JPWO2017195791A1 - ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂組成物の総量に対して1〜500ppmの群青と、を含有し、前記ポリエステル樹脂が、ジカルボン酸構成単位とジオール構成単位とを含み、該ジオール構成単位が、環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含み、該環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位の含有量が、前記ジオール構成単位の総量に対して、1〜60モル%である、ポリエステル樹脂組成物。

Description

本発明は、ポリエステル樹脂組成物に関する。
芳香族系飽和ポリエステル樹脂、特にポリエチレンテレフタレート(以下「PET」ということがある)は機械的性能、耐溶剤性、保香性、耐候性、リサイクル性等にバランスのとれた樹脂であり、ボトルやフィルムなどの用途を中心に大量に用いられている。しかしながらPETには結晶性、耐熱性に関して欠点が存在する。すなわち、結晶性に関してはPETは結晶性が高いため、厚みのある成形体やシートを製造しようとすると、結晶化により白化し、透明性が損なわれてしまう。また、耐熱性に関してはPETのガラス転移温度は80℃程度であるため、自動車内で使用する製品、輸出入用の包装材、レトルト処理や電子レンジ加熱を行う食品包装材、加熱殺菌処理を行う哺乳瓶や食器等、高い耐熱性、透明性が要求される用途には利用できなかった。
一方、環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含むポリエステル樹脂(例えば、特許文献1)は、高い透明性を持ちながらPETやポリエチレンナフタレート(以下「PEN」ということがある。)の耐熱性を改善したポリエステル樹脂であり、透明性と耐熱性が要求される用途での利用が可能である。当該樹脂は結晶性を抑えた樹脂であり、厚みのある成形体やシートを製造しても結晶化による白化等の不具合はなく透明な成形体を容易に得ることができる。
特開2002−69165号公報
一方、ポリエステル樹脂組成物及び該組成物を用いた成形体を製造する際は、黄変を抑制するため青色色材、例えばコバルト化合物などが添加されることがあり、その場合得られるポリエステル樹脂は良好な色調を保つ。
しかしながら、青色色材としてコバルト化合物を添加し製造された環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含むポリエステル樹脂においては、当該樹脂製造後に得られるペレットの色調は良好であるものの、これを原料として高温で成形したり、高温下長時間滞留させて成形したりすると、得られる製品が黄変するという問題が生じることが本発明者らの検討により明らかとなった。
本発明は、上述の従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含むポリエステル樹脂の特性である非晶性(透明性)や耐熱性を有しつつ、樹脂組成物としての耐黄変性に優れ、射出成形や押出成形により良好な色調を有する成形体を与えることが可能であり、且つ熱安定性にも優れるポリエステル樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決するため鋭意検討した結果、環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含むポリエステル樹脂に、群青を含有させることで、上記課題を解決できることを見出し、本発明をするに至った。
すなわち、本発明は、以下の通りである。
[1]
ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂組成物の総量に対して1〜500ppmの群青と、を含有し、
前記ポリエステル樹脂が、ジカルボン酸構成単位とジオール構成単位とを含み、
該ジオール構成単位が、環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含み、
該環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位の含有量が、前記ジオール構成単位の総量に対して、1〜60モル%である、
ポリエステル樹脂組成物。
[2]
前記環状アセタール骨格を有するジオールが、下記式(1)及び/又は式(2)で表されるジオールである、[1]に記載のポリエステル樹脂組成物。
(式中、R及びRは、各々独立して、炭素数が1〜10の脂肪族炭化水素基、炭素数が3〜10の脂環式炭化水素基、及び炭素数が6〜10の芳香族炭化水素基からなる群から選ばれる有機基を表す。)
(式中、R及びRは、各々独立して、炭素数が1〜10の脂肪族炭化水素基、炭素数が3〜10の脂環式炭化水素基、及び炭素数が6〜10の芳香族炭化水素基からなる群から選ばれる有機基を表す。)
[3]
前記環状アセタール骨格を有するジオールが、3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン又は5−メチロール−5−エチル−2−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジオキサンである、[1]又は[2]に記載のポリエステル樹脂組成物。
