JP2023148983A - 情報処理方法、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】移動体の稼働率の低下を抑制する。【解決手段】情報処理方法は、移動体の充電量の情報を取得するステップと、今後予定されている作業である予定作業の情報を取得するステップと、充電量及び前記予定作業の情報に基づき、移動体の次の作業を設定するステップと、を含む。【選択図】図9

Description

本開示は、情報処理方法、情報処理装置及びプログラムに関する。
自動で移動する移動体を管理する技術が知られている。例えば特許文献1には、電動車両の充電量が、規定の閾値を下回った場合に、走行を中止して充電に進む旨が記載されている。
特開2021-35327号公報
しかしながら、例えば次の作業での消費電力が少ないケースにおいても充電に進んだり、複数の移動体が同じ時間帯に充電に進んだりした場合などにおいては、充電に時間を要するなどの理由により、移動体の稼働率が低下するおそれがある。従って、移動体の稼働率の低下を抑制することが求められている。
本開示は、上述した課題を解決するものであり、移動体の稼働率の低下を抑制可能な情報処理方法、情報処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本開示に係る情報処理方法は、移動体の充電量の情報を取得するステップと、今後予定されている作業である予定作業の情報を取得するステップと、前記充電量及び前記予定作業の情報に基づき、前記移動体の次の作業を設定するステップと、を含む。
本開示に係る情報処理装置は、移動体の充電量の情報を取得する充電量取得部と、今後予定されている作業である予定作業の情報を取得する予定作業取得部と、前記充電量及び前記予定作業の情報に基づき、前記移動体の次の作業を設定する作業設定部と、を含む。
本開示に係るプログラムは、移動体の充電量の情報を取得するステップと、今後予定されている作業である予定作業の情報を取得するステップと、前記充電量及び前記予定作業の情報に基づき、前記移動体の次の作業を設定するステップと、をコンピュータに実行させる。
本開示によれば、移動体の稼働率の低下を抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る移動制御システムの模式図である。 図2は、移動体の構成の模式図である。 図3は、管理装置の模式的なブロック図である。 図4は、情報処理装置の模式的なブロック図である。 図5は、移動体の制御装置の模式的なブロック図である。 図6は、移動先情報の一例を示す表である。 図7は、作業の設定を説明するための表である。 図8は、推定消費電力量が予め設定されている場合の例を示す表である。 図9は、第1実施形態に係る次の作業の設定フローを説明するフローチャートである。 図10は、第2実施形態における次の作業の設定の例を説明する表である。 図11は、目標物を中間位置でドロップする例を説明する模式図である。 図12は、目標物を中間位置でドロップする例を説明する模式図である。 図13は、基準閾値の設定の一例を説明するための表である。
以下に添付図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
(第1実施形態)
(移動制御システム)
図1は、本実施形態に係る移動制御システムの模式図である。図1に示すように、本実施形態に係る移動制御システム1は、移動体10と管理装置12と情報処理装置14とを含む。移動制御システム1は、設備Wに所属する移動体10の移動を制御するシステムである。設備Wは、例えば倉庫など、物流管理される設備である。移動制御システム1においては、移動体10は、設備Wの領域AR内に配置された目標物Pをピックアップして搬送させる。領域ARは、例えば設備Wの床面であり、目標物Pが設置されたり移動体10が移動したりする領域である。目標物Pは、本実施形態では、パレット上に荷物が積載された搬送対象物である。目標物Pは、前面Paに、移動体10の後述するフォーク24が挿入される開口Pbが形成されている。ただし、目標物Pは、パレット上に荷物が積載されたものに限られず任意の形態であってよく、例えばパレットを有さず荷物のみであってもよい。
以降において、移動体10による、経路R(後述)に従った移動を含む動作を、適宜、移動体10の作業と記載する。さらに言えば、本実施形態では、移動体10は、経路Rに従って移動して、目標物Pの荷積み、搬送、及び荷下ろしを行うため、移動体10が経路Rに従って移動して、目標物Pを荷積みし、搬送し、荷下ろしするまでの一連の動作が、移動体10の作業といえる。また、以下、領域ARに沿った一方向をX方向とし、領域ARに沿った方向であって方向Xに交差する方向を、Y方向とする。本実施形態では、Y方向は、X方向に直交する方向である。X方向、Y方向は、水平面に沿った方向といってもよい。また、X方向、Y方向に直交する方向を、より詳しくは鉛直方向の上方に向かう方向を、Z方向とする。また、本実施形態においては、「位置」とは、特に断りのない限り、領域AR上の二次元面における座標系(領域ARの座標系)における位置(座標)を指す。また、移動体10などの「姿勢」とは、特に断りのない限り、領域ARの座標系における移動体10などの向きであり、Z方向から見た場合に、X方向を0°とした際の移動体10のヨー角(回転角度)を指す。
(設置領域)
設備W内の領域ARには、複数の設置領域AR1が設けられている。設置領域AR1は、目標物Pの設置用に設定された領域である。それぞれの設置領域AR1には、設備Wの状況に応じて、目標物Pが配置されている場合もあるし、配置されていない場合もある。設置領域AR1の位置(座標)、形状、及び大きさは、予め設定されている。図1の例では、設置領域AR1は、領域AR上に設けられた棚上に設定されているが、それに限られず、領域AR上(すなわち設備Wの床)に設けられていてもよいし、目標物Pを設備Wに搬入した車両の荷台内に設けられてもよい。また、本実施形態では、設置領域AR1は、目標物P毎に区画されており、設置領域AR1にはそれぞれ目標物Pが1つ配置されるが、それに限られない。例えば、設置領域AR1は、フリースペースとして、複数の目標物Pが設置されるように設定されていてもよい。また、図1の例では設置領域AR1は矩形であるが、形状及び大きさは任意であってよいし、設置領域AR1の数も任意であってよい。
(ウェイポイント)
領域ARには、位置(座標)毎にウェイポイントAが設定されている。移動体10が移動する経路Rは、ウェイポイントAを繋ぐように設定される。すなわち、移動体10が通過を予定するウェイポイントAを接続する経路が、移動体10の経路Rとなる。ウェイポイントAは、設置領域AR1の位置や通路などの、設備Wのレイアウトに応じて設定される。例えば、ウェイポイントAは、領域AR内においてマトリクス状に設定されており、1つの設置領域AR1に対向する位置から他の任意の設置領域AR1に対向する位置までを繋ぐ経路Rが設定可能なように、位置や数が設定されている。設置領域AR1に対向する位置とは、例えば、移動体10が、その位置から設置領域AR1に配置された目標物Pをピックアップ可能な位置であってよい。また、ウェイポイントAには、充電場所となるウェイポイントA(図1の例では充電装置CHが配置されたウェイポイントAn)や、待機場所となるウェイポイントA(図1の例ではウェイポイントAm)が設定されている。充電場所や待機場所となるウェイポイントAは、設置領域AR1に対向するウェイポイントA同士を結ぶ経路(搬送する際に用いられる経路)と重ならない任意の位置に設定されていてよい。
(移動体)
図2は、移動体の構成の模式図である。移動体10は、自動で移動可能であり目標物Pを搬送可能な装置である。さらに言えば、本実施形態では、移動体10は、フォークリフトであり、より詳しくはいわゆるAGV(Automated Guided Vehicle)やAGF(Automated Guided Forklift)である。ただし、移動体10は、目標物Pを搬送するフォークリフトであることに限られず、自動で移動可能な任意な装置であってよい。
図2に示すように、移動体10は、車体20と、車輪20Aと、ストラドルレッグ21と、マスト22と、フォーク24と、センサ26Aと、制御装置28とを備えている。ストラドルレッグ21は、車体20の前後方向における一方の端部に設けられて、車体20から突出する一対の軸状の部材である。車輪20Aは、それぞれのストラドルレッグ21の先端と、車体20とに設けられている。すなわち、車輪20Aは、合計3個設けられているが、車輪20Aの設けられる位置や個数は任意であってよい。マスト22は、ストラドルレッグ21に移動可能に取り付けられ、車体20の前後方向に移動する。マスト22は、前後方向に直交する上下方向(ここでは方向Z)に沿って延在する。フォーク24は、マスト22に方向Zに移動可能に取付けられている。フォーク24は、マスト22に対して、車体20の横方向(上下方向及び前後方向に交差する方向)にも移動可能であってよい。フォーク24は、一対のツメ24A、24Bを有している。ツメ24A、24Bは、マスト22から車体20の前方向に向けて延在している。ツメ24Aとツメ24Bとは、マスト22の横方向に、互いに離れて配置されている。以下、前後方向のうち、移動体10においてフォーク24が設けられている側の方向を、前方向とし、フォーク24が設けられていない側の方向を、後方向とする。
