JP2001180554A - 車両における可撓性長尺物のクランプ - Google Patents
車両における可撓性長尺物のクランプInfo
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- JP2001180554A JP2001180554A JP36238099A JP36238099A JP2001180554A JP 2001180554 A JP2001180554 A JP 2001180554A JP 36238099 A JP36238099 A JP 36238099A JP 36238099 A JP36238099 A JP 36238099A JP 2001180554 A JP2001180554 A JP 2001180554A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体側にリブや係止孔等の特別な係止部分を
形成することなく、ハーネス等の可撓性長尺物またはそ
のカップラを、車体や車体側部材に容易に保持させるこ
とのできる車両における可撓性長尺物のクランプを提供
する。 【解決手段】 クランプ16は弾性体で形成されてお
り、車体側部材12,20の外面に着脱自在に係合され
る切欠部17,18と、可撓性長尺物23R,36また
はカップラ24,26,34,35を挿入させる保持部
21,22,27〜30とを備える。このクランプ16
を用いることにより、車体およびこれに固定された部材
を含む車体側部材12,20に可撓性長尺物またはその
カップラを容易に保持させることができる。
形成することなく、ハーネス等の可撓性長尺物またはそ
のカップラを、車体や車体側部材に容易に保持させるこ
とのできる車両における可撓性長尺物のクランプを提供
する。 【解決手段】 クランプ16は弾性体で形成されてお
り、車体側部材12,20の外面に着脱自在に係合され
る切欠部17,18と、可撓性長尺物23R,36また
はカップラ24,26,34,35を挿入させる保持部
21,22,27〜30とを備える。このクランプ16
を用いることにより、車体およびこれに固定された部材
を含む車体側部材12,20に可撓性長尺物またはその
カップラを容易に保持させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のよう
な車両におけるハーネス、ケーブル等の可撓性長尺物の
クランプ装置に関する。
な車両におけるハーネス、ケーブル等の可撓性長尺物の
クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車等の車両においてハーネス等
の可撓性長尺物を保持する構造として、長尺物を通した
すり割り付き輪状のクランプの係止部を、車体フレーム
に固定されたケース、ハウジング等の板状部材に形成し
た貫通孔に差し込んで係止するものや、リヤフェンダの
ような樹脂部品に弾性力を有するリブを突設して、この
リブと車体フレームとの間に保持空間を形成し、この保
持空間にハーネス等の可撓性長尺物を挿入すると共に、
前記保持空間の開口部に車体フレームを配置して、保持
空間から長尺物が外れないようにしたものが知られてい
る(実公平8−7781号公報参照)。
の可撓性長尺物を保持する構造として、長尺物を通した
すり割り付き輪状のクランプの係止部を、車体フレーム
に固定されたケース、ハウジング等の板状部材に形成し
た貫通孔に差し込んで係止するものや、リヤフェンダの
ような樹脂部品に弾性力を有するリブを突設して、この
リブと車体フレームとの間に保持空間を形成し、この保
持空間にハーネス等の可撓性長尺物を挿入すると共に、
前記保持空間の開口部に車体フレームを配置して、保持
空間から長尺物が外れないようにしたものが知られてい
る(実公平8−7781号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の構造の
ものでは、車体にクランプ係止用の特別の貫通孔を形成
しなければならないし、保持するハーネス等の長尺物の
種類に応じて多種類のクランプを用意しなければならな
い。
ものでは、車体にクランプ係止用の特別の貫通孔を形成
しなければならないし、保持するハーネス等の長尺物の
種類に応じて多種類のクランプを用意しなければならな
い。
【0004】また、後者の構造のものでは、長尺物を保
持するための特別のリブを樹脂部品に形成しなければな
らないし、保持位置がフレームパイプの位置する近傍に
限定されてしまう。
持するための特別のリブを樹脂部品に形成しなければな
らないし、保持位置がフレームパイプの位置する近傍に
限定されてしまう。
【0005】本発明は、以上の事情に鑑みてなされたも
ので、車体側にリブや係止孔等の特別な保持部を形成す
ることなく、ハーネス、ケーブル等の可撓性長尺物また
はそのカップラを、車体に容易に保持させることのでき
る車両における可撓性長尺物のクランプを提供すること
を目的とする。
ので、車体側にリブや係止孔等の特別な保持部を形成す
ることなく、ハーネス、ケーブル等の可撓性長尺物また
はそのカップラを、車体に容易に保持させることのでき
る車両における可撓性長尺物のクランプを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1に係る車両における可撓性長
尺物のクランプは、車体およびこれに固定された部材を
含む車体側部材に可撓性長尺物またはそのカップラを保
持させるクランプであって、弾性体で形成されており、
前記車体側部材の外面に着脱自在に係合される切欠部
と、前記可撓性長尺物またはカップラを挿入させる保持
