JP7007238B2 - ハンドルスイッチ装置およびベース部材 - Google Patents

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    • B62J6/00Arrangement of optical signalling or lighting devices on cycles; Mounting or supporting thereof; Circuits therefor
    • B62J6/16Arrangement of switches

Description

本発明は、汎用性、生産性、小型化、およびメンテナンス性が向上するハンドルスイッチ装置およびベース部材に関する。
従来、自動二輪車に用いられているハンドルスイッチのタイプには、スイッチにハーネスを半田で接続する半田接続タイプ(特許文献1)と、スイッチにハーネスをカプラーで接続するカプラー接続タイプ(特許文献2)と、の2種類のタイプがある。
実公昭61-91480号公報 実公平1-92728号公報
しかし、特許文献1に記載されているハンドルスイッチは、スイッチを取り付けるハンドルスイッチケースの、スイッチの取り付け部分の形状が複雑である。このため、二輪車の車種に応じた専用品とせざるを得ず、ハンドルスイッチの汎用性が低い。
また、スイッチをスイッチケースに組み付けるときには、ハーネスが接続されている状態でスイッチの組み付けを行わなければならない。このため、組み付け作業が煩雑となり、生産性が劣る。
さらに、スイッチにはハーネスが半田で接続されているために、たとえば、スイッチを交換するときには、スイッチケースからスイッチを取り外したり、スイッチケースにスイッチを取り付けたりすることが容易ではない。このため、メンテナンス性が劣る。
一方、特許文献2に記載されているハンドルスイッチは、スイッチとハーネスの接続にカプラーが用いられているため、特許文献1のハンドルスイッチよりも汎用性、生産性、およびメンテナンス性は改善される。
しかし、スイッチをスイッチケースに固定するためには、スイッチを挟み込む受け部材をスイッチの外周部に設け、その受け部材に設けた取り付け爪によってスイッチケースに固定する。このため、スイッチケースの外形寸法が大きくなり、小型化が困難である。
近年、自動二輪車に搭載される電子機器の多様化により、多数のスイッチを1つのハンドルスイッチに配置する傾向にある。したがって、市場では、ハンドルスイッチの汎用性、生産性、小型化、およびメンテナンス性の向上の要求が高まっている。
そこで、本発明は、汎用性、生産性、小型化、およびメンテナンス性が向上するハンドルスイッチ装置およびベース部材の提供を目的とする。
上記目的を達成するための、本発明のハンドルスイッチ装置は、複数のスイッチを備えるハンドルスイッチ装置であって、複数のスイッチが取り付けられたスイッチモジュールを備え、スイッチモジュールは、複数のスイッチを取り付け可能な1つのベース部材を備え、スイッチのそれぞれとベース部材との少なくともいずれかには、スイッチのそれぞれをベース部材にワンタッチで保持させる保持機構が設けられ、ベース部材は、複数のスイッチに接続されているハーネスを所定の位置に向けて配線するために設けたハーネス案内部およびハーネス逃げ部を有し、ハーネス案内部は、ハーネスをベース部材におけるハーネス取りまとめ位置に案内するためにベース部材の少なくともいずれかの位置に設けたガイドであり、ハーネス逃げ部は、スイッチに接続されるハーネスの引き回し領域を回避するためにベース部材の壁部に設けた切欠きである。
上記目的を達成するための、本発明のベース部材は、スイッチを備えるハンドルスイッチ装置に用いられ、スイッチを取り付けてスイッチモジュールを形成するベース部材であって、スイッチに設けられたスイッチ側の保持機構に対応して設けられスイッチをワンタッチで保持するための保持機構と、スイッチに接続されているハーネスを所定の位置に向けて配線するために設けたハーネス案内部およびハーネス逃げ部と、を有し、ハーネス案内部は、ハーネスをハーネス取りまとめ位置に案内するために設けたガイドであり、ハーネス逃げ部は、スイッチに接続されるハーネスの引き回し領域を回避するために設けた切欠きである。
本発明のハンドルスイッチ装置およびベース部材によれば、複数のスイッチを1つのベース部材に保持機構によってワンタッチで保持させることができるので、ハンドルスイッチ装置の汎用性、生産性、小型化、およびメンテナンス性が向上する。
