JPWO2019226941A5 - - Google Patents

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Claims (24)

  1. 抗原発現系を含む、抗原発現系を送達するための組成物であって、
    前記抗原発現系が1つ以上のベクターを含み、
    前記1つ以上のベクターが以下を含む、前記組成物:
    (a)ベクター骨格であって、
    (i)少なくとも1つのプロモーターヌクレオチド配列と、
    (ii)少なくとも1つのポリアデニル化(ポリ(A))配列と
    を含む、前記ベクター骨格、
    (b)抗原カセットであって、
    (i)少なくとも1つの抗原コード核酸配列であって、
    (I)少なくとも1つの腫瘍特異的MHCクラスI抗原コード核酸配列であって、
    (A)配列番号14915、23759、14913、23758、12976、13816、14183、14729、14730、14731、14732、14733、14914、18674、18675、18676、23760、23753、23755、23756、23757、23754、19850、14954、19749、19865、19976、19779、11495、14409、11855、4750、4818、5880、5785、5784、6631、5245、1454、1446、1423、5483、5504、5206、4864及び1433からなる群から選択されるMHCクラスIエピトープをコードする、MHCクラスIエピトープコード核酸配列、
    (B)任意で5’リンカー配列、及び
    (C)任意で3’リンカー配列
    を含む、前記少なくとも1つの腫瘍特異的MHCクラスI抗原コード核酸配列
    を含む、前記少なくとも1つの抗原コード核酸配列と、
    (ii)任意で、前記抗原コード核酸配列に機能的に連結された第2のプロモーターヌクレオチド配列と、
    (iii)任意で、少なくとも1つのMHCクラスII抗原コード核酸配列と、
    (iv)任意で、GPGPGアミノ酸リンカー配列(配列番号56)をコードする少なくとも1つの核酸配列と、
    (v)任意で、天然のポリ(A)配列、または前記ベクター骨格に対して外因性のポリ(A)配列である、少なくとも1つの第2のポリ(A)配列と
    を含む、前記抗原カセット。
  2. MHCクラスIエピトープコード核酸配列が、配列番号14915、23759、14913、23758、12976、13816、14183、14729、14730、14731、14732、14733、14914、18674、18675、18676、23760、23753、23755、23756、23757または23754のEFGR_L858R MHCクラスIエピトープをコードする、請求項1に記載の組成物。
  3. MHCクラスIエピトープコード核酸配列が、配列番号19850、14954、19749、19865、19976、19779、11495、14409または11855のKRAS MHCクラスIエピトープをコードする、請求項1に記載の組成物。
  4. MHCクラスIエピトープコード核酸配列が、配列番号4750、4818、5880、5785、5784、6631、5245、1454、1446、1423、5483、5504、5206、4864または1433のMHCクラスIエピトープをコードする、請求項1に記載の組成物。
  5. 前記抗原カセットの各要素の順序付けられた配列が、5’から3’にかけて、
    -(L5-N-L3-(G5-U-G3
    を含む式で説明され、
    式中、
    Pは、前記第2のプロモーターヌクレオチド配列を含み、ここで、a=0または1であり、
    Nは、前記MHCクラスIエピトープコード核酸配列のうちの1つを含み、ここでc=1であり、
    L5は、前記5’リンカー配列を含み、ここでb=0または1であり、
    L3は、前記3’リンカー配列を含み、ここでd=0または1であり、
    G5は、GPGPGアミノ酸リンカー(配列番号56)をコードする前記少なくとも1つの核酸配列のうちの1つを含み、ここでe=0または1であり、
    G3は、GPGPGアミノ酸リンカー(配列番号56)をコードする前記少なくとも1つの核酸配列のうちの1つを含み、ここでg=0または1であり、
    Uは、前記少なくとも1つのMHCクラスII抗原コード核酸配列のうちの1つを含み、ここでf=1であり、
    X=1~400であり、ここで各Xについて、対応するNは、エピトープコード核酸配列であり、
    Y=0、1、または2であり、ここで各Yについて、対応するUは、抗原コード核酸配列である、
