JPWO2019031056A1 - 流量計 - Google Patents

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Abstract

流量を計測するためのセンサチップ(21)が架設されたセンサ流路(16)の他に、センサ流路(16)に対するバイパス流路となるオリフィス流路(13)を設けた流量計(1)において、オリフィス流路(13)の流路径(C)を流入流路(12)の流路径(A)より小さくし、センサ流路(16)の入口側に分流オリフィス(30)を配置しており、オリフィス流路(13)と分流オリフィス(30)は、縦軸に有効断面積を採り、横軸に流体の流体圧力を採ったときに、有効断面積の変化傾向が同じになるように、構成する。

Description

本発明は、流量を計測するためのセンサが架設されたセンサ流路の他に、センサ流路に対するバイパス流路を備える流量計に関するものである。
例えば、特許文献1および特許文献2には、流入流路と流出流路に接続するセンサ流路の他に、センサ流路に対するバイパス流路を備える流量計が、開示されている。被測定流体は、流入流路に流れ込んだ後、センサ流路へ流れ込むものと、バイパス流路に流れ込むものとに、分流される。このとき、流入流路に流れ込んだ被測定流体は、センサ流路で発生するセンサ側抵抗(上流側圧力と下流側圧力との差圧)と、バイパス流路で発生するバイパス側抵抗(上流側圧力と下流側圧力との差圧)がバランスする流量で、センサ流路に流れる。センサ流路とバイパス流路から流れ出した被測定流体は、流出流路にて合流し、流量計の外に流れ出す。流量計は、センサ流路に架設されたセンサにより、センサ流路に流れる被測定流体の流量を計測し、その流量をセンサ側抵抗とバイパス側抵抗の比率(分流比)を用いて流量計を流れる被測定流体の全体流量に換算し、信号を出力する。
特許第5580140号公報 特許第5160809号公報
しかしながら、従来の流量計には、次のような問題があった。すなわち、従来の流量計は、当該流量計に流れ込む被測定流体の質量流量が同じでも、図7に示すように、当該被測定流体が正圧である場合と、当該被測定流体が負圧である場合とで、センサ出力にズレが生じることがあった。本発明者らは、これまで正圧流体の流量制御に使用していた流量計を、負圧流体の制御に使用したところ、この問題に気がついた。本発明者らは、この原因について検討を重ねた結果、流体圧力によって分流比が変動することが原因であるとの結論に至った。
具体的に説明すると、質量流量が同じ場合、負圧流体は、正圧流体よりも分子密度が低く、センサ流路に流れ込みやすい。そのため、センサにより検出される流量は、負圧流体の方が正圧流体より多くなる。つまり、流体圧力によって、センサ側抵抗とバイパス流路側抵抗のバランスが崩れ、分流比が変動する。従来の流量計は、所定の分流比とセンサにより検出された流量とにより全体流量を算出していた。そのため、流量計に供給される被測定流体の質量流量が同じでも、正圧流体と負圧流体とでセンサ出力に差が生じていた。従来は、この程度の差は許容されていたが、近年、流量計に求められる精度がシビアになってきている。
本発明は、上記問題点を解決するためのものであり、被測定流体の流体圧変動によってセンサ出力の精度が低下することを抑制できる流量計を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様における流量計は、(1)流量を計測するためのセンサが架設されたセンサ流路の他に、前記センサ流路に対するバイパス流路を備える流量計において、前記センサ流路の入口側に設けられた分流オリフィスと、前記バイパス流路に設けられたメインオリフィスとを有すること、縦軸に有効断面積を採り、横軸に流体の流体圧力を採ったときに、前記メインオリフィスの有効断面積の変化傾向と前記分流オリフィスの有効断面積の変化傾向とが同じであること、を特徴とする。