本実施形態のハンドルスイッチ装置の斜視図である。 図1のハンドルスイッチ装置の分解斜視図である。 図1のライトスイッチの正面図である。 図1のライトスイッチの斜視図である。 ベース部材のライトスイッチを取り付ける部分の斜視図である。 ライトスイッチをベース部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 図1のホーンスイッチを左下から見た斜視図である。 図1のホーンスイッチを右下から見た斜視図である。 ベース部材のホーンスイッチを取り付ける部分の斜視図である。 ホーンスイッチをベース部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 図1のウインカースイッチを左側から見た斜視図である。 図1のウインカースイッチを右側から見た斜視図である。 ベース部材のウインカースイッチを取り付ける部分の斜視図である。 ウインカースイッチをベース部材に取り付けた状態を示す斜視図である。 スイッチモジュールを右側から見た斜視図である。 スイッチモジュールを右下から見た斜視図である。 本実施形態のハンドルスイッチ装置の組み付け工程(工程1)を示す図である。 本実施形態のハンドルスイッチ装置の組み付け工程(工程2)を示す図である。 本実施形態のハンドルスイッチ装置の組み付け工程(工程3)を示す図である。 本実施形態のハンドルスイッチ装置の組み付け工程(工程4)を示す図である。 本実施形態のハンドルスイッチ装置の組み付け工程(工程5)を示す図である。 本実施形態のハンドルスイッチ装置の組み付け工程(工程6)を示す図である。 ハンドルスイッチ装置の他の実施形態を示す図である。
次に、添付図面を参照して、本発明のスイッチハンドル装置の一実施形態を説明する。なお、図面において、同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
(ハンドルスイッチ装置の全体構成)
図1は、本実施形態のハンドルスイッチ装置100の斜視図である。図に示す通り、ハンドルスイッチ装置100は複数のスイッチを備える。具体的には、車両である二輪車のヘッドライトのロービームおよびハイビームを切り換えるライトスイッチ110、ホーンを鳴動させるホーンスイッチ120、および右折左折を表示させるウインカースイッチ130を備える。ライトスイッチ110、ホーンスイッチ120、およびウインカースイッチ130は、二輪車のハンドル(図示せず)に取り付けられるスイッチケース140から露出するように配置される。スイッチケース140は、2つ割りされた上ケース140Aと下ケース140Bとから構成され、二輪車のハンドルに取り付けられる。
図2は、図1のハンドルスイッチ装置100の分解斜視図である。図に示すように、ハンドルスイッチ装置100は、上ケース140A、ライトスイッチ110、ホーンスイッチ120、ウインカースイッチ130、ベース部材150、取り付けネジ160A、160B、および下ケース140Bを備える。
ライトスイッチ110、ホーンスイッチ120、およびウインカースイッチ130は、1つの枠型のベース部材150にワンタッチで取り付けられる。ベース部材150にライトスイッチ110、ホーンスイッチ120、およびウインカースイッチ130が取り付けられることによってスイッチモジュール250が形成される。スイッチモジュール250は、取り付けネジ160A、160Bによって上ケース140Aに取り付けられる。上ケース140Aには下ケース140Bが取り付けられる。
(ライトスイッチとベース部材の構成)
図3Aは、図1のライトスイッチ110の正面図である。図3Bは、図1のライトスイッチ110の斜視図である。これらの図に示すように、ライトスイッチ110の側面には係止片112が設けられ、その前面には係止片114が設けられている。係止片112が設けられている側面の反対側の側面には3つの端子116A、116B、116Cが設けられている。端子116A、116B、116Cのそれぞれにはハーネス(図示せず)が半田付けによって接続される。
図3Cは、ベース部材150のライトスイッチ110を取り付ける部分の斜視図である。図3Dは、ライトスイッチ110をベース部材150に取り付けた状態を示す斜視図である。図3Cに示すように、ベース部材150は、ライトスイッチ110を挿入する挿入孔157を有する。また、挿入孔157を形成するベース部材150には、ライトスイッチ110の係止片112と係合する係合部151とライトスイッチ110の係止片114と係合する係合部152が設けられている。ライトスイッチ110の係止片112とベース部材150の係合部151およびライトスイッチ110の係止片114とベース部材150の係合部152は、それぞれ保持機構を構成する。
