JPWO2017130616A1 - 鞍乗型車両用カプラー保持構造 - Google Patents

鞍乗型車両用カプラー保持構造 Download PDF

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Abstract

雄カプラー(21)と雌カプラー(22)とが係合部(25)にて係合するカプラー(20)と、カプラー(20)を保持する保持部(31)を有するカプラーホルダ(30)と、を備える鞍乗型車両用カプラー保持構造であって、保持部(31)は、車両外側が開放する切欠き部(31k)を有する保持孔(31h)であって、係合部(25)は、切欠き部(31k)から露出している。

Description

本発明は、鞍乗型車両用カプラー保持構造に関する。
従来より、メータユニットの裏面に、ハーネス接続用のカプラーを支持するカプラーホルダが取り付けられた自動二輪車が知られている。特許文献1に記載の自動二輪車においては、カプラーホルダを板状部材で構成すると共にカプラーホルダにカプラーを挿入するカプラー支持孔を形成している。このカプラー支持孔に対して、雄カプラーと雌カプラーとでカプラーホルダを挟み込むようにして取り付けることでカプラーがカプラーホルダに保持されている。
日本国特開2010−143331号公報
ところで、カプラーホルダに雄カプラーと雌カプラーからなるカプラーをはめ込むように装着する構造においては、抜け止めとして雄カプラーと雌カプラーが互いに係合する係合部を設けることが考えられる。しかし、カプラーホルダが板状部材にて構成されていると、係合部がカプラーホルダ自体に邪魔されて、係合部の係合状態が視認しにくくなることがある。このため、カプラーの装着や取り外しに際して作業性が悪く、作業性の向上が望まれていた。
本発明は、カプラーのカプラーホルダへの取り付けや取り外しに際し、作業性を向上させることができる鞍乗型車両用カプラー保持構造を提供する。
本発明は以下の態様を提供するものである。
第1態様は、
雄カプラーと雌カプラーとが係合部にて係合するカプラーと、前記カプラーを保持する保持部を有するカプラーホルダと、を備える鞍乗型車両用カプラー保持構造であって、
前記保持部は、車両外側が開放する切欠き部を有する保持孔であって、
前記係合部は、前記切欠き部から露出している、ことを特徴とする。
第2態様は、第1態様の構成に加えて、
前記カプラーホルダは、メータユニットの前方に取り付けられ、
前記係合部は、車両前方に設けられており、
前記切欠き部は、車両前方に向けて開放している、ことを特徴とする。
第3態様は、
雄カプラーと雌カプラーとが係合部にて係合するカプラーと、
前記カプラーを保持する保持部を有するカプラーホルダと、を備える鞍乗型車両用カプラー保持構造であって、
前記係合部は、前記保持部に対して車両上方にオフセットして配置されることでカプラーホルダから露出している、ことを特徴とする。
第4態様は、第3態様の構成に加えて、
前記カプラーホルダは、メータユニットの前方に取り付けられ、
前記係合部は、車両前方に設けられている、ことを特徴とする。
第5態様は、第1態様〜第4態様のいずれかの構成に加えて、
前記雄カプラーと前記雌カプラーは、前記カプラーホルダを挟んで上下方向から装着され、
前記係合部は、弾性変形可能な係合爪と、該係合爪が係合可能な被係合部とで構成され、
前記係合爪は、前記カプラーホルダの上側から装着される前記雄カプラーと前記雌カプラーのいずれか一方に設けられ、
前記被係合部は、前記カプラーホルダの下側から装着される前記雄カプラーと前記雌カプラーの他方に設けられている、ことを特徴とする。
第1態様によれば、保持部は車両外側が開放する切欠き部を有する保持孔であり、係合部は切欠き部から露出しているので、係合部の係合状態がすばやく確認できる。これにより係合部の係合状態を目視して作業することも可能になり、組み立て時やメンテナンス時の作業性が向上する。
第2態様によれば、車両前方にあるカプラーホルダにおいて切欠き部が車両前方に向けて開放しているので、フロントカウルを外した状態において車両前方から係合部が確認でき作業性が向上する。