上記流量計は、流体圧力が変動すると、メインオリフィスの有効断面積と、分流オリフィスの有効断面積が変化する。このとき、分流オリフィスの有効断面積とメインオリフィスの有効断面積とが、同じ傾向で変化する。そのため、流体圧力が変動しても、分流オリフィスを流れる流体の流量とメインオリフィスを流れる流体の流量との分流比の変動が少ない。これにより、所定の分流比とセンサにより検出される流量に基づいて全体流量を算出しても、流体圧力の変動によって生じるセンサ出力のズレが抑えられる。よって、上記流量計は、流体圧力の変動によってセンサ出力の精度が低下することを抑制できる。
(2)上記(1)に記載する流量計において、縦軸に有効断面積を採り、横軸に流体の流体圧力を採ったときに、前記流体圧力が負圧となる領域で、前記分流オリフィスの有効断面積が左肩下がりに変化すること、縦軸に有効断面積を採り、横軸に流体の流体圧力を採ったときに、前記流体圧力が負圧となる領域で、前記メインオリフィスの有効断面積が左肩下がりに変化すること、が好ましい。
流体圧力が負圧となる領域では、分流オリフィスは、オリフィス孔の大きさや数などによって、有効断面積の変化傾向が異なる。また、メインオリフィスも、小径部の長さなどによって、有効断面積の変化傾向が異なる。そこで、流体圧力が負圧となる領域で、有効断面積の変化傾向が左肩下がりに変化するメインオリフィスと分流オリフィスを組み合わせて、流量計に設置する。これにより、流量計は、流体圧力が負圧となる領域で変動しても、分流比の変動を効果的に抑制することができる。
(3)上記(1)又は(2)に記載する流量計において、前記メインオリフィスは、管路軸方向の長さが、管路軸に対して直交する方向の流路径に対して、2倍以上であるノズル形であること、前記分流オリフィスは、複数の孔を有すること、が好ましい。
流体は、ノズル形のメインオリフィスを流れるときの方が、薄い板に円形の孔を形成したオリフィスを流れるときよりも、管摩擦抵抗が大きくなる。そのため、ノズル形のメインオリフィスは、板状のオリフィスと比べ、圧損が大きくなる。一方、分流オリフィスは、開口面積が同じでも、1個の孔を備える場合よりも、複数の孔を備える場合の方が、流体が孔の内壁に接する面積が広くなる。そのため、分流オリフィスは、1個の孔を形成するよりも、複数の孔を形成する方が、圧損が大きくなる。よって、流量計は、メインオリフィスをノズル形にした場合には、複数の孔を備える分流オリフィスを使うことにより、メインオリフィスと分流オリフィスの有効断面積の変化傾向を同じにすることができる。
(4)上記(1)乃至(3)の何れか一つに記載する流量計において、前記有効断面積を、亜音速領域の公式により計算していること、が好ましい。
亜音速領域で有効断面積を算出するための公式が、負圧領域では十分機能していないと考えられる。しかし、その公式により、ある種の傾向を把握することは可能であり、本発明は、その定性的な傾向を利用するものである。すなわち、上記流量計によれば、分流オリフィスとメインオリフィスの有効断面積の変化傾向を周知の亜音速領域の公式を用いて簡単に求めることができる。
(5)上記(1)乃至(4)の何れか一つに記載する流量計において、前記メインオリフィスが小径部を有し、その小径部の長さが9mm以上あること、前記分流オリフィスは、小流量用では、直径0.2mmの孔9個を備えること、大流量用では、直径0.15mmの孔7個を備えること、が好ましい。
上記流量計は、小流量用の分流オリフィスの方が、大流量用の分流オリフィスよりも、開口面積が大きいが、流体が流れにくい。この理由は、分からないが、実験によりこの流量特性が得られている。よって、流量計は、流体の流量に応じて、小流量用の分流オリフィスと大流量用の分流オリフィスを使い分けることにより、小流量から大流量まで精度良く測定することができる。
従って、本発明によれば、流体圧力の変動によってセンサ出力の精度が低下することを抑制できる流量計を提供することが可能になる。
本発明の実施形態に係る流量計の流路断面図である。 分流オリフィスの積層構造の模式図である。 小流量用の分流オリフィスの孔周辺の平面図である。 大流量用の分流オリフィスの孔周辺の平面図である。 分流オリフィスの流量特性を示すグラフである。 メインオリフィスの流量特性を示すグラフである。 センサ出力特性の一例を示すグラフである。
本発明の流量計の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(流量計の概略構成)
