JPH09214147A - 電子機器の二重蓋構造 - Google Patents

電子機器の二重蓋構造

Info

Publication number
JPH09214147A
JPH09214147A JP8021208A JP2120896A JPH09214147A JP H09214147 A JPH09214147 A JP H09214147A JP 8021208 A JP8021208 A JP 8021208A JP 2120896 A JP2120896 A JP 2120896A JP H09214147 A JPH09214147 A JP H09214147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
opening
electronic device
card
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8021208A
Other languages
English (en)
Inventor
Masabumi Sato
正文 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP8021208A priority Critical patent/JPH09214147A/ja
Publication of JPH09214147A publication Critical patent/JPH09214147A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装填状態の電子装置に外部から接続器具の接
続を可能とした電子機器において、筐体の電子装置挿入
用開口部を全開状態とすることなく、筐体に装填状態の
電子装置に外部から接続機器の接続が行え、かつ、筐体
から外側への突出部材もなくして、異物侵入対策、見栄
え、蓋体の破損防止、機器の取り扱い等の面で優れる二
重蓋構造を提供する。 【解決手段】 第1の開口部3に外部より挿入する電子
装置6を筐体1内部の接続部に接続可能とした電子機器
において、第1の開口部3を開放して電子装置6を挿入
可能とする第1の蓋体4に設けた第2の開口部15に、
開放時に第1の開口部3を閉じた状態の第1の蓋体4に
対し第2の開口部15より筐体1内に収納された状態と
なって、第2の開口部15に外部より挿入する接続器具
9を第1の開口部3内の電子装置6に接続可能とする第
2の蓋体16を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パソコンやワープ
ロ等の電子機器にICカード等の電子装置を挿入して装
填可能とした上で、さらに、その装填状態の電子装置に
対して外部からのケーブルコネクター等の接続器具の接
続を可能とした電子機器の二重蓋構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、パソコンやワープロ等の電子機
器において、その機器側面にICカード挿入用の開口部
及びその開閉蓋を設け、この開閉蓋を開放して開口部に
IC(Integrated Circuit:集積回
路)カードを挿入して装填することにより、データの転
送の中継や印刷等のための入出力が行えるようにした
り、さらに、その装填状態のICカードに対して外部か
らケーブルコネクターを接続して、中央処理装置や他の
機器との相互通信等が行えるようにしたものがある。図
10は従来のICカード装填用開口部を示すもので、開
閉蓋を開けてICカードを装填した状態の正面図であ
り、図11はその矢印D−D線に沿った断面図で、IC
カードにケーブルコネクターを接続した状態の図であ
る。
【0003】これらの図10及び図11において、1は
筐体、2はキーボード部、3はICカード装填用開口
部、4は開閉蓋、5はICカード挿入穴、6はICカー
ド、7は接続部、8はケーブル、9はコネクターであ
る。即ち、この電子機器は、図示のように、キーボード
部2等を備える筐体1の側面にICカード装填用開口部
3を有すると共に、その開閉蓋4を下辺部にてヒンジ結
合してなる。この開閉蓋4を筐体1の外側に開放し、I
Cカード装填用開口部3のICカード挿入穴5にICカ
ード6を挿入して、筐体1内の図示しない回路基板上の
コネクターにICカード6を接続してから、このICカ
ード6の外部側の接続部7に、図示しない中央処理装置
