JPWO2019073766A1 - 発電素子の製造方法、発電素子及び発電装置 - Google Patents

発電素子の製造方法、発電素子及び発電装置 Download PDF

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Abstract

発電素子の製造方法は、振動可能とされた振動部を有する基板において、振動部の一方向の一端部に振動部を支持する支持部を設け、振動部の一方向の他端部に錘部を設ける第1工程と、振動部に支持部及び錘部が設けられた後で、振動によって発電する圧電部を基板の厚さ方向における振動部の支持部側とは反対側の部位に設ける第2工程と、圧電部が振動部に設けられた後で、振動部の外縁を基板の厚さ方向に切断することで基板から発電素子を取り出す第3工程と、を有する。

Description

本開示は、発電素子の製造方法、発電素子及び発電装置に関する。
特開2014−230426号公報の発電装置では、基板にスリットを形成することで、片持ち支持のカンチレバー部が形成されている。カンチレバー部の周囲には、枠状の支持部が形成されている。
特開2013−172523号公報の振動発電装置では、素子形成基板がエッチングされることで、支持部、カンチレバー部及び錘部が形成されている。錘部は、支持部を構成するフレームに囲まれている。
基板の振動部に圧電部が設けられ、振動部の振動によって圧電部を変位させることで発電する発電素子において、振動部の厚さを薄くするほど振動部が振動し易くなる。しかし、振動部に圧電部を設ける場合には、振動部の厚さが薄いほど、振動部に反りが生じ易くなる。
特開2014−230426号公報の発電装置及び特開2013−172523号公報の振動発電装置では、振動部に枠が設けられているため、振動部に反りは生じ難くなる。しかし、振動部に枠を設けることで振動部単体よりも発電素子が大型化するために、振動部に枠を設けた構成では、振動部を有する基板からの発電素子の取り数が少なくなる。
本開示は、上記事実を考慮して、振動部に枠を設けることで発電素子を製造する方法に比べて、振動部の厚さを薄くし且つ基板からの発電素子の取り数を増やすことができる発電素子の製造方法、発電素子及び発電装置を提供することを目的とする。
本開示の第1態様に係る発電素子の製造方法は、振動可能とされた振動部を有する基板において、振動部の一方向の一端部に振動部を支持する支持部を設け、振動部の一方向の他端部に錘部を設ける第1工程と、振動部に支持部及び錘部が設けられた後で、振動によって発電する圧電部を基板の厚さ方向における振動部の支持部側とは反対側の部位に設ける第2工程と、圧電部が振動部に設けられた後で、振動部の外縁を基板の厚さ方向に切断することで基板から発電素子を取り出す第3工程と、を有する。
なお、本明細書における「工程」の用語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の初期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
本開示の第2態様に係る発電素子の製造方法は、1つの基材から支持部及び錘部を一体で取り出す工程を有し、第1工程では、基材から取り出された支持部及び錘部が振動部に設けられ、第3工程では、振動部に設けられた支持部と錘部が、振動部の外縁の切断によって分断されてもよい。
本開示の第3態様に係る発電素子の製造方法は、基板の厚さ方向に複数の板材を重ねて接合することで支持部及び錘部が形成されてもよい。
本開示の第4態様に係る発電素子の製造方法の支持部及び錘部は、金属製の板材を厚さ方向に熱圧着又は拡散接合をすることで形成されてもよい。
本開示の第5態様に係る発電素子は、厚さ方向に変形可能に形成され、厚さ方向と交差する長手方向及び短手方向の側面が露出された振動板と、振動板の長手方向の一端部に短手方向の一端から他端まで設けられ、振動板を支持する支持部と、振動板の厚さ方向における支持部側とは反対側の部位に設けられ、振動板の振動によって発電する圧電部と、振動板の長手方向の他端部に短手方向の一端から他端まで設けられた錘部と、を有する。
本開示の第6態様に係る発電素子の振動板の厚さが10μm以上100μm以下であってもよい。
本開示の第7態様に係る発電素子の錘部は、厚さ方向に重なる複数の板材を有してもよい。
本開示の第8態様に係る発電素子の支持部は、厚さ方向に重なる複数の板材を有してもよい。
本開示の第9態様に係る発電素子の支持部及び錘部は、振動板の厚さ方向における圧電部側とは反対側の面に設けられ、支持部と錘部との間の振動板の面には、振動板を補強する補強部が設けられていてもよい。
本開示の第10態様に係る発電装置は、第5態様から第9態様のいずれか1つに記載の発電素子と、支持部が取付けられる被取付部が設けられた回路基板と、中空の箱形に形成され、回路基板に設けられ、発電素子を内側に収容する収容部材と、収容部材の内側で且つ発電素子と回路基板との間に収容され振動板と接触する接触部材と、を有する。
本開示の第11態様に係る発電装置の接触部材は、球状に形成され、支持部と錘部との間に配置され、接触部材の直径の長さが、回路基板と錘部との間隔の長さよりも長くてもよい。
本開示によれば、振動部に枠を設けることで発電素子を製造する方法に比べて、振動部の厚さを薄くし且つ基板からの発電素子の取り数を増やすことができる発電素子の製造方法、発電素子及び発電装置を提供することができる。
