JP2007128819A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者がロックアームをロック解除操作した状態で両コネクタハウジングの嵌合を開始できないようにする。
【解決手段】両コネクタハウジング10,30が未嵌合の状態では、規制片23が規制位置にあってロックアーム14がロック解除姿勢へ弾性撓みできない。両コネクタハウジング10,30の嵌合過程では、規制解除部34が規制片23を規制解除位置へ変位させ、ロックアーム14がロック部33との干渉によりロック解除姿勢へ弾性撓みする。両コネクタハウジング10,30が正規嵌合すると、ロックアーム14が弾性復帰してロック部33と係止し、両コネクタハウジング10,30が離脱規制状態にロックされる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
従来、2つのコネクタハウジングを嵌合してロックするようにしたコネクタとして、特許文献1に記載されているものがある。これは、第1コネクタハウジングの外面にシーソー状に弾性撓み可能なロックアームを設けるとともに、第2コネクタハウジングの外面にロック部を設け、両コネクタハウジングの嵌合過程では、ロックアームが、その前端部をロック部と干渉させることにより前上がりに傾くように弾性撓みしてロック解除姿勢をとり、両コネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると、ロックアームがロック姿勢へ弾性復帰してロック部に係止することで、両コネクタハウジングが嵌合状態にロックされる。
そして、両コネクタハウジングが正規嵌合状態に達したときには、ロックアームの弾性復元力によりロックアームと第2コネクタハウジングとの間で衝突音が発生するため、この音の発生によって作業者が正規嵌合に達したことが判るようになっている。
また、両コネクタハウジングを離脱させる際には、ロックアームの後端部を第1コネクタハウジングの外面側へ押し操作することにより、ロックアームをロック解除姿勢としてロック部から解離させ、そのロック解除状態を保ったままで、両コネクタハウジングを引き離すようになっている。
特開平10−241788号公報
嵌合過程においてロックアームがロック解除姿勢に弾性撓みしている間は、ロックアームの弾性復元力に起因する摩擦抵抗がロックアームとロック部との間に生じるのであるが、この摩擦抵抗は嵌合抵抗となるため、作業が行い難くなることは避けられない。そのため、ロックアームとロック部との間の摩擦抵抗の発生回避を図るために、作業者が、ロックアームの後端部を押し操作してロックアームをロック解除姿勢としたままで、嵌合作業を行うことが考えられる。
しかし、ロックアームをロック解除姿勢にしたままで嵌合作業を行った場合には、両コネクタハウジングが正規嵌合に至ったときに、ロックアームの弾性復帰に伴う衝突音が発生しなくなるため、両コネクタハウジングが正規嵌合状態に達したことを確認することができないという不具合が生じる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、作業者がロックアームをロック解除操作した状態で両コネクタハウジングの嵌合を開始できないようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、第1コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングと嵌合可能な第2コネクタハウジングと、前記第1コネクタハウジングに設けられ、ロック姿勢からロック解除姿勢への弾性撓みを可能とされたロックアームと、前記第1コネクタハウジングに設けられ、前記ロックアームのロック解除姿勢への弾性撓みを規制する規制位置と、前記ロックアームのロック解除姿勢への弾性撓みを許容する規制解除位置との間での変位を可能とされた規制片と、前記第2コネクタハウジングに設けられたロック部と、前記第2コネクタハウジングに設けられた規制解除部とを備えてなり、前記両コネクタハウジングの嵌合過程では、前記規制解除部が前記規制片を規制解除位置へ変位させるとともに、前記ロックアームが前記ロック部との干渉によりロック解除姿勢へ弾性撓みし、前記両コネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると、前記ロックアームがロック姿勢へ弾性復帰して前記ロック部と係止することで前記両コネクタハウジングを離脱規制状態にロックする構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記規制片が前記第1コネクタハウジングに一体に形