JP2008116283A - 流量計 - Google Patents

流量計 Download PDF

Info

Publication number
JP2008116283A
JP2008116283A JP2006298839A JP2006298839A JP2008116283A JP 2008116283 A JP2008116283 A JP 2008116283A JP 2006298839 A JP2006298839 A JP 2006298839A JP 2006298839 A JP2006298839 A JP 2006298839A JP 2008116283 A JP2008116283 A JP 2008116283A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure loss
mixed fluid
fluid
flow rate
volume fraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006298839A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Ogura
厚 小倉
Toshiya Kobayashi
敏也 小林
Enro Yamamoto
円朗 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKYO MEETA KK
Original Assignee
TOKYO MEETA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKYO MEETA KK filed Critical TOKYO MEETA KK
Priority to JP2006298839A priority Critical patent/JP2008116283A/ja
Publication of JP2008116283A publication Critical patent/JP2008116283A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

【課題】混合流体を構成する2種類の流体成分の体積分率および混合流体の流量を、共に応答性良く計測できる流量計を提供すること。
【解決手段】流量計1は、絞り22を有する第1の圧力損失発生手段2、および層流形成流路31を有する第2の圧力損失発生手段3を備えている。これにより、2種類の流体成分からなる混合流体の流量を、絞り22での圧力損失と、各流体成分の体積分率を含んで表される混合流体の密度とを用いた式により表すことができる。また、混合流体の流量を、層流形成流路31での圧力損失と、各流体成分の体積分率を含んで表される混合流体の粘度とを用いた式により表すことができる。従って、演算手段6は、第1および第2の圧力損失検出手段4,5によって瞬時に検出される絞り22および層流形成流路31での圧力損失に基づいて、各流体成分の体積分率および混合流体の流量を、共に応答性よく求めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、流量計に係り、詳しくは、混合流体を構成する2種類の流体成分の体積分率および混合流体の流量を計測する流量計に関する。
近年、熱機関における燃料気体と酸素とからなる燃焼ガスの利用や、化学プロセスにおける気体あるいは液体である2種類の流体成分からなる混合流体の利用など、様々な場面で2種類の流体成分からなる混合流体が利用されており、このような混合流体を計測する種々の流量計が開発されている(例えば、引用文献1)。引用文献1に記載の流量計は、熱伝導法を利用した流量計であり、流体が流れる管体内には、複数本の抵抗素子が設けられ、当該抵抗素子の放熱量から、混合流体の流量が求められるようになっている。
特開2003−194606号公報
しかしながら、特許文献1に記載の流量計では、混合流体を構成する各流体成分の体積分率を計測することができないという問題がある。また、特許文献1に記載の流量計のような熱伝導法を利用した流量計では、流量の計測において、一般的に応答が非常に遅く、利用しづらいという問題がある。ここで、混合流体を構成する各流体成分の体積分率を計測する方法としては、赤外線吸収法や、超音波を用いた方法などがあるが、赤外線吸収法では応答が遅いという問題が、超音波を用いた方法では、応答性よく体積分率を計測することはできるが、体積分率の計測と同時には、混合流体の流量を計測することができないという問題がある。