や他の機器に連なるケーブル8のコネクター9が接続さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の通り、従来の蓋
構造において、筐体1に装填したICカード6にケーブ
ル8のコネクター9を接続した状態で、開閉蓋4は筐体
1の外側に開放状態となっているままのため、この開放
状態の開閉蓋4が外力により破損したり、突出している
開閉蓋4の存在により使用者に取り扱い上の支障を来し
たり、また、ICカード装填用開口部3が全開状態であ
ることから、埃等の異物が入りやすく、しかも、見栄え
が悪いものとなっていた。
【0005】本発明の課題は、以上のような装填状態の
電子装置に外部から接続器具の接続を可能とした電子機
器において、筐体の電子装置装填用開口部を全開状態と
することなく、筐体に装填状態の電子装置に外部から接
続機器の接続が行え、かつ、筐体から外側への突出部材
もなくして、異物侵入対策、見栄え、蓋体の破損防止、
機器の取り扱い等の面で優れるようにした二重蓋構造を
提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、例えば、筐体の側面等に設けら
れたICカード装填用開口部等の第1の開口部に外部よ
りICカード等の電子装置を挿入して筐体内部の基板コ
ネクター等の接続部に接続可能とした電子機器におい
て、前記第1の開口部をヒンジ結合等により開閉自在と
する蓋体で、その開放時に前記電子装置を前記第1の開
口部に挿入可能とする第1の蓋体と、この第1の蓋体に
設けられたケーブルコネクター挿入用開口部等の第2の
開口部と、この第2の開口部をヒンジ結合等により開閉
自在とする蓋体で、その開放時に前記第1の開口部を閉
じた状態の前記第1の蓋体に対し回動する等により前記
第2の開口部より前記筐体内に収納された状態となっ
て、前記第2の開口部に外部よりケーブルコネクター等
の接続器具を挿入して前記第1の開口部内の前記電子装
置に接続可能とする第2の蓋体と、を備えた二重蓋構造
の構成を特徴としている。
【0007】ここで、電子機器としては、パソコンやワ
ープロの他、無線通信機や情報処理装置等も含まれ、そ
の筐体とは、いわゆる本体ケースのことである。また、
電子装置としては、ICカードに限らず、記憶部や通信
機能部等を持って電子機器に装填可能なもの全てが含ま
れ、さらに、接続器具としては、ケーブルコネクターの
他、電子装置の接続可能な他の電子装置も含まれる。そ
して、第1の蓋体は、第1の開口部を開閉自在とする機
能を有すればよく、第1の蓋体としては、ヒンジ結合の
他に、筐体から引き出し可能な箱体のようなものも含ま
れる。また、第2の蓋体は、第2の開口部を開閉自在と
する機能を有すればよく、第2の箱体としては、ヒンジ
結合に戻りバネを付加したり、第1の蓋体に対しスライ
ド自在に組み込んだものでもよい。
【0008】このように、第1の開口部に外部より挿入
する電子装置を筐体内部の接続部に接続可能とした電子
機器において、第1の開口部を開放して電子装置を挿入
可能とする第1の蓋体に設けた第2の開口部に、開放時
に第1の開口部を閉じた状態の第1の蓋体に対し第2の
開口部より筐体内に収納された状態となって、第2の開
口部に外部より挿入する接続器具を第1の開口部内の電
子装置に接続可能とする第2の蓋体を備えた二重蓋構造
なので、第1の開口部を閉じた状態の第1の蓋体に設け
た第2の開口部から接続機器を挿入して、第1の開口部
内に装填状態の電子装置に接続できる。従って、第1の
蓋体を筐体の外側に開いて電子装置装填用の第1の開口
部を全開状態とする必要がなく、第1の蓋体を閉じた状
態にして開口部を必要最小限にできることから、埃等の
異物の侵入を防いで、見栄えも良くでき、しかも、閉じ
た状態の第1の蓋体に設けた第2の開口部に対し第2の
蓋体が筐体内に収納された状態になって、筐体から外側
へ突出する部材もなくなることから、第1及び第2の両
蓋体の破損も防止して、機器の取り扱い性も良くなる。
【0009】そして、請求項2記載の発明は、請求項1
記載の電子機器の二重蓋構造であって、前記第2の蓋体
は、前記第1の開口部を閉じた状態の前記第1の蓋体の
前記第2の開口部より、例えば、下部を支点とする等し
て前記筐体の内部に回動して、前記第2の開口部を開放
するようにした構成を特徴としている。
【0010】このように、第2の蓋体が、第1の開口部
を閉じた状態の第1の蓋体の第2の開口部より筐体の内
部に回動して、第2の開口部を開放する請求項1記載の
二重蓋構造なので、閉じた状態の第1の蓋体に設けた第
2の開口部は、第2の蓋体が筐体の内部に回動すること
