JP2002108506A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2002108506A
JP2002108506A JP2000302885A JP2000302885A JP2002108506A JP 2002108506 A JP2002108506 A JP 2002108506A JP 2000302885 A JP2000302885 A JP 2000302885A JP 2000302885 A JP2000302885 A JP 2000302885A JP 2002108506 A JP2002108506 A JP 2002108506A
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Japan
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lateral displacement
casing
handle
housing
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Application number
JP2000302885A
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English (en)
Inventor
Akira Yamamoto
亮 山本
Yukio Isotani
幸雄 磯谷
Ryosuke Tobiyama
了介 飛山
Masanori Nagai
将範 長井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構成で高い機械的強度を有する情報処理
装置を得る。 【解決手段】ヒンジ部を介して開閉自在に連結された第
1の筐体2及び第2の筐体3と、第1の筐体2に設けら
れた横ずれ防止手段13と、第2の筐体3における横ず
れ防止手段13に対応する所定位置に設けられた受け孔
14とを設け、第1の筐体2及び第2の筐体3が閉じた
状態で受け孔14に横ずれ防止手段13を嵌合させるこ
とにより、外部から加えられた衝撃を横ずれ防止手段1
3とヒンジ部16とで分散して受け止め、衝撃によって
生じる第1の筐体2及び第2の筐体3の間の横ずれを防
止してヒンジ部16の破損を防ぐようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置に関
し、例えばノートブック型パーソナルコンピュータに適
用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来パーソナルコンピュータにおいて、
マザーボードやハードディスクドライブを内蔵した偏平
板状の本体に、液晶表示パネル等の薄型表示手段を有す
る表示部を、ヒンジ部を介して回動自在に連結して設け
たノートブック型コンピュータ(以下、これをノートパ
ソコンと呼ぶ)がある。
【0003】かかる構成のノートパソコンにおいては、
その使用時において、表示部を本体に対して展開するこ
とにより、当該本体の上面に設けられたキーボードを使
用可能な状態にすると共に、表示手段をユーザに対して
対向させて視認可能な状態とし、その携行時において、
表示部を本体に対して閉じることにより、本体と表示部
とを一体化してノートパソコン1全体の形状を小型化
し、携行性を向上し得るようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる構成の
ノートパソコンにおいては、その携行時等において外部
から衝撃を受けた場合、当該衝撃によって本体と表示部
との間に横ずれが生じ、これにより本体と表示部とを連
結するヒンジ部が破損することがあるという問題があっ
た。
【0005】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で、高い機械的強度を有する情報処理装
置を提案しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、ヒンジ部を介して開閉自在に連結
された第1及び第2の筐体と、第1の筐体に設けられた
横ずれ防止手段と、第2の筐体における横ずれ防止手段
に対応する所定位置に設けられた受け孔とを設け、第1
及び第2の筐体が閉じた状態で受け孔に横ずれ防止手段
を嵌合させることにより、外部から加えられた衝撃を横
ずれ防止手段とヒンジ部とで分散して受け止め、上記衝
撃によって生じる第1及び第2の筐体の間の横ずれを防
