JPWO2019064913A1 - 移動体及び生産システム - Google Patents

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    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J13/00Controls for manipulators

Abstract

移動体は、作業ロボットの作業対象物を前記作業ロボットに運搬する自走式移動体であって、移動空間内に存在する物体の形状を検出する形状検出センサと、前記形状検出センサが形状を検出した結果に基づいて、前記移動空間内における自移動体の位置を判定する位置判定部と、移動体の動作の種類と、形状とが互いに対応付けられている形状である所定形状について(判定する判定部であって)、前記形状検出センサが検出する形状が、前記所定形状である場合に、前記所定形状に対応付けられている前記種類を判定する動作判定部と、前記位置判定部の判定結果と、前記動作判定部の判定結果とに基づいて、自移動体の動作を制御する動作制御部と、を備える。

Description

本発明は、移動体及び生産システムに関する。
例えば、特許文献1には、レーザーレンジファインダによって障害物を検出し、障害物との接触を避けつつ予め定められた経路を自律的に移動する移動体の例が開示されている。
特開2015−95032号公報
ここで、移動体は、製品の組み立てを行う作業ロボットの作業対象物の運搬に用いられる場合がある。この場合、移動体の自律的な動作(例えば、障害物を避ける動作等)の他、作業対象物の運搬等、状況に応じた動作(例えば、ある位置で停止する動作等)を、移動体の外部から移動体に対して指示したい場合がある。しかしながら、このような移動体の外部からの動作の指示を移動体が受け取るための構成(例えば、センサや受信器等)を移動体に更に搭載すると、部品点数が増えたり、設計変更したりする手間が増えてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記の問題を解決するために、外部からの動作の指示を移動体が受け取るための構成を更に搭載することなく、外部からの動作の指示に基づいて動作する移動体を提供することを目的とする。
本発明の移動体の一つの態様は、作業ロボットの作業対象物を前記作業ロボットに運搬する自走式移動体であって、移動空間内に存在する物体の形状を検出する形状検出センサと、前記形状検出センサが形状を検出した結果に基づいて、前記移動空間内における自移動体の位置を判定する位置判定部と、移動体の動作の種類と、形状とが互いに対応付けられている形状である所定形状について(判定する判定部であって)、前記形状検出センサが検出する形状が、前記所定形状である場合に、前記所定形状に対応付けられている前記種類を判定する動作判定部と、前記位置判定部の判定結果と、前記動作判定部の判定結果とに基づいて、自移動体の動作を制御する動作制御部と、を備える。
本発明の移動体の一つの態様は、前記形状検出センサとは、物体の立体形状の検出が可能なセンサであり、前記所定形状とは、対応付けられている前記種類を、物体の少なくとも一部の立体形状の種類によって示す形状であって、前記動作判定部は、前記形状検出センサが検出する立体形状の種類に対応する前記種類を判定する。
本発明の移動体の一つの態様は、前記動作判定部は、前記形状検出センサが前記所定形状を所定の時間検出したことに基づいて、前記所定形状に対応付けられている前記種類を判定する。
本発明の移動体の一つの態様は、前記動作判定部は、前記形状検出センサが前記所定形状に対する検出方向を変化させて検出した複数の検出結果に基づいて、前記所定形状に対応付けられている前記種類を判定する。
本発明の移動体の一つの態様は、前記所定形状は、前記作業ロボットの作業対象物を収納する容器内の作業対象物の量に応じた前記種類を示す形状であって、前記所定形状に対応する動作とは、作業対象物を供給する動作又は作業対象物を供給しない動作である。
本発明の移動体の一つの態様は、前記所定形状は、前記移動空間内に存在する他の移動体の全部又は一部の形状である。
本発明の移動体の一つの態様は、非接触給電方式により電力を送電する送電共振器を備える非接触給電装置から無線で伝送された電力によって駆動される移動体であって、前記送電共振器が送電する電力を受電する受電共振器と、前記受電共振器が受電した電力を蓄電する蓄電部と、前記蓄電部に蓄電される電力によって動作するモータと、を備え、前記動作制御部は、前記受電共振器による受電動作中において、前記形状検出センサが検出する前記形状が、受電動作の停止の動作と対応付けられている所定形状であると前記動作判定部が判定した場合、受電動作を停止する。
本発明の移動体の一つの態様は、前記形状検出センサは、前記作業ロボットによる作業が終了した場合に前記作業ロボットが提示する物体であって、自移動体の作業終了の動作が対応付けられている所定形状を有する物体の形状を検出し、前記動作制御部は、前記形状検出センサが検出する前記形状が、前記作業終了の動作に対応付けられている所定形状であると前記動作判定部が判定した場合、前記作業終了の動作を行う。
本発明の生産システムの一つの態様は、上述したいずれかの移動体と、作業ロボットと、を備える。
外部からの動作の指示を移動体が受け取るための構成を更に搭載することなく、外部からの動作の指示に基づいて動作する移動体を提供することができる。
