JP7480639B2 - 移動ロボット制御システム - Google Patents

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Description

本発明は移動ロボット制御システムに関する。
所定の建物や施設内で自律移動する移動ロボットおよび移動ロボットを制御するシステムの開発が進んでいる。このような移動ロボットは、荷台を有することにより、自動で荷物を配達する自動配達装置になり得る。自動配達装置は、出発地から目的地まで自律移動することにより、例えば出発地で搭載した荷物を目的地に届けることができる。
例えば特許文献1に記載の自動配達装置は、自律移動可能な牽引部および荷台部を有しており、これらに含まれるコンピュータは、建物の間取り図の電子地図および、ある場所から次の場所へ移動するときに辿るべき経路を格納している。この自動配達装置は、配達中に、複数の異なるセンサが検出したデータを収集することにより、予め設定された経路を走行したり、障害物を回避したりする。
米国特許第9026301号明細書
移動ロボットの移動経路上に定常的に物体が存在し、この物体が移動ロボットの移動の妨げになる可能性がある場合には、移動ロボットが移動する際に用いられる地図情報に物体の存在を反映させることにより、移動ロボットはこの物体を回避することができる。また、移動経路上において一時的に物体とすれ違う必要がある場合には、移動ロボットは物体を検出しながら動的に回避行動をとる。しかしながら、移動経路上に非定常的に静置された物体が存在する場合には、対向する方向から来る移動物体と回避経路上で遭遇する可能性がある。この場合、移動ロボットは更なる回避行動を選択できないため、予定の経路を進行することができなくなってしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであって、移動ロボットの効率低下を抑制する移動ロボット制御システムを提供するものである。
本発明にかかる移動ロボット制御システムは、静止物体検出部、記憶部、地図更新部、計画生成部および移動制御部を有する。静止物体検出部は、予め設定された移動領域を移動する移動ロボットから離間した位置に設けられたカメラから取得した画像データに含まれる静止物体の存在または不存在を検出する。記憶部は、移動領域の地図情報を記憶する。地図更新部は、地図情報に静止物体の情報を反映させて地図情報を更新する。ロボット制御部は、更新された地図情報に基づいて移動ロボットを移動させる。
上記構成により、移動ロボット制御システムは、カメラが撮像した静止物体を地図情報に反映できる。そのため、移動ロボットは、静止物体の傍を通過する際に他の物体と遭遇して行き詰り状態となるのを予め回避しようとする。
本発明によれば、移動ロボットの効率低下を抑制する移動ロボット制御システムを提供できる。
実施の形態にかかる制御システムの概観図である。 移動ロボットの概観図である。 実施の形態にかかる制御システムのブロック図である。 移動ロボットの経路の例を示す第1の図である。 移動ロボットの経路の例を示す第2の図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲にかかる発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。説明の明確化のため、以下の記載および図面は、適宜、省略、および簡略化がなされている。なお、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
<実施の形態>
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。実施の形態にかかる移動ロボット制御システムは、所定の領域内を自律移動する搬送ロボットが被搬送物を収容して自律移動する。図1は、実施の形態にかかる搬送システムの概観図である。図1に示す移動ロボット制御システム10は、移動ロボット制御システムの一実施態様である。移動ロボット制御システム10は、主な構成として、移動ロボット100、サーバ500およびカメラ600を有している。
移動ロボット100は、所定の施設内を自律移動する移動ロボットの一実施態様である。移動ロボット100は、病院などの施設内で、薬剤、医療機器または検体等を搬送する。すなわち移動ロボット100は、所定の物品を搬送する搬送ロボットということもできる。
サーバ500は任意の場所に設置されたコンピュータである。サーバ500は、移動ロボット100およびカメラ600と無線通信可能に接続し、移動ロボット100を制御する制御装置である。