本発明によれば、環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含むポリエステル樹脂の特性である非晶性(透明性)や耐熱性を有しつつ、樹脂組成物としての耐黄変性に優れ、射出成形や押出成形により良好な色調を有する成形体を与えることが可能であり、且つ熱安定性にも優れるポリエステル樹脂組成物を提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「本実施形態」という。)について詳細に説明する。以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨の範囲内で適宜に変形して実施できる。
[ポリエステル樹脂組成物]
本実施形態のポリエステル樹脂組成物は、ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂組成物の総量に対して1〜500ppmの群青と、を含有し、前記ポリエステル樹脂が、ジカルボン酸構成単位とジオール構成単位とを含み、該ジオール構成単位が環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含み、該環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位の含有量が、前記ジオール構成単位の総量に対して、1〜60モル%である。
〔群青〕
コバルト化合物等の他の色材と比較して、群青を用いることにより、環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含むポリエステル樹脂を高温で成形して得られる成形体、又は成形機内に長時間滞留させて成形して得られる成形体の色調をより良好に保つことができる。また、驚くべきことに、群青を用いることにより、長時間高温化の条件で放置した場合でもゲル化しにくく、射出成形や押出成形等における熱安定性が優れるものとなる。
群青は青色の無機顔料の1種であり、別名として、ウルトラマリンブルー(ultramarine Blue)、ウルトラマリン、ピグメントブルー29(Pigment Blue 29)、とも言われる。天然品、合成品とも用いることが出来る。CAS番号は57455−37−5である。
群青の体積基準のメディアン径d50は、好ましくは0.1〜20μmであり、より好ましくは0.1〜10μmであり、さらに好ましくは0.1〜2μmである。群青の体積基準のメディアン径d50が上記範囲内であることにより、ポリエステル樹脂組成物の耐黄変性やポリエステル樹脂組成物を射出成形や押出成形して得られる成形体の色調がより向上する傾向にある。なお、群青の体積基準のメディアン径d50は、マルバーン社製のMASTERSIZERSにより測定することができる。
群青の体積基準の90%粒子径d90は、好ましくは0.1〜12μmであり、より好ましくは0.1〜7μmであり、さらに好ましくは0.1〜3μmである。群青の体積基準の90%粒子径d90が小さくなることにより、ポリエステル樹脂組成物の黄変がより抑制される傾向にあり、さらにポリエステル樹脂組成物を射出成形や押出成形して得られる成形体中の群青凝集物が小さくなる傾向にある。
また、群青の体積基準のメディアン径d50と90%粒子径d90との差分(d90−d50)は、好ましくは0.1〜12μmであり、より好ましくは0.5〜7μmであり、さらに好ましくは0.5〜3μmである。差分(d90−d50)は、用いた群青の体積基準の粒子径分布を示す指標として用いることができる。差分(d90−d50)が上記範囲内であることにより、より均一性の高い粒子がポリエステル樹脂組成物中に分散される。これにより、ポリエステル樹脂組成物の黄変がより抑制される傾向にあり、さらにポリエステル樹脂組成物を射出成形や押出成形して得られる成形体中の群青凝集物が小さくなる傾向にある。
なお、群青の体積基準のメディアン径d50及び90%粒子径は、群青を分級することにより調整することができる。
群青の含有量は、ポリエステル樹脂組成物の総量に対して、1〜500ppmであり、好ましくは1〜250ppmであり、より好ましくは2〜200ppmであり、さらに好ましくは2〜150ppmであり、特に好ましくは2〜100ppmである。群青の含有量が上記範囲内であることにより、ポリエステル樹脂組成物の耐黄変性やポリエステル樹脂組成物を射出成形や押出成形して得られる成形体の色調がより向上する傾向にある。
〔ポリエステル樹脂〕
本実施形態に用いられるポリエステル樹脂は、ジカルボン酸構成単位とジオール構成単位とを含み、該ジオール構成単位が環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含み、該環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位の含有量が、前記ジオール構成単位の総量に対して、1〜60モル%であるものである。
〔ジオール構成単位〕
ジオール構成単位は、環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含み、必要に応じて、その他のジオールに由来する構成単位を含んでもよい。
(環状アセタール骨格を有するジオール)
環状アセタール骨格を有するジオールとしては、特に限定されないが、例えば、式(1)及び/又は式(2)で表されるジオールが好ましい。このようなジオールを用いることにより、環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含むポリエステル樹脂の特性である、非晶性(透明性)や耐熱性がより向上する傾向にある。
(式中、R及びRは、各々独立して、炭素数が1〜10の脂肪族炭化水素基、炭素数が3〜10の脂環式炭化水素基、及び炭素数が6〜10の芳香族炭化水素基からなる群から選ばれる有機基を表す。)