第1実施形態に係る移生産システムの概要を示す図である。 第1実施形態に係る所定形状の一例を示す図である。 第1実施形態に係る所定形状と、動作の種類との対応の一例を示す図である。 第1実施形態に係る開閉式遮断機の動作の一例を示す図である。 第1実施形態に係る移動体の構成の一例を示す図である。 第1実施形態に係る移動体の動作の一例を示す図である。 第1実施形態に係る形状検出センサの検出方向の一例を示す図である。 第2実施形態に係る所定形状が容器に付される一例を示す図である。 第2実施形態に係る所定形状が容器に付される他の例を示す図である。 第2実施形態に係る所定形状が移動体に付される一例を示す図である。 第2実施形態に係る所定形状が非接触給電装置の近傍に配置される第1物体に付される一例を示す図である。 第2実施形態に係る所定形状が作業ロボットの配置する物体に付される一例を示す図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。まず、図1を参照して、移動体10の概要について説明する。
<1−1.移動体の動作環境について>
図1は、第1実施形態に係る移生産システム1の概要を示す図である。生産システム1は、作業ロボットRBと、作業ロボットRBが作業する工場内を自律的に移動する移動体(以下、移動体10)とを備える。移動体10とは、例えば、所定の範囲内(例えば、工場内)を移動するAGV(Automatic Guided Vehicle)である。また、移動体10は、作業ロボットRBが作業を行う対象である物体(以下、作業対象物WK)を積載し、工場内を移動する。移動体10は、作業ロボットRBに対して、積載した作業対象物WKを運搬する。本実施形態において、工場内を1台の移動体10が移動する場合について説明する。以降の説明において、移動体10の位置や移動方向及び工場内の座標を示す場合には、XYZ直交座標系を用いて説明する。XY平面は、移動体10が移動する面(例えば、床面)に平行な面である。Z軸は、鉛直方向を示す。移動体10は、例えば、工場内部の形状を示す地図情報(以下、地図情報D1)を有しており、地図情報D1が示す範囲を自律的に移動する。地図情報D1が示す工場内部の形状は、例えば、壁や柱の形状及び常設されている設備(例えば、作業台TB)の形状である。移動体10は、制御装置11と、形状検出センサ12と、受電共振器13と、蓄電池14と、モータ15とを備える。制御装置11は、移動体10の動作を制御する装置である。ここで、工場とは、移動体10の移動空間の一例である。
形状検出センサ12は、物体又は物体の一部の立体形状を検出するセンサである。形状検出センサ12は、例えば、レーザーレンジファインダである。形状検出センサ12は、移動体10の周辺の範囲(以下、検出範囲SAR)において、移動体10が移動する面(この一例では、床面)から所定高さの位置においてレーザーを走査する。形状検出センサ12は、物体にあたって反射したレーザーを受光するまでの時間に基づいて、当該物体の形状を検出する。形状検出センサ12は、例えば、検出範囲SARに存在する物体をの形状を、常時又は所定の時間間隔において検出する。この物体には、移動体10の移動を妨げる障害物の他、工場内を構成する物体(例えば、壁や柱)が含まれる。障害物とは、例えば、地図情報D1にその形状が含まれていない物体である。制御装置11は、形状検出センサ12の検出結果に基づいて、物体と接触しないように移動体10の移動を制御する。
また、移動体10は、形状検出センサ12の検出結果に基づいて工場内を移動する。本実施形態において、制御装置11は、形状検出センサ12の検出結果に基づいて、地図情報D1が示す工場内の範囲のうち、予め定められた経路(以下、移動経路RT)を移動体10が走行するように、移動体10の走行を制御する。具体的には、移動体10は、形状検出センサ12の検出結果と、地図情報D1とに基づいて、移動体10の現在位置(以下、現在位置P1)が工場内のどの位置(座標)であるかを判定する。制御装置11は、判定した現在位置P1と、地図情報D1とに基づいて、移動体10を移動経路RTに沿って移動体10を移動させる。また、本実施形態において、制御装置11は、移動経路RTに障害物が存在する場合、当該障害物と接触しない位置まで移動体10を移動させ、その場で停止させる。
受電共振器13は、非接触給電装置20が備える送電共振器21から非接触給電方式により電力を受電する。非接触給電装置20は、送電共振器21を備え、非接触給電方式により電力を受電共振器13に送電する装置である。受電共振器13は、送電共振器21が電力を送電することが可能な範囲、つまり、受電共振器13が電力を受電することが可能な範囲(以下、給電範囲FAR)において、電力を受電する。例えば、地図情報D1には、給電範囲FARの位置を示す座標が含まれており、制御装置11は、移動体10(受電共振器13)が受電動作を行う場合、当該給電範囲FAR内であって、受電が可能な位置(以下、受電位置P2)に移動体10を移動させる。
蓄電池14は、受電共振器13が非接触給電装置20から給電した電力を蓄電する。モータ15は、蓄電池14に蓄電される電力によって駆動される。また、モータ15は、制御装置11の制御に基づいて動作する。蓄電池14とは、蓄電部の一例である。
ここで、移動体10は、作業ロボットRBが作業対象物WKを使用するタイミングにおいて作業ロボットRBに作業対象物WKを運搬したり、作業対象物WKの残量が少なくなったことに応じて作業対象物WKを運搬したりする動作を行うことが好ましい。本実施形態の移動体10は、予め移動体10の動作が対応付けられた所定の形状(以下、所定形状800)を形状検出センサ12が検出することに伴い、当該動作を実行する。
<1−2.所定形状について>
以下、図2を参照し、移動体10の動作の詳細について説明する。
図2は、第1実施形態に係る所定形状800の一例を示す図である。図2に示される一例は、図1に示される作業ロボットRB及び作業台TBの近傍を拡大した図である。
