JP4274757B2 - ユニット装置筐体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を搭載したプリント基板を複数収納する樹脂製のケースとカバーからなるユニット装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子部品を搭載したプリント基板を複数収納する樹脂製のケースとカバーからなるユニット装置において、前記プリント基板の収納に際しては、まずプリント基板を前記ケースに装着し、そのケースに対してインターフェース用のコネクタ穴やスイッチ設定用の穴等の空いたカバーを装着する構造が一般的であった。これは、枚数のプリント基板が収納された一つのケースに対して一つのカバーが対応する形であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図12はこのような従来技術のユニット装置例を全体の等角図で示すものであり、図13は従来の1段式カバー構造の下面図を示している。
このような従来技術では、図12および図13で見られるように、複数のプリント基板93、94、95などが収納された一つケース本体90に対して、一つのカバー91が対応する形であるため、一つのプリント基板の交換時でさえもカバー全体を一度ケースから取り外す必要があり、能率的ではなかった。
また、カバー全体を取り外す必要があるために、交換対象外のプリント基板に対しても通常インターフェースコネクタに取り付けられているケーブルコネクタを取り外すなどといった配線作業も行う必要があり、手間がかかり、作業性が良くなかった。
そこで今回、通常交換頻度の少ないプリント基板部と交換頻度の高いプリント基板部のカバーをそれぞれ分離した2段式構造を提案する。
しかし、このような分離型のカバー構造の場合、カバーの材料が樹脂製であると強度的に弱いため、カバーに連続する大きな穴を空けることはできず、連続しないようにするためには装置が大型化するといった問題があった。
また、個別の独立した穴一つに対してカバー一つを位置決めすることは容易ではあるが、このような連続する穴一つに複数のカバーを位置決めすることは困難であり、さらに、通常はカバーの強度補強のためにリブ構造を持たせるのが一般的であるが、カバーに連続する大きな穴を空けるとリブ構造がとれないという欠点もあった。
また、カバーの取付に締結部品を用いるとコストが高くなり、装置も大型になるといった弊害もあり、装置の小型化やカバーの位置決め方法、構造強度、締結方法などに多くの問題があった。
そこで、本発明は従来の問題点を解決すべく、ユニット装置カバーを一つの親カバーと複数の子カバーからなる2段分離式の組み合わせ構造にし、子カバーはそれぞれ別々に独立して親カバーから簡易脱着可能な構造することによって、プリント基板単位でそれぞれ簡単かつ能率的に交換を可能にし、作業性の向上を図る。また、締結部品を使わずに子カバーを親カバーの連続する大きな穴に並列隣接させて位置決め可能なツメ構造とカバー締結保持力の強い挟み込み式のツメ構造を有し、さらに子カバー自身が親カバーの強度補強のためのリブ構造機能を有することにより、高剛性で信頼性の高い装置を提供すると共に、装置の小型化、及び低コスト化を実現する装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解消するために、請求項1記載のユニット装置筐体の発明は、内部に複数のプリント基板を収納する樹脂製のケースと、2段分離式組み合わせカバー構造と、からなるユニット装置筐体において、
前記2段分離式組み合わせカバー構造は樹脂製の親カバーと複数の子カバーとから構成され、
前記親カバーは、接合用穴およびこの接合用穴に係合する突起部とが組み合わされることで前記樹脂製のケースに接合されて該ケースを覆い、スイッチとコネクタと電源端子用の穴を1つ以上あけられかつ内部に交換頻度の低い主回路プリント基板が装着されるための親カバー基本部と、交換頻度の高いカスタム用のプリント基板が装着されるための連続した穴形状からなる親カバーオプション部から構成されており、
前記複数の子カバーは、前記親カバーオプション部に対して着脱自在に係合し、取り外した部分からプリント基板が個別に挿入、引き出し可能としたことを特徴とする。