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記規制片が弾性撓みしつつ規制解除位置へ変位するようになっているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記両コネクタハウジングが正規嵌合した状態では、前記規制片が、規制解除位置と規制位置の間の中間復帰位置へ弾性復帰し、前記規制片が中間復帰位置にある状態で前記ロックアームをロック解除方向へ撓ませる過程では、前記規制片と前記ロックアームのうち少なくとも一方に形成したテーパ面の傾斜により前記規制片が規制解除位置側へ変位しつつ前記ロックアームのロック解除姿勢への弾性撓みが許容されるようになっているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
両コネクタハウジングが未嵌合の状態では、規制片が規制位置にあってロックアームがロック解除姿勢へ弾性撓みできないので、ロックアームをロック解除姿勢へ弾性撓みさせた状態で両コネクタハウジングの嵌合を開始する、という不正な操作を行うことが防止されている。
<請求項2の発明>
規制片が第1コネクタハウジングに一体に形成されているので、規制片を第1コネクタハウジングに組み付ける作業が不要となる。
<請求項3の発明>
規制解除部によって規制解除位置へ変位させられた規制片は、両コネクタハウジングが離脱されると、規制解除部から解離するのに伴い、規制片自身に蓄勢されている弾性復元力によって規制位置へ復帰する。したがって、両コネクタハウジングを離脱した後に、再び両コネクタハウジングを嵌合する時には、規制片を規制位置に戻す手間が省ける。
<請求項4の発明>
両コネクタハウジングが正規嵌合した状態では、規制解除位置へ弾性撓みさせられていた規制片が、中間復帰位置へ弾性復帰するので、規制片の弾性撓み量が低減され、規制片の塑性変形を回避することができる。また、正規嵌合状態においてロックアームをロック解除操作すれば、テーパ面によって規制片が規制解除位置側へ押し動かされるので、規制片を中間復帰位置へ弾性復帰させてもロック解除操作に支障を来す虞はない。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態を図1乃至図8を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、合成樹脂製の第1コネクタハウジング10と、同じく合成樹脂製の第2コネクタハウジング30とを備えて構成される。
第1コネクタハウジング10は、ブロック状の端子収容部11と、端子収容部11の外周における前後方向ほぼ中央位置から端子収容部11の略前半部分を包囲するように前方へ突出する形態の筒状嵌合部12とを有する。端子収容部11内には雌形をなす周知構造の第1端子金具13が収容されている。端子収容部11の上方であって筒状嵌合部12の上面壁よりも下方の空間には、端子収容部11の外周上面(第1コネクタハウジング10の外面)に沿って前後方向に延びた形態のロックアーム14が第1コネクタハウジング10と一体に設けられている。
ロックアーム14は、全体として前後方向に長い平板状をなす本体部15と、本体部15の下面から下方へ突出して端子収容部11の上面に連なる脚部16とを有する。脚部16は、本体部15の前後方向におけるほぼ中央位置に左右一対設けられている。かかるロックアーム14は、常には、本体部15を両コネクタハウジング10,30の嵌合方向と平行に向けるロック姿勢に保たれているが、脚部16を略支点として本体部15が後傾するように傾いたロック解除姿勢へと弾性撓みし得るようになっている。
本体部15の下面には、幅方向中央部分(両脚部16の間の部分)を切欠した形態の溝部17が形成されている。溝部17の形成領域は、本体部15(ロックアーム14)の前端よりも少し後方の位置から後端に至る領域となっており、本体部15(ロックアーム14)の下面前端部は下向きに突出するロック突起18となっている。ロック突起18(ロックアーム14)の前端面における略下半分領域は、テーパ状のガイド斜面18Aとなっており、ロック突起18の後面(溝部17の前端面)は、ロックアーム14がロック姿勢にある状態で両コネクタハウジング10,30の嵌合方向とほぼ直角をなす係止面18Bとなっている。