により開放状態となる。従って、第2の蓋体が筐体から
外側に突出することがなく、第1の開口部内に装填状態
の電子装置に、第2の開口部から接続機器を挿入して接
続できる。
【0011】なお、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の電子機器の二重蓋構造であって、前記第1の蓋体
は、前記第1の開口部より、例えば、下部を支点とする
等して前記筐体の外部に回動して、前記第1の開口部を
開放するようにした構成を特徴としている。
【0012】このように、第1の蓋体が、第1の開口部
より筐体の外部に回動して、第1の開口部を開放する請
求項2記載の二重蓋構造なので、筐体に設けた第1の開
口部は、第1の蓋体が筐体の外部に回動することにより
開放状態となるが、この第1の蓋体に設けた第2の開口
部は、第1の蓋体を閉じた状態で第2の蓋体が筐体の内
部に回動することにより開放状態となる。従って、第1
及び第2の両蓋体が筐体から外側に突出することがな
く、第1の開口部内に装填状態の電子装置に、第2の開
口部から接続機器を挿入して接続できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る電子機器の
二重蓋構造の実施の各形態例を図1から図9に基づいて
説明する。
【0014】<第1の実施の形態例>先ず、図1は本発
明を適用した第1の実施の形態例としての電子機器に備
えられる第1及び第2の両蓋体を閉じた状態の正面図で
あり、図2はその矢印A−A線に沿った断面図で、電子
装置装填状態の図である。そして、図3は図1の第1の
蓋体を開いて第1の開口部の内部を示した正面図であ
り、図4はその矢印B−B線に沿った断面図で、(a)
は開いた状態の第1の蓋体に第2の蓋体を閉じた状態の
図、(b)は開いた状態の第1の蓋体から第2の蓋体を
起こして開いた状態の図である。さらに、図5は図1の
第2の蓋体のみを開いて第2の開口部の内部を示した正
面図であり、図6はその矢印C−C線に沿った断面図
で、(a)は第2の蓋体を起こした開いた状態の第1の
蓋体を閉じようとする状態の図、(b)は第1の蓋体を
閉じた状態で外部から接続器具を挿入して内部の電子装
置に接続した状態の図である。
【0015】これらの図1から図6において、1は筐
体、2はキーボード部、3は第1の開口部(ICカード
装填用開口部)、4は第1の蓋体、5はICカード挿入
穴、6は電子装置(ICカード)、7は接続部、8はケ
ーブル、9は接続器具(コネクター)、10は回路基
板、11はコネクター、12はヒンジ軸、13は係止
爪、14は指掛け部、15は第2の開口部(コネクター
挿入用開口部)、16は第2の蓋体、17はヒンジ軸、
18はリブ、19は斜面である。この電子機器は、図示
のように、キーボード部2等を備える筐体1の側面に、
第1の開口部であるICカード装填用開口部3を形成し
て、このICカード装填用開口部3を開閉自在とする第
1の蓋体4を組み付けている。さらに、この第1の蓋体
4に、第2の開口部であるコネクター挿入用開口部15
を形成して、このコネクター挿入用開口部15を開閉自
在とする第2の蓋体16を組み付けてなる。
【0016】即ち、筐体1の内部に、図2に示すよう
に、回路基板10が設置されて、この回路基板10上に
コネクター11及び図示しない他の電子部品が実装され
ており、筐体1の側面に開放するICカード装填用開口
部3の奥壁部にICカード挿入穴5が形成されている。
ICカード装填用開口部3の開放面には、図1に示すよ
うに、下部左右のヒンジ軸12,12を介して第1の蓋
体4が回動自在に組み付けられ、この第1の蓋体4は、
図3及び図4に示すように、左右の係止爪13,13に
よりICカード装填用開口部3内に係止可能で、筐体1
側面にわたって形成した凹状の指掛け部14に指を掛け
て開放可能となっている。
【0017】そして、図1及び図5に示すように、第1
の蓋体4のほぼ中央部に第2の開口部であるコネクター
挿入用開口部15が形成されていて、このコネクター挿
入用開口部15に第2の蓋体16が下部左右のヒンジ軸
17,17を介して回動自在に組み付けられている。こ
の第2の蓋体16は、図示のように、コネクター挿入用
開口部15に対して内方から合致するもので、第1の蓋
体4の外側には突出しないようになっている。また、図
3に示すように、ICカード装填用開口部3内の下部ほ
ぼ中央部には、リブ18が形成されており、このリブ1
8は、図6(a)及び(b)に示すように、第2の蓋体
