JP2017171153A - クランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】車体パネルに係止したクランプを、工具を用いず且つクランプを損壊を発生させずにロック解除できるようにする。
【解決手段】車両に搭載する電装品を車体パネルに係止する樹脂製の羽根型のクランプであり、前記電装品のクランプ突設面のロック解除側となる前端から前記クランプが寸法をあけて突設され、該クランプの支軸の突出端から折り返し状に突出する羽根部の先端に切り欠かれる係止段部の内側突出部の下端から、下方突出部が突設されていると共に該下方突出部から屈折して前方突出部が突設されているロック解除用の操作棒部が設けられており、該操作棒部の前記前方突出部の前端が前記クランプ突設面の前端側に位置されている。
【選択図】図2
【解決手段】車両に搭載する電装品を車体パネルに係止する樹脂製の羽根型のクランプであり、前記電装品のクランプ突設面のロック解除側となる前端から前記クランプが寸法をあけて突設され、該クランプの支軸の突出端から折り返し状に突出する羽根部の先端に切り欠かれる係止段部の内側突出部の下端から、下方突出部が突設されていると共に該下方突出部から屈折して前方突出部が突設されているロック解除用の操作棒部が設けられており、該操作棒部の前記前方突出部の前端が前記クランプ突設面の前端側に位置されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、車両に搭載する電装品を車体パネルに固定するクランプに関し、特に、車体パネルに係止されたクランプを工具を用いずに係止解除できるようにするものである。
自動車に配索されるワイヤハーネスの端末に接続したコネクタを保持するコネクタホルダ、ワイヤハーネスの経路規制および保護のために外装するプロテクタ、ヒューズボックス、リレーボックス等の電気接続箱、更にワイヤハーネス自体を車体パネルに固定するためにクランプが用いられている。該クランプは前記コネクタホルダ、プロテクタ、電気接続箱のボックス、バンドクランプ、基板型クランプ等の電装品を樹脂成形する際に一体成形で設けられている。
この種のクランプ100は図7に示すように、コネクタホルダ等の電装品の基板110から支軸101を突設し、支軸101の突出端から折り返し状に一対の羽根部102を突設し、羽根部の突出端に係止段部103を切り欠いた構造とされている。車体パネル150に穿設される係止穴160に羽根部102を挿入し、係止段部103を係止穴160の周縁にロックしてクランプ100を車体パネル150に固定している。
クランプ100を介して車体パネルにロック固定した電装品を取り外す必要が発生した際、クランプ100による車体パネル150へのロックを解除する必要がある。該クランプによるロックの解除は容易ではなく、工具を係止穴160に差し込んで、羽根部102の係止段部103を跳ね上げて係止穴160の周縁から離脱させてロック解除している。 しかしながら、工具を用いてロック解除すると、作業手数がかかると共に、クランプに損傷が発生して再利用が不可能になる場合が多い。よって、オプション部品の追加や誤結により電装品を車体パネルから取り外してメンテナンスする際には工具を用いてロック解除しないことが好ましい。
前記した問題より、従来、特開2004−248421号公報で図8に示すクランプ100−Aが提案されている。該クランプ100−Aはワイヤハーネス200に基板110が粘着テープTで巻き付け固着されるものであり、羽根部102の係止段部103を車体パネル150の係止穴160に挿入係止してワイヤハーネス200を車体パネル150に固定しているものである。
該クランプ100−Aでは羽根部102の支軸120は基板110から突設せず、基板110に設けた開口111内に支軸120を通して頭部121を位置させ、かつ、該支軸120の両側に開口111の周縁に係止する一対の保持部122と123を設け、図8(B)に示すロック状態としている。図8(C)に示すように、該支軸120の頭部121をワイヤハーネス側の裏面から押すと、保持部122と123とは開口111から離脱して、羽根部102の係止段部103を係止穴160の周縁より外してロック解除がなされる構成とされている。
図8に示すロック解除機能を備えたクランプでは、基板110にテープ巻き固着されるワイヤハーネス200を基板110から取り除かないと、クランプの支軸120の頭部121が外部に露出せず、クランプのロック解除操作を行うことができない。
