Figure 2019236954000029

(式中、二重アスタリスク( ** )で印を付けた波線は、S のアミン官能基の窒素原子への共有結合部位を示し、三重アスタリスク( *** )で印を付けた波線は、Lの硫黄原子への共有結合点を示す)
を有する、項目11に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目15)
Qが、式-Z-A-S -W-または-Z-A-S-W-RL-のリンカー単位であり、いずれかの式における-Z-A-S -W-が、コハク酸アミド部分として加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有する、以下の式:
Figure 2019236954000030

(式中、下付き文字nは、2~10の範囲、好ましくは2~4の範囲の整数であり、二重アスタリスク( ** )で印を付けた波線は、DまたはRLへの共有結合部位を示し、三重アスタリスク( *** )で印を付けた波線は、Lの硫黄原子への共有結合点を示す)
を有する、項目11に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目16)
-Q-Dが、以下の構造:
Figure 2019236954000031

Figure 2019236954000032

またはその塩(式中、波線は、前記リガンド単位の硫黄原子への、必要に応じてコハク酸アミド部分として加水分解形態のスクシンイミド環の共有結合点を示す)
を有する、項目10に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
(項目17)
以下からなる群から選択される式を有する、カンプトテシン-リンカー化合物:
(vii) Z’-A-RL-D;
(viii) Z’-A-RL-Y-D;
(ix) Z’-A-S -RL-D;
(x) Z’-A-S -RL-Y-D;
(xi) Z’-A-B(S )-RL-D;
(xii) Z’-A-B(S )-RL-Y-D;
(vii) Z’-A-D
(viii) Z’-A-S*-W-D
(ix) Z’-A-B(S*)-W-D
(x) Z’-A-S*-W-RL-D;および
(xi) Z’-A-B(S*)-W-RL-D
[式中、
Z’は、ストレッチャー単位前駆体であり、
Aは、結合またはコネクター単位であり、
Bは、並列コネクター単位であり、
は、分配剤であり、
RLは、放出可能リンカーであり、
Yは、スペーサー単位であり、
Dは、以下の通りのCPT1、CPT2、CPT3、CPT4、CPT5、CPT6およびCPT7からなる群から選択されるカンプトテシン化合物:
Figure 2019236954000033
Figure 2019236954000034

(R は、-H、C ~C アルキル、C ~C ハロアルキル、C ~C シクロアルキル、(C ~C シクロアルキル)-C ~C アルキル-、フェニルおよびフェニル-C ~C アルキル-からなる群から選択される部分であり、
は、C ~C アルキルおよびC ~C シクロアルキルからなる群から選択される部分であり、
およびR F’ はそれぞれ、-H、C ~C アルキル、C ~C ヒドロキシアルキル、C ~C アミノアルキル、(C ~C アルキルアミノ)-C ~C アルキル-、N,N-(C ~C ヒドロキシアルキル)(C ~C アルキル)-アミノ-C ~C アルキル-、N,N-ジ(C ~C アルキル)アミノ-C ~C アルキル-、N-C ~C ヒドロキシアルキル-C ~C アミノアルキル-、C ~C アルキルC(O)-、C ~C ヒドキシアルキル-C(O)-、C ~C アミノアルキルC(O)-、C ~C 10 シクロアルキル、(C ~C 10 シクロアルキル)-C ~C アルキル-、C ~C 10 ヘテロシクロアルキル、(C ~C 10 ヘテロシクロアルキル)-C ~C アルキル-、フェニル、フェニル-C ~C アルキル-、ジフェニル-C ~C アルキル-、ヘテロアリールおよびヘテロアリール-C ~C アルキル-からなる群から独立して選択されるメンバーであるか、または
およびR F’ は、それらの各々が結合している窒素原子と一緒になって、ハロゲン、C ~C アルキル、-OH、-OC ~C アルキル、-NH 、-NHC ~C アルキルおよび-N(C ~C アルキル) から選択される0~3つの置換基を有する、5員環、6員環または7員環を形成し、
、R 、R およびR F’ のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリール部分は、ハロゲン、C ~C アルキル、-OH、-OC ~C アルキル、-NH 、-NHC ~C アルキルおよび-N(C ~C アルキル) からなる群から選択される0~3つの置換基により置換されている)であり、
前記カンプトテシン-リンカー化合物が、式(i)、式(ii)、式(iii)、式(iv)、式(v)または式(vi)である場合、Dの共有結合点は、CPT1~CPT7のいずれか1つのヒドロキシルまたはアミノ置換基のいずれか1つのヘテロ原子に対するものであるか、あるいは
前記カンプトテシン-リンカー化合物が、式(vii)、式(viii)もしくは式(ix)であるか、または前記カンプトテシン-リンカー化合物が、RLがグルクロニド単位以外の放出可能単位である式(iii)、式(iv)、式(x)または式(xi)である場合、Dの共有結合点は、CPT1~CPT7のいずれか1つのラクトン環上のヒドロキシル置換基の酸素原子に対するものであり、
ただし、共有結合点がCPT6のアミノ置換基の窒素原子に対するものである場合、R およびR F’ の少なくとも1つは、-Hであることを条件とし、
ただし、Dが、そのアミノ置換基の窒素原子を介する共有結合を有するCPT1である場合、式(i)、式(ii)、式(iii)、式(iv)、式(v)および式(vi)の前記カンプトテシン-リンカー化合物のZ’-A-は、マレイミド-カプロイル-β-アラニル部分以外であることを条件とする]。
(項目18)
Aが、コネクター単位であり、RLが、特に以下の構造:
Figure 2019236954000035