ライトスイッチ110の底面側をベース部材150の挿入孔157から挿入し、ライトスイッチ110をベース部材150の方向に押し込むと、ライトスイッチ110の係止片112と114とがベース部材150の係合部151と152とにそれぞれ係合される。これによって、図3Dに示すように、ライトスイッチ110がベース部材150にスナップフィットによってワンタッチで堅固に保持される。スナップフィットとは、係止片112と114が係合部151と152に係合するときに、係止片112と114が弾性変形しながら係合部151と152に嵌まり込む固定方式である。なお、ライトスイッチ110をベース部材150の方向に押し込むときにライトスイッチ110に加える押込み荷重は、ベース部材150が受ける。また、ライトスイッチ110を操作するときの操作力もベース部材150が受ける。ベース部材150で、ライトスイッチ110に作用する押込み荷重と操作力を受けるようにすると、ライトスイッチ110を挟み込むために設けていた受け部材をライトスイッチ110の外周部に設ける必要がない。このため、結果としてスイッチケース140の外形が小型化できる。
また、図3Cに示すように、ベース部材150には、ライトスイッチ110の端子116にハーネスが接続されている状態でも、そのハーネスをベース部材150の内部に潜らせることなく、ライトスイッチ110をベース部材150にワンタッチで取り付け可能とする、ハーネス逃げ部200が形成されている。ハーネス逃げ部200は、ライトスイッチ110に接続されるハーネスの引き回し領域を回避するためにベース部材150の壁部に設けた切欠きである。ハーネス逃げ部200によって、ハーネスが邪魔をすることなく、ベース部材150に対してライトスイッチ110が着脱できる。
(ホーンスイッチとベース部材の構成)
図4Aは、図1のホーンスイッチ120を左下から見た斜視図である。図4Bは、図1のホーンスイッチ120を右下から見た斜視図である。これらの図に示すように、ホーンスイッチ120の一方の側面には係合部122が設けられ、その反対側の側面には係合部124が設けられている。ホーンスイッチ120の底面には、外部に露出している端子126と外部に露出していない内蔵端子(図示せず)が設けられている。端子126および内蔵端子にはハーネス(図示せず)が半田付けによって接続される。
図4Cは、ベース部材150のホーンスイッチ120を取り付ける部分の斜視図である。図4Dは、ホーンスイッチ120をベース部材150に取り付けた状態を示す斜視図である。図4Cに示すように、ベース部材150には、ホーンスイッチ120の係合部122と係合する係止片153とホーンスイッチ120の係合部124と係合する係止片154が設けられている。ホーンスイッチ120の係合部122とベース部材150の係止片153およびホーンスイッチ120の係合部124とベース部材150の係止片154は、それぞれ保持機構を構成する。
ホーンスイッチ120の係合部122、124がベース部材150の係止片153、154に係合されるように、ホーンスイッチ120をベース部材150の方向に押し込むと、図4Dに示すように、ホーンスイッチ120がベース部材150にスナップフィットによってワンタッチで堅固に保持される。なお、ホーンスイッチ120をベース部材150の方向に押し込むときにホーンスイッチ120に加える押込み荷重は、ベース部材150が受ける。また、ホーンスイッチ120を操作するときの操作力もベース部材150が受ける。ベース部材150で、ホーンスイッチ120に作用する押込み荷重と操作力を受けるようにすると、ホーンスイッチ120を挟み込むために設けていた受け部材をホーンスイッチ120の外周部に設ける必要がない。このため、結果としてスイッチケース140の外形が小型化できる。
また、図4Cに示すように、ベース部材150には、ホーンスイッチ120の端子126にハーネスが接続されている状態でも、そのハーネスをベース部材150の内部に潜らせることなく、ホーンスイッチ120をベース部材150にワンタッチで取り付け可能とする、ハーネス逃げ部210が形成されている。ハーネス逃げ部210は、ホーンスイッチ120に接続されるハーネスの引き回し領域を回避するためにベース部材150の壁部に設けた切欠きである。ハーネス逃げ部210によって、ハーネスが邪魔をすることなく、ベース部材150に対してホーンスイッチ120が着脱できる。
(ウインカースイッチとベース部材の構成)
図5Aは、図1のウインカースイッチ130を左側から見た斜視図である。図5Bは、図1のウインカースイッチ130を右側から見た斜視図である。これらの図に示すように、ウインカースイッチ130の一方の側面には係止片132が設けられ、その反対側の側面には係止片134が設けられている。ウインカースイッチ130の底面には3つの端子136A、136B、136Cが設けられている。端子136A、136B、136Cのそれぞれにはハーネス(図示せず)が半田付けによって接続される。