センサ26Aは、車体20の周辺に存在する対象物の位置及び姿勢の少なくとも1つを検出する。センサ26Aは、移動体10に対する対象物の位置と、移動体10に対する対象物の姿勢との少なくとも一方を検出するともいえる。本実施形態では、センサ26Aは、それぞれのストラドルレッグ21の前方向における先端と、車体20の後方向側とに設けられている。ただし、センサ26Aの設けられる位置はこれに限られず、任意の位置に設けられてもよいし、設けられる数も任意であってよい。
センサ26Aは、例えばレーザ光を照射するセンサである。センサ26Aは、一方向(ここでは横方向)に走査しつつレーザ光を照射し、照射したレーザ光の反射光から、対象物の位置及び向きを検出する。すなわち、センサ26Aは、いわゆる2次元(2D)-LiDAR(Light Detection And Ranging)であるともいえる。ただし、センサ26Aは、以上のものに限られず任意の方法で対象物を検出するセンサであってよく、例えば、複数の方向に走査されるいわゆる3次元(3D)-LiDARであってもよいし、走査されない、いわゆる1次元(1D)-LiDARであってもよいし、カメラであってもよい。
制御装置28は、移動体10の移動を制御する。制御装置28については後述する。
(管理装置)
図3は、管理装置の模式的なブロック図である。管理装置12は、設備Wにおける物流を管理するシステムである。管理装置12は、本実施形態ではWCS(Warehouse Control System)やWMS(Warehouse Management System)であるが、WCS及びWMSに限られず任意のシステムであってよく、例えば、その他の生産管理系システムのようなバックエンドシステムでも構わない。管理装置12が設けられる位置は任意であり、設備W内に設けられてもよいし、設備Wから離れた位置に設けられて、離れた位置から設備Wを管理するものであってもよい。管理装置12は、コンピュータであり、図3に示すように、通信部30と記憶部32と制御部34とを含む。
通信部30は、制御部34に用いられて、情報処理装置14などの外部の装置と通信するモジュールであり、例えばWiFi(登録商標)モジュールやアンテナなどを含んでよい。通信部30による通信方式は、本実施形態では無線通信であるが、通信方式は任意であってよい。記憶部32は、制御部34の演算内容やプログラムなどの各種情報を記憶するメモリであり、例えば、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)のような主記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)などの外部記憶装置とのうち、少なくとも1つ含む。
制御部34は、演算装置であり、例えばCPU(Central Processing Unit)などの演算回路を含む。制御部34は、移動先情報設定部40を含む。制御部34は、記憶部32からプログラム(ソフトウェア)を読み出して実行することで、移動先情報設定部40を実現して、その処理を実行する。なお、制御部34は、1つのCPUによって処理を実行してもよいし、複数のCPUを備えて、それらの複数のCPUで、処理を実行してもよい。また、移動先情報設定部40を、ハードウェア回路で実現してもよい。また、記憶部32が保存する制御部34用のプログラムは、管理装置12が読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。
移動先情報設定部40は、移動体10の移動先を示す移動先情報を設定する。移動先情報設定部40の具体的な処理については後述する。
なお、管理装置12は、移動先情報を設定する以外の処理も実行してよい。例えば、管理装置12は、設備Wに設けられる移動体10以外の機構(例えばエレベータや扉など)を制御する情報も設定してよい。
(情報処理装置)
図4は、情報処理装置の模式的なブロック図である。情報処理装置14は、設備Wに設けられ、移動体10の移動に関する情報などを処理する装置である。情報処理装置14は、例えばFCS(Fleet Control System)であるが、それに限られず、移動体10の移動に関する情報を処理する任意の装置であってよい。情報処理装置14は、コンピュータであり、図4に示すように、通信部50と記憶部52と制御部54とを含む。通信部50は、制御部54に用いられて、管理装置12や移動体10などの外部の装置と通信するモジュールであり、例えばアンテナやWiFiモジュールなどを含んでよい。通信部50による通信方式は、本実施形態では無線通信であるが、通信方式は任意であってよい。記憶部52は、制御部54の演算内容やプログラムなどの各種情報を記憶するメモリであり、例えば、RAMと、ROMのような主記憶装置と、HDDなどの外部記憶装置とのうち、少なくとも1つ含む。
制御部54は、演算装置であり、例えばCPUなどの演算回路を含む。制御部54は、移動先情報取得部60と、作業設定部62と、充電量取得部64と、予定作業取得部66とを含む。制御部54は、記憶部52からプログラム(ソフトウェア)を読み出して実行することで、移動先情報取得部60と作業設定部62と充電量取得部64と予定作業取得部66とを実現して、それらの処理を実行する。なお、制御部54は、1つのCPUによってこれらの処理を実行してもよいし、複数のCPUを備えて、それらの複数のCPUで、処理を実行してもよい。また、移動先情報取得部60と作業設定部62と充電量取得部64と予定作業取得部66との少なくとも一部を、ハードウェア回路で実現してもよい。また、記憶部52が保存する制御部54用のプログラムは、情報処理装置14が読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。
移動先情報取得部60は、移動先情報を取得し、作業設定部62は、移動先情報に基づいて、移動体10の作業(経路Rの設定などを含む)を設定し、充電量取得部64は、移動体10の充電量の情報を取得し、予定作業取得部66は、移動体10の今後予定されている作業である予定作業の情報を取得する。これらの具体的な処理内容については後述する。
なお、本実施形態では、管理装置12と情報処理装置14とが別の装置であったが、一体の装置であってもよい。すなわち、管理装置12が情報処理装置14の少なくとも一部の機能を兼ね備えてよいし、情報処理装置14が管理装置12の少なくとも一部の機能を兼ね備えてよい。
(移動体の制御装置)
次に、移動体10の制御装置28について説明する。図5は、移動体の制御装置の模式的なブロック図である。制御装置28は、移動体10を制御する装置である。制御装置28は、コンピュータであり、図5に示すように、通信部70と記憶部72と制御部74とを含む。通信部70は、制御部74に用いられて、情報処理装置14などの外部の装置と通信するモジュールであり、例えばアンテナやWiFiモジュールなどを含んでよい。通信部70による通信方式は、本実施形態では無線通信であるが、通信方式は任意であってよい。記憶部72は、制御部74の演算内容やプログラムなどの各種情報を記憶するメモリであり、例えば、RAMと、ROMのような主記憶装置と、HDDなどの外部記憶装置とのうち、少なくとも1つ含む。
制御部74は、演算装置であり、例えばCPUなどの演算回路を含む。制御部74は、経路取得部80と、移動制御部82と、荷役制御部83と、充電量検出部84とを含む。制御部74は、記憶部72からプログラム(ソフトウェア)を読み出して実行することで、経路取得部80と移動制御部82と荷役制御部83と充電量検出部84とを実現して、それらの処理を実行する。なお、制御部74は、1つのCPUによってこれらの処理を実行してもよいし、複数のCPUを備えて、それらの複数のCPUで、処理を実行してもよい。また、経路取得部80と移動制御部82と荷役制御部83と充電量検出部84との少なくとも一部を、ハードウェア回路で実現してもよい。また、記憶部72が保存する制御部74用のプログラムは、制御装置28が読み取り可能な記録媒体に記憶されていてもよい。
経路取得部80は、移動体10の経路Rを示す情報を取得し、移動制御部82は、移動体10の駆動部やステアリングなどの移動機構を制御して、移動体10の移動を制御する。荷役制御部83は、フォーク24などを制御して、フォーク24を作動することで荷役制御(目標物Pのピックアップ作業やドロップ作業)を行う。充電量検出部84は、移動体10の充電量(充電率)を検出する。ここでの充電量とは、移動体10の蓄電量の残量を指す。これらの具体的な処理内容については後述する。