    請求項1~のいずれか1項に記載の組成物。
  6. (a)各Xについて、対応するNが、異なるMHCクラスIエピトープコード核酸配列である;かつ/または
    (b)各Yについて、対応するU が、異なるMHCクラスII抗原コード核酸配列である、
    請求項5に記載の組成物。
  7. a=0、b=1、d=1、e=1、g=1、h=1、X=20、Y=2であり、
    前記少なくとも1つのプロモーターヌクレオチド配列が、前記骨格によって与えられる単一の26Sプロモーターヌクレオチド配列であり、
    前記少なくとも1つのポリアデニル化ポリ(A)配列が、前記骨格によって与えられる少なくとも100個の連続したAヌクレオチドのポリ(A)配列(配列番号29358)であり、
    各Nが、アミノ酸7~15個の長さのMHCクラスIエピトープをコードし、
    L5が、前記MHC Iエピトープの天然のN末端アミノ酸配列をコードする天然の5’リンカー配列であり、前記5’リンカー配列が、少なくともアミノ酸個の長さであるペプチドをコードし、
    L3が、前記MHC Iエピトープの天然の末端核酸配列をコードする天然の3’リンカー配列であり、前記3’リンカー配列が、少なくともアミノ酸個の長さであるペプチドをコードし、
    Uが、PADREクラスII配列及び破傷風トキソイドMHCクラスII配列のそれぞれであり、
    前記ベクター骨格が、任意でChAdV68ベクターであるチンパンジーアデノウイルスベクター、または任意でベネズエラウマ脳炎ウイルスベクターであるアルファウイルスベクターを含み、
    前記MHCクラスI抗原コード核酸配列のそれぞれが、アミノ酸13~25個の長さのポリペプチドをコード任意で、前記抗原コード核酸配列の少なくとも2個は、腫瘍細胞表面上のMHCクラスIによって提示されるポリペプチド配列またはその一部をコードする、
    請求項5または6に記載の組成物。
  8. ナノ粒子状の送達ビヒクルをさらに含む、請求項1~7のいずれか1項に記載の組成物であって、任意で:
    前記ナノ粒子状の送達ビヒクルが脂質ナノ粒子(LNP)であり、前記LNPがイオン化可能なアミノ脂質を任意で含み、任意で前記イオン化可能なアミノ脂質が、MC3様(ジリノレイルメチル-4-ジメチルアミノブチレート)分子を含む;かつ/または
    前記ナノ粒子状の送達ビヒクルが、前記抗原発現系を封入している、
    組成物
  9. 前記1つ以上のベクターが、1つ以上の+鎖RNAベクターを含任意で前記1つ以上の+鎖RNAベクターが、5’7-メチルグアノシン(m7g)キャップを含む、かつ/もしくはインビトロ転写によって生成される;かつ/または
    前記1つ以上のベクターが、哺乳動物細胞内で自己複製する;かつ/または
    前記骨格が、アウラウイルス、フォートモルガンウイルス、ベネズエラウマ脳炎ウイルス、ロスリバーウイルス、セムリキ森林ウイルス、シンドビスウイルス、もしくはマヤロウイルスの少なくとも1つのヌクレオチド配列を含み、任意で、
    (a)前記骨格が、少なくとも、アウラウイルス、フォートモルガンウイルス、ベネズエラウマ脳炎ウイルス、ロスリバーウイルス、セムリキ森林ウイルス、シンドビスウイルス、もしくはマヤロウイルスのヌクレオチド配列によってコードされた、非構造タンパク質媒介増幅のための配列、26Sプロモーター配列、ポリ(A)配列、非構造タンパク質1(nsP1)遺伝子、nsP2遺伝子、nsP3遺伝子、及びnsP4遺伝子を含む、もしくは
    (b)前記骨格が、少なくとも、アウラウイルス、フォートモルガンウイルス、ベネズエラウマ脳炎ウイルス、ロスリバーウイルス、セムリキ森林ウイルス、シンドビスウイルス、もしくはマヤロウイルスのヌクレオチド配列によってコードされた、非構造タンパク質媒介増幅のための配列、26Sプロモーター配列、及びポリ(A)配列を含み、任意で、
    前記非構造タンパク質媒介増幅のための配列が、アルファウイルス5’UTR、51ntのCSE、24ntのCSE、26Sサブゲノミックプロモーター配列、19ntのCSE、アルファウイルス3’UTR、もしくはこれらの組み合わせからなる群から選択される;かつ/または
    前記骨格が構造ビリオンタンパク質カプシドE2及びE1をコードしておらず、任意で前記抗原カセットが、アウラウイルス、フォートモルガンウイルス、ベネズエラウマ脳炎ウイルス、ロスリバーウイルス、セムリキ森林ウイルス、シンドビスウイルス、もしくはマヤロウイルスのヌクレオチド配列内の構造ビリオンタンパク質の代わりに挿入されている;かつ/または
    前記抗原カセットの挿入が、前記nsP1~4遺伝子及び前記少なくとも1つの抗原コード核酸配列を含むポリシストロニックRNAの転写をもたらし、前記nsP1~4遺伝子及び前記少なくとも1つの抗原コード核酸配列が別々のオープンリーディングフレーム内にある、ならびに
