JP2007123026A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】両コネクタハウジングの嵌合過程で作業者がロックアームのロック解除操作を行うことができないようにする。
【解決手段】ロックアーム15をロック解除方向へ撓ませる際には、待機位置にある解除操作部24(解除手段)を第1コネクタハウジング10に対して相対的に後方へ変位させることで解除位置へ変位させる。このロック解除のための解除操作部24の変位方向は、第2コネクタハウジング30に対する第1コネクタハウジング10の嵌合方向、即ち前方とは逆向きなので、嵌合作業中に誤って解除操作部24が解除位置側へ動かされる虞がない。これにより、嵌合過程にロックアーム15がロック解除方向へ撓むことを防止できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
従来、2つのコネクタハウジングを嵌合してロックするようにしたコネクタとして、特許文献1に記載されているものがある。これは、第1コネクタハウジングの外面にシーソー状に弾性撓み可能なロックアームを設けるとともに、第2コネクタハウジングの外面にロック部を設け、両コネクタハウジングの嵌合過程では、ロックアームが、その前端部をロック部と干渉させることにより前上がりに傾くように弾性撓みしてロック解除姿勢をとり、両コネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると、ロックアームがロック姿勢へ弾性復帰してロック部に係止することで、両コネクタハウジングが嵌合状態にロックされる。
そして、両コネクタハウジングが正規嵌合状態に達したときには、ロックアームの弾性復元力によりロックアームと第2コネクタハウジングとの間で衝突音が発生するため、この音の発生によって作業者が正規嵌合に達したことが判るようになっている。
また、両コネクタハウジングを離脱させる際には、ロックアームの後端部を第1コネクタハウジングの外面側へ押し操作することにより、ロックアームをロック解除姿勢としてロック部から解離させ、そのロック解除状態を保ったままで、両コネクタハウジングを引き離すようになっている。
特開平10−241788号公報
嵌合過程においてロックアームがロック解除姿勢に弾性撓みしている間は、ロックアームの弾性復元力に起因する摩擦抵抗がロックアームとロック部との間に生じるのであるが、この摩擦抵抗は嵌合抵抗となるため、作業が行い難くなることは避けられない。そのため、ロックアームとロック部との間の摩擦抵抗の発生回避を図るために、作業者が、ロックアームの後端部を押し操作してロックアームをロック解除姿勢としたままで、嵌合作業を行うことが考えられる。
しかし、ロックアームをロック解除姿勢にしたままで嵌合作業を行った場合には、両コネクタハウジングが正規嵌合に至ったときに、ロックアームの弾性復帰に伴う衝突音が発生しなくなるため、両コネクタハウジングが正規嵌合状態に達したことを確認することができないという不具合が生じる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、両コネクタハウジングの嵌合過程で作業者がロックアームのロック解除操作を行うことができないようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、第1コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングに対してその前方から嵌合される第2コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングに、その外面に沿って前方へ片持ち状に延出するように設けられ、前記第1コネクタハウジングの外面から離間するロック解除方向への弾性撓みを可能とされたロックアームと、前記第1コネクタハウジングの外面に設けられ、前記ロックアームと非係合となる待機位置と、前記待機位置よりも後方であって前記ロックアームをロック解除方向へ弾性撓みさせる解除位置との間での変位を可能とされた解除手段と、前記第2コネクタハウジングの外面に設けられたロック部とを備えてなり、前記両コネクタハウジングの嵌合過程では前記ロックアームが前記ロック部との干渉によりロック解除方向へ弾性撓みし、前記両コネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると、前記ロックアームが弾性復帰して衝突音を発生しつつ前記ロック部に係止することで、前記両コネクタハウジングが嵌合状態にロックされるようになっているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記解除手段が、前記第1コネクタハウジングに一体に形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記解除手段が弾性撓みしつつ前記解除位置に変位するようになっているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2または請求項3に記載のものにおいて、前記第1コネクタハウジングには、前記解除手段が前記解除位置に変位したときに突き当たるストッパが設けられているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記解除手段は、前記ロックアームの前端部に係合することで、前記ロックアームをロック解除方向へ撓ませるようになっているところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のものにおいて、前記第1コネクタハウジングには、前記ロックアームの左右両側縁に沿った形態の解除規制部が設けられているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ロックアームをロック解除方向へ撓ませる際には、待機位置にある解除手段を第1コネクタハウジングに対して相対的に後方へ変位させることで解除位置へ変位させる。このロック解除のための解除手段の変位方向は、第2コネクタハウジングに対する第1コネクタハウジングの嵌合方向、即ち前方とは逆向きなので、嵌合作業中に誤って解除手段が解除位置側へ動かされる虞がない。これにより、嵌合過程にロックアームがロック解除方向へ撓むことを防止できる。
<請求項2の発明>
解除手段が第1コネクタハウジングに一体に形成されているので、解除手段を第1コネクタハウジングに組み付ける作業が不要となる。
<請求項3の発明>
ロックアームをロック解除方向へ撓ませた後は、解除手段から手を離せば、解除手段はそれ自身に蓄勢されている弾性復元力によって待機位置に復帰する。したがって、ロック解除して両コネクタハウジングを離脱した後に、再び両コネクタハウジングを嵌合する時には、解除手段を待機位置に戻す手間が省ける。
<請求項4の発明>
第1コネクタハウジングに、解除手段が解除位置に変位したときに突き当たるストッパを設けたので、解除手段がその弾性限度を超えて過剰に撓むのが防止される。
<請求項5の発明>
ロックアームの前端部は、ロックアームの撓みの支点である後端部から最も遠い位置なので、ロックアームをロック解除方向へ撓ませるための解除手段側からロックアーム側へ付与する係合力が小さくて済み、ひいては、作業者が解除手段を変位させるための操作力が小さくて済む。
<請求項6の発明>
ロックアームの左右両側縁に沿った形態の解除規制部が設けられているので、ロックアームと第1コネクタハウジングの外面との隙間に指等を潜り込ませることによってロックアームをロック解除方向へ撓ませる、という作業が困難となり、嵌合過程でロックアームがロック解除方向へ撓むことを確実に防止することができる。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図8を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、合成樹脂製の第1コネクタハウジング10と、同じく合成樹脂製の第2コネクタハウジング30とを備えて構成される。
第1コネクタハウジング10は、ブロック状の端子収容部11と、端子収容部11の外周における前後方向ほぼ中央位置から端子収容部11の略前半部分を包囲するように前方へ突出する形態の筒状嵌合部12とを有する。端子収容部11内には雌形の第1端子金具13が収容されている。筒状嵌合部12の上面壁には、その前端縁部を残して後方へ開放するように大きく切欠した形態の切欠部14が形成されており、この切欠部14によって形成された空間には、端子収容部11の外周上面(第1コネクタハウジング10の外面)に沿って前方へ片持ち状に延出する形態のロックアーム15が形成されている。
ロックアーム15は、前後方向に細長く且つ板面を鉛直方向(上下方向)に向けた左右一対の側面板16と、前後方向に細長く板面を水平(左右方向)に向けた形態をなして両側面板16の上端縁同士を連結する上面板17と、両側面板16の後端部から斜め下後方へ面一状に延出して端子収容部11の上面後端部に連なる左右一対の板状の脚部18とからなる。かかるロックアーム15は、弾性撓みしていない自由状態では、上面板17を両コネクタハウジング10,30の嵌合方向と平行となるように水平に向けたロック姿勢(図1及び図8を参照)にあるが、後端の脚部18を略支点として上面板17を前上がりに傾斜させるロック解除姿勢(図3を参照)へ弾性撓みし得るようになっている。また、ロックアーム15の前端部(自由端部)には、上面板17の前端縁から下方へ延出するとともに左右両側面板16の前端同士を連結する形態のロック突起19が形成されている。ロック突起19の後面は、両コネクタハウジング10,30の嵌合方向と直角な係止面19Aとなっている。さらに、上面板17の前端面とロック突起19の前端面には、鉛直方向に対してオーバーハング状に(下端側が後側に位置するように)傾斜したテーパ状の受け面20が両前端面に亘って連続するように形成されている。