(式中、R及びRは、各々独立して、炭素数が1〜10の脂肪族炭化水素基、炭素数が3〜10の脂環式炭化水素基、及び炭素数が6〜10の芳香族炭化水素基からなる群から選ばれる有機基を表す。)
式(1)及び/又は式(2)で表されるジオールとしては、特に限定されないが、例えば、3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン(以下、「スピログリコール」ともいう。)又は5−メチロール−5−エチル−2−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジオキサン(以下、「ジオキサングリコール」ともいう。)が挙げられる。このような環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含むことにより、非晶性(透明性)や耐熱性がより向上する傾向にある。環状アセタール骨格を有するジオールは、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位の含有量は、ジオール構成単位の総量に対して、1〜60モル%であり、好ましくは3〜58モル%であり、より好ましくは5〜55モル%であり、さらに好ましくは10〜50モル%である。環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位の含有量が上記範囲内であることにより、ポリエステル樹脂は結晶性が低下し、ガラス転移温度が高くなるため、非晶性(透明性)や耐熱性がより向上する傾向にある。
(その他のジオール)
環状アセタール骨格を有するジオール以外のその他のジオールとしては、特に限定されないが、例えば、エチレングリコール、トリメチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール等の脂肪族ジオール類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチレングリコール等のポリエーテルジオール類;1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,2−デカヒドロナフタレンジメタノール、1,3−デカヒドロナフタレンジメタノール、1,4−デカヒドロナフタレンジメタノール、1,5−デカヒドロナフタレンジメタノール、1,6−デカヒドロナフタレンジメタノール、2,7−デカヒドロナフタレンジメタノール、テトラリンジメタノール、ノルボルナンジメタノール、トリシクロデカンジメタノール、ペンタシクロドデカンジメタノール等の脂環式ジオール類;4,4'−(1−メチルエチリデン)ビスフェノール、メチレンビスフェノール(別名ビスフェノールF)、4,4'−シクロヘキシリデンビスフェノール(別名ビスフェノールZ)、4,4'−スルホニルビスフェノール(別名ビスフェノールS)等のビスフェノール類;上記ビスフェノール類のアルキレンオキシド付加物;ヒドロキノン、レゾルシン、4,4'−ジヒドロキシビフェニル、4,4'−ジヒドロキシジフェニルエーテル、4,4'−ジヒドロキシジフェニルベンゾフェノン等の芳香族ジヒドロキシ化合物;及び上記芳香族ジヒドロキシ化合物のアルキレンオキシド付加物等が挙げられる。
このなかでも、ポリエステル樹脂の機械的性能、経済性等の面から、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリメチレングリコール、1,4−ブタンジオールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールが好ましく、特にエチレングリコールが好ましい。その他のジオールは、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
その他のジオールに由来する構成単位の含有量は、ジオール構成単位の総量に対して、40〜99モル%であり、好ましくは42〜97モル%であり、より好ましくは45〜95モル%であり、さらに好ましくは50〜90モル%である。その他のジオールに由来する構成単位の含有量が上記範囲内であることにより、非晶性(透明性)や耐熱性がより向上する傾向にある。
〔ジカルボン酸構成単位〕
ジカルボン酸構成単位としては、特に限定されないが、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、デカンジカルボン酸、ノルボルナンジカルボン酸、トリシクロデカンジカルボン酸、ペンタシクロドデカンジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸;テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2−メチルテレフタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、ビフェニルジカルボン酸、テトラリンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸に由来するジカルボン酸単位が挙げられる。
このなかでも、ポリエステル樹脂の機械的性能、及び耐熱性の面から、テレフタル酸、イソフタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸および2,7−ナフタレンジカルボン酸といった芳香族ジカルボン酸が好ましく、特にテレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、およびイソフタル酸が好ましい。その中でも、経済性の面からテレフタル酸がもっとも好ましい。ジカルボン酸は、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