16をヒンジ軸17廻りに内側へ倒したままの状態で第
1の蓋体4をヒンジ軸12廻りに起こしてICカード装
填用開口部3を閉める際に、第2の蓋体16の上端部が
徐々に乗り上げて行く斜面19を有している。
【0018】このような二重蓋構造としたので、先ず、
第1の蓋体4をヒンジ軸12廻りに回動させて筐体1の
外側に倒すことによりICカード装填用開口部3を開放
し、そのICカード装填用開口部3のICカード挿入穴
5に、図2に示したように、ICカード6を挿入して、
その奥方の回路基板10上のコネクター11にICカー
ド6を接続した後、第1の蓋体4をヒンジ軸12廻りに
回動させて起こすことによりICカード装填用開口部3
を閉じた状態にする。そして、このような筐体1(IC
カード装填用開口部3)内のICカード6の外部側の接
続部7に、図示しない中央処理装置や他の機器に連なる
ケーブル8のコネクター9を接続する際には、図3及び
図4(a)に示すように、第1の蓋体4を再びヒンジ軸
12廻りに回動させて筐体1の外側に倒してから、図4
(b)に示したように、第2の蓋体16をヒンジ軸17
廻りに回動させて起こすことによりコネクター挿入用開
口部15を開放した状態にする。
【0019】次に、第1の蓋体4を再びヒンジ軸12廻
りに回動させて起こすことにより、その過程で、図6
(a)から図6(b)に示したように、ICカード装填
用開口部3内の下部ほぼ中央部のリブ18の斜面19
に、第2の蓋体16の上端部が徐々に乗り上げて行って
ICカード6の下方に近接してほぼ平行状態となる同時
に、第1の蓋体4によりICカード装填用開口部3が閉
じられた状態になる。この結果、図5に示したように、
閉じた状態の第1の蓋体4のほぼ中央部に設けたコネク
ター挿入用開口部15の奥にICカード6の接続部7が
外部から見える状態となる。従って、図6(a)に示し
たように、外部からケーブル8端部のコネクター9をコ
ネクター挿入用開口部15に挿入して、そのコネクター
9をICカード6の接続部7に接続できる。
【0020】以上の通り、本発明を適用した第1の実施
の形態例における二重蓋構造によれば、以下に列挙する
効果を発揮することができる。 (1)ICカード6を着脱する際に開閉する第1の蓋体
4の他に、装填状態のICカード6に外部からのケーブ
ル8を接続するために開閉される第2の蓋体16を設け
ているため、ICカード6を着脱する際の作業性をその
ままとして、装填状態のICカード6へのケーブル8の
接続時の開口部を小さくでき(第2の開口部15参
照)、第1の蓋体4を閉じた状態にしておけることか
ら、埃等の異物の侵入を防ぐことができ、また、ケーブ
ル8の接続状態での見栄えも良いものとなる。 (2)しかも、ケーブル8の接続状態において、ICカ
ード6が第2の蓋体16によって支持されるような構造
となっており、ICカード6のガタつきや、そのガタつ
きによりICカード6が抜けるようなことも防げるもの
となる。
【0021】(3)そして、ケーブル8の着脱時及び装
着状態において、第1の蓋体4が閉じた状態で、第2の
蓋体16が筐体1(ICカード装填用開口部3)の内側
に倒れているため、筐体1の外側へは突起物が何もな
い。従って、前述した従来例のような外力による開閉蓋
の破損、開閉蓋の突出による使用者にとっての取り扱い
上の支障といった問題を解消できる。 (4)また、筐体1(ICカード装填用開口部3)の内
部には、第2の蓋体16の倒れ位置を、第1の蓋体4の
開閉動作と同時に規制するガイド形状のリブ18を設け
ているため、ICカード6の装填状況に応じた第2の蓋
体16の倒れ位置を設定することが可能となる。
【0022】<第2の実施の形態例>図7は本発明を適
用した第2の実施の形態例としての電子機器に備えられ
る第1の蓋体を閉じて第2の蓋体を開閉する状態を示す
縦断側面図で、図中、21は筐体、22は第1の開口部
(ICカード装填用開口部)、23は第1の蓋体、24
は第2の開口部(コネクター挿入用開口部)、25は第
2の蓋体、26は戻りバネ、27は電子装置(ICカー
ド)、28はケーブル、29は接続器具(コネクター)
である。この電子機器は、図示のように、筐体21の側
面に、第1の開口部であるICカード装填用開口部22
を形成して、このICカード装填用開口部22を開閉自
在とする第1の蓋体23を下部でヒンジ結合して組み付
けている。さらに、この第1の蓋体23に、第2の開口
部であるコネクター挿入用開口部24を形成して、この
コネクター挿入用開口部24を開閉自在とする第2の蓋
体25を上部でヒンジ結合して組み付けている。
