JPH05332799A - 携帯用呼吸気流量測定装置 - Google Patents

携帯用呼吸気流量測定装置

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JPH05332799A
JPH05332799A JP4162261A JP16226192A JPH05332799A JP H05332799 A JPH05332799 A JP H05332799A JP 4162261 A JP4162261 A JP 4162261A JP 16226192 A JP16226192 A JP 16226192A JP H05332799 A JPH05332799 A JP H05332799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential pressure
pressure sensor
tube
auxiliary
breathing air
Prior art date
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Pending
Application number
JP4162261A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Sato
潔 佐藤
Takao Nakajima
孝男 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anima Corp
Original Assignee
Anima Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 層流管と差圧センサ間のチューブの振動及び
差圧センサ自身の振動による測定誤差が生じない携帯用
呼吸気流量測定装置を提供する。 【構成】 携帯使用され、被検者の呼吸気流量を測定す
る携帯用呼吸気流量測定装置において、呼吸気が流され
る層流管1に上流側及び下流側でチューブ2、3を介し
て接続される差圧センサ16と、チューブ2、3に一体
に固定されてループ状に配され、チューブ2、3と同一
長の補助チューブ21に接続される補助差圧センサ22
と、差圧センサ16の出力と補助差圧センサ22の出力
との差演算をする差動増幅器27とを設ける。 【効果】 常に被検者の身体の動きなどの外乱の影響を
受けずに呼吸気流量の測定を精度よく行うことが可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検者により携帯使用
され、被検者の呼吸気流量を測定する携帯用呼吸気流量
測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被検者の呼吸気流量は、当該被検者の健
康状態や運動状態によって異なり、呼吸気流量を正確に
測定することは、当該被検者が健康状態にあるかどうか
を判定したり、或いは被検者の身体活動量を把握する上
で重要である。そして、この呼吸気流量を被検者の実際
の日常生活の中で、或いは被検者が運動を行いながらそ
の場で測定することが、適確なデータを得るためには必
要である。
【0003】このために、層流式呼吸気流量測定装置が
使用されている。この従来の層流式呼吸気流量測定装置
を図2及び図3を参照して説明する。ここで、図2は従
来の層流式呼吸気流量測定装置の要部の構成を示す説明
図、図3は従来の層流式呼吸気流量測定装置の測定回路
の要部の構成を示す説明図である。
【0004】図2に示すように、呼吸気流が層流として
流される層流管1の上流側と下流側にチューブ2、3の
一端がそれぞれ接続してあり、これらのチューブ2、3
の他端には差圧センサ16が接続してある。この差圧セ
ンサ16は、磁性体のダイヤフラム5に対向してコイル
6、7が配設された構造になっていて、ダイヤフラム5
のチューブ2、3の接続位置に対応してコイル6、7が
配置してある。そして、チューブ2、3から圧力差が印
加されると、それぞれコイル6、7と対応するダイヤフ
ラム5の対向面との間隔が圧力に応じて変化し、コイル
6、7のインダクタンス値が変化するように構成されて
いる。
【0005】また、図3に示すように、コイル6とコイ
ル7との直列接続回路と、抵抗器8、可変抵抗器13、
及び抵抗器10の直列接続回路とが、互いに並列に接続
され、コイル6及び抵抗器8の接続点と、コイル7及び
抵抗器10の接続点間に交流電圧eが印加され、コイル
6及びコイル7の接続点と、可変抵抗器13の摺動端子
とをそれぞれ出力端子t1、t2とするブリッジ回路1
5が構成してある。
【0006】このようにして、従来の呼吸気流量測定装
置では、層流管1内の上流と下流との圧力差によって、
それぞれコイル6、7のインダクタンス値が設定され、
これらのコイル6、7を回路の構成素子とするブリッジ
回路15を使用して、出力端子t1、t2間に、チュー
ブ2、3位置での圧力差に対応する電気信号を取り出
す。
【0007】ここで、チューブ2、3位置での圧力差を
ΔP、管路長l、流量をQ、粘性係数をμ、管路の直径
をd、平均流速をUとすると、(1)式が成立する。
【0008】 ΔP=128μlQ/πd=32μlU/d (1) (1)式から(2)式が得られる。
【0009】 Q=πdΔP/128μl (2) (2)式から明らかなように、チューブ2、3位置での
層流管1内の圧力差ΔPを測定することにより、層流管
1内を流れる呼吸気流量Qを求めることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】この種の携帯用の呼吸
気流量測定装置は、被検者が携帯して歩行したり或いは
各種の運動をしながら使用されるので、被検者の身体の
動きによってダイヤフラム5やチューブ2、3に重力や
加速度による外乱が発生することがある。このためにこ
のような外乱によって、ダイヤフラム5に変位が生じた
り、チューブ2、3が振動したりする。
【0011】この場合、呼吸気流量の測定に外乱による
誤差が生じてしまう。
【0012】本発明は、前述したような層流式呼吸気流
量測定装置の現状に鑑みてなされたものであり、その目
的は差圧センサ自身や層流管と差圧センサ間のチューブ
の振動による測定誤差が生じない携帯用呼吸気流量測定
装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、被検者により携帯使用され、前記被検者の
呼吸気流量を測定する携帯用呼吸気流量測定装置におい
て、呼吸気が流される層流管に上流側及び下流側でチュ
ーブを介して接続される差圧センサと、前記チューブに
一体に固定されてループ状に配され、前記チューブと同
一長の補助チューブの両端が接続される補助差圧センサ
と、前記差圧センサの出力と前記補助差圧センサの出力
との差演算をする差演算手段とを有する構成にしてあ
る。
【0014】
【作用】このような構成なので、被検者の身体の動きな