部とを備える。
ために、本発明の請求項1に係る車両における可撓性長
尺物のクランプは、車体およびこれに固定された部材を
含む車体側部材に可撓性長尺物またはそのカップラを保
持させるクランプであって、弾性体で形成されており、
前記車体側部材の外面に着脱自在に係合される切欠部
と、前記可撓性長尺物またはカップラを挿入させる保持
部とを備える。
【0007】前記車両における可撓性長尺物のクランプ
によれば、クランプの切欠部を車体側部材に係合させ、
そのクランプの保持部に可撓性長尺物またはカップラを
挿入させることにより、車体側に特別な保持部を形成す
ることなく、可撓性長尺物やカップラを、その種類や形
状を問わず容易に車体に保持させることができる。
によれば、クランプの切欠部を車体側部材に係合させ、
そのクランプの保持部に可撓性長尺物またはカップラを
挿入させることにより、車体側に特別な保持部を形成す
ることなく、可撓性長尺物やカップラを、その種類や形
状を問わず容易に車体に保持させることができる。
【0008】また、本発明の請求項2に係る車両におけ
る可撓性長尺物のクランプは、請求項1の構成におい
て、車体フレームまたはフェンダに前記切欠部が係合さ
れ、前記保持部に電線もしくは操作用ケーブルまたはこ
れらのカップラが挿入されるようになっている。
る可撓性長尺物のクランプは、請求項1の構成におい
て、車体フレームまたはフェンダに前記切欠部が係合さ
れ、前記保持部に電線もしくは操作用ケーブルまたはこ
れらのカップラが挿入されるようになっている。
【0009】前記車両における可撓性長尺物のクランプ
によれば、電線もしくは操作用ケーブルまたはこれらの
カップラを、クランプを介して車体フレームやフェンダ
に容易に保持させることができる。
によれば、電線もしくは操作用ケーブルまたはこれらの
カップラを、クランプを介して車体フレームやフェンダ
に容易に保持させることができる。
【0010】また、本発明の請求項3に係る車両におけ
る可撓性長尺物のクランプは、請求項1の構成におい
て、車体に固定された電装品に前記切欠部が係合され、
前記保持部に電線またはそのカップラが挿入されるよう
になっている。
る可撓性長尺物のクランプは、請求項1の構成におい
て、車体に固定された電装品に前記切欠部が係合され、
前記保持部に電線またはそのカップラが挿入されるよう
になっている。
【0011】前記車両における可撓性長尺物のクランプ
によれば、車体に固定された電装品とクランプを介し
て、電線またはそのカップラを車体に容易に保持させる
ことができる。
によれば、車体に固定された電装品とクランプを介し
て、電線またはそのカップラを車体に容易に保持させる
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第
1の実施形態である可撓性長尺物のクランプを用いた自
動二輪車の側面図である。自動二輪車は、車体を形成す
る車体フレーム1の前端にヘッドパイプ2が固定され、
このヘッドパイプ2に軸支された前フォーク3に前車輪
4を取り付け、車体フレーム1の中央下部のスイングア
ームブラケット5に軸支されたスイングアーム6に後車
輪7を取り付け、車体フレーム1の中央部に取り付けた
エンジン8で後車輪7を駆動するとともに、前フォーク
3の上端部に固定したハンドル9で操向するように構成
されている。
ついて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第
1の実施形態である可撓性長尺物のクランプを用いた自
動二輪車の側面図である。自動二輪車は、車体を形成す
る車体フレーム1の前端にヘッドパイプ2が固定され、
このヘッドパイプ2に軸支された前フォーク3に前車輪
4を取り付け、車体フレーム1の中央下部のスイングア
ームブラケット5に軸支されたスイングアーム6に後車
輪7を取り付け、車体フレーム1の中央部に取り付けた
エンジン8で後車輪7を駆動するとともに、前フォーク
3の上端部に固定したハンドル9で操向するように構成
されている。
【0013】車体フレーム1の前半部は、前端がヘッド
パイプ2に接続されたモノコック構造の単一のメインフ
レーム10で形成されている。メインフレーム10のエ
ンジン8上方を通過した後の後半部は下方へ曲げられて
おり、その下端が前記スイングアームブラケット5と一
体化されている。このスイングアームブラケット5には
複数のエンジンマウント11,11が形成され、これら
のエンジンマウント11にエンジン8が支持されてい
る。なお、メインフレーム10は、モノコック構造以外
に、通常のパイプ(角パイプ、丸パイプ)フレームを使
用することもできる。
パイプ2に接続されたモノコック構造の単一のメインフ
レーム10で形成されている。メインフレーム10のエ
ンジン8上方を通過した後の後半部は下方へ曲げられて
おり、その下端が前記スイングアームブラケット5と一
体化されている。このスイングアームブラケット5には
複数のエンジンマウント11,11が形成され、これら
のエンジンマウント11にエンジン8が支持されてい
る。なお、メインフレーム10は、モノコック構造以外
に、通常のパイプ(角パイプ、丸パイプ)フレームを使
用することもできる。
【0014】車体フレーム1の後半部は、前記メインフ
レーム10の後部から後方に延びる左右2本のシートレ
ール12と、前記スイングアームブラケット5から後方
に延びて前記シートレール12に結合される左右2本の
補強メンバー13とからなる。車体フレーム1の中央部
とスイングアーム6との間は、後輪荷重を支持するリヤ
サスペンション14で連結され、シートレール12に、
運転者のシート15およびリヤフェンダ19が装着され
ている。