(式中、単一アスタリスク( )で印を付けた波線は、Dまたはスペーサー単位(Y)への共有結合部位を示し、二重アスタリスク( ** )で印を付けた波線は、A、BまたはS への共有結合点を示す)
を有するグルクロニド単位である、式(i)、式(ii);式(iii)、式(iv)、式(v)および式(vi)からなる群から選択される式を有する、項目17に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目19)
Dの共有結合点が、CPT1~CPT7のいずれか1つのラクトン環上のヒドロキシル置換基の酸素原子を介するものである、項目18に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目20)
Dが、CPT1、CPT4またはCPT6であり、
CPT1の結合点が、そのアミン官能基の窒素原子を介するものであり、ただし、Z’-A-は、マレイミド-カプロイル-β-アラニル以外であることを条件とし、
CPT4の結合点が、そのアミン官能基の窒素原子に対するものであり、
CPT6の結合点が、そのアミン官能基の窒素原子を介するものであり、ただし、R およびR F’ の少なくとも1つは、-Hであることを条件とする、
項目18に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目21)
がPEG基である、式(iii)、式(iv)、式(v)および式(vi)を有する、項目17に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目22)
Dが、CPT1~CPT7のいずれか1つであり、
スペーサー単位(Y)が、以下の式:
Figure 2019236954000036

(式中、EWGは、電子求引基であり、
は、Dのヒドロキシ官能基に由来する酸素原子を表し、
窒素原子に隣接する波線は、前記グルクロニド単位のカルボニル炭素原子への共有結合部位を示し、
に隣接する波線は、Dの残部への共有結合部位を示す)を有するか、または
Dが、R およびR F’ のそれぞれが-Hである、CPT1、CPT4およびCPT6からなる群から選択され、
スペーサー単位(Y)が、以下の式:
Figure 2019236954000037

(式中、
EWGは、電子求引基であり、
窒素原子に隣接する波線は、前記グルクロニド単位のカルボニル炭素原子への共有結合部位を示し、
カルボニル炭素原子に隣接する波線は、R およびR F’ のそれぞれが-Hである、CPT1、CPT4またはCPT6のアミン官能基の窒素原子への共有結合部位を示す)
を有する、式(ii)、式(iv)または式(vi)を有する、項目18に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目23)
Aが、トリアゾリル部分を含むコネクター単位を有するコンジュゲートをもたらすよう、カンプトテシンコンジュゲートのリガンド単位への前駆体である、化学修飾されている標的剤に由来するアジド置換基との1,3-双極子環化付加を起こすことが可能なアルキニル部分を含む、項目17~22のいずれか一項に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目23A)
Z’-A-が、マレイミド-アルカノイル部分またはmDPRを含み、その塩基性窒素原子が、必要に応じてプロトン化されているか、または酸不安定保護基によって保護されており、
ただし、Dが、そのアミノ置換基の窒素原子を介する共有結合を有するCPT1である場合、Z’-A-は、mDPRを含み、特に、
DがCPT1である場合、Dは、そのラクトン環上のヒドロキシル置換基の酸素原子への共有結合を有することを条件として、Z’-A-が、mDPRまたはマレイミド-アルカノイル-β-アラニル部分を含むことを条件とする、
項目17~22いずれか一項に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目24)
Aがコネクター単位である、式(vii)、式(viii)もしくは式(ix)を有するか、またはAが、コネクター単位であり、RLが、グルクロニド単位以外の放出可能リンカーである、式(i)、式(iii)、式(x)もしくは式(xi)を有する、項目17に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目25)
RLが、以下の式:
Figure 2019236954000038

