JP2000339087A - 携帯型電子機器 - Google Patents

携帯型電子機器

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JP2000339087A
JP2000339087A JP11149130A JP14913099A JP2000339087A JP 2000339087 A JP2000339087 A JP 2000339087A JP 11149130 A JP11149130 A JP 11149130A JP 14913099 A JP14913099 A JP 14913099A JP 2000339087 A JP2000339087 A JP 2000339087A
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JP
Japan
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housing
cable connector
tray
connector
cable
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JP11149130A
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English (en)
Inventor
Kenji Iikura
憲二 飯倉
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筐体内から導出されるケーブルコネクタを保
護し、かつ、その収納を容易にする携帯型電子機器を提
供する。 【解決手段】 筐体2のガイドレール7に対し、図示し
ないレール係合部との係合により摺動可能に取り付けら
れたトレー6を前記筐体2の前面に引き出し、そのトレ
ー6の収納部6aからケーブルコネクタ1を取り出し、
或いはそのトレー6の収納部6aにケーブルコネクタ1
を収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型電子機器に
関し、特に筐体内から導出されるケーブルコネクタを保
護し、かつその収納を容易にする携帯型電子機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の携帯型電子機器を説明す
るための外観図である。従来の携帯型電子機器は、図5
に示すように、筐体102と、前記筐体102に内蔵さ
れた図示しない基板に接続され、前記筐体102内から
導出されるケーブルコネクタ101と、前記筐体102
の後端部にヒンジユニット105を介して回動可能に取
り付けられた液晶表示ユニット104とから構成され
る。
【0003】筐体102は、扁平な矩形状の箱体であっ
て、上面前部にはデータの入力を行うキーボードユニッ
ト103が配設され、また上面後部には前記ケーブルコ
ネクタ101を嵌挿して収納する嵌挿溝107が形成さ
れている。
【0004】次に、このような従来の携帯型電子機器の
取り扱い方法について、図面を参照して説明する。従来
の携帯型電子機器は、液晶表示ユニット104を筐体1
02の上面前部に配設されたキーボード103及び前記
筐体102の上面後部の嵌挿溝107に収納されたケー
ブルコネクタ101を覆う閉塞位置に移動した状態で利
用者により持ち運びされる。
【0005】また、移動先などで携帯型電子機器を使用
する場合は、机上等に携帯型電子機器を設置し、キーボ
ード103を開放して入力操作を可能とする開放位置に
液晶表示ユニット104を移動させ、前記キーボード1
03を介して入力操作を行うことで、データを入力し、
或いは所望の情報を前記液晶表示ユニット104に表示
させていた。
【0006】さらに、ケーブルコネクタ101を図示し
ない携帯電話機に接続してデータの送受信を行う場合
は、筐体102の嵌挿溝107から収納されたケーブル