【0023】そして、この第2の蓋体25と筐体21
(ICカード装填用開口部22)内部との間には、コネ
クター挿入用開口部24を閉じる方向に第2の蓋体25
を常時付勢する戻りバネ26が、そのヒンジ軸周りに装
着されている。即ち、第2の実施の形態例は、第1の蓋
体23を開けることなく、第2の蓋体25を開けられる
ようにしたものである。なお、電子装置であるICカー
ド27、ケーブル28、接続器具であるコネクター29
及びその他の構成については、前述した第1の実施の形
態例とほぼ同様である。
【0024】このような二重蓋構造としたので、図示の
ように、筐体21(ICカード装填用開口部22)内に
装填済みのICカード27にケーブル28のコネクター
29を接続する際には、コネクター29により第2の蓋
体25を戻りバネ26の付勢に抗して押し込んでコネク
ター挿入用開口部24に挿入することで、コネクター2
9を内部のICカード27に接続できる。また、コネク
ター29を抜き取ると、第2の蓋体25は戻りバネ26
の付勢力によってコネクター挿入用開口部24を閉じた
状態に戻される。
【0025】以上の通り、本発明を適用した第2の実施
の形態例における二重蓋構造によれば、前述した第1の
実施の形態例により得られる前記(1),(2),
(3)の効果とほぼ同様の効果に加えて、次の(5)の
効果を発揮することができる。 (5)第1の蓋体23によりICカード装填用開口部2
2を閉じた状態のままで、前述した第1の実施の形態例
の如く第1の蓋体23を開けることなく、第2の蓋体2
5を開けて、コネクター挿入用開口部24に外部からコ
ネクター29を挿入して内部のICカード27に接続す
ることがきる。
【0026】<第3の実施の形態例>図8は本発明を適
用した第3の実施の形態例としての電子機器に備えられ
る第1の蓋体を閉じて第2の蓋体を開閉する状態を示す
正面図で、図中、31は筐体、32は第1の開口部(I
Cカード装填用開口部)、33は第1の蓋体、34は第
2の開口部(コネクター挿入用開口部)、35は第2の
蓋体である。この電子機器は、図示のように、筐体31
の側面に、第1の開口部であるICカード装填用開口部
32を形成して、このICカード装填用開口部32を開
閉自在とする第1の蓋体33を下部でヒンジ結合して組
み付けている。
【0027】そして、この第1の蓋体33に、第2の開
口部であるコネクター挿入用開口部34を形成して、こ
のコネクター挿入用開口部34を開閉自在とする第2の
蓋体35を、第1の蓋体33の内側面に沿って横方向
(図示では左方向)へスライド自在に組み付けてなる。
なお、その他の構成については、前述した第1の実施の
形態例とほぼ同様である。
【0028】このような二重蓋構造としたので、筐体3
1(ICカード装填用開口部32)内に装填済みのIC
カードにケーブルのコネクター(以上、図略)を接続す
る際には、第2の蓋体35を横方向(図示では左方向)
へスライドさせて、コネクター挿入用開口部34を開放
することにより、そのコネクター挿入用開口部34にコ
ネクターを挿入することで、コネクターを内部のICカ
ードに接続できる。以上の通り、本発明を適用した第3
の実施の形態例における二重蓋構造によっても、前述し
た第1の実施の形態例により得られる前記(1),
(2),(3)の効果とほぼ同様の効果を発揮すること
ができる。
【0029】<第4の実施の形態例>図9は本発明を適
用した第4の実施の形態例としての電子機器に備えられ
る蓋体部分を示すもので、(a)は第1及び第2の両蓋
体を閉じた状態の正面図、(b)は第1の蓋体を開いた
状態の概略平面図であり、図中、41は筐体、42は第
1の開口部(ICカード装填用開口部)、43は第1の
蓋体、44は第2の開口部(コネクター挿入用開口
部)、45は第2の蓋体、46は第1の蓋体箱部であ
る。この電子機器は、図9(a)に示すように、筐体4
1の側面に、第1の開口部であるICカード装填用開口
部42を開口して、このICカード装填用開口部42
に、図9(b)に示すように、上面が開放された箱状の
第1の蓋体43を引き出し・収納自在に組み付けてい
る。
【0030】そして、このような引き出し・収納自在な
箱状をなす第1の蓋体43の前面板部に第2の開口部で
あるコネクター挿入用開口部44を形成して、このコネ
クター挿入用開口部44を開閉自在とする第2の蓋体4
5をヒンジ結合あるいはスライド自在に組み付けてい
る。なお、以上のような引き出し・収納自在な箱状をな
す第1の蓋体43の内部は、図9(b)に示したよう