(式中、
二重アスタリスク( ** )で印を付けた波線は、Dへの共有結合部位を示し、
単一アスタリスク( )で印を付けた波線は、A、S またはWへの共有結合点を示す)
を有する、式(i)、式(iii)または式(x)を有する項目24に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目26)
Wが、N-メチル-グリシン(サルコシン)、N-メチル-アラニン、N-メチル-β-アラニン、バリンおよびN-メチル-バリンからなる群から選択されるアミノ酸単位である、式(x)を有する項目25に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目27)
Z’-A-が、マレイミド-アルカノイル部分またはmDPRを含み、その塩基性窒素原子が、必要に応じてプロトン化されているか、または酸不安定保護基によって保護されている、項目24、25または26に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目28)
Z’-A-が、以下:
Figure 2019236954000039

(式中、二重アスタリスク( ** )で印を付けた波線は、S への共有結合部位を示す)
からなる群から選択される式を有する、式(iii)または式(x)を有する項目24、25または26に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目29)
が、以下の式:
Figure 2019236954000040

(式中、下付き文字nは、2~36の範囲の整数である)
を有する、式(iii)または式(x)を有する項目24、25または26に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目30)
Z’-A-S -W-が、以下の式:
Figure 2019236954000041

(式中、下付き文字nは、2~10の範囲、好ましくは2~4の範囲の整数であり、二重アスタリスク( ** )で印を付けた波線は、DまたはRLへの共有結合部位を示す)
を有する式(viii)または式(x)の、項目24または25に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目31)
以下の構造:
Figure 2019236954000042
Figure 2019236954000043

またはその塩を有する、項目17に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
(項目32)
対象において、がんを処置するための医薬の調製における、カンプトテシンコンジュゲートの使用であって、前記カンプトテシンコンジュゲートが、項目1に記載の式を有し、特に前記がんが、リンパ腫、白血病および固形腫瘍、好ましくはリンパ腫または白血病からなる群から選択される、使用。
(項目33)
項目1に記載のカンプトテシンコンジュゲートおよび少なくとも1種の薬学的に許容される賦形剤を含む、薬学的に許容される組成物。
(項目34)
それを必要とする対象における、がんを処置するための組成物であって、前記組成物が、有効量の項目1に記載のカンプトテシンコンジュゲートを含み、特に前記がんが、リンパ腫、白血病および固形腫瘍、好ましくはリンパ腫または白血病からなる群から選択される、組成物。
(項目35)
項目1に記載のカンプトテシンコンジュゲートを調製する方法であって、前記方法が、項目17に記載のカンプトテシン-リンカー化合物のZ’に対して反応性のある官能基を有する標的剤に接触させて、これにより、それぞれ、構造的に前記標的剤およびZ’に対応する前記カンプトテシンコンジュゲートの前記リガンド単位とストレッチャー単位(Z)との間に共有結合を形成させるステップを含み、特に、
前記標的剤が、反応性官能基がチオールであり、少なくとも1つのシステイン残基を有する抗体であり、Z’がマレイミド部分を含むか、または
前記標的剤が、反応性官能基としてアジド含有残基を有するよう修飾されている抗体であり、Z’が、アルキン官能基を含み、前記アジドおよびアルキン官能基が、1,3-双極子環化付加を起こして、トリアゾール環系を形成することが可能である、方法。

Claims (18)