コネクタ101を取り出し、図示しない携帯電話機に前
記ケーブルコネクタ101を接続してデータの送受信を
行い、終了後は、前記ケーブルコネクタ101を前記筐
体102の前記嵌挿溝107に収納していた。
【0007】このように、従来の携帯型電子機器は、筐
体102の上面後部に嵌挿溝107を形成することで、
キーボード103を介する入力操作に影響を与えること
なく、前記筐体102に内蔵された図示しない基板に接
続するケーブルコネクタ101の収納空間を確保してい
た。また、従来の携帯型電子機器は、液晶表示ユニット
104を筐体102の上面前部に配設されたキーボード
103及び前記筐体102の上面後部の嵌挿溝107に
収納されたケーブルコネクタ101を覆う閉塞位置に移
動した状態で持ち運びされるので、持ち運び途中でのケ
ーブルコネクタ101の脱落や破損を防止していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯型電子機器には、次に列挙するような課題があっ
た。すなわち、従来の携帯型電子機器は、ケーブルコネ
クタ101を収納するための嵌挿溝107が筐体102
の上面に形成されているため、外観が損なわれていた。
さらに、前記嵌挿溝107は、ケーブルコネクタ101
の脱落を防止するため、そのケーブルコネクタ101の
外形寸法に対しての許容が小さく、前記ケーブルコネク
タ101の前記嵌挿溝107への収納、或いは取り出し
は、前記ケーブルコネクタ101の固定端から自由端、
或いは自由端から固定端に向かって順次行わなければな
らず、煩雑な操作となっていた。さらに、前記ケーブル
コネクタ101は、収納、或いは取り出しに際して、前
記嵌挿溝107に無理やり押し込まれたり、或いは引っ
張り出されたりした場合、断線や破損を招く恐れがあっ
た。
【0009】さらに、前記嵌挿溝107へのケーブルコ
ネクタ101の収納が不完全な場合は、液晶表示ユニッ
ト104を筐体102の上面前部に配設されたキーボー
ド103及び前記筐体102の上面後部の嵌挿溝107
に収納されたケーブルコネクタ101を覆う閉塞位置に
移動した際に、前記ケーブルコネクタ101を挟み込ん
で前記液晶表示ユニット104及び前記ケーブルコネク
タ101を破損させる恐れがあった。
【0010】さらに、前記ケーブルコネクタ101は、
液晶表示ユニット104をキーボード103を開放して
入力操作を可能とする開放位置に移動した状態では常に
露出しているので、誤って物を落下させて前記ケーブル
コネクタ101を破損させたり、コネクタ部分に異物が
侵入するなどの恐れがあった。
【0011】また、前記ケーブルコネクタ101の着脱
を容易にするため、嵌挿溝107の寸法をケーブルコネ
クタ101の外形寸法に対して大きく取ることも考えら
れるが、前記ケーブルコネクタ101が前記嵌挿溝10
7に十分に保持されず、液晶表示ユニット104が筐体
102の上面前部に配設されたキーボード103及び前
記筐体102の上面後部の嵌挿溝107に収納されたケ
ーブルコネクタ101を覆う塞ぐ閉塞位置において、前
記嵌挿溝107に収納された前記ケーブルコネクタ10
7が液晶表示ユニット104と衝突し、前記ケーブルコ
ネクタ101及び前記液晶表示ユニット104が破損す
る恐れがあった。
【0012】また、前記ケーブルコネクタ101を収納
する嵌挿溝107を筐体102の下面へ形成することも
考えられるが、前記ケーブルコネクタ101を収納、或
いは取り出すために、筐体102を反転するといった操
作が必要となるなど、その操作性に難があった。
【0013】よって、本発明の目的は、筐体内から導出
されるケーブルコネクタを保護し、かつ、その収納を容
易にする携帯型電子機器を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明の携帯型電子機器は、レール及び前面に開
口部を有する筐体と、前記筐体内から導出される所定長
のケーブル及び先端に他の電子機器と接続するコネクタ
を有するケーブルコネクタと、前記筐体の前記レールに