本発明の目的は、混合流体を構成する2種類の流体成分の体積分率および混合流体の流量を、共に応答性良く計測できる流量計を提供することにある。
本発明の流量計は、2種類の流体成分からなる混合流体の流路の途中に設けられた絞りにより、混合流体に圧力損失を生じさせる第1の圧力損失発生手段と、混合流体の流路の途中に設けられて混合流体の流れを層流状態に保つ少なくとも一つの層流形成流路により、混合流体に圧力損失を生じさせる第2の圧力損失発生手段と、前記第1の圧力損失発生手段によって生じた混合流体の圧力損失を検出する第1の圧力損失検出手段と、前記第2の圧力損失発生手段によって生じた混合流体の圧力損失を検出する第2の圧力損失検出手段と、前記第1の圧力損失検出手段によって検出された圧力損失、および前記第2の圧力損失検出手段によって検出された圧力損失に基づいて、混合流体を構成する各流体成分の体積分率および混合流体の流量を算出する演算手段とを備えていることを特徴とする。
この構成の流量計は、絞りを有する第1の圧力損失発生手段、および層流形成流路を有する第2の圧力損失発生手段を備えている。これにより、ベルヌーイの原理から、混合流体の流量を、絞りを通過することによって生じる混合流体の圧力損失と、絞りの形状によって定まる定数と、各流体の体積分率および物性値を用いて表せる密度とを用いて表すことができる。また、ハーゲンポアズイユの法則から、混合流体の流量を、層流形成流路を通過することによって生じる混合流体の圧力損失と、層流形成流路の形状によって定まる定数と、各流体の体積分率および物性値を用いて表せる粘度とを用いて表すことができる。また、第1および第2の圧力損失検出手段を備えているので、絞りおよび層流形成流路を通過することによって生じる圧力損失を検出できる。
従って、演算手段は、第1および第2の圧力損失検出手段によって検出された圧力損失に基づいて、混合流体を構成する各流体成分の体積分率を求めることができる。そして、求めた体積分率から混合流体の流量を求めることができる。
また、演算手段は、第1および第2の圧力損失発生手段で生じ、瞬時に検出される圧力損失に基づいて演算を行うので、混合流体を構成する各流体成分の体積分率および混合流体の流量を、共に応答性良く求めることができる。
そして、本発明の流量計は、各流体成分の体積分率および混合流体の流量を、共に応答性良く求めることができるので、混合流体の拡散の進行具合をリアルタイムで計測することができ、各流体成分の体積分率および混合流体の流量の制御を簡易に、かつ、精度良く行うことができる。
さらに、本発明の流量計は、混合流体を構成する各流体の物性値が異なれば、どのような混合流体でも測定することができる。
この時、混合流体の流量をQ、密度をρ、粘度をμ、混合流体を構成する各流体成分の体積分率をx,x、密度をρ,ρ、粘度をμ,μ、分子量をm,mとし、前記第1の圧力損失発生手段の絞りの形状によって定まる定数をα、前記第1の圧力損失発生手段によって生じ、前記第1の圧力損失検出手段により検出される混合流体の圧力損失をΔPとし、前記第2の圧力損失発生手段の層流形成流路の形状によって定まる定数をα、前記第2の圧力損失発生手段によって生じ、前記第2の圧力損失検出手段により検出される混合流体の圧力損失をΔPとすると、前記演算手段は、前記第1の圧力損失発生手段を通過する混合流体の流量を表す
Figure 2008116283
の式と、前記第2の圧力損失発生手段を通過する混合流体の流量を表す
Figure 2008116283
の式と、混合流体の密度を表す
Figure 2008116283
の式と、混合流体の粘度を表す
Figure 2008116283
の式と、前記混合流体の粘度を表す式において用いたφを表す
Figure 2008116283
の式と、混合流体を構成する各流体成分の体積分率の関係を表す
Figure 2008116283
の式とを連立させることにより、混合流体を構成する各流体成分の体積分率および混合流体の流量を算出することが好ましい。
