JP2004199451A - 自動走行装置及び経路管理装置 - Google Patents

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Yoshihiko Matsukawa
善彦 松川
Shusaku Okamoto
修作 岡本
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Abstract

【課題】従来の自動走行装置は、障害物を回避するため、障害物により閉鎖された領域及び障害物が配置された部分は走行しない。
【解決手段】本発明の経路管理装置101は、自動走行装置102が走行するエリアを少なくとも一つのカメラ105が撮影し、カメラ105が撮影した映像から自動走行装置102と障害物と固定物体の位置及び大きさを求めたマップ情報を算出し、自動走行装置102に送信し、本発明の自動走行装置102は、経路管理装置101から受けたマップ情報に基づいて走行する経路を算出し、算出された経路に従い移動し、更に、マップ情報に基づいて移動可能な位置変更物体601が算出された場合には、利用者に位置変更物体601を提示し、移動を促す。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行の障害になる物体を認識し、自動走行の制御を行う経路管理装置及び自動走行を行う自動走行装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動走行を行う技術の構成を図10に示す。自動走行装置900と経路管理装置901とから構成される。
【0003】
また、経路管理装置901は、自動走行装置900が走行するエリアを撮影するカメラ903と、照明変化による影響を抑えるためにカメラ映像の照度補正を行う照度補正手段904と、カメラ映像からエリアに存在する障害物を認識する物体認識手段905と、物体認識手段905で得られた結果に基づき走行する経路を求める走行指示手段906と、走行指示手段906からの制御信号を自動走行装置900へ送信する送信手段907を含む構成である。
【0004】
また、自動走行装置900は、経路管理装置901からの制御信号を受信する受信手段908と、自動走行装置900を移動させる移動手段910と、受信手段908で受信した信号により移動手段910を制御する移動手段制御手段909とを含む構成である。
【0005】
以上の構成により、経路管理装置901において、カメラ映像から障害物の有無に応じて走行する経路を決定し、自動走行装置900が障害物を回避して走行できるようにするものである(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−175520号公報(第2〜3頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術では、障害物は回避されるため、従来技術を自動掃除機に適用した場合に、障害物を避けて清掃を行うので、障害物により閉鎖された領域及び障害物が配置された部分の床清掃のやり残しが生じてしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】
従来の課題を解決するために、本発明の自動走行装置は、経路管理装置から受けたマップ情報に基づいて走行する経路を算出し、算出された経路に従い移動し、更に、マップ情報に基づいて移動可能な障害物が算出された場合には、利用者に障害物領域を提示し、障害物の移動を促す。本発明の経路管理装置は、自動走行装置が走行するエリアを少なくとも一つのカメラが撮影し、カメラ映像から自動走行装置と障害物との位置を求めたマップ情報を算出し、自動走行装置に送信する。
【0009】