レーム10の後部から後方に延びる左右2本のシートレ
ール12と、前記スイングアームブラケット5から後方
に延びて前記シートレール12に結合される左右2本の
補強メンバー13とからなる。車体フレーム1の中央部
とスイングアーム6との間は、後輪荷重を支持するリヤ
サスペンション14で連結され、シートレール12に、
運転者のシート15およびリヤフェンダ19が装着され
ている。
【0015】図2に平面図で示すように、車体フレーム
1の後半部を構成する左右2本のシートレール12のう
ち右側のシートレール12には、車体フレーム1の後半
部に配線される各種の電線および電線のカップラを保持
するクランプ16が取り付けられている。図3にそのク
ランプ16の正面図を示し、図4にそのクランプ16の
取付状態の右側面図を示す。
1の後半部を構成する左右2本のシートレール12のう
ち右側のシートレール12には、車体フレーム1の後半
部に配線される各種の電線および電線のカップラを保持
するクランプ16が取り付けられている。図3にそのク
ランプ16の正面図を示し、図4にそのクランプ16の
取付状態の右側面図を示す。
【0016】図3に示すクランプ16は、例えば発砲ポ
リエチレンやゴム等の弾性材からなる板状体であって、
その上辺と下辺にそれぞれ切欠部17,18が形成され
ており、図5(A)に示すように、上辺の切欠部17を
横断面矩形のシートレール12の外面に着脱自在に係合
させ、下辺の切欠部18を樹脂材からなるリヤフェンダ
19の表面に一体成形された防水用仕切板20に着脱自
在に係合させることにより、クランプ16が車体に取り
付けられる。前記防水用仕切板20は、例えばリヤフェ
ンダ19の外側方からシート15の下方に水等が侵入す
るのを防止するものである。
リエチレンやゴム等の弾性材からなる板状体であって、
その上辺と下辺にそれぞれ切欠部17,18が形成され
ており、図5(A)に示すように、上辺の切欠部17を
横断面矩形のシートレール12の外面に着脱自在に係合
させ、下辺の切欠部18を樹脂材からなるリヤフェンダ
19の表面に一体成形された防水用仕切板20に着脱自
在に係合させることにより、クランプ16が車体に取り
付けられる。前記防水用仕切板20は、例えばリヤフェ
ンダ19の外側方からシート15の下方に水等が侵入す
るのを防止するものである。
【0017】また、前記クランプ16の一側部には、切
欠状の2つの保持部21,22が形成されており、一方
の保持部21には、図5(A),(B)に示すように、
左フラッシャー用電線23Lのカップラ24が係合さ
れ、他方の保持部22には、テールランプ用電線25の
カップラ26が係合されている。前記両保持部21,2
2は切欠状、つまり一側面に開口した溝形状であるた
め、前記各カップラ24,26を接続した状態のまま、
保持部21,22内に挿入させることができる。
欠状の2つの保持部21,22が形成されており、一方
の保持部21には、図5(A),(B)に示すように、
左フラッシャー用電線23Lのカップラ24が係合さ
れ、他方の保持部22には、テールランプ用電線25の
カップラ26が係合されている。前記両保持部21,2
2は切欠状、つまり一側面に開口した溝形状であるた
め、前記各カップラ24,26を接続した状態のまま、
保持部21,22内に挿入させることができる。
【0018】さらに、前記クランプ16には、図3に示
すように、穴形状、つまり、側面に開口しない穴形状の
4つの保持部27〜30が貫通形成されている。その1
つの保持部27には、図5(A)に示す右フラッシャー
用電線23Rが挿入され、他の2つの保持部28,29
には、車体後部に設置されるECU(電気コントロール
ユニット)31(図2)から引き出されるダイアグ(診
断)用電線32,33(図4)のカップラ34,35が
挿入され、残る1つの保持部30には、前記カップラ3
5から引き出されるTS端子(テストスイッチ用の端
子)36が挿入されて、それぞれ保持されている。
すように、穴形状、つまり、側面に開口しない穴形状の
4つの保持部27〜30が貫通形成されている。その1
つの保持部27には、図5(A)に示す右フラッシャー
用電線23Rが挿入され、他の2つの保持部28,29
には、車体後部に設置されるECU(電気コントロール
ユニット)31(図2)から引き出されるダイアグ(診
断)用電線32,33(図4)のカップラ34,35が
挿入され、残る1つの保持部30には、前記カップラ3
5から引き出されるTS端子(テストスイッチ用の端
子)36が挿入されて、それぞれ保持されている。
【0019】このように、この実施形態では、車体の後
部に配線される左フラッシャー用電線23Lのカップラ
24、右フラッシャー用電線23R、テールランプ用電
線25のカップラ26、ダイアグ用電線32,33のカ
ップラ34,35、およびTS端子36を、1つのクラ
ンプ16を介して車体側部材であるシートレール12お
よびリヤフェンダ19に容易に保持させることができ
る。また、クランプ16は、切欠部17,18を介し
て、シートレール12およびリヤフェンダ19のそのま
まの形状の外面に直接係合されるから、特別な保持部を
シートレール12またはリヤフェンダ19に形成する必
要がない。さらに、クランプ16は、板状の発砲ポリウ
レタンやゴム材を打抜き加工することにより、容易に製
造できる。また、図3に示すクランプ16の保持部2
1,22,27〜30の形状は、対応する電線やカップ
ラに合わせて形成されるので、組立時に各保持部に対応
する電線やカップラを容易に保持させることができる。
前記クランプ16は材質によって厚みを適宜変更でき
る。例えば、発砲ポリエチレンのような樹脂では、10