(移動制御システムの処理)
移動制御システム1の処理内容について、以下で説明する。
(移動先情報の設定)
管理装置12の移動先情報設定部40は、移動体10の移動先を示す移動先情報を設定する。移動先情報は、移動体10の移動先の位置を示す情報を含む。より詳しくは、本実施形態では、移動先情報設定部40は、第1位置情報(第1位置の位置情報)と第2位置情報(第1位置の位置情報)とを含むように、移動先情報を設定する。第1位置とは、移動体10が最初に到達する位置であり、第2位置とは、移動体10が第1位置の次に到達する位置である。すなわち本実施形態の例では、第1位置は、目標物Pの搬送元の位置であり、第2位置は、目標物Pの搬送先の位置である。移動先情報設定部40は、第1位置情報として、第1位置の位置(座標)そのものを指定してもよい。また、それぞれのウェイポイントAに識別子が付与されており、移動先情報設定部40は、第1位置情報として、第1位置に対応するウェイポイントAの識別子を指定してもよい。第2位置情報も同様である。
図6は、移動先情報の一例を示す表である。本実施形態では、移動先情報設定部40は、搬送対象となる目標物P毎に、言い換えれば作業毎に、移動先情報を設定する。すなわち、移動先情報設定部40は、搬送対象となる目標物Pを示す目標物情報と、その目標物Pの搬送元である第1位置情報と、その目標物Pの搬送先を示す第2位置情報とを対応付けて、目標物P毎の移動先情報を設定する。なお、例えば目標物P毎に識別子が付与されており、その識別子を示す情報を目標物情報としてよい。さらに言えば、図6に示すように、本実施形態では、移動先情報設定部40は、目標物情報と、第1位置情報と、第2位置情報と、優先度情報とを対応付けて、目標物P毎の移動先情報を設定することが好ましい。優先度情報とは、目標物P毎の一群の移動先情報のうちで、その目標物Pを搬送する優先順位を示す情報である。すなわち例えば、優先度情報において、最も優先度が高い目標物Pは、最初に搬送されることになる。図6では、優先度が0001(1番目)、目標物P1、第1位置がA1、第2位置がA2となる移動先情報と、優先度が0002(2番目)、目標物P11、第1位置がA11、第2位置がA3となる移動先情報と、優先度が0003(3番目)、目標物P21、第1位置がA21、第2位置がA4となる移動先情報と、優先度が0004(4番目)、目標物P2、第1位置がA31、第2位置がA5となる移動先情報と、優先度が0005(5番目)、目標物P21、第1位置がA41、第2位置がA6となる移動先情報と、が設定されている例を示している。ただし、図6は一例であり、移動先情報は、例えばオーダー状況などに応じて任意に設定されてよい。
また、移動先情報設定部40は、第1位置から第2位置まで移動する移動体10(作業を行う移動体10)を指定する指定情報も、移動先情報を設定してよい。すなわち本実施形態の例では、移動先情報設定部40は、目標物情報と第1位置情報と第2位置情報と優先度情報)と指定情報とを対応付けて、目標物P毎の移動先情報を設定してよい。この場合例えば、移動体10毎に識別子が付与されており、その識別子を示す情報を指定情報としてよい。
移動先情報設定部40は、任意の方法で移動先情報を設定してよい。例えば、移動先情報設定部40は、搬送すべき目標物Pと搬送元及び搬送先を示すオーダー情報を取得して、それに基づいて移動先情報を設定してよい。移動先情報設定部40は、設定した移動先情報を、通信部30を介して、情報処理装置14に送信する。
(移動先情報の取得)
情報処理装置14の移動先情報取得部60は、通信部50を介して、管理装置12から、移動先情報を取得する。
(作業の設定)
情報処理装置14の作業設定部62は、移動先情報に基づいて、移動体10の作業を設定する。作業設定部62は、移動体10の作業として、移動先までの移動体10の経路Rを設定する。本実施形態では、作業設定部62は、移動体10が第1位置までの移動を開始する直前に位置する初期位置から、第1位置情報が示す第1位置(搬送元)までの第1経路と、第1位置から、第2位置情報が示す第2位置(搬送先)までの第2経路とを、移動体10の経路Rとして設定する。すなわち、作業設定部62は、初期位置から1位置までの各ウェイポイントAを第1経路とし、第1位置から第2位置までの各ウェイポイントAを第2経路として、移動体10の経路Rを設定する。図1の例では、移動先情報においては、第1位置がウェイポイントAbであり、第2位置がウェイポイントAcとされており、作業設定部62は、選定した移動体10の初期位置であるウェイポイントAaからウェイポイントAbまでの各ウェイポイントAを通る第1経路と、ウェイポイントAbからウェイポイントAcまでの各ウェイポイントAを通る第2経路とを、その移動体10の経路Rとして設定する。
図7は、作業の設定を説明するための表である。作業設定部62は、設備Wに複数の移動体10が配備されている場合には、移動体10の作業として、目標物Pを搬送する移動体10を選定する。また、作業設定部62は、複数の目標物Pについての移動先情報が設定されている場合には、目標物P毎に、移動体10の経路Rを設定する。すなわち、作業設定部62は、目標物P毎にその目標物Pを搬送する移動体10を選定して、選定した移動体10の経路を設定する。図7の例では、作業設定部62は、移動情報に示された目標物P1を搬送する移動体10として、移動体10Aを選定し、移動体10Aの初期位置から、第1位置であるA1を通り、第2位置であるA2に到達する経路(...ウェイポイントA1...)を設定する。図7に示された他の目標物Pに対して選定される移動体とその経路(ウェイポイント)の説明は、同様であるため省略する。なお、作業設定部62は、任意の方法で移動体10を選定してよいが、例えば、全ての目標物Pの搬送完了までの時間が最短となるように、目標物P毎に移動体10を選定してよい。また、移動先情報において、指定情報として対象となる移動体10が指定されている場合には、その指定情報で指定された移動体10を選定すればよい。
作業設定部62は、移動体10の作業として、経路R(ウェイポイントA)を通る予定時間帯も設定する。この場合、予定時間帯においては、他の移動体10がその経路Rを通ることが禁止される。すなわち、予定時間帯においては、設定された経路Rが、その移動体10に占有される。作業設定部62は、複数の目標物Pについての経路Rを設定する場合には、1つの移動体10の予定時間帯において他の移動体10に同じウェイポイントAが設定されないように(予約時間帯が重複しないように)、また、予約時間帯が重複しない場合でもデッドロックを起こさないように、目標物P毎に、移動体10と経路R(ウェイポイントA)と予約時間帯とを設定する。さらに言えば、作業設定部62は、移動先情報における優先度情報にも基づき、経路Rと予約時間帯とを設定してよい。すなわち、作業設定部62は、予約時間帯が重複せず、かつ、優先度が高い目標物Pほど早く搬送完了するように、目標物P毎に、移動体10と経路Rと予約時間帯とを設定する。なお、経路Rは、複数のウェイポイントAを含むので、作業設定部62は、経路Rに含まれるウェイポイントA毎に、予約時間帯を設定してよい。
なお、デッドロックとは、複数の実行中のプログラムなどが互いに他のプログラムの結果待ちとなり、待機状態に入ったまま動かなくなる現象を指す。本実施形態では、互いの移動体10がこのままの経路で移動を継続した場合には衝突するおそれがあり、かつ、進行方向側に向かう回避経路が設定できない場合に、互いの移動体10が停止したままとなる現象を指してよい。
作業設定部62は、設定した作業の情報を、その作業が割り当てられた移動体10に送信する。図7の例では、作業設定部62は、移動体10Aに対して、目標物P1についての作業の情報と、目標物P2についての作業の情報とを送信する。作業設定部62は、作業の情報として、経路Rの情報を送信する。作業設定部62は、経路Rの情報として、経路Rが通る各ウェイポイントAを示す情報を送信する。例えば、作業設定部62は、経路Rの情報として、経路Rが通る各ウェイポイントAの位置(座標)情報を移動体10に送信してもよいし、経路Rが通る各ウェイポイントAの識別子を示す情報を移動体10に送信してもよい。また、本実施形態では、作業設定部62は、作業の情報として、予定時間帯の情報も、すなわち経路(ウェイポイントA)を通る予定時間を示す情報も、移動体10に送信する。
(移動体の移動)