本構成により、自動走行装置が提示した情報を基に利用者が、未走行領域を確認し易く、またどの障害物を移動すればよいかを確認することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の発明によれば、経路管理を行う経路管理領域に、一時的に位置を変更することができる物体である固定物の位置及び大きさを示す固定物領域、一時的に配置された物体である障害物の位置及び大きさを示す障害物領域並びに移動する物体である移動物の位置及び大きさを示し移動物領域を含むエリア画像と前記経路管理領域に前記固定物領域を含む背景画像と前記移動物が移動した経路を示す走行領域とを含むマップ情報を受信する受信手段と、前記マップ情報から位置を変更させる位置変更物体と位置を変更させない位置不変物体とを選択するマップ編集手段と、前記マップ情報を用いて前記位置変更物体と前記位置不変物体とを回避する移動経路を算出し、前記位置変更物体が移動された場合は、再度、前記移動経路を算出する経路算出手段と、前記移動経路を移動する移動手段とを含む自動走行装置としたものであり、家具などの位置不変物体及び一時的に置かれた位置変更物体を回避した走行が可能となり、更に、位置変更物体の位置が変更された場合は、位置変更物体のあった領域も走行することができ、未走行領域を削減することができる。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、位置変更物体は、障害物又は固定物の少なくとも一つを含む請求項1記載の自動走行装置としたものであり、位置変更の対象を任意に選択することができ、未走行領域を減少させ、走行領域を自由に設定することができる。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、位置変更物体の位置変更を利用者に促す提示手段を、更に含む請求項1又は2に記載の自動走行装置としたものであり、利用者が位置変更物体の存在を認知することで、未走行領域を削減することができる。
【0013】
請求項4記載の発明によれば、マップ情報に含まれる走行領域を利用者に提示し、更に、前記位置変更物体の位置変更を促し、位置変更先を前記走行領域とする提示手段を、更に含む請求項1又は2記載の自動走行装置としたものであり、位置変更物体の存在により生じていた未走行領域を削減し、位置変更先を走行領域とすることで、経路算出回数を減らすことができる。
【0014】
請求項5記載の発明によれば、経路管理を行う経路管理領域を撮影する少なくとも一つのカメラと、予め前記カメラが撮影した少なくとも一つの映像から前記経路管理領域のみを示す初期画像を合成し、予め前記カメラが撮影した少なくとも一つの映像から固定物領域を含む背景画像を合成し、固定物領域と障害物領域と移動物領域とを含むエリア画像を合成し、前記初期画像と前記背景画像と前記エリア画像とを出力する画像合成手段と、前記エリア画像と前記背景画像と前記初期画像とから、移動物の位置及び大きさを示す移動物領域を求め、障害物の位置及び大きさを示す障害物領域を求め、固定物の位置及び大きさを示す固定物領域を求め、前記移動物が移動した経路を示す走行領域を求め、前記初期画像と前記背景画像と前記エリア画像と前記移動物領域と前記障害物領域と前記固定物領域と前記走行領域とを含むマップ情報を出力する位置推定手段と、前記マップ情報を送信する送信手段とを有する経路管理装置としたものであり、初期画像、背景画像、エリア画像、移動物領域、障害物領域、固定物領域及び走行領域を画像情報として得ることができる。
【0015】
請求項6記載の発明によれば、請求項1ないし4のいずれか記載の自動走行装置と、請求項5記載の経路管理装置とを含む自動走行システムとしたものであり、家具などの位置不変物体と一時的に置かれた位置変更物体とを回避した走行ができ、更に、位置変更物体の位置変更を利用者に促すことで、未走行領域を削減し、位置変更先を走行領域とすることで、経路算出回数を減らすことができる自動走行システムを得ることができる。
【0016】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0017】
(実施の形態1)
図1は、本発明の自動走行システムの構成を示す図である。本発明第1の実施の形態は、自走式掃除機を応用例として用いる。
【0018】
経路管理装置101は、後述する各手段の処理を実行するCPU103と、プログラム及び処理データを記憶する記憶手段104と、自動走行装置102が走行する経路の管理を行う領域である経路管理領域の全体映像を取得するため部屋の天井などに取り付けられたカメラ105と、カメラ映像を処理して自動走行装置102が走行する経路管理領域に含まれる後述する情報であるマップ情報を自動走行装置102に送信する送信手段106と、送信手段106に接続されたアンテナ114とを含む構成である。