前記ロック解除機能を備えたクランプがコネクタホルダ、プロテクタ、ボックスなどの車両に搭載される電装品に設けられる場合にも、クランプを突設する基部が外面に露出しないと、支軸の頭部を押圧してクランプのロック解除を行うことができない。前記コネクタホルダ等の電装品ではクランプを突設する基板はボックスを形成し、該基板の内面にはコネクタ等の電気部品が収容されている。よって、収容されている電気部品を取り出さない限り、ロック解除を行うことができず、車両を廃車時等に利用できるだけで、クランプを再利用する場合には適用することができない。
前記ロック解除機能を備えたクランプがコネクタホルダ、プロテクタ、ボックスなどの車両に搭載される電装品に設けられる場合にも、クランプを突設する基部が外面に露出しないと、支軸の頭部を押圧してクランプのロック解除を行うことができない。前記コネクタホルダ等の電装品ではクランプを突設する基板はボックスを形成し、該基板の内面にはコネクタ等の電気部品が収容されている。よって、収容されている電気部品を取り出さない限り、ロック解除を行うことができず、車両を廃車時等に利用できるだけで、クランプを再利用する場合には適用することができない。
本発明は、工具を用いずにクランプのロック解除が行えると共に、該クランプを再利用できるようにすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、車両に搭載する電装品を車体パネルに係止する樹脂製の羽根型のクランプであり、
前記電装品のクランプ突設面のロック解除操作側となる前端から前記クランプが寸法をあけて突設され、該クランプの支軸の突出端から折り返し状に突出する羽根部の先端に切り欠かれる係止段部の内側突出部の下端から、下方突出部が突設されていると共に該下方突出部から屈折して前方突出部が突設されているロック解除用の操作棒部が設けられており、該操作棒部の前記前方突出部の前端が前記クランプ突設面の前端側に位置されていることを特徴とするクランプを提供している。
前記電装品のクランプ突設面のロック解除操作側となる前端から前記クランプが寸法をあけて突設され、該クランプの支軸の突出端から折り返し状に突出する羽根部の先端に切り欠かれる係止段部の内側突出部の下端から、下方突出部が突設されていると共に該下方突出部から屈折して前方突出部が突設されているロック解除用の操作棒部が設けられており、該操作棒部の前記前方突出部の前端が前記クランプ突設面の前端側に位置されていることを特徴とするクランプを提供している。
前記操作棒部の下方突出部は、前記係止段部を車体パネルの係止穴に係止した状態で、該係止穴を通って前記車体パネルの表面側へ突出する長さとし、該下方突出部から屈折して突出する前記前方突出部の幅は該下方突出部より幅広とし、該前方突出部の前端を前記クランプ突設面の前端と同等位置に配置していることが好ましい。
前記操作棒部は、前記下方突出部から屈折して後方へ突出する後方突出部を備え、該後方突出部の後端を前記クランプ突設面から突設する受台に固定し、あるいは、左右の前記後方突出部の後端を連結し、
前記操作棒部の前記前方突出部の前端をロック解除方向に作動時に、前記後方突出部の後端を作動支点としてもよい。
前記操作棒部の前記前方突出部の前端をロック解除方向に作動時に、前記後方突出部の後端を作動支点としてもよい。
前記ロック解除用の操作棒部を有するクランプを突設する電装品は、コネクタホルダ、電気接続箱のケース、プロテクタのケース、ワイヤハーネス用のバンドクランプあるいは基板型クランプ等からなる。
前記のように、羽根型クランプの羽根部の係止段部の内側突出部の下端に、車体パネルの係止穴を通って車体パネルの表面に突出する下方突出部と、該下方突出部から屈折して作業員がロック解除する側の前方に延在する前方突出部を設けたロック解除用の操作棒部を設けているため、作業員はロック解除側に突出している操作棒部を手で把持してロック解除操作を行うことができる。このロック解除操作は工具を用いずに作業員の手作業で行えるため、工具によりロック部に損傷を与ることはなく、再利用することができる。
特に、クランプを突設した電装品が、コネクタホルダ、電気接続箱のケース、プロテクタ等の複雑な形状で大型の樹脂成形品である場合、クランプの損傷により電装品自体が使用できなくなるため損害が大きくなるが、クランプが損傷しないと電装品を再利用でき、コストダウンを図ることができる。
特に、クランプを突設した電装品が、コネクタホルダ、電気接続箱のケース、プロテクタ等の複雑な形状で大型の樹脂成形品である場合、クランプの損傷により電装品自体が使用できなくなるため損害が大きくなるが、クランプが損傷しないと電装品を再利用でき、コストダウンを図ることができる。
