JPH10199357A - リード端子付き部品の取付け構造 - Google Patents

リード端子付き部品の取付け構造

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JPH10199357A
JPH10199357A JP505297A JP505297A JPH10199357A JP H10199357 A JPH10199357 A JP H10199357A JP 505297 A JP505297 A JP 505297A JP 505297 A JP505297 A JP 505297A JP H10199357 A JPH10199357 A JP H10199357A
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JP
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lead terminal
elastic
component
tact switch
mounting
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JP505297A
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Fumiyoshi Tanigawa
文祥 谷川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード端子付き部品の取付部材への取付け作
業効率を向上させる。 【解決手段】 タクトスイッチ(リード端子付き部品)
10の本体11に受け部(弾性保持手段)13Bを形成
し、バスバー(取付部材)20が固定されているハウジ
ング(保持部材)30に、弾性係合片(弾性保持手段)
36を形成した。タクトスイッチ10を取付け空間34
に差し込むと、弾性係合片36が受け部13Bに係合す
ることによってタクトスイッチ10がハウジング30に
保持されるとともに、リード端子12が弾性接触片21
に当接することによってバスバー20と導通可能に接続
される。半田付けが不要なので、作業性がよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リード端子を備え
た部品をバスバー等の取付部材に取り付ける構造の改良
に関する
【0002】
【従来の技術】例えばタクトスイッチのようなリード端
子を備えたリード端子付き部品をバスバー等の取付部材
に取り付ける際には、取付部材に形成したスルーホール
にリード端子を差し込み、その差込部分を半田付けによ
って取付部材に固着する方法がとられている。これによ
り、取付部材に対し、リード端子付き部品がそのリード
端子を導通可能に接続させた状態で取り付けられるので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の取
付け方法では、リード端子をスルーホールに差し込む工
程の後で、さらに半田付けの工程を行う必要があるた
め、作業効率が悪いという欠点があった。本願発明は上
記事情に鑑みて創案されたものであって、取付け作業効
率を向上させることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、リー
ド端子を備えたリード端子付き部品を取付部材に対して
前記リード端子を接触させる状態に取り付けるための取
付け構造であって、前記取付部材側に設けた保持部材と
前記リード端子付き部品とには、互いに弾性的に係合す
ることにより前記リード端子付き部品を前記取付部材に
保持する弾性保持手段が設けられているところに特徴を
有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記弾性保持手段が、前記保持部材に設けた弾性係
合片と、前記リード端子付き部品に前記弾性係合片との
係合を可能に設けた受け部とから構成されているところ
に特徴を有する。請求項3の発明は、請求項1又は請求
項2の発明において、前記リード端子付き部品を前記保
持部材に保持した状態において、前記リード端子と前記
取付部材とを弾性的に接触させる弾性接触手段が設けら
れているところに特徴を有するものである。
【0006】
【発明の作用及び効果】
<請求項1>リード端子付き部品の取付部材への取付け
は、保持部材とリード端子付き部品とに設けた弾性保持
手段によって行われるから、半田付けが不要であり、接
続の際の作業性に優れている。また、弾性的に保持する
ので、リード端子付き部品の取付部材からの取外しを容
易に行うことが可能である。 <請求項2>リード端子付き部品の取付部材への取付け
は、弾性係合片を受け部に対して男性的に係合させるこ
とによって行われる。弾性係合片を弾性撓みさせて受け
部との係合を解除すれば、リード端子付き部品を取付部
材から取り外すことができる。