図5Cは、ベース部材150のウインカースイッチ130を取り付ける部分の斜視図である。図5Dは、ウインカースイッチ130をベース部材150に取り付けた状態を示す斜視図である。図5Cに示すように、ベース部材150は、ウインカースイッチ130を収納する収納部158を有する。また、収納部158を形成するベース部材150には、ウインカースイッチ130の係止片132と係合する係合部155とウインカースイッチ130の係止片134と係合する係合部156が設けられている。ウインカースイッチ130の係止片132とベース部材150の係合部155およびウインカースイッチ130の係止片134とベース部材150の係合部156は、それぞれ保持機構を構成する。
ウインカースイッチ130をベース部材150の収納部158に挿入し、ウインカースイッチ130をベース部材150に沿って押し込むと、ウインカースイッチ130の係止片132と134とがベース部材150の係合部155と156とにそれぞれ係合される。これによって、図5Dに示すように、ウインカースイッチ130がベース部材150にスナップフィットによってワンタッチで堅固に保持される。なお、ウインカースイッチ130をベース部材150に沿って押し込むときにウインカースイッチ130に加える押込み荷重は、ベース部材150が受ける。また、ウインカースイッチ130を操作するときの操作力もベース部材150が受ける。ベース部材150で、ウインカースイッチ130に作用する押込み荷重と操作力を受けるようにすると、ウインカースイッチ130を挟み込むために設けていた受け部材をウインカースイッチ130の外周部に設ける必要がない。このため、結果としてスイッチケース140の外形が小型化できる。
また、図5Cに示すように、ベース部材150には、ウインカースイッチ130の端子136にハーネスが接続されている状態でも、そのハーネスをベース部材150の内部に潜らせることなくウインカースイッチ130をベース部材150にワンタッチで取り付け可能とする、ハーネス逃げ部220が形成されている。ハーネス逃げ部220は、ウインカースイッチ130に接続されるハーネスの引き回し領域を回避するためにベース部材150の壁部に設けた切欠きである。ハーネス逃げ部220によって、ハーネスが邪魔をすることなく、ベース部材150に対してウインカースイッチ130が着脱できる。
(スイッチモジュールの構成)
図6は、スイッチモジュール250を右上から見た斜視図である。図7は、スイッチモジュール250を右下から見た斜視図である。スイッチモジュール250は、ライトスイッチ110、ホーンスイッチ120、およびウインカースイッチ130がベース部材150に取り付けられることによって構成される。
これらの図に示すように、ライトスイッチ110にはハーネス170が接続されているが、ベース部材150にはハーネス逃げ部200が形成されているので、ハーネス170をベース部材150の内部に潜らせることなく、ライトスイッチ110をベース部材150に取り付けることができる。同様に、ホーンスイッチ120とウインカースイッチ130も、ベース部材150に形成されているハーネス逃げ部210、220によって、ハーネス180、190をベース部材150の内部に潜らせることなく、ホーンスイッチ120とウインカースイッチ130とをベース部材150に取り付けることができる。なお、図6および図7に示してあるハーネス170、180、190の引き出し方向は、発明の理解を容易にするために右側方向としているが、これらの引き出し方向は実際の引き出し方向とは異なる。ハーネス170、180、190の引き出し方および配線については後述する。
このように、ライトスイッチ110、ホーンスイッチ120、およびウインカースイッチ130をベース部材150に取り付けてモジュール化することによって、それぞれのスイッチ110、120、130の外形を小型化することができる。これは、従来のように、ライトスイッチ110、ホーンスイッチ120、およびウインカースイッチ130を挟み込むために設けていた受け部材をそれぞれのスイッチ110、120、130の外周部に設ける必要がないからである。同時に、ライトスイッチ110、ホーンスイッチ120、およびウインカースイッチ130が小型化されることによって、スイッチモジュール250が小型化され、スイッチケース140(図1参照)の外形の小型化が可能になる。
また、それぞれのスイッチ110、120、130はベース部材150に取り付けているため、それぞれのスイッチ110、120、130がスイッチケース140の形状に依らない取付構造を採用できる。したがって、それぞれのスイッチ110、120、130の汎用性が見込める。
さらに、それぞれのスイッチ110、120、130とベース部材150とをモジュール化することによって、スイッチモジュール250とスイッチケース140との生産性(たとえば、組み付け作業性を言う)が向上する。
さらに、ベース部材150にはハーネス逃げ部200、210、220を形成しているので、ライトスイッチ110、ホーンスイッチ120、およびウインカースイッチ130をベース部材150に取り付ける場合の生産性が向上する。また、それぞれのスイッチ110、120、130を交換するときの作業性も向上し、メンテナンス性が向上する。
(ハンドルスイッチ装置の組み付け工程)
図8から図13は、本実施形態のハンドルスイッチ装置100の組み付け工程(工程1から工程6)を示す図である。
まず、図8に示すように、作業者は、ライトスイッチ110に3本のハーネス170、ホーンスイッチ120に2本のハーネス180、およびウインカースイッチ130の3本のハーネス190を半田付けにより接続する(工程1)。
次に、図9に示すように、ハーネス170、180、190が接続されているライトスイッチ110、ホーンスイッチ120、およびウインカースイッチ130をベース部材150に、ハーネス170、180、190の取り回しを気にすることなく、ワンタッチで取り付け(工程2)、図10に示すようなスイッチモジュール250を形成する(工程3)。
次に、図11および図12に示すように、ライトスイッチ110に接続されている3本のハーネス170とホーンスイッチ120に接続されている2本のハーネス180を、ハーネス逃げ部200、210からベース部材150の壁部に沿わせるように引き回して配線する。5本のハーネス170、180は、ハーネス案内部230の下側(紙面の裏面方向)を通過させる。なお、ハーネス案内部230は、ハーネス170、180をベース部材150におけるハーネス取りまとめ位置240に案内するためにベース部材150の少なくともいずれかの位置に設けた凸形状のガイドである。一方、ウインカースイッチ130に接続されている3本のハーネス190は、ハーネス逃げ部220からベース部材150の壁部に沿わせるように引き回して配線する。次に、スイッチモジュール250を上ケース140Aに取り付けネジ160A、160B(図2参照)で取り付ける(工程4)。次に、ハーネス案内部230を通過した5本のハーネス170、180および3本のハーネス190を、ハーネス取りまとめ位置240において取りまとめ、上ケース140Aの外に導く(工程5)。そして、図13に示すように、下ケース140Bを上ケース140Aに取り付ける(工程6)。
以上のように、ハンドルスイッチ装置100の組み付けは、作業者が上記の工程の順に、部品同士を組み付けて行くだけで、終了させることができる。また、ハンドルスイッチ装置100のいずれかのスイッチを交換するときも、上記の工程とは逆の手順で分解し、交換するスイッチを取り外し、新しいスイッチに交換して、上記の工程の手順で組み付けるだけで、スイッチの交換作業を終了させることができる。したがって、生産性とメンテナンス性は非常に優れている。
(ハンドルスイッチ装置の他の実施形態)
図14は、ハンドルスイッチ装置100の他の実施形態を示す図である。この実施形態は、ハーネスの接続にカプラーを用いた実施形態である。
図14に示すように、ライトスイッチ110にはカプラー310を介してハーネス170が接続される。ホーンスイッチ120にはカプラー320を介してハーネス180が接続される。ウインカースイッチ130にはカプラー330を介して190が接続される。
本実施形態は、カプラー310、320、330を用いてハーネス170、180、190を接続している以外は、半田付けによってハーネス170、180、190を接続している実施形態と同一である。
以上のように、本発明のハンドルスイッチ装置100は、半田付けによってハーネスを接続する半田接続タイプとカプラーによってハーネスを取り付けるカプラー接続タイプのいずれのタイプにも適用可能である。このため、本発明のハンドルスイッチ装置100は、従来の半田接続タイプとカプラー接続タイプのそれぞれの欠点を解消するとともに、それぞれの利点を集約させることができる。具体的には、従来の半田接続タイプと同等以上の小型化を図りつつ、カプラー接続タイプと同等以上の汎用性、生産性、メンテナンス性を実現できる。その結果、本発明のハンドルスイッチ装置100は、汎用性、生産性、小型化およびメンテナンス性を備え、商品力が向上する。