第3態様によれば、係合部は、保持部に対して車両上方にオフセットして配置されることでカプラーホルダから露出しているので、係合部の係合状態がすばやく確認できる。これにより係合部の係合状態を目視して作業することも可能になり、組み立て時やメンテナンス時の作業性が向上する。
第4態様によれば、車両前方にあるカプラーホルダにおいて係合部が車両前方に設けられているので、車両前方から係合部が確認でき作業性が向上する。
第5態様によれば、雄カプラーと雌カプラーは、カプラーホルダを挟んで上下方向に設けられ、係合部は、カプラーホルダの上側から装着される雄カプラー又は雌カプラーに設けられた弾性変形可能な係合爪と、カプラーホルダの下側から装着される雄カプラー又は雌カプラーに設けられた被係合部とで構成される。したがって、上側から装着される雄カプラー又は雌カプラーをつまむ様にして係合爪を被係合部から抜く作業ができるので、作業が容易になり、メンテナンス性が向上する。
本発明の一実施形態の鞍乗型車両用カプラー保持構造を搭載した鞍乗型車両のメータユニット周辺構造を示す左側面図である。 図1に示すメータユニットを、車両前部を真正面から見た、図1における矢印A方向の矢視図である。 図1に示すメータユニットを、カプラーの前面に対して垂直方向から見た、図1における矢印B方向の矢視図である。 図2に示すメータユニットにおける車両左側の2つのカプラーを保持する保持部の斜視図である。 図4Aの保持部に装着された雄カプラーの斜視図である。 図4Bの雄カプラーに雌カプラーが結合したカプラーの斜視図である。 図2に示すメータユニットにおける車両右側の2つのカプラーを保持する保持部の斜視図である。 図5Aの保持部に装着された雄カプラーの斜視図である。 図5Bの雄カプラーに雌カプラーが結合したカプラーの斜視図である。
以下、本発明の一実施形態のカプラー保持構造について、図1〜図5Cを参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、操縦者から見た方向に従い記載し、また、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
本発明の一実施形態のカプラー保持構造を搭載した鞍乗型車両としての自動二輪車1は、図1に示すように、ヘッドパイプ2から斜め後方にメインフレーム3が延出されており、ヘッドパイプ2の左右両側に配置されたフロントフォーク4により前輪(不図示)が支持されている。フロントフォーク4は、ヘッドパイプ2の中に設けられたステアリングステム(不図示)と上側のトップブリッジ5と下側のボトムブリッジ(不図示)とによって操向可能に支持されている。トップブリッジ5の上側には、操向ハンドル6が連結されており、トップブリッジ5の前側には、例えばメータユニット支持部10b等を介してメータユニット10が取付けられている。
また、メータユニット10の前方には、カプラーホルダ30が取り付けられている。このカプラーホルダ30のさらに前方には、支持ブラケット5aに支持されたフロントカウル16等で覆われたヘッドライト15が取付けられている。
メータユニット10の前方のカプラーホルダ30には、図2に示すように、ワイヤーハーネスWk,Wbを接続する複数のカプラー20が装着されている。以下、このカプラー20を左側から順に、カプラー20a,20b,20c,20dと呼ぶ。
カプラーホルダ30は、略L字状の板状部材から構成され、メータユニット10に取り付けられる取付け壁部30aから車両前方斜め下方に向かってカプラー保持壁部30bが延出されている。カプラーホルダ30は、取付け壁部30aがメータユニット10の裏面部10dにビス50を介して取り付けられている。そして、このカプラー保持壁部30bに、カプラー20a,20b,20c,20dおよびリレースイッチ40が装着されている。
図2に示すように、カプラー保持壁部30bには、左右略中央の位置にリレースイッチ40が装着され、このリレースイッチ40の左右両側に合計4個のカプラー20a,20b,20c,20dが装着される。このカプラー20a,20b,20c,20dを保持する保持部31は、カプラー保持壁部30bに形成された保持孔31h(図4Aおよび図5A参照)にて構成されている。また、隣り合う保持部31と保持部31との間及びカプラー保持壁部30bの左右両端部などには取付け壁部30aとカプラー保持壁部30bとを繋ぐ補強リブ35が設けられている。さらに、カプラー保持壁部30bには、保持部31の下方にカプラー20a,20b,20c,20dの移動を規制する規制壁36が設けられている。