第1実施形態に係る発電装置の構成図である。 第1実施形態に係る発電素子の平面図である。 第1実施形態に係る基板の平面図である。 第1実施形態に係る支持部及び錘部の説明図である。 第1実施形態に係る支持部及び錘部が振動板に取付けられた状態を示す説明図である。 第1実施形態に係る振動板に圧電部が設けられた状態を示す説明図である。 第1実施形態に係る圧電素子が切り出された状態を示す説明図である。 第1実施形態に係る支持板の平面図である。 第1実施形態に係る支持板における支持部に相当する領域と錘部に相当する領域とを示す説明図である。 第1実施形態に係る基板に支持部材を取付けた状態を支持部材側から見た説明図である。 第1実施形態に係る基板から切断により発電素子が切り出された状態を示す説明図である。 第1実施形態に係る振動板の厚さと振動板の反り評価との関係を示す表である。 第2実施形態に係る発電装置の構成図である。 変形例に係る基板に支持部及び錘部が取付けられた状態を示す説明図である。
[第1実施形態]
以下、本開示に係る発電素子の製造方法、発電素子及び発電装置の一例について説明する。
図1には、本開示の第1実施形態としての発電装置10が示されている。発電装置10は、一例として、発電素子20と、回路基板12と、収容部材の一例としてのカバー部材14と、球状に形成された接触部材の一例としての球部材16と、被取付部の一例としての支柱18と、Au(金)製のボンディングワイヤ19とを有する。
なお、以後の説明では、回路基板12の厚さ方向をY方向と称する。また、Y方向と直交する方向で且つ発電素子20の長手方向をX方向と称する。さらに、X方向及びY方向と直交する方向で且つ発電素子20の短手方向をZ方向と称する。Y方向は、一例として、重力方向に沿っている。発電装置10において、X方向、Y方向、Z方向のそれぞれ中央に対する一方側と他方側を区別する必要がある場合は、一方側をX側、Y側、Z側と称し、他方側を−X側、−Y側、−Z側と称する。
<回路基板>
回路基板12は、X−Z面に沿って広がる基板本体12Aと、基板本体12AのY側の面(上面)に形成された配線パターン12Bとを有する。基板本体12Aの上面のうち、配線パターン12Bが形成されていない部位の一部には、後述する支柱18が設けられている。図1において、回路基板12は発電素子20に対して−Y側(下側)に配置されているが、回路基板12をY方向から見た場合に、回路基板12が発電素子20と重ならない配置(回路基板12が発電素子20に対してX方向にずれた配置)とされても構わない。回路基板12が発電素子20に対してX方向にずらして配置された場合には、発電素子20の下面には、台座となるような基板等を配置することができる。以後、発電装置10の一例として、回路基板12が発電素子20の下面に配置されているとして説明を行う。
<支柱>
支柱18は、回路基板12の上面にY方向に沿って直立されている。また、支柱18は、Y方向から見た場合に、Z方向を長手方向としX方向を短手方向とする矩形の上面18Aを有する直方体状に形成されている。支柱18は、一例として、樹脂製とされている。上面18Aには、後述する発電素子20の支持部24が取付けられる。なお、支柱18のY方向の高さに相当する長さをL1とする。なお、長さL1は、回路基板12と後述する錘部26との間隔の長さに相当する。
<カバー部材>
カバー部材14は、回路基板12に対するY側に設けられており、回路基板12の上面をY側から覆っている。また、カバー部材14は、回路基板12のX側でY方向に直立する側壁14Aと、回路基板12の−X側でY方向に直立する側壁14Bと、回路基板12のZ側及び−Z側でY方向に直立する図示しない側壁と、上壁14Cとを有する。上壁14Cは、側壁14AのY側端部、側壁14BのY側端部及び図示しない側壁のY側端部を繋いで回路基板12を覆っている。換言すると、カバー部材14は、−Y側が解放された中空の箱状に形成されている。そして、カバー部材14は、後述する発電素子20を内側に収容している。
〔発電素子〕
発電素子20は、一例として、振動板22と、支持部24と、錘部26と、下地部27と、下部電極28と、パッド32と、圧電部34と、上部電極36とを有する。また、発電素子20は、パッド32と回路基板12の図示しないパッドとがボンディングワイヤ19により接続されることで、回路基板12に給電可能とされている。なお、図に示す各部の厚さの比率は、説明の都合上、適宜変更して示しており、必ずしも実際の厚さの比率を反映していない。
<振動板>
図1に示す振動板22は、振動部の一例であり、Y方向を厚さ方向とする板材で構成されている。また、振動板22は、一例として、SUS430(ステンレス鋼)製とされている。換言すると、振動板22は、Y方向に変形(振動)可能に形成されている。なお、振動板22の厚さは、製造可能な範囲内で設定すると10μm以上となる。また、振動板22の厚さは、発電に必要な振動を得る観点から、100μm以下で設定することが好ましい。本実施形態では、一例として、振動板22の厚さを20μmとしている。
図2Aに示す振動板22は、Y方向から見た場合に、X方向を長手方向としZ方向を短手方向とする矩形状に形成されている。また、振動板22は、X側の側面22Aと、Z側の側面22Bと、−X側の側面22Cと、−Z側の側面22Dとを有する。側面22A、側面22B、側面22C及び側面22Dは、それぞれ露出されている。換言すると、振動板22をY方向から見た場合に、振動板22に対する外側には、他の部材は設けられていない。振動板22のX方向の長さをL2とし、Z方向の長さをL3とする。なお、図1に示す振動板22の−Y側(支持部24側で且つ錘部26側)の面を下面22E(図3C参照)と称し、Y側(圧電部34側)の面を上面22Fと称する。
図2Bには、複数の振動板22が切断(ダイシング)により取り出される前の基板21が示されている。換言すると、基板21は、複数の振動板22を有している。基板21は、一例として、SUS430製であり、Y方向から見た場合の外形が四角形となっている。基板21の大きさは、一例として、X方向に4枚且つZ方向に7枚の合計28枚の振動板22を切り出すことが可能な大きさとされている。