【0019】
自動走行装置102は、後述する各手段の処理を実行するCPU107と、プログラム及び処理データを記憶する記憶手段108と、経路管理装置101からマップ情報を受信する受信手段109と、自動走行装置102を移動させるための移動手段110と、自動走行装置102が経路管理領域の走行した走行領域、一時的に配置された物体である障害物の位置及び大きさを示す情報である障害物領域並びに一時的に位置を変更することができる固定物の位置及び大きさを示す固定物領域を利用者に提示し、位置変更を行う物体を利用者に音又は音声で指示するための提示手段111と、利用者が位置変更を行う物体を選択するための入力手段113と、入力手段113に接続されたアンテナ115とを含む構成である。
【0020】
以上のような構成による自走式掃除機を応用例とした経路管理装置101及び自動走行装置102の動作について説明する。
【0021】
まず、経路管理装置101の動作について説明する。図2は、経路管理装置の処理構成図であり、カメラ105、画像合成手段、位置推定手段、記憶手段104、送信手段106及びアンテナ114を含む構成である。
【0022】
経路管理装置101は、例えば部屋に取り付けられたコンピュータとして実現することができ、移動物である自動走行装置102が既に清掃(走行)した走行領域、一時的に配置された物体体である障害物の位置及び大きさを示した障害物領域並びに一時的に位置を変更することができる固定物の位置及び大きさを示す固定物領域を把握し、自動走行装置102にその情報を送信する役目を果たす。
【0023】
ここで、固定物は、ベッドや本棚などの家具、テレビや冷蔵庫などの家庭電器、食卓、机を含む。
【0024】
また、部屋の中を掃除する自走式掃除機が自動走行装置なので、ここでは、部屋が経路管理領域となる。
【0025】
ここで、201は、カメラ105から入力される画像から部屋の床面全体が写るような画像を合成する画像合成手段を示し、202は、画像画像手段201から経路管理領域の移動物領域と障害物領域と固定物領域とを推定する位置推定手段を示す。なお、記憶手段104は、位置推定手段202が作成したマップ情報を記憶する。
【0026】
経路管理装置101の動作について説明する。まず、少なくとも一つの部屋の天井に取り付けられたカメラ105の映像が、一定時間間隔で同期を取りながら撮影を行う。
【0027】
次に、画像合成手段201が、部屋の上方から部屋の床面全体が写るような画像を合成する。
【0028】
ここで、画像合成手段201は、複数のカメラを用いた場合には、部屋の床面を網羅するように複数回撮影し、これらを矛盾無くつなぎ合わせる処理を行う。但し、各カメラの映像にはレンズによる歪みなどが有るため、予め撮影された各画素と実際の部屋における床の位置との対応を正確に求めるキャリブレーションを実行し、各カメラ映像をキャリブレーションに基づき補正を行い、画像をつなぎ合わせる処理を行う。なお、カメラが一つしかない場合には、つなぎ合わせる処理は省略できる。
【0029】
なお、カメラのレンズ歪みを除去するなどの技術は、例えば「コンピュータビジョン:技術評論と将来展望」(新技術コミュニケーションズ版、1998年、第3章)に詳しく記載されているので詳細な説明を省略する。
【0030】
このようにして得られた障害物領域、固定物領域及び移動物領域を含む経路管理領域の合成画像をエリア画像と呼び、固定物領域のみが配置された経路管理領域の合成画像を背景画像と呼び、固定物領域及び移動物領域を含まない経路管理領域のみの合成画像を初期画像と呼ぶ。
【0031】
次に、位置推定手段202は、エリア画像から部屋の中に存在する自動走行装置102と障害物領域と固定物領域との位置及び大きさを求める。
【0032】
図3に、位置推定手段202の動作の流れを説明するフローチャートを示す。ここでは、障害物領域と移動物領域との位置及び大きさを求める場合について説明する。
【0033】
まず、S401にて、位置推定手段202が、エリア画像と背景画像との差分である差分画像とを求める。
【0034】
