JP4198129B2 - ケーブル用コネクタ挿抜工具 - Google Patents

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Description

本発明は、LANケーブル等におけるコネクタを挿抜するためのケーブル用コネクタ挿抜工具に関するものである。
近年、コネクタ付LANケーブルの配線は、省スペース化の設計思想となっており高密度実装となっている。また、このLANケーブルを組み込むハブの構成によりLANケーブルの配線手法等が異なっている。そのため、特定の回線を追加あるいは排除したい場合においても、作業スペースを十分に確保できず、装置側コネクタに接続されるLANケーブルを挿抜する作業を行い難く、隣接するLANケーブルの半差し等による故障を生じさせる虞がある。このように、手作業でのケーブル挿抜は容易ではなく、困難を要していた。
ケーブルの挿抜工具としては、例えば特許文献1のようなものが開示されている。これは、一方の端に取手部が設けられ、他方の端が延長された工具本体部2と、この工具本体部2の先端部に設けられケーブルを挟むことができる挟持部とからなるもので、取手部を操作することで開く挟持部によって特定のケーブルを挟持し、挿抜を行うというものである。これにより、作業スペースが省スペースであっても他ケーブルに支障を与えることなく特定のケーブルのコネクタを挿抜できる。
特開平5−144639号公報
しかし、上述した従来技術においては、接続する装置に対し、ケーブル側のコネクタが特にロックされることなく保持されるケーブルを挟持することで挿抜を行うというものであるため、装置側のコネクタに対してケーブル側のコネクタがロックされる構成のケーブルには適用が困難である。例えば、ケーブル側のコネクタがラッチ部を有したものである場合、このラッチ部によって装置側のコネクタにロックされることになるため、抜去時には、ラッチ部を押圧するなどしてロック状態を解除しない限り、ケーブルを装置から引き抜くことはできない。そのため、このようなラッチ部のあるコネクタを備えたケーブルの挿抜を可能にする治具が求められている。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、作業スペースが省スペースであっても他ケーブルに支障を与えることなく特定のケーブルのコネクタの挿抜を可能としつつ、接続する装置に対してロック可能なコネクタを備えたケーブルに用いることのできるケーブル用コネクタ挿抜工具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、ケーブル収容装置の第1モジュラージャックに対して挿抜可能な第1コネクタを備え、この第1コネクタに設けられたラッチ部によって第1モジュラージャックにロックされる第1ケーブルと、ケーブル収容装置の第2モジュラージャックに対して挿抜可能な第2コネクタを備え、この第2コネクタに設けられたラッチ部によって第2モジュラージャックにロックされる第2ケーブルとをケーブル収容装置に対して挿抜可能にするケーブル用コネクタ挿抜工具において、作業者により把持される把持部と、この把持部の一端に設けられ第1コネクタを嵌脱可能に保持する第一挿抜部と、把持部の他端に設けられ第2コネクタを嵌脱可能に保持する第二挿抜部とからなり、第一挿抜部には、第1コネクタのラッチ部へ係合する第1係合溝が形成されているとともに、この第1係合溝の両側に第1ケーブルの挿抜方向に対して垂直に立設され且つ先端に爪部を有する一対の掛止部が設けられ、第二挿抜部には、第2コネクタのラッチ部へ係合する第2係合溝が形成されているとともに、この第2係合溝に対向するようにして支持板部が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、第1ケーブル及び第2ケーブルの少なくともいずれか一方を挟持する挟持溝が長手方向に沿って形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、非導通樹脂で一体成形されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第一挿抜部に設けられた一対の掛止部よって第1コネクタを嵌脱可能に保持することができ、この第1コネクタを保持すると同時に第1係合溝が第1コネクタのラッチ部へと係合することによってこのラッチ部が押圧されるので、第1コネクタの第1モジュラージャックに対するロックが解除された状態にすることができる。