【0007】<請求項3>リード端子付き部品を取付部
材に取り付けると、リード端子と取付部材は弾性的に接
触するから、接触信頼性が高い。
【0008】
【発明の実施の形態】
<実施形態1>以下、本発明を具体化した実施形態1を
図1及び図2を参照して説明する。本実施形態のリード
端子付き部品10はタクトスイッチとして用いられるも
のであり、表面がラバーで覆われていて上面に押しボタ
ン11Aを備えた本体11と、この本体11の下面から
延出する左右一対の細長い板状をなすリード端子12と
から構成される。本体11は全体として角形をなし、そ
の4つの側面には外側へ鍔状に突出する受け部(本発明
の構成要件である弾性保持手段)13A,13Bが全周
に亘って形成されており、この受け部13A,13Bに
は後述する弾性係合片36が係合されるようになってい
る。また、各リード端子12の下端部にはV字形に曲げ
られた接触部12Aが形成されており、この接触部12
Aは後述する弾性接触片21と接触するようになってい
る。
【0009】上記タクトスイッチ10は一対のバスバー
(本発明の構成要件である取付部材)20に差し渡され
るようにして取り付けられ、取付け状態では一対のリー
ド端子12が一対のバスバー20に導通可能に接続され
るようになっている。一対のバスバー20は細長い板状
をなすとともに互いに同じ高さで並列しており、かかる
一対のバスバー20は、ハウジング30(本発明の構成
要件である保持部材)内に収容された状態に固定されて
いる。ハウジング30は上カバー31と下カバー32と
からなり、その上カバー31の下面の開口部と下カバー
32の上面の開口部とが互いに嵌合するように組み付け
られている。そして、この両カバー31,32の接合部
分に上記一対のバスバー20が固定されている。上カバ
ー31の長さ方向における所定の位置には前後一対の壁
33が形成されており、この一対の壁33及び上カバー
31の側壁とによって囲まれた方形の取付け空間34内
に上記タクトスイッチ10が上から差し込まれて取り付
けられるようになっている。
【0010】取付け空間34を構成する左右両側壁に
は、夫々、その上縁から下方へ延びる前後一対のスリッ
ト35が形成され、この両スリット35の間の部分が外
側への弾性撓みを可能とされた弾性係合片36となって
いる。弾性係合片36の上端部には上記タクトスイッチ
10の左右の受け部13Bに対して上から係合する楔状
の抜止め突起36Aが形成されており、また、この抜止
め突起36Aの内面は、内側へ下り傾斜となったテーパ
状の誘導面36Bとなっている。さらに、弾性係合片3
6における抜止め突起36Aよりも下側の位置には、受
け部13Bに対して下から係合する支持部36Cが突成
されている。この抜止め突起36Aと支持部36Cとの
間に受け部13Bが挟まれるように嵌合されることによ
り、タクトスイッチ10がハウジング30に対して上下
の遊動規状態に保持されるようになっている。
【0011】また、前後一対の壁33の内面同士の間隔
は、前後の受け部13Aが前後方向へ大きくガタ付きを
生じることなく嵌合される寸法に設定されている。これ
により、タクトスイッチ10のハウジング30に対する
前後方向への遊動が規制されるようになっている。同じ
く前後一対の壁33には、支持部36Cと同じ高さで内
側へ突出することにより受け部13Aに対して下からの
係合を可能とされた一対の補助支持部33Aが形成され
ている。この一対の補助支持部33Aに受け部13Aが
当接されることにより、タクトスイッチ10はその弾性
係合片36による支持位置を中心として上下にシーソー
状に遊動することを規制されるようになっている。
【0012】また、バスバー20には、そのリード端子
12と対応する部分を下方へ切り起こすことによって弾
性接触片(本発明の構成要件である弾性接触手段)21
が形成されている。この弾性接触片21は、タクトスイ
ッチ10を取り付けた状態において、リード端子12の
接触部12Aに対して下方へ弾性撓みした状態で当接す
るようになっている。タクトスイッチ10を取り付ける
際には、その本体11を取付け空間34内に上から押し
込むようにする。すると、図2に鎖線で示すように、左
右の受け部13Bが誘導面36Bに係合することによっ
て弾性係合片36を外側へ弾性撓みさせ、その後、前後
の受け部13A補助支持部33Aに当接したところで、
受け部13Bが誘導面36Bから外れ、弾性係合片36
がその弾性復元力により内側へ変位し、図2に実線で示
すように、左右の受け部13Bが抜止め突起36Aと支
持部36Cとの間に挟まれた状態となる。これにより、
タクトスイッチ10がハウジング30に対して上下方向
への遊動を不能に保持される。また、タクトスイッチ1
0の前後方向への遊動及び傾動については、受け部13
Aの壁33への当接及び補助支持部33Aへの当接によ
って規制されている。
【0013】上記取付け動作に伴い、リード端子12は