  1. 以下の式を有するカンプトテシンコンジュゲート:
    L-(Q-D)
    またはその塩[式中
    Lは、標的剤に由来する、特にCD30抗原に選択的に結合する抗体に由来するリガンド単位であり、
    下付き文字pは、1~16の範囲の整数であり、
    Qは、以下:
    -Z-A-、-Z-A-RL-、-Z-A-RL-Y-、-Z-A-S-RL-、-Z-A-S-RL-Y-、
    -Z-A-S-W-、-Z-A-S-W-RL-、-Z-A-B(S)-RL-、-Z-A-B(S)-W-、
    -Z-A-B(S)-W-RL-および-Z-A-B(S)-RL-Y-
    (式中、Zはストレッチャー単位であり、
    Aは、結合またはコネクター単位であり、
    Bは、並列コネクター単位であり、
    は、分配剤であり、
    RLは、放出可能リンカーであり、
    Wは、アミノ酸単位であり、
    Yは、スペーサー単位である)
    からなる群から選択される式を有するリンカー単位であり、
    Dは、以下の通りのCPT1、CPT2、CPT3、CPT4、CPT5、CPT6およびCPT7:
    Figure 2019236954000001
    Figure 2019236954000002
    (式中、
    は、H、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cシクロアルキル、(C~Cシクロアルキル)-C~Cアルキル-、フェニルおよびフェニル-C~Cアルキル-からなる群から選択されるメンバーであり、
    は、C~CアルキルおよびC~Cシクロアルキルからなる群から選択されるメンバーであり、
    およびRF’はそれぞれ、-H、C~Cアルキル、C~Cヒドロキシアルキル、C~Cアミノアルキル、(C~Cアルキルアミノ)-C~Cアルキル-、N,N-(C~Cヒドロキシアルキル)(C~Cアルキル)-アミノ-C~Cアルキル-、N,N-ジ(C~Cアルキル)アミノ-C~Cアルキル-、N-C~Cヒドロキシアルキル-C~Cアミノアルキル-、C~CアルキルC(O)-、C~Cヒドキシアルキル-C(O)-、C~CアミノアルキルC(O)-、C~C10シクロアルキル、(C~C10シクロアルキル)-C~Cアルキル-、C~C10ヘテロシクロアルキル、(C~C10ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキル-、フェニル、フェニル-C~Cアルキル-、ジフェニル-C~Cアルキル-、ヘテロアリールおよびヘテロアリール-C~Cアルキル-からなる群から独立して選択されるメンバーであるか、または
    およびRF’は、それらの各々が結合している窒素原子と一緒になって、ハロゲン、C~Cアルキル、-OH、-OC~Cアルキル、-NH、-NHC~Cアルキルおよび-N(C~Cアルキル)から選択される0~3つの置換基を有する、5員環、6員環または7員環を形成し、
    、R、RおよびRF’のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリール部分は、ハロゲン、C~Cアルキル、-OH、-OC~Cアルキル、-NH、-NHC~Cアルキルおよび-N(C~Cアルキル)からなる群から選択される0~3つの置換基により置換されている)
    からなる群から選択される薬物単位であり、
    Dの共有結合点は、Qが、-Z-A-RL-、-Z-A-RL-Y-、-Z-A-S-RL-、-Z-A-B(S)-RL-、-Z-A-S-RL-Y-または-Z-A-B(S)-RL-Y-である場合、CPT1、CPT2、CPT3、CPT4、CPT5またはCPT6のヒドロキシルまたはアミノ置換基のいずれか1つのヘテロ原子に対するものであるか、あるいは
    Dの共有結合点は、Qが、-Z-A-、-Z-A-S-W-もしくは-Z-A-B(S)-W-である場合、またはQが、-Z-A-S-RL-、-Z-A-B(S)-RL-、-Z-A-S-W-RL-もしくは-Z-A-B(S)-W-RL-(RLは、グルクロニド単位以外の放出可能単位である)である場合、CPT1、CPT2、CPT3、CPT4、CPT5またはCPT6のラクトン環上のヒドロキシル置換基の酸素原子に対するものであり、
    ただし、共有結合点がCPT6のアミノ置換基の窒素原子に対するものである場合、RおよびRF’の少なくとも1つは、-Hであることを条件とし、
    ただし、Dが、そのアミノ置換基の窒素原子を介する共有結合を有するCPT1である場合、-Z-A-RL-、-Z-A-RL-Y-、-Z-A-S-RL-、-Z-A-B(S)-RL-、-Z-A-S-RL-Y-および-Z-A-B(S)-RL-Y-の-Z-A-は、加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有するスクシンイミド-カプロイル-β-アラニル部分以外であることを条件とする]。
  2. Qが、以下:
    -Z-A-RL-;-Z-A-RL-Y-;-Z-A-S-RL-;-Z-A-B(S)-RL-;
    -Z-A-S-RL-Y-;および-Z-A-B(S)-RL-Y-