本発明に係わる羽根型のクランプは、羽根部の係止段部の内側突出部の下端に、下方突出部と、該下方突出部から屈折して前方に延在する前方突出部を備えたロック解除用の操作棒部を設け、該操作棒部を車体パネルの係止穴内を通して車体パネルの表面に突出した後に屈折して作業員がロック解除する側に延在するため、作業員はロック解除側に突出している操作棒部を手で把持して容易にロック解除操作を行うことができる。このロック解除操作は工具を用いずに作業員の手作業で行えるため、工具によりロック部に損傷を与ることはなく、再利用することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳述する。
図1乃至図4に第1実施形態を示す。
第1実施形態では、自動車に配索するワイヤハーネス50の枝線端末に接続しているコネクタ60、61を挿入保持するコネクタホルダ2の図中上面にクランプ1(1A、1B)を突設している。該クランプ1を備えたコネクタホルダ2は樹脂成形品からなる。
図1乃至図4に第1実施形態を示す。
第1実施形態では、自動車に配索するワイヤハーネス50の枝線端末に接続しているコネクタ60、61を挿入保持するコネクタホルダ2の図中上面にクランプ1(1A、1B)を突設している。該クランプ1を備えたコネクタホルダ2は樹脂成形品からなる。
コネクタホルダ2はワイヤハーネス50の外周面に被せる半円筒部3の一端に車体取付部4が連続し、該車体取付部4に2個のコネクタ収容部5、6が連続している。車体取付部4とコネクタ収容部6の上面4a、6aにクランプ1(1A、1B)を突設している。即ち、上面4a、6aがクランプ突設面となる。
コネクタホルダ2のクランプ1は車体パネル70の係止穴71に挿入係止して、コネクタホルダ2を車体パネル70に固定するものである。クランプ1は、前記図7に示す従来の羽根型のクランプ100と略同形状で、上面4a、6aから突出する支軸10の先端から折り返し状に一対の羽根部12、13が突出し、該羽根部12、13の先端に係止段部14、15を切り欠いた形状である。なお、支軸10は上面4a、6aと接する基部に向けて突出方向の中間位置の前後面から傾斜させて張り出した補強部11a、11bで安定支持している。
クランプ1の左右両側には図1および図2に示すように、上面4a、6aより車体パネルへの当接段部4b、6bが突設され、羽根部12、13と左右の当接段部4b、6bとの間は狭い隙間となっている。かつ、クランプ1は上面4a、6aの前後方向の略中央位置に突設され、ワイヤハーネス50の挿入側から寸法L(図3に示す)だけ奥まった位置に係止段部14、15が位置する。クランプ1のロックを解除する時に、操作側となるワイヤハーネス挿入側、即ち、クランプ突設面の前端から寸法Lが離れると共に、左右幅が狭い隙間に位置する係止段部14、15を作業員の手で解除動作させることは困難である。
そのため、前記クランプ1の係止段部14、15の内側突出部14a、15aから上面4a、6aに向けて(図1、図2中で下向きに向けて)突出する下方突出部16、17を設けている。即ち、下方突出部16、17は、内側突出部14a、15aの下端から車体パネル70の肉厚寸法以上の寸法を突出させ、車体パネル70の係止穴71から車体パネル70の表面側へ下方突出部16、17を突出させるようにしている。該下方突出部16、17の下端からワイヤハーネス挿入側(ロック解除操作側)の前方に向けて突出する前方突出部18、19を設けている。
このように、下方突出部16の下端に前方突出部18が屈折して突出したL形状とした操作棒部20、同様に、下方突出部17の下端に前方突出部19が突出したL形状とした操作棒部21を左右対称に設けている。かつ、このロック解除用の操作棒部20、21の前方突出部18、19は下方突出部16、17より幅広とし、作業員が把持しやすくしている。
前記操作棒部20、21の前端は、図3に示すように、コネクタホルダ2の上面4aの前端4eまで延在し、操作棒部20、21の前端を図4(A)に示すように、作業員が無理なく手で把持できるようにしている。コネクタ収容部6の上面6aに突設するクランプ1も同様に操作棒部20、21を上面6aの前端まで延在している。
前記ワイヤハーネス50に接続したコネクタ60、61を収容保持したコネクタホルダ2を車体パネル70から取り外す必要がある時、図4(A)に示すように、作業員はコネクタホルダ2の前端まで延在しているクランプ1の左右の操作棒部20と21の前部を容易に掴むことができる。掴んだ状態で矢印で示すように、互いに近接する方向に操作すると、下方突出部16、17を介して係止段部14、15の内側突出部14a、15aに操作力が伝達し、内側突出部14a、15aが近接方向に移動し、車体パネル70の係止穴71の周縁から外れ、ロックを解除できる。