止してヒンジ部の破損を防ぐようにした。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面について本発明の一実施
の形態を詳述する。
【0008】図1において、1は全体として本発明を適
用したノートブック型パーソナルコンピュータ(以下、
これをノートパソコンと呼ぶ)を示し、第1の筐体とし
ての本体2と、当該本体2の上面後端に当該本体2に対
して開閉自在に設けられた第2の筐体としての表示部3
とで構成されている。
【0009】本体2には、その上面に各種文字や記号及
び数字等を入力するための複数の操作キーからなるキー
ボード4、2つのスピーカ5、マウスカーソルの移動に
用いられるタッチパッド6、通常のマウスにおける左ボ
タン及び右ボタンに相当する左クリックボタン7及び右
クリックボタン8、及び押しボタン式の電源スイッチ9
が設けられている。
【0010】また、本体2の右側面には着脱式のバッテ
リパックBPが挿着されていると共に、本体2の左側面
には、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory
)ドライブCDDが設けられている。
【0011】さらに、本体2の上面前端におけるタッチ
パッド6の右隣近傍には収納式の係止手段としてのツメ
10が設けられると共に、当該ツメ10に対応する表示
部3の所定位置にはツメ孔11が設けられている。
【0012】そしてノートパソコン1においては、表示
部3を本体2に対して閉じた状態で、本体2の前側面に
設けられたスライドレバー12を矢印L方向にスライド
操作することにより、収納されていたツメ10を起立し
てツメ孔11に係合させ、これにより本体2と表示部3
とを確実に係止し、その携行時等において表示部3が不
意に開いてしまうことを防止するようになされている。
【0013】またノートパソコン1においては、スライ
ドレバー12を矢印R方向にスライド操作することによ
り、起立されていたツメ10を収納してツメ孔11との
係合を解除し、表示部3を本体2に対して開き得るよう
になされている。
【0014】一方、表示部3には、その正面にTFT−
LCD(Thin Film Transistor-Liquid Crystal Displa
y) でなる液晶表示パネルを用いた液晶ディスプレイ1
5が設けられている。
【0015】また、表示部3における本体2との接続部
分であるヒンジ部16を除いた周縁部には、例えばAB
S等の合成樹脂を屈曲した丸パイプ状に成形してなる周
縁保護材17が周設されている。
【0016】図2に示すように周縁保護材17は、その
外周が本体2の周縁部よりも外方に張り出すようになさ
れており、表示部3を本体2に対して閉じた状態(例え
ばノートパソコン1の携行時)において、周縁方向から
加えられる衝撃を受け止めることにより、ハードディス
クドライブ等の精密デバイスを内蔵した本体2を衝撃か
ら保護するようになされている。
【0017】また、周縁保護材17はその全長に渡って
内部が中空に成形されており、その重量を軽減すると共
に、受け止めた衝撃に応じて適度に変形し衝撃を吸収す
るようになされている。
【0018】ここで、一般に周縁保護材17のような屈
曲したパイプ状部材を製造する場合、図3(A)に示す
ように比較的簡単な形状に分割された複数のパイプ部材
50A〜50Cを接合して構成したり、あるいは図3
(B)に示すように上下に分割されたU字断面の半体部
材51A、51Bを接合して構成することが考えられ
る。
【0019】しかし、これらの製造方法においてはいず
れも各部材を接着或いは溶着等の方法で接合する必要が
あり、これにより接合部の強度や外観品位が低下すると
共に製造工程が煩雑になるという問題がある。
【0020】これに対して本願発明のノートパソコン1
においては、ガスアシスト成形法と呼ばれる中空成形法
を用いて周縁保護材17を射出成形することにより、当
該周縁保護材17を分割することなく一体かつ中空に成
形することができ、これにより周縁保護材17の強度及
び外観品位を向上し得るようになされている。
【0021】ちなみに図4はガスアシスト成形法の原理
を示し、金型52のキャビティ53内に当該キャビティ
53の容積よりも少ない量の溶融樹脂54を射出ノズル
55から充填した後(図4(A))、窒素ガス等の不活
性ガスを注入することにより成型品56の内部に中空部
57を形成するものである(図4(B))。
【0022】かくしてノートパソコン1においては、ガ
スアシスト成形法を用いて中空かつ一体に成形された周
縁保護材17を、本体2の外周よりも張り出すようにし