この構成の流量計では、演算手段は、上記の式(1)〜(6)を連立させて、混合流体を構成する各流体成分の体積分率x,xを求めるので、各流体成分の体積分率x,xを適正に求めることができる。そして、求めた体積分率x,xから混合流体の流量Qを適正に求めることができる。従って、各流体成分の体積分率および混合流体の流量の制御を、より精度良く行うことができる。
本発明では、演算手段が、第1および第2の圧力損失発生手段で生じ、瞬時に検出される混合流体の圧力損失の入力だけから所定の演算を行うので、混合流体を構成する2種類の流体成分の体積分率および混合流体の流量を、共に応答性良く計測できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係る流量計1の全体概略図である。
流量計1は、図1に示すように、第1の圧力損失発生手段としてのベンチュリ式流量計2と、ベンチュリ式流量計2の下流に設けられた第2の圧力損失発生手段としての層流型流量計3と、ベンチュリ式流量計2に接続された第1の圧力損失検出手段4と、層流型流量計3に接続された第2の圧力損失検出手段5と、第1および第2の圧力損失検出手段4,5で検出されたデータから所定の演算を行う演算手段6とを備えて構成され、混合流体を構成する気体あるいは液体である各流体成分の体積分率および混合流体の流量を同時に計測する。なお、混合流体を構成する各流体成分の種類、すなわち各流体成分の物性値は、既知であるものとする。
ベンチュリ式流量計2の流路21の途中には、下流側に進むに従って直径が小さくなる絞り部22と、絞り部22の下流側端部に連続し、絞り部22の下流側端部と同一の径に形成された喉部23とが設けられている。なお、絞り部22の上流側の流路21の直径は、同一径に形成されている。絞り部22の上流側の流路21と、絞り部22の下流側の流路21、すなわち、喉部23には、測定用の孔24,25が設けられている。
層流型流量計3は、層流形成流路としての複数の細管31と、細管31を内部に保持する円筒状の保持部材32とを備えている。細管31は、図1に示すように、断面円形のチューブ状部材が互いに平行に千鳥状に組み合わされている。そして、細管31は、それぞれの隙間が埋め合わされて全体として円柱の外形形状に構成され、保持部材32の内部流路33の中心に配置されている。保持部材32の上流側の流路33は、接続管36でベンチュリ式流量計2に接続されている。これにより、保持部材32の上流側の流路33に流入した混合流体は、漏れることなく細管31に分散され、保持部材32の下流側の流路33において合流する。この細管31の断面寸法および長さ寸法は、内部を測定対象の混合流体が層流状態で流れる寸法に設けられている。保持部材32の細管31の端部開口付近に当たる部分には、それぞれ測定用の孔34,35が設けられている。
第1の圧力損失検出手段4は、一端の圧力導入口が絞り部22の上流側に設けられた測定用の孔24に設けられ、他端の圧力導入口が絞り部22の下流側(喉部23)に設けられた測定用の孔25に設けられている。また、第1の圧力損失検出手段4は、演算手段6に電気的に接続されている。これにより、第1の圧力損失検出手段4は、絞り部22を通過することによって生じる混合流体の圧力損失を検出し、当該圧力損失信号を演算手段6に送信する。
第2の圧力損失検出手段5は、一端の圧力導入口が細管31の上流側に設けられた測定用の孔34に設けられ、他端の圧力導入口が細管31の下流側に設けられた測定用の孔35に設けられている。第2の圧力損失検出手段5も、演算手段6と電気的に接続されている。これにより、第2の圧力損失検出手段5は、細管31を通過することによって生じる混合流体の圧力損失を検出し、当該圧力損失信号を演算手段6に送信する。なお、これらの圧力損失検出手段4,5としては、液中差式や、弾性式、沈鐘式、環状天秤式などの任意の測定原理を用いたものが採用できる。
演算手段6は、第1および第2の圧力損失検出手段4,5によって検出された圧力損失信号を受信し、後述する所定の演算を行うことで、混合流体を構成する2種類の各流体成分の体積分率および混合流体の流量を求めるものである。
以下に、演算手段6で行う演算について説明する。
ベンチュリ式流量計2では、ベルヌーイの原理から、絞り部22を通過する混合流体の流量Qと、絞り部22を通過することによって生じ、第1の圧力損失検出手段4によって検出される混合流体の圧力損失ΔPとの関係は、次式のように求められる。
Figure 2008116283