これにより、第1ケーブルがケーブル収容装置に対して挿抜可能となる。一方、第二挿抜部に設けられる第2係合溝とこの第2係合溝に対向する支持板部とによって第2コネクタを挟持させることにより第2コネクタを嵌脱可能に保持することができ、第2係合溝が第2コネクタのラッチ部へと係合することによってこのラッチ部が押圧されるので、第2コネクタの第2モジュラージャックに対するロックが解除された状態にすることができる。これにより、第2ケーブルがケーブル収容装置に対して挿抜可能なものとなる。したがって、接続すべき装置に対してロック可能とするラッチ部を有した第1コネクタあるいは第2コネクタを備えたLANケーブルに用いることができ、ケーブル収容装置に第1ケーブルあるいは第2ケーブルが多条布設されていて、作業者の手が入る隙間もないくらい作業スペースが省スペースであっても、他のケーブルに支障を与えることなく特定のケーブルのコネクタの挿抜が可能となっている。
請求項2に記載の発明によれば、第1ケーブル及び第2ケーブルの少なくともいずれか一方を挟持する挟持溝が長手方向に沿って形成されているので、これら第1ケーブル及び第2ケーブルを確実に保持することができ、ケーブル収容装置に対して挿抜を行いやすい。
請求項3に記載の発明によれば、非導通樹脂で一体成形されているので、ケーブルの通電電流が他に伝わることを防ぐことができる。
以下、本発明の一実施形態について、図1から図7に基づいて説明する。このケーブル用コネクタ挿抜工具1は、図6及び図7に示すように、ケーブル収容装置41に接続されるカテゴリ6用コネクタ(第1コネクタ)43を備える第1LANケーブル(第1ケーブル)42及びカテゴリ5e用コネクタ(第2コネクタ)46を備える第2LANケーブル(第2ケーブル)45の挿抜に用いられるものである。なお、カテゴリ6とは、ANSI/TIA/EIA568B.2−1に規定されたツイストペアーケーブルであり、カテゴリ5eとは、ANSI/TIA/EIA568B.2に規定されたツイストペアーケーブルである。ケーブル用コネクタ挿抜工具1の構成は、図1に示すように、中央に作業者に把持される把持部7を有し、この把持部7の一端側にカテゴリ6用コネクタ43の挿抜を行う第一挿抜部5を設け、他端側にカテゴリ5e用コネクタ46の挿抜を行う第二挿抜部6を設けてなる。より詳しくは、図1及び図2に示すように、細長い板状の工具本体部2と、この工具本体部2の幅方向一側に位置する長方形状の側壁3を介して設けられる挟持板4とによって一部が断面視略コ字状に構成され、非導通樹脂によって一体成形されている。
工具本体部2は、図2に示すように所定の肉厚で細長い板状に形成されており、その長手方向中央部の幅方向一側から幅方向逆側へと凹むようにして凹部14が形成されている。この凹部14によって、図1に示すように工具本体部2で最も狭小幅となる把持保持部15は、作業者によって保持される部分となる。
把持保持部15の長手方向における一方の端部に、長方形板状の挿抜補助部16と、この挿抜補助部16の先端から外方へ延出すると共に幅方向両側に拡がる拡大部8とが設けられている。拡大部8の先端には、図2に示すように、他の部分に比べて薄肉状に形成された先端部9が設けられている。また、図3及び図4に示すように、この先端部9の基端側中央部から工具本体部2の長手方向内側に凹むとともに内面27側へと開口するようにして第1係合溝10が形成されており、この第1係合溝10は、上記カテゴリ6用コネクタ43のラッチ部44に係合可能なものである。さらに、この第1係合溝10の両側に位置するようにして、拡大部8の幅方向両側縁に一対の掛止部11,11が設けられている。掛止部11,11は、図4に示すように、工具本体部2の長手方向に対して垂直に立設され、その先端に、幅方向内方に突出する爪部12を有したものである。これら掛止部11,11は互いの爪部12を対向させるようにして設置されている。このようにしてカテゴリ6用コネクタ43に係合する第一挿抜部5が構成されることになる。