端子収容部11の上面後端部には、筒状嵌合部12の左右両側面壁の後端から後方へ延出した形態の延長壁21が上向きに突出形成され、筒状嵌合部12の両側面壁及び延長壁21の内面には、内側(ロックアーム15側)に向かって突出した左右一対の解除規制部22L,22Rが形成されている。解除規制部22L,22Rは、前後方向に細長く板面を水平に向けた板状(リブ状)をなしており、その形成範囲は、ロックアーム15の全長を含む領域、即ち筒状嵌合部12の前端(ロックアーム15の前端よりも更に前方の位置)から端子収容部11の後端(ロックアーム15の後端よりも更に後方の位置)に至る領域となっている。かかる解除規制部22L,22Rは、ロックアーム15の側面板16の外面に対して僅かに左右方向に間隔を空けて対応する形態とされており、換言すると、解除規制部22L,22Rはロックアーム15の左右に沿ってロックアーム15の長さ方向に延びる形態となっている。また、解除規制部22L,22Rの上面は上面壁の下面とほぼ同じ高さとされ、解除規制部22L,22Rの下面はロック突起19の下端面とほぼ同じ高さとされている。さらに、右側の解除規制部22Rの上面には、前後方向においてロックアーム15のロック突起19と概ね対応する位置、詳しくはロック突起19よりも僅かに前方の位置から上方へ突出するストッパ23が形成されている。
筒状嵌合部12の左側の側面壁には、その前端部における内面から左方向(両コネクタハウジング10,30の嵌合方向及びロックアーム15の長さ方向に対して直角な方向)へ直線状に下つ水平に延出する形態の解除操作部24(本発明の構成要件である解除手段)が、一体に形成されている。解除操作部24の下面は、解除規制部22L,22Rの上面よりも僅かに高い位置とされ、解除操作部24の右端部(自由端部)には、上方へ突出する突起状の指掛け部25が形成されている。かかる解除操作部24は、弾性撓みしない自由状態では、ロックアーム15の前端よりも少し前方であってロックアーム15と非係合の待機位置にあり、このとき指掛け部25は、右側の解除規制部22Rの前端部上面の真上に位置する。かかる解除操作部24は、その右端部(基端部)を支点として突出端部(指掛け部25)が斜め左方向へ円弧を描くように水平に弾性撓みしつつ解除位置まで変位し得るようになっている(図2及び図4を参照)。解除操作部24が待機位置から解除位置に至る過程では、解除操作部24の自由端部は、常に、右側の解除規制部22Rの真上に位置する。また、解除操作部24の後端面のうち幅方向においてロックアーム15と対応する領域(左右両解除規制部22L,22Rの間の領域)は、後方に向かって急勾配の下り傾斜となるテーパ状の押圧面26となっている。解除操作部24が待機位置にある状態では、解除操作部24のうち自由端部及び指掛け部25のみが筒状嵌合部12の上面側に露出し、それ以外の部分は筒状嵌合部12の前端縁部によって上から覆われている。
解除操作部24は、指掛け部25を摘むことによって、待機位置よりも後方の解除位置へ変位させることができる。解除位置へ変位させる過程では、押圧面26がロックアーム15の前端の受け面20に当接し、双方の傾斜により、ロックアーム15の前端部が上方へ持ち上げられる(図3を参照)。このとき、解除操作部24にはロックアーム15側から下方への押圧力を受けるが、解除操作部24の自由端部は右側の解除規制部22Rの上面に当接することによって下方への変位を規制されるので、ロックアーム15の前端部を確実に上方へ変位させることができる。そして、解除操作部24が解除位置に達すると、その自由端部がストッパ23に対して前方から当接することによってそれ以上の解除操作部24の変位が規制されるとともに、ロックアーム15がロック解除姿勢となる。また、解除操作部24が解除位置にある状態で指掛け部25から手を離すと、解除操作部24に蓄勢されている弾性復元力により解除操作部24が待機位置へ弾性復帰するとともに、ロックアーム15がそれ自身に蓄勢されている弾性復元力によりロック姿勢に弾性復帰するようになっている。
第2コネクタハウジング30は、前方(第1コネクタハウジング10に対する嵌合方向と同じ方向)へ突出するフード部31を有しており、第2コネクタハウジング30内に収容されている雄形の第2端子金具32の前端の細長いタブ32aが、フード部31によって包囲されている。フード部31の上面壁の外面(上面)には、突起状のロック部33が形成されている。ロック部33の前面は、両コネクタハウジング10,30の嵌合方向に対して傾斜した誘導面33Bとなっており、ロック部33の後面は、両コネクタハウジング10,30の嵌合方向と直角な係止面33Aとなっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
両コネクタハウジング10,30を嵌合する際には、第1コネクタハウジング10の外面と第2コネクタハウジング30の外面を摘み、フード部31を端子収容部11と筒状嵌合部12の間の空間に進入させる。嵌合の過程では、ロックアーム15のロック突起19の下端縁がロック部33の誘導面33Bに当接(干渉)し、そのまま嵌合を進めると、誘導面33Bの傾斜によりロックアーム15がロック姿勢からロック解除姿勢側へ弾性撓みさせられ、ロックアーム15には弾性復元力が蓄勢される。