図2は、ベンチュリ式流量計2および層流型流量計3の各部の寸法を示す図である。
この式(7)において、図2に示すように、dは、絞り部22の最小直径、Dは、絞り部22の最大直径、ρは、混合流体の密度である。ここで、式(7)において、圧力損失ΔPおよび密度ρ以外の項を、絞り部22の形状により定まる定数αとしてまとめると、絞り部22を通過する混合流体の流量Qと、絞り部22を通過することによって生じる混合流体の圧力損失ΔPとの関係は、次式のように求められる。
Figure 2008116283
層流型流量計3では、細管31内を流れる混合流体は層流(ハーゲンポアズイユ流れ)となっており、ハーゲンポアズイユの法則から、細管31を通過する混合流体の流量Qと、細管31を通過することによって生じ、第2の圧力損失検出手段5によって検出される混合流体の圧力損失ΔPとの関係は、次式のように求められる。
Figure 2008116283
この式(8)において、nは、細管31の本数、dは、細管31の直径、lは、細管31の長さ、μは、混合流体の粘度である。ここで、式(8)において、圧力損失ΔPおよび粘度μ以外の項を、細管31の形状(細管の本数nも含む)により定まる定数αとしてまとめると、細管31を通過する混合流体の流量Qと、細管31を通過することによって生じる混合流体の圧力損失ΔPとの関係は、次式のように求められる。
Figure 2008116283
ここで、xを混合流体を構成する一方の流体成分の体積分率、xを混合流体を構成する他方の流体成分の体積分率、ρを一方の流体成分の密度、ρを他方の流体成分の密度とする。すると、式(1)(および式(7))において、絞り部22を通過する混合流体の流量Qを表すのに用いた混合流体の密度ρを、次式のように、体積分率x,xを用いて表すことができる。
Figure 2008116283
また、μを混合流体を構成する一方の流体成分の粘度、μを混合流体を構成する他方の流体成分の粘度とする。すると、式(2)(および式(8))において、細管31を通過する混合流体の流量Qを表すのに用いた混合流体の粘度μを、次式のように、体積分率x,xおよび後述するφを用いて表すことができる。
Figure 2008116283
ここで、φijは、WilKeの半経験式により、次式のように表される。なお、m(m,m)は、混合流体を構成する各流体成分の分子量である。
Figure 2008116283
また、混合流体を構成する各流体成分の体積分率x,xには、以下の関係がある。
Figure 2008116283
従って、混合流体を構成する各流体成分の分子量m,m、密度ρ,ρ、および粘度μ,μは既知であり、定数αは、絞り部22の形状、定数αは、細管31の形状によって定まり、圧力損失ΔP,ΔPは、第1および第2の圧力損失検出手段5によって検出されるので、演算手段6は、式(1)〜(6)を連立させることにより、混合流体を構成する各流体成分の体積分率x,xおよび混合流体の流量Qを、共に求めることができる。
また、本発明の流量計1において、演算手段6は、瞬時に検出される圧力損失信号(ΔP,ΔP)の入力だけから所定の演算を行うので、混合流体を構成する各流体成分の体積分率x,xおよび混合流体の流量Qを、瞬時に求めることができる。
なお、定数α,αは、絞り部22および細管31の各部の寸法値から求める以外にも、以下の方法によって定めた校正値を用いてもよい。すなわち、混合流体を構成する流体成分を、各流量計2,3に、流量あるいは圧力を変えながら流通させ、当該流体成分の圧力損失および流量を測定する。そして、測定された圧力損失および流量のデータから、最小2乗法によって定数α,αを定めてもよい。このようにして求めた定数α,αを用いれば、製造工程などで生じる各流量計2,3(絞り部22および細管31)の寸法誤差を除去することができる。
従って、本実施形態によれば、以下のような効果が得られる。
(1)本実施形態の流量計は、絞り部22を有するベンチュリ式流量計2と、細管31を有する層流型流量計3とを備えている。これにより、ベルヌーイの原理から、混合流体の流量Qを、絞り部22を通過することによって生じる混合流体の圧力損失ΔPと、絞り部22の形状によって定まる定数αと、各流体の体積分率x,xおよび物性値ρ,ρを用いて表せる密度ρとを用いて表すことができる。また、ハーゲンポアズイユの法則から、混合流体の流量Qを、細管31を通過することによって生じる混合流体の圧力損失ΔPと、細管31の形状によって定まる定数αと、各流体の体積分率x,xおよび物性値μ,μ,ρ,ρ,m,mを用いて表せる粘度μとを用いて表すことができる。また、圧力損失ΔP,ΔPは、第1および第2の圧力損失検出手段4,5によって検出できる。