〜40mm程度の範囲で、その厚さを自由に選択でき
る。
部に配線される左フラッシャー用電線23Lのカップラ
24、右フラッシャー用電線23R、テールランプ用電
線25のカップラ26、ダイアグ用電線32,33のカ
ップラ34,35、およびTS端子36を、1つのクラ
ンプ16を介して車体側部材であるシートレール12お
よびリヤフェンダ19に容易に保持させることができ
る。また、クランプ16は、切欠部17,18を介し
て、シートレール12およびリヤフェンダ19のそのま
まの形状の外面に直接係合されるから、特別な保持部を
シートレール12またはリヤフェンダ19に形成する必
要がない。さらに、クランプ16は、板状の発砲ポリウ
レタンやゴム材を打抜き加工することにより、容易に製
造できる。また、図3に示すクランプ16の保持部2
1,22,27〜30の形状は、対応する電線やカップ
ラに合わせて形成されるので、組立時に各保持部に対応
する電線やカップラを容易に保持させることができる。
前記クランプ16は材質によって厚みを適宜変更でき
る。例えば、発砲ポリエチレンのような樹脂では、10
〜40mm程度の範囲で、その厚さを自由に選択でき
る。
【0020】本発明の第2の実施形態を図6ないし図9
に示す。この実施形態は、図1の自動二輪車におけるス
イングアームブラケット5の上部の電装品ボックス37
内において、図7に示すバッテリ38の近傍に配線され
る各種の電線および電線のカップラを、第2のクランプ
39を介して車体に保持させたものである。この場合の
クランプ39も、例えば発砲ポリエチレンやゴム等の弾
性材からなる板状体であって、図9に平面図で示すよう
に、その中央部に穴形状の保持部41が、一側部に切欠
状の2つの保持部42,43が、後部に穴形状の保持部
50と切欠状の2つの保持部42,43が、それぞれ貫
通して形成されている。
に示す。この実施形態は、図1の自動二輪車におけるス
イングアームブラケット5の上部の電装品ボックス37
内において、図7に示すバッテリ38の近傍に配線され
る各種の電線および電線のカップラを、第2のクランプ
39を介して車体に保持させたものである。この場合の
クランプ39も、例えば発砲ポリエチレンやゴム等の弾
性材からなる板状体であって、図9に平面図で示すよう
に、その中央部に穴形状の保持部41が、一側部に切欠
状の2つの保持部42,43が、後部に穴形状の保持部
50と切欠状の2つの保持部42,43が、それぞれ貫
通して形成されている。
【0021】図6および図7に平面図および正面図で示
すように、前記中央の保持部41にはスタータスイッチ
40が保持されている。このスタータスイッチ40は、
バッテリ38を支持するバッテリプレート70の一側部
にブラケット64を介して固定されている。バッテリプ
レート70は、電装ボックス37内に、その開口37a
から挿入されて、図示しないボルトにより電装ボックス
37の壁に支持され、蓋体37bにより電装ボックス3
7の開口37aが閉塞されている。こうして、前記クラ
ンプ39が、スタータスイッチ40、ブラケット64お
よびバッテリプレート70を介して車体フレーム1に取
り付けられる。
すように、前記中央の保持部41にはスタータスイッチ
40が保持されている。このスタータスイッチ40は、
バッテリ38を支持するバッテリプレート70の一側部
にブラケット64を介して固定されている。バッテリプ
レート70は、電装ボックス37内に、その開口37a
から挿入されて、図示しないボルトにより電装ボックス
37の壁に支持され、蓋体37bにより電装ボックス3
7の開口37aが閉塞されている。こうして、前記クラ
ンプ39が、スタータスイッチ40、ブラケット64お
よびバッテリプレート70を介して車体フレーム1に取
り付けられる。
【0022】また、前記クランプ39の一側部の2つの
保持部42,43のうち、一方の保持部42には、図8
に示すメインハーネス44から分岐する転倒スイッチ用
電線45、フラッシャーリレー用電線46、スタータス
イッチ用電線47およびフューズ用電線48が挿入され
て保持され、他方の保持部43には、転倒スイッチ用電
線45のカップラ49が挿入されて保持される。前記メ
インハーネス44は、バッテリ38をECU31(図
2)と車体前後の電気部品とを接続する主電路となる電
線の束である。
保持部42,43のうち、一方の保持部42には、図8
に示すメインハーネス44から分岐する転倒スイッチ用
電線45、フラッシャーリレー用電線46、スタータス
イッチ用電線47およびフューズ用電線48が挿入され
て保持され、他方の保持部43には、転倒スイッチ用電
線45のカップラ49が挿入されて保持される。前記メ
インハーネス44は、バッテリ38をECU31(図
2)と車体前後の電気部品とを接続する主電路となる電
線の束である。
【0023】図6に示すクランプ39の後部の穴形形の
保持部50には、ヒューズ53が挿入されて保持され
る。また、切欠状の保持部51には、ヒューズ53に接
続されるカップラ54が挿入されて保持され、残る切欠
状の保持部52には、フラッシャーリレー用電線46が
係合されて保持される。
保持部50には、ヒューズ53が挿入されて保持され
る。また、切欠状の保持部51には、ヒューズ53に接
続されるカップラ54が挿入されて保持され、残る切欠
状の保持部52には、フラッシャーリレー用電線46が
係合されて保持される。
【0024】このように、この実施形態では、車体フレ
ーム1(図1)の中間部におけるバッテリ38の設置部
近傍に配置されるヒューズ53、カップラ54、転倒ス
イッチ用電線45、およびそのカップラ49、フラッシ
ャーリレー用電線46およびスタータスイッチ用電線4