対し摺動可能に取り付けられ、前記筐体の前記開口部を
塞ぐ位置で前記ケーブルコネクタを前記筐体内に収納
し、或いは前記筐体の前面に引き出された位置で前記ケ
ーブルコネクタを前記筐体内から引出すトレーとを備え
ることを特徴とする。また、本発明の携帯型電子機器
は、回転軸及び前面に開口部を有する筐体と、前記筐体
内から導出される所定長のケーブル及び先端に他の電子
機器と接続するコネクタを有するケーブルコネクタと、
前記筐体の前記回転軸に対し回動可能に取り付けられ、
前記筐体の前記開口部を塞ぐ位置で前記ケーブルコネク
タを前記筐体内に収納し、或いは前記筐体の前面に引き
出された位置で前記ケーブルコネクタを前記筐体内から
引出すトレーとを備えることを特徴とする。さらに、前
記トレーは、内部に前記ケーブルコネクタの前記コネク
タを収納する収納部を備えることを特徴とする。さら
に、前記トレーは、底面に対向する開口面前部の少なく
とも一部に、前記開口面前部から後部方向へ所定長伸び
る返し部を備えることを特徴とする。さらに、前記トレ
ーは、前記筐体の前記開口部を塞ぐ位置で前記ケーブル
コネクタを前記筐外に導出する凹欠部が形成されている
ことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
による携帯型電子機器を図面を参照して説明する。図1
(a)及び(b)は、本発明の第1の実施の形態による
携帯型電子機器において、液晶表示ユニットを開放し、
かつトレーを筐体から引き出した状態での正面図及び側
面図である。図2(a)及び(b)は、本発明の第1の
実施の形態による携帯型電子機器において、液晶表示ユ
ニットを開放し、ケーブルコネクタを筐体外に導出し、
かつトレーを筐体内に収納した状態での正面図及び側面
図である。図3(a)乃至(d)は、本発明の第1の実
施の形態による携帯型電子機器において、携帯状態での
平面図、側面図、正面図、及び下面図である。
【0016】本発明の第1の実施の形態による携帯型電
子機器は、図1に示すように、前面に開口部を有する筐
体2と、前記筐体2に内蔵された図示しない基板に接続
され、前記筐体2内から導出される所定長のケーブル1
b及び先端に他の電子機器の一例として、携帯電話機と
接続するコネクタ1aを有するケーブルコネクタ1と、
前記筐体2の後端部にヒンジユニット5を介して回動可
能に取り付けられた液晶表示ユニット4と、前記筐体2
の前記開口部を塞ぐトレー6とから主に構成される。
【0017】筐体2は、前面に開口部を有する扁平な矩
形状の箱体であって、上面にはデータの入力を行うキー
ボードユニット3が配設され、また両側端前部にはレー
ルの一例として、ガイドレール7が形成されている。
【0018】トレー6は、図示しないガイド溝が両側端
内面に形成され、筐体2のガイドレール7に係合して、
前記筐体2の開口部を塞ぐ位置と前記筐体2の前面に引
き出される位置との間で摺動可能に取り付けられる。さ
らに、前記トレー6の内部には、ケーブルコネクタ1の
コネクタ1aを収納する前記コネクタ1aの前部、右後
部、及び左後部のそれぞれの外形形状に沿って前記トレ
ー6の底面に対して盛り上がった収納部6a及びその収
納部6aの前記コネクタ1aの前部収納面に形成され、
利用者の指を挿入する半円柱状の凹欠として、指挿入部
6dが配設されている。また、前記トレー6の前面に
は、前記筐体2の前記開口部を塞ぐ位置で前記ケーブル
コネクタ1を前記筐体2外に導出する凹欠部6cが、さ
らに、前記トレー6の前面上端には、その前面上端から
後部方向に所定長伸び、前記トレー6の底面に対して平
行な返し部6bが配設されている。
【0019】次に、本発明の第1の実施の形態による携
帯型電子機器の取り扱い方法について、図1乃至図3を
参照して説明する。本発明の第1の実施の形態による携
帯型電子機器は、液晶表示ユニット4を筐体2の上面に
配設されたキーボード3を覆い、かつ筐体2の開口部を
トレー6が塞ぐ図3(a)乃至(d)で示される閉塞位