以上のように、プリント基板などの部品単位でそれぞれ簡単かつ能率的に交換を可能にし、作業性の向上が図される。
なお、第2の発明としては、上記請求項1記載のユニット装置筐体において、前記2段分離式組み合わせカバーの1段目に配置される前記親カバーの大きな連続穴形状に対して、その上の2段目に配置される前記子カバー複数を相互に並列隣接させるユニット装置筐体であって、
前記親カバーが、先端にツメ先端部と該ツメ先端部に続くツメ突起部と該ツメ突起部に続くツメバネ部とから成る親カバーツメと、該親カバーツメの両側に形成された潜り込み用スペースとを有し、
前記子カバーが、穴とガイドと両端の潜り込み用ツメとを有し、
前記親カバーの前記ツメ先端部が前記子カバーの前記ガイドに従って前記ツメバネ部が下方にたわむことにより潜り込み、前記ツメ突起部が前記子カバーの穴に到達すると、前記ツメバネ部のたわみが戻り、前記親カバーツメ突起部が前記子カバー穴にはまり込むこと、
かつ、前記子カバーの潜り込み用ツメが前記親カバーの潜り込み用スペースに潜り込むことを特徴とする。
第3の発明としては、上記第2発明のユニット装置筐体において、前記2段分離式組み合わせカバーの1段目に配置される大きな連続穴形状を有する親カバーに対して、その上の2段目に配置される子カバーに、内側に長方形形状をした強度補強用のリブを設けて子カバー自身が前記親カバーの強度補強機能を有することを特徴とする。
第4の発明としては、上記第2または第3発明のユニット装置筐体において、前記親カバーに形成された親カバーツメの両端に、前記子カバーの挿入方向の切り欠き部を形成することにより前記親カバーツメに弾力性を持たせ、もって該親カバーツメが子カバーに形成された前記子カバー穴に潜り込むことを可能ならしめることを特徴とする。
第5の発明としては、上記第1〜第4の発明のいずれかのユニット装置筐体において、前記親カバーの前記潜り込み用スペースが端部に、前記子カバーの挿入経路に幅方向のテーパ形状の位置決め用くさび部を有し、前記子カバーの前記潜り込み用ツメが端部に傾斜部を有し、前記潜り込み用ツメが前記潜り込み用スペースに潜り込む際に前記位置決め用くさび部が前記潜り込み用ツメの傾斜部の挿入ガイドとなることを特徴とする。
以上のように、第2〜第5の発明によれば、締結部品を使わずに子カバーを親カバーの連続する大きな穴に並列隣接させて位置決め可能なツメ構造とカバー締結保持力の強い挟み込み式のツメ構造が得られること、さらに子カバー自身が親カバーの強度補強のためのリブ構造機能を有すること、親カバーツメに弾力性を持たせること、親カバーが子カバーの挿入に対し挿入個所を簡単に位置決めできるようになることにより、高剛性で信頼性の高い装置を提供すると共に、装置の小型化、及び低コスト化を実現する装置を提供することができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
この発明の実施の形態では、電子部品を搭載したプリント基板を複数収納する樹脂製のケースとカバーからなるユニット装置において、前記ケースに対して一つの親カバーと複数の子カバーから構成される場合の例を示す。
図1は本発明の第1の実施の形態に係るユニツト装置の全体の等角図、図2は本発明の2段分離式組み合わせカバー構造を示す下面図である。
図1および図2において、1は樹脂製ケース本体、2はケース穴、3は親カバー本体、4は親カバーケース接合用ツメ(ケース用)、5は親カバー基本部、6は親カバーオプション部、7は親カバー上部ツメ(子カバー用)、8は親カバー下部ツメ(子カバー用)、9は第1子カバー、10は第2子カバー、11は第3子カバー、12は子カバー上部穴、13は子カバー下部穴、14は子カバーリブ構造、15はインターフェースコネクタ用穴、16はプリント基板、17はライトアングルコネクタ、118はインターフェースコネクタである。
図1および図2から解るように、樹脂製のケース本体1に電子部品を搭載したプリント基板16を複数個収納している。通常、ケース本体1にマザーボード基板が配置されており、このマザーボード基板上のストレートコネクタにプリント基板のライトアングルコネクタ17を嵌合させることにより、マザーボード基板にプリント基板を垂直に装着する。