て表示部3に周設したことにより、周縁方向からの衝撃
を当該周縁保護材17で確実に吸収して本体2及び表示
部3を保護する。
【0023】ここで、周縁保護材17は表示部3のみに
設けられていることから、周縁保護材17に周縁方向か
ら加えられた衝撃は、表示部3を本体2に対して横ずれ
させる横ずれ力として作用する。
【0024】そして、かかる横ずれ力は表示部3と本体
2との接続部分であるヒンジ部16に集中して作用し、
これにより当該ヒンジ部16が破損する恐れがある。
【0025】このため本願発明のノートパソコン1にお
いては、図1に示すように、本体2の上面におけるツメ
10の近傍に丸棒状の横ずれ防止シャフト13を垂設す
ると共に、当該横ずれ防止シャフト13に対応する表示
部3の所定位置に受け孔としてのシャフト孔14を設
け、表示部3を本体2に対して閉じた状態でシャフト孔
14に横ずれ防止シャフト13を嵌合させ、当該横ずれ
防止シャフト13によって表示部3の横ずれを防止し、
衝撃によるヒンジ部16の破損を防ぐようになされてい
る。
【0026】この横ずれ防止シャフト13は本体2の上
面前端に設けられており、本体2の上面後端に設けられ
ているヒンジ部16に対して可能な限り離開して設けら
れていることから、周縁保護材17に周縁方向から加え
られた衝撃を横ずれ防止シャフト13とヒンジ部16と
で分散して受け止め、これによりヒンジ部16の破損を
確実に防ぐことができる。
【0027】またノートパソコン1においては、スライ
ドレバー12のスライド操作に応じたツメ10の収納及
び起立に伴って、横ずれ防止シャフト13を収納及び伸
長するようになされている。
【0028】図5は、スライドレバー12、ツメ10及
び横ずれ防止シャフト13からなるラッチ部18の詳細
な構造を示し、スライドレバー12には円弧状のガイド
溝12Aが設けられており、スライドレバー12のスラ
イド操作に応じてツメ10に設けられたガイドピン10
Aがガイド溝12A内を摺動しつつ押動され、これによ
りツメ10が回動軸10Bを中心に回動する。
【0029】また、スライドレバー12には直線状のガ
イド溝12Bが設けられており、スライドレバー12の
スライド操作に応じて横ずれ防止シャフト13に設けら
れたガイドピン13Aがガイド溝12B内を摺動しつつ
押動され、これにより横ずれ防止シャフト13が本体2
の上下方向に往復する。
【0030】図5(A)はスライドレバー12が矢印R
方向の移動限界位置にある状態を示し、ガイドピン10
Aはガイド溝12Aによって矢印R方向に押動され、こ
れによりツメ10は反時計回りに回動して本体2の内部
に収納される。また、ガイドピン13Aはガイド溝12
Bによって本体2の下方向に押動され、これにより横ず
れ防止シャフト13は本体2の下方向に移動して当該本
体2の内部に収納される。
【0031】そして、スライドレバー12が矢印L方向
に移動されると、図5(B)に示すように、ガイドピン
10Aはガイド溝12Aによって矢印L方向に押動され
ていき、これによりツメ10は時計回りに回動して起立
していく。また、ガイドピン13Aはガイド溝12Bに
よって本体2の上方向に押動されていき、これにより横
ずれ防止シャフト13は本体2の上方向に移動して伸長
していく。
【0032】図5(C)はスライドレバー12が矢印L
方向の移動限界位置にある状態を示し、ガイドピン10
Aはガイド溝12Aによって矢印L方向に押動され、こ
れによりツメ10は完全に起立してツメ10の先端部1
0Cが表示部3のツメ孔11と係合し、かくして本体2
と表示部3とがツメ10によって係止される。また、ガ
イドピン13Aはガイド溝12Bによって本体2の上方
向に押動され、これにより横ずれ防止シャフト13は上
方向に移動して完全に伸長し、表示部3のシャフト孔1
4に嵌合する。
【0033】かくしてノートパソコン1においては、そ
の使用時においてツメ10及び横ずれ防止シャフト13
を本体2の内部に収納し、ツメ10及び横ずれ防止シャ
フト13がキーボード操作の妨げにならないようになさ
れている。
【0034】一方図6に示すように、ノートパソコン1
の背面1Aには、USB(Universal Serial Bus)やL
AN(Local Area Network)等の各種コネクタが配設さ
れた入出力ポート部20が設けられていると共に、当該
背面1Aにおけるヒンジ部16には、略弓型の円柱状部
材でなるハンドル21が、本体2に対して所定角度範囲
内で回動自在に設けられている。ここで、表示部3の回
動軸及びハンドル21の回動軸は同一軸線上に設けられ