移動体10の経路取得部80は、情報処理装置14から、自身の移動体10について設定された経路Rの情報を取得する。移動体10の移動制御部82は、取得された経路Rに従って、移動体10を移動させる。本実施形態では、経路取得部80は、経路Rの情報と共に予定時間帯の情報も取得する。移動制御部82は、経路Rが通る各ウェイポイントAを、各ウェイポイントAについて設定された予定時間帯において通るように、移動体10を移動させる。移動制御部82は、移動体10の位置情報を逐次把握することで、経路R上の各ウェイポイントAを通るように、移動体10を移動させる。移動体10の位置情報の取得方法は任意であるが、例えば本実施形態では、設備Wに図示しない検出体が設けられており、移動制御部82は、検出体の検出に基づき移動体10の位置及び姿勢の情報を取得する。具体的には、移動体10は、検出体に向けてレーザ光を照射し、検出体によるレーザ光の反射光を受光して、設備Wにおける自身の位置及び姿勢を検出する。移動体10の位置及び姿勢の情報の取得方法は、検出体を用いることに限られず、例えば、SLAM(Simultaneous Localization And Mapping)を用いてもよい。
図1の例では、移動制御部82は、初期位置であるウェイポイントAaから第1位置であるウェイポイントAbまでの各ウェイポイントAを通るように、移動体10をウェイポイントAaからウェイポイントAbまで移動させる。荷役制御部83は、移動体10がウェイポイントAbまで到達したら、フォーク24を制御することで、ウェイポイントAbに対向する設置領域AR1に設けられた目標物Pの開口Pbにフォーク24を挿入して、目標物Pをピックアップ(荷取り)する。なおこの場合、移動制御部82は、ウェイポイントAbから、又は、ウェイポイントAbに到達する前の位置から、センサ26Aによって目標物Pの位置及び姿勢を検出させてもよい。そして、移動制御部82は、目標物Pの位置及び姿勢に基づいて、目標物Pまでのアプローチ経路を設定して、そのアプローチ経路に従って目標物Pにアプローチして、目標物Pをピックアップしてもよい。すなわちこの場合、移動制御部82は、検出した目標物Pの位置及び姿勢に対して、所定の位置及び姿勢(移動体10が目標物Pをピックアップ可能な位置及び姿勢)となる新たなアプローチ経路を設定して、そのアプローチ経路に従って目標物Pにアプローチしてもよい。また例えば、移動制御部82は、目標物Pの位置及び姿勢の検出結果と、移動体10の位置及び姿勢の検出結果とに基づき、フィードバック制御(直接フィードバック制御)を行うことで、移動体10を目標物Pにアプローチさせてもよい。この場合、目標物Pの位置及び姿勢に基づいた経路に従ったアプローチ中に、直接フィードバック制御に切り替えてもよい。
移動制御部82は、移動体10が目標物Pをピックアップしたら、ウェイポイントAbまで移動体10を戻し、ウェイポイントAbから、第2位置であるウェイポイントAcまでの各ウェイポイントAを通るように、移動体10をウェイポイントAcまで移動させる。荷役制御部83は、移動体10がウェイポイントAcまで到達したら、フォーク24を制御することで、ウェイポイントAcに対向する設置領域AR1に、目標物Pをドロップ(荷下ろし)する。
移動制御部82は、移動体10が目標物Pをドロップしたら、ウェイポイントAcまで移動体10を戻す。移動制御部82は、経路取得部80が、ウェイポイントAcを初期位置とした次の経路Rが設定されている場合には、その経路Rに従って移動体10を移動させる。
(充電量に基づく次の作業の設定)
ここで、移動体10は、作業実施によりある程度電力を消費したら、充電が必要となる。移動体10は、充電が必要であると判断されたら、充電装置CH(図1参照)が設置されている充電場所まで移動して、充電場所で充電される。本実施形態においては、情報処理装置14が、移動体10の充電量と、今後予定されている作業である予定作業とに基づいて、移動体10に充電が必要であるかを判断して、移動体10の次の作業を設定する。以下、移動体10の次の作業を設定する場合の処理について説明する。以降においては、図7において移動体10Aが目標物P1を搬送した後の次の作業を設定することを例にして説明する。
(充電量の取得)
移動体10の充電量検出部84は、移動体10の充電量を検出する。充電量検出部84は、検出した充電量の情報を、情報処理装置14に送信する。情報処理装置14の充電量取得部64は、移動体10から、その移動体10の充電量の情報を取得する。本実施形態においては、充電量取得部64は、1つの作業を終わった状態における移動体10の充電量を取得する。例えば図7においては、情報処理装置14の充電量取得部64は、移動体10Aが目標物P1を第2位置A2でドロップした後の、第2位置A2に位置している状態における移動体10Aの充電量を、移動体10Aから取得する。
(充電量が基準閾値以上の場合)
ここで、移動体10には、充電が必要であると判断する充電量の閾値が設定されている。本実施形態では、充電量の閾値として、基準閾値と、基準閾値よりも値が小さい限界閾値とが設定されている。基準閾値と限界閾値とは、任意に設定されてよく、例えば、温度などの設備Wの環境と、充電回数を考慮した消費電力量の予測値と、統計的誤差(例えば3σ)との少なくとも1つに基づき、設定されてよい。情報処理装置14の作業設定部62は、移動体10の充電量と、基準閾値とに基づき、移動体10の次の作業を設定する。具体的には、作業設定部62は、1つの作業を終わった状態における移動体10の充電量が、基準閾値以上である場合には、その移動体10に対して予め設定していた次の作業を、その移動体10の次の作業として割り当てて、その作業を実行する旨の指令を移動体10に出力する。その移動体10は、作業を実行する旨の指令を取得したら、その作業を開始する。すなわち、移動体10は、作業終了時の充電量が基準閾値以上である場合には、予め決められていた次の作業を、予定通り実行する。図7の例では、作業設定部62は、目標物P1についての作業が終了した移動体10Aの充電量が基準閾値以上である場合には、目標物P2を搬送する作業を実行する旨の指令を、移動体10Aに出力する。移動体10Aは、目標物P2を搬送する作業を、その作業の予定時間帯に実行する。なお、予め設定していた次の作業が無い場合には、次の作業を行わなくてもよい。
(充電量が基準閾値未満の場合)
1つの作業を終わった状態における移動体10の充電量が、基準閾値未満である場合には、情報処理装置14は、予定作業取得部66により、以降に予定されている作業である予定作業の情報を取得する。第1実施形態においては、予定作業取得部66は、次の作業を割り当てる対象となる移動体10についての、予定作業の情報を取得する。移動体10の作業は、作業設定部62により予め設定されているため、予定作業取得部66は、終了した作業よりも後に予定されている移動体10の作業の情報を、予定作業の情報として取得する。すなわち図7の例では、目標物P1についての作業を終了した移動体10Aの充電量が基準閾値未満である場合には、予定作業取得部66は、移動体10Aに割り当てられた目標物P2についての作業の情報を、予定作業情報として取得する。
作業設定部62は、移動体10の予定作業の情報に基づき、その予定作業についての推定充電量を算出する。推定充電量とは、移動体10が予定作業の少なくとも一部を実行した後に充電場所に移動した際の、移動体の充電量(蓄電量の残量)の推定値を指す。より詳しくは、本実施形態における推定充電量とは、移動体10が予定作業を完了した後に充電場所に移動した際の、移動体の充電量の推定値を指す。予定作業を実行してから充電場所に移動する際の消費電力は、例えば予定作業における経路Rや、充電場所の位置に応じて決まる。従って、作業設定部62は、作業が終了した際の移動体10の充電量と、予定作業の情報と、充電場所の位置情報とに基づき、その予定作業についての推定消費電力量を算出できる。すなわち、作業設定部62は、作業が終了した際の移動体10の充電量から、予定作業の実行と充電場所への移動に要する推定消費電力量を差し引くことで、その予定作業についての推定充電量を算出できる。例えば、図7の例においては、作業設定部62は、位置A2(初期位置)から位置A31(目標物P2を搬送する予定作業における第1位置)まで移動した際の移動体10Aの推定消費電力量である第1推定消費電力量を取得する。また、作業設定部62は、位置A31(目標物P2を搬送する予定作業における第1位置)から位置A5(目標物P2を搬送する予定作業における第2位置)まで移動した際の移動体10Aの推定消費電力量である第2推定消費電力量を取得する。また、作業設定部62は、位置A5(目標物P2を搬送する予定作業における第2位置)から充電場所まで移動した際の移動体10Aの推定消費電力量である第3推定消費電力量を取得する。作業設定部62は、目標物A1の搬送作業を終わった状態の移動体10Aの充電量から、第1推定消費電力量と第2推定消費電力量と第3推定消費電力量との合計値を差し引いた値を、目標物P2を搬送する予定作業についての推定充電量として算出する。