図2に示されるように、作業ロボットRBは、作業台TB上に配置され、作業を行う。ここで、作業台TBの側面には、所定の形状(以下、所定形状800)が付される。所定形状800とは、形状検出センサ12によって検出が可能な位置に付される形状であって、移動体10の動作の種類を示す形状である。また、所定形状800の形状は、地図情報D1に記憶される工場内の形状とは異なる形状である。したがって、制御装置11は、形状検出センサ12が検出した物体が工場を構成する物体であるか、所定形状800が付された物体であるかを識別することができる。以降の説明において、移動体10の動作の種類を単に動作の種類とも記載する。制御装置11は、所定形状800と、動作の種類との対応を示す情報(以下、動作情報D2)を有する。制御装置11は、形状検出センサ12の検出結果と、動作情報D2とに基づいて、動作の種類を判定する。
以下、図3を参照し、所定形状800と、動作の種類との対応について説明する。
図3は、第1実施形態に係る所定形状800と、動作の種類との対応の一例を示す図である。本実施形態において、動作情報D2は、第1所定形状800a、第2所定形状800b、第3所定形状800c、第4所定形状800d及び第5所定形状800eの5つの所定形状800と、各所定形状800に互いに対応付けられた動作の種類を示す情報である。
第1所定形状800aは、例えば、方形の凹凸の形状である。第1所定形状800aには、「第1所定形状800aの近傍まで移動し、所定の時間停止する」という種類の動作が対応付けられる。第2所定形状800bは、例えば、半月型が所定の間隔で配置された形状である。第2所定形状800bには、「作業ロボットRBに作業対象物WKを運搬する」という種類の動作が対応付けられる。第3所定形状800cは、のこぎり型の形状である。第3所定形状800cには、「所定の時間その場で停止する」という種類の動作が対応付けられる。第4所定形状800dは、方形と尖形を組み合わせた形状が所定の間隔で配置された形状である。第4所定形状800dには、「受電動作を停止し、移動経路RTに沿って移動を開始する」という種類の動作が対応付けられる。第5所定形状800eは、半月型が接して配置された形状である。第5所定形状800eには、「終了動作」が対応付けられる。「終了動作」とは、例えば、移動体10が給電範囲FARまで移動し、受電動作を開始する動作である。
なお、各所定形状800の形状と、形状に互いに対応付けられた移動体10の動作の種類とは、一例であって、これに限られない。各所定形状800には、上述した以外の移動体10の動作の種類が対応付けられる構成であってもよい。また、上述した移動体10の動作の種類には、形状検出センサ12によって検出が可能な形状であれば、上述した所定形状800とは異なる形状が対応付けられていてもよい。
図2に示される一例において、作業台TBの側面のうち、移動体10の移動経路RT側に配置される側面には、「第1所定形状800aの近傍まで移動し、所定の時間停止する」という種類の動作が対応付けられた第1所定形状800aが付される。したがって、形状検出センサ12が第1所定形状800aを検出した場合、制御装置11は、第1所定形状800aの近傍まで移動体10を移動させ、停止させる。作業ロボットRBは、作業台TBの前方において移動体10が停止している間に、移動体10が運搬する作業対象物WKを把持するなどして取得する。
ここで、移動体10が作業台TBの近傍に到着するタイミングと、作業ロボットRBが移動体10の運搬する作業対象物WKを用いる作業を行うタイミングとが一致しない場合がある。この場合、作業対象物WKを作業ロボットRBが把持する前に、移動体10が作業対象物WKを積載したまま、作業台TBの近傍から離れてしまう可能性がある。このような動作を抑制するため、以下のような工夫が行われる構成であってもよい。
<1−3.開閉式遮断機について>
図2に示される一例において、作業台TBの近傍には、開閉式の遮断機(以下、開閉式遮断機CB)が設置される。開閉式遮断機CBが設置される位置は、閉状態において、移動体10の移動経路RTを遮る位置である。開閉式遮断機CBの開閉は、操作スイッチSWによって行われる。操作スイッチSWは、例えば、作業ロボットRB又は作業ロボットRBの近傍にて作業する作業者によって操作される。本実施形態において、操作スイッチSWは、作業ロボットRBによって操作される。作業ロボットRBが作業対象物WKを取得するまでの間又は移動体10に作業対象物WKや運搬対象の物体を作業ロボットRBが配置するまでの間、移動体10は、停止していることが好ましい。上述したように、移動体10は、形状検出センサ12の検出結果が第1所定形状800aを検出したこと示す場合、第1所定形状800aの近傍まで移動し、所定の時間停止する。所定の時間が経過した後、制御装置11は、移動体10を移動経路RTに沿って移動させる。しかしながら、開閉式遮断機CBが移動経路RT上に存在するため、制御装置11は、開閉式遮断機CBと接触しない位置まで移動体10を移動させ、停止させる。
図4は、第1実施形態に係る開閉式遮断機CBの動作の一例を示す図である。図4に示される一例において、作業ロボットRBは、作業対象物WKを用いる作業が終了した後、操作スイッチSWを操作し、開閉式遮断機CBを開状態にする。これにより、形状検出センサ12は、移動経路RT上の障害物(この場合、開閉式遮断機CB)を検出しない。この場合、制御装置11は、移動体10を移動経路RTに沿って移動させる。
<1−4.制御装置について>
以下、図5を参照し、移動体10の構成について説明する。
図5は、第1実施形態に係る移動体10の構成の一例を示す図である。
上述したように、移動体10は、制御装置11と、形状検出センサ12と、受電共振器13と、蓄電池14と、モータ15とを備える。形状検出センサ12は、制御装置11に接続され、検出結果を示す情報(以下、検出結果情報)を制御装置11に供給する。制御装置11は、制御部110と、記憶部120とを備える。記憶部120は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、またはこれらのうち複数が組み合わされたハイブリッド型記憶装置などにより実現される。また、記憶部120の一部または全部は、NAS(Network Attached Storage)や外部のストレージサーバなど、制御装置11がアクセス可能な外部装置であってもよい。この場合、制御装置11は、外部と通信する通信部を有する。図5に示されるように、記憶部120には、地図情報D1と、動作情報D2とが記憶される。
制御部110は、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。制御部110は、例えば、位置判定部111と、動作判定部112と、動作制御部113とをその機能部として実現する。また、これらの構成要素のうち一部または全部(内包する記憶部を除く)は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
位置判定部111は、形状検出センサ12から取得した検出結果情報に基づいて、工場内における移動体10の現在位置P1を判定する。位置判定部111は、現在位置P1を示す情報を動作制御部113に供給する。
動作判定部112は、形状検出センサ12から取得した検出結果情報と、動作情報D2とに基づいて、形状検出センサ12が所定形状800を検出したか否かを判定する。また、動作判定部112は、検出結果情報が所定形状800を検出したこと示す場合、当該所定形状800に対応付けられる動作の種類を判定する。動作判定部112は、判定した動作の種類を示す情報(以下、種類判定情報)を動作制御部113に供給する。
動作制御部113は、位置判定部111から取得した現在位置P1を示す情報と、地図情報D1とに基づいて、移動体10の動作を制御する。動作制御部113は、例えば、現在位置P1を示す情報と、地図情報D1とに基づいて、移動体10が移動経路RTに沿って移動するように移動体10の動作を制御する。また、動作制御部113は、動作判定部112から取得した種類判定情報に基づいて、当該種類判定情報が示す種類の動作を移動体10に行わせる。具体的には、動作制御部113は、移動体10が種類判定情報の示す種類の動作をするように、モータ15を制御する。
<1−5.移動体の動作について>
図6は、第1実施形態に係る移動体10の動作の一例を示す図である。
形状検出センサ12は、検出範囲SAR内の物体の形状を検出する(ステップS110)。制御装置11が備える動作判定部112は、形状検出センサ12から供給された検出結果情報が所定形状800を検出したことを示すか否かを判定する(ステップS120)。動作制御部113は、検出結果情報が所定形状800を検出したことを示さない場合(ステップS120;NO)、移動体10に所定の移動を行わせる(ステップS130)。ステップS130において、位置判定部111は、形状検出センサ12から供給された検出結果情報に基づいて、移動体10の現在位置P1を判定する。また、動作制御部113は、位置判定部111が判定した現在位置P1を示す情報と、地図情報D1とに基づいて、移動経路RTに沿って移動するように、移動体10の移動を制御する。
動作判定部112は、検出結果情報が所定形状800を検出したことを示す場合(ステップS120;YES)、検出結果情報と、動作情報D2とに基づいて、所定形状800に対応付けられた動作の種類を判定する(ステップS140)。動作制御部113は、動作判定部112から供給された種類判定情報に基づいて、当該種類判定情報が示す種類の動作を移動体10が行うように、移動体10の動作を制御する(ステップS150)。
<1−6.形状検出センサによる所定形状の検出について>
なお、上述では、移動体10の移動中に形状検出センサ12が所定形状800を検出する場合について説明したが、これに限られない。ここで、移動体10が移動している場合、形状検出センサ12が所定形状800を適切に検出できない場合がある。例えば、形状検出センサ12は、移動体10の移動中に検出範囲SARを検出することに伴い、工場内の物体(例えば、壁や柱等)を所定形状800として精度高く検出することが困難である可能性がある。これに伴い、動作判定部112は、形状検出センサ12の検出結果情報が、所定形状800を所定の時間検出したことを示す場合、当該所定形状800に対応付けられた動作を判定する構成であってもよい。所定の時間とは、例えば、6秒程度の時間である。また、制御装置11は、動作判定部112が、所定形状800を検出したと判定することに伴い、移動体10の移動を停止さる構成であってもよい。これにより、形状検出センサ12は、精度高く所定形状800を検出することができる。
また、形状検出センサ12は、所定形状800に対する検出方向を変化させて所定形状800を検出する構成であってもよい。
図7は、第1実施形態に係る形状検出センサ12の検出方向の一例を示す図である。
動作制御部113は、例えば、動作判定部112が、所定形状800を検出したと判定することに伴い、移動体10をその場で所定の時間毎に所定の角度ずつ回転するように動作を制御する。これにより、制御装置11は、形状検出センサ12の所定形状800に対する検出方向が所定の時間毎に変化する。図7に示される一例では、動作制御部113は、所定形状800に対する移動体10の方向(向き)を第1検出範囲SAR1、第2検出範囲SAR2及び第3検出範囲SAR3の3つ方向に制御する。したがって、形状検出センサ12は、所定形状800を複数の検出方向(この一例では、第1検出範囲SAR1〜第3検出範囲SAR3)から検出することにより、精度高く所定形状800を検出することができる。
<1−7.検出範囲内の物体を検出するセンサについて>