    任意で前記ベネズエラウマ脳炎ウイルスが、
    配列番号3もしくは配列番号5に記載の配列を含み、任意で塩基対7544と11175との間に欠失をさらに含む、もしくは配列番号6もしくは配列番号7に記載の配列を含む、任意で
    前記抗原カセットが、配列番号3もしくは配列番号5の配列に記載される塩基対7544と11175との間の前記欠失を置換するように7544位に挿入されている、
    請求項1~またはのいずれか1項に記載の組成物。
  10. 前記骨格が、チンパンジーアデノウイルスベクターの少なくとも1つのヌクレオチド配列を含任意で前記チンパンジーアデノウイルスベクターが、ChAdV68ベクターである、請求項1~6、8、または9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 前記1つ以上のベクターが、それぞれ少なくとも300ntのサイズ、それぞれ少なくとも1kbのサイズ、それぞれ2kbのサイズ、もしくはそれぞれ5kb未満のサイズである;かつ/または
    前記少なくとも1つの抗原コード核酸配列のうちの少なくとも1つが、前記腫瘍細胞上のMHCクラスIによって提示されるポリペプチド配列もしくはその一部をコードする、
    請求項1~10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 各抗原コード核酸配列が互いに直接連結されている;かつ/または
    前記少なくとも1つの抗原コード核酸配列のうちの少なくとも1つが、リンカーをコードする核酸配列によって異なる抗原コード核酸配列と連結されており、任意で、
    前記リンカーが、2個のMHCクラスI配列もしくは1個のMHCクラスI配列を1個のMHCクラスII配列と連結し、任意で前記リンカーが、(1)少なくとも残基2、3、4、5、6、7、8、9、もしくは10個の長さの連続したグリシン残基(配列番号29359)、(2)少なくとも残基2、3、4、5、6、7、8、9、もしくは10個の長さの連続したアラニン残基(配列番号29360)、(3)2個のアルギニン残基(RR)、(4)アラニン、アラニン、チロシン(AAY)、(5)哺乳動物プロテアソームによって効率的にプロセシングされる、少なくともアミノ酸残基2、3、4、5、6、7、8、9、もしくは10個の長さのコンセンサス配列、及び(6)起源の同族タンパク質に由来する抗原に隣接し、少なくともアミノ酸残基2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20個、もしくは2~20個の長さの1つ以上の天然配列からなる群から選択される、もしくは
    前記リンカーが、2個のMHCクラスII配列もしくは1個のMHCクラスII配列を1個のMHCクラスI配列と連結し、任意で前記リンカーが、配列GPGPG(配列番号56)を含む;かつ/または
    前記少なくとも1つの抗原コード核酸配列のうちの少なくとも1つの配列が、前記少なくとも1つの抗原コード核酸配列の発現、安定性、細胞トラフィッキング、プロセシング及び提示、ならびに/もしくは免疫原性を高める、分離したもしくは連続した配列に機能的もしくは直接的に連結されており、任意で前記分離したもしくは連続した配列が、ユビキチン配列、プロテアソームターゲティング性を高めるように改変されたユビキチン配列(例えば、76位にGlyからAlaへの置換を含むユビキチン配列)、免疫グロブリンシグナル配列(例えばIgK)、主要組織適合性クラスI配列、リソソーム関連膜タンパク質(LAMP)-1、ヒト樹状細胞リソソーム関連膜タンパク質、及び主要組織適合性クラスII配列のうちの少なくとも1つを含み、任意でプロテアソームターゲティング性を高めるように改変された前記ユビキチン配列がA76である、
    請求項1~または11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 前記少なくとも1つの抗原コード核酸配列が、
    少なくとも2~10個、2個、3個、4個、5個、6個、7個、8個、9個、もしくは10個の核酸配列を含む;もしくは
    少なくとも11~20個、15~20個、11~100個、11~200個、11~300個、11~400個、11個、12個、13個、14個、15個、16個、17個、18個、19個、20個、もしくは最大で400個の核酸配列を含む;もしくは
    少なくとも2~400個の核酸配列を含み、前記抗原コード核酸配列のうちの少なくとも2個が、前記腫瘍細胞表面上のMHCクラスIによって提示されるポリペプチド配列もしくはその一部をコードする;かつ/または