    (式中、Aは、コネクター単位であり、RLは、グルクロニド単位である)
    からなる群から選択される式を有するリンカー単位である、請求項1に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
  3. Dが、CPT1、CPT4、CPT6またはCPT7であり、
    CPT1への共有結合点が、そのアミン官能基の窒素原子を介するものであり、ただし、-Z-A-は、コハク酸アミド部分として、加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有するスクシンイミド-カプロイル-β-アラニル以外であることを条件とし、
    CPT4への共有結合点が、そのアミン官能基の窒素原子を介するものであり、
    CPT6への共有結合点が、そのアミン官能基の窒素原子を介するものであり、ただし、RおよびRF’の少なくとも1つが、-Hであることを条件とし、
    CPT7への共有結合点が、その一級ヒドロキシル官能基の1つの酸素原子を介するものである、
    請求項1または2に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
  4. 前記グルクロニド単位が、以下の式:
    Figure 2019236954000003
    (式中、
    Suは、単糖類のヘキソース体であり、
    O’は、グリコシダーゼによって切断することができるグリコシド結合の酸素原子を表し、
    単一アスタリスク()で印を付けた波線は、RおよびRF’の少なくとも1つが-Hである、CPT1、CPT4もしくはCPT6のアミノ置換基の窒素原子への、またはスペーサー単位(Y)への共有結合部位を示すか、あるいはCPT1~CPT7のいずれか1つのラクトン環上のヒドロキシル置換基の酸素原子への共有結合部位を示し、
    二重アスタリスク(**)で印を付けた波線は、Qの残部への共有結合部位を示す)
    を有し、
    特に、前記グルクロニド単位が、以下の式:
    Figure 2019236954000004
    を有する、請求項に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
  5. -Z-A-が、スクシンイミド-アルカノイル部分またはスクシンイミドおよびトリアゾリル部分を含み、その各々が、コハク酸アミド部分として加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有しており、トリアゾール部分が、薬物リンカー化合物のアルキニル部分への化学修飾されている標的剤に由来するアジド置換基の1,3-双極子環化付加から必要に応じて形成され、前記標的剤が、前記コンジュゲートの前記リガンド単位への前駆体であるか、または
    -Z-A-が、カンプトテシン-リンカー化合物のmDPR部分から誘導可能なコハク酸アミド部分を含むか、もしくは加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有するスクシンイミド-プロピオニル部分を含み、
    ただし、Dは、そのアミノ置換基の窒素原子を介する共有結合を有しており、-Z-A-は、コハク酸アミド部分として加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有するスクシンイミドおよびトリアゾリル部分を含むか、もしくはDがCPT1である場合、mDPR部分から誘導可能なコハク酸アミド部分を含むことを条件とするか、または
    ただし、DがCPT1である場合、Dは、そのラクトン環上のヒドロキシル置換基の酸素原子への共有結合を有しており、-Z-A-は、コハク酸アミド部分として加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有するスクシンイミド-アルカノイル-β-アラニル部分を含むことを条件とする、
    請求項に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
  6. -Z-A-が、スクシンイミド-アルカノイル部分もしくはスクシンイミドおよびトリアゾール部分を含み、その各々が、コハク酸アミド部分として加水分解形態のスクシンイミド環、もしくはカンプトテシン-リンカー化合物のmDPRから誘導可能なコハク酸アミド部分を必要に応じて有するか、または
    -Z-A-が、コハク酸アミド部分として加水分解形態のスクシンイミド環を必要に応じて有する、以下の式:
    Figure 2019236954000005
    (式中、二重アスタリスク(**)で印を付けた波線は、B、RLまたはへの共有結合部位を示し、三重アスタリスク(***)で印を付けた波線は、Lの硫黄原子への共有結合点を示す)を有する、請求項1に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
  7. -Q-Dが以下の構造
    Figure 2019236954000006

    (式中、単一アスタリスク(*)で印を付けた波線は、Lへの共有結合点を示す)を有する、請求項1に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
  8. -Q-Dが以下の式
    Figure 2019236954000007

    (式中、単一アスタリスク(*)で印を付けた波線は、Lへの共有結合点を示す)を有する、請求項1に記載のカンプトテシンコンジュゲート。
  9. 以下からなる群から選択される式を有する、カンプトテシン-リンカー化合物:
    (i) Z’-A-RL-D;
    (ii) Z’-A-RL-Y-D;
    (iii) Z’-A-S-RL-D;
    iv) Z’-A-S-RL-Y-D;
    ) Z’-A-B(S)-RL-D;
    i) Z’-A-B(S)-RL-Y-D;
    (vii) Z’-A-D
    (viii) Z’-A-S*-W-D
    (ix) Z’-A-B(S*)-W-D
    (x) Z’-A-S*-W-RL-D;および
    (xi) Z’-A-B(S*)-W-RL-D
    [式中、
    Z’は、ストレッチャー単位前駆体であり、
    Aは、結合またはコネクター単位であり、
    Bは、並列コネクター単位であり、
    は、分配剤であり、
    RLは、放出可能リンカーであり、
    Yは、スペーサー単位であり、
    Dは、以下の通りのCPT1、CPT2、CPT3、CPT4、CPT5、CPT6およびCPT7からなる群から選択されるカンプトテシン化合物:
    Figure 2019236954000008
    Figure 2019236954000009
    (Rは、-H、C~Cアルキル、C~Cハロアルキル、C~Cシクロアルキル、(C~Cシクロアルキル)-C~Cアルキル-、フェニルおよびフェニル-C~Cアルキル-からなる群から選択される部分であり、
    は、C~CアルキルおよびC~Cシクロアルキルからなる群から選択される部分であり、
    およびRF’はそれぞれ、-H、C~Cアルキル、C~Cヒドロキシアルキル、C~Cアミノアルキル、(C~Cアルキルアミノ)-C~Cアルキル-、N,N-(C~Cヒドロキシアルキル)(C~Cアルキル)-アミノ-C~Cアルキル-、N,N-ジ(C~Cアルキル)アミノ-C~Cアルキル-、N-C~Cヒドロキシアルキル-C~Cアミノアルキル-、C~CアルキルC(O)-、C~Cヒドキシアルキル-C(O)-、C~CアミノアルキルC(O)-、C~C10シクロアルキル、(C~C10シクロアルキル)-C~Cアルキル-、C~C10ヘテロシクロアルキル、(C~C10ヘテロシクロアルキル)-C~Cアルキル-、フェニル、フェニル-C~Cアルキル-、ジフェニル-C~Cアルキル-、ヘテロアリールおよびヘテロアリール-C~Cアルキル-からなる群から独立して選択されるメンバーであるか、または
    およびRF’は、それらの各々が結合している窒素原子と一緒になって、ハロゲン、C~Cアルキル、-OH、-OC~Cアルキル、-NH、-NHC~Cアルキルおよび-N(C~Cアルキル)から選択される0~3つの置換基を有する、5員環、6員環または7員環を形成し、
    、R、RおよびRF’のシクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、フェニルおよびヘテロアリール部分は、ハロゲン、C~Cアルキル、-OH、-OC~Cアルキル、-NH、-NHC~Cアルキルおよび-N(C~Cアルキル)からなる群から選択される0~3つの置換基により置換されている)であり、
    前記カンプトテシン-リンカー化合物が、式(i)、式(ii)、式(iii)、式(iv)、式(v)または式(vi)である場合、Dの共有結合点は、CPT1~CPT7のいずれか1つのヒドロキシルまたはアミノ置換基のいずれか1つのヘテロ原子に対するものであるか、あるいは
    前記カンプトテシン-リンカー化合物が、式(vii)、式(viii)もしくは式(ix)であるか、または前記カンプトテシン-リンカー化合物が、RLがグルクロニド単位以外の放出可能単位である式(iii)、式(iv)、式(x)または式(xi)である場合、Dの共有結合点は、CPT1~CPT7のいずれか1つのラクトン環上のヒドロキシル置換基の酸素原子に対するものであり、
    ただし、共有結合点がCPT6のアミノ置換基の窒素原子に対するものである場合、RおよびRF’の少なくとも1つは、-Hであることを条件とし、