図1は、流量計1の流路断面図である。流量計1は、大別して、ボディ10とセンサ基板20とから構成される。センサ基板20は、ボディ10の上面に開口する流路空間18を塞ぐように、シールパッキン23を介してボディ10の上面に配置され、基板押さえ22をボディ10にネジで固定することにより、ボディ10に密着されている。
ボディ10の両端面には、入力ポート11と出力ポート15が形成されている。入力ポート11は、流入流路12と、オリフィス流路13と、流出流路14と、センサ流路16を介して、出力ポート15に連通している。
入力ポート11と流入流路12とオリフィス流路13と流出流路14と出力ポート15は、同軸上に形成されている。流入流路12は、入力ポート11からボディ10の中央部へ向かって有底円筒形状に形成されている。流出流路14は、出力ポート15からボディ10の中央部へ向かって有底円筒形状に形成されている。オリフィス流路13は、管路軸に対して直交する方向の断面形状が、円筒形状にされている。
流入流路12の流路径Aと流出流路14の流路径Bは、同じである。オリフィス流路13の流路径Cは、流路径A,Bより小さい。オリフィス流路13は、管路軸方向の長さLが流路径Cの2倍以上である。なお、流入流路12のセンサ流路16と接続する部分より下流側から流出流路14のセンサ流路16と接続する部分より上流側までの流路は、バイパス流路の一例である。また、オリフィス流路13は、メインオリフィスおよびメインオリフィスの小径部の一例である。
センサ流路16は、流入流路12に対して垂直に接続する上流側流路17と、流出流路14に対して垂直に接続する下流側流路19と、上流側流路17と下流側流路19を接続する流路空間18を備える。センサチップ21は、センサ基板20に設けられ、流路空間18に架設されている。尚、センサチップ21は、センサの一例である。
上流側流路17と下流側流路19は同じ径で設けられている。上流側流路17の流路径Dは、オリフィス流路13の流路径Cより小さい。分流オリフィス30は、上流側流路17に配設されている。つまり、分流オリフィス30は、センサチップ21の上流側に配設されている。
図2に示すように、分流オリフィス30は、オリフィスプレート31と、スペーサ32と、フィルタプレート33を積層して構成されている。具体的に、オリフィスプレート31とフィルタプレート33との間には、複数のスペーサ32が配置され、オリフィスプレート31に被測定流体(流体の一例)を円滑に流すための隙間が確保されている。そして、フィルタプレート33は、スペーサ32と交互に配置される。センサ流路16は、被測定流体に混入した異物がフィルタプレート33により除去される。そのため、流路空間18の内壁とセンサチップ21との間の細い空間に異物が詰まることを回避できる。
分流オリフィス30は、被測定流体の流量に応じて、図3に示す小流量用のオリフィスプレート31と、図4に示す大流量用のオリフィスプレート35が使い分けられる。オリフィスプレート31,35は、何れも、管路軸を中心として複数の孔31a,35aを形成されている。図3に示すオリフィスプレート31は、直径0.2mmの孔31aを9個備える。図4に示すオリフィスプレート35は、直径0.15mmの孔35aを7個備える。よって、分流オリフィス30は、小流量用のオリフィスプレート31を使用する方が、大流量用のオリフィスプレート35を使用するよりも、開口面積が大きい。
上記流量計1は、オリフィス流路13の流路径Cが流入流路12の流路径Aより小さいので、オリフィス流路13内で圧力降下が起きる。そのため、流入流路12に流れ込んだ被測定流体の一部がセンサ流路16へ確実に流れ込む。よって、流入流路12に流れ込んだ被測定流体は、センサ流路16の分流オリフィス30へ流れ込むものと、オリフィス流路13に流れ込むものとに、分流される。このとき、被測定流体は、センサ流路16で発生するセンサ側抵抗(分流オリフィス30の上流側圧力と下流側圧力との差圧)と、オリフィス流路13で発生するバイパス側抵抗(オリフィス流路13の上流側圧力と下流側圧力との差圧)がバランスする流量で、センサ流路16に流れる。その後、センサ流路16を流れた被測定流体と、オリフィス流路13を流れた被測定流体が、流出流路14にて合流し、出力ポート15を介して流量計1の外に流れ出す。