7を、1つのクランプ39を介して車体に容易に保持さ
せることができる。また、車体側に特別な保持部を形成
することなく、クランプ39を車体側部材であるスター
タスイッチ40に保持させることができ、しかも、クラ
ンプ39は、打抜き加工により容易に製造できる。
ーム1(図1)の中間部におけるバッテリ38の設置部
近傍に配置されるヒューズ53、カップラ54、転倒ス
イッチ用電線45、およびそのカップラ49、フラッシ
ャーリレー用電線46およびスタータスイッチ用電線4
7を、1つのクランプ39を介して車体に容易に保持さ
せることができる。また、車体側に特別な保持部を形成
することなく、クランプ39を車体側部材であるスター
タスイッチ40に保持させることができ、しかも、クラ
ンプ39は、打抜き加工により容易に製造できる。
【0025】本発明の第3の実施形態を図10ないし図
12に示す。この実施形態は、図10に平面図で示すよ
うに、自動二輪車における車体後部に配線されるレギュ
レータ用電線55のカップラ56、およびACジェネレ
ータ用電線57のカップラ58を、1つのクランプ59
を介して車体に保持させたものである。この場合のクラ
ンプ59も、例えば発砲ポリエチレンやゴム等の弾性材
からなる板状体であって、図12に平面図で示すよう
に、その一側部に切欠部60が形成されている。この切
欠部60をリヤフェンダ19の表面に一体成形された突
出部61に着脱自在に係合させることにより、クランプ
59が車体に取り付けられる。前記突出部61はリヤフ
ェンダ19に元々形成されている泥よけの一部分であ
る。
12に示す。この実施形態は、図10に平面図で示すよ
うに、自動二輪車における車体後部に配線されるレギュ
レータ用電線55のカップラ56、およびACジェネレ
ータ用電線57のカップラ58を、1つのクランプ59
を介して車体に保持させたものである。この場合のクラ
ンプ59も、例えば発砲ポリエチレンやゴム等の弾性材
からなる板状体であって、図12に平面図で示すよう
に、その一側部に切欠部60が形成されている。この切
欠部60をリヤフェンダ19の表面に一体成形された突
出部61に着脱自在に係合させることにより、クランプ
59が車体に取り付けられる。前記突出部61はリヤフ
ェンダ19に元々形成されている泥よけの一部分であ
る。
【0026】また、前記クランプ59の他側部には、図
12に示すように切欠状の2つの保持部62,63が形
成されており、一方の保持部62には、図11に示すよ
うに、レギュレータ用電線57のカップラ58が挿入さ
れて保持され、他方の保持部63には、ACジェネレー
タ用電線57のカップラ58が挿入されて保持されてい
る。
12に示すように切欠状の2つの保持部62,63が形
成されており、一方の保持部62には、図11に示すよ
うに、レギュレータ用電線57のカップラ58が挿入さ
れて保持され、他方の保持部63には、ACジェネレー
タ用電線57のカップラ58が挿入されて保持されてい
る。
【0027】このように、この実施形態では、車体後部
に配線されるレギュレータ用電線57のカップラ58、
およびACジェネレータ用電線57のカップラ58を、
1つのクランプ59を介して車体に容易に保持させるこ
とができる。また、やはり、車体側に特別な保持部を形
成することなく、クランプ59をリヤフェンダ19に保
持させることができ、しかも、クランプ59は打抜き加
工により容易に製造できる。
に配線されるレギュレータ用電線57のカップラ58、
およびACジェネレータ用電線57のカップラ58を、
1つのクランプ59を介して車体に容易に保持させるこ
とができる。また、やはり、車体側に特別な保持部を形
成することなく、クランプ59をリヤフェンダ19に保
持させることができ、しかも、クランプ59は打抜き加
工により容易に製造できる。
【0028】なお、本発明は上記実施形態以外にも種々
の形態で実施可能である。例えば、上記実施形態では、
クランプ16,39,59により電線およびそのカップ
ラを保持したが、本発明は、電線以外に、操作用ケーブ
ル、ホース類など、他の可撓性長尺物またはそのカップ
ラを保持するクランプにも適用できる。また、保持され
る可撓性長尺物またはそのカップラは、1つでも複数で
もよい。
の形態で実施可能である。例えば、上記実施形態では、
クランプ16,39,59により電線およびそのカップ
ラを保持したが、本発明は、電線以外に、操作用ケーブ
ル、ホース類など、他の可撓性長尺物またはそのカップ
ラを保持するクランプにも適用できる。また、保持され
る可撓性長尺物またはそのカップラは、1つでも複数で
もよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明の車両における可
撓性長尺物のクランプは、車体およびこれに固定された
部材を含む車体側部材に可撓性長尺物またはそのカップ
ラを保持させるものであって、弾性体で形成されてお
り、前記車体側部材の外面に着脱自在に係合される切欠
部と、前記可撓性長尺物またはカップラを挿入させる保
持部とを備えているので、クランプの切欠部を車体側部
材に係合させ、そのクランプの保持部に可撓性長尺物ま
たはカップラを挿入させることにより、車体側に特別な
保持部を形成することなく、可撓性長尺物やカップラ
を、その種類や形状を問わず容易に車体に保持させるこ
とができる。
撓性長尺物のクランプは、車体およびこれに固定された
部材を含む車体側部材に可撓性長尺物またはそのカップ
ラを保持させるものであって、弾性体で形成されてお
り、前記車体側部材の外面に着脱自在に係合される切欠
部と、前記可撓性長尺物またはカップラを挿入させる保
持部とを備えているので、クランプの切欠部を車体側部