図8は、推定消費電力量が予め設定されている場合の例を示す表である。作業設定部62は、任意の方法で推定消費電力量を取得してよい。例えば、図8に示すように、作業毎に、推定消費電力量が予め設定されていてよい。すなわち、消費電力は、予定作業における経路Rや、充電場所の位置に応じて決まるため、推定消費電力量を予め算出することが可能である。この場合、作業設定部62は、作業毎の設推定消費電力量のうちから、予定作業について設定されていた推定消費電力量を読み出して、移動体10の充電量から、読み出した推定消費電力量を差し引いた値を、その予定作業についての推定充電量として算出する。図8では、初期位置から第1位置までの第1推定消費電力量については記載していないが、初期位置は前の作業が終了した際の位置として予め把握することが可能なので、第1推定消費電力量についても予め設定可能である。なお、充電場所が複数ある場合には、充電場所毎に、推定消費電力量を設定してよい。
また、推定消費電力量は予め設定されることに限られず、作業設定部62が、次の作業を決定する際に算出してもよい。この場合、作業設定部62は、初期位置と、予定作業における経路R(第1位置及び第2位置)と、充電場所との位置情報に基づき、推定消費電力量を算出する。すなわち例えば、単位距離当たりの消費電力量の推定値(単位消費電力量)が予め設定されており、作業設定部62は、初期位置から第1位置までの距離と単位消費電力量とに基づいて、第1推定消費電力量を算出し、第1位置から第2位置までの距離と単位消費電力量とに基づいて、第2推定消費電力量を算出し、第2位置から充電場所までの距離と単消費電力量とに基づいて、第3推定消費電力量を算出してよい。なお、充電場所が複数ある場合には、充電場所毎に、推定消費電力量を算出してよい。
作業設定部62は、予定作業情報についての推定充電量に基づいて、その移動体10の次の作業を決定する。具体的には、作業設定部62は、予定作業情報についての推定充電量が限界閾値以上である場合には、その予定作業を、移動体10の次の作業に割り当てて、その予定作業を実行する旨の指令を移動体10に出力する。その移動体10は、予定作業を実行する旨の指令を取得したら、その予定作業を開始する。すなわち、移動体10が予定作業を実行後に充電場所に移動しても、充電量が限界閾値以上である場合には、例え現時点で基準閾値を下回っていたとしても、予定作業を実行して問題ないと判断して、その予定作業を実行させる。例えば図8の例において、基準閾値が15%、限界閾値が5%、目標物P2についての第1推定消費電力量~第3推定消費電力量がそれぞれ1%、2%、1%であり、目標物P1の作業を終了した移動体10Aの充電量が10%である場合には、推定充電量が6%となり限界閾値以上となるため、移動体10Aは、予定作業である目標物P2の搬送作業を、次の作業として実行する。
一方、作業設定部62は、予定作業情報についての推定充電量が限界閾値未満である場合には、充電場所まで移動する作業を、移動体10の次の作業に割り当てて、充電場所まで移動する作業を実行する旨の指令を移動体10に出力する。この場合、作業設定部62は、移動体10の初期位置(作業を終了した位置)から充電場所までの経路を設定して、その経路に従って移動する旨の指令を、移動体10に出力する。移動体10は、その指令を取得したら、その経路に従って充電場所まで移動して、充電される。すなわち例えば図8の例において、目標物P1の作業を終了した移動体10Aの充電量が8%である場合には、推定充電量は4%となり限界閾値未満となるため、移動体10Aは、充電場所までの移動を、次の作業として実行する。
なお、以上の説明では、予定作業は、終了した作業(図8の例では目標物P1の作業)の直後に予定されていた作業(図8の例では目標物P2の作業)を指していたが、それに限られず、予定作業は、終了した作業以降に予定されている作業であればよい。例えば、予定作業は複数あってもよい。この場合例えば、作業設定部62は、直後の予定作業(目標物P2の作業)の推定充電量が限界閾値以上である場合には、直後の予定作業(目標物P2の作業)を、移動体10Aの次の作業に設定する。一方、直後の予定作業の推定充電量が限界閾値未満であるが、他の予定作業のうちで、推定充電量が限界閾値以上となるものがある場合には、作業設定部62は、推定充電量が限界閾値以上となった予定作業を、移動体10Aの次の作業に設定してよい。すなわち、作業設定部62は、複数の予定作業のうちで推定充電量が限界閾値以上となるものがある場合には、推定充電量が限界閾値以上となった予定作業を次の作業に設定してよい。一方、作業設定部62は、複数の予定作業のうちで推定充電量が限界閾値以上となるものがない場合には、充電場所までの移動を、次の作業に設定してよい。なお、作業設定部62は、推定充電量が限界閾値以上となった予定作業が複数ある場合には、作業の開始が最も早い予定作業を、すなわち優先度情報において優先順位が最も高い予定作業を、次の作業に設定することが好ましい。
(処理フロー)
以上説明した次の作業の設定フローについて説明する。図9は、第1実施形態に係る次の作業の設定フローを説明するフローチャートである。図9に示すように、情報処理装置14は、充電量取得部64により、移動体10の充電量を取得する(ステップS10)。情報処理装置14は、作業設定部62により、移動体10の充電量が基準閾値未満であるかを判断し(ステップS12)、基準閾値未満でない場合(ステップS12;No)、直後に予定されていた予定作業を、次の作業として移動体10に実行させる(ステップS14)。一方、移動体10の充電量が基準閾値未満である場合(ステップS12;Yes)、情報処理装置14は、作業設定部62により、その予定作業についての推定充電量が限界閾値以上であるかを判断する(ステップS16)。推定充電量が限界閾値以上である場合(ステップS16;Yes)、作業設定部62は、その予定作業を、次の作業として移動体10に実行させる(ステップS14)。一方、推定充電量が限界閾値以上でない場合(ステップS16;No)、作業設定部62は、充電場所に移動させる作業を、次の作業として移動体10に実行させる(ステップS18)。
このように、本実施形態においては、移動体10の充電量と、予定作業の内容に基づいて、移動体10の次の作業を決定する。従って、充電量と予定作業とを鑑みて、その予定作業を実行させるか、充電させるかを決定することが可能となり、移動体10の稼働率の低下を抑制できる。さらに言えば、本実施形態においては、充電量が基準閾値未満であっても、予定作業を実行した後の推定充電量が限界閾値以上である場合には、充電に向かわせずに、その予定作業を実行させる。従って、例えば消費電力が少ない予定作業があった場合には、充電に進まずにその予定作業を先に実行できるため、移動体10の稼働率の低下を抑制できる。
以上の説明においては、情報処理装置14が、移動体10の次の作業を設定していたが、それに限られず、移動体10自身が、次の作業を設定してもよい。すなわち、情報処理装置14の作業設定部62と充電量取得部64と予定作業取得部66による、移動体10の次の作業を設定する機能を、移動体10の制御装置28が備えていてよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態においては、次の作業として、他の移動体10の予定作業を割り当てる点で、第1実施形態とは異なる。第2実施形態において第1実施形態と構成が共通する箇所は、説明を省略する。
図10は、第2実施形態における次の作業の設定の例を説明する表である。第2実施形態においては、予定作業取得部66は、1つの作業が終わり次の作業の設定対象となる移動体10以外の移動体10についての、予定作業の情報を取得する。以降においては、次の作業の設定対象となる移動体10を、第1移動体とし、第1移動体以外の移動体10を、第2移動体とする。すなわち、第2実施形態においては、予定作業取得部66は、第2移動体についての予定作業情報を取得する。予定作業取得部66は、第1移動体の終了した作業よりも後に予定されている第2移動体の作業の情報を、予定作業の情報として取得する。第2実施形態の作業設定部62は、第2移動体の予定作業情報についての推定充電量に基づいて、第1移動体の次の作業を決定する。
具体的には、第2実施形態の作業設定部62は、第1実施形態と同様に、第1移動体の充電量が基準閾値未満である場合には、第1移動体の予定作業についての推定充電量が、限界閾値未満であるかを判断する。作業設定部62は、第1移動体の予定作業についての推定充電量が、限界閾値以上である場合には、その予定作業を、第1移動体の次の作業として割り当てる。一方、作業設定部62は、第1移動体の予定作業の推定充電量が閾値未満となる場合には(推定充電量が限界閾値以上となる第1移動体の予定作業が無い場合には)、第2移動体の予定作業についての推定充電量を取得する。第2移動体の予定作業についての推定充電量の取得方法は、第1実施形態で説明した第1移動体の予定作業についての推定充電量の取得方法と同様である。