ケース本体1の左右2つずつの計4箇所のケース穴2に対し、親カバー3の左右2つずつの計4つの親カバーケース接合用ツメ4の突起部が組み合わされ接合される。
この親カバー3は、親カバー基本部5と親カバーオプション部6から構成されており、親カバー基本部5には電源基板やメイン基板といった通常は交換頻度の低い主回路プリント基板が装着される。親カバーオプシヨン部6は、伝送プリント基板や入出力プリント基板などの比較的交換頻度の高いカスタム用のプリント基板が装着される。
図1および図2の例ではプリント基板16がケース本体1のマザーボード基板に取り付けられた後、第3子カバー11の上面部に位置する子カバー上部穴12と同下面部に位置する子カバー下部穴13にそれぞれ親カバー3の親カバー上部ツメ7と親カバー下部ツメ8が入り込み組み合わされる。
同様にして、残りの親カバーオブシヨン部6にも第1子カバー9、第2子カバー10が装着される。
このようにケース本体に対してーつの親カバーとその連続した穴形状に複数の独立した子カバーを2段階式に分離して組み合わせることができる構造を有することにより、交換頻度の高いプリント基板交換時に目的の子カバーを取り外すだけで親カバーと交換の必要がない他のプリント基板に対する子カバーを外す必要がなく作業性を向上させることができる。
【0006】
次に、本発明の親カバーと子カバーの構造について説明する。
図3は親カバー構造の等角図、図4は子カバー構造の等角図をそれぞれ示す。図3において、18は親カバー基本部、19は親カバーオプション部、20、21はケース取り付け用ツメ、22は上部第1ツメ、23は上部第2ツメ、24は上部第3ツメ、25は下部第1ツメ、26は下部第2ツメ、27は下部第3ツメ、28、29、31、32は切り欠き、30、33、39、40は子カバー位置決め用突起、34は表示灯用穴、35、36、37はスイッチ、コネクタ用穴、38は電源端子用穴、55は親カバー上部第1ツメ押し部、56は親カバー上部第2ツメ押し部、57は親カバー上部第3ツメ押し部である。
さらに、図4において、41は親カバー上部ツメ挿入用の穴、42、43、45、46は子カバー位置決め用テーパ形状突起、44は親カバー下部ツメ挿入用の穴、47は強度補強リブ形状、48はプリント基板ガイド溝、49は表示灯用穴、50〜52はコネクタ用穴である。
図3から解るように、親カバーは大きく分けて2つの部分からなる。
一つは、親カバー基本部18(図1の5に相当)で基本的に電源基板やメイン基板といった通常交換頻度の低い主回路プリント基板などが装着される。ここでは、電源基板の電源供給用の端子台穴38とメイン基板の表示灯用穴34、スイッチやコネクタ用穴35、36、37があいている。
もう一つは、親カバーオプシヨン19部(図1の6に相当)で全面が大きく開いた形状をしている。この上面部には子カバーを取り付けるための上部第1ツメ22とその両側に切り欠き28、29をようしており、このため親カバーの材料自身の弾性力を利用して、予カバーを取り付け、取り外し可能なばね構造を構築する。
また、下面部も上面部と同じように子カバーと取り付けるための下部第1ツメ25とその両側に切り欠き31、32をようしている。同様な構造を上部第2ツメ23、上部第3ツメ24、下部第2ツメ26、下部第3ツメ27も持っており、それぞれ両側に切り欠き構造を有している。
図中の30、33、39、40は、子カバーを装着する場合の位置決め用の突起で三角形状をしている。この三角形状の斜面部分が子カバー側の位置決め用のツメのガイドとなり、親カバーに対して子カバーを正確に位置決め装着可能にする。図中の20、21は、親カバーをケースに取り付けるためのツメ構造であり、対象のものが親カバーの両側に2つずつの計4つある。このツメをケース側の穴に装着して、親カバーをケースに装着する。
【0007】
図4の子カバー構造において、子カバーを親カバーに装着するための親カバー上部ツメ挿入用の穴41とその両側に位置決め用のテーパ形状の突起42、43を有する。また、下部にも同様に親カバー下部ツメ挿入用の穴44とその両側に位置決め用のテーパ形状の突起45、46を持っており、子カバー全体としては、上面部、下面部、全面部のコ字型の形状をしている。ここでは、子カバー全面部にはオプション基板の表示灯用穴49やスイッチやコネクタ用の穴50、51、52などを持つ。