なお、上述では、移動体10が備えるセンサであって、検出範囲SAR内の物体を検出するセンサが、形状検出センサ12(例えば、レーザーレンジファインダ)である場合について説明したが、これに限られない。移動体10は、例えば、検出範囲SARを撮像した画像に基づいて、検出範囲SAR内に存在する物体を検出する構成であってもよい。この場合、移動体10は、形状検出センサ12に代えて撮像装置を備える。撮像装置とは、例えば、撮像対象物の奥行きを撮像可能なカメラ(例えば、ステレオカメラ)である。撮像装置は、例えば、検出範囲SARを撮像し、画像を生成する。撮像装置は、生成した画像に基づいて、検出範囲SAR内に存在する物体又は物体の一部の立体形状を検出する。撮像装置は、検出範囲SAR内に存在する物体又は物体の一部の立体形状を検出した検出結果情報を制御装置11に供給する。なお、撮像装置が検出範囲SAR内に存在する物体の立体形状を検出する構成に代えて、制御装置11が、撮像装置の撮像した画像に基づいて検出範囲SAR内に存在する物体を検出する構成であってもよい。
以上説明したように、本実施形態の移動体10は、作業ロボットRBの作業対象物WKを作業ロボットRBに運搬する移動体10であって、移動空間内(この一例では、工場内)に存在する物体の形状を検出する形状検出センサ12と、形状検出センサ12が形状を検出した結果(この一例では、検出結果情報)に基づいて、工場内における移動体10の位置を判定する位置判定部111と、移動体10の動作の種類と、形状とが互いに対応付けられている形状である所定形状800について、形状検出センサ12が検出する形状が、所定形状800である場合に、所定形状800に対応付けられている動作の種類を判定する動作判定部112と、位置判定部111の判定結果と、動作判定部112の判定結果とに基づいて、移動体10の動作を制御する動作制御部113と、を備える。これにより、本実施形態の移動体10は、外部からの動作の指示を移動体が受け取るための構成を更に搭載することなく、外部からの動作の指示に基づいて動作することができる。
また、本実施形態において、形状検出センサ12とは、物体の立体形状の検出が可能なセンサ(例えば、レーザーレンジファインダ)であり、所定形状800とは、対応付けられている動作の種類を、物体の少なくとも一部の立体形状の種類によって示す形状であって、動作判定部112は、形状検出センサ12が検出する立体形状の種類に対応する動作の種類を判定する。ここで、移動体10が自律的に移動する際、障害物等の検出には、一般に、物体の立体形状の検出が可能な形状検出センサ12(例えば、レーザーレンジファインダ)が用いられる。本実施形態の移動体10は、移動体10の動作の指示(この一例では、動作の種類)を検出する構成を新たに設けることなく、形状検出センサ12によって移動体10の動作を指示することができる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について図面を参照しながら説明する。まず、図8を参照して、移動体10の動作環境について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
<2−1.所定形状が容器に付される場合>
図8は、第2実施形態に係る所定形状800が容器に付される一例を示す図である。
図9は、第2実施形態に係る所定形状800が容器に付される他の例を示す図である。
第1実施形態では、所定形状800が作業台TBに付される場合について説明したが、所定形状800は、作業台TB以外の場所に付される構成であってもよい。図8及び図9に示す一例において、所定形状800は、作業対象物WKを収納する容器(以下、容器PD)に付される場合について説明する。ここで、容器PDは、光を透過する素材であって、容器PDの側面から容器PD内を視認することが可能な素材(例えば、強化ガラスやアクリル板)によって形成される。本実施形態において、容器PDには、「作業ロボットRBに作業対象物WK運搬する」という種類の動作が対応付けられた第2所定形状800bが付される。図8及び図9に示されるように、容器PDに付される第2所定形状800bは、当該容器PD内に十分に作業対象物WKが収納されている場合、形状検出センサ12の検出が困難な位置であって、十分に作業対象物WKが収納されていない場合、形状検出センサ12の検出が可能な位置に付される。この場合、第2所定形状800bは、第2所定形状800bと、移動体10の移動経路RTとの間に作業対象物WKが配置される位置に付される。つまり、第2所定形状800bは、容器PD内の作業対象物WKの量に応じて、動作の種類を示す形状である。
図8に示される一例において、容器PDには、十分に作業対象物WKが収納されているため、形状検出センサ12は、第2所定形状800bを検出することができない。また、図9に示される一例において、容器PDには、十分に作業対象物WKが収納されていないため、形状検出センサ12は、第2所定形状800bを検出する。第2所定形状800bを検出することに伴い、動作判定部112は、第2所定形状800bに対応付けられる「作業ロボットRBに作業対象物WKを運搬する」という動作の種類を判定する。動作制御部113は、動作判定部112から取得した種類判定情報に基づいて、工場内の作業対象物WKが置かれている位置まで移動する。移動体10には、当該位置に待機する作業者や作業ロボットRBによって作業対象物WKが積載される。移動体10は、作業対象物WKが積載されたことに伴い、作業ロボットRB(容器PD)に作業対象物WKを運搬する。
以上説明したように、本実施形態の移動体10において、所定形状800は、作業ロボットRBの作業対象物WKを収納する容器PD内の作業対象物WKの量に応じて動作の種類を示す形状であって、所定形状800に対応する動作とは、作業対象物WKを供給する動作又は作業対象物WKを供給しない動作である。これにより、本実施形態の移動体10は、容器PD内の作業対象物WKの状態(この一例では、量)に応じて、動作することができる。したがって、本実施形態の移動体10は、作業者や作業ロボットRBによる動作指示を必要とせずに容器PD内の作業対象物WKの量を適正に保つことができる。
