JP2021086203A - 自律移動装置制御システム - Google Patents

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雄平 山口
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聡 豊島
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Mikio Honda
幹生 本多
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志朗 小田
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Abstract

【課題】様々な環境で安全に移動できる自律移動装置制御システムを提供する。【解決手段】自律移動装置制御システム10は、移動命令抽出部111、安全距離決定部112、距離センサである距離センサ群180および移動制御部113を有している。移動命令抽出部111は、自律移動装置である移動ロボット100の移動命令を抽出する。安全距離決定部112は、自律移動装置と当該自律移動装置の周囲の物体との間の確保すべき安全距離を、移動命令に含まれる移動場所または移動態様に応じて、自律移動装置が第1角度で旋回した場合に周囲の物体と接触しない第1安全距離と、自律移動装置が第1角度より小さい第2角度で旋回した場合に周囲の物体と接触しない第1安全距離より短い第2安全距離と、のいずれかを決定する。【選択図】図2

Description

本発明は自律移動装置制御システムに関する。
所定の建物や施設内で自律移動する自律移動装置の開発が進んでいる。このような自律移動装置は、荷台を有することにより、自動で荷物を配達する自動配達装置になり得る。自動配達装置は、出発地から目的地まで自律移動することにより、例えば出発地で搭載した荷物を目的地に届けることができる。
例えば特許文献1に記載の自動配達装置は、自律移動可能な牽引部および荷台部を有しており、これらに含まれるコンピュータは、建物の間取り図の電子地図および、ある場所から次の場所へ移動するときに辿るべき経路を格納している。この自動配達装置は、配達中に、複数の異なるセンサが検出したデータを収集することにより、予め設定された経路を走行したり、障害物を回避したりする。
米国特許第9026301号明細書
上述の自動配達装置は、所定の経路を走行する際に建物や障害物等に接触しないよう予めマージンを設定して移動する。しかし、マージンを大きく設定すると特定の場所を走行できなくなったり、特定のタスクが実行できなくなったりする。一方で、マージンを小さく設定すると、少しの姿勢変化、軌道ずれでも障害物に接触してしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、様々な環境で安全に移動できる自律移動装置制御システムを提供するものである。
本発明の態様における自律移動装置制御システムは、移動命令抽出部、安全距離決定部、距離センサおよび移動制御部を有している。移動命令抽出部は、自律移動装置の移動命令を抽出する。安全距離決定部は、自律移動装置と当該自律移動装置の周囲の物体との間の確保すべき安全距離を、第1安全距離と第2安全距離とのいずれかに決定する。第1安全距離は、移動命令に含まれる移動場所または移動態様に応じて、自律移動装置が第1角度で旋回した場合に周囲の物体と接触しない距離である。第2安全距離は、自律移動装置が第1角度より小さい第2角度で旋回した場合に周囲の物体と接触しない第1安全距離より短い距離である。距離センサは、自律移動装置と周囲の物体との距離を検出する。移動制御部は、移動命令、決定した安全距離および検出した距離に基づいて自律移動装置の移動動作を制御する。
これにより、自律移動装置は、例えば、任意の角度で旋回する可能性がある場合の安全距離と、スペースの限られた場所において小さな角度で旋回する場合の安全距離とを別個の長さに設定できる。
本発明によれば、様々な環境で安全に移動できる自律移動装置制御システムを提供することができる。
移動ロボットの概観図である。 実施の形態にかかる自律移動装置制御システムのブロック図である。 実施の形態にかかる移動ロボットが受けた移動命令を示す図である。 移動命令を実行中の移動ロボットを示す第1の図である。 移動命令を実行中の移動ロボットを示す第2の図である。 移動命令を実行中の移動ロボットを示す第3の図である。 移動命令を実行中の移動ロボットを示す第4の図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲にかかる発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略、および簡略化がなされている。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
<実施の形態>