図中の47は長方形形状をした強度補強用のリブである。また、図中48はオプション基板の端面が挿入されるプリント基板の位置決め用のガイド溝である。
【0008】
次に、親カバーと子カバーの装着について説明する。
図5は本発明の親カバーと子カバーを示す横断面図であり、図9中のA−A断面に対応する。図6は本発明の親カバーと子カバーを示す横断面図であり、図9中のB−B断面に対応する。
図5において、子カバー(例えば11)を親カバー3に装着するにあたって、まず、親カバー3の上部ツメ先端部60が、子カバー11の上部ガイド64に従って親カバー上部ツメバネ部62が下方にたわむことにより潜り込む。これは、図3中の上部第1ツメ22とその両側に切り欠き構造28、29を持つことにより親カバー上部ツメバネ部62が片持ち梁として働き、材料自身の弾性力を利用したバネ構造を有する。
そして、親カバー上部ツメ突起部61が、子カバー上部穴63に到達すると、親カバー上部ツメバネ部62のたわみが戻り、親カバー上部ツメ突起部61が子カバー上部穴63にはまり込む。
図7はこのようにしてはめ込まれた状態の本発明の親カバー3と子カバー11を示す横断面図である。一方、これと同時に、図6において、子カバー11の上部の両側に2つある潜り込み用ツメ70が、親カバー3の上部潜り込み用スペース71に潜り込む。
図8はこの状態の本発明の親カバー3と子カバー11を示す横断面図である。このように親カバー3と子カバー11のそれぞれのツメが相互に潜り込むことにより、強固な締結構造を構成する。このように、子カバーと親カバーのそれぞれのツメが互いにしっかりと挟み込み合い締結し、上下両方向のケースの弾性たわみに対しても高い締結保持力を保つことが可能である。
また、第1子カバーを取り外す際には、この弾力性を持った親カバー上部第1ツメ押し部55(図3)を下方に押すことにより、親カバー上部ツメ突起部61が、子カバー上部穴63から外れる。
親カバー上部第2ツメ押し部56、親カバー上部第3ツメ押し部57についても同様であり、また子カバー下部及び親カバー下部においてもそれぞれ子カバー上部、親カバー上部と全く同じ構造を有している。
【0009】
さらに、図9の本発明の親カバーと子カバーを示す上断面図中に示すように親カバー80は子カバーの挿入に対し挿入個所を簡単に位置決めできるように位置決め用突起84、85を有している。
これは、三角テーパ形状になっているので、第2子カバー82の位置決め用テーパ形状ツメ86の斜面部は突起84と、位置決め用テーパ形状ツメ87の斜面部は突起85と接触し、突起が挿入ガイドとして働くことにより、簡単な位置決め装涜が可能となる。
なお、位置決め用突起84は第1子カバー81と第2子カバー82の位置決めガイドとなり、位置決め用突起85は第2子カバー82と第3子カバー83の位置決めガイドとなる。
同様に親カバー下部と子カバー下部についても全く同じ構造をおり、子カバーの並列した高精度の位置決めを可能にしている。
このように、挟み込み式のツメ構造と位置決め機能を有するツメ構造により、特別な締結部品を使わずに結合強度を増やすことができ、コストの低減と装置の小型化、操作の簡易化が実現できる。また、親カバーと子カバーの材料が樹脂製の場合は、今回のような親カバーオプション部のような大きな連続する穴に対しては鉛直方向の強度が特に弱くなり、親カバーケース本体から子カバーが外れると言った問題も生じかねない。
そこで、子カバーにリブ構造47を持たせ子カバーの断面2次モーメントを増大させることにより、子カバーの水平方向のたわみを減少させる。
また、前記した挟み込み式のツメ構造を親カバーと子カバーの上部、下部の締結部で用いることで子カバーは親カバーに対して、鉛直上下方向に上部、下部において強固に固定され、上部と下部で生じる鉛直方向の反力は互いに打ち消し合う。これらの理由で、子カバーは親カバーにとってあたかも一体のリブ構造のように振る舞うことが可能となり、親カバーオプション部のような大きな連続する穴に対しても鉛直方向の強度が増強でき、鉛直方向のたわみが減少することで、増して親カバーから子カバーが外れにくい構造となる。
