JP2001517250A - ナフタレンスルホン酸誘導体を含有する相乗作用抗腫瘍組成物 - Google Patents

ナフタレンスルホン酸誘導体を含有する相乗作用抗腫瘍組成物

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JP2001517250A JP53559499A JP53559499A JP2001517250A JP 2001517250 A JP2001517250 A JP 2001517250A JP 53559499 A JP53559499 A JP 53559499A JP 53559499 A JP53559499 A JP 53559499A JP 2001517250 A JP2001517250 A JP 2001517250A
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ソーラ,フランチエスコ
グランデイ,マリア
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フアルマシア・エ・アツプジヨン・エツセ・ピー・アー
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】 式(I):

Description

【発明の詳細な説明】生物学的に活性なウレイド化合物を含有する相乗作用抗腫瘍組成物 発明の分野 本発明は一般に癌の分野に関し、特に、細胞増殖抑制剤(cytostati c agents)および生物学的に活性なウレイド化合物を含んで成る抗新生 物相乗効果を有する抗腫瘍組成物を提供する。発明の背景 ヒトにおける新生物疾患は、重大な、しばしば生命を脅かす疾患であることが 世界的に認識されている。急激な細胞増殖を特徴とするこれらの新生物疾患は、 それに罹患した患者の治療に有効な治療薬を同定しようとする世界的な研究の対 象になっている。有効な治療薬は、患者の生存を延長し、新生物に関係する急激 な細胞増殖を阻害し、または新生物の退行に影響を与えるものとして特徴づける ことができる。この分野における研究は主として、ヒトにおいて治療的に有効な 薬剤の同定を目的とする。一般に、マウスのような小動物における抗新生物活性 に関して、そのような動物だけでなくヒトにおける特定の新生 物疾患症状に対する抗新生物活性を予測するためにデザインされた実験において 、化合物が試験される。 本発明は、腫瘍細胞増殖の阻害によって薬効を発揮する既知の抗腫瘍剤(細胞 毒性剤(cytotoxic agents))と、血管形成(angioge nesis)の阻害によって薬効を発揮する既知の非細胞毒性ウレイド化合物と の組み合わせを使用する腫瘍の治療法に関する。 血管形成が、固形腫瘍増殖および転移拡散の必須条件であることは認識されて いる事象である。腫瘍細胞が、静止皮下細胞を刺激して増殖させる血管形成因子 を産生し、基底膜を破壊し、移動し、付着し、増殖して、新毛細血管を形成する ときに、血管形成が開始される。従って、血管形成阻害剤が腫瘍増殖を阻止する と考えられるが、臨床試験にかけられている血管形成阻害剤の活性に関して明確 な臨床反応が現在のところ得られておらず、実験的証拠は、血管形成の調節だけ では、腫瘍増殖および転移拡散を効果的に抑制するのに充分ではないことを示し ている。従って、非毒性血管形成阻害剤と細胞毒性剤との組み合わせ治療が、新 規で有効な臨床治療法になり得ると考えられる。 WO91/10649から既知の生物学的に活性な化合物は、 増殖因子および血管形成ポリペプチド、例えば、塩基性繊維芽細胞増殖因子、イ ンシュリン増殖因子−1、および肝細胞増殖因子と、複合体を形成することによ って、血管形成を阻害する。それらは、腫瘍細胞増殖を阻害せず、静脈内(iv )、腹膜内(ip)、皮下(sc)、および経口経路によって投与され、増殖/ 血管形成因子によって誘発されるマウスの血管形成を阻害し、移植されたヒトお よびマウスの腫瘍の増殖を阻害する。 ある種の新生物疾患症状に苦しむ患者の治療において、WO91/10649 から既知の生理学的に活性な化合物と細胞毒性剤との組み合わせ治療によって、 抗新生物相乗効果が得られることが見い出された。 一方の薬剤を単独で使用するよりも、組み合わせ治療によって、より大きい抗 新生物効果が生じる場合に、相乗効果が得られ、それによって、追加的な抗新生 物効果が得られる。相乗効果を有する組み合わせ治療の1つの利点は、より少な い投与量の抗新生物剤を使用することができ、それによって、治療指数が増加し 、毒性副作用が減少されることである。発明の説明 第1の態様において、本発明は、式(I): [式中、mおよびnはそれぞれ同じであって、1〜3の整数であり;各R基は、 同じであって、1〜3個のスルホン基で置換されているナフチル基である。] で示される生物学的に活性なウレイド化合物または医薬的に許容されるそれの塩 、および、抗新生物ビンカアルカロイド、抗新生物抗生物質、抗新生物抗代謝物 質、抗新生物白金配位結合錯体、抗新生物タキサン化合物、抗新生物セラミド化 合物、抗新生物ジスタマイシン化合物、抗新生物エピドフィロトキシン化合物お よび抗新生物トポイソメラーゼI阻害剤から成る群から選択される抗新生物剤、 ならびに、医薬的に許容される担体または賦形剤を、抗新生物相乗効果を生じる のに有効な量において含んで成る、ヒトを含む哺乳動物における抗新生物治療に 使用される医薬組成物を提供する。 