〔ポリエステル樹脂の製造方法〕
ポリエステル樹脂を製造する方法は、特に限定されず、従来公知の方法を適用することができる。例えば、エステル交換法、直接エステル化法等の溶融重合法または溶液重合法を挙げることができる。
上記各方法においては、公知の触媒を使用することができる。公知の触媒としては、特に限定されないが、例えば、金属マグネシウム、ナトリウム、マグネシウムのアルコキサイド;亜鉛、鉛、セリウム、カドミウム、マンガン、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、ニッケル、マグネシウム、バナジウム、アルミニウム、錫、ゲルマニウム、アンチモン、チタニウムなどの脂肪酸塩、炭酸塩、水酸化物、塩化物、酸化物などが挙げられる。これらの中でも、マンガン、チタン、アンチモン、ゲルマニウムの化合物が好ましく、酢酸マンガン、チタンテトラブトキシド、三酸化アンチモン、二酸化ゲルマニウムが特に好ましい。これら触媒は、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
上記各方法においては、必要に応じて、公知の添加剤を使用してもよい。公知の添加剤としては、特に限定されないが、例えば、エーテル化防止剤、熱安定剤及び光安定剤等の各種安定剤、重合調整剤、耐電防止剤、滑剤、酸化防止剤、離型剤、塩基性化合物等が挙げられる。
エーテル化防止剤としては、特に限定されないが、例えば、アミン化合物等を挙げることができる。
熱安定剤としては、特に限定されないが、例えば、リン化合物が挙げられる。このなかでもリン酸エステルが好ましく、リン酸トリエチルがより好ましい。
塩基性化合物としては、特に限定されないが、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩、水酸化物、カルボン酸塩、酸化物、塩化物、アルコキシドが挙げられる。このなかでも、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸リチウムが特に好ましい。
ポリエステル樹脂の製造方法の一例としては、特に限定されないが、例えば、エステル交換法においては、ジオール構成単位となる原料ジオールと、ジカルボン酸構成単位となるジカルボン酸エステルと、触媒とを所定温度まで昇温し、エステル交換反応を進行させるエステル交換工程と、得られた溶液に触媒と、熱安定剤とを添加し、さらに加熱及び減圧して重縮合反応を進行させる重縮合工程と、を有する方法が挙げられる。また、直接重合法においては、ジオール構成単位となる原料ジオールと、ジカルボン酸構成単位となるジカルボン酸と、触媒とを所定温度まで昇温し、エステル化反応を進行させるエステル化反応工程と、得られた溶液に触媒と、熱安定剤とを添加し、さらに加熱及び減圧して重縮合反応を進行させる重縮合工程と、を有する方法が挙げられる。原料は反応開始前に一括で仕込んでも良いし、一部を反応途中に仕込んでも良い。
[ポリエステル樹脂組成物の製造方法]
本実施形態のポリエステル樹脂組成物の製造方法としては、上記ポリエステルと、ポリエステル樹脂組成物の総量に対して1〜500ppmの群青と、が混合された状態であるポリエステル樹脂組成物を得る工程を有する方法であれば特に制限されない。
例えば、群青を、ポリエステルの製造工程(例えば、エステル交換工程、重縮合工程等)の少なくとも1段階において、原料等と供に又は原料と独立して添加することが好ましい。これらの段階のなかでも重縮合反応が終了するまでの任意の段階で群青を添加することがより好ましい。特にエステル化反応もしくはエステル交換反応が終了した後、群青を添加して、重縮合反応に供することが更に好ましい。また、ポリエステル樹脂が溶融状態にあるときに群青を練り込むこともできる。
また、群青を最終的に得られるポリエステル樹脂組成物中の濃度よりも高濃度で含有させたポリエステル(以下「マスターバッチ」という。)を予め調製し、該マスターバッチと群青を含まないポリエステルとを種々の割合で混合して本実施形態のポリエステル樹脂組成物を調製してもよい。マスターバッチは、例えば単軸または二軸押出機によりポリエステル樹脂と群青とを溶融混錬することによって得られる。また、この溶融混錬を複数回行うことで、群青の濃度が段階的に下げられたマスターバッチを得ることもできる。また、マスターバッチは、例えば群青を、ポリエステル樹脂の製造工程(例えば、エステル交換工程、重縮合工程等)の少なくとも1段階において、原料等と供に又は原料と独立して添加することによっても得ることができる。
〔ペレットの色調(a値、b値、YI)〕
本実施形態のポリエステル樹脂組成物のペレットの色調(a値、b値、YI)は、JIS−Z−8722に準じて測定することができる。このようにして測定されたポリエステル樹脂組成物のペレットのa値は、好ましくは+8.0〜−8.0であり、より好ましくは+5.0〜−5.0であり、さらに好ましくは+3.0〜−3.0である。b値は、好ましくは+4.0〜−10.0であり、より好ましくは+3.0〜−8.0であり、さらに好ましくは+2.5〜−5.0である。YIは、好ましくは+12.0〜−30.0であり、より好ましくは+10.0〜−24.0であり、さらに好ましくは+7.0〜−15.0である。ペレットの色調(a値、b値、YI)の測定には、日本電色工業社製の測色色差計(型式:ZE2000)を使用することができる。ペレットの色調(a値、b値、YI)のより詳細な測定方法としては、実施例に記載した方法を用いることができる。