材に係合させ、そのクランプの保持部に可撓性長尺物ま
たはカップラを挿入させることにより、車体側に特別な
保持部を形成することなく、可撓性長尺物やカップラ
を、その種類や形状を問わず容易に車体に保持させるこ
とができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両における可撓
性長尺物のクランプを用いた自動二輪車の側面図であ
る。
性長尺物のクランプを用いた自動二輪車の側面図であ
る。
【図2】同クランプを取り付けた車体後部の平面図であ
る。
る。
【図3】同クランプの正面図である。
【図4】同クランプの取付状態を示す車体後部の右側面
図である。
図である。
【図5】(A)は図4における矢印Aの方向から見たク
ランプ取付状態を示す背面図、(B)は同クランプの側
面図である。
ランプ取付状態を示す背面図、(B)は同クランプの側
面図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るクランプを用い
た車両における可撓性長尺物の保持状態を示す平面図で
ある。
た車両における可撓性長尺物の保持状態を示す平面図で
ある。
【図7】同保持状態を示す正面図である。
【図8】同保持状態を示す側面図である。
【図9】同保持に用いられるクランプの平面図である。
【図10】本発明の第3の実施形態に係るクランプを用
いた車両における可撓性長尺物の保持状態を示す平面図
である。
いた車両における可撓性長尺物の保持状態を示す平面図
である。
【図11】同保持状態を示す左側面図である。
【図12】同保持に用いられるクランプの平面図であ
る。
る。
【符号の説明】 10…メインレール(車体フレーム)、12…シートレ
ール(車体フレーム)、16…クランプ、17,18…
切欠部、19…リヤフェンダ、20…防水用仕切板、2
1,22…保持部、23R…右フラッシャー用電線、2
4,26…カップラ、27〜30…保持部、34,35
…カップラ、39…クランプ、40…スタータスイッチ
(電装品)、41〜43…保持部、45…転倒スイッチ
用電線、46…フラッシャーリレー用電線、47…スタ
ータスイッチ用電線、48…フューズ用電線、49…カ
ップラ、50〜52…保持部、53…フューズ、54,
56,58…カップラ、59…クランプ、60…切欠
部、61…突出部(車両側部材)、62,63…保持部
ール(車体フレーム)、16…クランプ、17,18…
切欠部、19…リヤフェンダ、20…防水用仕切板、2
1,22…保持部、23R…右フラッシャー用電線、2
4,26…カップラ、27〜30…保持部、34,35
…カップラ、39…クランプ、40…スタータスイッチ
(電装品)、41〜43…保持部、45…転倒スイッチ
用電線、46…フラッシャーリレー用電線、47…スタ
ータスイッチ用電線、48…フューズ用電線、49…カ
ップラ、50〜52…保持部、53…フューズ、54,
56,58…カップラ、59…クランプ、60…切欠
部、61…突出部(車両側部材)、62,63…保持部
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月27日(2000.7.2
7)
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ために、本発明の請求項1に係る車両における可撓性長
尺物のクランプは、車体および車体に固定された部材を
含む車体側部材に可撓性長尺物または可撓性長尺物のカ
ップラを保持させるクランプであって、発泡ポリエチレ
ン、発泡ポリウレタンもしくはゴムからなる弾性材で形
成されており、前記車体側部材の外面に着脱自在に係合
される切欠部と、前記可撓性長尺物またはカップラを挿
入させる保持部とを備える。
ために、本発明の請求項1に係る車両における可撓性長
尺物のクランプは、車体および車体に固定された部材を
含む車体側部材に可撓性長尺物または可撓性長尺物のカ
ップラを保持させるクランプであって、発泡ポリエチレ
ン、発泡ポリウレタンもしくはゴムからなる弾性材で形
成されており、前記車体側部材の外面に着脱自在に係合
される切欠部と、前記可撓性長尺物またはカップラを挿
入させる保持部とを備える。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、本発明の請求項2に係る車両におけ
る可撓性長尺物のクランプは、請求項1の構成におい
て、車体フレームまたはフェンダに前記切欠部が係合さ
れ、前記保持部に電線もしくは操作用ケーブル、または
電線もしくは操作用ケーブルのカップラが挿入されるよ
うになっている。
る可撓性長尺物のクランプは、請求項1の構成におい
て、車体フレームまたはフェンダに前記切欠部が係合さ
れ、前記保持部に電線もしくは操作用ケーブル、または
電線もしくは操作用ケーブルのカップラが挿入されるよ
うになっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、本発明の請求項3に係る車両におけ
る可撓性長尺物のクランプは、請求項1の構成におい
て、車体に固定された電装品に前記切欠部が係合され、
前記保持部に電線または電線のカップラが挿入されるよ
うになっている。
る可撓性長尺物のクランプは、請求項1の構成におい
て、車体に固定された電装品に前記切欠部が係合され、
前記保持部に電線または電線のカップラが挿入されるよ
うになっている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】図3に示すクランプ16は、例えば発泡ポ
リエチレンやゴム等の弾性材からなる板状体であって、
その上辺と下辺にそれぞれ切欠部17,18が形成され
ており、図5(A)に示すように、上辺の切欠部17を
横断面矩形のシートレール12の外面に着脱自在に係合
させ、下辺の切欠部18を樹脂材からなるリヤフェンダ
19の表面に一体成形された防水用仕切板20に着脱自
在に係合させることにより、クランプ16が車体に取り
付けられる。前記防水用仕切板20は、例えばリヤフェ
ンダ19の外側方からシート15の下方に水等が侵入す
るのを防止するものである。
リエチレンやゴム等の弾性材からなる板状体であって、
その上辺と下辺にそれぞれ切欠部17,18が形成され
ており、図5(A)に示すように、上辺の切欠部17を
横断面矩形のシートレール12の外面に着脱自在に係合
させ、下辺の切欠部18を樹脂材からなるリヤフェンダ
19の表面に一体成形された防水用仕切板20に着脱自
在に係合させることにより、クランプ16が車体に取り
付けられる。前記防水用仕切板20は、例えばリヤフェ
ンダ19の外側方からシート15の下方に水等が侵入す
るのを防止するものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】このように、この実施形態では、車体の後
部に配線される左フラッシャー用電線23Lのカップラ
24、右フラッシャー用電線23R、テールランプ用電
線25のカップラ26、ダイアグ用電線32,33のカ
ップラ34,35、およびTS端子36を、1つのクラ
ンプ16を介して車体側部材であるシートレール12お
よびリヤフェンダ19に容易に保持させることができ
る。また、クランプ16は、切欠部17,18を介し
て、シートレール12およびリヤフェンダ19のそのま
まの形状の外面に直接係合されるから、特別な保持部を
シートレール12またはリヤフェンダ19に形成する必
要がない。さらに、クランプ16は、板状の発泡ポリウ
レタンやゴム材を打抜き加工することにより、容易に製
造できる。また、図3に示すクランプ16の保持部2
1,22,27〜30の形状は、対応する電線やカップ
ラに合わせて形成されるので、組立時に各保持部に対応
する電線やカップラを容易に保持させることができる。
前記クランプ16は材質によって厚みを適宜変更でき
る。例えば、発泡ポリエチレンのような樹脂では、10
〜40mm程度の範囲で、その厚さを自由に選択でき
る。
部に配線される左フラッシャー用電線23Lのカップラ
24、右フラッシャー用電線23R、テールランプ用電
線25のカップラ26、ダイアグ用電線32,33のカ
ップラ34,35、およびTS端子36を、1つのクラ
ンプ16を介して車体側部材であるシートレール12お
よびリヤフェンダ19に容易に保持させることができ
る。また、クランプ16は、切欠部17,18を介し
て、シートレール12およびリヤフェンダ19のそのま
まの形状の外面に直接係合されるから、特別な保持部を
シートレール12またはリヤフェンダ19に形成する必
要がない。さらに、クランプ16は、板状の発泡ポリウ
レタンやゴム材を打抜き加工することにより、容易に製
造できる。また、図3に示すクランプ16の保持部2
1,22,27〜30の形状は、対応する電線やカップ
ラに合わせて形成されるので、組立時に各保持部に対応
する電線やカップラを容易に保持させることができる。
前記クランプ16は材質によって厚みを適宜変更でき
る。例えば、発泡ポリエチレンのような樹脂では、10
〜40mm程度の範囲で、その厚さを自由に選択でき
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】本発明の第2の実施形態を図6ないし図9
に示す。この実施形態は、図1の自動二輪車におけるス
イングアームブラケット5の上部の電装品ボックス37
内において、図7に示すバッテリ38の近傍に配線され
る各種の電線および電線のカップラを、第2のクランプ
39を介して車体に保持させたものである。この場合の
クランプ39も、例えば発泡ポリエチレンやゴム等の弾
性材からなる板状体であって、図9に平面図で示すよう
に、その中央部に穴形状の保持部41が、一側部に切欠
状の2つの保持部42,43が、後部に穴形状の保持部
50と切欠状の2つの保持部42,43が、それぞれ貫
通して形成されている。
に示す。この実施形態は、図1の自動二輪車におけるス
イングアームブラケット5の上部の電装品ボックス37
内において、図7に示すバッテリ38の近傍に配線され
る各種の電線および電線のカップラを、第2のクランプ
39を介して車体に保持させたものである。この場合の
クランプ39も、例えば発泡ポリエチレンやゴム等の弾
性材からなる板状体であって、図9に平面図で示すよう
に、その中央部に穴形状の保持部41が、一側部に切欠
状の2つの保持部42,43が、後部に穴形状の保持部
50と切欠状の2つの保持部42,43が、それぞれ貫
通して形成されている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】本発明の第3の実施形態を図10ないし図
12に示す。この実施形態は、図10に平面図で示すよ
うに、自動二輪車における車体後部に配線されるレギュ
レータ用電線55のカップラ56、およびACジェネレ
ータ用電線57のカップラ58を、1つのクランプ59
を介して車体に保持させたものである。この場合のクラ
ンプ59も、例えば発泡ポリエチレンやゴム等の弾性材
からなる板状体であって、図12に平面図で示すよう
に、その一側部に切欠部60が形成されている。この切
欠部60をリヤフェンダ19の表面に一体成形された突
出部61に着脱自在に係合させることにより、クランプ
59が車体に取り付けられる。前記突出部61はリヤフ