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。自律移動装置制御システムは、自律移動装置の動きを制御するためのシステムである。自律移動装置は、所定の施設内を自律移動可能に設定された移動ロボットである。
図1を参照しながら実施の形態にかかる移動ロボットについて説明する。図1は、移動ロボット100の概観図である。なお、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものとして、図1は、右手系の直交座標系が付されている。移動ロボット100は、自律移動装置の一実施形態であって、直方体状の本体が移動面である床面を移動する移動体である。移動ロボット100は移動手段として駆動部130を有している。駆動部130は、床面に接しており直進方向(前後方向または図のx軸方向)に対して直角の方向(左右方向または図のy軸方向)に伸びる1本の回転軸を中心にそれぞれ独立して回転可能に設定されている2つの駆動輪131および床面に接するキャスター132を有している。移動ロボット100は、左右に配置された駆動輪131を同じ回転数で駆動させることにより、前進または後進を行い、左右の駆動輪131の回転速度または回転方向に差を生じさせることにより、旋回を行う。
移動ロボット100は駆動部130の上方に筐体部150を有している。筐体部150は、収納室扉151を有している。収納室扉151を開けると、筐体部150の内部には、所定の搬送物を収納するための収納室が設けられている。すなわち移動ロボット100は、所定の物品を搬送する搬送ロボットということもできる。
筐体部150における収納室扉151の上方および収納室扉151が設けられている面の反対側の面(すなわち移動ロボット100の前後方向のそれぞれの面)には、前後距離センサ152がそれぞれ設けられている。前後距離センサ152は、移動ロボット100の周囲の物体を検出することにより、移動ロボット100と当該物体との距離を検出できる。前後距離センサ152は、例えばステレオカメラおよび赤外線スキャナを用いて撮像した画像の画像データに含まれる物体の距離を測定する。筐体部150の左右方向のそれぞれの面の下部には、左右距離センサ153が設けられている。左右距離センサ153は、レーザ光、ミリ波、または近赤外線等を用いた測距センサであって、移動ロボット100の周囲の物体との距離を検出できる。筐体部150の前後方向のそれぞれの面に前後距離センサ152が設けられ、筐体部150の左右方向のそれぞれの面に左右距離センサ153が設けられていることにより、移動ロボット100は、全方位の物体との距離を検出できる。
筐体部150の上面には矩形の突出部が設けられており、かかる突出部には表示部160が配置されている。表示部160は、例えば液晶パネルを含む表示部であり、移動ロボット100の種々の情報を表示する。表示部160には、ユーザからの操作を受け付けるタッチパネルが重畳されている。
筐体部150の上面にはカメラ170も設置されている。カメラ170は撮像対象となる領域に対向する対物レンズおよび撮像対象の画像の画像データを生成するためのイメージセンサ等が含まれる。カメラ170は、移動ロボット100の上方を撮像するように設置されている。これにより移動ロボット100は、例えば移動している建物の天井を撮像できる。
次に、図2を参照しながら自律移動装置制御システム10のシステム構成について説明する。図2は、実施の形態にかかる自律移動装置制御システムのブロック図である。自律移動装置制御システム10は、主な構成として、移動ロボット100およびサーバ装置500を有している。
移動ロボット100は、主な構成として、演算処理部110、通信部120、駆動部130、操作受付部140、表示部160および距離センサ群180を主な構成として有している。
演算処理部110は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置を有する情報処理装置である。演算処理部110は、移動命令抽出部111、安全距離決定部112、移動制御部113および記憶部114を含む。
移動命令抽出部111は、移動ロボット100の移動命令を受け付ける。より具体的には、例えば、ユーザが移動ロボット100に対して所定の動作を指示する操作をした場合に、移動命令抽出部111は、ユーザの指示内容から移動命令を抽出し、抽出した移動命令を受け付ける。移動命令は、例えば、所定の目標地点に向かうこと、ドアを通過すること、あるいはエレベータに乗り込むこと等が含まれる。
安全距離決定部112は、移動ロボット100と移動ロボット100の周囲の物体との間の確保すべき安全距離を決定する。本実施の形態において、安全距離決定部112は、予め設定された安全距離として、第1安全距離と第2安全距離とのいずれかを選択する。第1安全距離は、移動ロボット100が任意の角度で旋回した場合に、いかなる場合であっても静止している物体とは接触しない距離である。すなわち、移動ロボット100は、第1安全距離を確保しながら移動する場合には、移動ロボット100がいずれの向きを向いても周囲の静止している物体と接触しない。第2安全距離は、移動ロボット100が予め設定された角度(例えば、5度、10度、30度)より小さい角度で旋回した場合に、静止している物体とは接触しない距離である。すなわち、移動ロボット100は、第2安全距離を確保しながら移動する場合には、移動ロボット100が予め設定された角度より小さい旋回を行った場合に周囲の静止している物体と接触しない。