基板21において、X方向及びZ方向に隣り合う振動板22の間隔の大きさは、図示しないダイシングソーのブレード幅の大きさに合わせて設定されている。換言すると、基板21では、X方向又はZ方向に隣り合う2枚の振動板22の間を切断することで、隣り合う2枚の振動板22が切り出される(1枚ずつに分離される)。基板21の外周に位置し且つ複数(28枚)の振動板22に対して外側に位置する外縁部23は、切断によって切り落とされる。なお、基板21が外縁部23を有していなくてもよい。
<支持部>
図1に示す支持部24は、Y方向から見た場合にZ方向を長手方向としX方向を短手方向とする矩形の面を有し且つY方向を高さ方向とする直方体状に形成されている。支持部24の−Y側の面(底面)は、支柱18の上面18Aに、図示しない接着剤を用いて取り付けられて(貼り付けられて)いる。支持部24のY側の面(上面)には、振動板22の下面22E(図3C参照)における−X側の一端部が、図示しない接着剤を用いてY側から貼り付けられている。つまり、支持部24は、振動板22を間接的に支持している。
また、支持部24は、Y方向を厚さ方向として、Y方向に重なる複数の支持板42を有する。支持板42は、板材の一例である。支持部24は、一例として、支持板42がY方向に10枚重ねられて熱圧着された構成とされているが、図1では省略して3枚のみ示している。なお、支持板42がY方向に10枚重ねられて熱圧着され且つ支持部24及び錘部26が分断されていない状態の部材を、1つの基材の一例としての支持部材44(図3A参照)と称する。本実施形態では、一例として、支持部材44の一部が切断によって切り出されることで、支持部24及び後述する錘部26が形成される。
図2Aに示す支持部24は、Y方向から見た場合に、振動板22の−X側の一端部において、−Z側の一端からZ側の他端まで設けられている。また、支持部24のZ方向の両側面と、振動板22の側面22B及び側面22Dとは、それぞれX−Y面に沿って揃えられている。なお、支持部24のX方向の長さをL4とする。支持部24のZ方向の長さはL3とされている。
図4Aに示す1枚の支持板42は、一例として、SUS430(ステンレス鋼)製であり、Y方向から見た場合の外形が四角形となっている。換言すると、複数の支持板42の集合体である支持部材44は、金属材料から成っている。金属材料の一例としては、ステンレス材料を用いることが好ましい。また、支持板42は、一例として、X−Z面における大きさが、基板21(図2B参照)と同じ大きさとされている。1枚の支持板42のY方向の厚さは、一例として、20μmとされている。さらに、支持板42には、一例として、4つの貫通孔43がエッチングにより形成されている。なお、1枚の支持板42は、一例として、X方向及びZ方向に複数の支持板42が並ぶ板部材が、図示しないダイシングソーで切断されることにより得られている。支持板42の材質に関しては、特にこだわらない(SUS430に限定されない)。
4つの貫通孔43は、Y方向から見た場合に、一例として、それぞれZ方向を長手方向としX方向を短手方向とする矩形状に形成されている。また、4つの貫通孔43は、一例として、X方向に等間隔をあけて配置されている。4つの貫通孔43は、それぞれ同じ形状及び同じ大きさとされているため、1つの貫通孔43について説明し、他の3つの貫通孔43の説明を省略する。貫通孔43のZ方向の長さをL5とする。長さL5は、一例として、長さL3(図2A参照)の7倍程度の長さとされている。貫通孔43のX方向の長さをL6とする。
図4Bに示す支持板42におけるX方向及びZ方向の外側端部には、一例として、枠部45が形成されている。枠部45は、支持板42から切り出される前の支持部24及び錘部26を繋ぐ部位である。支持板42における貫通孔43に対するX方向の一方側(−X側)の部位は、支持部24として切り出される領域A1とされている。領域A1は、斜線で示されている。
<錘部>
図1に示す錘部26は、Y方向から見た場合にZ方向を長手方向としX方向を短手方向とする矩形の面を有し且つY方向を高さ方向とする直方体状に形成されている。錘部26のY側の面(上面)には、振動板22の下面22E(図3C参照)の−X側の一端部が、図示しない接着剤を用いてY側から貼り付けられている。錘部26の−Y側の面(底面)には、部材は取付けられていない。錘部26の−Y側の面は、回路基板12とY方向に対向している。つまり、錘部26は、支柱18及び支持部24によって片持ち状態とされた振動板22の自由端側に設けられており、Y方向に変位(振動)可能とされている。
また、錘部26は、Y方向を厚さ方向として、Y方向に重なり熱圧着された複数の支持板42(支持部材44(図3A参照))を有する。本実施形態では、一例として、支持部材44の一部が切断によって切り出されることで、錘部26が形成される。つまり、支持部材44の一部は、錘部26として用いられる。
図2Aに示す錘部26は、振動板22の下面22E(図3C参照)におけるX側の他端部に、−Z側の一端からZ側の他端まで設けられている。また、錘部26のZ方向の両側面と、振動板22の側面22B及び側面22Dとは、それぞれX−Y面に沿って揃えられている。なお、錘部26のX方向の長さをL7とする。長さL7は、既述の長さL2、L4、L6(図4A参照)を用いて表すと、L7=L2−(L4+L6)となる。錘部26のZ方向の長さはL3とされている。
図4Bに示す支持板42における貫通孔43に対するX方向の他方側(X側)の部位は、錘部26として切り出される領域A2とされている。領域A2は、領域A1とは異なる斜線で示されている。X方向に隣り合う貫通孔43の間の支持板42の部位は、領域A1及び領域A2で構成されている。領域A1と領域A2との間隔は、図示しないダイシングソーの切断幅に合わせて設定されている。
<下地部>
図1に示す下地部27は、一例として、スパッタ法により形成されることで振動板22の上面22FをY側から覆っている(上面22Fに積層されている)。下地部27には、一例として、TiW(タングステンチタン)が用いられている。下地部27のY方向の厚さは、一例として、20nmとされている。下地部27は、振動板22に対する下部電極28の密着性を高める密着層として機能する。