作業設定部62は、第1移動体の充電量が基準閾値未満であり、かつ、推定充電量が限界閾値以上となる第1移動体に割り当てられた予定作業が無く、かつ、第2移動体の予定作業についての推定充電量が限界閾値以上である場合には、第2移動体の当該予定作業を、第1移動体の次の作業に設定して、当該予定作業を実行する旨の指令を第1移動体に出力する。第1移動体は、予定作業を実行する旨の指令を取得したら、当該予定作業を開始する。この場合、作業設定部62は、当該予定作業が割り当てられていた第2移動体に対して、第1移動体の予定作業を割り当てて、第1移動体の予定作業を実行する旨の指令を第2移動体に出力する。すなわち、作業設定部62は、第1移動体が自身に割り当てられた予定作業が実行できない場合であっても、第2移動体の予定作業が実行できる場合には、第1移動体の予定作業と第2移動体の予定作業とを交換する。
一方、作業設定部62は、第2移動体の予定作業についての推定充電量が限界閾値未満である場合には、充電場所まで移動する作業を、第1移動体の次の作業に割り当てて、充電場所まで移動する作業を実行する旨の指令を第1移動体に出力する。
また例えば、第2移動体の予定作業が複数ある場合には、作業設定部62は、第2移動体のそれぞれの予定作業についての推定充電量が、限界閾値以上であるかを判断する。作業設定部62は、第2移動体の複数の予定作業のうちで推定充電量が限界閾値以上となるものがある場合には、推定充電量が限界閾値以上となった第2移動体の予定作業を、第1移動体の次の作業に設定してよい。一方、作業設定部62は、第2移動体の複数の予定作業のうちで推定充電量が限界閾値以上となるものがない場合には、充電場所までの移動を、第1移動体の次の作業に設定してよい。なお、作業設定部62は、推定充電量が限界閾値以上となった第2移動体の予定作業が複数ある場合には、作業の開始が最も早い予定作業を、すなわち優先度情報において優先順位が最も高い予定作業を、第1移動体の次の作業に設定することが好ましい。
図10において、基準閾値が15%、限界閾値が5%、目標物P2についての第1推定消費電力量~第3推定消費電力量がそれぞれ1%、5%、2%であり、目標物P1の作業を終了した移動体10A(第1移動体)の充電量が10%である場合を例にする。この場合、移動体10Aに割り当てられた目標物Pの予定作業においては、推定充電量が2%となり、限界閾値未満となる。一方、移動体10B(第2移動体)の予定作業である目標物P31についての第1推定消費電力量~第3推定消費電力量がそれぞれ1%、2%、0.5%だとすると、移動体10Bの目標物P31についての推定充電量は、6.5%となり、限界閾値以上となる。そのため、この例においては、作業設定部62は、移動体10Aの次の作業として目標物P31の作業を割り当てて、移動体10Bに対して、目標物P2の作業を割り当てる。移動体10Aは、次の作業として、位置A2(初期位置)から位置A41(第1位置)まで移動して目標物P31をピックアップし、位置A41から位置A6(第2位置)まで移動して、目標物P31をドロップする。なお、図10の例では、目標物P31の作業よりも、移動体10C(第2移動体)の目標物P21の作業の優先順位が高いが、目標物P21の作業の推定充電量は限界閾値未満となるため、移動体10Aの次の作業には割り当てられない。
なお、上述の説明では、推定充電量が限界閾値以上となった第2移動体の予定作業が複数ある場合には、優先順位が高いものを第1移動体の作業としていたが、それに限られない。例えば、作業設定部62は、推定充電量が限界閾値以上となった第2移動体の予定作業が複数ある場合には、第2移動体のそれぞれの予定作業のうちで、第1移動体の初期位置に近くに第1位置がある予定作業を割り当ててもよい。すなわち例えば、作業設定部62は、推定充電量が限界閾値以上となった第2移動体の予定作業が複数ある場合には、第1移動体の初期位置から充電場所までの経路(充電経路)に対して、所定距離範囲内に第1位置がある予定作業を、第1移動体の次の作業に設定することが好ましい。さらに言えば、第1移動体の充電経路から所定距離範囲内に第1位置がある第2移動体の予定作業が、複数ある場合には、作業設定部62は、充電経路から最も近くに第1位置がある予定作業を、第1移動体の次の作業に設定してよい。また例えば、推定充電量が限界閾値以上となった第2移動体の予定作業が複数ある場合には、作業設定部62は、第2移動体の初期位置(直前の作業を終了した位置)から、第2移動体の予定作業での第1位置までの距離に基づいて、第1移動体の次の作業を設定してよい。例えば、作業設定部62は、第2移動体の初期位置から予定作業での第1位置までの距離が最も長い予定作業を、第1移動体の次の作業に設定してよい。すなわち、予定作業の荷積み位置から遠いため第2移動体の作業負荷が高くなる予定作業を、第1移動体が代わりに行ってよい。また、これ等の処理を組み合わせて、推定充電量が限界閾値以上となった第2移動体の予定作業が複数ある場合には、作業設定部62は、優先順位と、充電経路と予定作業の第1位置との間の距離と、第2移動体の初期位置から予定作業での第1位置までの距離とに基づいて、第1移動体の次の作業を設定してよい。
このように、第2実施形態においては、第1移動体が自身の予定作業を実行できない場合でも、第2移動体の予定作業を実行できる余裕がある場合には、第1移動体にその第2移動体の予定作業を実行させる。従って、移動体10の稼働率の低下を抑制できる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態においては、第1移動体が、第2移動体の予定作業の一部のみを実行する点で、第2実施形態とは異なる。第3実施形態において、第2実施形態と処理が共通する箇所は、説明を省略する。
図11及び図12は、目標物を中間位置でドロップする例を説明する模式図である。第2実施形態においては、第1移動体は、次の作業として設定された第2移動体の予定作業の全てを実行したが、第3実施形態においては、第1移動体は、次の作業として設定された第2移動体の予定作業の一部のみを実行する。具体的には、第1移動体は、その予定作業における第2位置まで目標物Pを搬送せずに、予定作業における第1位置よりも第2位置側にある中間位置まで目標物Pを搬送して、その中間位置で目標物Pをドロップする。
具体的には、第3実施形態においては、作業設定部62は、第1移動体の次の作業として、初期位置から、第2移動体の予定作業における第1位置までの経路と、第1位置から中間位置までの経路とを設定して、次の作業の情報として第1移動体に送信する。第1移動体は、それに従い、初期位置から第2移動体の予定作業における第1位置まで移動して目標物Pをピックアップし、中間位置まで移動して、その目標物Pをドロップする。なお、作業設定部62は、中間位置で目標物Pをドロップした作業の後の作業として、第1移動体に、充電場所まで移動させる作業を設定することが好ましい。すなわち、作業設定部62は、中間位置で目標物Pをドロップした作業の後に、中間位置から充電場所までの経路を設定して、第1移動体に送信する。第1移動体は、中間位置で目標物Pをドロップした後に、中間位置から充電場所まで移動して、充電が実行される。図11は、位置Acで目標物P1をドロップした移動体10A(第1移動体)の次の作業を設定する場合の例である。図11の例では、位置Acの移動体10Aは、移動体10Aの予定作業の推定充電量が限界閾値未満であるが、移動体10Bの予定作業である目標物PBを搬送する作業についての推定充電量が、限界閾値以上であった。従って、作業設定部62は、目標物PBを搬送する作業を移動体10Aの次の作業として設定して、位置Ac(初期位置)から位置Af(目標物PBの第1位置)までの経路と、位置Afから位置Ag(中間位置)までの経路とを、移動体10Aの次の作業における経路Raとして設定する。移動体10Aは、図12に示すように、位置Acから位置Afまで移動して目標物PBをピックアップし、位置Agまで移動して目標物PBをドロップする。さらに、作業設定部62は、その次の作業として、位置Agから位置Ad(充電場所)までの経路Rbを設定するため、移動体10Aは、位置Agで目標物PBをドロップした後、位置Adまで移動して充電される。
また、作業設定部62は、第2移動体に対して、第1移動体が中間位置でドロップした目標物Pを、第2位置まで搬送する作業を引き継がせる。すなわち、作業設定部62は、第2移動体の予定作業として、第2移動体の初期位置から中間位置までの経路と、中間位置から、その目標物Pの第2位置までの経路とを設定して、第2移動体に送信する。第2移動体は、それに従い、初期位置から中間位置まで移動して目標物Pをピックアップし、第2位置まで移動して、その目標物Pをドロップする。図11及び図12の例では、目標物PCを位置Aeまで搬送する作業が設定されている移動体10B(第2移動体)に対して、目標物PBを搬送する作業が予定作業として設定されていた。作業設定部62は、移動体10Bに対して、目標物PBの搬送を引き継ぐ作業を、予定作業として設定し直す。すなわち、作業設定部62は、図12に示すように、位置Ae(初期位置)から位置Ag中間位置までの経路と、中間位置から位置Ah(目標物Bの第2位置)までの経路とを、移動体10Bの予定作業として設定する。移動体10Bは、位置Aeから位置Agまで移動して目標物PBをピックアップし、位置Ahまで移動して目標物PBをドロップする。