そして、両コネクタハウジング10,30が正規嵌合状態に至ると、ロック突起19がロック部33を通過するので、ロックアーム15がその弾性復元力によりロック姿勢(下方)へ勢い良く弾性復帰し、フード部31の上面壁の上面(外面)とロック突起19の下端面との衝突、又は上面板17の下面とロック部33の上端面との衝突により衝突音が発生する。作業者は、この衝突音の発生により、両コネクタハウジング10,30が正規嵌合されたことが判る。また、ロックアーム15がロック姿勢に復帰すると、ロック突起19の係止面19Aとロック部33の係止面33Aとが係止することにより、両コネクタハウジング10,30が離脱規制されて正規嵌合状態にロックされる(図1を参照)。
さて、両コネクタハウジング10,30を嵌合する際に、第1コネクタハウジング10を掴んでいる指の一部がロックアーム15の上面板17の外面(上面)に宛われても、ロックアーム15は下方(ロック解除姿勢とは反対方向)へ弾性撓みするだけであって、ロック解除姿勢をとることはない。また、両脚部18の間隔は指が入らないほど狭いので、指をロックアーム15の後方から上面板17と端子収容部11との隙間に進入させてロックアーム15をロック解除姿勢に撓ませることは困難である。さらに、ロックアーム15の左右両側には、上面板17とほぼ同じ高さの解除規制部22L,22Rが沿うように配置されているので、側方からロックアーム15と端子収容部11との隙間に指を進入させてロックアーム15をロック解除姿勢へ撓ませることも困難である。
また、解除操作部24を操作してロックアーム15をロック解除姿勢に撓ませるためには、解除操作部24を後方へ変位させる必要があるが、このロック解除のための解除操作部24の変位方向は、第2コネクタハウジング30に対する第1コネクタハウジング10の嵌合方向(押し込み方向)とは正反対の方向であるので、第2コネクタハウジング30に向かって第1コネクタハウジング10を前方へ押し付けながら解除操作部24を後方へ変位させることは、片手の作業では極めて困難である。
つまり、作業者が嵌合作業を行いながらロックアーム15をロック解除方向へ撓ませることは、困難となっている。
正規嵌合状態にある両コネクタハウジング10,30を離脱させる際には、筒状嵌合部12の上面に露出されている指掛け部25を摘んで、解除操作部24を後方(解除位置)へ変位させる。すると、ロックアーム15が、その前端部を端子収容部11の外面(上面)から離間させるように持ち上げられてロック解除姿勢へ弾性変位するので、ロック突起19とロック部33との係止が解除されるので、あとは、このロック解除状態を保ったままで、両コネクタハウジング10,30を引き離せばよい。ここで、解除操作部24を変位させる方向は、第2コネクタハウジング30から第1コネクタハウジング10を離間させる方向と同じ方向であるので、第2コネクタハウジング30に対して第1コネクタハウジング10を離間させつつ解除操作部24を解除位置へ変位させる作業を、片手だけで容易に行うことができる。
上述のように本実施形態においては、第1コネクタハウジング10の外面に、ロックアーム15と非係合となる待機位置と、ロックアーム15をロック解除方向へ弾性撓みさせる解除位置との間での変位を可能とされた解除操作部24を設け、ロック解除のための解除操作部24の変位方向を、第2コネクタハウジング30に対する第1コネクタハウジング10の嵌合方向、即ち前方とは逆の後方向きとしたので、嵌合作業中に誤って解除操作部24が解除位置側へ動かされる虞がなく、これにより、嵌合過程にロックアーム15がロック解除方向へ撓むことを防止できる。
また、解除手段としての解除操作部24を、第1コネクタハウジング10に一体に形成したので、解除手段を別体部品として成形した場合のような解除手段を第1コネクタハウジング10に組み付ける、という作業が不要となる。
また、解除操作部24が弾性撓みしつつ解除位置に変位するようになっているので、ロックアーム15をロック解除方向へ撓ませた後は、解除操作部24から手を離せば、解除操作部24がそれ自身に蓄勢されている弾性復元力によって待機位置に復帰するようになっている。したがって、ロック解除して両コネクタハウジング10,30を離脱した後に、再び両コネクタハウジング10,30を嵌合する時には、解除操作部24を待機位置に戻す手間が省ける。
また、第1コネクタハウジング10には、解除操作部24が解除位置に変位したときに突き当たるストッパ23を設けたので、解除操作部24がその弾性限度を超えて過剰に撓むのが防止される。
また、解除操作部24は、ロックアーム15の前端部に係合することで、ロックアーム15をロック解除方向へ撓ませるようになっているが、ロックアーム15の前端部は、ロックアーム15の撓みの支点である後端部から最も遠い位置なので、ロックアーム15をロック解除方向へ撓ませるための解除操作部24側からロックアーム15側へ付与する係合力が小さくて済み、ひいては、作業者が解除操作部24を変位させるための操作力が小さくて済む。