ロック解除後に、図4(B)に矢印Dで示すように、コネクタホルダ2を下方に引き下げて、羽根部12、13を車体パネル70の係止穴71から抜け出させ、クランプ1を車体パネル70から取り外す。
このように、本発明では、コネクタホルダ2から突設したクランプ1に下方突出部の下端に前方突出部を備えるL形状の操作棒部20、21を設け、該操作棒部20、21の前端を作業員が操作できる位置まで延在させているため、工具を用いることなく、作業員が手で把持して操作棒部20、21を近接移動させて、連結している係止段部14、15を係止穴71の周縁から簡単に離脱させてロック解除することができる。かつ、工具を用いることなくクランプ1を車体パネル70からロック解除して取り外すことができるため、クランプ1が工具で破損することはなく、クランプ1、ひいてはコネクタホルダ2を再利用して車体パネルに固定でき、コストおよび作業手数を簡素化できる。
図5(A)(B)に第1実施形態の変形例を示す。
変形例は、コネクタホルダ2のクランプ突設部の上面4aの前後寸法が長く、操作棒部の寸法が長い場合に適用している。即ち、第1実施形態では羽根部12、13の係止段部14、15の内側突出部に連続する下方突出部16、17の前端に前方突出部18、19のみが突出しているが、変形例では、下方突出部16、17の後面から後方へ突出する後方突出部23、24を設けている。この後方突出部23、24の後端をコネクタホルダ2の上面4aの後端に突設した受台25の上端に連結している。
変形例は、コネクタホルダ2のクランプ突設部の上面4aの前後寸法が長く、操作棒部の寸法が長い場合に適用している。即ち、第1実施形態では羽根部12、13の係止段部14、15の内側突出部に連続する下方突出部16、17の前端に前方突出部18、19のみが突出しているが、変形例では、下方突出部16、17の後面から後方へ突出する後方突出部23、24を設けている。この後方突出部23、24の後端をコネクタホルダ2の上面4aの後端に突設した受台25の上端に連結している。
このように、クランプの羽根部12、の13係止段部14、15の内側突出部に連続する操作棒部20−B、21−Bは、下方突出部16、17の下端に前後両側へ突出する前方突出部18と後方突出部23、19と24が突出した形状とし、かつ、受台25に固定される後方突出部23、24の後端を操作棒部20−B、21−Bの作動支点Peとしている。
ロック解除操作をする際に、操作棒部20−B、21−Bの前端を互いに近接方向に作動すると、受台25上の作動支点Peを支点として前方突出部18、内側突出部14a、後方突出部23が移動し、同様に前方突出部19、内側突出部15a、後方突出部24が移動し、中間位置の羽根部の内側突出部14a、15aが捩れることなく、ロックが外れる内側へ移動させることができる。
なお、羽根部の内側突出部14a、15aの前端から前方へ延在する前方突出部18、19の長さが比較的短く、操作時に捩れが発生する恐れがない場合には、後方突出部を延在させる必要はない。
なお、羽根部の内側突出部14a、15aの前端から前方へ延在する前方突出部18、19の長さが比較的短く、操作時に捩れが発生する恐れがない場合には、後方突出部を延在させる必要はない。
図6に本発明の第2実施形態を示す。
第2実施形態は自動車に配索するワイヤハーネス50を車体パネル70に固定するバンドクランプ32からなる。バンドクランプ32の基本的な構造は汎用されているバンドクランプと同様であり、ワイヤハーネスに巻き付けるバンド35を延在するボックス本体33の上面からクランプ36を突設している。ボックス本体33はワイヤハーネスに巻き付けたバンド35を挿入係止する構成である。
第2実施形態は自動車に配索するワイヤハーネス50を車体パネル70に固定するバンドクランプ32からなる。バンドクランプ32の基本的な構造は汎用されているバンドクランプと同様であり、ワイヤハーネスに巻き付けるバンド35を延在するボックス本体33の上面からクランプ36を突設している。ボックス本体33はワイヤハーネスに巻き付けたバンド35を挿入係止する構成である。
バンドクランプ32のクランプ36は第1実施形態のクランプ1と同様な羽根型クランプであり、軸部40の先端から一対の羽根部41、42が折り返し状に突出し、その先端に係止段部43、44が設けられている。係止段部43、44の内側突出部から突出する下方突出部16ーC、17ーCを設け、その前面に前方突出部18ーC、19ーCを設け、下方突出部と前方突出部とからなるL形状の操作棒部20−C、21−Cを設けている。前方突出部18−C、19−Cは幅広にすると共に上面を車体パネル70の表面に当接させ、従来の皿部の機能を果たすようにしている。