従って、定数α,αおよび物性値μ,μ,ρ,ρ,m,mは既知であるから、第1および第2の圧力損失検出手段4,5によって検出された圧力損失ΔP,ΔPの入力から演算手段6によって、混合流体を構成する各流体成分の体積分率x,xを求めることができる。そして、求めた体積分率x,xから混合流体の流量Qを求めることができる。また、混合流体を構成する各流体成分の物性値が異なれば、どのような流体成分でも測定することができる。
(2)演算手段6は、瞬時に検出される圧力損失信号(ΔP,ΔP)の入力だけから所定の演算を行うので、混合流体を構成する各流体成分の体積分率x,xおよび混合流体の流量Qを瞬時に求めることができる。従って、混合流体の拡散の進行具合をリアルタイムで計測することができ、混合流体を構成する各流体成分の体積分率x,xおよび混合流体の流量Qの制御を簡易に、かつ、精度良く行うことができる。
(3)細管31を用いたので、細管31内部を流れる混合流体を、簡単にかつ確実に層流状態に保持することができる。また、混合流体を層流状態に保つことが容易なので、様々な2種類の流体からなる混合流体に適用可能となり、流量計の適用範囲が広くなる。
また、細管31の断面形状が円形なので、細管31内の混合流体をより確実に層流状態に保つことができる。
(4)絞り部22を備えた流量計として、ベンチュリ式流量計2を用いたので、構造が簡易であり、流量計1を安価に製造できる。
(5)圧力損失の少ないベンチュリ式流量計2を層流型流量計3の上流に設置したので、少ない流量でも測定でき、利便性を向上できる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、数量などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
すなわち、前記実施形態では、絞り部22は、下流側に進むに従って直径が小さくなる構成であったが、絞りは、オリフィスなどでもよく、流路の断面積を小さくすることで、混合流体に圧力損失を生じさせるものであれば、構成は任意である。従って、ベンチュリ式流量計2の代わりに、オリフィス流量計や、面積流量計を用いることで、絞りを設けてもよい。
前記実施形態では、細管31の断面形状は円形であったが、これに限らず例えば三角形、四角形、六角形などでも良く、あるいはこれらの組み合わせでもよい。つまり、細管31の断面形状は、細管31内を流れる混合流体が層流状態に保たれる断面形状であれば任意である。
また、前記実施形態では、細管31は、複数個平行に設けられていたが、これに限らず、一本のみ設けられていてもよい。さらに、細管31は、円形のチューブ状部材を組み合わせて形成されていたが、細管状に形成されていればよく、例えば、円柱状の部材に円形の孔を穿設することによって形成されていてもよい。
また、層流形成流路は、細管31や細管状の構成に限らず、内部を流れる混合流体が層流状態に保たれる構成であれば、任意である。
前記実施形態では、第1の圧力損失発生手段は、ベンチュリ式流量計2であったが、絞りにより混合流体に圧力損失を生じさせれば、構成は任意であり、絞りそのものでもよい。
前記実施形態では、第2の圧力損失発生手段は、層流型流量計3であったが、層流形成流路により、混合流体の流れを層流状態に保ち、混合流体に圧力損失を生じさせれば、構成は任意であり、層流形成流路そのものでもよい。
圧力損失検出手段4,5は、絞り部22や細管31の両端の圧力の差を直接計測する差圧計が用いられていたが、これに限らず、例えば、絞り部22や細管31の両端に、それぞれに差圧計が設けられて構成されていてもよい。この場合、各差圧計から得た圧力を引き算することによって圧力の差(圧力損失)を求める。
本発明の一実施形態に係る流量計の全体概略図である。 流量計の各部の寸法を示す図である。
符号の説明
1…流量計、2…ベンチュリ式流量計(第1の圧力損失発生手段)、3…層流型流量計(第2の圧力損失発生手段)、4…第1の圧力損失検出手段、5…第2の圧力損失検出手段、6…演算手段、22…絞り部(絞り)、31…細管(層流形成流路)。