センサ基板20は、センサ流路16を流れる被測定流体の流量をセンサチップ21により計測する。センサ基板20は、センサチップ21により計測された被測定流体の流量を、所定の分流比に基づいて、全体流量に換算する。センサ基板20は、算出した全体流量に比例して信号を出力する。
(分流オリフィスとメインオリフィスの流量特性について)
本発明者らは、流体圧力と分流オリフィスの有効断面積との関係を調べる第1試験、および、流体圧力とメインオリフィスの有効断面積との関係を調べる第2試験を行った。第1試験と第2試験には、上流側から順に、レギュレータ、圧力センサ、MFC、上流側圧力センサ、試験対象の流量計、下流側圧力センサ、可変絞り、真空ポンプを配置した試験装置を使用した。
第1及び第2試験では、被測定流体として空気を使用した。そして、第1及び第2試験では、レギュレータにより、MFCに供給される空気の一次側圧力を0.3MPaに調整した。そして、MFCにより空気の流量を一定流量に制御した。そして、可変絞りにより、試験対象の流量計の上流側圧力と下流側圧力を変化させた。そして、上流側圧力センサにより試験対象の流量計の上流側圧力P1を測定し、下流側圧力センサにより試験対象の流量計の下流側圧力P2を測定した。温度Tは一定とした。そして、上流側圧力P1と下流側圧力P2を下記の数式1に示す亜音速領域の公式と下記の数式2に示す音速領域の公式に当てはめ、有効断面積を逆算した。なお、Qは流量(L/min)、P1は上流側圧力(MPa)、P2は下流側圧力(MPa)、Tは温度(K)、Sは有効断面積(mm2)である。また、下記数式1に示す亜音速領域の公式は、(P2+0.1)/(P1+0.1)>0.5の場合に使用した。下記数式2に示す音速領域の公式は、(P2+0.1)/(P1+0.1)≦0.5の場合に使用した。
Figure 2019031056

Figure 2019031056
ここで、亜音速領域または音速領域で有効断面積を算出するための公式(数式1、数式2)は、負圧領域では十分機能していないと考えられる。しかし、それらの公式により、ある種の傾向を把握することは可能である。そこで、第1試験と第2試験では、数式1に示す亜音速領域の公式と数式2に示す音速領域の公式から有効断面積を逆算し、有効断面積の定性的な傾向を把握することにした。
第1試験では、試験対象の流量計として、分流オリフィスを除いて構造が同じ第1対象製品と、第2対象製品と、第3対象製品を使用した。第1対象製品は、直径0.4mmの孔1個を備える第1分流オリフィスを使用した。第2対象製品は、直径0.6mmの孔1個を備える第2分流オリフィスを使用した。第3対象製品は、直径0.2mmの孔9個を備える第3分流オリフィスを使用した。第1試験の結果を、図5に示す。図5の縦軸は、有効断面積の変化(%)を示し、横軸は、流体圧力(MPa)を示す。流体圧力は、第1〜第3対象製品に供給される空気の流体圧力(上流側圧力P1)である。有効断面積の変化は、流体圧力(上流側圧力P1)が0MPa(大気圧)であるときに算出した分流オリフィスの有効断面積に対する有効断面積の変化の割合である。
第2分流オリフィスと第3分流オリフィスは、孔の数が異なるが、開口面積が同じである。しかし、図5に示すように、第2分流オリフィスは、流体圧力が負圧となる領域において、有効断面積の変化傾向が左肩上がりになる。これに対して、第3分流オリフィスは、流体圧力が負圧となる領域において、有効断面積の変化傾向が左肩下がりになる。この流量特性の違いは、複数の孔の方が、1個の孔よりも、空気に接する面積が広く、空気が流れにくくなることに起因すると考えられる。
一方、第1分流オリフィスと第2分流オリフィスは、孔の数が1個で同じである。しかし、第2分流オリフィスは、第1分流オリフィスより開口面積が大きい。常識的には、第2分流オリフィスは、第1分流オリフィスより有効断面積が大きくなり、流体が流れやすくなると考えられる。しかし、第1試験の結果、図5に示すように、第2分流オリフィスは、第1分流オリフィスと比べ、流体圧力が負圧となる領域で有効断面積の増加割合が小さい。つまり、第2分流オリフィスは、第1分流オリフィスより開口面積が大きいにもかかわらず、流体が流れにくい。