    各MHCクラスI抗原コード核酸配列が、アミノ酸8~35個の長さ、任意で、アミノ酸9~17個、9~25個、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34もしくは35個の長さのポリペプチド配列をコードする;かつ/または
    前記少なくとも1つのMHCクラスII抗原コード核酸配列が存在している;または前記少なくとも1つのMHCクラスII抗原コード核酸配列が存在し、かつコードされたペプチド配列を、野生型核酸配列によってコードされる対応するペプチド配列とは異なるものとする少なくとも1つの変化を含む少なくとも1つのMHCクラスII抗原コード核酸配列を含む;かつ/または
    前記少なくとも1つのMHCクラスII抗原コード核酸配列が、アミノ酸12~20個、12、13、14、15、16、17、18、19、20個、もしくは20~40個の長さである;かつ/または
    前記少なくとも1つのMHCクラスII抗原コード核酸配列が存在し、かつ、少なくとも1つのユニバーサルMHCクラスII抗原コード核酸配列を含み、任意で、前記少なくとも1つのユニバーサル配列が、破傷風トキソイド及びPADREの少なくとも一方を含む;かつ/または
    前記抗原カセットが、前記少なくとも1つのプロモーターヌクレオチド配列と前記少なくとも1つのポリ(A)配列との間に組み込まれている;かつ/または
    前記少なくとも1つのプロモーターヌクレオチド配列が、前記抗原コード核酸配列と機能的に連結されている;かつ/または
    前記少なくとも1つのプロモーターヌクレオチド配列が、前記骨格によってコードされた天然の26Sプロモーターヌクレオチド配列である;もしくは外因性のRNAプロモーターである;かつ/または
    前記第2のプロモーターヌクレオチド配列が、26Sプロモーターヌクレオチド配列である;もしくは複数の26Sプロモーターヌクレオチド配列を含み、各26Sプロモーターヌクレオチド配列が、前記別々のオープンリーディングフレームのうちの1つ以上の転写をもたらす;かつ/または
    前記少なくとも1つのプロモーターヌクレオチド配列または前記第2のプロモーターヌクレオチド配列が誘導性もしくは非誘導性である;かつ/または
    前記少なくとも1つのポリ(A)配列が、前記骨格に天然に存在する、もしくは前記骨格に対して外因性のポリ(A)配列を含む;かつ/または
    前記少なくとも1つのポリ(A)配列が、前記少なくとも1つの抗原コード核酸配列のうちの少なくとも1つと機能的に連結されている;かつ/または
    前記少なくとも1つのポリ(A)配列が、少なくとも20個、少なくとも30個、少なくとも40個、少なくとも50個、少なくとも60個、少なくとも70個、少なくとも80個、もしくは少なくとも90個の連続したAヌクレオチド(配列番号29361)である、
    請求項1~または8~12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 前記抗原カセットが、前記抗原カセット内の隣接配列によって形成されたジャンクショナルエピトープ配列を含任意で、少なくとも1つの、もしくは各ジャンクショナルエピトープ配列が、MHCに対して500nMよりも高い親和性を有する;かつ/もしくは各ジャンクショナルエピトープ配列が、非自己である;かつ/または
    前記抗原カセットが、翻訳後の野生型核酸配列を含む非治療的MHCクラスIまたはクラスIIエピトープ核酸配列をコードしておらず、前記非治療的エピトープが前記対象のMHCアレル上に提示されると予測され、任意で前記非治療的な予測されたMHCクラスIもしくはクラスIIエピトープ配列が、前記抗原カセット内の隣接配列によって形成されたジャンクショナルエピトープ配列である、
    請求項1~13のいずれか1項に記載の組成物。
  15. 請求項1~14のいずれか1項に記載の組成物と、薬学的に許容される担体とを含む、医薬組成物であって、任意で
    アジュバントをさらに含む;かつ/または
    免疫調節物質をさらに含み、任意で前記免疫調節物質が、抗CTLA4抗体もしくはその抗原結合フラグメント、抗PD-1抗体もしくはその抗原結合フラグメント、抗PD-L1抗体もしくはその抗原結合フラグメント、抗4-1BB抗体もしくはその抗原結合フラグメント、もしくは抗OX-40抗体もしくはその抗原結合フラグメントである、
    医薬組成物
  16. 請求項1~14のいずれか1項に記載の組成物抗原カセットと、配列番号3または配列番号5の配列から得られる1つ以上の要素とを含む単離ヌクレオチド配列または単離ヌクレオチド配列のセットであって、