置に移動した状態で利用者により持ち運びされる。
【0020】また、移動先などで携帯型電子機器を使用
する場合は、机上等に前記携帯型電子機器を設置し、キ
ーボード3を開放して入力操作を可能とする図示しない
開放位置に液晶表示ユニット4を移動させ、前記キーボ
ード3を介して入力操作を行うことで、データを入力
し、或いは所望の情報を前記液晶表示ユニット4に表示
させていた。
【0021】さらに、ケーブルコネクタ1を図示しない
携帯電話機に接続してデータの送受信を行う場合は、筐
体2のガイドレール7に対し、図示しないガイド溝との
係合により摺動可能に取り付けられたトレー6を、図1
(a)及び(b)で示される前記筐体2の前面に引き出
した位置に移動させ、そのトレー6の内部から図1
(a)の点線から実線で示されるようにケーブルコネク
タ1を取り出す。すなわち、トレー6の指挿入部6dに
利用者の指を入れて収納されたケーブルコネクタ1のコ
ネクタ1aの前部を持ち上げて取り出し、さらに返し部
6bの下を通る前記ケーブルコネクタ1のケーブル1b
を前記返し部6bから外し、そのケーブル1bをトレー
6の凹欠部6cを通過する位置に移動させる。前記ケー
ブルコネクタ1の前記ケーブル1bを前記トレー6の前
記凹欠部6cを通過する位置に移動させた後、前記トレ
ー6は、図2(a)及び(b)で示される筐体2の開口
部を塞ぐ位置に移動され、前記ケーブルコネクタ1のコ
ネクタ1aを図示しない携帯電話機に接続してデータの
送受信を行う。
【0022】図示しない携帯電話機を介するデータの送
受信が終了し、前記ケーブルコネクタ1を筐体2に収納
する場合は、トレー6を図1(a)及び(b)で示され
る前記筐体2の前面に引き出した位置に移動させ、前記
トレー6の内部に図1(a)の実線から点線で示される
ようにケーブルコネクタ1を収納する。すなわち、前記
ケーブルコネクタ1のコネクタ1aを前記トレー6の収
納部6aに収納し、ケーブル1bが前記トレー6の返し
部6bの下を通る位置にあることを確認する。
【0023】このように、本発明の第1の実施の形態の
携帯型電子機器によれば、筐体2に内蔵された図示しな
い基板に接続され、前記筐体2内から導出されるケーブ
ルコネクタ1は、前記筐体2のガイドレール7に係合し
て、前記筐体2の開口部を塞ぐ位置と前記筐体2の前面
に引き出される位置との間で摺動可能に取り付けられた
トレー6に収納される。よって、前記ケーブルコネクタ
1を収納するために、前記筐体2の上面、或いは下面に
収納部を形成して携帯型電子機器の外観を損なう恐れは
なく、また、前記ケーブルコネクタ1は、使用時を除い
て常に前記筐体2の内部に収納されているので外部から
は保護され、何らかの外力を受けて破損したり、またコ
ネクタ1aに異物が侵入する恐れもない。
【0024】さらに、前記ケーブルコネクタ1の筐体2
内への収納、或いは取り出しは、トレー6を前記筐体2
の前面に完全に引き出し、そのトレー6にケーブルコネ
クタ1を収納する、或いは取り出すだけであり、しかも
収納状態を確認しながら行うことができるので、筐体の
外面に形成された溝にケーブルコネクタ1を嵌挿して収
納したり、また、収納が不完全なためにケーブルコネク
タ1に損傷を与えるような恐れはなく、収納や取り出し
を素早く、かつ容易に行うことができる。また、前記ケ
ーブルコネクタ1の前記筐体2内への収納、或いは取り
出しは、液晶表示ユニット4をキーボード3を開放して
入力操作を可能とする開放位置で行うことができるの
で、前記ケーブルコネクタ1を収納、或いは取り出すた
めに、前記筐体2を反転するといった操作を行う必要も
ない。
【0025】また、前記トレー6は、内部にケーブルコ
ネクタ1のコネクタ1aの前部、右後部、及び左後部の
それぞれの外形形状に沿って前記トレー6の底面に対し
て盛り上がった収納部6aを備えているので、その収納
部6aに収納したケーブルコネクタ1のコネクタ1aを
固定して保護し、前記コネクタ1aがトレー6及び筐体
2と衝突して破損することを防止する。さらに、前記ト