なお、汎用性、生産性、小型化およびメンテナンス性を備えさせるためには、ベース部材150の形状は非常に重要である。具体的には、ベース部材150の形状は、半田接続タイプとカプラー接続タイプのいずれのタイプのスイッチでもワンタッチで取り付け可能な形状とする。また、スイッチを取り付けるときの押込み荷重とスイッチを操作するときの操作力をベース部材150が受けるような形状とする。さらに、スイッチに取り付けられているハーネスが、スイッチの組み付けの邪魔にならないように、ハーネス逃げ部200、210、220を考慮した形状とする。さらに、スイッチに接続されているハーネス170、180、190の引き回しが容易となるように、ハーネス170、180、190をベース部材150に潜らせることなく、ハーネス案内部230を介してハーネス取りまとめ位置240まで引き回すことができる形状とする。
以上、本発明のハンドルスイッチ装置100を2つの実施形態を例示して説明したが、本発明はこれらの実施形態の内容に限定されるものではない。たとえば、スイッチの数は、3つを例示したが、2つ以上であればいくつであっても本発明の適用は可能である。
また、本発明のベース部材150の形状は上記の実施形態に開示した形状に限らず、スイッチの数や形状を考慮して、種々の形状が採用できる。
100 ハンドルスイッチ装置、
110 ライトスイッチ、
112、114 係止片、
116、116A、116B、116C 端子、
120 ホーンスイッチ、
122、124 係合部、
126 端子、
130 ウインカースイッチ、
140 スイッチケース、
140A 上ケース、
140B 下ケース、
150 ベース部材、
151、152 係合部、
153、154 係止片、
155 挿入孔、
158 収納部、
160A、160B 取り付ネジ、
170、180、190 ハーネス、
200、210、220 ハーネス逃げ部、
230 ハーネス案内部、
240 ハーネス取りまとめ位置、
250 スイッチモジュール、
310、320、330 カプラー。

Claims (7)

  1. 複数のスイッチを備えるハンドルスイッチ装置であって、
    前記複数の前記スイッチが取り付けられたスイッチモジュールを備え、
    前記スイッチモジュールは、
    前記複数の前記スイッチを取り付け可能な1つのベース部材を備え、
    前記スイッチのそれぞれと前記ベース部材との少なくともいずれかには、前記スイッチのそれぞれを前記ベース部材にワンタッチで保持させる保持機構が設けられ
    前記ベース部材は、前記複数の前記スイッチに接続されているハーネスを所定の位置に向けて配線するために設けたハーネス案内部およびハーネス逃げ部を有し、
    前記ハーネス案内部は、前記ハーネスを前記ベース部材におけるハーネス取りまとめ位置に案内するために前記ベース部材の少なくともいずれかの位置に設けたガイドであり、
    前記ハーネス逃げ部は、前記スイッチに接続される前記ハーネスの引き回し領域を回避するために前記ベース部材の壁部に設けた切欠きである、ハンドルスイッチ装置。
  2. 前記複数の前記スイッチのそれぞれに作用する荷重は、前記ベース部材が受ける、請求項に記載のハンドルスイッチ装置。
  3. 前記スイッチのそれぞれと前記ベース部材とには前記保持機構が設けられ、
    前記保持機構は、
    前記スイッチに設けた係止片および前記係止片と係合する前記ベース部材に設けた係合部であるか、または、前記ベース部材に設けた前記係止片および前記係止片と係合する前記スイッチに設けた係合部である、請求項1または2に記載のハンドルスイッチ装置。
  4. 前記係止片と前記係合部との係合は、スナップフィットによって行われる、請求項に記載のハンドルスイッチ装置。
  5. 前記複数の前記スイッチに接続される前記ハーネスは、前記複数の前記スイッチの各端子に、半田付けによって接続されているか、または、カプラーを介して接続されている、請求項に記載のハンドルスイッチ装置。
  6. 前記スイッチモジュールを取り付けるケースをさらに備え、前記ケースは車両のハンドルに取り付けられる、請求項1からのいずれかに記載のハンドルスイッチ装置。
  7. スイッチを備えるハンドルスイッチ装置に用いられ、
    前記スイッチを取り付けてスイッチモジュールを形成し、
    前記スイッチに設けられたスイッチ側の保持機構に対応して設けられ前記スイッチをワンタッチで保持するための保持機構と、
    前記スイッチに接続されているハーネスを所定の位置に向けて配線するために設けたハーネス案内部およびハーネス逃げ部と、を有し、
    前記ハーネス案内部は、前記ハーネスをハーネス取りまとめ位置に案内するために設けたガイドであり、
    前記ハーネス逃げ部は、前記スイッチに接続される前記ハーネスの引き回し領域を回避するために設けた切欠きである、ベース部材。
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