なお、容器PDに「作業ロボットRBに作業対象物WKを運搬する」という種類の動作が対応付けられた第2所定形状800bを付す場合について説明したが、これに限られない。例えば、容器PDに十分に作業対象物WKが収納されていない場合、作業ロボットRBは、「作業ロボットRBに作業対象物WKを運搬する」という種類の動作が対応付けられた所定形状800が付された物体OB(不図示)を把持し、形状検出センサ12によって当該所定形状800の検出が可能な位置に配置する構成であってもよい。形状検出センサ12によって所定形状800の検出が可能な位置とは、例えば、容器PDと、移動体10との間である。
また、移動体10は、常時「作業ロボットRBに作業対象物WKを運搬する」動作を行う構成であってもよい。容器PDに十分に作業対象物WKが収納されている場合、作業ロボットRBは、「作業ロボットRBに作業対象物WKを運搬しない」という種類の動作が対応付けられた物体OBを、形状検出センサ12によって所定形状800の検出が可能な位置に配置する構成であってもよい。
<2−2.所定形状が移動体に付される場合>
以下、図10を参照し、所定形状800が移動体10に付される場合について説明する。
図10は、第2実施形態に係る所定形状800が移動体10に付される一例を示す図である。
以降の説明では、工場内を複数の移動体10が移動する場合について説明する。図10に示される一例において、2台の移動体10(第1移動体10a及び第2移動体10b)が工場内を移動する。また、各移動体10には、「所定の時間その場で停止」という種類の動作が対応付けられた第3所定形状800cが付される。第3所定形状800cは、例えば、移動体10の全体(全部)又は移動体10の一部の形状である。図10に示される一例では、移動体10の移動方向に対して背部となる面(一部)に第3所定形状800cが付される。
図10に示される一例において、第1移動体10aと、第2移動体10bとのうち、第1移動体10aが第2移動体10bの前方を移動する。これにより、第2移動体10bの形状検出センサ12は、第1移動体10aの背部に付された第3所定形状800cを検出する。第2移動体10bの動作判定部112は、第3所定形状800cが対応付けられた動作が、「所定の時間その場で停止する」という種類の動作であると判定する。したがって、第2移動体10bの制御装置11は、第2移動体10bをその場で所定の時間停止させる。第2移動体10bは、例えば、所定時間が経過した後、第1移動体10aの第3所定形状800cを検出しない場合、移動経路RTに沿って移動する。
これに対し、第1移動体10aは、移動経路RT上の前方を移動する移動体10が存在しない。このため、第1移動体10aは、第1所定形状800aの付された作業台TBに接近し、第1所定形状800aに対応付けられた種類の動作を行う。また、第1移動体10aが第1所定形状800aを検出する場合、第2移動体10bは、第1移動体10aによって第1所定形状800aが遮られ、第1所定形状800aを検出することが困難である。したがって、第2移動体10bは、第1移動体10aが第1所定形状800aに対応付けられた動作を行い、作業台TBの前から移動するまでの間、第1所定形状800aに対応付けられた動作を行わない。
ここで、第1移動体10aと、第2移動体10bとの距離や、作業台TBに付される第1所定形状800aに対する角度によっては、第2移動体10bの形状検出センサ12が、第1所定形状800aを第1移動体10aより先に又は第1移動体10aと同様のタイミングによって検出する場合がある。この場合、第2移動体10bは、作業ロボットRBの作業の妨げになる可能性がある。したがって、後方の移動体10は、前方の移動体10に対する作業ロボットRBの作業が完了するまでの間、作業ロボットRBの妨げとならない位置(以下、待機位置P3)において、待機することが好ましい。第2移動体10bは、例えば、作業ロボットRBの第1移動体10aに対する作業が終わるまでの間、図1に示される待機位置P3において待機する。これにより、後方の移動体10(この一例では、第2移動体10b)が前方の移動体10(この一例では、第1移動体10a)に衝突することを抑制することができる。また、後方の移動体10が、前方の移動体10に対して行われる作業ロボットRBの作業の妨げになることを抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態の移動体10において、所定形状800は、移動空間内(この一例では、工場内)に存在する他の移動体10の全部又は一部の形状である。上述したように、本実施形態において、移動体10は、移動経路RTに沿って移動する。したがって、後方の移動体10は、前方の移動体10の背部を形状検出センサ12によって検出しつつ、移動する。移動体10の全部又は一部の形状を所定形状800にすることにより、所定形状800を付した物体OBを別途設けることなく、前方の移動体10によって後方の移動体10に対して動作の指示を行うことができる。
<2−3.所定形状が送電共振器近傍の物体に付される場合>
以下、図11を参照し、所定形状800が非接触給電装置20の近傍に配置される物体OB(以下、第1物体OBa)に付される場合について説明する。
図11は、第2実施形態に係る所定形状800が非接触給電装置20の近傍に配置される第1物体OBaに付される一例を示す図である。