〔ゲル化率〕
本実施形態のポリエステル樹脂組成物のゲル化率は、以下の方法で算出することができる。乾燥させたポリエステル樹脂組成物ペレットをSUS製容器に加え窒素で置換した後に密閉する。その後、SUS製容器中のポリエステル樹脂組成物のペレットを、270℃又は290℃で所定時間加熱した後、クロロホルムに溶解し、不溶物を吸引ろ過する。フィルター上に得られた不溶物を、その重量が恒量に達するまで乾燥し、初期ペレット量(SUS製容器に封入した時のポリエステル樹脂組成物のペレット重量)に対する重量比をゲル化率として算出することができる。
このようにして、加熱温度290℃加熱時間30時間の条件で測定されるゲル化率は、好ましくは10%以下であり、より好ましくは5%以下であり、さらに好ましくは3%以下である。また、加熱温度270℃加熱時間60時間の条件で測定されるゲル化率は、好ましくは10%以下であり、より好ましくは5%以下であり、さらに好ましくは3%以下である。
〔ポリエステル樹脂組成物の成形方法〕
本実施形態のポリエステル樹脂組成物の成形方法は、特に限定されず、射出成形、押出成形、カレンダー成形、押出し発泡成形、押出しブロー成形、インジェクションブロー成形等の従来公知の方法を用いることができる。
〔成形体の色調(YI)〕
本実施形態のポリエステル樹脂組成物の成形体の色調(YI)は、好ましくは+5.0〜−10.0であり、より好ましくは+4.0〜−7.0であり、さらに好ましくは+3.0〜−4.0である。成形体の色調(YI)の測定には、日本電色工業社製の色差・濁度測定装置(型式:COH−400、以下黄変度1〜3の測定においても同様とする。)を使用することができる。成形体の色調(YI)のより詳細な測定方法としては、実施例に記載した方法を用いることができる。
〔射出成形時の黄変度1(ΔYI)〕
射出成型時のシリンダ温度265℃、射出成形時のシリンダ内での滞留時間2分の条件で本実施形態のポリエステル樹脂組成物を用いて作製した射出成形片の色調(YI1)と、射出成型時のシリンダ温度265℃、射出成形時のシリンダ内での滞留時間5分の条件で作製した射出成形片の色調(YI2)の差分を、黄変度1(ΔYI)とする。この場合、黄変度1(ΔYI)は、好ましくは+0.25以下であり、より好ましくは+0.23以下であり、さらに好ましくは+0.20以下である。
〔射出成形時の黄変度2(ΔYI)〕
射出成型時のシリンダ温度265℃、射出成形時のシリンダ内での滞留時間2分の条件で本実施形態のポリエステル樹脂組成物を用いて作製した射出成形片の色調(YI1)と、射出成型時のシリンダ温度285℃、射出成形時のシリンダ内での滞留時間2分の条件で作製した射出成形片の色調(YI3)の差分を、黄変度2(ΔYI)とする。この場合、黄変度2(ΔYI)は、好ましくは+0.25以下であり、より好ましくは+0.23以下であり、さらに好ましくは+0.20以下である。
〔射出成形時の黄変度3(ΔYI)〕
射出成型時のシリンダ温度285℃、射出成形時のシリンダ内での滞留時間2分の条件で本実施形態のポリエステル樹脂組成物を用いて作製した射出成形片の色調(YI3)と、射出成型時のシリンダ温度285℃、射出成形時のシリンダ内での滞留時間5分の条件で作製した射出成形片の色調(YI4)の差分を、黄変度3(ΔYI)とする。この場合、黄変度3(ΔYI)は、好ましくは+0.25以下であり、より好ましくは+0.23以下であり、さらに好ましくは+0.20以下である。
なお、上記黄変度1〜3の測定において、射出成形片の色調(YI)自体は、JIS−K−7105に準じて3.2mm厚の射出成形体を48時間調湿後、23℃、相対湿度50%の雰囲気下で測定することができる。また、各黄変度は、日本電色工業社製の色差・濁度測定装置を用いて測定することができる。
〔群青凝集物の大きさ〕
本実施形態のポリエステル樹脂組成物に含まれる群青凝集物の大きさは、以下の方法で算出することができる。乾燥させたポリエステル樹脂組成物ペレットを単軸押出機にて所定のフィルム作製条件にて押出成形を行い、100μmのフィルム得る。得られたフィルムにおいて、10cm四方を実体顕微鏡にて走査し群青凝集物を確認する。確認した群青凝集物の最大幅を測定し、群青凝集物の大きさとする。
このようにして、測定される群青凝集物の大きさは、好ましくは100μm以下であり、より好ましくは20μm以下である。
〔用途〕
本実施形態のポリエステル樹脂組成物は、種々の用途に用いることができる。例えば、射出成形体、シート、フィルム、パイプ等の押し出し成形体、ボトル、発泡体、粘着材、接着剤、塗料等に用いることができる。更に詳しく述べるとすれば、シートは単層でも多層でもよく、フィルムも単層でも多層でもよく、また未延伸のものでも、一方向、又は二方向に延伸されたものでもよく、鋼板などに積層してもよい。ボトルはダイレクトブローボトルでもインジェクションブローボトルでもよく、射出成形されたものでもよい。発泡体は、ビーズ発泡体でも押出し発泡体でもよい。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例によりその範囲を限定されるものではない。
〔ポリエステル樹脂の製造〕
〔実施例1〕