に、第1の蓋体箱部46となっていて、この第1の蓋体
箱部46において、図示しないICカードの出し入れが
行える。また、その他の構成については、前述した第1
の実施の形態例とほぼ同様である。
【0031】このような二重蓋構造としたので、ICカ
ードの装填・取り外しを行う際は、図9(b)に示すよ
うに、筐体41から箱状をなす第1の蓋体43を引き出
した状態にして、その内部の第1の蓋体箱部46におい
て、ICカードの装填・取り外し作業を行うことができ
る。また、筐体41(ICカード装填用開口部42)内
に装填済みのICカードにケーブルのコネクター(以
上、図略)を接続する際には、前述した第1の実施の形
態例または第3の実施の形態例と同様にして行える。以
上の通り、本発明を適用した第4の実施の形態例におけ
る二重蓋構造によっても、前述した第1の実施の形態例
により得られる前記(1),(2),(3)の効果とほ
ぼ同様の効果を発揮することができる。
【0032】なお、以上の実施の各形態例においては、
電子機器におけるICカード装填用開口部の二重蓋構造
としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、他
の電子装置装填用開口部の二重蓋構造であってもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変
更可能であることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る電子機器の二重蓋構造によれば、第1の開口部を閉じ
た状態の第1の蓋体に設けた第2の開口部から接続機器
を挿入して、第1の開口部内に装填状態の電子装置に接
続できるため、第1の蓋体を筐体の外側に開いて電子装
置装填用の第1の開口部を全開状態とする必要がなく、
第1の蓋体を閉じた状態にして開口部を必要最小限にす
ることができる。従って、第1の開口部内への埃等の異
物の侵入を防止することができると共に、見栄えも良好
なものとすることができる。しかも、その閉じた状態の
第1の蓋体に設けた第2の開口部に対し第2の蓋体が筐
体内に収納された状態になって、筐体から外側へ突出す
る部材もなくすことができる。従って、第1及び第2の
両蓋体の破損を防止することができると共に、機器の取
り扱い性も良好なものとすることができる。
【0034】そして、請求項2記載の発明に係る電子機
器の二重蓋構造によれば、閉じた状態の第1の蓋体に設
けた第2の開口部が、第2の蓋体を筐体の内部に回動さ
せることで開放状態となるため、第2の蓋体を筐体から
外側に突出させることなく、第1の開口部内に装填状態
の電子装置に、第2の開口部から接続機器を挿入して接
続することができる。
【0035】また、請求項3記載の発明に係る電子機器
の二重蓋構造によれば、筐体に設けた第1の開口部が、
第1の蓋体を筐体の外部に回動させることで開放状態と
なるものの、この第1の蓋体に設けた第2の開口部が、
請求項2記載の発明のように、第1の蓋体を閉じた状態
で第2の蓋体を筐体の内部に回動させることで開放状態
となるため、第1及び第2の両蓋体を筐体から外側に突
出させることなく、第1の開口部内に装填状態の電子装
置に、第2の開口部から接続機器を挿入して接続するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態例としての
電子機器に備えられる第1及び第2の両蓋体を閉じた状
態の正面図である。
【図2】図1の矢印A−A線に沿った断面図で、電子装
置装填状態の図である。
【図3】図1の第1の蓋体を開いて第1の開口部の内部
を示した正面図である。
【図4】図3の矢印B−B線に沿った断面図で、(a)
は開いた状態の第1の蓋体に第2の蓋体を閉じた状態の
図、(b)は開いた状態の第1の蓋体から第2の蓋体を
起こして開いた状態の図である。
【図5】図1の第2の蓋体のみを開いて第2の開口部の
内部を示した正面図である。
【図6】図5の矢印C−C線に沿った断面図で、(a)
は第2の蓋体を起こした開いた状態の第1の蓋体を閉じ
ようとする状態の図、(b)は第1の蓋体を閉じた状態
で外部から接続器具を挿入して内部の電子装置に接続し
た状態の図である。
【図7】本発明を適用した第2の実施の形態例としての
電子機器に備えられる第1の蓋体を閉じて第2の蓋体を
開閉する状態を示す縦断側面図である。
【図8】本発明を適用した第3の実施の形態例としての
電子機器に備えられる第1の蓋体を閉じて第2の蓋体を
開閉する状態を示す正面図である。