Claims (2)

  1. 2種類の流体成分からなる混合流体の流路の途中に設けられた絞りにより、混合流体に圧力損失を生じさせる第1の圧力損失発生手段と、
    混合流体の流路の途中に設けられて混合流体の流れを層流状態に保つ少なくとも一つの層流形成流路により、混合流体に圧力損失を生じさせる第2の圧力損失発生手段と、
    前記第1の圧力損失発生手段によって生じた混合流体の圧力損失を検出する第1の圧力損失検出手段と、
    前記第2の圧力損失発生手段によって生じた混合流体の圧力損失を検出する第2の圧力損失検出手段と、
    前記第1の圧力損失検出手段によって検出された圧力損失、および前記第2の圧力損失検出手段によって検出された圧力損失に基づいて、混合流体を構成する各流体成分の体積分率および混合流体の流量を算出する演算手段とを備えている
    ことを特徴とする流量計。
  2. 請求項1に記載の流量計において、
    混合流体の流量をQ、密度をρ、粘度をμ、混合流体を構成する各流体成分の体積分率をx,x、密度をρ,ρ、粘度をμ,μ、分子量をm,mとし、
    前記第1の圧力損失発生手段の絞りの形状によって定まる定数をα、前記第1の圧力損失発生手段によって生じ、前記第1の圧力損失検出手段により検出される混合流体の圧力損失をΔPとし、
    前記第2の圧力損失発生手段の層流形成流路の形状によって定まる定数をα、前記第2の圧力損失発生手段によって生じ、前記第2の圧力損失検出手段により検出される混合流体の圧力損失をΔPとすると、
    前記演算手段は、前記第1の圧力損失発生手段を通過する混合流体の流量を表す
    Figure 2008116283
    の式と、
    前記第2の圧力損失発生手段を通過する混合流体の流量を表す
    Figure 2008116283
    の式と、
    混合流体の密度を表す
    Figure 2008116283
    の式と、
    混合流体の粘度を表す
    Figure 2008116283
    の式と、
    前記混合流体の粘度を表す式において用いたφを表す
    Figure 2008116283
    の式と、
    混合流体を構成する各流体成分の体積分率の関係を表す
    Figure 2008116283
    の式とを連立させることにより、混合流体を構成する各流体成分の体積分率および混合流体の流量を算出する
    ことを特徴とする流量計。
JP2006298839A 2006-11-02 2006-11-02 流量計 Pending JP2008116283A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006298839A JP2008116283A (ja) 2006-11-02 2006-11-02 流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006298839A JP2008116283A (ja) 2006-11-02 2006-11-02 流量計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008116283A true JP2008116283A (ja) 2008-05-22