また、第1コネクタハウジング10には、ロックアーム15の左右両側縁に沿った形態の解除規制部22L,22Rが設けられているので、ロックアーム15と第1コネクタハウジング10の外面との隙間に指等を潜り込ませることによってロックアーム15をロック解除方向へ撓ませる、という作業が困難となり、嵌合過程でロックアーム15がロック解除方向へ撓むことを確実に防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では解除手段を第1コネクタハウジングに一体に形成したが、解除手段は第1コネクタハウジングとは別体の部品としてもよい。
(2)上記実施形態では解除手段がそれ自身に蓄勢される弾性復元力によって待機位置に復帰するようにしたが、解除手段とは別に設けたバネ等の付勢手段によって待機位置に復帰させてもよい。
(3)上記実施形態では解除手段をロックアームの前端部に係合させることによってロックアームをロック解除方向へ変位させたが、ロック解除時の解除手段の係合位置は、ロックアームの前端よりも後方の位置であってもよい。
(4)上記実施形態ではロックアームの左右両側縁に沿った形態の解除規制部を設けたが、解除規制部を設けず、ロックアームと第1コネクタハウジングの外面との間の隙間をロックアームの左右両側方へ解放させてもよい。
実施形態1の両コネクタハウジングが正規嵌合した状態をあらわす断面図 両コネクタハウジングが正規嵌合した状態をあらわす一部切欠平面 両コネクタハウジングのロックを解除した状態をあらわす断面図 両コネクタハウジングのロックを解除した状態をあらわす一部切欠平面図 第1コネクタハウジングの正面図 第1コネクタハウジングの背面図 第1コネクタハウジングの平面図 第1コネクタハウジングの断面図
符号の説明
10…第1コネクタハウジング
15…ロックアーム
22L,22R…解除規制部
23…ストッパ
24…解除操作部(解除手段)
30…第2コネクタハウジング
33…ロック部

Claims (6)

  1. 第1コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングに対してその前方から嵌合される第2コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングに、その外面に沿って前方へ片持ち状に延出するように設けられ、前記第1コネクタハウジングの外面から離間するロック解除方向への弾性撓みを可能とされたロックアームと、
    前記第1コネクタハウジングの外面に設けられ、前記ロックアームと非係合となる待機位置と、前記待機位置よりも後方であって前記ロックアームをロック解除方向へ弾性撓みさせる解除位置との間での変位を可能とされた解除手段と、
    前記第2コネクタハウジングの外面に設けられたロック部とを備えてなり、
    前記両コネクタハウジングの嵌合過程では前記ロックアームが前記ロック部との干渉によりロック解除方向へ弾性撓みし、
    前記両コネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると、前記ロックアームが弾性復帰して衝突音を発生しつつ前記ロック部に係止することで、前記両コネクタハウジングが嵌合状態にロックされるようになっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記解除手段が、前記第1コネクタハウジングに一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記解除手段が弾性撓みしつつ前記解除位置に変位するようになっていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記第1コネクタハウジングには、前記解除手段が前記解除位置に変位したときに突き当たるストッパが設けられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記解除手段は、前記ロックアームの前端部に係合することで、前記ロックアームをロック解除方向へ撓ませるようになっていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 前記第1コネクタハウジングには、前記ロックアームの左右両側縁に沿った形態の解除規制部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコネクタ。
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WO2023140138A1 (ja) * 2022-01-24 2023-07-27 住友電装株式会社 コネクタ

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