移動制御部113は、駆動部130を制御して移動ロボット100の移動動作を制御する。移動制御部113は、上述した移動命令、安全距離および距離センサ群180から検出した周囲の物体との距離をそれぞれ取得し、取得した情報から移動ロボット100の移動動作を制御する。
記憶部114はフラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)等の不揮発性メモリを含み、例えば移動ロボット100が自律移動をする為に使用する施設のフロアマップを記憶している。
通信部120は、サーバ装置500に通信可能に接続するインタフェースであり、例えばアンテナおよびアンテナを介して送信する信号の変調または復調を行う回路等により構成される。通信部120は、サーバ装置500から目的地に関する情報や、移動の可否に関する情報を受け取る。また通信部120は、サーバ装置500に対して移動ロボット100自身の状態に関する情報の送信を行う。
駆動部130は、駆動輪131を駆動するための駆動回路やモータを含む。また、駆動部130は、駆動輪131の回転量を検出するロータリエンコーダを含む。駆動部130は、駆動輪131を駆動させる駆動部であって、移動制御部113が生成する駆動信号に応じて駆動輪131を駆動する。
操作受付部140は、ユーザからの入力操作を受け付けて、操作信号を演算処理部110へ送信する。ユーザからの入力操作を受け付ける手段として、操作受付部140は例えば操作ボタンや、表示部160に重畳されたタッチパネルなどを有する。ユーザは、これらの入力操作手段を操作して、電源のオン/オフや収納室扉151の開閉操作等を行う。
表示部160は、例えば液晶パネルを含む表示部であり、演算処理部110の指示に応じて適宜情報を表示する。カメラ170は、撮像した画像の画像データを演算処理部110に供給する。演算処理部110はカメラ170から受け取った画像データを解析し、解析した画像データに所定の情報が含まれる場合には、かかる画像データから所定の情報を検出する。
距離センサ群180は、移動ロボット100の周囲の物体との距離データを取得するセンサを総称して示している。距離センサ群180は、図1に示した前後距離センサ152および左右距離センサ153を含む。距離センサ群180に含まれる各センサは、それぞれが検出した距離データを演算処理部110に供給する。
サーバ装置500は、例えば任意の場所に設置されたコンピュータであって、移動ロボット100を管理する。サーバ装置500は、全体制御部510、通信部520および記憶部530を主な構成として有している。
全体制御部510は、CPU等の演算装置を構成とし、種々の情報処理を行う。全体制御部510は、移動ロボット100から移動ロボット100の動作状況に関する信号を受け取り、受け取った信号から移動ロボット100の位置を検出する。また全体制御部510は、移動ロボット100から受け取った信号から、移動ロボット100が動作を継続してもよいか否かを判断する。また全体制御部510は、行った判断に応じて、移動ロボット100に対して動作の中止を指示たり、動作の変更を指示したりする。
通信部520は、移動ロボット100と無線または有線により通信を行う。通信部520は、移動ロボット100から受け取った情報をユーザに供給したり、ユーザからの操作を受け取り、受け取った操作の内容に応じて、移動ロボット100に所定の指示を送ったりする。通信部520はサーバ装置500と複数の構成との通信を行うためのルータ装置が含まれていてもよい。自律移動装置制御システム10が複数の移動ロボット100を有している場合には、通信部520はサーバ装置500と複数の移動ロボットとの通信を行う。記憶部530はサーバ装置500が実行する種々のプログラムや一時ファイル等を記憶する。記憶部530はフロアマップを記憶してもよい。
次に、移動ロボット100の移動動作を具体的に説明する。図3は、実施の形態にかかる移動ロボット100が受けた移動命令を示す図である。図3は建物900における1フロアの平面図である。建物900は、部屋901、通路902、エレベータホール903を含む。建物900にはエレベータEV1が設置されている。部屋901は通路902およびエレベータホール903を介してエレベータEV1に接続している。
部屋901内の所定の場所にはチェックポイントCP1が設けられている。部屋901の出入り口付近の通路902にはチェックポイントCP2が設けられている。またエレベータホール903の中央部にはチェックポイントCP3が設けられている。チェックポイントCP1〜CP3は、移動ロボット100が検出することにより、移動ロボット100が通過または到着したことをサーバ装置500に通知するための手段である。チェックポイントCP1〜CP3は、例えばそれぞれの位置を示す固有の文字情報であり、カメラ170が文字情報を撮像できるようにそれぞれの位置で天井に固定されている。移動ロボット100は、図3に示すように建物900の部屋901に配置されたチェックポイントCP1の下に位置している。