Family

ID=39502336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006298839A Pending JP2008116283A (ja) 2006-11-02 2006-11-02 流量計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008116283A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010008165A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Tokyo Gas Co Ltd 混合ガスの成分測定装置及び成分測定方法
US8421703B2 (en) 2006-11-17 2013-04-16 Nokia Corporation Apparatus for enabling two elements to share a common feed
CN105043465A (zh) * 2015-05-04 2015-11-11 王可崇 中部通孔动节流元件类靶式燃气表
CN105157765A (zh) * 2015-05-04 2015-12-16 王可崇 中部通孔动节流元件类靶式流量计
CN105181036A (zh) * 2015-05-04 2015-12-23 王可崇 中部通孔动节流元件类靶式水表
JP2016530526A (ja) * 2013-09-03 2016-09-29 ヴェーオーエム ワールド オブ メディスン ゲーエムベーハー 通流する媒体の混合比を決定するための装置および方法
CN108301819A (zh) * 2018-03-29 2018-07-20 北京石油化工学院 一种天然气井口计量节流一体化装置
US11351313B2 (en) * 2017-02-23 2022-06-07 The Trustees Of Princeton University System and method for monitoring injection site pressure

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5361390A (en) * 1976-11-15 1978-06-01 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Measuring method for mixing ratio of mixed gas
JPS60129643A (ja) * 1983-12-19 1985-07-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 同位体元素混合ガスの流量・組成測定方法
JPS60192241A (ja) * 1984-03-13 1985-09-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 水素同位体の測定方法
JP2003075318A (ja) * 2001-09-06 2003-03-12 Nippon Sanso Corp 流体成分濃度測定方法及び装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5361390A (en) * 1976-11-15 1978-06-01 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Measuring method for mixing ratio of mixed gas
JPS60129643A (ja) * 1983-12-19 1985-07-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 同位体元素混合ガスの流量・組成測定方法
JPS60192241A (ja) * 1984-03-13 1985-09-30 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 水素同位体の測定方法
JP2003075318A (ja) * 2001-09-06 2003-03-12 Nippon Sanso Corp 流体成分濃度測定方法及び装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8421703B2 (en) 2006-11-17 2013-04-16 Nokia Corporation Apparatus for enabling two elements to share a common feed
JP2010008165A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Tokyo Gas Co Ltd 混合ガスの成分測定装置及び成分測定方法
JP2016530526A (ja) * 2013-09-03 2016-09-29 ヴェーオーエム ワールド オブ メディスン ゲーエムベーハー 通流する媒体の混合比を決定するための装置および方法
CN105043465A (zh) * 2015-05-04 2015-11-11 王可崇 中部通孔动节流元件类靶式燃气表
CN105157765A (zh) * 2015-05-04 2015-12-16 王可崇 中部通孔动节流元件类靶式流量计
CN105181036A (zh) * 2015-05-04 2015-12-23 王可崇 中部通孔动节流元件类靶式水表
US11351313B2 (en) * 2017-02-23 2022-06-07 The Trustees Of Princeton University System and method for monitoring injection site pressure
CN108301819A (zh) * 2018-03-29 2018-07-20 北京石油化工学院 一种天然气井口计量节流一体化装置
CN108301819B (zh) * 2018-03-29 2023-07-28 北京石油化工学院 一种天然气井口计量节流一体化装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008116283A (ja) 流量計
US3838598A (en) Capillary flow meter
JP6022064B2 (ja) 圧縮可能な要素及び圧縮不可能な要素を有する複数要素の流体の流体特性決定
US9134155B2 (en) Reynolds number based verification for ultrasonic flow metering systems
US7631562B1 (en) Mass-flow sensor with a molded flow restrictor
US20060266127A1 (en) Apparatus and method for fiscal measuring of an aerated fluid
US9151649B2 (en) Ultrasonic flow metering system with an upstream pressure transducer
JP2012058237A (ja) 流体の特性を検出するための流量計
US20100138168A1 (en) Apparatus and a method of measuring the flow of a fluid
JP2010533868A (ja) 二相フロー・メータ
US20110303019A1 (en) Minimally intrusive monitoring of a multiphase process flow using a tracer
WO2014057673A1 (ja) 流量計
Tan et al. A conductance ring coupled cone meter for oil-water two-phase flow measurement
Zheng et al. Flow rate measurement of low GVF gas-liquid two-phase flow with a V-Cone meter
JP6771254B2 (ja) 流量計測装置及び流量計測方法
WO2018086086A1 (zh) 一种提高检测氧气浓度准确性的方法
NO20171056A1 (en) Ultrasonic viscometer
JP2012063187A (ja) 超音波流量計
US10605636B2 (en) Flowmeter
US20140195173A1 (en) Method for Ascertaining Flow by Means of Ultrasound
JP3179720U (ja) 流量計測装置
JP4015751B2 (ja) 差圧式流量計
RU2368874C1 (ru) Устройство для измерения потока текучих рабочих сред
Wildemann et al. A universal, nonintrusive method for correcting the reading of a flow meter in pipe flow disturbed by installation effects
US20220326059A1 (en) Wet gas holdup gas fraction and flow meter

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20080711

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080711

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110531

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111025