把持保持部15の長手方向における他方の端部に、上記挿抜補助部16とは反対側に延在する挿抜保持部17が設けられており、その先端には、挟持板4側ほど突出量が小さくなるように傾斜する傾斜面18が形成されている。さらに、この挿抜保持部17には、工具本体部2の内面27から厚さ方向内側に凹むとともに上記傾斜面18へと開口するようにして、第2係合溝19が形成されており、この第2係合溝19は、上記カテゴリ5e用コネクタ46のラッチ部47に係合可能なものである。この第2係合溝19の両側には、第2係合溝19とは反対に厚さ方向外側へと突出する一対の凸部20が設けられている。
このような工具本体部2に設けられる長方形状の側壁3は、工具本体部2に形成された凹部14とは反対側の側縁から垂直に立設されており、その一端が凹部14の拡大部8側の端部と長手方向で一致し、他端側が挿抜保持部17の第2係合溝19側へと延在するように設けられている。また、側壁3の工具本体部2とは反対に挟持板4は、上記挿抜保持部17と対向する支持板部23と、上記把持保持部15と対向する把持支持部13とによって構成されるもので、平面視において、これら把持保持部15及び挿抜保持部17の形状に略一致するものとなっている。この挟持板4は、側壁3よりも若干長めに形成されているため、一端側を上記凹部14の拡大部8側の端部及び側壁3の一端と長手方向で一致するようにして設けることにより、他端側が側壁3よりも若干長手方向外側に突出して設けられる。すると、図2に示すような係止溝25が形成されることになる。
そして、このような挟持板4の支持板部23、工具本体部2の挿抜保持部17及び側壁3によりカテゴリ5e用コネクタ46に係合可能な第二挿抜部6が構成される。
また、上記のような挟持板4、工具本体部2及び側壁3によって図5に示すようなコ字状に構成されることにより、挿抜する第1LANケーブル42及び第2LANケーブル45における各ケーブル本体48,48(図6及び図7参照)を挟持するための挟持溝26がこれらの長手方向に沿って自ずと形成されることになる。この挟持溝26によって、挿抜すべき第1LANケーブル42及び第2LANケーブル45のどちらか一方を保持することができるので、各モジュラージャックに対するカテゴリ6用コネクタ43及びカテゴリ5e用コネクタ46の挿抜を行い易くすることができる。さらに、把持支持部13、側壁3及び把持保持部15により、作業者によって把持される把持部7が構成される。これにより、作業者の把持部分に厚みを持たせることができるので作業者が握り易くなる。
このように構成されるケーブル用コネクタ挿抜工具1は、LANケーブルに備えられるコネクタの種類によって使い分けられる。コネクタは、規格によってその形状が異なっており、各々専用のモジュラージャックに接続される。上述したように、コネクタの種類としてカテゴリ6用コネクタ及びカテゴリ5e用コネクタが挙げられ、これらを備えた第1LANケーブル42及び第2LANケ−ブル45の挿抜について述べる。
第1LANケーブル42は、ケーブル収容装置41の第1モジュラージャックに対して挿抜可能なカテゴリ6用コネクタ43を両端に備え、これらカテゴリ6用コネクタ43にそれぞれ設けられるラッチ部44によって第1モジュラージャックにロックされるものであって、第2LANケーブル45は、上記ケーブル収容装置41の第2モジュラージャックに対して挿抜可能なカテゴリ5e用コネクタ46を両端に備え、これらカテゴリ5e用コネクタ46にもそれぞれ設けられるラッチ部47によって第2モジュラージャックにロックされるものである。
ラッチ部44は、図6に示すようにく字状に折曲形成されており、一端のみがコネクタ本体28に固定されてなるもので、折曲方向における弾性力によってケーブル収容装置41側の第1モジュラージャックに対してカテゴリ6用コネクタ43をロックさせるものである。
ラッチ部47は、図7に示すようにく字状に折曲形成されており、一端のみがコネクタ本体28に固定されてなるもので、折曲方向における弾性力によってケーブル収容装置41側の第2モジュラージャックに対してカテゴリ5e用コネクタ46をロックさせるものである。
ケーブル用コネクタ挿抜工具1は、上記のようなカテゴリ6用コネクタ43及びカテゴリ5e用コネクタ46の両方の挿抜を可能にするものであり、ここでまず、カテゴリ6用コネクタ43の挿抜について図6を参照しながら説明する。