本体部15の後端部には、本体部15よりも幅広、即ち本体部15よりも左右両側へ張り出した形態の操作部19が形成されている。操作部19の平面形状は概ね方形をなし、操作部19のうち本体部15よりも外側方へ張り出した左右一対の張出部20の下面は、本体部15と平行な受け面21となっている。この受け面21の高さは、本体部15の下面よりも高い位置に設定されている。受け面21における外側縁部には、ロックアーム14がロック解除姿勢へ弾性撓みするときの張出部20(操作部19)の変位方向に対して傾斜したテーパ面21Aが形成されている。また、左右両張出部20の前端縁からは、本体部15の非接触であって、本体部15の左右両側縁に沿って前方へ延出する連結片22が形成されており、連結片22の延出端(前端)は筒状嵌合部12の側壁に連なっている。
また、筒状嵌合部12の左右両側壁には、左右一対の規制片23が第1コネクタハウジング10と一体に形成されている。規制片23は、側壁のうちロックアーム14の前端よりも少し後方の位置から後方へ片持ち状に延出されており、その延出端(後端)は、張出部20の前端よりも後方であり且つ張出部20の後端よりも前方の位置まで延びている。規制片23は、両コネクタハウジング10,30の嵌合方向と平行をなし、且つ本体部15の左右両側面と対向するように直線状に延びている。規制片23の上面は規制面24となっており、規制面24は、ロックアーム14がロック姿勢にある状態では張出部20の受け面21(下面)に対して僅かに間隔を空けて対向している。また、規制片23のうち張出部20の略前半部分及び連結片22の後端部と対応する領域には、その上面における内側(ロックアーム14に近い側)の縁部を斜めに切欠した形態のテーパ面24Aが形成されている。また、規制片23の内側面(ロックアーム14と対向する側面)には、ロック突起18よりも後方の位置をロックアーム14側へ突出させた三角形の突起部25が形成されている。
かかる規制片23は、常には、両コネクタハウジング10,30の嵌合方向と略平行をなす規制位置に保たれているが、前端部(筒状嵌合部12の側壁に連なる端部)を略支点としてロックアーム14から遠ざかる方向へ水平に弾性撓みしつつ規制解除位置へ弾性撓みし得るようになっている。規制片23が規制位置にある状態(図1及び図4を参照)では、規制面24が張出部20の受け面21と上下方向(ロックアーム14がロック姿勢からロック解除姿勢へ弾性撓みするときの操作部19の変位方向とほぼ同じ方向)に対向するように位置するとともに、テーパ面21A,24A同士が左右にずれて対応しないように位置する。また、規制片23が規制解除位置へ弾性撓みした状態(図2及び図5を参照)では、規制片23の後端部が張出部20よりも更に外側方へ外れるように位置し、規制面24と受け面21が非対応となるとともに、テーパ面21A,24A同士も非対応となる。また、規制位置と規制解除位置の間には、中間復帰位置が設定されており、規制片23が中間復帰位置にある状態(図3及び図6を参照)では、規制面24が受け面21に対して外側方へ外れて非対応となるが、テーパ面21A,24A同士が部分的に上下に対向するようになる。
尚、端子収容部11の上面には、規制片23が規制位置と規制解除位置との間で水平に撓む過程で、常に、規制片23の下面に対して僅かにクリアランスを空けて対向する左右一対の台座状をなす支承部26が形成されている。規制片23は、この支承部26の上面に当接することにより、下方への変位を規制されている。
第2コネクタハウジング30は、前方(第1コネクタハウジング10に対する嵌合方向と同じ方向)へ突出するフード部31を有しており、第2コネクタハウジング30内に収容されている雄形をなす周知構造の第2端子金具32の前端の細長いタブ32Aが、フード部31によって包囲されている。フード部31の上面壁の外面(上面)には、突起状のロック部33が形成されている。ロック部33の前面は、両コネクタハウジング10,30の嵌合方向に対して傾斜したガイド斜面33Aとなっており、ロック部33の後面は、両コネクタハウジング10,30の嵌合方向とほぼ直角な係止面33Bとなっている。
フード部31の上面壁の上面には、ロック部33を左右両側から挟むように位置する一対の規制解除部34が突出形成されている。規制解除部34は、両コネクタハウジング10,30の嵌合方向と平行な方向(前後方向)に直線状に延びたリブ状をなしている。前後方向における規制解除部34の形成範囲は、フード部31(第2コネクタハウジング30)の前端からロック部33の後端とほぼ同じ位置とされ、ロック部33は、左右両規制解除部34の後端部の間に配置されている。規制解除部34のうち前端から約1/3の領域は、幅広部34Wとなっており、規制解除部34のうち幅広部34Wから後端に至る領域は、幅広部34Wよりも幅の狭い幅狭部34Nとなっている。幅広部34Wの内側面と幅狭部34Nの内側面は面一状に連なり、幅広部34Wの外側面と幅狭部34Nの外側面は段差状に連なっている。つまり、幅狭部34Nは、幅広部34Wに比べて外側面部分を切欠することによって幅狭の形態となっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