    任意で、前記1つ以上の要素が、非構造タンパク質媒介増幅に必要な配列、26Sプロモーターヌクレオチド配列、ポリ(A)配列、及び配列番号3または配列番号5に記載の配列のnsP1~4遺伝子からなる群から選択され、任意で、前記ヌクレオチド配列がcDNAであり、任意で、
    前記配列もしくは単離ヌクレオチド配列のセットが、配列番号6もしくは配列番号7に記載の配列の7544位に挿入された請求項1~14のいずれか1項に記載の組成物の抗原カセットを含む;かつ/または
    配列番号3もしくは配列番号5の配列から得られた前記1つ以上の要素の5’側に位置するT7もしくはSP6 RNAポリメラーゼプロモーターのヌクレオチド配列と、任意で、前記ポリ(A)配列の3’側に位置する1つ以上の制限部位とをさらに含む、
    前記単離ヌクレオチド配列または単離ヌクレオチド配列のセット。
  17. 請求項16に記載のヌクレオチド配列を含むベクターまたはベクターのセット。
  18. 請求項16に記載のヌクレオチド配列もしくは単離ヌクレオチド配列のセットまたは請求項17に記載のベクターもしくはベクターのセットを含む単離細胞であって、任意で、前記細胞が、BHK-21、CHO、HEK293もしくはそのバリアント、911、HeLa、A549、LP-293、PER.C6、またはAE1-2a細胞である、前記単離細胞。
  19. 請求項1~14のいずれか1項に記載の組成物と使用説明書とを含む、キット。
  20. 対象において免疫応答を誘導するための、請求項1~14のいずれか1項に記載の組成物を含む医薬組成物または請求項15に記載の医薬組成物;または
    がんを有する対象を治療するための、請求項1~14のいずれか1項に記載の組成物を含む医薬組成物または請求項15に記載の医薬組成物であって、任意で、前記少なくとも1つのMHCクラスI抗原コード核酸配列が、がんを有する前記対象の腫瘍に由来する、もしくはがんを有する前記対象の腫瘍に由来しない、医薬組成物
  21. 前記対象が、前記MHCクラスIエピトープを提示することが予測されるまたは知られている少なくとも1つのHLAアレルを発現し、前記MHCクラスIエピトープが、配列番号14915、23759、14913、23758、12976、13816、14183、14729、14730、14731、14732、14733、14914、18674、18675、18676、23760、23753、23755、23756、23757、23754、19850、14954、19749、19865、19976、19779、11495、14409、11855、4750、4818、5880、5785、5784、6631、5245、1454、1446、1423、5483、5504、5206、4864及び1433からなる群から選択される;かつ/または
    前記医薬組成物が、筋肉内(IM)、皮内(ID)、皮下(SC)、もしくは静脈内(IV)に投与される;かつ/または
    前記医薬組成物が1つ以上の免疫調節物質と組み合わせて使用され、任意で、前記免疫調節物質が前記医薬組成物の投与前、投与と同時、もしくは投与後に投与される、任意で
    前記1つ以上の免疫調節物質が、抗CTLA4抗体もしくはその抗原結合フラグメント、抗PD-1抗体もしくはその抗原結合フラグメント、抗PD-L1抗体もしくはその抗原結合フラグメント、抗4-1BB抗体もしくはその抗原結合フラグメント、もしくは抗OX-40抗体もしくはその抗原結合フラグメントからなる群から選択される;かつ/もしくは
    前記免疫調節物質が、静脈内(IV)、筋肉内(IM)、皮内(ID)、もしくは皮下(SC)に投与され、任意で前記皮下投与が、前記医薬組成物の投与部位の近くに、もしくは1つ以上のベクターもしくは組成物の流入領域リンパ節に近接して行われる;かつ/または
    前記医薬組成物が第2のワクチン組成物と組み合わせて使用され、任意で、前記第2のワクチン組成物が、前記医薬組成物の投与の前もしくは後に投与される、もしくは前記第2のワクチン組成物が前記医薬組成物と同じである、
    請求項20に記載の医薬組成物
  22. 請求項1~14のいずれか1項に記載の1つ以上のベクターを製造する方法であって、
    (a)前記骨格及び前記抗原カセットを含む直線化DNA配列を得ることと、
    (b)前記直線化DNA配列を、前記直線化DNA配列をRNAに転写するために必要なすべての成分を含んだインビトロ転写反応に加えることにより、前記直線化DNA配列をインビトロ転写することであって、任意で、得られたRNAに前記m7gキャップをインビトロで加えることをさらに含む、前記インビトロ転写することと、
    (c)前記インビトロ転写反応から前記1つ以上のベクターを単離することと
    を含み、
    任意で、