なお、リレースイッチ40は、その車幅方向一方側(左側)に設けられた側面取付部40aがカプラー保持壁部30bに突設されたリレー保持部38に上方から挿入されることで固定されており、ワイヤーハーネスWbが接続された接続カプラー40bが下方側から挿入されている。側面取付部40aがリレースイッチ40の車幅方向に設けられているので、取り付け時にリレー保持部38への側面取付部40aの差し込みを視認することができる。
カプラー20a,20b,20c,20dは、例えば最も左側(図2においては最も右側)に配置されるカプラー20aがメータユニット10の第1メータに接続され、左から二番目(図2においては右から二番目)のカプラー20bが第2メータに接続されている。また、最も右側(図2においては最も左)に配置されるカプラー20dがライトに接続され、右から二番目(図2においては左から二番目)のカプラー20cがスイッチに接続されている。
カプラー20a,20b,20c,20dは、図3に示すように、雄カプラー21(21a,21b,21c,21d)には一方のワイヤーハーネスWbが、雌カプラー22(22a,22b,22c,22d)には他方のワイヤーハーネスWkが接続されている。そして、雄カプラー21と雌カプラー22が、保持部31においてカプラー保持壁部30bを挟むように装着される(図4および図5参照)。
先ず、本実施形態のカプラー20a,20b,20c,20dのうち車両左側(図2においては右側)に配置された2個のカプラー20a,20bの取付け構造について、図4A〜4Cを参照して説明する。
カプラー20a,20bは、前掲のごとくそれぞれが雄カプラー21a,21bと雌カプラー22a,22bとで構成されており、雄カプラー21a,21bがカプラー保持壁部30bの下側から装着され、雌カプラー22a,22bがカプラー保持壁部30bの上側から雄カプラー21a,21bに装着されて結合される構造である。
図4Aに示すように、カプラー保持壁部30bには、雄カプラー21a,21bを挿入可能な矩形の保持孔31hが形成されている。そして、この保持孔31hは、それぞれ車両前方を開放した切欠き部31kを有している。図4Bに示すように、雄カプラー21a,21bには、四角柱状の雄カプラー胴部21ab,21bbの下端側に保持孔31hよりも大径のフランジ部21fが設けられている。また、雄カプラー胴部21ab,21bbの下端側には、後述する雌カプラー22a,22bの係合爪25m(図4C参照)が入り込んで係合する係止穴25fhを備えた被係合部25fが車両前方に突出するように設けられている。
図4Cに示すように、雌カプラー22a,22bには、四角筒状の雌カプラー胴部22ab,22bbの外周面から車両前方側に突出するとともに下端部よりもさらに下方側に張り出す係合爪25mが設けられている。さらに、この係合爪25mの下方先端部分には、前掲の被係合部25fに係合する構造として、被係合部25fへの挿入時の係合用の誘い込みテーパ面25mt及び被係合部25fに係合する段部25mdを備える先端係止部25meが設けられている。
このように、雌カプラー22a,22b側の係合爪25mと雄カプラー21a,21b側の被係合部25fとにより係合部25が構成されている。
係合爪25mは、雌カプラー胴部22ab,22bbとの間に隙間25msを有するように形成されている。本実施形態では、係合爪25mの下方側への張出基部に雌カプラー胴部22ab,22bbに凹みを設けて隙間25msが形成されているが、その他に、例えば、スリットを設けることで隙間25msを形成することができる。このような隙間25msが形成されていることで、係合爪25mは、下端部からの張り出し寸法を大きくしなくても変形量大きくすることができる。
次に、カプラー20a,20bの取り付け、取り外し操作について説明する。
カプラー20a,20bの取り付けに際しては、保持孔31hに、雄カプラー21a,21bの雄カプラー胴部21ab,21bbを接続端子面側21uが上になるように下側から挿入する。このとき、フランジ部21fをカプラー保持壁部30bの下面に当接させることで、雄カプラー21a,21bの挿入位置を規制する。