図11に示される一例において、給電範囲FARには、3台の移動体10(第1移動体10a、第2移動体10b及び第3移動体10c)が存在する。図1に示す通り、給電範囲FARは、移動経路RTの一部に存在する。上述したように、地図情報D1には、工場内における給電範囲FARの位置が示される。移動体10は、現在位置P1と、地図情報D1とに基づいて、現在位置P1が給電範囲FARであることを示す場合、停止する。また、移動体10の受電共振器13は、給電範囲FARにおいて移動体10が停止することに伴い、非接触給電装置20の送電共振器21から送電される電力を給電する動作(以下、受電動作)を行う。
移動体10は、例えば、給電範囲FARにおいて停止する際、前方に存在する移動体10と接触しない位置まで移動し、停止する。これにより、給電範囲FAR内には、より多くの移動体10が停止することが可能である。つまり、より多くの移動体10が受電動作を行うことができる。
ここで、給電範囲FARの近傍には、第1物体OBaが配置される。第1物体OBaには、「受電動作を停止し、移動経路RTに沿って移動を開始する」という種類の動作が対応付けられた第4所定形状800dが付される。第1物体OBaは、給電範囲FARと給電範囲FAR以外との境界の位置であって、移動経路RTとの交点である位置のうち、移動経路RTの前方の交点(図示する、交点CP)の近傍に配置される。つまり、第1物体OBaは、給電範囲FARの出口付近に配置される。
給電範囲FARに存在する移動体10のうち、最も移動経路RTの前方に存在する移動体10(この一例では、第1移動体10a)の形状検出センサ12は、第1物体OBaに付される第4所定形状800dを検出する。したがって、第1移動体10aは、受電動作を停止し、移動経路RTに沿って移動を開始する。これに対し、第1移動体10a以外の移動体10は、第1移動体10aによって、第4所定形状800dが遮られ、第4所定形状800dを検出することが困難である。したがって、第2移動体10b及び第3移動体10cは、受電動作を継続する。
なお、給電範囲FAR内では、移動経路RTに沿って移動しない構成であってもよい。この場合、移動体10は、給電範囲FAR内に留まって受電動作を継続するように給電範囲FAR内を移動する構成であってもよい。その際、先に給電範囲FAR内に侵入した移動体10は、後から給電範囲FAR内に侵入した移動体10よりも給電範囲FARの出口付近に近い位置に移動する。給電範囲FARの出口付近方向に移動した移動体10のうち、第4所定形状800dを検出した移動体10から、受電動作を停止し、移動経路RTに沿って移動を開始する。これにより、より多くの移動体10が受電動作を行うことができる。また、先に給電範囲FAR内に侵入した移動体10が、後から給電範囲FAR内に侵入した移動体10よりも先に給電範囲FARを出ていく。このため、後から給電範囲FAR内に侵入した移動体10が、十分に受電動作を行わずに受電動作を停止することを抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態の移動体10は、非接触給電方式により電力を送電する送電共振器21を備える非接触給電装置20から無線で伝送された電力によって駆動される移動体10であって、非接触給電装置20が送電する電力を受電する受電共振器13と、受電共振器13が受電した電力を蓄電する蓄電池14と、蓄電池14に蓄電される電力によって動作するモータ15と、を備え、動作制御部113は、受電共振器13による受電動作中において、形状検出センサ12が検出する検出結果情報が、受電動作の停止の動作と対応付けられている所定形状800であると動作判定部112が判定した場合、受電動作を停止する。これにより、本実施形態の移動体10は、作業者や作業ロボットRBによる動作指示を必要とせずに受電動作を行うことができる。
<2−4.所定形状が終了動作を指示する物体に付される場合>
以下、図12を参照し、所定形状800が作業の終了に伴い作業ロボットRBが配置する物体OB(以下、第2物体OBb)に付される場合について説明する。
図12は、第2実施形態に係る所定形状800が作業ロボットRBの配置する物体に付される一例を示す図である。
図12に示される一例において、作業ロボットRBは、作業の終了に伴い、第2物体OBbを移動体10の形状検出センサ12によって検出が可能な位置に配置する。作業ロボットRBの作業の終了の状態とは、操業時間の終了時刻における状態や、当該作業ロボットRBが行う作業が完了した状態である。第2物体OBbには、「終了動作」という動作の種類が対応付けられた第5所定形状800eが付される。第2物体OBbは、例えば、通常状態(作業が終了した状態以外の状態)において、移動体10の形状検出センサ12が第2物体OBbの第5所定形状800eの検出が困難な位置に配置される。作業ロボットRBは、作業の終了に伴い、第2物体OBbを把持し、移動体10の形状検出センサ12によって検出が可能な位置に第2物体OBbを配置する。移動体10は、第2物体OBbに付される第5所定形状800eを検出する。したがって、移動体10は、「終了動作」として、給電範囲FARまで移動し、受電動作を開始する。
なお、「終了動作」は、移動体10が給電範囲FARまで移動し、受電動作を開始する動作に代えて、その場で移動体10の電源を切る動作であってもよく、給電範囲FAR以外の位置(例えば、待機位置P3)に移動する動作であってもよい。
以上説明したように、本実施形態の移動体10において、形状検出センサ12は、作業ロボットRBによる作業が終了した場合に作業ロボットRBが提示する物体であって、移動体10の作業終了の動作が対応付けられている第5所定形状800eを有する第2物体OBbの形状を検出し、動作制御部113は、形状検出センサ12が検出する第2物体OBbが、作業終了の動作に対応付けられている第5所定形状800eであると動作判定部112が判定した場合、作業終了の動作を行う。これにより、本実施形態の移動体10は、作業者や作業ロボットRBによる動作指示を必要とせずに終了動作を行うことができる。