上述の状況において、移動ロボット100は、チェックポイントCP1を出発して、エレベータEV1に搭乗してフロアを移動するよう指示を受けたものとする。この場合、移動命令抽出部111は、記憶部114に格納しているフロアマップを参照し、上述の指示から以下の移動命令を抽出して移動経路P1を生成する。まず、移動ロボット100は、チェックポイントCP1からチェックポイントCP2に移動する。次に、移動ロボット100は、チェックポイントCP2から通路902を通ってエレベータホール903へ向かい、チェックポイントCP3でエレベータを待つために待機する。そして、移動ロボット100は、エレベータEV1が到着すると、チェックポイントCP3からエレベータEV1に搭乗する。なお、移動経路P1において、通路902には障害物800が設置してある。そのため後述するように、移動ロボット100は、障害物800を回避したうえで移動する。
図4は、移動命令を実行中の移動ロボット100を示す第1の図である。移動ロボット100は、部屋901を出発し、チェックポイントCP2を通過した後、通路902を移動している。図4は、自律移動装置制御システム10がチェックポイントCP2からチェックポイントCP3への移動命令を実行中の状態を示している。
上述の状況において、移動ロボット100は、通路902を移動する場合、安全距離として第1安全距離D1を確保しながら移動経路P1に沿って移動する。なお、移動ロボット100は、基本的に通路902の右側の壁に沿って移動するように設定されている。そのため、移動ロボット100は、通路902の右側の壁からの距離が第1安全距離D1より大きくなるように距離センサ群180の検出データを監視しながら移動する。
図5は、移動命令を実行中の移動ロボット100を示す第2の図である。移動ロボット100は、チェックポイントCP2を通過した後、チェックポイントCP3へ向かって通路902を移動している。図5は、自律移動装置制御システム10が障害物800を回避する動作を開始した状態を示している。
上述の状況において、移動ロボット100は、障害物800との距離が第1安全距離D1より大きい位置で旋回する。図に示す例の場合、移動ロボット100は角度A1で旋回している。第1安全距離D1を確保しながら移動することにより、移動ロボット100は、大きく旋回しても周囲の物体に接触することはない。移動ロボット100は、障害物800を回避し、続けて通路902の右側の壁との距離が第1安全距離D1より大きくなるように移動経路P1を変更して移動を続ける。
図6は、移動命令を実行中の移動ロボット100を示す第3の図である。移動ロボット100は、チェックポイントCP3に到着し、エレベータEV1が開扉状態になるまで待機する。図6は、エレベータEV1が開扉状態となり、移動ロボット100がチェックポイントCP3からエレベータEV1へ搭乗を開始する状態を示している。
エレベータEV1に搭乗する場合、移動ロボット100は、ほぼ直進することによりエレベータ籠へ搭乗することができる。しかし、大きく旋回することを前提とした第1安全距離D1を確保した場合、移動ロボット100は、図に示すように、幅W1より広い幅の空間が必要となる。一方、エレベータの入口の幅W3は、幅W1より狭い。そのため、第1安全距離D1を確保すべき安全距離と設定した状態では、移動ロボット100は、エレベータEV1に搭乗できない。
そこで、上述の状況において、移動ロボット100は、安全距離を第1安全距離D1から第2安全距離D2に切り替えた上でエレベータEV1に搭乗することを決定する。第1安全距離D1より短い第2安全距離D2は、移動ロボット100が角度A2より小さい角度の旋回であれば、周囲の物体と接触しないように設定されている。そのため、移動ロボット100は、エレベータEV1に向かって進みながら、角度A2より小さい角度で旋回して左右方向の位置を調整しながらエレベータEV1に搭乗する。自律移動装置制御システム10において、移動ロボット100がエレベータEV1に搭乗する命令を実行する場合には、安全距離決定部112は、第2安全距離D2で移動することを決定する。なお、この場合当然ながら図6に示した角度A2は、図5に示した旋回の角度A1より小さい。
図7を参照しながら、上述の実施の形態の別の具体例について説明する。図7に示す例は、移動ロボット100が実行するタスクの種別または移動態様に応じて安全距離を決定する例である。図7は、移動命令を実行中の移動ロボット100を示す第4の図である。図7において、移動ロボット100は、目標位置700に移動して他の移動ロボットとともに整列するよう指示を受けている。すなわち移動命令抽出部111は、図に示した所定の位置から目標位置700に移動する移動命令を受け付ける。