上記第1試験の結果より、本発明者らは、分流オリフィスの開口面積や、孔の数によって、流体圧力が変動した場合における有効断面積の変化傾向が異なることを確認した。
これに対して、第2試験では、試験対象の流量計として、メインオリフィスを除いて構造が同じ第4対象製品と、第5対象製品を使用した。第4対象製品と第5対象製品は、流入流路12とオリフィス流路13と流出流路14の流路径が同じであり、オリフィス流路13にメインオリフィスを配置した。第4対象製品は、厚さ(小径部の管路軸方向の長さ)が9.4mmのノズル形の第1メインオリフィスを使用した。第5対象製品は、厚さ(小径部の管路軸方向の長さ)が1mmの板状の第2メインオリフィスを使用した。第1メインオリフィスと第2メインオフィスのオリフィス径は同じである。第2試験の結果を、図6に示す。図6の縦軸は、有効断面積の変化(%)を示し、横軸は、流体圧力(MPa)を示す。流体圧力は、第4〜第5対象製品に供給される空気の流体圧力(上流側圧力P1)である。有効断面積の変化は、流体圧力(上流側圧力P1)が0MPaであるときに算出したメインオリフィスの有効断面積に対する変化の割合である。
図6に示すように、第2メインオリフィスでは、流体圧力が負圧となる領域において、有効断面積の変化傾向が左肩上がりになる。これに対して、第1メインオリフィスでは、流体圧力が負圧となる領域において、有効断面積の変化傾向が左肩下がりになる。このような違いは、メインオリフィスの小径部の長さが長い程、流体とメインオリフィスの内壁との間に生じる管摩擦抵抗が大きくなり、流体が流れにくくなることに起因すると考えられる。
上記第2試験の結果より、本発明者らは、メインオリフィスの小径部の長さによって、流体圧力が変動した場合における有効断面積の変化傾向が異なることを確認した。
(メインオリフィスと分流オリフィスの組み合わせについて)
第1メインオリフィスと第2分流オリフィスを組み合わせた第1比較例と、第1メインオリフィスと第3分流オリフィスを組み合わせた第1実施例について、流体圧力と分流比との関係を検討する。
第1比較例は、流体圧力が負圧となる領域で、第1メインオリフィスの有効断面積の変化傾向が左肩下がりであり、第2分流オリフィスの有効断面積の変化傾向が左肩上がりである。つまり、第1メインオリフィスと第2分流オリフィスは、有効断面積の変化傾向が逆になる。そのため、第1比較例では、流体圧力が0MPaから低下するほど、第1メインオリフィスの有効断面積が小さくなるのに反して、第2分流オリフィスの有効断面積が大きくなる。
その結果、第1比較例では、流体圧力が0MPaから負圧に変動すると、第1メインオリフィスでは空気が流れにくくなるのに対して、第2分流オリフィスでは空気が流れやすくなる。よって、第1比較例では、流体圧力が0MPaである場合と流体圧力が負圧である場合とで、第2分流オリフィス側の抵抗と第1メインオリフィス側の抵抗とのバランスが大きく崩れる。つまり、第1比較例では、流体圧力が0MPaである場合と流体圧力が負圧である場合とで、分流比の変動が大きくなる。そのため、流体圧力の変動によって、所定の分流比とセンサチップ21により計測される流量に基づいて算出する全体流量がばらついて、センサ出力のズレが大きくなる。
例えば、第2分流オリフィスに流れ込む空気と第1メインオリフィスに流れ込む空気の分流比が、流体圧力が0MPaである場合には、3分の1と3分の2であったのが、流体圧力が負圧となる領域では、例えば5分の2と5分の3に変化してしまう。そのため、センサチップ21が計測する流量が変動し、センサ出力にズレが生じる。
これに対して、第1実施例では、流体圧力が負圧となる領域で、第1メインオリフィスの有効断面積の変化傾向と第3分流オリフィスの有効断面積の変化傾向が、左肩下がりで同じである。そのため、第1実施例では、流体圧力が0MPaから低下すると、第1メインオリフィスの有効断面積も第3分流オリフィスの有効断面積も、小さくなる。