<下部電極>
下部電極28は、一例として、スパッタ法により形成されることで下地部27をY側から覆っている。換言すると、下部電極28は、下地部27を介して振動板22に積層されている。下部電極28は、一例として、Ir(イリジウム)で構成されている。下部電極28の材料としては、公知の貴金属電極や酸化物電極を好適に用いることができる。下部電極28のY方向の厚さは、一例として、150nmとされている。
<パッド>
パッド32は、下部電極28の−X側の端部に設けられており、ワイヤボンディングパッドとして用いられる。パッド32には、ボンディングワイヤ19の一端部が接合されている。ボンディングワイヤ19の他端部は、回路基板12に接合されている。
<圧電部>
圧電部34は、一例として、スパッタ法によりY方向を厚さ方向とする板状に形成されることで、下部電極28のX方向の中央部からX側端部までをY側から覆って設けられている。換言すると、圧電部34は、振動板22のY方向(厚さ方向)における支持部24側(−Y側)とは反対側(Y側)の部位に設けられている。圧電部34は、振動板22の振動で歪が生じた場合に、圧電作用によって発電する。
圧電部34は、一例として、強誘電体であるPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)で構成されている。なお、本実施形態では、一例として、圧電部34及び支持部24を振動板22に(Y方向に)投影した場合に、圧電部34の領域と支持部24の領域とは重なっていない。圧電部34のY方向の厚さは、一例として、5μmとされている。
<上部電極>
上部電極36は、一例として、スパッタ法により形成されることで圧電部34のX方向の中央よりも−X側の上面を覆っている。上部電極36は、一例として、Auで構成されている。上部電極36のY方向の厚さは、一例として、150nmとされている。上部電極36には、パッド32に接合されたものとは異なるボンディングワイヤ19の一端部が接合されている。ボンディングワイヤ19の他端部は、回路基板12に接合されている。
<球部材>
図1に示す球部材16は、回路基板12上で支持部24と錘部26との間に配置されている。換言すると、球部材16は、カバー部材14の内側で且つ発電素子20と回路基板12との間に収容されている。また、球部材16は、一例として、直径の長さL8の鋼球とされている。長さL8は、回路基板12と錘部26との間隔の長さL1よりも長い。つまり、球部材16は、支持部24と錘部26との間の空間部から、回路基板12と錘部26との間の空間部に向けて移動される場合に、錘部26と接触して移動が規制される構成とされている。さらに、球部材16は、発電装置10に対してY方向の外力が作用した場合に(発電装置10が振動した場合に)、振動板22に対して−Y側から接触する。本実施形態では、接触部材の形状の一例として球状と表現したが、上記の概念を満たす構成であれば、接触部材は必ずしも球形(球状)である必要はない。接触部材は、例えば、円柱状の本体部と、本体部の上面に形成された球状の突起部とを有する分銅の形状を有していてもよい。本体部を有することで、接触部材として必要な質量を確保することができる。球状の突起部を有することで、振動板22に対して接触部材を点で接触させることができる。
〔作用〕
次に、第1実施形態の発電素子20の製造方法、発電装置10の作用及び発電素子20の作用について説明する。
<発電素子の製造方法>
図3Aに示すそれぞれの支持板42について、貫通孔43がエッチングにより形成される。そして、貫通孔43の孔壁面を揃えた状態で、複数の支持板42がY方向に重ねて熱圧着(接合)されることで、支持部材44(支持部24及び錘部26を含む)が形成される。支持部材44は、図示しないダイシングソーで厚さ方向に切断されることで、1単位分の支持部材44とされる。1単位分の支持部材44は、一例として、4つの支持部24及び4つの錘部26(図4B参照)を有する。つまり、1つの支持部材44から、支持部24及び錘部26が一体で取り出される。
図3Bに示す支持部材44は、基板21の下面22Eに、図示しない接着剤等を用いて貼り付けられる。換言すると、図5Aに示す基板21において、振動板22のX方向の一端部(−X側端部)に支持部24が設けられ、X方向の他端部(X側端部)に錘部26が設けられる(第1工程の一例)。
図3Cに示す基板21に支持部材44が貼り付けられた(振動板22に支持部24及び錘部26が設けられた)後で、振動板22の上面22Fには、下地部27を介して下部電極28及びパッド32が設けられる。さらに、下部電極28には、スパッタ法によって、圧電部34が設けられる。換言すると、圧電部34が、Y方向における振動板22の支持部24側とは反対側の部位に設けられる(第2工程の一例)。圧電部34のY側(Y方向における下部電極28側とは反対側)の面の一部には、スパッタ法により、上部電極36が形成される。
図5Bに示す基板21及び支持部材44において、圧電部34(図3C参照)が振動板22に設けられた後で、振動板22の外縁29が、図示しないダイシングソーを用いてY方向に切断される。外縁29は、振動板22をY方向から見た場合の外形線に相当する部位を意味している。具体的には、外縁29は、側面22A、側面22B、側面22C及び側面22D(図2A参照)により構成されている。振動板22の外縁29及び支持部材44が切断されることで、基板21及び支持部材44から複数の発電素子20が取り出される(第3工程の一例)。換言すると、振動板22に設けられた支持部24と錘部26は、外縁29の切断に伴って支持部材44が切断されることで、1単位ずつに分断される。