カメラ600は、施設内における移動ロボット100が通行する場所の天井面に固定され、固定された位置からカメラ600の下方の風景を撮像する。これにより、カメラ600は、移動ロボット100および移動ロボット100の周辺の物体や人物等を、移動ロボット100から離間した位置から撮像できる。換言するとカメラ600は、移動ロボット100の移動領域を撮像する。
図1において、移動ロボット100は、病院の廊下を矢印方向に向かって移動中である。移動ロボット100の周辺には、通行者H10およびストレッチャ800が存在している。通行者H10は、病院のスタッフであって、ストレッチャ800を搬送している。なお、病院内は、病院のスタッフ以外の人間も通行する。
移動ロボット100は、このように、通行者と様々な物体とが混在する環境を、これらと接触しないように移動する。具体的には、移動ロボット100は、周辺の人物と接触しない程度の速度で移動したり、予め設定された距離よりも近くに物体が存在する場合には速度をさらに落としたり、停止したりする。また移動ロボット100は、自律移動により物体を回避する行動をとったり、周辺に移動ロボット100の存在を通知するための音声や光を発したりすることもできる。
図2を参照して移動ロボット100について説明する。図2は、移動ロボット100の概観図である。なお、構成要素の位置関係を説明するための便宜的なものとして、図1は、右手系の直交座標系が付されている。
移動ロボット100は、直方体状の本体が移動面である床面を移動する移動体である。移動ロボット100は移動手段として駆動部130を有している。駆動部130は、床面に接しており直進方向(前後方向または図のx軸方向)に対して直角の方向(左右方向または図のy軸方向)に伸びる1本の回転軸を中心にそれぞれ独立して回転可能に設定されている2つの駆動輪131および床面に接するキャスター132を有している。移動ロボット100は、左右に配置された駆動輪131を同じ回転数で駆動させることにより、前進または後進を行い、左右の駆動輪131の回転速度または回転方向に差を生じさせることにより、旋回を行う。
移動ロボット100は駆動部130の上方に筐体部150を有している。筐体部150は、収納室扉151を有している。収納室扉151を開けると、筐体部150の内部には、所定の搬送物を収納するための収納室が設けられている。
筐体部150における収納室扉151の上方および収納室扉151が設けられている面の反対側の面(すなわち移動ロボット100の前後方向におけるそれぞれの面)には、前後距離センサ152がそれぞれ設けられている。前後距離センサ152は、移動ロボット100の周囲の物体を検出することにより、移動ロボット100と当該物体との距離を検出できる。前後距離センサ152は、例えばステレオカメラおよび赤外線スキャナを用いて撮像した画像の画像データに含まれる物体の距離を測定する。筐体部150の左右方向におけるそれぞれの面の下部には、左右距離センサ153が設けられている。左右距離センサ153は、レーザ光、ミリ波、または近赤外線等を用いた測距センサであって、移動ロボット100の周囲の物体との距離を検出できる。筐体部150の前後方向におけるそれぞれの面に前後距離センサ152が設けられ、筐体部150の左右方向におけるそれぞれの面に左右距離センサ153が設けられていることにより、移動ロボット100は、全方位の物体との距離を検出できる。
移動ロボット100は、上述の距離センサが検出した障害物との距離に対して、安全距離を設定する。移動ロボット100は、障害物が安全距離よりも離れるように移動ロボット100の自律移動を制御する。また移動ロボット100は、障害物が安全距離よりも近づいた場合には、移動ロボット100の移動を一旦停止させたり、障害物に対する警告を発信したりする。
筐体部150の上面には矩形の突出部が設けられており、かかる突出部には表示部160が配置されている。表示部160は、例えば液晶パネルを含む表示部であり、移動ロボット100の種々の情報を表示する。表示部160には、ユーザからの操作を受け付けるタッチパネルが重畳されている。
表示部160の傍らにはIDセンサ170が設けられている。IDセンサ170は移動ロボット100を操作するユーザのID(Identification)を識別するものであって、ユーザがそれぞれ所有するIDカードに含まれる固有の識別子を検出する。IDセンサ170は、例えば無線タグの情報読取りをするためのアンテナを含む。ユーザは、IDカードをIDセンサ170に近付けることにより、移動ロボット100に操作者であるユーザのIDを認識させる。