両コネクタハウジング10,30を嵌合する際には、第1コネクタハウジング10の外面と第2コネクタハウジング30の外面を摘み、フード部31を端子収容部11と筒状嵌合部12の間の空間に進入させる。嵌合の過程では、ロックアーム14とロック部33が当接する直前に、規制解除部34の前端が規制片23の突起部25に当接し、図2に示すように、規制片23を規制位置から規制解除位置へ弾性撓みさせる。この後、図7に示すようにロックアーム14の前端のガイド斜面18Aがロック部33のガイド斜面33Aに当接(干渉)し、そのまま嵌合を進めると、ガイド斜面18A,33Aの傾斜によりロックアーム14がロック姿勢からロック解除姿勢側へ弾性撓みさせられ、ロックアーム14には弾性復元力が蓄勢される。ロックアーム14が弾性撓みする間、突起部25が規制解除部34の幅広部34Wの外側面を摺動することによって規制片23が規制解除位置に保たれるので、規制片23がロックアーム14のロック解除方向への弾性撓みを妨げることはない。また、弾性撓みさせられた規制片23には弾性復元力が蓄勢される。
そして、両コネクタハウジング10,30が正規嵌合状態に至ると、ロック突起18がロック部33を通過するので、ロックアーム14がその弾性復元力によりロック姿勢へ勢い良く弾性復帰し、フード部31の上面壁の上面(外面)に対してロック突起18の下端面が衝突すること、又はロック部33の上端面がロックアーム14の下面に衝突することにより衝突音が発生する。作業者は、この衝突音の発生により、両コネクタハウジング10,30が正規嵌合されたことを知ることができる。そして、ロックアーム14がロック姿勢に復帰すると、ロック突起18の係止面18Bとロック部33の係止面33Bとが係止することにより、両コネクタハウジング10,30が離脱規制されて正規嵌合状態にロックされる(図8を参照)。また、正規嵌合状態では、突起部25が幅広部34Wを通過することにより、規制片23が、それ自身に蓄勢されている弾性復元力によって規制位置側へ弾性復帰するが、突起部25が幅狭部34Nの外側面に当接するので、規制位置までは至らず、規制片23は、図3に示すように規制位置と規制解除位置との間の中間復帰位置に留まる。この状態では、図6に実線で示すように、規制片23のテーパ面24Aとロックアーム14のテーパ面21Aが部分的に対向(ラップ)する。
このように正規嵌合されている両コネクタハウジング10,30を離脱させる際には、ロックアーム14の操作部19を押し下げてロック解除操作を行う。操作の過程では、テーパ面21A,24A同士が当接してそのテーパ面21A,24Aの傾斜により、規制片23が規制解除位置側へ弾性撓みさせられるので、ロックアーム14をロック解除姿勢へ変位させることができる。そして、ロックアーム14がロック解除姿勢に至ると、図8に想像線で示すように、ロック突起18とロックフード部31との係止が解除されてロック解除状態となるので、あとは、両コネクタハウジング10,30を引き離せばよい。
上述のように本実施形態においては、両コネクタハウジング10,30が未嵌合の状態では、規制片23が張出部20(操作部19)の下に潜り込んだ規制位置にあるので、ロックアーム14は、操作部19を下方へ変位させてロック解除姿勢へ撓むことができない。したがって、ロックアーム14をロック解除姿勢へ弾性撓みさせた状態で両コネクタハウジング10,30の嵌合を開始する、という不正な操作を行うことが防止されている。
また、規制片23が第1コネクタハウジング10に一体に形成されているので、規制片23を第1コネクタハウジング10に組み付ける作業が不要となっている。
また、規制解除部34によって規制解除位置へ変位させられた規制片23は、両コネクタハウジング10,30が離脱されると、規制解除部34から解離するのに伴い、規制片23自身に蓄勢されている弾性復元力によって規制位置へ復帰する。したがって、両コネクタハウジング10,30を離脱した後に、再び両コネクタハウジング10,30を嵌合する時には、規制片23を規制位置に戻す手間が省ける。
また、両コネクタハウジング10,30が正規嵌合した状態では、規制片23が規制解除位置と規制位置の間の中間復帰位置へ弾性復帰するので、規制片23の弾性撓み量が低減され、規制片23の塑性変形を回避することができる。