【図9】本発明を適用した第4の実施の形態例としての
電子機器に備えられる蓋体部分を示すもので、(a)は
第1及び第2の両蓋体を閉じた状態の正面図、(b)は
第1の蓋体を開いた状態の概略平面図である。
【図10】従来のICカード装填用開口部を示すもの
で、開閉蓋を開けてICカードを装填した状態の正面図
である。
【図11】図10の矢印D−D線に沿った断面図で、I
Cカードにケーブルコネクターを接続した状態の図であ
る。
【符号の説明】
1 筐体 3 第1の開口部 4 第1の蓋体 5 挿入穴 6 電子装置 9 接続器具 10 回路基板 15 第2の開口部 16 第2の蓋体 18 リブ 19 斜面 21 筐体 22 第1の開口部 23 第1の蓋体 24 第2の開口部 25 第2の蓋体 26 戻りバネ 27 電子装置 29 接続器具 31 筐体 32 第1の開口部 33 第1の蓋体 34 第2の開口部 35 第2の蓋体 41 筐体 42 第1の開口部 43 第1の蓋体 44 第2の開口部 45 第2の蓋体 46 第1の蓋体箱部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に設けられた第1の開口部に外部よ
    り電子装置を挿入して筐体内部の接続部に接続可能とし
    た電子機器において、 前記第1の開口部を開閉自在とする蓋体で、その開放時
    に前記電子装置を前記第1の開口部に挿入可能とする第
    1の蓋体と、 この第1の蓋体に設けられた第2の開口部と、 この第2の開口部を開閉自在とする蓋体で、その開放時
    に前記第1の開口部を閉じた状態の前記第1の蓋体に対
    し前記第2の開口部より前記筐体内に収納された状態と
    なって、前記第2の開口部に外部より接続器具を挿入し
    て前記第1の開口部内の前記電子装置に接続可能とする
    第2の蓋体と、 を備えたことを特徴とする電子機器の二重蓋構造。
  2. 【請求項2】 前記第2の蓋体は、前記第1の開口部を
    閉じた状態の前記第1の蓋体の前記第2の開口部より前
    記筐体の内部に回動して、前記第2の開口部を開放する
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器の二重蓋構
    造。
  3. 【請求項3】 前記第1の蓋体は、前記第1の開口部よ
    り前記筐体の外部に回動して、前記第1の開口部を開放
    することを特徴とする請求項2記載の電子機器の二重蓋
    構造。
JP8021208A 1996-02-07 1996-02-07 電子機器の二重蓋構造 Pending JPH09214147A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8021208A JPH09214147A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 電子機器の二重蓋構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8021208A JPH09214147A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 電子機器の二重蓋構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09214147A true JPH09214147A (ja) 1997-08-15

Family

ID=12048581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8021208A Pending JPH09214147A (ja) 1996-02-07 1996-02-07 電子機器の二重蓋構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09214147A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004071697A (ja) * 2002-08-02 2004-03-04 Yaskawa Electric Corp 樹脂製のケースとカバーからなるユニット装置筐体
JP2009231242A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Hosiden Corp コネクタ構造