その結果、第1実施例では、流体圧力が0MPaから負圧に変動すると、第1メインオリフィスにも第3分流オリフィスにも空気が流れにくくなる。よって、第1実施例では、流体圧力が0MPaである場合と流体圧力が負圧である場合とで、第3分流オリフィス側の抵抗と第1メインオリフィス側の抵抗とのバランスが大きく崩れない。つまり、第2実施例では、流体圧力が0MPaである場合と流体圧力が負圧である場合とで、分流比が近似する。そのため、流体圧力の変動によって、所定の分流比とセンサチップ21により計測される流量に基づいて算出する全体流量がばらつきにくく、センサ出力のズレが小さい。
本発明者らが、第1比較例について、流体圧力が0MPaのときのセンサ出力と流体圧力が−0.07MPaのときのセンサ出力を計測したところ、フルスケール最大流量に対する精度が、12%ずれた(+12%F.S.)。一方、本発明者らが、第1実施例について、流体圧力が0MPaのときのセンサ出力と流体圧力が−0.07MPaのときのセンサ出力を計測したところ、フルスケール最大流量に対する精度が3.7%ずれた(+3.7%F.S.)。よって、第1実施例は、第1比較例に対して、センサ出力の精度の差を3分の1程度に抑制できることがわかった。
更に、本発明者らは、上記第1比較例と第1実施例を用いて、流体圧力が0MPaである場合と流体圧力が正圧である場合について、センサ出力の差を調べた。その結果、第1比較例は、フルスケール最大流量に対する精度が−6%ずれた(−6%F.S.)。しかし、第1実施例は、フルスケール最大流量に対する精度が−2.1%ずれた(−2.1%F.S.)。よって、第1実施例は、流体圧力が正圧の領域においても、第1比較例に対してセンサ出力の差を3分の1程度に抑制できることがわかった。
よって、流体圧力が正圧の領域でも、負圧の領域でも、メインオリフィスと分流オリフィスの有効断面積の変化傾向を同じにすることにより、流体圧力の変動に応じてセンサ出力の精度に生じるズレを抑制できる。
尚、第2メインオリフィスを使用する場合には、第1分流オリフィスを使用することにより、流体圧力が負圧の領域で、第1メインオリフィスと第1分流オリフィスの有効断面積の変化傾向を左肩上がりにして、同じにできる。この場合、上記と同様に、流体圧力の変動による分流比の変化を小さくできるので、センサ出力の精度の低下を抑制できる。尚、第2分流オリフィスも、流体圧力が負圧の領域で、有効断面積の変化傾向が左肩上がりになる。しかし、第1分流オリフィスの方が第2分流オリフィスよりも、有効断面積の変化傾向が第2メインオリフィスの有効断面積の変化傾向に近い。よって、第2メインオリフィスに対しては第1分流オリフィスを組み合わせることで、有効断面積の変化傾向を近似させて分流比の変動をより効果的に抑制し、センサ出力の精度の低下を抑制できる。
本形態は、流量を計測するためのセンサチップ21が架設されたセンサ流路16の他に、センサ流路16に対するバイパス流路(流入流路12、オリフィス流路13、流出流路14)を備える流量計1において、センサ流路16の入口側に設けられた分流オリフィス30と、バイパス流路に設けられたオリフィス流路13(メインオリフィス)とを有すること、縦軸に有効断面積を採り、横軸に流体の流体圧力を採ったときに、オリフィス流路13(メインオリフィス)の有効断面積の変化傾向と分流オリフィス30の有効断面積の変化傾向とが同じであることを特徴とするので、流体圧力の変動によってセンサ出力の精度が低下することを抑制できる。
特に、流量計1は、縦軸に有効断面積を採り、横軸に流体の流体圧力を採ったときに、流体圧力が負圧となる領域で、分流オリフィス30の有効断面積が左肩下がりに変化すること、縦軸に有効断面積を採り、横軸に流体の流体圧力を採ったときに、流体圧力が負圧となる領域で、オリフィス流路13(メインオリフィス)の有効断面積が左肩下がりに変化することを特徴とするので、流体圧力が負圧となる領域で変動しても、分流比の変動を効果的に抑制することができる。
また、流量計1は、亜音速領域の公式(上記数式1)および音速領域の公式(上記数式2)により有効断面積を計算している。上述のように、亜音速領域および音速領域で有効断面積を算出するための公式が、負圧領域では十分機能していないと考えられるが、その公式により、ある種の傾向を把握することは可能である、本形態は、その定性的な傾向を利用するものである。すなわち、本形態の流量計1によれば、分流オリフィスとメインオリフィスの有効断面積の変化傾向を周知の亜音速領域の公式を用いて簡単に求めることができる。