バスバー20の弾性接触片21に対してこれを下方へ弾
性撓みさせつつ当接する。このようにリード端子12と
バスバー20とは、弾性的に接触することによって導通
可能な状態に接続される。また、タクトスイッチ10を
取り外す際には、指または治具等を用いて両弾性係合片
36を外側へ撓ませることによって受け部13Bへの係
合を解除させ、この状態でタクトスイッチ10を取付け
空間34から抜き取ればよい。
【0014】上述のように本実施形態においては、タク
トスイッチ10のバスバー20への取付けを弾性係合片
36と受け部13Bとの弾性的な係合作用によって行っ
ているので、半田付けの工程が不要であり、作業性に優
れている。また、リード端子12とバスバー20とが弾
性的に接触するので、接触信頼性が高くなっている。さ
らに、弾性係合片36には誘導面36Bを形成している
ので、タクトスイッチ10の本体11を取付け空間34
内に収容する際には、弾性係合片36が円滑に外側へ撓
むようになり、取付け作業性に優れている。
【0015】<実施形態2>次に、本発明を具体化した
実施形態2を図3を参照して説明する。本実施形態は、
リード端子とバスバーとの接触構造を上記実施形態1と
は異なる構成としたものである。その他の構成について
は上記実施形態1と同じであるため、同じ構成について
は、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略
する。リード端子41の下端部には、上向きにU字形に
折り返すことによって弾性当接部(本発明の構成要件で
ある弾性接触手段)42が形成されており、リード端子
41に対して閉じるように弾性撓みすることが可能とな
っている。一方、バスバー43には、リード端子41の
差込を可能とする取付孔44が形成されている。この取
付孔44の開口寸法は、リード端子41と弾性当接部4
2の外面同士の距離よりも小さく設定されている。即
ち、この取付孔44にリード端子41を貫通する際に
は、弾性当接部42が閉じる方向へ弾性撓みを生じつつ
取付孔44の左右両内壁面に対してリード端子41と弾
性当接部42とが弾性接触するようになっている。
【0016】タクトスイッチ40の取付けに伴い、リー
ド端子41がその弾性当接部42を弾性撓みさせつつ取
付孔44に嵌入され、そのリード端子41と弾性当接部
42が取付孔44の内壁面に対して弾性接触し、もって
リード端子41とバスバー43とが導通可能に接続され
る。また、タクトスイッチ40を取り外す際には、弾性
係合片36の係合を解除してタクトスイッチ10を持ち
上げれば、リード端子41と弾性当接部42が取付孔4
4から外される。
【0017】上述のように本実施形態2においては、リ
ード端子41とバスバー43とが接触する取付孔44の
内壁面は、タクトスイッチ40の取付け方向に沿った面
となっているので、タクトスイッチ40の取付け方向に
おける位置ずれや寸法公差の許容範囲が広くなってい
る。 <実施形態3>次に、本発明を具体化した実施形態3を
図4及び図5を参照して説明する。本実施形態は、リー
ド端子とバスバーとの接触構造を上記実施形態1とは異
なる構成としたものである。その他の構成については上
記実施形態1と同じであるため、同じ構成については、
同一符号を付し、構造、作用及び効果の説明は省略す
る。リード端子51は幅方向において3分割され、その
両側の2片の分割片が斜め下方外側と斜め下方内側とに
湾曲された一対の弾性当接部(本発明の構成要件である
弾性接触手段)51Aとされているとともに、中央の分
割片の下端部を斜め上方外側へV字状に折り返すことに
よって弾性引掛部(本発明の構成要件である弾性接触手
段)51Bが形成されている。この弾性引掛部51Bの
上端と弾性当接部51Aの下端との間の上下方向の間隔
は、バスバー52の板厚寸法よりも小さい寸法に設定さ
れている。一方、バスバー52には、夫々、リード端子
51の貫通を許容する取付孔53が形成されている。こ
の取付孔53の開口寸法は、リード端子51と弾性引掛
部51Bの最大離間距離よりも小さく、且つ両弾性当接
部51A同士の最大離間距離よりも小さく設定されてい
る。したがって、取付孔53にリード端子51を差し込
んだときには、弾性引掛部51Bが閉じるように弾性撓
みを生じるとともに、弾性当接部51Aがバスバー52
の上面に当接することによってリード端子51の差込過
剰が規制されるようになっている。
【0018】タクトスイッチ10の取付け動作に伴い、
リード端子51がその弾性引掛部51Bを弾性撓みさせ
つつ取付孔53に差し込まれるとともに、弾性当接部5
1Aがバスバー52の表面に当たって相対的に上方へ弾
性変形する。そして、弾性引掛部51Bは、取付孔53
を通過するとその弾性復元力により拡開して先端をバス
バー52の裏面に係止させる。この状態から手を離す
と、弾性当接部51Aの弾性復元力により弾性引掛部5
1Bの先端がバスバー52の裏面に突き当たり、この弾