図3Dに示す発電素子20では、振動板22の外縁29、支持部24の側面及び下面、錘部26の側面及び下面が露出されている。振動板22、支持部24及び錘部26の露出とは、切断によって実質的に切り離された、厚さ方向と交差する交差方向の側面が、外側に露出していることを意味する。実質的とは、切り離された側面が図示しないコーティング剤で覆われている場合も含むことを意味する。換言すると、外縁29、支持部24及び錘部26は、Y方向から見た場合に、X方向及びZ方向において他の部材に囲まれていない。
図1に示す発電素子20の支持部24は、予め回路基板12に設けられた支柱18に図示しない接着剤を用いて取り付けられる。パッド32と上部電極36は、別々のボンディングワイヤ19により回路基板12と接続される。さらに、支柱18と錘部26との間の空間部に球部材16が配置された状態で、発電素子20がカバー部材14により覆われる。発電素子20がカバー部材14により覆われることで、発電装置10が出来上がる。
以上、説明した通り、発電素子20の製造方法では、基板21の振動板22に支持部24及び錘部26が設けられた状態で、振動板22のY方向(厚さ方向)における支持部24側とは反対側の部位に圧電部34が設けられる。圧電部34を設けることで振動板22内に内部応力が生じた場合には、振動板22の内部応力による変形に対して、支持部24及び錘部26が抵抗する。内部応力による振動板22の変形に対して支持部24及び錘部26が抵抗することで、振動板22の反りが抑制されるので、振動板22に支持部24及び錘部26を設ける前に振動板22に圧電部34を設ける方法に比べて、振動板22の厚さを薄くできる。換言すると、振動板22の厚さを薄くした場合でも、圧電部34を設けた場合の振動板22の反りが抑制される。
さらに、発電素子20の製造方法では、振動板22の外縁29を切断することで基板21から発電素子20を取り出せるので、基板21が複数の振動板22を有する場合に、X方向及びZ方向に隣合う振動板22を近づけることができる。隣合う振動板22が近づくことで、振動板22の周囲に枠部が設けられた場合に比べて、基板21からの発電素子20の取り数を増やすことができる。つまり、発電素子20の製造方法によれば、振動板22の厚さを薄くし且つ基板21からの発電素子20の取り数を増やすことができる。
また、発電素子20の製造方法では、支持部材44から支持部24及び錘部26が一体で取り出されて振動板22に設けられる。つまり、振動板22に支持部24と錘部26をまとめて設けられるので、振動板22に支持部24及び錘部26を設ける作業を簡単に行うことができる。
さらに、発電素子20の製造方法では、錘部26において、支持板42の重ねる枚数を変更することで錘部26の質量が変更されるので、錘部26全体をまとめて交換して質量を調整する方法に比べて、錘部26の質量の調整を簡単に行うことができる。
加えて、発電素子20の製造方法では、複数の支持板42をY方向に熱圧着することで支持部24及び錘部26が形成される。換言すると、複数の支持板42を接着剤で接着しなくて済むので、複数の支持板42の間に接着剤を塗布する作業を無くすことができる。また、有機系の接着剤は、後工程において耐熱性の問題が生じ又はガス発生の原因となるが、発電素子20の製造方法では、金属製の支持板42を熱圧着しているため、耐熱性及びガス発生の問題を無くすことができる。つまり、無機材料のみで支持部24及び錘部26を形成することが好ましい。
<発電素子の作用>
図1に示す発電素子20において、支持部24及び錘部26は、振動板22のY方向(厚さ方向)における圧電部34側とは反対側の部位に、短手方向の一端から他端まで設けられている。振動板22に圧電部34を設けることで振動板22内に内部応力が生じた場合には、内部応力による振動板22の変形に対して支持部24及び錘部26が抵抗する。つまり、振動板22のY側の変形に対して、支持部24及び錘部26が抵抗する(−Y側に向かう力を作用させる)ことにより、振動板22の反りが抑制されるので、Z方向の一部に錘部26が設けられた場合に比べて、振動板22の厚さを薄くできる。
さらに、発電素子20では、振動板22のX方向及びZ方向の側面22A、側面22B、側面22C及び側面22Dが露出されている。換言すると、振動板22の周囲に他の部材、部位が設けられていないので、1つの基板21に振動板22を複数形成する場合に、隣合う振動板22を近づけることができる。隣合う振動板22が近づくことで、基板21からの発電素子20の取り数を増やすことができる。
また、発電素子20では、一例として、振動板22の厚さが20μmとされている。換言すると、振動板22の厚さが10μm以上100μm以下の範囲内で選択されているので、振動板22の厚さが100μmよりも厚い場合に比べて、振動板22がY方向に振動し易くなり、発電素子20の発電効率を高めることができる。
振動板22に支持部24及び錘部26を設けた後で、圧電部34を設けた場合の振動板22の反り状態の評価結果が、図6に示されている。なお、各部材については、図1を参照する。振動板22の厚さは、20μm、50μm、100μm又は120μmとされている。圧電部34は、一例として、成膜圧力が2.2mTorr、成膜温度が600℃の条件で振動板22に設けられている。振動板22の反り量については、振動板22の−X側端のY方向の高さと、X側端のY方向の高さとの差で求めた。また、振動板22の反り量については、50μmよりも小さい場合をランクA、50μm以上200μm以下の場合をランクB、200μmよりも大きい場合をランクCとして評価した。ランクA及びランクBの場合については、製造上の問題は無い。一方、ランクCの場合については、反り量が大きいため、圧電部34を設けた後の工程の製造を行い難くなる。
評価結果として、振動板22の厚さ20μmの場合はランクA、振動板22の厚さ50μmの場合はランクB、振動板22の厚さ100μmの場合はランクB、振動板22の厚さ120μmの場合はランクCとなった。つまり、振動板22の厚さは、10μm以上100μm以下の範囲内で選択されていることが好ましい。