本発明は、相乗作用量の、前記のように定義される式(I)の生物学的に活性 なウレイド化合物または医薬的に許容される それの塩、ならびに、抗新生物ビンカアルカロイド、抗新生物抗生物質、抗新生 物抗代謝物質、抗新生物白金配位結合錯体、抗新生物タキサン化合物、抗新生物 セラミド化合物、抗新生物ジスタマイシン化合物、抗新生物エピドフィロトキシ ン化合物および抗新生物トポイソメラーゼI阻害剤から成る群から選択される抗 新生物剤を含んで成る、抗腫瘍治療における同時、分離または逐次使用のための 組み合わせ製剤としての製剤も提供する。 本発明の他の態様は、前記のように定義される式(I)の生物学的に活性なウ レイド化合物または医薬的に許容されるそれの塩、ならびに、抗新生物ビンカア ルカロイド、抗新生物抗生物質、抗新生物抗代謝物質、抗新生物白金配位結合錯 体、抗新生物タキサン化合物、抗新生物セラミド化合物、抗新生物ジスタマイシ ン化合物、抗新生物エピドフィロトキシン化合物および抗新生物トポイソメラー ゼI阻害剤から成る群から選択される抗新生物剤を、抗新生物相乗効果を生じる のに有効な量において哺乳動物に投与することを含んで成る、新生物疾患症状に 苦しむヒトを含む哺乳動物の治療法を提供することである。 本発明は、治療を必要とするヒトを含む哺乳動物における、 抗新生物剤を用いる抗新生物療法によって起こる副作用を減少させる方法も提供 し、該方法は、抗新生物ビンカアルカロイド、抗新生物抗生物質、抗新生物抗代 謝物質、抗新生物白金配位結合錯体、抗新生物タキサン化合物、抗新生物セラミ ド化合物、抗新生物ジスタマイシン化合物、抗新生物エピドフィロトキシン化合 物および抗新生物トポイソメラーゼI阻害剤から成る群から選択される抗新生物 剤、ならびに、前記のように定義される式(I)の生物学的に活性なウレイド化 合物または医薬的に許容されるそれの塩を、抗新生物相乗効果を生じる量におい て含んで成る組み合わせ製剤を、該哺乳動物に投与することを含んで成る方法で ある。 式(I)で示される好ましい化合物は、mおよびnがそれぞれ2であり、各R 基が前記のように定義される化合物、および医薬的に許容されるそれらの塩であ る。 式(I)で示される特定の好ましい化合物の例は: 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(3 ,5−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(3 ,6−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,3,5−ナフタレントリスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,3,6−ナフタレントリスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,3−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,4−ナフタレンジスルホ ン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,4−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,3,5−ナフタレントリスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(5 −ナフタレンスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,3−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(3 ,5−ナフタレンジスルホ ン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,5−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(3 −ナフタレンスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 −ナフタレンスルホン酸); 2,2’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,5−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,6−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,6−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,5−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,5−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,3−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,6−ナフタレンジスルホ ン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,6−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,5−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(3 ,6−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,3,5−ナフタレントリスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロー ル)カルボニルイミノ))ビス(1,4,6−ナフタレントリスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,4,6−ナフタレントリスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 −ナフタレンスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 −ナフタレンスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(3 −ナフタレンスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(4 −ナフタレンスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4, 2−ピロールカルボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイ ミノ))ビス(1,4,6−ナフタレントリスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,3,6−ナフタレントリスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,4,6−ナフタレントリスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,3,5−ナフタレントリスルホン酸); および医薬的に許容されるそれらの塩である。 式(I)で示される特に好ましい化合物は: 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロー ル)カルボニルイミノ))ビス(1,3−ナフタレンジスルホン酸); 2,2’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,5−ナフタレンジスルホン酸); および医薬的に許容されるそれらの塩である。 式(I)の生物学的に活性なウレイド化合物と一緒に投与される、本発明の特 定の抗新生物剤の例は、ビンクリスチン、ビンブラスチン、エトポシド、タリム スチン−アミドキシム、即ち、3−(1−メチル−4−(1−メチル−4−(1 −メチル−4−(4,N,N−ビス(2−クロロエチル)アミノベンゼン−1− カルボキシアミド)ピロール−2−カルボキシアミド)ピロール−2−カルボキ シアミド)ピロール−2−カルボキシアミド)プロプリオンアミドキシム、(2 S−RR−4E)−1,3−ジヒドロキシ−2−テトラデカノイルアミド−4− オクタデセン、パクリタキセル、ドセタキセル、7−エピタキソル、7−エピタ キソテル、エピルビシン、イダルビシン、4’−ヨードキソルビシン、ダウノル ビシン、アクチノミシン D、 ブレオマイシン、プリカミシン、ミトマイシン、カプトテシン、9−アミノカン プトテシン、イリノテカン(CPT 11)、トポテカン、メトトレキセート、 シタラビン、アザウリジン、アザラビン、フルオロデオキシウリジン、デオキシ コホルマイシン、メルカプトプリン、シスプラチン、およびカルボプラチンであ る。 特に、それらはエピルビシン、9−アミノカンプトテシン、およびイリノテカ ンである。 前記のように、本発明は、式(I)の化合物の医薬的に許容される塩もその範 囲に含む。医薬的に許容される塩の例は、ナトリウム、カリウム、カルシウムお よびアルミニウム水酸化物のような無機塩基との塩、または、リジン、アルギニ ン、N−メチルグルカミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ジベン ジルアミン、メチルベンジルアミン、ジ−(2−エチルヘキシル)アミン、ピペ リジン、N−エチルピペリジン、N,N−ジエチルアミノエチルアミン、N−エ チルモルホリン、β−フェネチルアミン、N−ベンジル−β−フェネチルアミン 、N−ベンジル−N,N−ジメチルアミンおよび他の許容される有機アミンのよ うな有機塩基との塩である。ナトリウムおよび カリウム塩が好ましい。薬理学 前記のように、本明細書に定義される式(I)の非細胞毒性ウレイド誘導体と の組み合わせ投与によって、平行増加毒性(parallel increas ed toxicity)なしに、細胞毒性剤の効果が有意に増加されることを 本発明者は見い出した。本発明の組み合わせ製剤の付加作用が、例えば、本発明 を例示するものであって限定するものではない下記の生体外および生体内試験に よって示される。 化合物7,7’−カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロール カルボニル−イミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビ ス(1,3−ナフタレンジスルホン酸)テトラナトリウム塩(内部記号 PNU 145156E)を、前記に定義される式(I)の非細胞毒性ウレイド誘導体 の代表的化合物として選択した。 5種類の細胞毒性剤:パクリタキセル(TX)、シスプラチン(CIS)、エ トポシド(VP−16)、ならびに2種類のカンプトテシン誘導体、イリノテカ ン(CPT−11)および9−アミノカンプトテシン(9−AC)を、種々の作 用様式 によって作用する細胞毒性剤の代表として選択した。 TXはツブリン解重合阻害剤であり、CISはDNA−結合剤であり、VP− 16はトポイソメラーゼII阻害剤であり、CPT−11および9ACは、トポ イソメラーゼIを阻害する2種類の半合成カンプトテシン誘導体である。 M5076マウス細網肉腫細胞に関して生体外で、および筋肉内移植した同じ 腫瘍細胞に関して生体内で、組み合わせを検定した。生体外結果 腫瘍細胞を、固定濃度のPNU 145156E、および勾配濃度の細胞毒性 化合物を使用して、5%CO2の加湿雰囲気において37℃で72時間にわたっ て処置し;結果を、非処置対照に対する生存細胞のパーセンテージである%細胞 増殖として示す。 表1は、TX、CIS、VP−16、9−ACおよびSN−38(CPT−1 1の活性代謝物質)の抗増殖活性が、PNU145156Eの存在において変化 しないことを示す。 生体内結果 マウス C57BL/6に、M5076マウス細網肉腫細胞を移植した。腫瘍 移植から24時間後に処置を開始して、細胞毒性剤を静脈投与する2時間前に、 PNU 145156Eを 腹膜投与した。処置を、第1日、第4日、第7日および第11日に行った。 抗腫瘍活性を、下記に関して計算した: %AUC: 腫瘍増殖の阻害; T/C%: 生存時間の中央値増加(median increase)のパーセンテージ; TGD: 腫瘍増殖遅延。 腫瘍増殖のA.U.C.(曲線下の面積)を、台形法(trapezoidal method)よ って計算し、最終処置から1週間後に行われる腫瘍増殖の測定に適用する。阻害 のパーセンテージ(%A.U.C.)を下記式によって計算した: 生存時間(T/C%)の増加のパーセンテージを、下記式によって計算した: マウスを、ガイドラインによって監視し、腫瘍重量が体重の10%を越えた場 合に犠牲にした。腫瘍増殖遅延(TGD)は、 対照動物との比較における、処置動物において腫瘍重量1gに達するまでの期間 (日数)である。 毒理学的評価を、体重減少、ならびに脾臓および肝臓縮小に関して行った。 統計的有意性の評価を下記のように行った:細胞毒性に関するStudent ’s Test;2種類の薬剤で個別に得られた増加との比較における、組み合 わせ処置による生存期間(T/C%)の増加に関するTwo−Way Anova ;2種類の薬剤で個別に得られた減少との比較における、組み合わせ処置による 腫瘍重量減少(AUC%阻害)に関するTukey Test。 統計的有意性の規準は、0.01レベル(^)であった。 表2における結果は、TXおよびPNU 145156Eによる組み合わせ処 置が、腫瘍増殖の100%AUC阻害、および増加したTGD(18〜23日) を生じることを示している。 TXの両方の投与量において、腫瘍重量の減少が統計的に有意である。増加し た生存期間に関して、最低限の効果が認められる。増加した毒性は認められない 。 表3の結果は、CISおよびPNUとの組み合わせ処置が、統計的に有意な腫 瘍重量の減少、および増加したTGD(32日)を生じることを示している。増 加した毒性は認められない。 表4の結果は、VP−16との組み合わせが、統計的に有意な腫瘍重量の減少 、および増加したTGD(28日)を生じることを示している。統計的に有意な 効果が、増加した生存時間(195)に関しても認められる。増加した毒性は認 められない。 表5の結果は、9ACとの組み合わせが、統計的に有意に増加した腫瘍重量の 減少量、および増加したTGD(13〜15日)を生じることを示している。増 加した毒性は認められない。 表6の結果は、CPT−11の組み合わせが、統計的に有意な腫瘍重量の減少 、および増加したTGD(>45日)を生じることを示している。増加した生存 時間(>250)においても、統計的に有意な効果が認められた。増加した毒性 は認められない。 前記の試験データから、下記の事実が確認される: PNU 145156Eと5種類の被験薬剤との組み合わせ処置が、全ての組み 合わせにおいて、1種類の薬剤単独での処置と比較して、より高い腫瘍増殖阻害 および増加した腫瘍増殖遅延に関係し、VP−16およびCPT−11との組み 合わせにおいて、生存時間における有意な増加に関係する。 5種類の被験薬剤の細胞毒性が生体外において、PNU145156Eの存在 下に変化しないことを示す結果によって証明されるように、生体内で認められる 相乗作用活性が、細胞毒性剤の抗増殖効果に対するPNU 145156Eの阻 害に関係しないことが明らかである。 早期死亡、または検死における総体的な薬理学的所見において評価されるよう に、これらの組み合わせについて明らかに増加した全身的毒性は認められなかっ た。 これらの結果は、細胞毒性剤との組み合わせ療法における、前記に定義される 式(I)のウレイド化合物の使用を支持するものである。 本発明の組み合わせ製剤、医薬組成物および治療法において、1種類またはそ れ以上の式(I)の生物学的に活性なウレイド化合物を同時に使用することがで きるが、1種類のみの式(I)の化合物または医薬的に許容されるそれの塩を使 用するのが好ましい。 本明細書において使用される「抗新生物剤」という用語は、単一の抗腫瘍剤お よび「カクテル」、即ち、臨床的慣習によるそのような薬剤の混合物、の両方を 意味する。 本発明の組み合わせ製剤は、成分が近接に配置され、従って、同時に、別個に 、または逐次的に、ヒトを含む哺乳動物に投与することができる組み合わせパッ クまたは組成物も包含する。 