分縮器、全縮器、コールドトラップ、トルク検出機付き攪拌機、加熱装置、及び窒素導入管を備えた30Lのポリエステル樹脂製造装置にテレフタル酸ジメチル10999g、エチレングリコール5977g、スピログリコール5242g、チタンテトラブトキシド0.9638gを仕込み、225℃まで昇温しつつ常法にてエステル交換反応を行った。エステル交換反応にて生成するメタノールの留出量が理論量の90%(3267g)となった後、反応液に対して、二酸化ゲルマニウム1.4813g、リン酸トリエチル5.1586g、及び群青(商品名「Nubix G−58」、Nubiola社製)を加えた。その後、反応液を225℃に維持したまま13.3kPaまで1時間かけて減圧した後、270℃、130Paまで1時間かけて昇温、減圧して重縮合反応を行った。そして、撹拌速度を100rpmから徐々に下げていき、撹拌速度が10rpm、攪拌機のトルクが200N・mとなったところで反応を終了しポリエステル樹脂をペレットとして約12kgを得た。なお、群青は、得られるポリエステル樹脂組成物の総量に対して25ppmとなる量を用いた。なお、マルバーン社製のMASTERSIZERSを用いて測定された群青の体積基準のメディアン径d50は、1.13μmであり、体積基準の90%粒子径は、10.33μmであった。
ポリエステル樹脂中の環状アセタール骨格を有するジオールに由来するジオール構成単位の割合は、30モル%であった。この環状アセタール骨格を有するジオールに由来するジオール構成単位の割合は、ポリエスエル樹脂20mgを1gの重クロロホルムに溶解し、H−NMR測定、ピーク面積比から算出した。測定装置は日本電子(株)製JNM−AL400を用い、400MHzで測定した。
〔実施例2〕
群青の使用量をポリエステル樹脂組成物の総量に対して10ppm用いたこと以外は、実施例1と同様の操作により、ポリエステル樹脂組成物をペレットとして得た。
〔実施例3〕
群青の使用量をポリエステル樹脂組成物の総量に対して2ppm用いたこと以外は、実施例1と同様の操作により、ポリエステル樹脂組成物をペレットとして得た。
〔実施例4〕
分縮器、全縮器、コールドトラップ、トルク検出機付き攪拌機、加熱装置、及び窒素導入管を備えた30Lのポリエステル樹脂製造装置にテレフタル酸ジメチル13460g、エチレングリコール8174g、スピログリコール2138g、チタンテトラブトキシド1.1795gを仕込み、225℃まで昇温しつつ常法にてエステル交換反応を行った。エステル交換反応にて生成するメタノールの留出量が理論量の90%(3997g)となった後、反応液に対して、二酸化ゲルマニウム1.8127g、リン酸トリエチル6.3128g、及び群青(商品名「Nubiflow」、Nubiola社製)を加えた。その後、反応液を225℃に維持したまま13.3kPaまで1時間かけて減圧した後、270℃、130Paまで1時間かけて昇温、減圧して重縮合反応を行った。そして、撹拌速度を100rpmから徐々に下げていき、撹拌速度が10rpm、攪拌機のトルクが200N・mとなったところで反応を終了しポリエステル樹脂をペレットとして約12kgを得た。なお、群青は、得られるポリエステル樹脂組成物の総量に対して7ppmとなる量を用いた。なお、マルバーン社製のMASTERSIZERSを用いて測定された群青の体積基準のメディアン径d50は、1.12μmであり、体積基準の90%粒子径は、2.18μmであった。
実施例1と同様の操作により、環状アセタール骨格を有するジオールに由来するジオール構成単位の割合を算出した。このポリエステル樹脂中の環状アセタール骨格を有するジオールに由来するジオール構成単位の割合は、10モル%であった。
〔実施例5〕
分縮器、全縮器、コールドトラップ、トルク検出機付き攪拌機、加熱装置、及び窒素導入管を備えた30Lのポリエステル樹脂製造装置にテレフタル酸ジメチル12105g、エチレングリコール6965g、スピログリコール3846g、チタンテトラブトキシド1.0608gを仕込み、225℃まで昇温しつつ常法にてエステル交換反応を行った。エステル交換反応にて生成するメタノールの留出量が理論量の90%(3595g)となった後、反応液に対して、二酸化ゲルマニウム1.6303g、リン酸トリエチル5.6776g、及び群青(商品名「Nubiflow」、Nubiola社製)を加えた。その後、反応液を225℃に維持したまま13.3kPaまで1時間かけて減圧した後、270℃、130Paまで1時間かけて昇温、減圧して重縮合反応を行った。そして、撹拌速度を100rpmから徐々に下げていき、撹拌速度が10rpm、攪拌機のトルクが200N・mとなったところで反応を終了しポリエステル樹脂をペレットとして約12kgを得た。なお、群青は、得られるポリエステル樹脂組成物の総量に対して7ppmとなる量を用いた。なお、マルバーン社製のMASTERSIZERSを用いて測定された群青の体積基準のメディアン径d50は、1.12μmであり、体積基準の90%粒子径は、2.18μmであった。
実施例1と同様の操作により、環状アセタール骨格を有するジオールに由来するジオール構成単位の割合を算出した。このポリエステル樹脂中の環状アセタール骨格を有するジオールに由来するジオール構成単位の割合は、20モル%であった。
〔実施例6〕
群青として商品名「Nubiflow」(Nubiola社製)を用いたことおよび、群青の使用量をポリエステル樹脂組成物の総量に対して7ppm用いたこと以外は、実施例1と同様の操作により、ポリエステル樹脂組成物をペレットとして得た。なお、群青はマルバーン社製のMASTERSIZERSを用いて測定された体積基準のメディアン径d50が1.12μmであり、体積基準の90%粒子径が2.18μmであった。
〔実施例7〕