また、図1に示す発電素子20では、錘部26が、Y方向(厚さ方向)に重なる複数の支持板42を有する。換言すると、錘部26では、支持板42の枚数を変更することで、錘部26の質量が変更されるので、錘部26が1つのブロック体で構成される場合に比べて、錘部26の質量の調整を簡単に行うことができる。
さらに、発電素子20では、支持部24が、Y方向(厚さ方向)に重なる複数の支持板42を有する。換言すると、支持部24は、錘部26と同じ部材によって構成されている。つまり、支持部24及び錘部26が、同じ支持板42を重ねることで形成され且つ振動板22にまとめて設けられるので、支持部24と錘部26が別部材で形成される場合に比べて、振動板22に支持部24及び錘部26を設ける作業を簡単に行うことができる。
<発電装置の作用>
図1に示す発電装置10では、回路基板12の振動が支柱18及び支持部24を介して振動板22に伝わること及び球部材16が振動板22と接触することの少なくとも一方の作用によって、振動板22が振動する。振動板22の振動で圧電部34に歪が生じた場合に、圧電部34の圧電作用によって、下部電極28及び上部電極36からボンディングワイヤ19を介して電荷が得られる。つまり、発電装置10において発電される。発電装置10において得られた電力は、回路基板12において消費され又は図示しない電池に蓄電される。
具体的には、発電装置10では、発電素子20における振動板22の厚さを薄くすることができるので、振動板22が振動し易くなる。さらに、球部材16が振動板22と接触することで、振動板22を強制的に振動させることができる。つまり、発電素子20を有していない場合に比べて、発電装置10の発電効率を高めることができる。
また、発電装置10では、球部材16の直径の長さL8が回路基板12と錘部26とのY方向の間隔の長さL1よりも長く、さらに、球部材16が支持部24と錘部26との間に配置されている。換言すると、振動板22の錘部26側(X側)がY側に変位した場合であっても、球部材16が錘部26に引っ掛かり易くなっている。球部材16が錘部26に引っ掛かり易くなることにより、球部材16が支持部24と錘部26との間から外側へ飛び出し難くなり、球部材16と振動板22との接触機会が増えるので、発電装置10の発電効率を高めることができる。
〔実施例〕
本実施形態の発電装置10の実施例と、実施例に対する第1比較例及び第2比較例について説明する。なお、各部材については、図1を参照する。
発電装置10の実施例として、エッチングにより貫通孔が形成された(枠加工された)複数のSUS430(ステンレス鋼)板を厚さ方向に重ねて熱圧着し、厚み20μmのSUS430の板に接着剤を用いて貼り付けることで、基板21を形成した。SUS430板の大きさは、5cm角とした。続いて、基板21上に、厚さ20μmのTiWを介して、スパッタ法により厚さ150nmのIr電極を形成した。さらに、基板21を600℃に加熱してPZT製の圧電部34を形成した。
圧電部34を形成した後で、圧電部34の一部を機械で削り、下部電極28を取り出した。下部電極28を取り出した後で、圧電部34上に上部電極36を形成した。そして、基板21における振動板22の外縁29に相当する部位をダイシングソーにより切断して、基板21から発電素子20を取り出した。なお、切断によって支持部24及び錘部26が形成された。得られた発電素子20を回路基板12の支柱18に取付けた後で、上部電極36及び下部電極28へワイヤーボンディングを行い、外部に電極を取り出した。さらに、振動板22と回路基板12との間に球部材16を配置して、カバー部材14で覆うことで、実施例の発電装置10を得た。実施例の発電装置10では、共振周波数が150Hzであり、好ましい振動特性が得られた。
(第1比較例)
発電装置10に対する第1比較例として、5cm角で厚さ20μmのSUS430の基板21に、支持部24及び錘部26を設けずに下部電極28を形成した後で、600℃の温度でPZT製の圧電部34を形成した。得られた基板21は、厚さ方向の一方側に大きく反り上がり、上部電極36を形成することが困難であった。
(第2比較例)
発電装置10に対する第2比較例として、5cm角で厚さ100μmのSUS430の基板21に、支持部24及び錘部26を設けずに下部電極28を形成した後で、600℃の温度でPZT製の圧電部34を形成した。得られた基板21は、第1比較例と比べて反り量が小さかったため、上部電極36を形成できた。続いて、基板21の裏面にパターンニングを施してから、基板21の一部を塩化第二鉄を用いたウエットエッチングにより取除いた。エッチングは等方性であり、精度が悪くなった。
エッチングされた基板21では、エッチングストッパー層がないために、予め設定した深さでエッチングを止めるためには、時間を管理しなければならず、作業が煩雑となった。さらに、予め設定した深さと得られた深さとの差が大きくなった。続いて、得られた発電素子を回路基板12の支柱18に取付けた後で、上部電極36及び下部電極28へワイヤーボンディングを行い、外部に電極を取り出した。さらに、振動板22と回路基板12との間に球部材16を配置して、カバー部材14で覆うことで、第2比較例の発電装置を得た。第2比較例の発電装置では、実施例の発電装置10に比べて共振周波数が高くなった。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態に係る発電素子の製造方法、発電素子及び発電装置の一例について説明する。なお、第1実施形態と同一の構成については、第1実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。また、第1実施形態と同一の方法については、説明を省略する。