また、子カバー内面にはプリント基板位置決め用溝48を備えることで、プリント基板の押さえと位置決めを行うと同時に、ぐらつきと抜けの防止も図る。
これらの構造の組み合わせにより、高剛性で信頼性の高い装置を実現可能である。
【0010】
図10は上述した親カバーと子カバーの本発明に係る係合部であるツメ構造および三角テーパ形状等を示す拡大上面図で、図11は図10のツメ構造を示す上面図(陰線表示)である。
図10に示す子カバー11が親カバー3に嵌合する際、図11中の第1子カバー上面125の子カバー上部左ツメ126と同カバー上部右ツメ127が親カバー上面124の子カバー上面左ツメ潜り部128と同カバー上面右ツメ潜り部129にそれぞれ潜り込む。
同時に、親カバー上面124の親カバー上面ツメ131が、第1子カバー上面125の子カバー上面穴130に潜り込む。なお、親カバー上面124の親カバー上部左切り欠き部133と同カバー上部右きり欠き部134により、親カバー上部ツメ131は弾力性を持った親カバー上部板バネ部132を有するもので親カバー上面124の親カバー上部ツメ131が、第1子カバー上面125の子カバー上面穴130に潜り込むことが可能になっている。
また、第1子カバー上面125を取り外す際には、この弾力性を持った親カバー上部板バネ部132を下方に押すことにより、親カバー上部ツメ131が、第1子カバー上面125の子カバー上面穴130から外れる。親カバー下部と子カバー下部についても上面と全く同じ構造をとっている。
従って、親カバー側のツメと子カバー側のツメが上下の2箇所で相互に潜り込むので締結力が高く親カバーに対して子カバーが外れにくい。
さらに、親カバー上部124の子カバー位置決め用くさび部135が三角テーパ形状になっており、第1子カバー上面125の子カバー上部右ツメ127側面の傾斜部127Aの挿入ガイドとなるので簡単に位置決め装着が可能となる。
なお、子カバー位置決め用くさび部135は第1子カバー上面125と第2子カバー上面137の位置決めガイドとなり、子カバー位置決め用くさび部136は第2子カバー上面137と第3子カバー上面138の位置決めガイドとなり、同様にこれらは親カバー下部と子カバー下部についても上面と全く同じ構造をとっており、並列した高精度の位置決めを可能にしている。このように、挟み込み式のツメ構造と位置決め機能を有するツメ構造により、特別な締結部品を使わずに結合強度を増やすことができ、コストの低減と装置の小型化、操作の簡易化が実現できる。
また、親カバー124と子カバー125の材料が樹脂製の場合は、今回のような親カバーオプション部のような大きな穴に対しては鉛直方向の強度が特に弱くなり、ケース本体から親カバーが外れると言った問題も生じかねない。そこで、子カバーにリブ構造139を持たせることにより、子カバーの鉛直方向強度を増やすだけでなく、前記した挟み込み式のツメ構造を子カバーの上下部で用いたことで子カバーは親カバーに対して、鉛直上下方向に強固に固定され鉛直方向の反力は打ち消し合い、子カバーは親カバーにとってあたかもリブ構造のように振る舞うことができる。
さらに、子カバー内部にはプリント基板位置決め用溝140を備えることで、プリント基板の押さえと位置決めを行うと同時にぐらつきと抜けの防止となる。これらにより、高剛性で信頼性の高い装置を実現可能である。
【0011】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ユニット装置カバーを一つの親カバーと複数の子カバーからなる2段分離式の組み合わせ構造にし、子カバーはそれぞれ別々に独立して親カバーから簡易脱着可能な構造にすることによって、プリント基板単位でそれぞれ簡単かつ能率的に交換を可能にし、作業性の向上を図る。また、締結部品を使わずに子カバーを親カバーの大きな連続穴形状に並列隣接させて位置決めできるツメ構造とカバー締結保持力の強い挟み込み式のツメ構造を有し、さらに子カバー自身が親カバーの強度補強のためのリブ構造機能を有すること、親カバーツメに弾力性を持たせること、親カバーが子カバーの挿入に対し挿入個所を簡単に位置決めできるようにすることにより、高剛性で信頼性の高い装置を提供すると共に、装置の小型化、及び低コスト化を実現する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るユニット装置全体の等角図である。