図4に、カメラ105から得られた画像を合成した合成画像を示す。図4(a)は、予め撮影した固定物のみが配置された部屋の画像である背景画像302を示し、図4(b)は、障害物領域301及び自動走行装置102を含むエリア画像303を示し、図3(c)は、エリア画像303と背景画像302との差分である障害物領域301及び自動走行装置102が、S401により算出されるエリア画像と背景画像との差分画像304である。
【0035】
背景画像302は、位置推定手段202が、自動走行装置102及び障害物領域301の位置及び大きさを算出するために使用するものである。ここでは、障害物領域301とは、通常移動させない家具である固定物領域などを除いたものであるとする。
【0036】
次に、S402にて、位置推定手段202が、S401で算出した差分画像304を二値化し、図5のような二値化差分画像501を得る。図5では差があった部分を黒で塗りつぶしている。
【0037】
次に、S403にて、位置推定手段202が、二値化差分画像501に基づき、黒く示された部分を障害物領域301及び自動走行装置102が存在する領域である障害物領域候補505とする。ここで、障害物領域候補505を求めるには、二値化差分画像501において背景との差分となる画素値につき輪郭線追跡を行うことで実現できる。輪郭線追跡に関しては「画像解析ハンドブック」(東京大学出版会、1991年、p579)に記載されているので、詳細は省略する。
【0038】
なお、大きさは、黒く示された部分の画素数を用いて示すことが可能であり、位置は、黒く示された部分の中心となる画素位置としても良い。
【0039】
次に、S404にて、位置推定手段202が、算出した障害物領域候補505から自動走行装置102を求める。自動走行装置102の領域を求める方法は、一般に用いられるエッジ特徴等を用いた画像認識手法が利用できる。まず、障害物領域候補505をエリア画像303から切り取り、予め記憶手段104に記憶した自動走行装置102のモデル画像と障害物領域候補505との距離をエッジ特徴量に基づき求め、全ての障害物領域候補505から算出された距離を比較する。次に、距離が最小となる障害物領域候補505が、自動走行装置102の位置であると見なす。
【0040】
ここで、自動走行装置102は、走行方向が常に一定であるとは限らないので、予め自動走行装置102の画像は複数の方向を向いているものを記憶手段104に記憶しておき、順次比較して、最も距離が小さいものを、注目している障害物領域候補505との距離とする。なお、利用者が差分画像304に混入した場合は、このモデル画像との距離が大きくなるため取り除かれることになる。
【0041】
次に、S405にて、位置推定手段202が、記憶手段104に記憶されたマップ情報を更新する。
【0042】
ここで、経路管理装置101におけるマップ情報は、背景画像302、現在のエリア画像303、現在の障害物領域301、現在の自動走行装置102の位置及び自動走行装置102が走行してきた走行領域から構成されている。
【0043】
図6に、走行領域504を示す。走行領域504の求め方は、先ず背景画像302と同じサイズの画像を用意し、全て白等で塗りつぶしておく。次に、位置推定手段202で得られた障害物領域505のうち自動走行装置102であると判断された領域に対応する部分を黒で塗りつぶす。これを自動走行装置102の位置を推定する度に行い、走行領域504を得る。
【0044】
なお、固定物領域を求める方法は、S401において、初期画像と背景画像とから差分を求めることで、同様に求めることが可能である。
【0045】
以上のようにして、位置推定手段202は、現在の部屋の障害物領域301と自動走行装置102が既に走行した走行領域504と固定物領域とを求め、マップ情報として保持し、以降の自動走行装置102の動作を決めるのに用いる。
【0046】
最後に、送信手段106が、得られたマップ情報を自動走行装置102に、アンテナ114を介して送信する。
【0047】
なお、電源が投入されるとCPU103が、記憶手段104に記憶されているコンピュータプログラムを実装し、画像合成手段201及び位置推定手段202を実行する。
【0048】
次に、自動走行装置102の動作について説明する。図7は、自動走行装置の構成を示す図であり、アンテナ115、受信手段109、記憶手段108、マップ編集手段、入力手段113、エリア画像合成手段、提示手段111、音声合成手段、経路算出手段、移動手段110を含む構成である。
【0049】