図7には、本開示の第2実施形態としての発電装置50が示されている。発電装置50は、一例として、発電素子60と、回路基板12と、カバー部材14と、球部材16と、支柱18と、ボンディングワイヤ19と、補強部の一例としての応力調整部52とを有する。つまり、発電装置50は、発電装置10(図1参照)において、応力調整部52が追加された構成とされている。発電素子60において、支持部24及び錘部26は、振動板22のY方向における圧電部34側とは反対側の下面22Eに、X方向に間隔をあけて設けられている。
<応力調整部>
応力調整部52は、一例として、スパッタ法によりY方向を厚さ方向とする板状に形成されることで、支持部24と錘部26との間の下面22Eに設けられている。つまり、応力調整部52は、振動板22のY方向(厚さ方向)における圧電部34側(Y側)とは反対側(−Y側)の部位を−Y側から覆うことで、振動板22を補強している。換言すると、振動板22は、応力調整部52が設けられたことで、Y方向に作用する力に対する剛性が、応力調整部52が無い場合の剛性に比べて高められている。
応力調整部52は、一例として、既述のSUS430の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数のTiOで構成されている。また、本実施形態では、応力調整部52が、一例として、Z方向から見た場合に、支持部24のX側端となる位置から錘部26の−X側端となる位置まで、且つ支持板42のZ方向の幅全体に亘って設けられている。応力調整部52のY方向の厚さは、一例として、100nmとされている。
〔作用〕
次に、第2実施形態の発電素子60の製造方法及び作用について説明する。
発電素子60の製造方法では、既述の発電装置10(図1参照)の製造方法に応力調整部52の製造工程が加わる。具体的には、振動板22に圧電部34を設ける前に、支持部24と錘部26との間の下面22Eに、スパッタ法により厚さ100nmの応力調整部52(TiO)を設ける工程が加わる。応力調整部52が設けられた後は、振動板22に圧電部34が設けられ、さらに、下部電極28の取り出し及び上部電極36の形成が行われて、基板21が図示しないダイシングソーで切断されることで、発電素子60が取り出される。
発電素子60では、圧電部34が振動板22に600℃で設けられることで振動板が反る方向に変形しようとした場合に、振動板22のY方向における圧電部34側とは反対側に設けられた応力調整部52が、振動板22の変形に抵抗する。つまり、発電素子60は、応力調整部52が無い構成に比べて、振動板22に圧電部34を設ける場合の振動板22の変形(反り)を抑制することができる。
発電装置50では、発電素子60における振動板22の変形が抑制されることで、振動板22の初期位置がY側又は−Y側に偏ることが抑制される。振動板22の初期位置がY側又は−Y側に偏ることが抑制されることで、振動板22の振動状態が安定するので、発電装置50では、振動板22の初期位置がY側又は−Y側に偏った構成に比べて、発電効率の低下を抑制することができる。
なお、本開示は上記の実施形態に限定されない。
<変形例>
図8には、基板21に設けられた変形例の支持部72及び錘部74が示されている。支持部72及び錘部74は、支持部材44(図4B参照)から一体で取り出されるのではなく、基板21にそれぞれ別体として設けられている点が、支持部24及び錘部26(図4B参照)とは異なる。なお、支持部72は、Y方向(厚さ方向)から見た場合に、支持部24と同じ形状及び同じ大きさとされている。また、支持部72は、一例として、複数のSUS430の板材をY方向に重ねて熱圧着することで形成されている。
錘部74は、Y方向(厚さ方向)から見た場合に、錘部26と同じ形状及び同じ大きさとされている。また、錘部74は、一例として、複数のSUS430の板材をY方向に重ねて熱圧着することで形成されている。形成された支持部72は、基板21に接着剤で取り付けられる(設けられる)。形成された錘部74は、基板21において、支持部72に対してX方向に間隔あけて、接着剤で取り付けられる(設けられる)。錘部74は、支持部72とは別体で基板21に設けられるので、厚さ調整(質量調整)を自由に行うことができる。なお、支持部72及び錘部74は、いずれも図示しないダイシングソーにより切断されることで、それぞれの振動板22に合わせた大きさとされる。
<他の変形例>
支持部24、錘部26、支持部72又は錘部74が形成される方法は、複数の板材が厚さ方向に重ねられて接合される方法に限らず、それぞれ1つの部材を用いる方法であってもよい。また、支持部24、錘部26、支持部72又は錘部74が形成される方法は、複数の板材が厚さ方向に重ねられて熱圧着される接合方法に限らず、複数の板材が接着剤で接着される接合方法であってもよい。
また、接合方法の他の例(熱圧着以外の例)としては、拡散接合又は共晶を用いてもよい。拡散接合とは、部材(母材)を密着させ、部材の融点以下の温度条件で、塑性変形を出来るだけ生じない程度に加圧して、接合面間に生じる原子の拡散を利用して接合する方法である。共晶とは、2成分以上を含む液体から、同時に晶出する2種以上の結晶の混合物をいう。
振動板22は、SUS430に限らず、他の金属製の部材を用いてもよい。また、振動板22の厚さは、100μmよりも厚くてもよい。さらに、振動板22は、厚さ方向から見た場合に矩形状の構成に限らず、X側のZ方向の長さ又は−X側のZ方向の長さが長い台形状であってもよい。
支持部24及び支持部72は、それぞれ1つの部材で構成されていてもよい。また、支持部24及び支持部72は、SUS430に限らず、他の金属製の部材を用いてもよい。さらに、支持部24及び支持部72は、厚さ方向から見た場合に矩形状の構成に限らず、X側のZ方向の長さ又は−X側のZ方向の長さが長い台形状であってもよい。さらに、支持部24及び支持部72は、複数の島状部としてZ方向に間隔をあけて振動板22に設けられ、振動板22を切断する場合に、切断されない構成であってもよい。