ていると共に、周縁保護材17の外径とハンドル21の
外径とは同一になされており、全体として周縁保護材1
7とハンドル21とが連続した外形を有している。
【0035】そしてハンドル21においては、図7
(A)及び図8(A)に示すように、本体2に対して平
行に起立させることにより、把持部21Aを背面1Aか
ら離開させノートパソコン1を携行する際の把持手段と
して使用し得るようになされている(この回動位置を携
行位置P1と呼ぶ)。
【0036】またハンドル21においては、図7(B)
及び図8(B)に示すように、下方に回動して折り畳む
ことにより、ノートパソコン1の奥行き方向の寸法を小
型化し、さらに図9に示すように、把持部21Aを本体
2の下面側に位置させ、これによりノートパソコン1を
机等に載置した状態で本体2を傾斜させてキーボード4
の操作性を向上するためのチルトスタンドとして使用し
得るようになされている(この回動位置をチルトスタン
ド位置P2と呼ぶ)。
【0037】ここで本体2においては、図10に示すよ
うに、ハンドル21の垂直部21Bに対応する位置にハ
ンドル収納溝22が設けられており、チルトスタンド位
置P2において垂直部21Bがハンドル収納溝22に収
納され、これによりハンドル21がノートパソコン1の
背面1Aから突出しないようになされている。
【0038】かくしてノートパソコン1は、その携行時
においてハンドル21を携行位置P1に起立させること
により、把持部21Aを背面1Aから十分に離開させて
当該ハンドル21の把持性を向上し、また、その使用時
においてハンドル21をチルトスタンド位置P2に折り
畳むことにより、ハンドル21の垂直部21Bをハンド
ル収納溝22に収納してノートパソコン1の奥行き方向
の寸法を小型化すると共に、本体2を傾斜させてキーボ
ード4の操作性を向上し得るようになされている。
【0039】ここで、図9においてハンドル21をチル
トスタンド位置P2に回動した場合における本体2の傾
斜角度をαとすると、ハンドル21の回動角度範囲は、
本体2と平行な状態(すなわち携行位置P1)から、9
0°+β(ここでβ>α)の範囲に設定されており、こ
のためハンドル21はチルトスタンド位置P2において
載置面Aに対して鈍角(90°+β−α)をなす。
【0040】これによりハンドル21は、ノートパソコ
ン1の自重によって矢印F方向への力を受けて安定し、
かくしてノートパソコン1においては、外力によってハ
ンドル31がチルトスタンド位置から不意に回動するこ
とを防止し得るようになされている。
【0041】また、ノートパソコン1においてはハンド
ル21が入出力ポート部20の上方に設けられているた
め、ハンドル21が携行位置P1にある状態で入出力ポ
ート部20に入出力ケーブル23を接続し(図11
(A))、その後当該ハンドル21をチルトスタンド位
置P2に回動させようとすると、ハンドル21と入出力
ケーブル23とが接触し、ハンドル21をチルトスタン
ド位置P2へ回動し得ないばかりか、入出力ポート部2
0や入出力ケーブル23を破損してしまう恐れがあると
いう問題がある(図11(B))。
【0042】このためノートパソコン1においては、当
該ノートパソコン1を略水平に位置された状態でハンド
ル21がその自重によって自然に下方へ回動するように
ハンドル21の回動抵抗が設定されており、これにより
ノートパソコン1をテーブル等に載置する際にハンドル
21がチルトスタンド位置P2近傍まで自動的に回動
し、かくしてハンドル21と入出力ケーブル23との干
渉を未然に防止し得るようになされている。
【0043】次に、本体2の内部構造について説明す
る。
【0044】図12に示すように、ノートパソコン1の
本体2においては、当該本体2の外壁を構成する本体ケ
ース30の内部に、マグネシウムのダイキャスト成型品
でなる内部シャーシ31が収納されている。
【0045】本体ケース30は、ポリカーボネート樹脂
の射出成型品でなる上側半体30A及び下側半体30B
から構成される。この上側半体30A及び下側半体30
Bは、それぞれに複数個設けられたネジ孔に挿通した取
付ネジを内部シャーシ31に設けられた雌ネジに螺止す
ることにより内部シャーシ31に取り付けられる。この
ためこの本体ケース30においては、その取り付けのた
めのインサートナット(埋め込み式のナット)が不要に
なり、これにより当該本体ケース30の構造を簡易化し
得ると共に、リサイクルを容易に行い得るようになされ
ている。
【0046】内部シャーシ31は、CD−ROMドライ
ブCDD及びバッテリパックBPをそれぞれ収納する箱
状の収納部32及び33を有している。
【0047】収納部32及び33は、それぞれ複数の平
面32A〜32C及び33A〜33Cから構成されてお
り、このため内部シャーシ31は全体として複数の平面
を立体的に組み合わせて構成された立体構造を備え、こ
れにより曲げやねじりに対して高い剛性を有している。
【0048】内部シャーシ31の前側面にはラッチ部1
8が取り付けられていると共に、内部シャーシ31の上
面後端には2つのハンドル基部21Cを介してハンドル
21が回動自在に取り付けられ、さらに当該ハンドル基
部21Cの外側には、表示部3(図示せず)を回動自在
に保持する2つの表示部ヒンジ16Aが取り付けられて
いる。
【0049】また、内部シャーシ31の下面には、CP
U(Central Processing Unit )やハードディスクドラ
イブ、各種コネクタ等を配設した回路基板34が取り付
けられている。
【0050】ここでノートパソコン1においては、高い
剛性を有する内部シャーシ31に対して表示部3、ラッ
チ部18、ハンドル21が直接取り付けられ、当該内部
シャーシ31が本体2の構造強度を負担するようになさ
れている。このためノートパソコン1においては本体ケ
ース30に構造強度を負担させる必要が無く、これによ
り本体ケース30のデザインの自由度が増えると共に、
本体ケース30に大きな開口部を設けることができる。
【0051】すなわち本体ケース30の下側半体30B
には、回路基板34の輪郭とほぼ全同一形状の開口部3
5が設けられており、当該開口部35にアクセス蓋36
がはめ込まれて取り付けられることにより、下側半体3
0B及びアクセス蓋36が一体となって本体2の外壁を
構成するようになされている。
【0052】そしてノートパソコン1においては、アク
セス蓋36を取り外すだけで回路基板34の一面のほぼ
全体が露出し、当該回路基板34に取り付けられている
CPUやハードディスクドライブを容易に交換すること
ができる。
【0053】またノートパソコン1においては、CPU
等が発生する熱を内部シャーシ31に伝熱して当該内部
シャーシ31全体に分散させ、本体ケース30の特定部
位が高温になることを防止するようになされている。
【0054】以上の構成において、このノートパソコン
1では、本体2の上面前端に横ずれ防止シャフト13を
設けると共に、当該横ずれ防止シャフト13に対応する
表示部3の所定位置にシャフト孔14を設け、表示部3
を本体2に対して閉じた状態でシャフト孔14に横ずれ
防止シャフト13を嵌合させるようにした。
【0055】これによりノートパソコン1では、外部か
らの衝撃を横ずれ防止シャフト13とヒンジ部16で分
散して受け止めて表示部3の横ずれを防止し、ヒンジ部
16の破損を防ぐことができる。
【0056】またノートパソコン1では、スライドレバ
ー12のスライド操作に応じたツメ10の収納及び起立
に伴って、横ずれ防止シャフト13を収納及び伸長する
ようにした。
【0057】これによりノートパソコン1では、その使
用時において、簡易な操作でツメ10及び横ずれ防止シ
ャフト13を本体2の内部に収納し、ツメ10及び横ず
れ防止シャフト13がキーボード操作の妨げになること
を防ぐことができる。
【0058】以上の構成によれば、本体2の上面前端に
横ずれ防止シャフト13を設けると共に、当該横ずれ防
止シャフト13に対応する表示部3の所定位置にシャフ
ト孔14を設け、表示部3を本体2に対して閉じた状態
でシャフト孔14に横ずれ防止シャフト13を嵌合させ
るようにしたことにより、外部からの衝撃を横ずれ防止
シャフト13とヒンジ部16で分散して受け止めて表示
部3の横ずれを防止してヒンジ部16の破損を防ぎ、全
体としてノートパソコン1の強度を高めることができ
る。
【0059】なお上述の実施の形態においては、本体2
の上面前端に丸棒状の横ずれ防止シャフト13を設ける
ようにしたが、本発明はこれに限らず、外部からの衝撃
を受け止め得るものであれば、角棒状や板状等、他の様
々な形状の横ずれ防止シャフト13を用いても良い。
【0060】また上述の実施の形態においては、本体2
に横ずれ防止シャフト13を設けると共に表示部3にシ
ャフト孔14を設けるようにしたが、本発明はこれに限
らず、逆に表示部3に横ずれ防止シャフト13を設ける
と共に本体2にシャフト孔14を設けるようにしても良
い。
【0061】また上述の実施の形態においては、本体2
の上面前端に横ずれ防止シャフト13を設けるようにし
たが、本発明はこれに限らず、本体2におけるこれ以外
の様々な位置に横ずれ防止シャフト13を単数又は複数