また、流量計1は、オリフィス流路13の管路軸方向の長さ(メインオリフィスの小径部の長さ)が9mm以上あること、分流オリフィス30は、小流量用では、直径0.2mmの孔9個を備えること、大流量用では、直径0.15mmの孔7個を備えることを特徴とするので、被測定流体の流量に応じて、小流量用の分流オリフィスと大流量用の分流オリフィスを使い分けることにより、小流量から大流量まで精度良く測定することができる。
具体的に、例えば図7に示すように、流量が多いほど、正圧流体と負圧流体のセンサ出力にズレが生じやすい。これは、流体圧力だけでなく、流量によっても、分流比が変動することを意味する。よって、分流オリフィス30について、流量に応じて小流量用のオリフィスプレート31と大流量用のオリフィスプレート35を使い分けることにより、センサ出力のズレをより効果的に抑制できる。
なお、本実施形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で様々な改良、変形が可能である。
例えば、分流オリフィス30は、センサ流路16の入口側(上流側流路17)だけでなく、出口側(下流側流路19)にも配設して良い。これによれば、流量計1に対して流体を双方向に流す場合にも、流体圧力の変動によってセンサ出力の精度が低下することを抑制できる。
例えば、オリフィス流路13の流路径Cを、流入流路12の流路径Aと同一にし、ボディ10と別体のメインオリフィスを配置するようにしても良い。この場合、メインオリフィスは、小径部の管路軸方向の長さLが管路軸方向に対して直交する方向の流路径に対して2倍未満である板状のオリフィスであってもよいし、長さLが流路径に対して2倍以上であるノズル形のオリフィスであってもよい。
例えば、分流オリフィス30は、小流量用のオリフィスプレート31と大流量用のオリフィスプレート35の何れかで構成し、スペーサ32やフィルタプレート33を省略しても良い。
例えば、分流オリフィス30は、平面形状が円形でなくても、矩形状であっても良い。
1 流量計
13 オリフィス流路
16 センサ流路
30 分流オリフィス
31a 孔
35a 孔
C 流路径
L 管路軸方向の長さ
具体的に説明すると、質量流量が同じ場合、負圧流体は、正圧流体よりも分子密度が低く、センサ流路に流れ込みやすい。そのため、センサにより検出される流量は、負圧流体の方が正圧流体より多くなる。つまり、流体圧力によって、センサ側抵抗とバイパス側抵抗のバランスが崩れ、分流比が変動する。従来の流量計は、所定の分流比とセンサにより検出された流量とにより全体流量を算出していた。そのため、流量計に供給される被測定流体の質量流量が同じでも、正圧流体と負圧流体とでセンサ出力に差が生じていた。従来は、この程度の差は許容されていたが、近年、流量計に求められる精度がシビアになってきている。
上記課題を解決するために、本発明の一態様における流量計は、(1)流量を計測するためのセンサが架設されたセンサ流路の他に、前記センサ流路に対するバイパス流路を備える流量計において、前記センサ流路の入口側に設けられた分流オリフィスと、前記バイパス流路に設けられたメインオリフィスとを有すること、縦軸に有効断面積を採り、横軸に流体の流体圧力を採ったときに、前記流体圧力が負圧となる領域で、前記分流オリフィスの有効断面積が左肩下がりに変化するとともに、前記メインオリフィスの有効断面積が左肩下がりに変化すること、を特徴とする。
また、本発明の別態様における流量計は、(2)流量を計測するためのセンサが架設されたセンサ流路の他に、前記センサ流路に対するバイパス流路を備える流量計において、前記センサ流路の入口側に設けられた分流オリフィスと、前記バイパス流路に設けられたメインオリフィスとを有すること、縦軸に有効断面積を採り、横軸に流体の流体圧力を採ったときに、前記流体圧力が負圧となる領域で、前記分流オリフィスの有効断面積が左肩上がりに変化するとともに、前記メインオリフィスの有効断面積が左肩上がりに変化すること、を特徴とする。