ここで、204は、受信手段109から入力されるマップ情報を記憶するマップ記憶手段を示し、205は、入力手段113を介して自動走行装置102の未走行領域を減らすためにマップ情報に含まれる固定物領域と障害物領域とから位置を変更しない物体である位置不変物体と位置を変更する物体である位置変更物体とを指定するマップ編集手段を示し、206は、マップ記憶手段204に記憶されたマップ情報に基づき、位置不変物体を回避しながら走行する経路を計算する経路算出手段を示し、207は、記憶手段108からマップ情報を読み出し、提示手段111に表示する画像を合成するエリア画像合成手段を示し、208は、利用者に位置変更物体の移動を促す発声を合成し、提示手段111から出力する音声を出力する音声合成手段を示す。
【0050】
受信手段109は、経路管理装置101から送信されるマップ情報を、アンテナ115を介して受信し、記憶手段108に記憶する。
【0051】
マップ編集手段205は、入力手段113を用いて利用者が指定する背景画像302に含まれる家具などの位置不変物体を決定する。ここで入力手段113には、マウスやタッチパネルなどが適している。
【0052】
図8(a)は位置不変物体601を指定する場合の表示手段を示した図である。エリア画像303を含む画像が表示されている。位置不変物体601の指定の仕方は、図に示したように、例えば、入力手段113であるマウスを用いて、エリア画像303に表示されている位置を変更しない家具の輪郭を、カーソル8502がなぞるか、位置を変更しない家具の輪郭を順次クリックして多角形として指定する方法などが挙げられる。なお、位置変更物体602も同様な方法で登録することができる。
【0053】
なお、この位置不変物体601に関しては、1度設定すれば2度目以降は省略可能である。通常、本棚、テーブル、テレビなどの家具は一度設置すれば長期間移動させることはまれであり、位置不変物体601を1度設定すれば変更する必要はない。
【0054】
なお、家具などの位置不変物体601の領域を掃除する場合は、一度登録された位置不変物体601を位置変更物体602に変更することも可能であり、障害物の配置された領域を掃除する必要が無い場合は、障害物領域301であっても位置不変物体601として登録することも可能である。
【0055】
なお、予め障害物領域301を全て位置変更物体として指定することで、利用者が位置変更物体の指定を行う作業を省略することも可能である。
【0056】
また、位置不変物体を登録する家具登録モードと自動走行装置102が自動走行する作業モードとを切り替えるモード変更ボタン8501を設け、2つのモードを切り替えるようにするのが望ましい。
【0057】
図8(b)は、作業モードの場合の表示手段111を示しており、エリア画像303には自動走行装置102の走行領域504が表示されている。この状態からモード変更ボタン8501をマウスで押すことにより、図8(a)の家具登録モードに移行し、上述した位置不変物体である家具などの登録を必要な時に行えるようになる。例えば、部屋の模様替えなどで家具を移動させた場合に、モード変更ボタンをクリックした後、上述したような固定物領域601を指定する。
【0058】
また、予め清掃する全ての部屋の位置不変物体601を登録しておき、自動走行装置102が配置された部屋を指定することも可能である。
【0059】
経路算出手段206は、記憶手段108に記憶されたマップ情報に基づき、位置変更物体602及び位置不変物体601を回避しながら走行する経路を計算し、移動手段110を用いて移動する。なお、経路計算は、予め走行経路を全て計算してもよく、位置変更物体602及び位置不変物体601に接触した後に、進行方向を未走行領域となるように決定してもよい。
【0060】
提示手段111は、清掃する過程において、マップ画像合成手段207により編集されたマップ情報を利用者に提示する。
【0061】
次に、自動走行装置102の動作の流れを、図9を用いて説明する。図9は、自動走行装置102の動作の流れを示すフローチャートである。
【0062】
まず、S801にて、自動走行装置102の電源を投入する。
【0063】
次に、S802にて、経路管理装置101から送信される初期化されたマップ情報を受信し、記憶手段108のマップ情報を初期化する。ここで、マップ情報の初期化とは、背景画像と最初のエリア画像との生成である。
