JP3924840B2 - 情報処理装置 - Google Patents
情報処理装置Info
- Publication number
- JP3924840B2 JP3924840B2 JP12383097A JP12383097A JP3924840B2 JP 3924840 B2 JP3924840 B2 JP 3924840B2 JP 12383097 A JP12383097 A JP 12383097A JP 12383097 A JP12383097 A JP 12383097A JP 3924840 B2 JP3924840 B2 JP 3924840B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- keyboard
- palm rest
- lid
- main body
- hinge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Input From Keyboards Or The Like (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キーボードを内蔵した装置で、例えばノート型のパーソナルコンピューターやワードプロセッサのような携帯用情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯用情報処理装置は小型・軽量化と同時に、特にキー操作を行うのに安定な姿勢を長時間、保持できる構造が要求されている。
このための解決技術としては、特開平6−12148号公報に記載された装置がある。この装置はキーボード部の傾斜を収納時とキー操作時とで変化させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記特開平6−12148号公報に記した装置の取扱方法は、先ず蓋部の表示部を開き、次にキーボード部を前方に引き出す。この結果回転アームに連結されたキーボード部はキーボード部前端が机に当接した状態つまりキーボード部が傾斜した姿勢に設置される。そしてキー入力の操作を開始する。
【0004】
このキーボード部からキー入力する時の掌及び腕の姿勢は下記のようになる。
1) 机上に手の掌と肘とを載置する姿勢、
2) 掌を宙に浮かせ、机上に肘を載置する姿勢、
のいずれかになる。
しかし机上に掌と肘とを置いた状態では、掌と腕との曲折角度が大きくなるため敏速なキー操作は困難である。また掌を宙に浮かせ机上に肘を載置した状態では掌が疲労し長時間のキー操作は困難である。
【0005】
従って本発明の目的は、キーボード部のほかにパームレスト部をも内蔵させた小型の情報処理装置を提供し、結果としてキーの操作性を改善しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、キーボード部と、パームレスト部を手前側に設けた本体と、 該本体と第1のヒンジ部に開閉可能に支持された蓋部とからなり、更に前記キーボード部と前記蓋部とが第2のヒンジ部に回動可能に支持され、且つ前記本体のスライド案内溝と前記キーボード部のフック部とがスライド可能に支持されて、前記蓋部の開動作に連動して、前記キーボード部が手前側から奥側に移動し、前記キーボード部の手前側に前記パームレスト部を露出し、前記蓋部の閉動作に連動して、前記キーボード部が奥側から手前側に移動し、前記キーボード部の下部に前記パームレスト部を重ねることが可能な構成を有することを特徴とする情報処理装置を提供する。
【0008】
【発明の実施の形態】
<第1の実施例>
本発明の第1の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る携帯用情報処理装置の構成図である。
携帯用情報処理装置は大別して蓋部3とキーボード部2とパームレスト部11を有する本体1とに分類される。
【0009】
蓋部3は本体1と連結されるヒンジ部31と、キーボード部2のアーム部21と連結されるヒンジ部24を有し、蓋部3の内部に表示部33を有する。
次にキーボード部2は両側面にアーム21とフック部22と複数のキースイッチ25等を有する。
また本体1は内部に所定の電子回路を有すると共に、本発明の特徴として手前側に奥側よりも一段低いパームレスト部11を有し、かつその両側面に前記フック部22と後述のように結合するスライド案内溝12を有する。
【0010】
図2は本発明に係るパームレスト本体の構成図である。
本体1は全体として奥行きL1約230mm、幅L2約305mmである。そして両側面にはキーボード部2のフック部22がスライド可能な溝11を有している。本体1の手前側に一体的に設けたパームレスト部11の高さW2は約7mmであり、奥側の回路内蔵部の高さW1は約15mmに比して一段低くなっている。
【0011】
次に、図1を参照しながら構成と動作を説明する。
蓋部3は本体1とヒンジ部31で連結され、この蓋部3はヒンジ部31を中心に回転可能である。(この明細書においては、開閉の中心部であるヒンジ部31側を奥側、開閉される先端側を手前側と呼ぶ。)また、蓋部3のヒンジ部24はキーボード部2のアーム部21と連結され、従ってアーム部21はヒンジ部24を中心に回転可能である。
【0012】
図3はキーボード部と本体のパームレスト部との係合関係を説明する要部分解斜視図である。
キーボード部2の側面にアーム部21が一体成形若しくはネジ等で固定されている。このアーム部21の基部にフック部22が設けられ、その内側にローラ23が回動可能に取り付けられている。ローラ23は直径約4mm、幅約5mmの円柱形状である。
【0013】
パームレスト部11の案内溝12はフック部22のローラ23と大略同じ大きさの幅約4mm、深さ約5mmであり、溝の長さは手前側から奥側まで約86mmの形状である。このローラ23がパームレスト部11の両側面の溝12内にそれぞれ係合した状態で手前側から奥側まで往復移動可能である。