分縮器、全縮器、コールドトラップ、トルク検出機付き攪拌機、加熱装置、及び窒素導入管を備えた30Lのポリエステル樹脂製造装置にテレフタル酸ジメチル9673g、エチレングリコール4792g、スピログリコール6915g、チタンテトラブトキシド0.8476gを仕込み、225℃まで昇温しつつ常法にてエステル交換反応を行った。エステル交換反応にて生成するメタノールの留出量が理論量の90%(2872g)となった後、反応液に対して、二酸化ゲルマニウム1.3027g、リン酸トリエチル4.5365g、及び群青(商品名「Nubiflow」、Nubiola社製)を加えた。その後、反応液を225℃に維持したまま13.3kPaまで1時間かけて減圧した後、270℃、130Paまで1時間かけて昇温、減圧して重縮合反応を行った。そして、撹拌速度を100rpmから徐々に下げていき、撹拌速度が10rpm、攪拌機のトルクが200N・mとなったところで反応を終了しポリエステル樹脂をペレットとして約12kgを得た。なお、群青は、得られるポリエステル樹脂組成物の総量に対して10ppmとなる量を用いた。なお、マルバーン社製のMASTERSIZERSを用いて測定された群青の体積基準のメディアン径d50は、1.12μmであり、体積基準の90%粒子径は、2.18μmであった。
実施例1と同様の操作により、環状アセタール骨格を有するジオールに由来するジオール構成単位の割合を算出した。このポリエステル樹脂中の環状アセタール骨格を有するジオールに由来するジオール構成単位の割合は、45モル%であった。
〔比較例1〕
群青に代えて、酢酸コバルトをポリエステル樹脂組成物の総量に対して、コバルト元素当たりの値として、10ppm用いたこと以外は、実施例1と同様の操作により、ポリエステル樹脂組成物をペレットとして得た。
〔比較例2〕
群青に代えて、フタロシアニンブルー(Pigment Blue 15:3)をポリエステル樹脂組成物の総量に対して、2.5ppm用いたこと以外は、実施例1と同様の操作により、ポリエステル樹脂組成物をペレットとして得た。
〔比較例3〕
群青に代えて、フタロシアニンブルー(Pigment Blue 15)をポリエステル樹脂組成物の総量に対して、2.5ppm用いたこと以外は、実施例1と同様の操作により、ポリエステル樹脂組成物をペレットとして得た。
〔比較例4〕
群青を用いなかったこと以外は、実施例1と同様の操作により、ポリエステル樹脂組成物をペレットとして得た。
〔参考例1〕
参考例1では、ポリエステル樹脂として環状アセタール骨格を含むジオールを含まず、かつコバルト化合物をポリエステル樹脂組成物の総量に対して、コバルト元素当たりの値として、14ppm含むポリエチレンテレフタレート樹脂である三菱化学株式会社製の「ユニペット(BK2180)」をそのまま使用した。
〔ペレットの色調評価(a値、b値、YI)〕
実施例1〜7、比較例1〜4、及び参考例1で得られたポリエステル樹脂組成物のペレットの色調(a値、b値、YI)を、JIS−Z−8722に準じて測定した。使用した測定装置は、日本電色工業社製の測色色差計(型式:ZE2000)であった。得られた評価結果を表1に示す。
〔ゲル化率の評価〕
実施例1、2、5及び7、比較例1及び4で得られたポリエステル樹脂組成物のペレットのゲル化率は、以下の方法で算出した。乾燥させたポリエステル樹脂組成物のペレットをSUS製容器に加え、容器内を窒素で置換した後に密閉した。その後、SUS製容器中のポリエステル樹脂組成物のペレットを、270℃又は290℃で所定時間加熱した後、クロロホルムに溶解し、不溶物を吸引ろ過した。フィルター上に得られた不溶物を、その重量が恒量に達するまで乾燥し、初期ペレット量(SUS製容器に封入した時のポリエステル樹脂組成物のペレット重量)に対する重量比をゲル化率として算出した。なお、290℃における加熱時間は、18時間、24時間、及び30時間として、それぞれの加熱時間ごとのゲル化率を測定した。また、270℃における加熱時間は、42時間及び60時間として、それぞれの加熱時間ごとのゲル化率を測定した。
〔射出成形片の色調(YI)の評価〕
射出成形片の色調の測定のため、実施例1〜7及び比較例1で得られたポリエステル樹脂組成物を射出成形した。射出成形には住友重機械工業製射出成型機(型式:SE130DU)を用いた。スクリュー回転数80rpm、射出成型時のシリンダ温度265℃、射出成形時のシリンダ内での滞留時間2分の条件で、3.2mm厚の射出成形片を作製した。得られた射出成形片の色調(YI1)を、JIS−K−7105に準じて、射出成形体を48時間調湿後、23℃、相対湿度50%の雰囲気下で測定した。使用した測定装置は、日本電色工業社製の色差・濁度測定装置(型式:COH−400)であった。
また、同様にして、実施例1〜7及び比較例1で得られたポリエステル樹脂組成物を用いて、射出成型時のシリンダ温度265℃、射出成形時のシリンダ内での滞留時間5分の条件で射出成形片を作製し、得られた射出成形片の色調(YI2)を測定した。また、実施例1〜7、比較例1、及び参考例1で得られたポリエステル樹脂組成物を用いて、射出成型時のシリンダ温度285℃、射出成形時のシリンダ内での滞留時間2分の条件で射出成形片を作製し、得られた射出成形片の色調(YI3)を測定した。さらに、実施例2〜6、及び参考例1で得られたポリエステル樹脂組成物を用いて、射出成型時のシリンダ温度285℃、射出成形時のシリンダ内での滞留時間5分の条件で射出成形片を作製し、得られた射出成形片の色調(YI4)を測定した。得られた評価結果を表1に示す。なお、比較例2〜4については、ペレットの時点において色調が好ましくないため、射出成形片を用いた評価は行わなかった。
〔射出成形時の黄変度1(ΔYI)の評価〕
実施例1〜7及び比較例1において、色調(YI1)と色調(YI2)の差分を算出し、黄変度1(ΔYI)を求めた。得られた評価結果を表1に示す。
〔射出成形時の黄変度2(ΔYI)の評価〕