保持孔31hに雄カプラー21a,21bを装着した状態においては、図4Bに示すように、被係合部25fが、保持孔31hの切欠き部31kの直ぐ下側に位置しており、車両前方に向かって突出した状態である。すなわち、被係合部25fが、切欠き部31kに対面した位置で車両前方に向けて配置されたことで、車両前方方向から見て、切欠き部31kを介して被係合部25fを容易に見ることができる状態となっている。
なお、ここで云う被係合部25fが見える状態とは、カプラー20装着時の作業者の目線が、例えば、図1の矢印A方向若しくは矢印A方向よりも若干上方向であり、この方向から見たときに、被係合部25fが作業者から目視できる状態である。
次に、図4Cに示すように、保持孔31hに装着された雄カプラー21a,21bに対して、雌カプラー22a,22bの雌カプラー胴部22ab,22bbを雄カプラー胴部21ab,21bbに被せるように挿入する。この挿入操作により、両カプラー胴部内に設けられた接続端子同士が接続される。
雌カプラー22a,22bを、保持孔31hに挿入された雄カプラー21a,21bに対して上側から押し込むように操作すると、係合爪25mの先端係止部25meが被係合部25fに当って雌カプラー胴部22ab,22bb側(図4Cにおける矢印X方向)に撓むように弾性変形する。この変形によって先端係止部25meが係止穴25fh内に進入する。そして、先端係止部25meが係止穴25fhを通過した後に撓みが戻る(矢印X方向とは反対方向)。この撓みの戻りにより、係合爪25mが被係合部25fの段部25mdに引っ掛かって係止される。ここで、係合部25が車両前方に設けられていることで、係合部25の係合状態は、車両前方側から、切欠き部31kを介して露出して見える。したがって、カプラー20a,20bの装着操作をしながら係合部25の係合状態を、極めて容易に確認することができる。
係合部25による係止と同時に、雄カプラー21a,21bのフランジ部21fと雌カプラー22a,22bの下端部とでカプラー保持壁部30bを上下方向から挟み込む。これによりカプラー20a,20bを、カプラーホルダ30にしっかりと固定することができる。
カプラー20a,20bの取り外し作業を行うときは、上側に装着されている雌カプラー胴部22ab,22bbをつまむ操作をする。詳細には、雌カプラー胴部22ab,22bbを指でつまむ際に、係合爪25mを雌カプラー胴部22ab,22bbに押し付けるようにつまむ。この係合爪25mの押し付けによって、係合爪25mを雌カプラー胴部22ab,22bbに近寄るように撓ませる(図4Cの矢印X方向)。この係合爪25mの撓みによって、係合爪25mの段部25mdと被係合部25fの引っ掛かりを解除する。そして、雌カプラー胴部22ab,22bbを、つまんだまま引き抜く。このような簡単な操作で、カプラー20a,20bの取り外しを行うことができる。
続いて、車両右側(図2において左側)に配置された2個のカプラー20c,20dについて、図5A〜5Cを参照して説明する。なお、以下の説明において、図4A〜4Cと同一構造の部分については、同符号を付して説明を適宜省略する。
まず、最も車両右側(図2においては左側)に配置されたカプラー20dの保持部31は、図5Aに示すように、図4Aに示した構造と同様に、保持孔31hに切欠き部31kが形成されている。また、カプラー20dの係合部25の構造においても、図4B及び図4Cに示したカプラー20a,20bと全く同様に構成されている。なお、カプラー保持壁部30bには、カプラー20dを挿入する保持孔31hの左隣(図5Aにおいて右側)に、ワイヤーハーネスWkを取り廻すためのハーネス保持孔32が設けられている。
右から二番目に配置されたカプラー20cのカプラー保持構造は、上記したカプラー20a,20b,20dのものとは異なっている。カプラー20cの保持部31は、切欠き部31kが形成されておらず、車両前方側が閉じられた保持孔31hとなっている。また、保持孔31hの左右両側には、カプラー保持壁部30bの上方に向かって突出する一対の保持リブ33が設けられている。この保持リブ33は、保持孔31hの左右の側壁を構成するように左右同じ高さに突出している。