【図2】図1の2段分離式組み合わせカバー構造を示す下面図である。
【図3】図1の親カバー構造を示す等角図である。
【図4】図1の子カバー構造を示す等角図である。
【図5】図9中のA−A断面に対応する横断面図である。
【図6】図9中のB−B断面に対応する横断面図である。
【図7】図5に基づきはめ込まれた状態の親カバーと子カバーを示す横断面図である。
【図8】図6に基づきはめ込まれた状態の親カバーと子カバーを示す横断面図である。
【図9】図1の親カバーと子カバーを示す上断面図である。
【図10】親カバーと子カバーの本発明に係る係合部を示す拡大上面図である。
【図11】図10のツメ構造を示す上面図である。(陰線表示)
【図12】従来の公知例を示すユニット装置全体の等角図である。
【図13】図12の1段式カバー構造を示す下面図である。
【符号の説明】
1 樹脂製ケース本体
2 ケース穴
3 親カバー本体
4、92 親カバーケース接合用ツメ(ケース用)
5、18 親カバー基本部
6、19 親カバーオプション部
7 親カバー上部ツメ(子カバー用)
8 親カバー下部ツメ(子カバー用)
9、81 第1子カバー
10、82 第2子カバー
11、83 第3子カバー
12 子カバー上部穴
13 子カバー下部穴
14 子カバーリブ構造
15 インターフェースコネクタ用穴
16、93、94、95 プリント基板
17 ライトアングルコネクタ
20、21 ケース取り付け用ツメ
22 上部第1ツメ
23 上部第2ツメ
24 上部第3ツメ
25 下部第1ツメ
26 下部第2ツメ
27 下部第3ツメ
28、29、31、32 切り欠き
30、33、39、40 子カバー位置決め用突起
34、49 表示灯用穴
35、36、37、50、51、52 スイッチ、コネクタ用穴
38 電源端子用穴
41 親カバー上部ツメ挿入用の穴
44 親カバー下部ツメ挿入用の穴
42、43、45、46 子カバー位置決め用テーパ形状突起
47 強度補強リブ形状
48 プリント基板ガイド溝
55 親カバー上部第1ツメ押し部
56 親カバー上部第2ツメ押し部
57 親カバー上部第3ツメ押し部
60 親カバー上部ツメ先端部
61 親カバー上部ツメ突起部
62 親カバー上部ツメバネ部
63 子カバー上部穴
64 子カバー上部ガイド
70 子カバー上部潜り込み用ツメ
71 親カバー上部潜り込み用スペース
80 親カバー
84、85 位直決め用突起
86、87 位億決め用テーパ形状ツメ
90 ケース本体
91 従来カバー
118 インターフェースコネクタ
124 親カバー上面
125 第1子カバー上面
126 子カバー上面左ツメ
127 子カバー上面右ツメ
128 子カバー上面左ツメ潜り部
129 子カバー上面右ツメ潜り部
130 子カバー上面穴
131 親カバー上部ツメ
132 親カバー上部板バネ部
133 親カバー上部左切り欠き部
134 親カバー上部右切り欠き部
135 子カバー位置決め用くさび部
136 子カバー位置決め用くさび部
137 第2子カバー上面
138 第3子カバー上面
139 子カバーリブ構造
140 プリント基板位置決め用溝

Claims (1)

  1. 内部に複数のプリント基板を収納する樹脂製のケースと、2段分離式組み合わせカバー構造と、からなるユニット装置筐体において、
    前記2段分離式組み合わせカバー構造は樹脂製の親カバーと複数の子カバーとから構成され、
    前記親カバーは、接合用穴およびこの接合用穴に係合する突起部とが組み合わされることで前記樹脂製のケースに接合されて該ケースを覆い、スイッチとコネクタと電源端子用の穴を1つ以上あけられかつ内部に交換頻度の低い主回路プリント基板が装着されるための親カバー基本部と、交換頻度の高いカスタム用のプリント基板が装着されるための連続した穴形状からなる親カバーオプション部から構成されており、
    前記複数の子カバーは、前記親カバーオプション部に対して着脱自在に係合し、取り外した部分からプリント基板が個別に挿入、引き出し可能としたことを特徴とするユニット装置筐体。
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