本明細書において使用される「新生物疾患症状」という用語は、急激に増殖す る細胞または新生物を特徴とする異常な症状 または状態を意味する。本発明の組み合わせ療法が特に有効な新生物疾患症状は :白血病、例えば、限定されないが、急性リンパ芽球白血病、慢性リンパ球白血 病、急性筋芽細胞白血病、および慢性リンパ筋細胞白血病;癌、例えば、限定さ れないが、子宮頸癌、食道癌、胃癌、例えば、限定されないが、骨腫、骨肉腫、 脂肪腫、脂肪肉腫、血管腫、および血管肉種;無メラニン性およびメラニン性を 包含する黒色腫;ならびに、新生物形成の混合型、例えば、限定されないが、癌 肉腫、リンパ球組織型、小胞細網、細胞肉腫、およびホジキン病;を包含する。 当然のことであるが、本発明の組み合わせ療法の全ての組み合わせが、各新生物 疾患症状に対して等しく有効であるわけではないことが理解されるであろう。最 も適切な組み合わせの選択は、当業者の能力の範囲内であり、標準動物癌モデル において得られる結果の評価、および特定の新生物疾患症状の治療における単独 療法としての個々の薬剤の有効性を含む種々の要因に依存する。組み合わせ療法 は、1種またはそれ以上の抗新生物剤の投与量を減少させることができる。 例えば、式(I)のウレイド化合物およびビンブラスチンを用いる組み合わせ 療法は、白血病、癌、リンパ腫、または骨肉 腫に苦しむ患者の治療に特に有効である。 式(I)のウレイド化合物およびシスプラチンを用いる組み合わせ療法は、癌 、精巣奇形腫、または卵巣癌に苦しむ患者の治療に特に有効である。 式(I)のウレイド化合物およびエビルビシンを用いる組み合わせ療法は、乳 癌、白血病、リンパ腫、または卵巣癌に苦しむ患者の治療に特に有効である。 式(I)のウレイド化合物およびシタラビンを用いる組み合わせ療法は、白血 病に苦しむ患者の治療に特に有効である。 式(I)のウレイド化合物およびCPT−11または9−アミノカンプトテシ ンを用いる組み合わせ療法は、進行した大腸癌または卵巣癌の治療に特に有効で ある。 本明細書において使用される、「新生物有効量」という用語は、患者に単一ま たは多重投与した場合に、新生物の増殖の調節において、またはそのような治療 をしない場合に予測されるより長く患者の生存を延長させることにおいて、有効 な量を意味する。本明細書で使用される、新生物の「増殖の調節」という用語は 、新生物の増殖を、遅くし、中断し、抑制し、または停止することを意味し、必 ずしも新生物の完全な除去を意味す るものではない。 式(I)のウレイド化合物の抗新生物有効量は、1投与につき約0.5〜約1 000mg、1日に1〜4回あると考えられる。 種々の細胞毒性剤の抗新生物有効量は、当分野において既知であり、理解され ている。例えば、ビンブラスチンの抗新生物有効量は、約3mg/m2/日〜約 10mg/m2/日であると考えられる。シスプラチンの抗新生物有効量は、約 20mg/m2/日〜約50mg/m2/日であると考えられる。シタラビンの抗 新生物有効量は、約1mg/m2/日〜約200mg/m2/日であると考えられ る。9−アミノカプトテシンの抗新生物有効量は、約0.5mg/m2/日〜約 10mg/m2/日であると考えられる。イリノテカンの抗新生物有効量は、約 50mg/m2/日〜約500mg/m2/日であると考えられる。 前記の疾患症状に苦しむ患者の治療において、化合物を有効量において生物学 的利用性(バイオアベイラブル)にする経口または非経口経路を含むどのような 形態または方法においても、式(I)のウレイド誘導体を投与することができる 。例えば、経口投与、皮下投与、腹膜投与、筋肉投与、静脈投与、皮膚投 与(transdermally)、鼻腔投与、直腸投与などによってそれを投 与することができる。一般に経口投与が好ましい。製剤業者は、治療される疾患 症状、疾患の程度、選択された細胞毒性剤の投与形態、および選択された組み合 わせ投与の方法を包含する特定の情況に応じて、適切な投与形態および方法を容 易に選択することができる。 例えば、WO91/10649は、式(I)のウレイド化合物および適切な担 体または賦形剤を含んで成る医薬組成物の製造を開示している。 選択される抗新生物剤は、特定の薬剤に関して既知の認められている方法によ って投与することができる。例えば、ビンクリスチン、ビンブラスチン、エトポ シド、タリムスチン−アミドキシム、即ち、3−(1−メチル−4−(1−メチ ル−4−(1−メチル−4−(4,N,N−ビス(2−クロロエチル)アミノベ ンゼン−1−カルボキシアミド)ピロール−2−カルボキシアミド)ピロール− 2−カルボキシアミド)ピロール−2−カルボキシアミド)プロプリオンアミド キシム、(2S−RR−4E)−1,3−ジヒドロキシ−2−テトラデカノイル アミド−4−オクタデセン、パクリタキセル、ドセタキセル、 7−エピタキソル、7−エピタキソテル、エピルビシン、イダルビシン、4’− ヨードキソルビシン、ダウノルビシン、アクチノミシン D、ブレオマイシン、 プリカミシン、ミトマイシン、カンプトテシン、9−アミノカンプトテシン、イ リノテカン(CPT 11)、トポテカン、メトトレキセート、シタラビン、ア ザウリジン、アザラビン、フルオロデオキシウリジン、デオキシコホルマイシン 、メルカプトプリン、シスプラチン、およびカルボプラチンは、静脈投与するこ とができる。イリノテカン、9−アミノカンプトテシン、およびトポテカンは経 口投与することもできる。製剤例1 筋肉注射40mg/ml 40gの7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロ ールカルボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ)− ビス(1,3−ナフタレンジスルホン酸)テトラナトリウム塩を注射用の水(1 000ml)に溶解し、1〜10mlのアンプルに密封することによって注射可 能な医薬製剤を製造することができる。