第1LANケーブル42に備えられているカテゴリ6用コネクタ43は、カテゴリ5e用コネクタ46の形状に比べて大きく形成されたものであるため、ケーブル収容装置41の第1モジュラージャックに第1LANケーブル42が多条布設された場合には、隣接するカテゴリ6用コネクタ43同士が近接することになる。このように、ケーブル収容装置41の第1モジュラージャックにロックされているカテゴリ6用コネクタ43を備える第1LANケーブル42の抜去を行う場合には、上述したような布設状況を考慮して、カテゴリ6用コネクタ43同士の隙間に入り込み易いように構成された第一挿抜部5側が用いられる。
カテゴリ6用コネクタ43は、その両側部に図6に示すような四角状の溝部40を有したものとなっており、この溝部40に第一挿抜部5の掛止部11,11が掛止するようにしてカテゴリ6用コネクタ43の上方からケーブル用コネクタ挿抜工具1を取り付ける。このとき、第1LANケーブル42のケーブル本体48をケーブル用コネクタ挿抜工具1の挟持溝26に挟持させてもよい。そして、溝部40の端部に突き当たるようにケーブル用コネクタ挿抜工具1をケーブル収容装置41側へと押し進めると、工具本体部2の先端部9がラッチ部44へと当接し、更に押し進めるとラッチ部44の頂部50が先端部9に押圧されながら第1係合溝10へと係合する。ラッチ部44が押圧されることにより、ラッチ部44の付勢力によるケーブル収容装置41へのロック状態が解除されることになる。この状態で、ケーブル収容装置41から第1LANケーブル42と共にケーブル用コネクタ挿抜工具1を引き抜くことによって、抜去すべき第1LANケーブル42のカテゴリ6用コネクタ43を第1モジュラージャックから抜去することができる。
なお、第一挿抜部5に設けられた挿抜補助部16によって、第1LANケーブル42が多条布設された場合であっても挿抜すべき特定の第1LANケーブル42のカテゴリ6用コネクタ43へと先端部9を到達させることが可能となる。
また、ケーブル収容装置41の第1モジュラージャックにカテゴリ6用コネクタ43を備えた第1LANケーブル42を接続させる場合には、カテゴリ6用コネクタ43の溝部40にケーブル用コネクタ挿抜工具1を取り付けるべく第一挿抜部5の掛止部11,11を掛止させた状態でケーブル用コネクタ挿抜工具1に予め保持させておき、その状態でカテゴリ6用コネクタ43を第1モジュラージャックへと挿入させる。ケーブル用コネクタ挿抜工具1にカテゴリ6用コネクタ43を保持させる際、図6の実線で示すように、カテゴリ6用コネクタ43のラッチ部44を押圧させた状態で保持させておいてもよい。この場合、カテゴリ6用コネクタ43を第1モジュラージャックへと挿入させた後、第1LANケーブル42を挿入方向へと押しながら、ケーブル用コネクタ挿抜工具1のみを引き抜くことによって、ラッチ部44の押圧状態が解除され、第1モジュラージャックへとロックすることになる。あるいは、図6の二点鎖線で示すように、カテゴリ6用コネクタ43のラッチ部44を押圧させない状態で保持させておいてもよい。この場合、第1モジュラージャックへの挿入と同時にラッチ部44が第1モジュラージャックへとロックされることになり、ロック状態となったことが確認でき次第、ケーブル用コネクタ挿抜工具1のみを引き抜くことによって第1LANケーブル42を布設させることができる。
次に、カテゴリ5e用コネクタ46の挿抜について図7を参照しながら説明する。
カテゴリ5e用コネクタ46には、通常、カテゴリ6用コネクタ43のような溝部40が形成されていないため、カテゴリ5e用コネクタ46だけでなくケーブル本体48をも保持させる必要がある。そのため、ケーブル収容装置41の第2モジュラージャックにロックされているカテゴリ5e用コネクタ46を備える第2LANケーブル45の抜去を行う場合には、まず、抜去する特定の第2LANケーブル45をケーブル用コネクタ挿抜工具1の挟持溝26内に挿通させて挟持し、ケーブル本体48を保持する。このとき、ケーブル用コネクタ挿抜工具1の第二挿抜部6をカテゴリ5e用コネクタ46側に向けて装着させる。そして、ケーブル本体48を挿通させながらケーブル用コネクタ挿抜工具1をカテゴリ5e用コネクタ46側へと押し進めると、第二挿抜部6の傾斜面18に開口する第2係合溝19がカテゴリ5e用コネクタ46のラッチ部47に係合し、ケーブル用コネクタ挿抜工具1の進入に伴い、その第2係合溝19に沿ってラッチ部47が押圧されていく。