【0064】
次に、S803にて、利用者が、自動走行装置102の受信したマップ情報に基づいて位置不変物体601を設定する。
【0065】
次に、S804にて、自動走行装置102が、清掃可能な領域を清掃する。ここでは、自動走行装置102が移動可能な領域が清掃可能な領域となる。
【0066】
次に、S805にて、経路算出手段206が、移動経路を算出し、更に、清掃可能な領域の有無を判定し、清掃可能な領域が無い場合は、S806に移行し、清掃可能な領域が無い場合は、S807に移行する。
【0067】
次に、S806にて、経路算出手段206が、エリア画像内の位置変更物体602の有無を判断し、位置変更物体602が無い場合は、処理を終了し、位置変更物体602が有る場合は、S807に移行する。
【0068】
次に、S807にて、提示手段111が、利用者に、位置変更物体602の移動を促す。
【0069】
ここで、S807における位置変更物体602の移動を促す方法について説明する。
【0070】
まず、画像を用いる方法としては、エリア画像合成手段207が、記憶手段108からマップ情報を読み出し、図8(b)に示すように、位置変更物体602、自動走行装置102の走行領域504及び位置不変物体601を、異なる色とハッチパターンとを用いてエリア画像303に重畳して表示する合成画像を作成する。なお、位置変更物体602はパターンを点滅させることもできる。
【0071】
次に、提示手段111が、合成画像を表示することで、利用者が、自動走行装置102の走行領域504及び位置変更物体602を確認することができ、位置変更物体602の移動が促進される。
【0072】
次に、音声を用いる方法としては、まず、自動走行装置102が、音声合成手段208が、位置変更物体602の移動を促す音声を合成し、提示手段111を介して音声を出力する。
【0073】
なお、音声合成手段208を用いて音声を合成したが、音や音楽を出力することで同様な効果を得ることができる。
【0074】
また、位置変更物体602の位置する領域を清掃する場合は、利用者が位置変更物体602を移動させ、経路管理装置101が、位置変更物体602が存在した場所を、新たに清掃すべき領域として認識することで、自動走行装置102が、その領域へ移動し、清掃することが可能となる。
【0075】
なお、位置変更物体602の移動先を走行領域504とすることで、走行経路の算出回数を減らすことができる。
【0076】
また、提示手段111、エリア画像合成手段207及び音声合成手段208は、自動走行装置102に含まれる構成としたが、経路管理装置101に含む構成でも同様の効果を得ることができる。その場合は、提示手段111を、部屋の壁などに設置することもできる。
【0077】
なお、利用者の携帯端末、部屋のTV等のディスプレを用いることもでも、同様の効果を得ることができる。
【0078】
なお、電源が投入されるとCPU107が、記憶手段108に記憶されているコンピュータプログラムを実装し、マップ編集手段205、経路算出手段206、エリア画像合成手段207及び音声合成手段208を実行する。
【0079】
かかる構成によれば、経路管理装置101により、固定物領域601、障害物領域301、自動走行装置102及び走行領域504が区別されたマップ情報を逐次更新し、マップ情報を自動走行装置102に送信し、自動走行装置102がマップ情報から走行経路を判断し、更に、利用者に位置変更物体602及び自動走行装置102の走行領域504の情報を提示し、位置変更物体602の移動を要求することで、未走行領域を減少することが可能となり、利用者は自動走行装置102の走行を妨害する位置変更物体602を特定することが可能となる。
【0080】
【発明の効果】
以上のように、本発明の自動走行装置及び経路管理装置によれば、経路管理装置は、位置変更の必要がなり家具、一時的に配置された障害物、自動走行装置及び自動走行装置の走行した領域が区別されたマップ情報を逐次更新し、マップ情報を自動走行装置に送信し、自動走行装置は、マップ情報から走行経路を判断し、更に、利用者に自動走行装置の走行を妨害する物体と自動走行装置の走行領域との情報を提示し、自動走行装置の走行を妨害する物体の移動を要求することで、未走行領域が減少し、利用者は自動走行装置の走行を妨害する物体を特定が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施の形態による自動走行装置及び経路管理装置の構成を示す図