その結果、第1実施例では、流体圧力が0MPaから負圧に変動すると、第1メインオリフィスにも第3分流オリフィスにも空気が流れにくくなる。よって、第1実施例では、流体圧力が0MPaである場合と流体圧力が負圧である場合とで、第3分流オリフィス側の抵抗と第1メインオリフィス側の抵抗とのバランスが大きく崩れない。つまり、第実施例では、流体圧力が0MPaである場合と流体圧力が負圧である場合とで、分流比が近似する。そのため、流体圧力の変動によって、所定の分流比とセンサチップ21により計測される流量に基づいて算出する全体流量がばらつきにくく、センサ出力のズレが小さい。
尚、第2メインオリフィスを使用する場合には、第1分流オリフィスを使用することにより、流体圧力が負圧の領域で、第メインオリフィスと第1分流オリフィスの有効断面積の変化傾向を左肩上がりにして、同じにできる。この場合、上記と同様に、流体圧力の変動による分流比の変化を小さくできるので、センサ出力の精度の低下を抑制できる。尚、第2分流オリフィスも、流体圧力が負圧の領域で、有効断面積の変化傾向が左肩上がりになる。しかし、第1分流オリフィスの方が第2分流オリフィスよりも、有効断面積の変化傾向が第2メインオリフィスの有効断面積の変化傾向に近い。よって、第2メインオリフィスに対しては第1分流オリフィスを組み合わせることで、有効断面積の変化傾向を近似させて分流比の変動をより効果的に抑制し、センサ出力の精度の低下を抑制できる。
(3)上記(1)に記載する流量計において、前記メインオリフィスは、管路軸方向の長さが、管路軸に対して直交する方向の流路径に対して、2倍以上であるノズル形であること、前記分流オリフィスは、複数の孔を有すること、が好ましい。
(5)上記(1)又は(3)に記載する流量計において、前記メインオリフィスが小径部を有し、その小径部の長さが9mm以上あること、前記分流オリフィスは、小流量用では、直径0.2mmの孔9個を備えること、大流量用では、直径0.15mmの孔7個を備えること、が好ましい。

Claims (5)

  1. 流量を計測するためのセンサが架設されたセンサ流路の他に、前記センサ流路に対するバイパス流路を備える流量計において、
    前記センサ流路の入口側に設けられた分流オリフィスと、前記バイパス流路に設けられたメインオリフィスとを有すること、
    縦軸に有効断面積を採り、横軸に流体の流体圧力を採ったときに、前記メインオリフィスの有効断面積の変化傾向と前記分流オリフィスの有効断面積の変化傾向とが同じであること、
    を特徴とする流量計。
  2. 請求項1に記載する流量計において、
    縦軸に有効断面積を採り、横軸に流体の流体圧力を採ったときに、前記流体圧力が負圧となる領域で、前記分流オリフィスの有効断面積が左肩下がりに変化すること、
    縦軸に有効断面積を採り、横軸に流体の流体圧力を採ったときに、前記流体圧力が負圧となる領域で、前記メインオリフィスの有効断面積が左肩下がりに変化すること、
    を特徴とする流量計。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する流量計において、
    前記メインオリフィスは、管路軸方向の長さが、管路軸に対して直交する方向の流路径に対して、2倍以上であるノズル形であること、
    前記分流オリフィスは、複数の孔を有すること、
    を特徴とする流量計。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載する流量計において、
    前記有効断面積を、亜音速領域の公式により計算していること、
    を特徴とする流量計。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載する流量計において、
    前記メインオリフィスが小径部を有し、その小径部の長さが9mm以上あること、
    前記分流オリフィスは、小流量用では、直径0.2mmの孔9個を備えること、大流量用では、直径0.15mmの孔7個を備えること、
    を特徴とする流量計。
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