ここで、挿抜保持部17の先端に設けられている傾斜面18によって、カテゴリ5e用コネクタ46のラッチ部47が傾斜面18に沿ってスムーズに第2係合溝19へと案内されることになる。
そして、挟持板4の端部がカテゴリ5e用コネクタ46の端部に当接するころには、ラッチ部47の頂部50が第2係合溝19に押圧されることになり、これによって、ラッチ部47の付勢力によるケーブル収容装置41へのロック状態が解除されることになる。この状態のまま、第2LANケーブル45と共にケーブル用コネクタ挿抜工具1をケーブル収容装置41から同時に引き抜くことによって特定の第2LANケーブル45のカテゴリ5e用コネクタ46を第2モジュラージャックから抜去することができる。
このように、ケーブル用コネクタ挿抜工具1にカテゴリ5e用コネクタ46だけでなくケーブル本体48をも挟持させることによって、カテゴリ5e用コネクタ46をその抜去方向に沿って安定的に保持することができるとともに、第2LANケーブル45の挿抜時に発生する挿抜張力をカテゴリ5e用コネクタ46とケーブル本体48との圧着部分に伝えることなく挿抜することが可能となる。
また、ケーブル収容装置41の第2モジュラージャックにカテゴリ5e用コネクタ46を備えた第2LANケーブル45を接続させる場合には、ケーブル用コネクタ挿抜工具1の挟持溝26にケーブル本体48を挟持させながら、カテゴリ5e用コネクタ46をケーブル用コネクタ挿抜工具1の第二挿抜部6に予め保持させておき、その状態でカテゴリ5e用コネクタ46を第2モジュラージャックへと挿入させる。ケーブル用コネクタ挿抜工具1にカテゴリ5e用コネクタ46を保持させる際、図7の実線で示すように、カテゴリ5e用コネクタ46のラッチ部47を押圧させた状態で保持させておいてもよい。この場合、カテゴリ5e用コネクタ46を第2モジュラージャックへと挿入させた後、第2LANケーブル45を挿入方向へと押しながら、ケーブル用コネクタ挿抜工具1のみを引き抜くことによって、ラッチ部47の押圧状態が解除され、第2モジュラージャックへとロックすることになる。あるいは、図7の二点鎖線で示すように、カテゴリ5e用コネクタ46のラッチ部47を押圧させない状態で保持させておいてもよい。この場合、第2モジュラージャックへの挿入と同時にラッチ部47が第2モジュラージャックへとロックされることになり、ロック状態となったことが確認でき次第、ケーブル用コネクタ挿抜工具1のみを引き抜くことによって第2LANケーブル45を布設させることができる。
なお、カテゴリ5e用コネクタ46は、その種類によって形状が異なっているが、このケーブル用コネクタ挿抜工具1の第二挿抜部6は、全てのカテゴリ5e用コネクタ46の形状に対応したものとなっている。
さらに、カテゴリ5e用コネクタ46の形状が第二挿抜部6の係止溝25へ係合可能な形状の場合、第二挿抜部6の係止溝25をカテゴリ5e用コネクタ46の端部へ係合させるようにして用いてもよい。
このように、第一挿抜部5に設けられた一対の掛止部11,11よってカテゴリ6用コネクタ43を嵌脱可能に保持することができる。また、このカテゴリ6用コネクタ43を保持すると同時に第1係合溝10がカテゴリ6用コネクタ43のラッチ部44へと係合することによってこのラッチ部44が押圧されるので、カテゴリ6用コネクタ43の第1モジュラージャックに対するロック状態を解除することができる。これにより、第1LANケーブル42がケーブル収容装置41に対して挿抜可能となる。
一方、第二挿抜部6に設けられる第2係合溝19とこの第2係合溝19に対向する支持板部23とによってカテゴリ5e用コネクタ46を挟持させることによりカテゴリ5e用コネクタ46を嵌脱可能に保持することができる。そして、第2係合溝19がカテゴリ5e用コネクタ46のラッチ部47へと係合することによってこのラッチ部47が押圧されるので、カテゴリ5e用コネクタ46の第2モジュラージャックに対するロックが解除された状態にすることができる。これにより、第2LANケーブル45がケーブル収容装置41に対して挿抜可能なものとなる。