カプラー20cを構成する雄カプラー21cは、図5Bに示すように、四角筒状の雄カプラー胴部21cbを有し、ワイヤーハーネスWbが接続された下端側には、雄カプラー胴部21cbよりも外側に張出したフランジ部21fが設けられている。また、雄カプラー胴部21cbの車両前方側の一側面には、後述する雌カプラー22cの係合爪25m(図5C参照)が入り込んで係合する係止穴25fhを備えた被係合部25fが車両前方に突出するように設けられている。また、この被係合部25fは、保持孔31hよりも上方側に位置するように設けられている。すなわち、雄カプラー21cが保持孔31hに装着された状態で、被係合部25fが保持孔31hよりも上方にオフセットするように配置されている。
一方、図5Cに示すように、雌カプラー22cには、他の雌カプラー22a,22b,22dと同様に、四角筒状の雌カプラー胴部22cbの外周面から車両前方側に突出するとともに下端部よりもさらに下方側に張り出した係合爪25mが設けられている。この係合爪25mの先端係止部25meの構造については、他の雌カプラー22a,22b,22dと同様に構成されている。
上記したカプラー20cの取り付けに際しては、カプラー20a,20bと同様に、保持孔31hに、雄カプラー21cを下側から挿入し、上側から雌カプラー22cを被せるように装着する。係合部25の係止についても、図4Cに示したカプラー20a,20bと同様に行うことができる。また、カプラー20cの取り外しにおいても、カプラー20a,20bと同様に行うことができる。
具体的には、カプラー20a,20b,20dと同様に、保持孔31hに、雄カプラー21cを下側から挿入し、フランジ部21fを、カプラー保持壁部30bの下側に当接させる。その後、雄カプラー21cに対して上方から雌カプラー22cを押し込むことで、カプラー20a,20b,20dと同様に、係合爪25mと被係合部25fを係合させる。この係合部25の係止と同時に、雌カプラー22cの下端部を、保持リブ33の上端面に当接させる。すなわち、雄カプラー21cのフランジ部21fと雌カプラー22cの下端部とで、保持リブ33を介してカプラー保持壁部30bを挟み込むように固定する。雌カプラー22cの押し込み操作に際しては、係合部25が、保持孔31hの上側かつ車両前方に露出して見えることで、係合部25の係合状態が容易に確認できる。
このカプラー20cの取り外しに際しては、カプラー20a,20b,20dと同様に、雌カプラー22cをつまむ様にして容易に取り外すことができる。
上記実施形態において、係合部25が切欠き部31kから露出している構造および保持部31の上方にオフセットして配置されることでカプラーホルダ30から露出している構造について説明したが、何れの構造においても、立ち姿勢で取り付け、取り外し操作を行う作業者にとってカプラー20の係合部25が見易く、カプラー20の取付けや取り外し操作における作業性を格段に向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態においては、カプラー20a,20b,20dの保持部31は車両外側が開放する切欠き部31kを有する保持孔31hであり、係合部25は切欠き部31kから露出しているので、係合部25の係合状態がすばやく確認できる。これにより係合部25の係合状態を目視して作業することも可能になり、組み立て時やメンテナンス時の作業性が向上する。
また、車両前方にあるカプラーホルダ30において切欠き部31kが車両前方に向けて開放しているので、フロントカウル16を外した状態において車両前方から係合部25が確認でき作業性が向上する。
また、本実施形態においては、カプラー20cの係合部25は、保持部31に対して車両上方にオフセットして配置されることでカプラーホルダ30から露出しているので、係合部25の係合状態がすばやく確認できる。これにより係合部25の係合状態を目視して作業することも可能になり、組み立て時やメンテナンス時の作業性が向上する。
また、車両前方にあるカプラーホルダ30で係合部25が車両前方に設けられているので、車両前方から係合部25が確認でき作業性が向上する。