蓋部3が閉じ始められると、蓋部3がヒンジ部31を中心に反時計方向に回転を開始する。そして蓋部3とアーム21がヒンジ部24にて回転可能に連結されているため、アーム部21が手前側に押されてローラ23が溝12内を手前側に移動する。従って、これら3者のリンク結合を通してキーボード部2がパームレスト部11の上部を手前側に移動する。
図4は本発明に係る携帯用情報処理装置の蓋部が閉じられた状態を説明する斜視図である。
【0014】
キーボード部2が本体1の上部を手前側に移動すると、結果としてキーボード部の下部にパームレスト部11が隠蔽されたところで蓋部3が閉じ終わる。この時本体1の手前側の1段低いパームレスト部11の上にキーボード部2を重ねて収納した形となる。
上記と逆に、蓋部3が開けられ始めると、蓋部3がヒンジ部31を中心に時計方向に回転を開始する。そして蓋部3とアーム21がヒンジ部24にて回転可能に連結されているので、これら相互のリンク結合機構によりアーム部21が奥側に引っ張られてローラ23が溝12内を奥側に移動する。そしてキーボード部2も奥側に移動する。結果として蓋部3が開かれてキー入力可能な状態になる。そしてキーボード部2の手前に前記パームレスト部11が突出した構成となる。
【0015】
図5は本実施例を適用した装置でキー操作する姿勢を示す斜視図である。
蓋部3を開くとパームレスト部11がキーボード部2の前部に約幅W30〜50mm露出する。この場合、本体1に段差を設けてパームレスト部11を構成しているため装置を使用する状態においては、この段差のエッジ部がキーボード部2の下面を支えた状態となり、キーへの押圧力を加えた時の不安定さを解消することができる。従ってパームレスト部11に掌を置き、そして装置を載置した机に肘を置いてキー入力できる。結果としてキー操作をするのに安定な姿勢を長時間保持できる。
【0016】
本実施例は左右両側に係合部を設けたが、片側だけでもかまわない。
<第2の実施例>
図6は第2の実施例に係る係合部を説明する斜視図である。
第1の実施例は、キーボード部2とパームレスト部11の係合部を両側面に有する。しかし、第2の実施例は案内溝12とフック部22との係合部をパームレスト本体1の中央に有する点で相違する。但し第1の実施例と同じ意味の物には同じ番号を付与している。
【0017】
図7は第2の実施例に係るキーボード部とパームレスト部の係合を説明する要部斜視図である。
本体1のパームレスト部11に設けた案内溝12は上部を開口した断面四角形であり、手前側から奥側まで貫通している。そしてフック部22の先端にローラ23が左右に2個取り付けられている。このローラ23がパームレスト部11の溝12内に係合し、蓋部3の開閉に連動して往復移動可能である。
【0018】
蓋部3の開閉に伴ってキーボード部2とパームレスト部11を備えた本体1との動作は上述した第1の実施例と同じである。
また、第2実施例はパームレスト本体1の中央部に係合部を設けたが、中央に限られたものではない。
尚、以上の実施例は、本体1とキーボード部2と蓋部3とをリンク機構で連結して蓋部3の開閉動作に連動して、相対的にパームレスト部11を出し入れする機構について説明したが、パームレスト部11を設けた段差の有る本体1上で蓋部3と連動することなくキーボード部2を前後にスライド可能とした構成も本発明に含まれるのは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明のような構成にした装置は蓋部を開けることにより自動的に机上面とキーボード部の間にパームレスト部を設けることができる。そして掌をパームレスト部に置き、机上に肘を置き、指でキーを押下でき、結果としてキー操作をするのに安定な姿勢を長時間、保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る携帯用情報処理装置の構成図、
【図2】 本発明に係るパームレスト部を備えた本体の構成図、
【図3】 キーボード部とパームレスト部の係合関係を説明する要部分解斜視図、
【図4】 本発明に係る携帯用情報処理装置の蓋部が閉じられた、状態を説明する斜視図、
【図5】 本実施例を適用した装置でキー入力する姿勢を示す図、
【図6】 第2の実施例に係る係合を説明する要部分解斜視図、
【図7】 第2の実施例に係るキーボード部とパームレスト部の係合関係を説明する要部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置本体
11 パームレスト部
12 スライド案内溝
2 キーボード部
21 アーム部
22 フック部
23 ローラ
24 ヒンジ部
25 キースイッチ
3 蓋部
31 ヒンジ部
32 係止部
33 表示部
Claims (1)
- キーボード部と、
パームレスト部を手前側に設けた本体と、
該本体と第1のヒンジ部に開閉可能に支持された蓋部とからなり、
更に前記キーボード部と前記蓋部とが第2のヒンジ部に回動可能に支持され、且つ前 記本体のスライド案内溝と前記キーボード部のフック部とがスライド可能に支持されて 、
前記蓋部の開動作に連動して、前記キーボード部が手前側から奥側に移動し、前記キ ーボード部の手前側に前記パームレスト部を露出し、
前記蓋部の閉動作に連動して、前記キーボード部が奥側から手前側に移動し、前記キ ーボード部の下部に前記パームレスト部を重ねることが可能な構成を有することを特徴 とする情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12383097A JP3924840B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12383097A JP3924840B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 情報処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10312232A JPH10312232A (ja) | 1998-11-24 |