【図2】同第1の実施の形態による経路管理装置の処理の構成を示す図
【図3】同第1の実施の形態による位置推定の流れを示すフローチャート
【図4】(a)同第1の実施の形態による背景画像を示す図
(b)同第1の実施の形態によるエリア画像を示す図
(c)同第1の実施の形態による差分画像を示す図
【図5】同第1の実施の形態による差分画像の二値化画像を示す図
【図6】同第1の実施の形態による走行領域の二値化画像を示す図
【図7】同第1の実施の形態による自動走行装置の処理の構成を示す図
【図8】(a)同第1の実施の形態による登録モードの表示手段を示す図
(b)同第1の実施の形態による作業モードの表示手段を示す図
【図9】同第1の実施の形態による自動走行装置の処理の流れを示すフローチャート
【図10】従来の技術による自動走行装置及び経路管理装置の構成を示す図
【符号の説明】
101 経路管理装置
102 自動走行装置
103、107 CPU
104、108 記憶手段
105 カメラ
106 送信手段
109 受信手段
110 移動手段
111 提示手段
113 入力手段
114、115 アンテナ
201 画像合成手段
202 位置推定手段
205 マップ編集手段
206 経路算出手段
207 エリア画像合成手段
208 音声合成手段
209 物体認識手段
301 障害物領域
302 背景画像
303 エリア画像
304 差分画像
501 二値化画像
504 走行領域
505 障害物領域候補
601 位置不変物体
602 位置変更物体

Claims (6)

  1. 経路管理を行う経路管理領域に、一時的に位置を変更することができる物体である固定物の位置及び大きさを示す固定物領域、一時的に配置された物体である障害物の位置及び大きさを示す障害物領域並びに移動する物体である移動物の位置及び大きさを示し移動物領域を含むエリア画像と前記経路管理領域に前記固定物領域を含む背景画像と前記移動物が移動した経路を示す走行領域とを含むマップ情報を受信する受信手段と、前記マップ情報から位置を変更させる位置変更物体と位置を変更させない位置不変物体とを選択するマップ編集手段と、前記マップ情報を用いて前記位置変更物体と前記位置不変物体とを回避する移動経路を算出し、前記位置変更物体が移動された場合は、再度、前記移動経路を算出する経路算出手段と、前記移動経路を移動する移動手段とを含む自動走行装置。
  2. 位置変更物体は、障害物又は固定物の少なくとも一つを含む請求項1記載の自動走行装置。
  3. 位置変更物体の位置変更を利用者に促す提示手段を、更に含む請求項1又は2に記載の自動走行装置。
  4. マップ情報に含まれる走行領域を利用者に提示し、更に、前記位置変更物体の位置変更を促し、位置変更先を前記走行領域とする提示手段を、更に含む請求項1又は2記載の自動走行装置。
  5. 経路管理を行う経路管理領域を撮影する少なくとも一つのカメラと、予め前記カメラが撮影した少なくとも一つの映像から前記経路管理領域のみを示す初期画像を合成し、予め前記カメラが撮影した少なくとも一つの映像から固定物領域を含む背景画像を合成し、固定物領域と障害物領域と移動物領域とを含むエリア画像を合成し、前記初期画像と前記背景画像と前記エリア画像とを出力する画像合成手段と、前記エリア画像と前記背景画像と前記初期画像とから、移動物の位置及び大きさを示す移動物領域を求め、障害物の位置及び大きさを示す障害物領域を求め、固定物の位置及び大きさを示す固定物領域を求め、前記移動物が移動した経路を示す走行領域を求め、前記初期画像と前記背景画像と前記エリア画像と前記移動物領域と前記障害物領域と前記固定物領域と前記走行領域とを含むマップ情報を出力する位置推定手段と、前記マップ情報を送信する送信手段とを有する経路管理装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれか記載の自動走行装置と、請求項5記載の経路管理装置とを含む自動走行システム。
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