なお、目標物Pを搬送する作業を引き継ぐ第2移動体は、その目標物Pを搬送する作業が元々設定されていた移動体10であることが好ましいが、それに限られず、その目標物Pを搬送する作業が設定されていなかった別の移動体10を、作業を引き継ぐ第2移動体としてもよい。すなわち、図12の例では、移動体10A、10B以外の移動体10が、目標物PBを位置Agから位置Ahに搬送してもよい。
目標物Pを一旦ドロップする中間位置は、任意に設定されてよい。例えば、作業設定部62は、第1移動体の初期位置から充電場所までの経路である充電経路と、目標物Pの第1位置から第2位置までの経路である搬送経路とが、分岐する位置(分岐位置)に基づき、中間位置を設定してよい。例えば、作業設定部62は、分岐位置(分岐位置のウェイポイントA)そのものを、中間位置としてもよい。図12の例では、位置Acから位置Adまでの充電経路と位置Afから位置Ahまでの搬送経路との分岐位置は、位置Agであるため、位置Agが中間位置として設定される。ただしそれに限られず、作業設定部62は、分岐位置に対して所定距離範囲内にある位置(ウェイポイント)を、中間位置としてもよい。この場合例えば、作業設定部62は、分岐位置に対して所定距離範囲内にある充電場所又は待機場所を中間位置としてもよい。また例えば、作業設定部62は、分岐位置に対して所定距離範囲内にあり、かつ、対向する設置領域AR1に目標物Pが配置されていないウェイポイントAを、中間位置としてもよい。
なお、第3実施形態の作業設定部62は、第2実施形態と同様に、第2移動体の予定作業についての推定充電量が限界閾値以上である場合に、第2移動体の当該予定作業を、第1移動体の次の作業に設定する。ここで、第2実施形態における推定充電量は、第2移動体の予定作業の全てを終了してから充電場所に移動した場合の充電量の推定値である。すなわち図12を例にすると、移動体10が位置Afで目標物PBをピックアップして位置Ahでドロップしてから位置Adに移動した場合の充電量の推定値が、推定充電量となる。しかしながら、第3実施形態においては、中間位置までしか目標物Pを搬送しないので、第2移動体の予定作業を全て終了することを前提に推定充電量を決めなくてもよい。例えば、第3実施形態においては、作業設定部62は、第2移動体の予定作業の一部のみを実行してから充電場所に移動した場合の充電量の推定値を、第2移動体の予定作業についての推定充電量として算出してもよい。すなわち図12を例にすると、移動体10が位置Afで目標物PBをピックアップして位置Ag(中間位置)でドロップしてから位置Adに移動した場合の充電量の推定値を、推定充電量としてよい。この場合例えば、作業設定部62は、中間位置の候補となる位置(ウェイポイントA)のうちから、その位置でドロップしてから充電場所に移動した際の推定充電量が、限界閾値以上となる位置を、中間位置として設定してもよい。
また、第3実施形態の作業設定部62は、第2移動体の予定作業が複数ある場合には、第2実施形態と同様の方法で、第1移動体の次の作業とする予定作業を設定してもよい。
このように、第3実施形態においては、第1移動体が自身の予定作業を実行できない場合でも、第2移動体の予定作業の一部を実行できる余裕がある場合には、第1移動体にその第2移動体の予定作業の一部を実行させる。従って、移動体10の稼働率の低下を抑制できる。
なお、第3実施形態においては、第1移動体は、第2移動体の予定作業の一部を実行したが、それに限られず、第1移動体の予定作業の一部を実行してもよい。すなわち、第1移動体は、自身の予定作業の全体を実行できないが、一部のみ実行できる場合には、第1移動体の予定作業の一部のみを実行してもよい。第1移動体の作業の一部の設定方法は、第2移動体の作業の一部の設定方法と同様であるため説明を省略する。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態においては、移動体10の充電量と予定作業とに基づいて、基準閾値を設定する点で、第1実施形態と異なる。第4実施形態において、第1実施形態と構成が共通する箇所は、説明を省略する。なお、第4実施形態は、第2実施形態や第3実施形態にも適用可能である。
(充電量の取得)
図13は、基準閾値の設定の一例を説明するための表である。移動体10の充電量検出部84は、移動体10の充電量を検出する。充電量検出部84は、検出した充電量の情報を、情報処理装置14に送信する。情報処理装置14の充電量取得部64は、移動体10から、その移動体10の充電量の情報を取得する。本実施形態においては、充電量取得部64は、1つの作業を終わった状態における移動体10の充電量を取得する。例えば図13においては、情報処理装置14の充電量取得部64は、移動体10Aが目標物P1を第2位置A2でドロップした後の、第2位置A2に位置している状態における移動体10Aの充電量を、移動体10Aから取得する。
(予定作業の取得)
予定作業取得部66は、移動体10の予定作業の情報を取得する。
(基準閾値の設定)
作業設定部62は、移動体10の充電量と予定作業の情報に基づき、その移動体10の基準閾値を設定する。すなわち、作業設定部62は、1つの作業を終わった状態における移動体10の充電量と、その後に予定されている作業の内容に基づき、その時点における移動体10の基準閾値を設定する。すなわち、作業設定部62は、図13に示すように、移動体10が作業を終える毎に、移動体10の充電量と予定作業の情報とを取得して、作業を終了した時点での基準閾値を、作業毎に設定する。なお、図13における基準閾値は一例である。
作業設定部62は、少なくとも2つの移動体10が充電する時間帯が重ならないように、基準閾値を設定することが好ましい。例えば、作業設定部62は、移動体10が作業を終了したタイミングにおいて、他の移動体10が充電中であるかを判断する。作業設定部62は、それぞれの移動体10から、移動体10の位置情報を適宜取得しているため、移動体10が作業を終了したタイミングにおける他の移動体10の位置情報から、他の移動体が充電場所に位置しているかを判断する。作業設定部62は、移動体10が作業を終了したタイミングにおいて充電場所に位置している他の移動体10が存在する場合に、他の移動体10が充電中であると判断する。作業設定部62は、他の移動体10が充電中でない場合においては、予め設定された基準閾値を適用する。一方、作業設定部62は、他の移動体10が充電中である場合には、基準閾値を、作業を終わった状態における移動体10の充電量よりも低く設定する。これにより、移動体10は、今の充電量が基準閾値以上となるため、他の移動体10が充電している時間帯に、充電量が基準閾値未満となることで充電場所に向かうことを抑制できる。なお、作業設定部62は、所定の下限値以上となるように、基準閾値を設定してよい。この場合例えば、作業設定部62は、作業を終わった際の位置から充電場所まで移動した際の消費電力の推定値である推定消費電力量を取得する。作業設定部62は、推定消費電力量と限界閾値とを加えた値を、下限値として設定して、基準閾値をこの下限値以上とする。すなわち、作業を終わった状態における移動体10の充電量が下限値未満である場合には、基準閾値を、作業を終わった状態における移動体10の充電量以下とせずに、基準閾値を下限値以上とする。これにより、移動体10が次の作業を行うことで充電切れとなってしまうことを抑制できる。また、作業設定部62は、移動体10が充電場所から移動するタイミングを、言い換えれば、移動体10が充電を完了したと判断される充電量を、移動体10毎に設定してもよい。
このように、第4実施形態においては、移動体10の充電量と予定作業とに基づいて、基準閾値が設定される。さらに言えば、第4実施形態においては、作業設定部62は、それぞれの移動体10に割り当てられている予定作業(例えば数時間先に実施されるものも含む)に基づき、充電量が基準閾値を下回るタイミングが、各移動体10で分散するように、基準閾値を設定することが好ましい。従って、移動体10毎に基準閾値を設定することが可能となり、例えば、複数の移動体が同じ時間帯に充電することなどが抑制されて、移動体の稼働率の低下を抑制できる。
なお、第4実施形態においては、第1~第3実施形態と同様に、充電量及び予定作業の情報に基づき移動体10の次の作業を設定するが、次の作業を設定する処理は必須ではない。すなわち、第4実施形態においては、複数の移動体10の充電量と予定作業とに基づいて、基準閾値を移動体10毎に設定する処理を少なくとも実行すればよい。