なお、所定形状800は、作業ロボットRBの先端に付される構成であってもよい。この場合、作業ロボットRBは、作業の終了に伴い、作業ロボットRBの先端を移動体10の形状検出センサ12によって検出が可能な位置に配置する。具体的には、作業ロボットRBは、作業の終了に伴い、可動部を下げて、先端を床面に配置する。床面に配置された状態における作業ロボットRBの先端の形状は、例えば、「作業終了」という種類の動作が対応付けられた第5所定形状800eである。移動体10は、作業ロボットRBの先端の形状である第5所定形状800eを検出する。したがって、移動体10は、「終了動作」として、給電範囲FARまで移動し、受電動作を開始する。これにより、本実施形態の移動体10は、作業者や作業ロボットRBによる動作指示を必要とせずに終了動作を行うことができる。
また、上記実施形態及び各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせられてよい。
1…生産システム、10…移動体、10a…第1移動体、10b…第2移動体、10c…第3移動体、11…制御装置、12…形状検出センサ、13…受電共振器、14…蓄電池、15…モータ、20…非接触給電装置、21…送電共振器、110…制御部、111…位置判定部、112…動作判定部、113…動作制御部、120…記憶部、800…所定形状、800a…第1所定形状、800b…第2所定形状、800c…第3所定形状、800d…第4所定形状、800e…第5所定形状、CB…開閉式遮断機、D1…地図情報、D2…動作情報、FAR…給電範囲、OB…物体、OBa…第1物体、OBb…第2物体、P1…現在位置、P2…受電位置、P3…待機位置、PD…容器、RB…作業ロボット、RT…移動経路、SAR…検出範囲、SAR1…第1検出範囲、SAR2…第2検出範囲、SAR3…第3検出範囲、SW…操作スイッチ、TB…作業台、WK…作業対象物

Claims (9)

  1. 作業ロボットの作業対象物を前記作業ロボットに運搬する自走式移動体であって、
    移動空間内に存在する物体の形状を検出する形状検出センサと、
    前記形状検出センサが形状を検出した結果に基づいて、前記移動空間内における自移動体の位置を判定する位置判定部と、
    移動体の動作の種類と、形状とが互いに対応付けられている形状である所定形状について、前記形状検出センサが検出する形状が、前記所定形状である場合に、前記所定形状に対応付けられている前記種類を判定する動作判定部と、
    前記位置判定部の判定結果と、前記動作判定部の判定結果とに基づいて、自移動体の動作を制御する動作制御部と、を備える移動体。
  2. 前記形状検出センサとは、物体の立体形状の検出が可能なセンサであり、
    前記所定形状とは、対応付けられている前記種類を、物体の少なくとも一部の立体形状の種類によって示す形状であって、
    前記動作判定部は、前記形状検出センサが検出する立体形状の種類に対応する前記種類を判定する、請求項1に記載の移動体。
  3. 前記動作判定部は、前記形状検出センサが前記所定形状を所定の時間検出したことに基づいて、前記所定形状に対応付けられている前記種類を判定する、請求項1又は請求項2に記載の移動体。
  4. 前記動作判定部は、前記形状検出センサが前記所定形状に対する検出方向を変化させて検出した複数の検出結果に基づいて、前記所定形状に対応付けられている前記種類を判定する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の移動体。
  5. 前記所定形状は、前記作業ロボットの作業対象物を収納する容器内の作業対象物の量に応じて前記種類を示す形状であって、
    前記所定形状に対応する動作とは、作業対象物を供給する動作又は作業対象物を供給しない動作である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の移動体。
  6. 前記所定形状は、前記移動空間内に存在する他の移動体の全部又は一部の形状である、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の移動体。
  7. 非接触給電方式により電力を送電する送電共振器を備える非接触給電装置から無線で伝送された電力によって駆動される移動体であって、
    前記送電共振器が送電する電力を受電する受電共振器と、
    前記受電共振器が受電した電力を蓄電する蓄電部と、
    前記蓄電部に蓄電される電力によって動作するモータと、
    を備え、
    前記動作制御部は、
    前記受電共振器による受電動作中において、前記形状検出センサが検出する前記形状が、受電動作の停止の動作と対応付けられている所定形状であると前記動作判定部が判定した場合、受電動作を停止する、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の移動体。
  8. 前記形状検出センサは、前記作業ロボットによる作業が終了した場合に前記作業ロボットが提示する物体であって、自移動体の作業終了の動作が対応付けられている所定形状を有する物体の形状を検出し、
    前記動作制御部は、
    前記形状検出センサが検出する前記形状が、前記作業終了の動作に対応付けられている所定形状であると前記動作判定部が判定した場合、前記作業終了の動作を行う、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の移動体。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の移動体と、
    作業ロボットと、を備える生産システム。
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