【手続補正書】 【提出日】平成11年9月3日(1999.9.3) 【補正内容】 (1)明細書第1頁第2行目に「生物学的に活性なウレイド化合物を含有する相 乗作用抗腫瘍組成物」と記載の発明の名称を「ナフタレンスルホン酸誘導体を含 有する相乗作用抗腫瘍組成物」に補正する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 45/00 A61K 45/00 A61P 35/00 A61P 35/00

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I): [式中、mおよびnはそれぞれ同じであって、1〜3の整数であり;各R基は、 同じであって、1〜3個のスルホン基で置換されているナフチル基である。] で示される生物学的に活性なウレイド化合物または医薬的に許容されるそれの塩 、および、抗新生物ビンカアルカロイド、抗新生物抗生物質、抗新生物抗代謝物 質、抗新生物白金配位結合錯体、抗新生物タキサン化合物、抗新生物セラミド化 合物、抗新生物ジスタマイシン化合物、抗新生物エピドフィロトキシン化合物お よび抗新生物トポイソメラーゼI阻害剤から成る群から選択される抗新生物剤、 ならびに、医薬的に許容される担体または賦形剤を、抗新生物相乗効果を生じる のに有効な量において含んで成る、ヒトを含む哺乳動物における抗新生物治療に 使用される医薬組成物。 2.相乗作用量の、請求項1に定義される式(I)の生物学的に活性なウレイド 化合物または医薬的に許容されるそれの塩、ならびに、抗新生物ビンカアルカロ イド、抗新生物抗生物質、抗新生物抗代謝物質、抗新生物白金配位結合錯体、抗 新生物タキサン化合物、抗新生物セラミド化合物、抗新生物ジスタマイシン化合 物、抗新生物エピドフィロトキシン化合物および抗新生物トポイソメラーゼI阻 害剤から成る群から選択される抗新生物剤を含んで成る、抗腫瘍治療における同 時、分離または逐次使用のための組み合わせ製剤としての製剤。 3.請求項1に定義される式(I)の生物学的に活性なウレイド化合物または医 薬的に許容されるそれの塩、ならびに、抗新生物ビンカアルカロイド、抗新生物 抗生物質、抗新生物抗代謝物質、抗新生物白金配位結合錯体、抗新生物タキサン 化合物、抗新生物セラミド化合物、抗新生物ジスタマイシン化合物、抗新生物エ ピドフィロトキシン化合物および抗新生物トポイソメラーゼI阻害剤から成る群 から選択される抗新生物剤を、抗新生物相乗効果を生じるのに有効な量において 哺乳動物に投与することを含んで成る、新生物疾患症状に苦しむヒトを含む哺乳 動物の治療法。 4.治療を必要とするヒトを含む哺乳動物における、抗新生物剤を用いる抗新生 物治療によって引き起こされる副作用を減少させる方法であって、該方法が、抗 新生物ビンカアルカロイド、抗新生物抗生物質、抗新生物抗代謝物質、抗新生物 白金配位結合錯体、抗新生物タキサン化合物、抗新生物セラミド化合物、抗新生 物ジスタマイシン化合物、抗新生物エピドフィロトキシン化合物および抗新生物 トポイソメラーゼI阻害剤から成る群から選択される抗新生物剤、ならびに、請 求項1に定義される式(I)の生物学的に活性なウレイド化合物または医薬的に 許容されるそれの塩を、抗新生物相乗効果を生じる量において含んで成る組み合 わせ製剤を、該哺乳動物に投与することを含んで成る方法。 5.式(I)のウレイド化合物において、mおよびnがそれぞれ2であり、各R 基が請求項1のように定義される請求項1に記載の医薬組成物。 6.式(I)のウレイド化合物が、 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロー ル)カルボニルイミノ))ビス(3,5−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(3 ,6−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,3,5−ナフタレントリスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,3,6−ナフタレントリスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,3−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4, 2−ピロールカルボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイ ミノ))ビス(2,4−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,4−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,3,5−ナフタレントリスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(5 −ナフタレンスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,3−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4, 2−ピロールカルボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイ ミノ))ビス(3,5−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,5−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(3 −ナフタレンスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 −ナフタレンスルホン酸); 2,2’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,5−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロー ル)カルボニルイミノ))ビス(1,6−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,6−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,5−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,5−ナフタレンジスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,3−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4, 2−ピロールカルボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイ ミノ))ビス(1,6−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,6−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,5−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(3 ,6−ナフタレンジスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,3,5−ナフタレントリスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,4,6−ナフタレントリスルホン酸); 8,8’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,4,6−ナフタレントリスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 −ナフタレンスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 −ナフタレンスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(3 −ナフタレンスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロー ル)カルボニルイミノ))ビス(4−ナフタレンスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,4,6−ナフタレントリスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,3,6−ナフタレントリスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,4,6−ナフタレントリスルホン酸); 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(2 ,3,5−ナフタレントリスルホン酸); または医薬的に許容されるそれらの塩から選択される請求項1に記載の医薬組成 物。 7.式(I)のウレイド化合物が、 7,7’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,3−ナフタレンジスルホン酸);および 2,2’−(カルボニル−ビス(イミノ−N−メチル−4,2−ピロールカル ボニルイミノ(N−メチル−4,2−ピロール)カルボニルイミノ))ビス(1 ,5−ナフタレンジスルホン酸); または医薬的に許容されるそれらの塩から選択される請求項1に記載の医薬組成 物。 8.抗新生物剤が、ビンクリスチン、ビンブラスチン、エトポシド、タリムスチ ン−アミドキシム、(2S−RR−4E)−1,3−ジヒドロキシ−2−テトラ デカノイルアミド−4−オクタデセン、パクリタキセル、ドセタキセル、7−エ ピタキソル、7−エピタキソテル、エピルビシン、イダルビシン、4’−ヨード キソルビシン、ダウノルビシン、アクチノミシン D、ブレオマイシン、プリカ ミシン、ミトマイシン、カンプトテシン、9−アミノカンプトテシン、イリノテ カン(CPT 11)、 トポテカン、メトトレキセート、シタラビン、アザウリジン、アザラビン、フル オロデオキシウリジン、デオキシコホルマイシン、メルカプトプリン、シスプラ チンおよびカルボプラチンから選択される請求項1に記載の医薬組成物。
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