設けるようにしても良い。
【0062】さらに上述の実施の形態においては、ノー
トパソコンに本発明を適用した場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、ワードプロセッサやPDA(Pe
rsonal Data Assitant)等、2つの筐体がヒンジ等で開
閉自在に連結された様々な電子機器に本発明を適用して
も良い。
【0063】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、第1の筐
体に横ずれ防止手段を設けると共に、第2の筐体におけ
る横ずれ防止手段に対応する所定位置に受け孔を設け、
第1の筐体と第2の筐体とが閉じた状態で受け孔に横ず
れ防止手段を嵌合させるようにしたことにより、外部か
らの衝撃を横ずれ防止手段とヒンジ部とで分散して受け
止め、第1の筐体と第2の筐体の間の横ずれを防止して
ヒンジ部の破損を防ぎ、簡易な構成で高い機械的強度を
有する情報処理装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるノートパソコンの一実施の形態を
示す略線的斜視図である。
【図2】周縁保護材と本体の関係を示す略線図である。
【図3】パイプ状部材の製造方法の例を示す略線的斜視
図である。
【図4】ガスアシスト成形法の原理を示す略線図であ
る。
【図5】ラッチ部の構造を示す略線図である。
【図6】ノートパソコンの背面の構成を示す略線的斜視
図である。
【図7】ハンドルの回動状態を示す略線的斜視図であ
る。
【図8】ハンドルの回動状態を示す略線的斜視図であ
る。
【図9】ハンドルの回動角度を示す略線図である。
【図10】ハンドル収納溝を示す略線的斜視図である。
【図11】ハンドルと入出力ケーブルの干渉状態を示す
略線図である。
【図12】本体の内部構造を示す略線的斜視図である。
【符号の説明】
1……ノートパソコン、2……本体、3……表示部、4
……キーボード、5……スピーカ、6……タッチパッ
ド、10……ツメ、11……ツメ孔、12……スライド
レバー、13……横ずれ防止シャフト、14……シャフ
ト孔、15……液晶ディスプレイ、16……ヒンジ部、
17……周縁保護材、18……ラッチ部、20……入出
力ポート部、21……ハンドル、22……ハンドル収納
溝、30……本体ケース、31……内部シャーシ、3
2、33……収納部、34……回路基板、35……開口
部、36……アクセス蓋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飛山 了介 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 長井 将範 愛知県額田郡幸田町大字坂崎字雀ヶ入1番 地ソニー幸田株式会社内 Fターム(参考) 4E360 AA02 AB17 AB42 EC11 ED03 ED12 EE04 GA12 GA14 GB41 GB42 GB46 GC08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒンジ部を介して開閉自在に連結された第
    1及び第2の筐体と、 上記第1の筐体に設けられた横ずれ防止手段と、 上記第2の筐体における上記横ずれ防止手段に対応する
    所定位置に設けられた受け孔とを具え、 上記第1及び第2の筐体が閉じた状態で上記受け孔に上
    記横ずれ防止手段を嵌合させることにより、外部から加
    えられた衝撃を横ずれ防止手段とヒンジ部とで分散して
    受け止め、上記衝撃によって生じる上記第1及び第2の
    筐体の間の横ずれを防止して上記ヒンジ部の破損を防ぐ
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】上記横ずれ防止手段は上記第1の筐体に収
    納又は伸長自在に設けられていることを特徴とする請求
    項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】上記第1の筐体に収納又は伸長自在に設け
    られた、上記第1の筐体に上記第2の筐体を係止する係
    止手段を具え、 上記横ずれ防止手段は、上記係止手段の収納操作に応じ
    て収納され、上記係止手段の伸長操作に応じて伸長する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
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