レー6は、前記収納部6aの前記コネクタ1aの前部収
納面に形成された半円柱状の凹欠として、指挿入部6d
を備えているので、利用者は、前記収納部6aに収納さ
れたケーブルコネクタ1のコネクタ1aの取り出しを、
指挿入部6dに指を入れて前記コネクタ1aを持ち上げ
るという簡単な動作で容易に、かつ素早く行うことがで
きる。さらに、前記トレー6は、前面上端から後部方向
に所定長伸び、前記トレー6の底面に対して平行な返し
部6bを備えているので、ケーブルコネクタ1を収納し
た前記トレー6が筐体2の前面に引き出された位置から
前記筐体2の開口部を塞ぐ位置に移動する際に、ケーブ
ルコネクタ1のケーブル1bが浮き上がって前記トレー
6外に飛び出し、前記トレー6と前記筐体2との間に挟
み込まれることを防止する。さらに、前記トレー6は、
前面に筐体2の開口部を塞ぐ位置でケーブルコネクタ1
を前記筐体2外に導出する凹欠部6cを備えているの
で、前記ケーブルコネクタ1を前記筐体2から引き出し
図示しない携帯電話機に接続した状態であっても、キー
ボード3からの入力操作等、携帯型電子機器を使用する
上で支障となることはない。
【0026】次に、本発明の第2の実施の形態による携
帯型電子機器を図面を参照して説明する。図4は、本発
明の第2の実施の形態による携帯型電子機器において、
液晶表示ユニットを開放し、かつトレーを筐体から引き
出した状態での正面図である。
【0027】本発明の第2の実施の形態による携帯型電
子機器は、図4に示すように、前面に開口部を有する筐
体2と、前記筐体2に内蔵された図示しない基板に接続
され、前記筐体2内から導出される所定長のケーブル1
b及び先端に他の電子機器の一例として、携帯電話機と
接続するコネクタ1aを有するケーブルコネクタ1と、
前記筐体2の後端部にヒンジユニット5を介して回動可
能に取り付けられた液晶表示ユニット4と、前記筐体2
の前記開口部を塞ぐトレー8とから主に構成される。
【0028】筐体2は、前面に開口部を有する扁平な矩
形状の箱体であって、上面にはデータの入力を行うキー
ボードユニット3が配設され、また前部左端には図示し
ない回転軸が形成されている。
【0029】トレー8は、図示しない円筒が左端に形成
され、前記筐体2の図示しない回転軸に緩挿して、前記
筐体2の開口部を塞ぐ位置と前記筐体2の前面に引き出
される位置との間で回動可能に取り付けられる。さら
に、前記トレー8の内部には、ケーブルコネクタ1のコ
ネクタ1aを収納する前記コネクタ1aの前部、右後
部、及び左後部のそれぞれの外形形状に沿って前記トレ
ー8の底面に対して盛り上がった収納部8a及びその収
納部8aの前記コネクタ1aの前部収納面に形成され、
利用者の指を挿入する半円柱状の凹欠として、指挿入部
8dが配設されている。また、前記トレー6の前面に
は、前記筐体2の前記開口部を塞ぐ位置で前記ケーブル
コネクタ1を前記筐体2外に導出する凹欠部8cが、さ
らに、前記トレー8の前面上端には、その前面上端から
後部方向に所定長伸び、前記トレー8の底面に対して平
行な返し部8bが配設されている。
【0030】次に、本発明の第2の実施の形態による携
帯型電子機器の取り扱い方法について、図4を参照して
説明する。ケーブルコネクタ1を図示しない携帯電話機
に接続してデータの送受信を行う場合は、筐体2の図示
しない回転軸に対し、図示しない円筒との緩挿により回
動可能に取り付けられたトレー8を、図4で示される前
記筐体2の前面に引き出した位置に移動させ、そのトレ
ー8の内部から、図4の点線から実線で示されるように
ケーブルコネクタ1を取り出す。すなわち、トレー8の
指挿入部8dに利用者の指を入れて収納されたケーブル
コネクタ1のコネクタ1aの前部を持ち上げて取り出
し、さらに返し部8bの下を通る前記ケーブルコネクタ
1のケーブル1bを前記返し部8bから外し、そのケー
ブル1bをトレー8の凹欠部8cを通過する位置に移動
させる。前記ケーブルコネクタ1の前記ケーブル1bを