JP2009283358A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Pioneer Electronic Corp 電子機器のプラグ装着構造
WO2020059205A1 (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 株式会社フジクラ 光コネクタシステム及びシャッター付き光コネクタ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004071697A (ja) * 2002-08-02 2004-03-04 Yaskawa Electric Corp 樹脂製のケースとカバーからなるユニット装置筐体
JP2009231242A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Hosiden Corp コネクタ構造
JP2009283358A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Pioneer Electronic Corp 電子機器のプラグ装着構造
WO2020059205A1 (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 株式会社フジクラ 光コネクタシステム及びシャッター付き光コネクタ
JP2020046493A (ja) * 2018-09-18 2020-03-26 株式会社フジクラ 光コネクタシステム及びシャッター付き光コネクタ
US11372170B2 (en) 2018-09-18 2022-06-28 Fujikura Ltd. Optical connector system and shutter-equipped optical connector

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6307745B1 (en) Computer option bay having secondary access port with automatic sliding door mechanism
JP2565645B2 (ja) 情報処理装置
US6985355B2 (en) Desktop computer appliance
US6118653A (en) Camera mounting mechanism for supporting an electronic camera on a portable computer
US6064564A (en) Portable computer with vertically positionable keyboard
US20070148537A1 (en) Electronic apparatus
US8995135B2 (en) Electronic device and a casing used therefor
US5555487A (en) Information processing apparatus having lockable modular subsystems
JPH09214147A (ja) 電子機器の二重蓋構造
JP2007122354A (ja) 周辺機器および電子機器システム
US6964576B2 (en) Enabling components to be removed without hot swap circuitry
JP2006032441A (ja) 複数の開閉蓋を有する電子機器
JP2004328596A (ja) 携帯端末装置
JP2000181574A (ja) 保護カバー及び保護カバーを有する電子機器
JP3394841B2 (ja) 携帯型電子機器
JP5022160B2 (ja) トレイ式のカードコネクタ
JPH03294917A (ja) 携帯型コンピュータの機能拡張用ステーション
JP2005190296A (ja) 電子機器
JP2002157557A (ja) 二段開閉式蓋pcカードケース
JP2007318507A (ja) 携帯端末装置
JP3090574B2 (ja) デバイスカードの抜け防止カバー
JPH0832251A (ja) Icカードカバー
KR100764786B1 (ko) 이동통신 단말기
TW200826381A (en) Structure of inserting card of electronic device
JPH10215078A (ja) 回動蓋のロック装置