バンド35をワイヤハーネス50に巻き付け、ボックス本体33にバンド35を挿入係止した状態で、クランプ36の図中真下に大径のワイヤハーネス50が位置すると、クランプ36の係止段部43、44を作業員が操作することは容易でない。特に、図6(A)に示すように、クランプ36を車体パネル70の係止穴71に挿入係止した状態では、車体パネル70とワイヤハーネス50の間は狭い空間であり、工具を用いてもロック解除は容易でない。
よって、ワイヤハーネス50から外れた外方へ突出する操作棒部20−C、21−Cを設けていると、ワイヤハーネス50に邪魔されることなく、操作棒部20−C、21−Cの前端を作業員がロック解除方向の互いに近接する方向に容易に操作することができる。 操作棒部20−C、21−Cの前方への突出寸法が長い場合、ロック解除操作時に操作棒部の捩れ発生を防止するため、図6(C)に示すように、後方へも延在する後方突出部23ーC、24ーCを設け、該後方突出部23ーC、24ーCの後端を連結部47で連結したU形状とすることが好ましい。
本発明は前記実施形態に限定されず、車両に搭載して車体パネルに固定する電装品に突設しているクランプに適用することができる。具体的には、プロテクタ、電気接続箱のケース、ワイヤハーネスにテープ巻きする基板型クランプ等において、ロック解除操作が困難な箇所にクランプが突設される場合に、操作側の前方へ突出する操作棒部を設けることが好ましい。
1 クランプ
2 コネクタホルダ
4a、6a クランプ突設部の上面
12、13 羽根部
14、15 係止段部
14a、15a 内側突出部
16、17 下方突出部
18、19 前方突出部
20、21 操作棒部
70 車体パネル
71 係止穴
23、24 後方突出部
2 コネクタホルダ
4a、6a クランプ突設部の上面
12、13 羽根部
14、15 係止段部
14a、15a 内側突出部
16、17 下方突出部
18、19 前方突出部
20、21 操作棒部
70 車体パネル
71 係止穴
23、24 後方突出部
Claims (4)
- 車両に搭載する電装品を車体パネルに係止する樹脂製の羽根型のクランプであり、
前記電装品のクランプ突設面のロック解除側となる前端から前記クランプが寸法をあけて突設され、該クランプの支軸の突出端から折り返し状に突出する羽根部の先端に切り欠かれる係止段部の内側突出部の下端から、下方突出部が突設されていると共に該下方突出部から屈折して前方突出部が突設されているロック解除用の操作棒部が設けられており、該操作棒部の前記前方突出部の前端が前記クランプ突設面の前端側に位置されていることを特徴とするクランプ。 - 前記操作棒部の下方突出部は、前記係止段部を車体パネルの係止穴に係止した状態で、該係止穴を通って前記車体パネルの表面側へ突出する長さとし、該下方突出部から屈折して突出する前記前方突出部の幅は該下方突出部より幅広とし、該前方突出部の前端を前記クランプ突設面の前端と同等位置に配置している請求項1に記載のクランプ。
- 前記操作棒部は、前記下方突出部から屈折して後方へ突出する後方突出部を備え、該後方突出部の後端を前記クランプ突設面から突設する受台に固定し、あるいは、左右の前記後方突出部の後端を連結し、
前記操作棒部の前記前方突出部の前端をロック解除方向に作動時に、前記後方突出部の後端を作動支点としている請求項1または請求項2に記載のクランプ。 - 前記クランプを突設する電装品は、コネクタホルダ、電気接続箱のケース、プロテクタのケース、ワイヤハーネス用のバンドクランプあるいは基板型クランプからなる請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のクランプ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020050154A (ja) * | 2018-09-27 | 2020-04-02 | ダイハツ工業株式会社 | ワイヤハーネスの終端構造 |
CN112350251A (zh) * | 2020-09-27 | 2021-02-09 | 国网河南省电力公司信阳供电公司 | 主线与分支线固定装置 |
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Cited By (4)
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JP7292790B2 (ja) | 2018-09-27 | 2023-06-19 | ダイハツ工業株式会社 | ワイヤハーネスの終端構造 |
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