前記トレー8の前記凹欠部8cを通過する位置に移動さ
せた後、前記トレー8は、前記筐体2の開口部を塞ぐ位
置に移動され、前記ケーブルコネクタ1のコネクタ1a
を図示しない携帯電話機に接続してデータの送受信を行
う。
【0031】図示しない携帯電話機を介するデータの送
受信が終了し、前記ケーブルコネクタ1を筐体2に収納
する場合は、トレー8を図4で示される前記筐体2の前
面に引き出した位置に移動させ、前記トレー8の内部に
図4の実線から点線で示されるようにケーブルコネクタ
1を収納する。すなわち、前記ケーブルコネクタ1のコ
ネクタ1aを前記トレー8の収納部8aに収納し、ケー
ブル1bが前記トレー8の返し部8bの下を通る位置に
あることを確認する。
【0032】このように、本発明の第2の実施の携帯の
携帯型電子機器によれば、筐体2に内蔵された図示しな
い基板に接続され、前記筐体2内から導出されるケーブ
ルコネクタ1は、前記筐体2の図示しない回転軸に緩挿
して、前記筐体2の開口部を塞ぐ位置と前記筐体2の前
面に引き出される位置との間で回動可能に取り付けられ
たトレー8に収納される。よって、前記ケーブルコネク
タ1を収納するために、前記筐体2の上面、或いは下面
に収納部を形成して携帯型電子機器の外観を損なう恐れ
はなく、また、前記ケーブルコネクタ1は、使用時を除
いて常に前記筐体2の内部に収納されているので外部か
らは保護され、何らかの外力を受けて破損したり、また
コネクタ1aに異物が侵入する恐れもない。
【0033】さらに、前記ケーブルコネクタ1の筐体2
内への収納、或いは取り出しは、トレー8を前記筐体2
の前面に完全に引き出し、そのトレー8へケーブルコネ
クタ1を収納する、或いは取り出すだけであり、しかも
収納状態を確認しながら行うことができるので、筐体の
外面に形成された溝にケーブルコネクタ1を嵌挿して収
納したり、また、収納が不完全なためにケーブルコネク
タ1に損傷を与えるような恐れはなく、収納や取り出し
を素早く、かつ容易に行うことができる。また、前記ケ
ーブルコネクタ1の前記筐体2内への収納、或いは取り
出しは、液晶表示ユニット4をキーボード3を開放して
入力操作を可能とする開放位置で行うことができるの
で、ケーブルコネクタ1を収納、或いは取り出すため
に、前記筐体2を反転するといった操作を行う必要もな
い。
【0034】また、前記トレー8は、内部にケーブルコ
ネクタ1のコネクタ1aの前部、右後部、及び左後部の
それぞれの外形形状に沿って前記トレー8の底面に対し
て盛り上がった収納部8aを備えているので、その収納
部8aに収納したケーブルコネクタ1のコネクタ1aを
固定して保護し、前記コネクタ1aがトレー8及び筐体
2と衝突して破損することを防止する。さらに、前記ト
レー8は、前記収納部8aの前記コネクタ1aの前部収
納面に形成された半円柱状の凹欠として、指挿入部8d
を備えているので、利用者は、前記収納部8aに収納さ
れたケーブルコネクタ1のコネクタ1aの取り出しを、
指挿入部8dに指を入れて前記コネクタ1aを持ち上げ
るという簡単な動作で容易に、かつ素早く行うことがで
きる。さらに、前記トレー8は、前面上端から後部方向
に所定長伸び、前記トレー8の底面に対して平行な返し
部8bを備えているので、ケーブルコネクタ1を収納し
た前記トレー8が筐体2の前面に引き出された位置から
前記筐体2の開口部を塞ぐ位置に移動する際に、ケーブ
ルコネクタ1のケーブル1bが浮き上がって前記トレー
8外に飛び出し、前記トレー8と前記筐体2との間に挟
み込まれることを防止する。さらに、前記トレー8は、
前面に筐体2の開口部を塞ぐ位置でケーブルコネクタ1
を前記筐体2外に導出する凹欠部8cを備えているの
で、前記ケーブルコネクタ1を前記筐体2から引き出し
図示しない携帯電話機に接続した状態であっても、キー
ボード3からの入力操作等、携帯型電子機器を使用する
上で支障となることはない。
【0035】さらに、本実施の形態によれば、トレー8
は、図示しない円筒が筐体2の図示しない回転軸に緩挿