性当接部51Aと弾性引掛部51Bとの間でバスバー5
2が弾性的に挟まれた状態となり、もってリード端子5
1とバスバー52とが導通可能に接続される。
【0019】<実施形態4>次に、本発明を具体化した
実施形態4を図6及び図7を参照して説明する。本実施
形態は、リード端子とバスバーとの接触構造を上記実施
形態1とは異なる構成としたものである。その他の構成
については上記実施形態1と同じであるため、同じ構成
については、同一符号を付し、構造、作用及び効果の説
明は省略する。リード端子61は、板厚の厚い縦長板状
をなしており、その上下方向におけるほぼ中央位置に
は、左右両面を三角状に切欠することによって一対の被
挟持部61Aが形成されている。また、リード端子61
の下端には、楔状の誘導部61Bが形成されている。一
方、一対のバスバー62には、夫々、スリット状の取付
孔63が形成され、各取付孔63の前後両端には、夫
々、左右両方向へ延びるスリット状の切欠部63Aが形
成されている。そして、この取付孔63の左右両側の孔
縁部分、即ち前側の切欠部63Aと後側の切欠部63A
との間の部分が左右一対の弾性当接部(本発明の構成要
件である弾性接触手段)64となっている。この両弾性
当接部64の間隔はリード端子61の板厚よりも小さく
設定され、また弾性当接部64は上下方向への弾性撓み
を可能とされている。
【0020】タクトスイッチ60の取付けの際には、リ
ード端子61が取付孔63に差し込まれ、両弾性当接部
64が下方へ弾性撓みさせられる。そして、被挟持部6
1Aが両弾性当接部64と対応する位置まで差し込まれ
ると、弾性当接部64がその弾性復元力により上方へ復
元変位して被挟持部61Aに嵌合し、リード端子61が
弾性当接部64によって弾性的に挟まれるようになる。
これにより、リード端子61がバスバー62に導通可能
に接続される。この状態では、弾性当接部64と被挟持
部61Aとの係合により取付孔63に対するリード端子
61の抜き差し方向の遊動が規制され、もってタクトス
イッチ60がバスバー62に安定して取り付けられる。
尚、リード端子61が取付孔63に差し込まれるときに
は、リード端子61の楔状の誘導部61Bが両弾性当接
部64の間に円滑に入り込むようになるので、差込みの
操作性が良くなっている。取り付け状態では、弾性当接
部64はほぼ水平な状態になっていて上下いずれの方向
への弾性撓みも可能となっている。したがって、タクト
スイッチ60を一定以上の力で持ち上げるようにすれ
ば、リード端子61が弾性当接部64の弾力に抗してこ
れを弾性撓みさせつつ取付孔63から抜ける。
【0021】<実施形態5>以下、本発明を具体化した
実施形態5を図8及び図9を参照して説明する。本実施
形態5は、上記実施形態1において取付け部材をバスバ
ーに替えて回路基板としたものである。タクトスイッチ
70は、実施形態1の同様に、本体71と、左右一対の
リード端子72とから構成され、本体71の側面には前
後左右に突出する受け部(本発明の構成要件である弾性
保持手段)73A,73Bが形成されているとともに、
各リード端子72の下端部には「<」字形に曲げられた
弾性撓み可能な接触部12Aが形成されている。
【0022】タクトスイッチ70は回路基板(本発明の
構成要件である取付部材)80に取り付けられ、取付け
状態では、一対のリード端子72が回路基板80の上面
に設けた回路(図示せず)の一対のプリントパターン部
81に導通可能に接続される。回路基板20は上カバー
82Aと下カバー82Bとからなるハウジング(本発明
の構成要件である保持部材)82内に収容された状態に
固定されている。上カバー82Aの左右両側壁83と前
後一対の壁84とによって囲まれた方形の取付け空間8
5内に上記タクトスイッチ70が上から差し込まれて取
り付けられるようになっている。
【0023】左右両側壁83には、夫々、一対のスリッ
ト86と弾性係合片87とが形成されている。弾性係合
片87には、抜止め突起87Aと、支持部87Bと、テ
ーパ状の誘導面87Cとが形成され、左右の受け部73
Bが抜止め突起87Aと支持部87Bとの間で挟まれる
ように嵌合することにより、タクトスイッチ70がハウ
ジング82に対して上下の遊動規状態に保持される。
【0024】また、タクトスイッチ70は、その前後の
受け部73Aを壁84に当接させることによりハウジン
グ82に対する前後方向への遊動を規制される。また、
受け部73Aが一対の補助支持部84Aに当接されるこ
とにより、タクトスイッチ70はその弾性係合片87に
よる支持位置を中心として上下にシーソー状に遊動する
ことを規制されるようになっている。
【0025】タクトスイッチ70を取り付ける際には、
その本体71を取付け空間85内に上から押し込むよう
にする。すると、図9に鎖線で示すように、左右の受け
部73Bが誘導面87Cに係合することによって弾性係
合片87を外側へ弾性撓みさせ、その後、前後の受け部
73Aが補助支持部84Aに当接したところで、受け部