    ただし、Dが、そのアミノ置換基の窒素原子を介する共有結合を有するCPT1である場合、式(i)、式(ii)、式(iii)、式(iv)、式(v)および式(vi)の前記カンプトテシン-リンカー化合物のZ’-A-は、マレイミド-カプロイル-β-アラニル部分以外であることを条件とする]。
  10. Aが、コネクター単位であり、RLが、特に以下の構造:
    Figure 2019236954000010
    (式中、単一アスタリスク()で印を付けた波線は、Dまたはスペーサー単位(Y)への共有結合部位を示し、二重アスタリスク(**)で印を付けた波線は、A、BまたはSへの共有結合点を示す)
    を有するグルクロニド単位である、式(i)、式(ii);式(iii)、式(iv)、式(v)および式(vi)からなる群から選択される式を有する、請求項に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
  11. Dが、CPT1、CPT4またはCPT6であり、
    CPT1の結合点が、そのアミン官能基の窒素原子を介するものであり、ただし、Z’-A-は、マレイミド-カプロイル-β-アラニル以外であることを条件とし、
    CPT4の結合点が、そのアミン官能基の窒素原子に対するものであり、
    CPT6の結合点が、そのアミン官能基の窒素原子を介するものであり、ただし、RおよびRF’の少なくとも1つは、-Hであることを条件とする、
    請求項1に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
  12. Z’-A-が、マレイミド-アルカノイル部分またはmDPRを含み、その塩基性窒素原子が、必要に応じてプロトン化されているか、または酸不安定保護基によって保護されており、
    ただし、Dが、そのアミノ置換基の窒素原子を介する共有結合を有するCPT1である場合、Z’-A-は、mDPRを含み、特に、
    DがCPT1である場合、Dは、そのラクトン環上のヒドロキシル置換基の酸素原子への共有結合を有することを条件として、Z’-A-が、mDPRまたはマレイミド-アルカノイル-β-アラニル部分を含むことを条件とする、
    請求項11のいずれか一項に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
  13. Z’-A-が、以下:
    Figure 2019236954000011
    (式中、二重アスタリスク(**)で印を付けた波線は、Sへの共有結合部位を示す)
    からなる群から選択される式を有する、式(iii)または式(x)を有する請求項9~11のいずれか一項に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
  14. 以下の構造:
    Figure 2019236954000012
    またはその塩を有する、請求項に記載のカンプトテシン-リンカー化合物。
  15. 対象において、がんを処置するための医薬の調製における、カンプトテシンコンジュゲートの使用であって、前記カンプトテシンコンジュゲートが、請求項1に記載の式を有し、特に前記がんが、リンパ腫、白血病および固形腫瘍、好ましくはリンパ腫または白血病からなる群から選択される、使用。
  16. 請求項1に記載のカンプトテシンコンジュゲートおよび少なくとも1種の薬学的に許容される賦形剤を含む、薬学的に許容される組成物。
  17. それを必要とする対象における、がんを処置するための組成物であって、前記組成物が、有効量の請求項1に記載のカンプトテシンコンジュゲートを含み、特に前記がんが、リンパ腫、白血病および固形腫瘍、好ましくはリンパ腫または白血病からなる群から選択される、組成物。
  18. 請求項1に記載のカンプトテシンコンジュゲートを調製する方法であって、前記方法が、請求項に記載のカンプトテシン-リンカー化合物のZ’に対して反応性のある官能基を有する標的剤に接触させて、これにより、それぞれ、構造的に前記標的剤およびZ’に対応する前記カンプトテシンコンジュゲートの前記リガンド単位とストレッチャー単位(Z)との間に共有結合を形成させるステップを含み、特に、
    前記標的剤が、反応性官能基がチオールであり、少なくとも1つのシステイン残基を有する抗CD30抗体であり、Z’がマレイミド部分を含むか、または
    前記標的剤が、反応性官能基としてアジド含有残基を有するよう修飾されている抗CD30抗体であり、Z’が、アルキン官能基を含み、前記アジドおよびアルキン官能基が、1,3-双極子環化付加を起こして、トリアゾール環系を形成することが可能である、方法。
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