また、規制片23が中間復帰位置にある状態でロックアーム14をロック解除方向へ撓ませる過程では、規制片23とロックアーム14に形成したテーパ面21A,24Aの傾斜により規制片23が規制解除位置側へ変位させられつつロックアーム14のロック解除姿勢への弾性撓みが許容されるようになっているので、正規嵌合状態において両コネクタハウジング10,30を離脱する際には、規制片23を規制解除位置へ変位させる操作を行わなくても、ロックアーム14をロック解除操作するだけでよく、規制片23が中間復帰位置へ弾性復帰していてもロック解除操作に支障を来す虞はない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではロックアームをシーソー状に撓む形態としたが、本発明によれば、ロックアームを片持ち状に延出する形態とし、ロックアームの一端部を支点として傾動するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では規制片を第1コネクタハウジングに一体に形成したが、本発明によれば、規制片を第1コネクタハウジングとは別体部品としてもよい。
(3)上記実施形態では規制片が規制解除位置から規制位置へ弾性復帰するようにしたが、本発明によれば、規制解除位置へ変位させられた規制片が、規制解除部から解離した状態でもそのまま規制解除位置に保持されるようにしてもよい。
(4)上記実施形態では両コネクタハウジングが正規嵌合した状態で規制片が中間復帰位置に弾性復帰するようにしたが、本発明によれば、正規嵌合状態で規制片が規制解除部に留まるようにしてもよい。
(5)上記実施形態では規制片をロックアームの左右両側に一対設けたが、規制片はロックアームの左右いずれか一方の側に設けてもよい。
(6)上記実施形態ではロック部を突起状としたが、本発明によれば、ロック部は凹み状や貫通孔状としてもよい。
実施形態1において両コネクタハウジングの嵌合前の状態をあらわす一部切欠平面図 両コネクタハウジングの嵌合過程をあらわす一部切欠平面図 両コネクタハウジングが正規嵌合した状態をあらわす一部切欠平面図 第2コネクタハウジングと未嵌合の状態における第1コネクタハウジングの背面図 第2コネクタハウジングとの嵌合過程における第1コネクタハウジングの背面図 第2コネクタハウジングと正規嵌合した状態における第1コネクタハウジングの背面図 両コネクタハウジングの嵌合過程をあらわす断面図 両コネクタハウジングが正規嵌合した状態をあらわす断面図
符号の説明
10…第1コネクタハウジング
14…ロックアーム
21A…テーパ面
23…規制片
24A…テーパ面
30…第2コネクタハウジング
33…ロック部
34…規制解除部

Claims (4)

  1. 第1コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングと嵌合可能な第2コネクタハウジングと、
    前記第1コネクタハウジングに設けられ、ロック姿勢からロック解除姿勢への弾性撓みを可能とされたロックアームと、
    前記第1コネクタハウジングに設けられ、前記ロックアームのロック解除姿勢への弾性撓みを規制する規制位置と、前記ロックアームのロック解除姿勢への弾性撓みを許容する規制解除位置との間での変位を可能とされた規制片と、
    前記第2コネクタハウジングに設けられたロック部と、
    前記第2コネクタハウジングに設けられた規制解除部とを備えてなり、
    前記両コネクタハウジングの嵌合過程では、前記規制解除部が前記規制片を規制解除位置へ変位させるとともに、前記ロックアームが前記ロック部との干渉によりロック解除姿勢へ弾性撓みし、
    前記両コネクタハウジングが正規嵌合状態に至ると、前記ロックアームがロック姿勢へ弾性復帰して前記ロック部と係止することで前記両コネクタハウジングを離脱規制状態にロックする構成としたことを特徴とするコネクタ。
  2. 前記規制片が前記第1コネクタハウジングに一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記規制片が弾性撓みしつつ規制解除位置へ変位するようになっていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記両コネクタハウジングが正規嵌合した状態では、前記規制片が、規制解除位置と規制位置の間の中間復帰位置へ弾性復帰し、
    前記規制片が中間復帰位置にある状態で前記ロックアームをロック解除方向へ撓ませる過程では、前記規制片と前記ロックアームのうち少なくとも一方に形成したテーパ面の傾斜により前記規制片が規制解除位置側へ変位しつつ前記ロックアームのロック解除姿勢への弾性撓みが許容されるようになっていることを特徴とする請求項3記載のコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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