し、前記筐体2の前記開口部を塞ぐ位置と前記筐体の前
面に引き出される位置との間で回動可能に取り付けられ
るので、第1の実施の形態のようなガイドレールとガイ
ド溝の係合によりトレーを摺動させる場合に比べて摩擦
抵抗が小さく、少ない力でトレー8を引き出し、或いは
収納させることができ、また、設計製作上も高い精度を
要求されない。
【0036】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は様々な変更が可能である。例えば、ケー
ブルコネクタを収納するトレーの内面及びそのトレーの
内面に対向する筐体の面の少なくとも一部に、弾性層を
形成することで、ケーブルコネクタを着脱する際や、携
帯型電子機器を持ち運ぶ際の衝撃、振動等からケーブル
コネクタを更に保護することができる。また、筐体のレ
ールに対し、摺動可能に取り付けられたトレーを箱体構
造とすることで、前記筐体内から引き出されたトレーを
キーボードを介する入力操作の際に手のひらを載置する
台として用いることができ、利用者の肉体的な負担の軽
減を図ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の携帯型電子
機器によれば、筐体内から導出される所定長のケーブル
及び先端に他の電子機器と接続するコネクタを有するケ
ーブルコネクタは、前記筐体のレールに対し、前記筐体
の開口部を塞ぐ位置と前記筐体の前面に引き出される位
置との間で摺動可能に取り付けられたトレー内に収納さ
れる。よって、前記ケーブルコネクタを収納するため
に、前記筐体の上面、或いは下面に収納部を形成するな
ど携帯型電子機器の外観を損なう恐れはなく、また、前
記ケーブルコネクタは、使用時を除いて常に前記筐体の
内部に収納されているので外部からは保護され、何らか
の外力を受けて破損したり、また前記ケーブルコネクタ
の前記コネクタに異物が侵入するといった恐れもない。
さらに、前記ケーブルコネクタの筐体内への収納、或い
は取り出しは、トレーを前記筐体の前面に完全に引き出
し、そのトレーへケーブルコネクタを収納する、或いは
取り出すだけであり、しかも収納状態を確認しながら行
うことができるので、着脱の際にケーブルコネクタに力
を加えすぎたり、収納が不完全なために傷つき易いケー
ブルコネクタに損傷を与えるような恐れはなく、収納や
取り出しを素早く、かつ容易に行うことができる。さら
に、前記ケーブルコネクタの筐体内への収納、或いは取
り出しは、携帯型電子機器を机上等に載置した状態のま
ま行うことが出来るので、筐体を反転したり、移動させ
るといった操作性の悪化を招くような動作は一切行われ
ない。さらに、本発明の携帯型電子機器によれば、従
来、筐体上面に形成されていたケーブルコネクタを収納
するための嵌挿溝が不要となるので、筐体上面に配設さ
れるキーボードの各々キーを、従来用いていたサイズよ
り大きいサイズのキーに変更することができ、キーボー
ドを介する入力操作の操作性の向上を図ることができ
る。
【0038】また、本発明の携帯型電子機器によれば、
筐体内から導出される所定長のケーブル及び先端に他の
電子機器と接続するコネクタを有するケーブルコネクタ
は、前記筐体の回転軸に対し、前記筐体の開口部を塞ぐ
位置と前記筐体の前面に引き出される位置との間で回動
可能に軸着されてたトレーに収納される。よって、レー
ルとレール係合部の係合によりトレーを摺動させる場合
に比べて摩擦抵抗が小さく、少ない力でトレーを引き出
し、或いは収納させることができ、また、設計製作上も
高い精度を要求されない。
【0039】また、前記トレーは、内部に収納部を備え
ているので、トレーに収納されたケーブルコネクタのコ
ネクタを固定して保護し、前記コネクタがトレー及び筐
体と衝突して破損することを防止する。さらに、前記ト
レーは、底面に対向する開口面前部の少なくとも一部
に、前記開口面前部から後部方向へ所定長伸びる返し部
を備えているので、ケーブルコネクタを収納したトレー
が筐体の前面に引き出された位置から前記筐体の開口部