実施例1〜7、及び比較例1において、色調(YI1)と色調(YI3)の差分を算出し、黄変度2(ΔYI)を求めた。得られた評価結果を表1に示す。
〔射出成形時の黄変度3(ΔYI)の評価〕
実施例2〜6、及び参考例1において、色調(YI3)と色調(YI4)の差分を算出し、黄変度3(ΔYI)を求めた。得られた評価結果を表1に示す。
〔群青凝集物の大きさ〕
上記のようにして得られたポリエステル樹脂組成物ペレットを二軸押出機(株式会社プラスチック工学研究所社製、製品名BTN−30−S2−30−A型押出機、スクリュー径:29.75mmφ、L/D:30)にて、Tダイ法によりシリンダー温度245〜265℃、Tダイ温度240〜260℃、スクリュー回転数80rpm、冷却ロール温度60〜110℃の作製条件にて押出成形を行い、100μmのフィルム得た。得られたフィルムにおいて、10cm四方を実体顕微鏡にて走査し群青凝集物を確認した。確認した群青凝集物の最大幅を測定し、群青凝集物の大きさとした。
表1に示すとおり、本発明の範囲に入る、群青を含み環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含むポリエステル樹脂(実施例1〜7)は、樹脂ペレットの色調評価において問題なく、また実施例1〜7に示すとおり、射出成型時に高温で成形を行っても、長時間滞留させて成形を行っても、黄変度(ΔYI)は小さく好ましいことが分かった。加えて、本発明の範囲に入る、群青を含み環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含むポリエステル樹脂(実施例1)は、長時間高温にさらしてもゲル化率が小さく好ましいことが分かった。
一方で、表1に示すとおり、本発明の範囲を外れ、群青を含まずコバルト化合物を含み環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含むポリエステル樹脂(比較例1)は、樹脂ペレットの色調評価において問題ないが、射出成型時に高温で成形を行ったり、長時間滞留させて成形を行うと、黄変度(ΔYI)は大きくなり好ましくないことが分かった。加えて、長時間高温にさらすとゲル化率が大きくなり好ましくないことが分かった。
また、表1に示すとおり、本発明の範囲を外れ、群青およびコバルト化合物を含まず群青以外の青色色材を含む環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含むポリエステル樹脂(比較例2、3)は、樹脂ペレットの色調評価においてa値が小さく問題があることが分かった。
表1に示すとおり、本発明の範囲を外れ、青色色材自体を含まない環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含むポリエステル樹脂(比較例4)は、樹脂ペレットの色調評価においてb値およびYIが大きく問題があることが分かった。加えて、長時間高温にさらすとゲル化率が大きくなり好ましくないことが分かった。
表1に示すとおり、本発明の範囲を外れ、コバルト化合物を含みジオール構成単位に環状アセタール骨格を含まないポリエステル樹脂(参考例1)は、樹脂ペレットの色調評価において問題なく、射出成型時に長時間滞留させて成形を行っても、黄変度(ΔYI)は小さく好ましいことが分かった。すなわち、参考例1の結果から、加える色材の種類により、高温で成形したり、高温下長時間滞留させて成形したりすると、得られる製品が黄変することは、環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含むポリエステル樹脂特有の課題であり、本発明により当該課題は解決できることが分かった。
本発明のポリエステル樹脂組成物は、射出成形体、押出成形体、発泡体、粘着材、接着剤、塗料等の各分野の材料として、産業上の利用可能性を有する。

Claims (3)

  1. ポリエステル樹脂と、ポリエステル樹脂組成物の総量に対して1〜500ppmの群青と、を含有し、
    前記ポリエステル樹脂が、ジカルボン酸構成単位とジオール構成単位とを含み、
    該ジオール構成単位が、環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位を含み、
    該環状アセタール骨格を有するジオールに由来する構成単位の含有量が、前記ジオール構成単位の総量に対して、1〜60モル%である、
    ポリエステル樹脂組成物。
  2. 前記環状アセタール骨格を有するジオールが、下記式(1)及び/又は式(2)で表されるジオールである、請求項1に記載のポリエステル樹脂組成物。
    (式中、R及びRは、各々独立して、炭素数が1〜10の脂肪族炭化水素基、炭素数が3〜10の脂環式炭化水素基、及び炭素数が6〜10の芳香族炭化水素基からなる群から選ばれる有機基を表す。)
    (式中、R及びRは、各々独立して、炭素数が1〜10の脂肪族炭化水素基、炭素数が3〜10の脂環式炭化水素基、及び炭素数が6〜10の芳香族炭化水素基からなる群から選ばれる有機基を表す。)
  3. 前記環状アセタール骨格を有するジオールが、3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン又は5−メチロール−5−エチル−2−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジオキサンである、請求項1又は2に記載のポリエステル樹脂組成物。
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