    前記直線化DNA配列が、DNAプラスミド配列を直線化することにより、もしくはPCRを用いた増幅により生成され、任意で、前記DNAプラスミド配列が、細菌組換え、もしくは全ゲノムDNA合成、もしくは細菌細胞内での合成DNAの増幅を伴う全ゲノムDNA合成、のうちの1つを用いて生成される;または
    前記1つ以上のベクターを前記インビトロ転写反応から単離することが、フェノールクロロホルム抽出、シリカカラムを用いた精製、もしくは同様のRNA精製法のうちの1つ以上を含む、
    前記方法。
  23. 任意で肺癌、マイクロサテライト安定性結腸癌、または膵癌であるがんを有する対象を評価する方法であって、
    a)1)前記対象が、抗原ベースワクチンに含まれる抗原を提示することが予測されるまたは知られているHLAアレルを有するかどうか、及び、
    以下:
    1)対象の腫瘍が前記抗原に関連した遺伝子を発現するかどうか、任意で、前記遺伝子が正常細胞または組織と比較して異常に発現しているかどうか、
    2)前記対象の腫瘍が前記抗原に関連した変異を有するかどうか
    の一方または両方
    を判定する、または既に判定している工程と、
    b)前記(a)の結果から、前記対象が前記HLAアレルを発現しており、かつ前記対象の腫瘍が前記遺伝子を発現している、かつ/または前記対象の腫瘍が前記変異を有する場合に、前記対象が前記抗原ベースワクチンによる治療の候補であることを判定する、または既に判定している工程であって、
    前記抗原が、配列番号14915、23759、14913、23758、12976、13816、14183、14729、14730、14731、14732、14733、14914、18674、18675、18676、23760、23753、23755、23756、23757、23754、19850、14954、19749、19865、19976、19779、11495、14409、11855、4750、4818、5880、5785、5784、6631、5245、1454、1446、1423、5483、5504、5206、4864及び1433からなる群から選択される少なくとも1つのMHCクラスIエピトープ配列を含む、
    前記工程と、
    c)任意で、対象への投与のための抗原ベースワクチンを調製する工程であって、前記抗原ベースワクチンが、
    1)前記少なくとも1つのMHCクラスIエピトープ、または
    2)前記少なくとも1つのMHCクラスIエピトープをコードするMHCクラスIエピトープコード核酸配列、または
    3)請求項1~14のいずれか1項に記載の抗原発現系のいずれか一つ
    を含む、前記工程と
    を含む、前記方法。
  24. a)前記対象が、
    1)配列番号14915、23759、14913、23758、12976、13816、14183、14729、14730、14731、14732、14733、14914、18674、18675、18676、23760、23753、23755、23756、23757もしくは23754のEFGR_L858R MHCクラスIエピトープ
    2)配列番号19850、14954、19749、19865、19976、19779、11495、14409もしくは11855のKRAS MHCクラスIエピトープ
    3)配列番号4750、4818、5880、5785、5784、6631、5245、1454、1446、1423、5483、5504、5206、4864もしくは1433のMHCクラスIエピトープ、または
    4)前記少なくとも1つのMHCクラスIエピトープを提示することが予測されるもしくは知られているHLAアレル
    を発現するかを判定する、または既に判定している工程と、
    b)前記(a)の結果から、前記対象が、
    1)前記少なくとも1つのMHCクラスIエピトープを発現し、かつ
    2)前記少なくとも1つのMHCクラスIエピトープを提示することが予測されるまたは知られている前記HLAアレルを発現する
    場合に、前記対象が前記抗原ベースワクチンによる治療の候補であることを判定する、または既に判定している工程と、
    c)任意で、対象への投与のための前記抗原ベースワクチンを調製する工程であって、前記抗原ベースワクチンが、
    1)前記少なくとも1つのMHCクラスIエピトープ、または
    2)前記少なくとも1つのMHCクラスIエピトープをコードするMHCクラスIエピトープコード核酸配列を含む、前記工程と
    を含む、請求項23に記載の方法。
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