JP2017181231A - 流量計測装置 - Google Patents

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真人 佐藤
弘 中井
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弘 中井
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基之 名和
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Abstract

【課題】多層分割流路構成を用い、差圧により流量を計測する流量計において、多層分割流路を構成する仕切り板上流端における縮流部の影響を避ける手段を提供する。
【解決手段】被計測流体が流れる矩形断面を有する流路2と、流路2を複数の分割流路6〜9に分割する仕切り板3〜5と、第3の分割流路8内の上流側に開口した上流側圧力取出し口16と下流側に開口した下流側圧力取出し口17と、上流側圧力取出し口16と下流側圧力取出し口17間の圧力差を計測する圧力センサと、圧力センサからの信号を計測する計測回路と、計測回路からの信号を処理して流量を算出する演算回路と、を備え、各分割流路6〜9は、各分割流路の流れが被計測流体の使用最大流量において、層流状態になるように設定された断面寸法を有し、上流側圧力取出し口16は、仕切り板の上流端の縮流部より下流に配置した。
【選択図】図3

Description

本発明は、差圧により流量を計測する流量計測装置に関するものである。
従来、この種の流量計として、管路を細かい流路群を持つマトリクスにより構成するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された流量計101の断面を示したものである。
図5に示すように、流量計101では、管路102の途中に細かい流路群103を形成したラミナー・エレメント104を配置し、その前後の圧力を計測するための圧力導管105、106が配置されている。圧力導管105、106は、細い流路群103の入り口側および出口側の平均的な静圧を検出するためにラミナー・エレメント104の半径方向の面積平均位置すなわち環状に区分して、例えば一区分の場合には内側と外側の面積が等しくなる半径位置に静圧の検出端を配置する構成としている。
特開2004−53481号公報
しかしながら、前記従来の構成では、計測部が細かい流路群103にて構成されているため、圧力損失が大きいものであった。また、静圧を検出するためには、ラミナー・エレメント104の入口部、出口部に圧力導管を配置する必要があり、この構成は、ラミナー・エレメント104への流れを乱すとともに、構成も複雑になるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、差圧を利用した流量計測装置において、被計測流体の流れを乱すことなく精度のよい計測の実施を目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の流量計測装置は、被計測流体が流れる矩形断面を有する流路と、前記流路を複数の分割流路に分割する仕切り板と、前記分割流路内の上流側に開口した上流側圧力取出し口と下流側に開口した下流側圧力取出し口と、前記上流側圧力取出し口と下流側圧力取出し口間の圧力差を計測する圧力センサと、前記圧力センサからの信号を計測する計測手段と、前記計測手段からの信号を処理して流量を算出する演算手段と、を備え、前記各分割流路は、前記各分割流路の流れが前記被計測流体の使用最大流量において、層流状態になるように設定された断面寸法を有し、前記上流側圧力取出し口は、前記仕切り板の上流端の縮流部より下流に配置したことにより、圧力測定を行うにあたり、流れを乱すことなく精度のよい計測を実施することができる。
本発明の流量計測装置は、仕切り板により多層に分割された分割流路における、少なくとも一つの分割流路において、前記分割流路内の圧力差を測定するための上流側圧力取出し口を、仕切り板上流端の縮流部より下流に配置することにより、少ない圧力損失で、流れを乱すことなく精度のよい計測を実施することができるものである。
本発明の実施の形態1における流量計測装置の概略構成図 本発明の実施の形態1における図1のAA’断面図 本発明の実施の形態1におけるBB’断面の流れ状態図 本発明の実施の形態1における流量と差圧の関係を示すグラフ 従来の差圧流量計を示す図
第1の発明は、被計測流体が流れる矩形断面を有する流路と、前記流路を複数の分割流路に分割する仕切り板と、前記分割流路内の上流側に開口した上流側圧力取出し口と下流側に開口した下流側圧力取出し口と、前記上流側圧力取出し口と下流側圧力取出し口間の圧力差を計測する圧力センサと、前記圧力センサからの信号を計測する計測手段と、前記計測手段からの信号を処理して流量を算出する演算手段と、を備え、前記各分割流路は、前記各分割流路の流れが前記被計測流体の使用最大流量において、層流状態になるように設定された断面寸法を有し、前記上流側圧力取出し口は、前記仕切り板の上流端の縮流部より下流に配置したことにより、圧力測定を行うにあたり、流れを乱すことなく精度のよい計測を実施することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記下流側圧力取出し口と前記上流側圧力取出し口は、前記仕切り板の中央に対して対称となる位置に配置したことにより、逆流や振動流れがあっても、縮流の影響を回避して精度の良い計測を実施することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
実施の形態1について、図1〜図4を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における流量計測装置1の概略構成図を示すものである。矩形断面の筒状流路(流路)2は、第1の仕切り板3、第2の仕切り板4、第3の仕切り板5により、第1の分割流路6、第2の分割流路7、第3の分割流路8、第4の分割流路9に分割されている。それぞれの仕切り板3〜5は、均等の厚み(t)を有している。
流路2には、第3の分割流路8の上部に圧力センサユニット10が取り付けられている。第3の分割流路8は流量計測を行う流路である。以降、第3の分割流路8を計測流路と称する。計測流路8以外の分割流路は非計測流路である。