このような状況において、自律移動装置制御システム10は、移動ロボット100がほぼ直進すれば目標位置700に移動できる位置まで移動ロボット100を移動させる。そしてその後、安全距離決定部112は、移動ロボット100の前方における角度A3の領域に目標位置700が含まれる場合に、第2安全距離D2で移動することを決定する。予め旋回角度A3より小さい角度で目標位置700に移動できるように移動ロボット100と目標位置700との関係を設定することにより、自律移動装置制御システム10は、第2安全距離D2で移動することを決定する。
なお、上述の角度A2や角度A3は、移動命令を実行する際に予めシミュレーションすることにより決定してもよいし、実行する移動命令ごとに予め設定されたものであってもよい。また、旋回可能な角度は、移動制御のサンプリングタイムごとにシミュレーションを行い、移動ロボット100と周囲の物体とが当たらないことを確認してもよい。
上述の例の他に、例えば、障害物が存在しない直進通路や一定の曲率で延伸する通路など、旋回不要の環境であることが既知である移動場所の場合には、自律移動装置制御システム10は、第2安全距離で移動することを決定できる。例えば、具体的には、移動ロボット100が自動ドアを通過する場合にも、自律移動装置制御システム10は、第2安全距離で移動することを決定できる。また、自律移動装置制御システム10は、格納しているフロアマップの領域に応じて、第2安全距離で移動することを決定してもよい。また、上述の例の場合、例えば、安全距離決定部112は、移動ロボット100の移動速度や移動面の傾斜を加味して安全距離を決定してもよい。
以上、実施の形態について説明したが、実施の形態にかかる自律移動装置制御システム10は上述の構成に限られない。自律移動装置制御システム10は、演算処理部110が有している機能をサーバ装置500が有していてもよい。サーバ装置500は、インターネット回線により移動ロボット100と接続していてもよい。その場合、サーバ装置500は、クラウド上に設定された仮想コンピュータであってもよい。あるいは、自律移動装置制御システム10は、サーバ装置500を含めず、移動ロボット100のみの構成としてもよい。
上述の構成により、十分な安全を確保することを所望する条件における移動命令を実行する場合、自律移動装置制御システム10は、大きく旋回することが可能である第1安全距離D1で移動することを決定する。一方、ほぼ直進する場合に限られるような特定の条件における移動命令を実行する場合、自律移動装置制御システム10は、予め設定された角度より小さい角度の旋回をすることが可能である第2安全距離D2で移動することを決定する。すなわち、自律移動装置制御システム10は、任意の角度で旋回する可能性がある場合の安全距離と、スペースの限られた場所において小さな角度で旋回する場合の安全距離とを別個の長さに設定できる。よって、本実施の形態によれば、様々な環境で安全に移動できる自律移動装置制御システムを提供することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10 自律移動装置制御システム
100 移動ロボット
110 演算処理部
111 移動命令抽出部
112 安全距離決定部
113 移動制御部
114 記憶部
130 駆動部
131 駆動輪
132 キャスター
150 筐体部
151 収納室扉
152 前後距離センサ
153 左右距離センサ
160 表示部
170 カメラ
180 距離センサ群
500 サーバ装置
510 全体制御部
520 通信部
530 記憶部
900 建物
901 部屋
902 通路
903 エレベータホール
EV1 エレベータ

Claims (1)

  1. 自律移動装置の移動命令を抽出する移動命令抽出部と、
    前記自律移動装置と当該自律移動装置の周囲の物体との間の確保すべき安全距離を、前記移動命令に含まれる移動場所または移動態様に応じて、前記自律移動装置が第1角度で旋回した場合に前記周囲の物体と接触しない第1安全距離と、前記自律移動装置が前記第1角度より小さい第2角度で旋回した場合に前記周囲の物体と接触しない前記第1安全距離より短い第2安全距離と、のいずれかを決定する安全距離決定部と、
    前記自律移動装置と前記周囲の物体との距離を検出する距離センサと、
    前記移動命令、決定した前記安全距離および検出した前記距離に基づいて前記自律移動装置の移動動作を制御する移動制御部と、を備える
    自律移動装置制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023100414A1 (ja) * 2021-11-30 2023-06-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 自律移動体の制御方法
JP7379597B1 (ja) 2022-06-17 2023-11-14 東芝エレベータ株式会社 エレベータ制御装置

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