ェンダ19に元々形成されている泥よけの一部分であ
る。
12に示す。この実施形態は、図10に平面図で示すよ
うに、自動二輪車における車体後部に配線されるレギュ
レータ用電線55のカップラ56、およびACジェネレ
ータ用電線57のカップラ58を、1つのクランプ59
を介して車体に保持させたものである。この場合のクラ
ンプ59も、例えば発泡ポリエチレンやゴム等の弾性材
からなる板状体であって、図12に平面図で示すよう
に、その一側部に切欠部60が形成されている。この切
欠部60をリヤフェンダ19の表面に一体成形された突
出部61に着脱自在に係合させることにより、クランプ
59が車体に取り付けられる。前記突出部61はリヤフ
ェンダ19に元々形成されている泥よけの一部分であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 車体およびこれに固定された部材を含む
車体側部材に可撓性長尺物またはそのカップラを保持さ
せるクランプであって、 弾性体で形成されており、 前記車体側部材の外面に着脱自在に係合される切欠部
と、前記可撓性長尺物またはカップラを挿入させる保持
部とを備えた車両における可撓性長尺物のクランプ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記切欠部は車体フ
レームまたはフェンダに係合されるものであり、前記保
持部は電線もしくは操作用ケーブルまたはこれらのカッ
プラを保持するものである車両における可撓性長尺物の
クランプ。 - 【請求項3】 請求項1において、前記切欠部は、車体
に固定された電装品に係合されるものであり、前記保持
部は、電線またはそのカップラを保持するものである車
両における可撓性長尺物のクランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36238099A JP2001180554A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 車両における可撓性長尺物のクランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36238099A JP2001180554A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 車両における可撓性長尺物のクランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001180554A true JP2001180554A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18476701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36238099A Pending JP2001180554A (ja) | 1999-12-21 | 1999-12-21 | 車両における可撓性長尺物のクランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001180554A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016068817A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 本田技研工業株式会社 | 小型車両のエアクリーナ装置 |
JP2017069073A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 本田技研工業株式会社 | コネクタホルダ |
JPWO2017130616A1 (ja) * | 2016-01-28 | 2018-08-30 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両用カプラー保持構造 |
JP2022034859A (ja) * | 2020-08-19 | 2022-03-04 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
-
1999
- 1999-12-21 JP JP36238099A patent/JP2001180554A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016068817A (ja) * | 2014-09-30 | 2016-05-09 | 本田技研工業株式会社 | 小型車両のエアクリーナ装置 |
JP2017069073A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | 本田技研工業株式会社 | コネクタホルダ |
JPWO2017130616A1 (ja) * | 2016-01-28 | 2018-08-30 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両用カプラー保持構造 |
JP2022034859A (ja) * | 2020-08-19 | 2022-03-04 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
JP7124021B2 (ja) | 2020-08-19 | 2022-08-23 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
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