錘部26及び錘部74は、それぞれ1つの部材で構成されていてもよい。また、錘部26及び錘部74は、振動板22に対してY方向の−Y側(支持部24側)のみに設けられる構成に限らず、振動板22に対してY方向の−Y側及びY側に設けられてもよい。さらに、錘部26及び錘部74は、SUS430に限らず、他の金属製の部材を用いてもよい。加えて、錘部26及び錘部74は、厚さ方向から見た場合に矩形状の構成に限らず、X側のZ方向の長さ又は−X側のZ方向の長さが長い台形状であってもよい。加えて、錘部26及び錘部74は、複数の島状部としてZ方向に間隔をあけて振動板22に設けられ、振動板22を切断する場合に、切断されない構成であってもよい。
圧電部34は、圧電体材料であれば、PZT以外の部材で構成されていてもよい。例えば、AlN(窒化アルミニウム)又はZnO(酸化亜鉛)、さらには添加物を含んでいてもよい。
応力調整部52は、TiOに限らず、IrOx又はTi、あるいは振動板22と同じ材料で構成されてもよい。
発電装置10及び発電装置50は、球部材16の直径の長さL8が、回路基板12と、錘部26又は錘部74との間隔の長さよりも短くてもよい。なお、振動板22と接触する接触部材は、球体に限らず、一方向から見た場合の外形が多角形状の多面体又は楕円体であってもよい。
2017年10月12日に出願された日本国特許出願2017−198384の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。本明細書に記載された全ての文献、特許出願、及び技術規格は、個々の文献、特許出願、及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
10 発電装置、12 回路基板、12A 基板本体、12B 配線パターン、14 カバー部材(収容部材の一例)、14A 側壁、14B 側壁、14C 上壁、16 球部材(接触部材の一例)、18 支柱(被取付部の一例)、18A 上面、19 ボンディングワイヤ、20 発電素子、21 基板、22 振動板(振動部の一例)、22A 側面、22B 側面、22C 側面、22D 側面、22E 下面(支持部側の面の一例)、22F 上面(圧電部側の面の一例)、23 外縁部、24 支持部、26 錘部、27 下地部、28 下部電極、29 外縁、32 パッド、34 圧電部、36 上部電極、42 支持板(板材の一例)、43 貫通孔、44 支持部材(基材の一例)、45 枠部、50 発電装置、52 応力調整部(補強部の一例)、60 発電素子、72 支持部、74 錘部

Claims (11)

  1. 振動可能とされた振動部を有する基板において、該振動部の一方向の一端部に前記振動部を支持する支持部を設け、該振動部の該一方向の他端部に錘部を設ける第1工程と、
    前記振動部に前記支持部及び前記錘部が設けられた後で、振動によって発電する圧電部を前記基板の厚さ方向における前記振動部の前記支持部側とは反対側の部位に設ける第2工程と、
    前記圧電部が前記振動部に設けられた後で、前記振動部の外縁を前記基板の厚さ方向に切断することで前記基板から発電素子を取り出す第3工程と、
    を有する発電素子の製造方法。
  2. 1つの基材から前記支持部及び前記錘部を一体で取り出す工程を有し、
    前記第1工程では、前記基材から取り出された前記支持部及び前記錘部が前記振動部に設けられ、
    前記第3工程では、前記振動部に設けられた前記支持部と前記錘部が、前記振動部の外縁の切断によって分断される請求項1に記載の発電素子の製造方法。
  3. 前記基板の厚さ方向に複数の板材を重ねて接合することで前記支持部及び前記錘部が形成される請求項1又は請求項2に記載の発電素子の製造方法。
  4. 前記支持部及び前記錘部は、金属製の前記板材を前記厚さ方向に熱圧着又は拡散接合をすることで形成される請求項3に記載の発電素子の製造方法。
  5. 厚さ方向に変形可能に形成され、該厚さ方向と交差する長手方向及び短手方向の側面が露出された振動板と、
    前記振動板の前記長手方向の一端部に前記短手方向の一端から他端まで設けられ、前記振動板を支持する支持部と、
    前記振動板の前記厚さ方向における前記支持部側とは反対側の部位に設けられ、前記振動板の振動によって発電する圧電部と、
    前記振動板の前記長手方向の他端部に前記短手方向の一端から他端まで設けられた錘部と、
    を有する発電素子。
  6. 前記振動板の厚さが10μm以上100μm以下である請求項5に記載の発電素子。
  7. 前記錘部は、前記厚さ方向に重なる複数の板材を有する請求項5又は請求項6に記載の発電素子。
  8. 前記支持部は、前記厚さ方向に重なる複数の前記板材を有する請求項7に記載の発電素子。
  9. 前記支持部及び前記錘部は、前記振動板の前記厚さ方向における前記圧電部側とは反対側の面に設けられ、
    前記支持部と前記錘部との間の前記振動板の面には、前記振動板を補強する補強部が設けられている請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の発電素子。
  10. 請求項5から請求項9のいずれか1項に記載の発電素子と、
    前記支持部が取付けられる被取付部が設けられた回路基板と、
    中空の箱形に形成され、前記回路基板に設けられ、前記発電素子を内側に収容する収容部材と、
    前記収容部材の内側で且つ前記発電素子と前記回路基板との間に収容され前記振動板と接触する接触部材と、
    を有する発電装置。
  11. 前記接触部材は、球状に形成され、前記支持部と前記錘部との間に配置され、
    前記接触部材の直径の長さが、前記回路基板と前記錘部との間隔の長さよりも長い請求項10に記載の発電装置。
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