筐体部150の上面にはロボットカメラ180も設置されている。ロボットカメラ180は撮像対象となる領域に対向する対物レンズおよび撮像対象の画像の画像データを生成するためのイメージセンサ等が含まれる。ロボットカメラ180は、移動ロボット100の上方を撮像するように設置されている。これにより移動ロボット100は、例えば移動している建物の天井を撮像できる。天井に場所を特定するための表示がされている場合、移動ロボットは天井の表示を撮影して表示に含まれる情報を認識できる。
次に、図3を参照しながら移動ロボット制御システム10のシステム構成について説明する。図3は、移動ロボット制御システム10のブロック図である。移動ロボット制御システム10は、主な構成として、移動ロボット100、サーバ500およびカメラ600を有している。
以下に、移動ロボット100のシステム構成について説明する。移動ロボット100は主な構成として、ロボット制御部110、距離センサ群120、駆動部130、操作受付部140、表示部160、IDセンサ170、ロボットカメラ180および記憶部190を有している。
ロボット制御部110は、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置を有する情報処理装置である。ロボット制御部110は、ロボット制御部110が有するハードウェアと、当該ハードウェアに格納されたプログラムとを含む。すなわち、ロボット制御部110が実行する処理は、ハードウェアもしくはソフトウェアまたはその両方により実現される。
ロボット制御部110は、移動ロボット100の各構成に接続し、種々の動作を制御する。例えばロボット制御部110は、移動ロボット100が所定のタスクを実行することについての命令を受け付ける。また、ロボット制御部110は、各構成から種々の情報を取得して、取得した情報に応じて各構成に指示をする。
例えばロボット制御部110は、地図情報と距離センサからの情報等を利用して移動ロボット100を移動させる処理を実行する。具体的には、ロボット制御部110は、ロボットカメラ180から取得した位置の情報および距離センサ群120から取得した移動ロボット100の周辺における物体の情報等から、地図情報における移動ロボット100の位置を検出する。そしてロボット制御部110は、地図情報に沿って検出した位置から目的地への経路計画を生成する。ロボット制御部110は、生成した経路計画に沿って、駆動部130に対して移動をするための制御をする。このような処理を実行する場合、制御部113は、記憶部190が記憶する地図情報を参照する。
なお、地図情報には、例えば移動ロボット100が通行する経路を生成するためのスコア情報が含まれる。スコア情報は、地図上の移動ロボット100の移動領域の任意の点において、移動ロボット100の移動経路として適しているか否かを示す指標である。例えば、通路における隣接する2つの点において、一方のスコアが他方のスコアより高い場合には、移動ロボット100は、スコアの高い点を通過するように経路を生成する。すなわちこの場合において例えば地図情報に障害物が含まれる場合には、障害物に近いほどスコアが低く、障害物に遠いほどスコアが高く設定され得る。
移動ロボット100は、このようにしてスコアが比較的に高い点を通過するようにして経路を生成する。なお、スコアの設定は設計事項であり、移動ロボット100は、スコアが比較的に低い点を通過するように設定されるものであってもよいし、所定のターゲット値に近い程スコアが良いと設定されるものであってもよい。
ロボット制御部110は、サーバ500から更新された地図情報を受け取った場合には、更新された地図情報を記憶部190に記憶させる。そしてロボット制御部110は、地図情報が更新された場合には、更新された地図情報を参照して移動を制御する。また、ロボット制御部110は、更新される前の地図情報と、更新された後の地図情報との差分である差分情報とから、非定常的に静止する静止物体の位置を認識する。ロボット制御部110は、静止物体の位置を認識すると、静止物体の位置における距離データを取得し、取得した距離データをサーバ500に供給する。
距離センサ群120は、移動ロボット100の周囲の物体との距離データを取得する複数のセンサである。距離センサ群120は、図2に示した前後距離センサ152および左右距離センサ153を含む。距離センサ群120に含まれる各センサは、それぞれが検出した距離データをロボット制御部110に供給する。駆動部130は、ロボット制御部110に接続し、ロボット制御部110からの指示を受けて駆動輪131を駆動させる。
操作受付部140は、ユーザからの入力操作を受け付けて、操作信号をロボット制御部110へ送信する。ユーザからの入力操作を受け付ける手段として、操作受付部140は例えば操作ボタンや、表示部160に重畳されたタッチパネルなどを有する。ユーザは、これらの入力操作手段を操作して、電源のオンまたはオフ、タスクの入力または収納室扉151の開閉操作等を行う。
表示部160は、ロボット制御部110に接続し、ロボット制御部110から受け取った画像データを表示させる。表示部160は、操作受付部140が表示部160に重畳されたタッチパネルによる操作を受け付ける場合には、操作受付部140と連動した表示をする。
IDセンサ170は、ロボット制御部110に接続し、検出した信号をロボット制御部110に供給する。ロボットカメラ180は、ロボット制御部110に接続し、撮像した画像データをロボット制御部110に供給する。
記憶部190は、フラッシュメモリやSSD(Solid State Drive)等の不揮発性メモリを含み、地図情報を記憶している。記憶部190はロボット制御部110に接続し、ロボット制御部110からの要求に応じて、記憶している情報をロボット制御部110に供給する。
また記憶部190は、差分情報を記憶する。差分情報とは、初期の地図情報と、更新された地図情報との差分に関する情報である。具体的には、差分情報は、静止物体の位置に関する情報を含む。また差分情報は、静止物体の大きさや形状に関する情報を含んでいてもよい。
次に、サーバ500のシステム構成について説明する。サーバ500は、主な構成として、演算処理部510、通信部520および記憶部530を有している。演算処理部510は、CPU等の演算装置を有する情報処理装置である。演算処理部510は、演算処理部510が有するハードウェアと、当該ハードウェアに格納されたプログラムとを含む。すなわち、演算処理部510が実行する処理は、ハードウェアもしくはソフトウェアまたはその両方により実現される。演算処理部510は、静止物体検出部511、地図更新部512およびシステム制御部513を有している。
静止物体検出部511は、カメラ600から取得した画像データに含まれる静止物体の存在または不存在を検出する。本実施形態における静止物体とは、移動ロボット100の移動領域内において予め設定された期間静止している物体をいう。予め設定された期間とは、例えば5分間、10分間または20分間などである。
すなわち静止物体検出部511は、任意の物体が存在していない画像の画像データを記憶し、カメラ600から取得した画像データとの差分を検出し、画像データに物体が存在するか否かを検出する。さらに、物体の存在を検出した場合には、その物体が予め設定された期間静止しているか否かを判定し、予め設定された期間静止している場合には、静止物体検出部511は静止物体の存在を検出する。
一方、静止物体検出部511は、一旦検出した静止物体が存在しなくなったことも検出する。すなわち静止物体検出部511は、任意の物体が予め設定された期間静止していた後に、検出していた物体が移動した場合に、静止物体が存在しなくなったことを検出する。静止物体検出部511は検出した静止物体の存在または不存在に関する情報を地図更新部512に供給する。
地図更新部512は、静止物体検出部511から静止物体に関する情報を受け取り、受け取った情報を地図情報に重畳し、静止物体の情報を地図情報に反映させる。そして静止物体に関する情報を反映させた地図情報を記憶部530に供給して地図情報を更新する。また地図更新部512は、更新される前の地図情報と、更新された後の地図情報との差分である差分情報を記憶部530に記憶させる。これにより移動ロボット制御システム10は地図情報を更新される前の状態に復元できる。
システム制御部513は、記憶部530から行使された地図情報を読み取り、読み取った地図情報から移動ロボット100の動作を制御する。例えば、システム制御部513は、移動ロボット100に対して設定された目的地まで移動することを指示する。またシステム制御部513は、移動ロボット100に対して更新された地図情報を供給する。システム制御部513は、移動ロボット100に対して差分情報を併せて供給してもよい。
通信部520は、移動ロボット100およびカメラ600とそれぞれ通信可能に接続するインタフェースであり、例えばアンテナおよびアンテナを介して送信する信号の変調または復調を行う回路等により構成される。
記憶部530は、フラッシュメモリやSSD等の不揮発性メモリを含み、地図情報および差分情報を記憶している。記憶部530は演算処理部510に接続し、演算処理部510からの要求に応じて、記憶している情報を演算処理部510に供給する。