73Bが誘導面87Cから外れ、弾性係合片87がその
弾性復元力により内側へ変位し、図9に実線で示すよう
に、左右の受け部73Bが抜止め突起87Aと支持部8
7Bとの間に挟まれた状態となる。これにより、タクト
スイッチ70がハウジング82に対して上下方向への遊
動を不能に保持される。また、タクトスイッチ70の前
後方向への遊動及び傾動については、受け部73Aの壁
84への当接及び補助支持部84Aへの当接によって規
制される。
【0026】上記取付け動作に伴い、リード端子72は
その接触部72Aを畳むように撓ませつつターミナル部
81に弾性的に当接し、これによってリード端子72と
回路基板80とが導通可能に接続される。また、タクト
スイッチ70を取り外す際には、指または治具等を用い
て両弾性係合片87を外側へ撓ませることによって受け
部73Bへの係合を解除し、この状態でタクトスイッチ
70を取付け空間85から抜き取ればよい。尚、本実施
形態5の作用・効果は上記実施形態1と同じであるの
で、説明は省略する。
【0027】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態ではリード端子付き部品がタクトス
イッチである場合について説明したが、本発明は、リー
ド端子付き部品がタクトスイッチ以外の部品、例えば抵
抗、コンデンサ、コイル、リードスイッチ、トランジス
タ、ダイオード、LED等の電子部品である場合にも適
用することができる。 (2)上記実施形態では取付部材がバスバーまたは回路
基板である場合について説明したが、本発明は、取付部
材がバスバーや回路基板以外の部材である場合にも適用
することができる。 (3)上記実施形態では弾性保持手段がカバーに設けた
弾性係合片とタクトスイッチに設けた受け部とによって
構成されているが、本発明によれば、弾性係合片をタク
トスイッチに設け、受け部をカバーに設ける構成として
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のリード端子付き部品と取付部材の
斜視図
【図2】実施形態1においてリード端子付き部品を取付
部材に取り付けた状態をあらわす断面図
【図3】実施形態2においてリード端子付き部品を取付
部材に取り付けた状態をあらわす断面図
【図4】実施形態3のリード端子付き部品の斜視図
【図5】実施形態3においてリード端子付き部品を取付
部材に取り付けた状態をあらわす断面図
【図6】実施形態4のリード端子付き部品と取付部材の
斜視図
【図7】実施形態4においてリード端子付き部品を取付
部材に取り付けた状態をあらわす断面図
【図8】実施形態5のリード端子付き部品と取付部材の
斜視図
【図9】実施形態5においてリード端子付き部品を取付
部材に取り付けた状態をあらわす断面図
【符号の説明】
10…タクトスイッチ(リード端子付き部品) 12…リード端子 13B…受け部(弾性保持手段) 20…バスバー(取付部材) 21…弾性接触片(弾性接触手段) 30…ハウジング(保持部材) 36…弾性係合片(弾性保持手段) 40,50,60,70…タクトスイッチ(リード端子
付き部品) 41,51,61,72…リード端子 42,51A,64…弾性当接部(弾性接触手段) 43,52,62…バスバー(取付部材) 51B…弾性引掛部(弾性接触手段) 80…回路基板(取付部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リード端子を備えたリード端子付き部品
    を取付部材に対して前記リード端子を接触させる状態に
    取り付けるための取付け構造であって、 前記取付部材側に設けた保持部材と前記リード端子付き
    部品とには、互いに弾性的に係合することにより前記リ
    ード端子付き部品を前記取付部材に保持する弾性保持手
    段が設けられていることを特徴とするリード端子付き部
    品の取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記弾性保持手段が、前記保持部材に設
    けた弾性係合片と、前記リード端子付き部品に前記弾性
    係合片との係合を可能に設けた受け部とから構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載のリード端子付き部
    品の取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記リード端子付き部品を前記保持部材
    に保持した状態において、前記リード端子と前記取付部
    材とを弾性的に接触させる弾性接触手段が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のリード
    端子付き部品の取付け構造。
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