どの外乱によって差圧センサやチューブが振動すると、
このチューブに一体に固定され、チューブと同一長でル
ープ状に配されている補助チューブが、チューブと同様
に振動する。そして、補助チューブの振動により生じる
差圧が、補助差圧センサによって検出される。さらに、
差圧センサの振動による出力変動が補助差圧センサによ
って検出される。
【0015】この場合、補助チューブはチューブと、差
圧センサは補助差圧センサとそれぞれ一体的に振動する
ので、補助チューブの振動で生じる差圧は、チューブの
振動で生じる差圧に等しく、差圧センサの振動による出
力変動は、補助差圧センサの出力変動に等しい。そこ
で、差演算手段によって差圧センサと補助差圧センサと
の差演算を行うことにより、被検者の身体の動きによる
外乱誤差が除去される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1を参照して説
明する。ここで図1は実施例の構成を示す説明図であ
り、すでに説明した図2と同一部分には同一符号が付さ
れている。
【0017】図1に示すように、実施例ではチューブ3
に隣接して層流管1にホルダ20が固定してあり、この
ホルダ20にループ状に配された補助チューブ21の一
端側が固定してある。この補助チューブ21の他端側は
補助差圧センサ22に接続してあり、チューブ2、3長
の合計と補助チューブ21とは同一長であり、補助チュ
ーブ21は外管23でチューブ2、3と一体に固定して
ある。また、補助チューブ21の直径、材質、内面仕上
げなどはチューブ2、3と同一に設定され、振動により
生じる差圧変動条件が、チューブ2、3と同一になるよ
うにしてある。
【0018】これらの、差圧センサ16及び補助差圧セ
ンサ22は、それぞれすでに図2で説明したものと同一
構造になっていて、磁性体のダイヤグラムと当該ダイヤ
グラム内に配されたコイルとを具備し、内部に当該コイ
ルを回路素子とするブリッジ回路が形成されている。こ
のようなそれぞれのブリッジ回路の出力端子(図2のt
1、t2)が、差圧センサ16及び補助差圧センサ22
の出力端子とされ、これらの出力端子には、それぞれ増
幅器25、26が接続してあり、増幅器25、26の出
力端子は、差動増幅器27の入力端子に接続してある。
【0019】次に、このような構成の実施例の動作を説
明する。
【0020】被検者の身体の動きに伴ってチューブ2、
3が振動すると、外管23で一体的に固定された補助チ
ューブ21が、チューブ2、3と一体に振動する。
【0021】チューブ2、3の振動によって層流管1の
上流及び下流間において、外乱振動の影響を受けた差圧
が差圧センサ16により検出され、増幅器25を介して
差圧信号ΔP+ΔP′が、差動増幅器27の非反転入力
端子に入力される。ここで、ΔP′はチューブ振動の影
響による差圧変動である。また、差圧センサ16自身の
振動による出力変動が検出され、増幅器25を介して、
信号ΔP″が差動増幅器27の非反転入力端子に入力さ
れる。ここで、ΔP″は、センサ自身の振動の影響によ
る差圧出力変動である。
【0022】一方、補助差圧センサ22では、被検者の
身体の動きによる補助チューブ21の振動で生じた差圧
変動が検出されるが、補助チューブ21はチューブ2、
3と同一長であり、且つチューブ2、3と一体に振動す
るので、増幅器26を介して信号ΔP′が差動増幅器2
7に入力される。また、補助差圧センサ22自身の振動
による出力変動が検出され、増幅器26を介して、信号
ΔP″が差動増幅器27に入力される。
【0023】このために、差動増幅器27の出力端子に
得られる差圧信号は、(ΔP+ΔP′+ΔP″)−(Δ
P′+ΔP″)=ΔPとなり、差動増幅器27の出力端
子には常に外乱の影響が除去された差圧信号が得られ
る。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように本発明では、呼吸
気が流される層流管の上流側及び下流側にチューブを介
して接続される差圧センサの検出信号と、当該チューブ
に一体に固定されてループ状に配され、当該チューブと
同一長の補助チューブの両端が接続される補助差圧セン
サの検出信号とが、差演算手段で差演算されるので、チ
ューブの振動及び差圧センサ自身の振動の影響が除去さ
れた差圧が検出され、常に被検者の身体の動きなどの外
乱の影響を受けずに呼吸気流量の測定を精度よく行うこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部の構成を示す説明図で
ある。
【図2】従来の層流式呼吸気流量測定装置の要部の構成
を示す説明図である。
【図3】従来の層流式呼吸気流量測定装置の検出回路の
要部の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 層流管 2、3 チューブ 16 差圧センサ 21 補助チューブ 22 補助センサ 23 外管 25、26 増幅器 27 差動増幅器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検者により携帯使用され、前記被検者
    の呼吸気流量を測定する携帯用呼吸気流量測定装置にお
    いて、呼吸気が流される層流管に上流側及び下流側でチ
    ューブを介して接続される差圧センサと、前記チューブ
    に一体に固定されてループ状に配され、前記チューブと
    同一長の補助チューブの両端が接続される補助差圧セン
    サと、前記差圧センサの出力と前記補助差圧センサの出
    力との差演算をする差演算手段とを有することを特徴と
    する携帯用呼吸気流量測定装置。
JP4162261A 1992-05-28 1992-05-28 携帯用呼吸気流量測定装置 Pending JPH05332799A (ja)

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JP (1) JPH05332799A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06189939A (ja) * 1992-12-24 1994-07-12 Chiesuto M I Kk 肺機能測定装置
JPH10118046A (ja) * 1996-10-16 1998-05-12 Anima Kk 携帯用呼吸気分析装置
JP2014188122A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Akita Prefectural Hospital Organization 磁性体検出センサ、磁性体検出方法および磁性体検出装置
JP2017181231A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 流量計測装置

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