また、カプラー20a,20b,20c,20dの雄カプラー21と雌カプラー22は、カプラーホルダ30を挟んで上下方向に設けられ、係合部25は、カプラーホルダ30の上側から装着される雌カプラー22に設けられた弾性変形可能な係合爪25mと、カプラーホルダ30の下側から装着される雄カプラー21に設けられた被係合部25fとで構成されるので、上側から装着される雌カプラー22をつまむ様にして係合爪25mを被係合部25fから抜く作業ができるので、作業が容易になり、メンテナンス性が向上する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、適宜変更できる。
例えば、上記実施形態の係合部25の構造においては、係合爪25mが雌カプラー22側に、被係合部25fが雄カプラー21側に設けられたが、係合爪25mと被係合部25fとの形成位置関係は逆であってもよい。
また、上記実施形態においては、カプラー保持壁部30bを挟んで、雄カプラー21が下側に、雌カプラー22が上側に配置するように構成されたが、雄カプラー21と雌カプラー22の配置が上下逆であってもよい。
また、上記実施形態においては、自動二輪車について説明したが、本発明は、他のバギー等の三輪車、四輪車等の鞍乗型車両でもよい。
なお、本出願は、2016年1月28日出願の日本特許出願(特願2016−014787)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
10 メータユニット
20(20a,20b,20c,20d) カプラー
21(21a,21b,21c,21d) 雄カプラー
22(22a,22b,22c,22d) 雌カプラー
25 係合部
25f 被係合部
25m 係合爪
30 カプラーホルダ
30a 取付け壁部
30b カプラー保持壁部
31 保持部
31h 保持孔
31k 切欠き部

Claims (5)

  1. 雄カプラー(21)と雌カプラー(22)とが係合部(25)にて係合するカプラー(20)と、
    前記カプラー(20)を保持する保持部(31)を有するカプラーホルダ(30)と、を備える鞍乗型車両用カプラー保持構造であって、
    前記保持部(31)は、車両外側が開放する切欠き部(31k)を有する保持孔(31h)であって、
    前記係合部(25)は、前記切欠き部(31k)から露出している、ことを特徴とする鞍乗型車両用カプラー保持構造。
  2. 前記カプラーホルダ(30)は、メータユニット(10)の前方に取り付けられ、
    前記係合部(25)は、車両前方に設けられており、
    前記切欠き部(31k)は、車両前方に向けて開放している、ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両用カプラー保持構造。
  3. 雄カプラー(21)と雌カプラー(22)とが係合部(25)にて係合するカプラー(20)と、
    前記カプラー(20)を保持する保持部(31)を有するカプラーホルダ(30)と、を備える鞍乗型車両用カプラー保持構造であって、
    前記係合部(25)は、前記保持部(31)に対して車両上方にオフセットして配置されることでカプラーホルダ(30)から露出している、ことを特徴とする鞍乗型車両用カプラー保持構造。
  4. 前記カプラーホルダ(30)は、メータユニット(10)の前方に取り付けられ、
    前記係合部(25)は、車両前方に設けられている、ことを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両用カプラー保持構造。
  5. 前記雄カプラー(21)と前記雌カプラー(22)は、前記カプラーホルダ(30)を挟んで上下方向から装着され、
    前記係合部(25)は、弾性変形可能な係合爪(25m)と、該係合爪(25m)が係合可能な被係合部(25f)とで構成され、
    前記係合爪(25m)は、前記カプラーホルダ(30)の上側から装着される前記雄カプラー(21)と前記雌カプラー(22)のいずれか一方に設けられ、
    前記被係合部(25f)は、前記カプラーホルダ(30)の下側から装着される前記雄カプラー(21)と前記雌カプラー(22)の他方に設けられている、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両用カプラー保持構造。
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