図2は、図1のAA’断面を示す図であり、圧力センサユニット10には、差圧型の圧力センサ11が配置されており、圧力連通口12、13に接続されている。
計測流路8は、上面14、および下面15を有している。上面14には、上流側圧力取出し口16、および下流側圧力取出し口17が開口しており、それぞれ、圧力連通口12、13に接続されている。
圧力センサユニット10からの信号線18は、計測回路(計測手段)19に接続され、さらに演算回路(演算手段)20に接続されている。
第2の仕切り板4を含めた流路部分を多層部21と称する。圧力センサユニット10、多層部21、計測回路19、および演算回路20で流量計測装置1が構成される。
図3は、本発明の実施の形態1におけるBB’断面の流れ状態を示しており、各分割流路6,7,8、および9間の高さ(h)は均等になるように設定されている。また、hは、この値を代表長さとした場合、使用最大流量(Qmax)におけるレイノルズ数が層流域になるような値に設定されている。
図3には、上流側圧力取出し口16,および下流側圧力取出し口17の位置を仮想的に示してある。上流側の圧力取出し16の位置は、第2の仕切り板4,第3の仕切り板5の上流端4a、5aからの長さ(L)として、第2の仕切り板4,第3の仕切り板5の厚み(t)により生じる縮流C1,C2の影響が及ばない値に設定されている。
次に、流量計測装置1の計測動作について説明する。
図3において、矢印の方向より流入する流れは、各仕切り板3、4、5により分割され、それぞれの分割流路6,7,8,9に流入する。各分割流路6,7,8,9の高さ(h)は、均等にされているため、流入流れは、均等に分割される。したがって、流量はどれか代表の分割流路のものを計測すれば、それを4倍して、全体の流量が得られる。本実施の形態では、第3の分割流路8を代表として計測流路8としている。
図2において、計測流路8を通過する流れは、計測流路内において流れ方向に圧力差を生じる。その差圧は、上流側圧力取出し口16、および下流側圧力取出し口17より、それぞれ圧力連通口12、13を介して、圧力センサ11に伝えられる。圧力センサ11によって計測された圧力信号は、信号線18を介して、計測回路19に伝えられ、処理された後、演算回路20にて、流量が算出される。
このときの被計測流体の流れ状況を図3に示す。多層部21への流入流れは第2の仕切り板4,第3の仕切り板5の上流端4a、5aにてC1,C2のような縮流を生じる。しかしながら、上流側圧力取出し口16は、上流端4a、5aから、一定の距離(L)だけ下流にあり、この長さ(L)は、縮流の影響が及ばない値となっているため、縮流部の圧力を測定することはない。すなわち、縮流の影響を排除することにより、計測流路8の圧力差のみを計測することができる。
今、計測流路8の高さ(h)は、最大流量(Qmax)において、流れが層流となるような値に設定されているため、上流側圧力取出し口16から下流側圧力取出し口17にいたる間の圧力差(ΔP)は、流量(Q)に比例する。図4のグラフは、この様子を示したものである。
信号処理の経過は、図2に示すように、圧力センサ11により検知された圧力差(ΔP)の信号は、信号線18を介して計測回路19に伝達され、処理された後、演算回路20にて、上記の圧力差と流量の関係を用いて流量が算出される。
以上に示したように、上記のような経過で流量が求められるが、圧力差と流量の関係が複雑な関係式ではなく、比例関係であるため、流量を求めるに際して、複雑な演算をする必要がなく、また、媒介変数としての複雑な係数を用いる必要がないため、高精度の値を、負荷の少ない演算で求めることができる。
本実施の形態では、上流側圧力取出し口16の位置のみを規定したが、脈流等による流れに振動がある場合には、図3に示すように、下流側圧力取出し口17も、第2の仕切り板4,第3の仕切り板5の下流端4b、5bから、下流端4b、5bにより生じる縮流(図示せず)の影響を受けないLなる位置に設けるようにすれば、逆流を生じた場合でも、
精度のよい計測を実施することができる。
なお、本実施の形態では、流れが一方向から流れる場合を示したが、逆方向の流れがある場合には、下流側圧力取出し口17が、上流側となる。このような場合を想定すると、図3に示したように、下流側圧力取出し口17を、多層部21の流れ方向中央位置に関し、上流側圧力取出し口16と対称の位置、即ち、図2に示すように、上流側圧力取出し口16と下流側圧力取出し口17を仕切板の中央(CL)に対して対象の位置に配置するのがよい。
以上のように、本発明にかかる流量計測装置は、差圧を用いた流量計測を行うにあたり、多層計流路を用いることで、層流状態で、且つ、縮流の影響を受け無いため、高精度の計測を行うことが出来、種々の流量計測装置に適用が可能である。
1 流量計測装置
2 筒状流路(流路)
3 第1の仕切り板
4 第2の仕切り板
4a 上流端
5 第3の仕切り板
5a 上流端
6 第1の分割流路
7 第2の分割流路
8 第3の分割流路(計測流路)
9 第4の分割流路
11 圧力センサ
16 上流側圧力取出し口
17 下流側圧力取出し口
19 計測回路(計測手段)
20 演算回路(演算手段)

Claims (2)

  1. 被計測流体が流れる矩形断面を有する流路と、
    前記流路を複数の分割流路に分割する仕切り板と、
    前記分割流路内の上流側に開口した上流側圧力取出し口と下流側に開口した下流側圧力取出し口と、
    前記上流側圧力取出し口と下流側圧力取出し口間の圧力差を計測する圧力センサと、
    前記圧力センサからの信号を計測する計測手段と、
    前記計測手段からの信号を処理して流量を算出する演算手段と、
    を備え、
    前記各分割流路は、前記各分割流路の流れが前記被計測流体の使用最大流量において、層流状態になるように設定された断面寸法を有し、
    前記上流側圧力取出し口は、前記仕切り板の上流端の縮流部より下流に配置した流量計測装置。
  2. 前記下流側圧力取出し口と前記上流側圧力取出し口は、前記仕切り板の中央に対して対称となる位置に配置した請求項1に記載の流量計測装置。
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