(本開示の効果)
以上説明したように、本開示に係る情報処理方法は、移動体10の充電量の情報を取得するステップと、今後予定されている作業である予定作業の情報を取得するステップと、充電量及び予定作業の情報に基づき、移動体10の次の作業を設定するステップと、を含む。従って、充電量と今後の作業とを鑑みて、その予定作業を実行させるか、充電させるかを決定することが可能となり、移動体10の稼働率の低下を抑制できる。
作業を決定するステップにおいては、充電量が基準閾値未満であり、かつ、移動体10が予定作業を実行した後に充電場所に移動した際の移動体10の推定充電量が、基準閾値より低い限界閾値以上である場合に、その予定作業を次の作業に設定する。一方、作業を決定するステップにおいては、充電量が基準閾値未満であり、かつ、推定充電量が限界閾値未満である場合には、移動体10を充電場所に移動させる作業を、移動体10の次の作業に設定する。本開示によると、充電量が基準閾値を下回っていたとしても、以降の作業を行う余裕がある場合には、その作業を実行させるため、移動体10の稼働率の低下を抑制できる。
充電量の情報を取得するステップにおいては、第1移動体の充電量を取得し、予定作業の情報を取得するステップにおいては、第1移動体に割り当てられている予定作業の情報を取得し、作業を決定するステップにおいては、第1移動体に割り当てられている予定作業についての推定充電量が限界閾値以上である場合には、その予定作業を第1移動体の次の作業に設定する。本開示によると、第1移動体の充電量が基準閾値を下回っていたとしても、第1移動体に割り当てられた以降の作業を行う余裕がある場合には、その作業を実行させるため、移動体10の稼働率の低下を抑制できる。
予定作業の情報を取得するステップにおいては、第2移動体に割り当てられている予定作業の情報を取得し、作業を決定するステップにおいては、第2移動体に割り当てられている予定作業についての推定充電量が限界閾値以上である場合には、第2移動体に割り当てられている当該予定作業を、前記第1移動体の次の作業に設定する。本開示によると、第1移動体の充電量が基準閾値を下回っていたとしても、第2移動体に割り当てられた以降の作業を行う余裕がある場合には、第1移動体にその作業を実行させるため、移動体10の稼働率の低下を抑制できる。
作業は、移動体10に、搬送元(第1位置)にある目標物Pをピックアップさせ、目標物Pを搬送先(第2位置)まで搬送してドロップするものである。本開示の情報処理方法は、第1移動体の次の作業として設定された、第2移動体に割り当てられていた予定作業を、第1移動体に実行させるステップをさらに含む。実行させるステップにおいては、第1移動体に、搬送元よりも搬送先側の中間位置まで目標物Pを搬送させて、中間位置で目標物Pをドロップさせる。本開示によると、第1移動体の充電量が基準閾値を下回っていたとしても、第2移動体に割り当てられた作業の一部を行う余裕がある場合には、第1移動体にその作業の一部を実行させるため、移動体10の稼働率の低下を抑制できる。
実行させるステップにおいては、目標物Pをドロップさせた後に、第1移動体を充電場所まで移動させる。本開示によると、第1移動体に作業の一部を実行させた後に充電場所に向かわせるため、移動体10の稼働率の低下を抑制しつつ、第1移動体を適切に充電できる。
実行させるステップにおいては、搬送元(第1位置)から充電場所までの充電経路と、搬送元(第1位置)から搬送先(第2位置)までの搬送経路とが分岐する位置を中間位置とする。本開示によると、目標物Pを分岐位置まで搬送するため、移動体10の稼働率の低下を抑制できる。
本開示の情報処理方法は、充電量及び予定作業の情報に基づき、移動体10の充電量の基準閾値を設定するステップを更に有し、次の作業を設定するステップにおいては、基準閾値に基づいて、次の作業を設定する。本開示によると、移動体10毎に基準閾値を設定することが可能となり、例えば、複数の移動体が同じ時間帯に充電することなどが抑制されて、移動体10の稼働率の低下を抑制できる。
基準閾値を設定するステップにおいては、少なくとも2つの移動体10が充電する時間帯が重ならないように、基準閾値を設定する。本開示によると、複数の移動体が同じ時間帯に充電することなどが抑制されて、移動体10の稼働率の低下を抑制できる。
以上、本開示の実施形態を説明したが、この実施形態の内容により実施形態が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
10 移動体
12 管理装置
14 情報処理装置
40 移動先情報設定部
60 移動先情報取得部
62 作業設定部
64 充電量取得部
66 予定作業取得部
80 経路取得部
82 移動制御部
84 充電量検出部
A ウェイポイント

Claims (11)

  1. 移動体の充電量の情報を取得するステップと、
    今後予定されている作業である予定作業の情報を取得するステップと、
    前記充電量及び前記予定作業の情報に基づき、前記移動体の次の作業を設定するステップと、
    を含む、
    情報処理方法。
  2. 前記作業を決定するステップにおいては、
    前記充電量が基準閾値未満であり、かつ、前記移動体が前記予定作業を実行した後に充電場所に移動した際の前記移動体の推定充電量が、前記基準閾値より低い限界閾値以上である場合に、その予定作業を次の作業に設定し、
    前記充電量が基準閾値未満であり、かつ、前記推定充電量が前記限界閾値未満である場合には、前記移動体を前記充電場所に移動させる作業を、前記移動体の次の作業に設定する、請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記充電量の情報を取得するステップにおいては、第1移動体の充電量を取得し、
    前記予定作業の情報を取得するステップにおいては、前記第1移動体に割り当てられている予定作業の情報を取得し、
    前記作業を決定するステップにおいては、
    前記第1移動体に割り当てられている予定作業についての前記推定充電量が限界閾値以上である場合には、その予定作業を前記第1移動体の次の作業に設定する、請求項2に記載の情報処理方法。
  4. 前記予定作業の情報を取得するステップにおいては、第2移動体に割り当てられている予定作業の情報を取得し、
    前記作業を決定するステップにおいては、前記第2移動体に割り当てられている予定作業についての前記推定充電量が限界閾値以上である場合には、前記第2移動体に割り当てられている当該予定作業を、前記第1移動体の次の作業に設定する、請求項3に記載の情報処理方法。
  5. 前記作業は、前記移動体に、搬送元にある目標物をピックアップさせ、前記目標物を搬送先まで搬送してドロップするものであり、
    前記第1移動体の次の作業として設定された、前記第2移動体に割り当てられていた前記予定作業を、前記第1移動体に実行させるステップをさらに含み、
    前記実行させるステップにおいては、前記第1移動体に、前記搬送元よりも前記搬送先側の中間位置まで前記目標物を搬送させて、前記中間位置で前記目標物をドロップさせる、請求項4に記載の情報処理方法。
  6. 前記実行させるステップにおいては、前記目標物をドロップさせた後に、前記第1移動体を前記充電場所まで移動させる、請求項5に記載の情報処理方法。
  7. 前記実行させるステップにおいては、前記搬送元から前記充電場所までの経路と、前記搬送元から前記搬送先までの経路とが分岐する位置を前記中間位置とする、請求項6に記載の情報処理方法。
  8. 前記充電量及び前記予定作業の情報に基づき、前記移動体の充電量の基準閾値を設定するステップを更に有し、
    前記次の作業を設定するステップにおいては、前記基準閾値に基づいて、次の作業を設定する、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の情報処理方法。
  9. 前記基準閾値を設定するステップにおいては、少なくとも2つの前記移動体が充電する時間帯が重ならないように、前記基準閾値を設定する、請求項8に記載の情報処理方法。
  10. 移動体の充電量の情報を取得する充電量取得部と、
    今後予定されている作業である予定作業の情報を取得する予定作業取得部と、
    前記充電量及び前記予定作業の情報に基づき、前記移動体の次の作業を設定する作業設定部と、
    を含む、
    情報処理装置。
  11. 移動体の充電量の情報を取得するステップと、
    今後予定されている作業である予定作業の情報を取得するステップと、
    前記充電量及び前記予定作業の情報に基づき、前記移動体の次の作業を設定するステップと、
    をコンピュータに実行させる、
    プログラム。
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