地図情報は、移動ロボット100が自律移動をするために使用する施設の地図情報である。地図情報には、移動ロボット100が自律移動するルートの候補となる領域の情報、移動ロボット100が通過するチェックポイントに関する情報等が含まれる。なお、記憶部530は、更新する前の地図情報と更新した後の地図情報との両方を記憶していてもよい。移動ロボット制御システム10は、更新する前の地図情報と差分情報とから、更新された後の地図情報を生成してもよい。
次に、カメラ600のシステム概要について説明する。カメラ600は第1カメラ600Aおよび第2カメラ600Bを有している。以降、カメラ600は、第1カメラ600Aおよび第2カメラ600Bを総称しているものとする。カメラ600は、サーバ500と無線通信可能となっており、撮像することにより生成した画像データを、サーバ500に送信する。カメラ600は、例えば、毎秒30フレーム(30fps)の画像データをサーバに送信する。カメラ600は、第1カメラ600Aおよび第2カメラ600Bに加えてさらにカメラを有していてもよい。
次に、図4を参照して、移動ロボット100の移動経路およびカメラ600の配置の例を説明する。図4は、移動ロボットの経路の第1例を示す図である。図4は病院の施設である建物900における1フロアの平面図である。建物900は、部屋901、通路902、エレベータホール903を含む。建物900にはエレベータEV1が設置されている。部屋901は通路902およびエレベータホール903を介してエレベータEV1に接続している。
部屋901内の所定の場所にはチェックポイントCP1が設けられている。部屋901の出入り口付近の通路902にはチェックポイントCP2が設けられている。またエレベータホール903の中央部にはチェックポイントCP3が設けられている。チェックポイントCP1~CP3は、移動ロボット100が検出することにより、移動ロボット100が通過または到着したことをサーバ500に通知するための手段である。チェックポイントCP1~CP3は、例えばそれぞれの位置を示す固有の文字情報であり、ロボットカメラ180が文字情報を撮像できるようにそれぞれの位置で天井に固定されている。移動ロボット100は、図3に示すように建物900の部屋901に配置されたチェックポイントCP1の下に位置している。なお、サーバ500は任意の場所に設置されている。
通路902およびエレベータホール903の天井面には第1カメラ600Aおよび第2カメラ600Bがそれぞれ設置されている。第1カメラ600Aは二点鎖線により示された撮像範囲800Aを有している。第2カメラ600Bは二点鎖線により示された撮像範囲800Bを有している。
上述の状況において、移動ロボット100は、チェックポイントCP1を出発して、エレベータEV1に搭乗してフロアを移動するように、サーバ500から指示を受ける。この場合、移動ロボット100は、記憶部190に格納している地図情報を参照し、上述の指示から以下の移動命令を抽出して移動経路P1を生成する。まず、移動ロボット100は、チェックポイントCP1からチェックポイントCP2に移動する。次に、移動ロボット100は、チェックポイントCP2から通路902を通ってエレベータホール903へ向かい、チェックポイントCP3でエレベータを待つために待機する。そして、移動ロボット100は、エレベータEV1が到着すると、チェックポイントCP3からエレベータEV1に搭乗する。
次に、図5を参照して、移動ロボット制御システム10が静止物体の存在により移動ロボット100の移動経路を変更する場合について説明する。図5は、移動ロボットの経路の第2例を示す図である。図5は、建物900の通路902に、静止物体であるストレッチャ800が置かれた状態である点が、図4に示す例と異なる。第1カメラ600Aは、ストレッチャ800を含む通路902を撮像する。静止物体検出部511は、予め設定された期間以上ストレッチャ800を検出した場合に、ストレッチャ800を静止物体として検出する。そして地図更新部512は、ストレッチャ800を地図情報に反映させる。さらにサーバ500は、更新した地図情報を移動ロボット100に供給する。移動ロボット100は、サーバ500から更新された地図情報を受け取ると、記憶部190に更新された地図情報を記憶させる。
上述の状況において、移動ロボット100は、チェックポイントCP1を出発して、エレベータEV1に搭乗してフロアを移動するように、サーバ500から指示を受ける。この場合、移動ロボット100は、記憶部190に格納している地図情報を参照し、上述の指示から以下の移動命令を抽出して移動経路P2を生成する。移動ロボット100は、チェックポイントCP1からチェックポイントCP2に移動する。次に、移動ロボット100は、チェックポイントCP2から通路902を通ってエレベータホール903へ向かい、チェックポイントCP3でエレベータを待つために待機する。このとき、移動ロボット100は、更新された地図情報を参照することにより、予めストレッチャ800を回避する経路を生成する。これにより移動ロボット制御システム10は、周辺に他の物体がいないことを認識したうえでストレッチャ800の傍を通行するなどできる。