を塞ぐ位置に移動する際に、前記ケーブルコネクタのケ
ーブルが浮き上がって前記トレー外に飛び出し、前記ト
レーと前記筐体との間に挟み込まれることを防止する。
また、前記トレーは、筐体の開口部を塞ぐ位置でケーブ
ルコネクタを前記筐体外に導出する凹欠部を備えている
ので、前記ケーブルコネクタを前記筐体から引き出し他
の電子機器に接続した状態であっても、携帯型電子機器
を使用する上で支障となることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)及び(b)は、本発明の第1の実施の形
態による携帯型電子機器において、液晶表示ユニットを
開放し、かつトレーを筐体から引き出した状態での正面
図及び側面図である。
【図2】(a)及び(b)は、本発明の第1の実施の形
態による携帯型電子機器において、液晶表示ユニットを
開放し、ケーブルコネクタを筐体外に導出し、かつトレ
ーを筐体内に収納した状態での正面図及び側面図であ
る。
【図3】(a)乃至(d)は、本発明の第1の実施の形
態による携帯型電子機器において、携帯状態での平面
図、側面図、正面図、及び下面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態による携帯型電子機
器において、液晶表示ユニットを開放し、かつトレーを
筐体から引き出した状態での正面図である。
【図5】従来の携帯型電子機器を説明するための外観図
である。
【符号の説明】
1 ケーブルコネクタ 1a コネクタ 1b ケーブル 2 筐体 3 キーボード 4 液晶表示ユニット 5 ヒンジユニット 6、8 トレー 6a、8a 収納部 6b、8b 返し部 6c、8c 凹欠部 6d、8d 指挿入部 7 ガイドレール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レール及び前面に開口部を有する筐体
    と、前記筐体内から導出される所定長のケーブル及び先
    端に他の電子機器と接続するコネクタを有するケーブル
    コネクタと、前記筐体の前記レールに対し摺動可能に取
    り付けられ、前記筐体の前記開口部を塞ぐ位置で前記ケ
    ーブルコネクタを前記筐体内に収納し、或いは前記筐体
    の前面に引き出された位置で前記ケーブルコネクタを前
    記筐体内から引出すトレーとを備えることを特徴とする
    携帯型電子機器。
  2. 【請求項2】 回転軸及び前面に開口部を有する筐体
    と、前記筐体内から導出される所定長のケーブル及び先
    端に他の電子機器と接続するコネクタを有するケーブル
    コネクタと、前記筐体の前記回転軸に対し回動可能に取
    り付けられ、前記筐体の前記開口部を塞ぐ位置で前記ケ
    ーブルコネクタを前記筐体内に収納し、或いは前記筐体
    の前面に引き出された位置で前記ケーブルコネクタを前
    記筐体内から引出すトレーとを備えることを特徴とする
    携帯型電子機器。
  3. 【請求項3】 前記トレーは、内部に前記ケーブルコネ
    クタの前記コネクタを収納する収納部を備えることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の携帯型電子機
    器。
  4. 【請求項4】 前記トレーは、底面に対向する開口面前
    部の少なくとも一部に、前記開口面前部から後部方向へ
    所定長伸びる返し部を備えることを特徴とする請求項1
    または請求項2記載の携帯型電子機器。
  5. 【請求項5】 前記トレーは、前記筐体の前記開口部を
    塞ぐ位置で前記ケーブルコネクタを前記筐外に導出する
    凹欠部が形成されていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の携帯型電子機器。
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