したがって、ケーブル収容装置41に対してロック可能とするラッチ部44,47を有したカテゴリ6用コネクタ43あるいはカテゴリ5e用コネクタ46に用いることができ、これらカテゴリ6用コネクタ43を備えた第1LANケーブル42あるいはカテゴリ5e用コネクタ46を備えた第2LANケーブル45がケーブル収容装置41に多条布設されていて、各コネクタ43,46へと作業者の手が入る隙間もないくらい作業スペースが省スペースな場合であっても、他のLANケーブルに支障を与えることなく特定のLANケーブルのコネクタの挿抜が可能となる。そのため、隣接するLANケーブルの半差し等による故障を防止することができる。
また、第1LANケーブル42及び第2LANケーブル45の少なくともいずれか一方を挟持する挟持溝26が長手方向に沿って形成されているので、これら第1LANケーブル42及び第2LANケーブル45を確実に保持することができ、ケーブル収容装置41に対するカテゴリ6用コネクタ43及びカテゴリ5e用コネクタ46の挿抜を行いやすい。
さらに、このケーブル用コネクタ挿抜工具1は、非導通樹脂で一体成形されているので、第1LANケーブル42及び第2LANケーブル45の通電電流が作業者に伝わることを防ぐことができる。また、カテゴリ6用コネクタ43及びカテゴリ5e用コネクタ46は合成樹脂により形成されているため、樹脂同士による耐磨耗性を考慮した樹脂が用いられている。
本発明における一実施形態のケーブル用コネクタ挿抜工具を示す平面図である。 本発明における一実施形態のケーブル用コネクタ挿抜工具を示す側面図である。 本発明における一実施形態のケーブル用コネクタ挿抜工具の第一挿抜部の拡大平面図である。 本発明における一実施形態のケーブル用コネクタ挿抜工具の第一挿抜部を示す正面図である。 本発明における一実施形態のケーブル用コネクタ挿抜工具の第二挿抜部を示す正面図である。 本発明における一実施形態のケーブル用コネクタ挿抜工具の第一挿抜部の使用方法を示す側面図である。 本発明における一実施形態のケーブル用コネクタ挿抜工具の第二挿抜部の使用方法を示す側断面図である。
符号の説明
1 ケーブル用コネクタ挿抜工具
5 第一挿抜部
6 第二挿抜部
7 把持部
10 第1係合溝
11 掛止部
12 爪部
19 第2係合溝
23 支持板部
26 挟持溝
43 カテゴリ6用コネクタ(第1コネクタ)
42 第1LANケーブル
44,47 ラッチ部
45 第2LANケーブル
46 カテゴリ5e用コネクタ(第2コネクタ)

Claims (3)

  1. ケーブル収容装置の第1モジュラージャックに対して挿抜可能な第1コネクタを備え、該第1コネクタに設けられたラッチ部によって前記第1モジュラージャックにロックされる第1ケーブルと、前記ケーブル収容装置の第2モジュラージャックに対して挿抜可能な第2コネクタを備え、該第2コネクタに設けられた前記ラッチ部によって前記第2モジュラージャックにロックされる第2ケーブルとを前記ケーブル収容装置に対して挿抜可能にするケーブル用コネクタ挿抜工具において、
    作業者により把持される把持部と、
    該把持部の一端に設けられ前記第1コネクタを嵌脱可能に保持する第一挿抜部と、
    前記把持部の他端に設けられ前記第2コネクタを嵌脱可能に保持する第二挿抜部とからなり、
    前記第一挿抜部には、前記第1コネクタの前記ラッチ部へ係合する第1係合溝が形成されているとともに、該第1係合溝の両側に前記第1ケーブルの挿抜方向に対して垂直に立設され且つ先端に爪部を有する一対の掛止部が設けられ、前記第二挿抜部には、前記第2コネクタの前記ラッチ部へ係合する第2係合溝が形成されているとともに、該第2係合溝に対向するようにして支持板部が設けられていることを特徴とするケーブル用コネクタ挿抜工具。
  2. 前記第1ケーブル及び前記第2ケーブルの少なくともいずれか一方を挟持する挟持溝が長手方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1記載のケーブル用コネクタ挿抜工具。
  3. 非導通樹脂で一体成形されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブル用コネクタ挿抜工具。
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