また移動ロボット100は、静止物体であるストレッチャ800を距離センサ群120により検出した場合には、距離データをサーバ500に供給する。サーバ500は、移動ロボット100からストレッチャ800の距離データを受け取り、受け取った距離データを地図情報に反映させる。これにより移動ロボット制御システム10は、静止物体に関する情報の精度を向上させることができる。
なお、移動ロボット制御システム10は、ストレッチャ800が移動した場合には、静止物体が存在しなくなったことを検出し、地図情報に反映させる。その場合、移動ロボット100は、再び図4に示す経路を生成することになる。
以上、実施の形態について説明した。上述の移動ロボット制御システム10において、移動ロボット制御システム10は、カメラ600が撮像した画像データから静止物体の種別を検出してもよい。例えば、移動ロボット制御システム10は、ストレッチャ800の上に人間が乗っているか否かを識別してもよい。またこの場合、移動ロボット制御システム10は、静止物体の種別に応じて経路計画の設定を行ってもよい。例えば、移動ロボット制御システム10は、ストレッチャ800の上に人間が乗っている場合には、ストレッチャ800の上に人間が乗っていない場合に比較して、ストレッチャ800から離れるように経路を生成してもよい。
移動ロボット制御システム10は、経路を生成する際に、移動速度の設定を行ってもよい。例えば、静止物体に人間が含まれる場合、例えばストレッチャ800に人間が乗っている場合には、ストレッチャの傍を通過する際の移動速度を比較的に遅くしてもよい。
移動ロボット制御システム10は、静止物体の種別に応じた通知動作を行ってもよい。すなわち移動ロボット制御システム10は、静止物体に人間が含まれる場合、例えばストレッチャ800に人間が乗っている場合には、静止物体であるストレッチャ800の傍を通過する際に、移動ロボット100の存在を通知するための音声や光を発してもよい。これにより移動ロボット制御システム10は、移動効率の低下を抑制するとともに、安全性の低下を抑制できる。
移動ロボット制御システム10は、カメラ600が静止物体の近傍に人や他のロボットなどの移動体を検出した場合には、検出した移動体の動きに応じて移動ロボット100の移動を制御してもよい。これにより移動ロボット制御システム10は、静止物体の傍を通行中に移動体と遭遇して立ち往生する状態を抑制できる。
以上、実施の形態によれば、移動ロボットの効率低下を抑制する移動ロボット制御システムを提供できる。なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
10 移動ロボット制御システム
100 移動ロボット
110 ロボット制御部
111 通信部
120 距離センサ群
130 駆動部
131 駆動輪
132 キャスター
140 操作受付部
150 筐体部
151 収納室扉
152 前後距離センサ
153 左右距離センサ
160 表示部
170 IDセンサ
180 ロボットカメラ
190 記憶部
500 サーバ
510 演算処理部
511 静止物体検出部
512 地図更新部
513 システム制御部
520 通信部
530 記憶部
600 カメラ
600A 第1カメラ
600B 第2カメラ
800 ストレッチャ
900 建物
901 部屋
902 通路
903 エレベータホール

Claims (1)

  1. 予め設定された移動領域を移動する移動ロボットが通行する場所の天井面に固定された位置から下方の風景を撮像するカメラから取得した画像データに含まれる静止物体の存在または不存在を検出する静止物体検出部と、
    前記移動領域の地図情報を記憶する記憶部と、
    前記地図情報に前記静止物体の情報を反映させて前記地図情報を更新する地図更新部と、
    更新された前記地図情報に基づいて前記移動ロボットを移動させるロボット制御部と、
    を備え
    前記静止物体検出部は、前記静止物体の種別および前記静止物体に人間が含まれることを検出可能であり、
    前記ロボット制御部は、前記静止物体がストレッチャであって、前記ストレッチャに人間が乗っている場合に、前記ストレッチャの傍を通過する際の移動速度を比較的に遅くするよう駆動部を制御する、
    移動ロボット制御システム。
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