JP3924840B2 true JP3924840B2 (ja) | 2007-06-06 |
Family
ID=14870433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12383097A Expired - Fee Related JP3924840B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 情報処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3924840B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000048065A2 (en) * | 1999-02-11 | 2000-08-17 | Sheppard Robert J | Keyboard wrist support |
CN1773419A (zh) * | 2005-09-29 | 2006-05-17 | 上海甲秀工业设计有限公司 | 移动键盘的笔记本电脑 |
JP6054937B2 (ja) * | 2014-12-10 | 2016-12-27 | レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド | カバースタンド及びカバースタンド付き電子機器 |
USD934856S1 (en) * | 2018-09-04 | 2021-11-02 | Compal Electronics, Inc. | Notebook computer |
USD914010S1 (en) * | 2018-09-04 | 2021-03-23 | Compal Electronics, Inc. | Notebook computer |
-
1997
- 1997-05-14 JP JP12383097A patent/JP3924840B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10312232A (ja) | 1998-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6025986A (en) | Retractable palmrest for keyboard-equipped electronic products | |
US5677827A (en) | Notebook type personal computer and battery case | |
JP3701097B2 (ja) | 開閉可能なカバーを有する機器 | |
JP4663925B2 (ja) | 折り畳み可能携帯電子装置および折り畳み可能携帯電子装置用ハンドル装置 | |
US20050096082A1 (en) | Duo-display mobile phone | |
US20030100338A1 (en) | Personal digital assistant cover with an integrated keypad | |
EP0933908A3 (en) | Portable electronic apparatus | |
US6694391B2 (en) | Combination computer mouse and telephony handset | |
US20080214252A1 (en) | Handheld electronic keypad access case | |
JP3924840B2 (ja) | 情報処理装置 | |
KR930005832B1 (ko) | 전자기기 | |
JPH11175188A (ja) | 電子装置 | |
JPH06202760A (ja) | ポータブルコンピュータの拡張装置 | |
JP4547588B2 (ja) | 情報処理装置 | |
JP3430122B2 (ja) | 携帯電子機器 | |
JP3772076B2 (ja) | 電子機器 | |
KR20030012076A (ko) | 휴대용 컴퓨터 | |
JPH07319585A (ja) | 情報処理装置 | |
JP2005216185A (ja) | 情報処理装置 | |
JP3972673B2 (ja) | 通信端末装置 | |
JPH0744267A (ja) | 情報処理装置 | |
JPH09244763A (ja) | 電子機器 | |
JP2000339087A (ja) | 携帯型電子機器 | |
JP2003345497A (ja) | 電子機器 | |
JP2002108506A (ja) | 情報処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040223 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060601 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060620 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060712 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070219 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100309 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110309 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120309 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140309 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |