JPWO2017026018A1 - 使い捨て下半身用衣料の製造方法 - Google Patents

使い捨て下半身用衣料の製造方法 Download PDF

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Abstract

[課題]伸長性,吸水性,着心地に優れ、製造工程を簡素化して製造コストを抑制することのできる使い捨て下半身用衣料の製造方法を提供すること。[解決手段]使い捨て下半身用衣料の製造方法であって、前記使い捨て下半身用衣料の原材料として、第1の長尺不織布と弾性部材とを少なくとも用意し、前記用意された原材料を、搬送方向に延出させる原材料延出工程と、前記原材料延出工程で延出された前記第1の長尺不織布の一方側面に、少なくとも前記搬送方向に対して伸縮性を有する弾性部材の一方側面を接合し、前記第1の長尺不織布の一方側面に、弾性部材接合領域が設けられた複合シートを形成する複合シート形成工程と、前記複合シート形成工程で形成された前記複合シートの弾性部材接合領域に対し、前記搬送方向に所定間隔毎に脚部穴用の貫通穴を設け、前記脚部穴を形成する脚部穴形成工程と、を少なくとも有する。

Description

本発明は、使い捨て下半身用衣料の製造方法に関し、特には使い捨ての半ズボン,ショーツ,パンツ,おむつなどの製造方法に関する。
従来より、使い捨て衣料としては、旅行用,防災用,病院用,娯楽施設用など簡易的または一時的に使用される下着,寝巻き,おむつなどが知られている。
このような使い捨て衣料は、工場などで大量生産がなされ、容易に入手することができるものである(例えば特許文献1)。
特開2009−97104号公報
しかしながらこのような従来の使い捨て衣料は、伸長性,吸水性,着心地などが悪く、衣料として一定時間着用するのに望ましい機能を十分に有していないものであった。また製造工程が複雑であるために製造コストが高まる傾向にあった。
特に下半身用の使い捨て衣料は、装着後の動作などによって皮膚と密着しやすく、その際に不快感を生ずる場合があり、特に下半身用の使い捨て衣料において、これら問題点の改善が求められているのが実情である。
本発明は、このような実情に鑑みなされたものであって、伸長性,吸水性,着心地に優れ、製造工程を簡素化して製造コストを抑制することのできる使い捨て下半身用衣料の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、上述したような従来技術における課題および目的を達成するために発明されたものであって、
本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前身頃および後身頃から成るウエスト部と、前記ウエスト部から連続する前胴部および後胴部から成る胴部と、前記胴部から連続し脚部穴を有する股下部と、を少なくとも有する使い捨て下半身用衣料の製造方法であって、
前記使い捨て下半身用衣料の原材料として、第1の長尺不織布と弾性部材とを少なくとも用意し、前記用意された原材料を、搬送方向に延出させる原材料延出工程と、
前記原材料延出工程で延出された前記第1の長尺不織布の一方側面に、少なくとも前記搬送方向に対して伸縮性を有する弾性部材の一方側面を接合し、前記第1の長尺不織布の一方側面に、弾性部材接合領域が設けられた複合シートを形成する複合シート形成工程と、
前記複合シート形成工程で形成された前記複合シートの弾性部材接合領域に対し、前記搬送方向に所定間隔毎に脚部穴用の貫通穴を設け、前記脚部穴を形成する脚部穴形成工程と、
を少なくとも有することを特徴とする。
このような製造方法であれば、特に製品の大本である複合シートを形成した時点で、弾性部材接合領域が設けられ、この弾性部材接合領域に貫通穴を設け、脚部穴を形成しているため、特に使い捨て下半身用衣料の伸長性や着心地を左右する股下部周辺に、少ない製造工程で確実に弾性部材を配設することができる。
したがって、特に伸長性や着心地に優れるとともに、製造工程を簡素化して製造コストを抑制することができる。
また、従来の使い捨て下半身用衣料においては、着用した際に脚部穴の周囲に別途足回りギャザーを設けることで、伸縮性を確保することが行われているが、本発明の使い捨て下半身用衣料では、脚部穴を形成した時点で、すでに脚部穴の周りに弾性部材が配設された状態とすることができるため、従来のように別途足回りギャザーを設ける必要がなく、製造コストを抑えることができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程で形成された複合シートが、
前記搬送方向に直交する幅方向の一方側端部から他方側端部に向かって順に、前身頃相当部分と前胴部相当部分と股下部相当部分と後胴部相当部分と後身頃相当部分と、であることを特徴とする。
このように各相当部分を有する複合シートとすれば、複合シートを製品形状に合わせて切断する工程を最小限に留め製造工程を簡素化することができ、製造コストを抑制することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程において、
前記弾性部材接合領域が、前記第1の長尺不織布の一方側面の全面に設けられていることを特徴とする。
このように弾性部材接合領域が全面に設けられていれば、最終製品である使い捨て下半身用衣料の少なくともウエスト部,胴部,股下部が伸縮性を有することとなるため、使用者に心地良くフィットする使い捨て下半身用衣料を少ない製造工程で製造することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程において、
前記弾性部材接合領域が、前記第1の長尺不織布の一方側面の一部分に設けられていることを特徴とする。
このように弾性部材接合領域が一部分に設けられていても、最終製品である使い捨て下半身用衣料の少なくとも股下部周辺が伸縮性を有するよう、この一部分の弾性部材接合領域が股下部周辺に位置するようにしておけば、最低限、股下部周辺が伸縮性を有することとなるため、使用者に心地良くフィットする使い捨て下半身用衣料を少ない製造工程で製造することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記第1の長尺不織布の一方側面の一部分に設けらた弾性部材接合領域が、
前記脚部穴の周縁部の全てに設けられていることを特徴とする。
このように弾性部材接合領域が脚部穴の周縁部の全てに設けられていれば、脚部穴の周縁部が伸縮性を有することとなるため、使用者に心地良くフィットする使い捨て下半身用衣料を少ない製造工程で製造することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記第1の長尺不織布の一方側面の一部分に設けらた弾性部材接合領域が、
前記脚部穴の周縁部の一部に設けられていることを特徴とする。
このように弾性部材接合領域が脚部穴の周縁部の一部であっても、脚部穴の周縁部が一部が伸縮性を有すれば、使用者に心地良くフィットする使い捨て下半身用衣料を少ない製造工程で製造することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記原材料延出工程において、
さらに長尺紙が用意され、
前記複合シート形成工程において、
前記弾性部材の他方側面に、前記長尺紙の一方側面が接合されることを特徴とする。
このように複合シートに長尺紙が設けられていれば、特に吸水性を高めることができ、例えば使用者の汗を素早く使い捨て下半身用衣料で吸水することができる。また長尺紙は、他の原材料と同様に用意するだけであるため、製造工程をほぼ変えることなく、機能を追加することができる。
したがって使用者にとって着心地の良い使い捨て下半身用衣料を少ない製造工程でしかも低コストで製造することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記原材料延出工程において、
さらに第2の長尺不織布が用意され、
前記複合シート形成工程において、
前記弾性部材の他方側面に、前記第2の長尺不織布の一方側面が接合されることを特徴とする。
このように複合シートに第2の長尺不織布が設けられていれば、特に嵩高性を高めることができ、使い捨て下半身用衣料の着心地を高めることができる。また第2の長尺不織布は、他の原材料と同様に用意するだけであるため、製造工程をほぼ変えることなく、機能を追加することができる。
したがって使用者にとって着心地の良い使い捨て下半身用衣料を少ない製造工程でしかも低コストで製造することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記原材料延出工程において、
さらに長尺紙および第2の長尺不織布が用意され、
前記複合シート形成工程において、
前記弾性部材の他方側面に、前記長尺紙の一方側面が接合され、
さらに前記長尺紙の他方側面に第2の長尺不織布が接合されていることを特徴とする。
このように複合シートに長尺紙および第2の長尺不織布が設けられていれば、特に吸水性と嵩高性を高めることができ、使い捨て下半身用衣料の着心地を高めることができる。また長尺紙と第2の長尺不織布は、他の原材料と同様に用意するだけであるため、製造工程をほぼ変えることなく、機能を追加することができる。
したがって使用者にとって着心地の良い使い捨て下半身用衣料を少ない製造工程でしかも低コストで製造することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記原材料延出工程において、
さらに第2の長尺不織布および第3の長尺不織布が用意され、
前記複合シート形成工程において、
前記弾性部材の他方側面に、前記第2の長尺不織布の一方側面が接合され、
さらに前記第2の長尺不織布の他方側面に第3の長尺不織布が接合されていることを特徴とする。
このように複合シートに第2の長尺不織布および第3の長尺不織布が設けられていれば、特に嵩高性を高めることができ、使い捨て下半身用衣料の着心地を高めることができる。また第2の長尺不織布と第3の長尺不織布は、他の原材料と同様に用意するだけであるため、製造工程をほぼ変えることなく、機能を追加することができる。
したがって使用者にとって着心地の良い使い捨て下半身用衣料を少ない製造工程でしかも低コストで製造することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程にて複合シートが形成される前において、
前記長尺紙に、印刷がなされることを特徴とする。
このように長尺紙に印刷がなされていれば、使い捨て下半身用衣料の意匠性をより高めることができ、様々な製品パターンを作り出すことができる。またブランド名や使用される施設名などを付与すれば、宣伝効果を高めることができる。
なお、印刷は長尺紙を用意した際に行っても予め印刷を済ませておいても良いものであり、製造工程をほぼ変えることなく、印刷を追加することができるため、使い捨て下半身用衣料を少ない製造工程でしかも低コストで製造することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程にて複合シートが形成される前において、
前記長尺紙に、エンボス加工が施されることを特徴とする。
このように長尺紙にエンボス加工が施されていれば、長尺紙に脆弱部として、しわ、孔などを形成することができ、複合シートの引張りに追随して長尺紙も伸縮するようにすることができる。また脆弱部により単位面積当たりの吸水性を高めるたり、通気性を高めたりすることができる。さらに、使用者の肌への接触面積を減らすことができるため、着心地を良好なものとすることができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程にて複合シートが形成された後、
前記複合シートを厚さ方向から押圧する押圧工程と、
を有することを特徴とする。
このように複合シートを押圧すれば、取り扱い易い一体的な複合シートとすることができ、また弾性部材とその他の部材とをうまく馴染ませることができる。したがって、その後の製造工程を効率的に行うことができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程を完了した前記複合シートに対し、
前記搬送方向と直交する幅方向の略中間位置で2つ折りの状態に折り返し、前記複合シートの幅方向の一方側端部に対して前記複合シートの幅方向の他方側端部を対向させる2つ折り工程と、
を有することを特徴とする。
このように2つ折りにすれば、使い捨て下半身用衣料を効率的に製造することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記2つ折り工程を完了した前記複合シートに対し、
前記複合シートの幅方向の一方側端部と他方側端部とが対向された箇所と前記脚部穴との間を接合するとともに、前記接合された位置の近傍で、前記対向された前記複合シートと複合シートとを切断し、これにより前身頃および後身頃から成るウエスト部と、前記ウエスト部から連続する前胴部および後胴部から成る胴部と、前記胴部から連続し前記脚部穴を有する股下部と、を形成する製品要部形成工程と、
を有することを特徴とする。
このように2つ折りにされた複合シートを所定の位置で接合および切断すれば、製品要部(ウエスト部,胴部,股下部)を少ない製造工程で完成させることができる。したがって低コストで使い捨て下半身用衣料を製造することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成される前において、
前記複合シートの両側端部に位置する前記前身頃相当部分と後身頃相当部分の所定幅部分を、内方に折り返して接合する両端部折り返し工程と、を有することを特徴とする。
このように両端部が折り返されていれば、使用者が使い捨て下半身用衣料を着用した際に、ウエスト部分に程良いフィット感を付与することができ、より着心地を良好なものとすることができる。また、この両端部は一番引張られ易い位置でもあるため、破損を生じやすい。したがって、両端部が折り返されていれば、使い捨て下半身用衣料の強度が増し、心地良く使用してもらうことのできる使い捨て下半身用衣料を製造することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成された後において、
前記複合シートの両側端部に位置する前記前身頃相当部分と後身頃相当部分の所定幅部分を、内方に折り返して接合する両端部折り返し工程と、を有することを特徴とする。
このように両端部が折り返されていれば、使用者が使い捨て下半身用衣料を着用した際に、ウエスト部分に程良いフィット感を付与することができ、より着心地を良好なものとすることができる。また、この両端部は一番引張られ易い位置でもあるため、破損を生じやすい。したがって、両端部が折り返されていれば、使い捨て下半身用衣料の強度が増し、心地良く使用してもらうことのできる使い捨て下半身用衣料を製造することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成される前において、
前記複合シートの前記前身頃相当部分から前記後身頃相当部分にかけて帯状の弾性シートを配設する弾性シート配設工程と、を有することを特徴とする。
このように弾性シートが配設されていれば、使い捨て下半身用衣料の股下部が直接的に使用者の股間に接触しないようにすることができ、例えば使い捨て下半身用衣料の着用時における抵抗感を抑制することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成された後において、
隣合う前記脚部穴と脚部穴の間の位置であって、前記前身頃相当部分から前記後身頃相当部分にかけて帯状の弾性シートを配設する弾性シート配設工程と、を有することを特徴とする。
このように弾性シートが配設されていれば、使い捨て下半身用衣料の股下部が直接的に使用者の股間に接触しないようにすることができ、例えば使い捨て下半身用衣料の着用時における抵抗感を抑制することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記弾性シート配設工程の後、
さらに前記弾性シート上に吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有することを特徴とする。
このように弾性シート上に吸収体が配設されていれば、使い捨て下半身用衣料の股下部が直接的に使用者の股間に接触しない状態で吸収体により、尿などの水分を吸収することができるため、例えば使い捨て下半身用衣料の着用時における抵抗感を抑制することができるとともに、外観では吸収体が配設されていることを分かり難くすることができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成される前において、
前記脚部穴となりうる部分と前記脚部穴となりうる部分との間の位置に、吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有することを特徴とする。
このように直接的に吸収体が設けられていれば、弾性シートを介して設ける場合よりも部材点数を少なくすることができ、より低コストに吸収体付きの使い捨て下半身用衣料の製造方法を提供することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成された後において、
隣合う前記脚部穴と脚部穴の間の位置に、吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有することを特徴とする。
このように直接的に吸収体が設けられていれば、弾性シートを介して設ける場合よりも部材点数を少なくすることができ、より低コストに吸収体付きの使い捨て下半身用衣料の製造方法を提供することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記製品要部形成工程の後、
さらに、要部が形成された製品を裏返す裏返し工程と、を有することを特徴とする。
このように裏返し工程を有していれば、直ぐに使用可能な状態で使い捨て下半身用衣料を使用者に提供することができるため、製品を製造する上ではより好ましい。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程において、
前記複合シートを搬送方向に引き延ばした状態で前記貫通穴が形成されることを特徴とする。
このように複合シートを引き延ばした状態で貫通穴が形成されていれば、引き延ばし量を何段階かに設定しておくことで、複数のサイズの使い捨て下半身用衣料を同一の製造ラインにて製造することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程の後、
前記脚部穴を境にして複合シートを横断するように切断する切断工程と、を有し、
これにより、前身頃および後身頃から成るウエスト部と、前記ウエスト部から連続する前胴部および後胴部から成る胴部と、前記胴部から連続し脚部穴を有する股下部と、を形成することを特徴とする。
このように、脚部穴を形成した後、直ぐに切断を行えば、いわゆる展開された状態の使い捨て下半身用衣料を製造することができる。したがって、使用者が寝たままの状態であっても、使い捨て下半身用衣料を装着したり、交換することが容易にできる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記切断工程の後、
切断によって形成された前記後身頃の両端部に、前記前身頃と係止される係止部材がそれぞれに設けられることを特徴とする。
このように係止部材が設けられれば、この係止部材が前身頃の表面に係止され、使い捨て下半身用衣料を使用者に確実にフィットさせることができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記切断工程の後、
隣合う前記脚部穴と脚部穴の間の位置に、吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有することを特徴とする。
このように吸収体を有していれば、特におむつ用途として使い捨て下半身用衣料を用いることができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記切断工程の後、
隣合う前記脚部穴と脚部穴の間の位置であって、前記前身頃から前記後身頃にかけて帯状の弾性シートを配設する弾性シート配設工程と、を有することを特徴とする。
このように弾性シートが配設されていれば、使い捨て下半身用衣料の股下部が直接的に使用者の股間に接触しないようにすることができ、例えば使い捨て下半身用衣料の着用時における抵抗感を抑制することができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記弾性シート配設工程の後、
さらに前記弾性シート上に吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有することを特徴とする。
このように弾性シート上に吸収体が配設されていれば、使い捨て下半身用衣料の股下部が直接的に使用者の股間に接触しない状態で吸収体により、尿などの水分を吸収することができるため、例えば使い捨て下半身用衣料の着用時における抵抗感を抑制することができるとともに、外観では吸収体が配設されていることを分かり難くすることができる。
本発明によれば、伸長性,吸水性,着心地に優れ、製造工程を簡素化して製造コストを抑制することのできる使い捨て下半身用衣料の製造方法を提供することができる。
特に、従来の使い捨て下半身用衣料においては、着用した際に脚部穴の周囲に別途足回りギャザーを設けることで、伸縮性を確保することが行われているが、本発明の使い捨て下半身用衣料では、脚部穴を形成した時点で、すでに脚部穴の周りに弾性部材が配設された状態とすることができるため、従来のように別途足回りギャザーを設ける必要がなく、製造コストを抑えることのできる使い捨て下半身用衣料の製造方法を提供することができる。
図1は、本発明の製造方法にて製造される使い捨て下半身用衣料の概略斜視図である。 図2は、図1に示した使い捨て下半身用衣料の概略展開図である。 図3は、本発明の製造方法にて製造される別の使い捨て下半身用衣料の概略斜視図である。 図4は、図3に示した使い捨て下半身用衣料の概略展開図である。 図5は、本発明の製造方法にて製造される別の使い捨て下半身用衣料の概略斜視図である。 図6は、図5に示した使い捨て下半身用衣料の概略展開図である。 図7は、本発明の製造方法にて製造される別の使い捨て下半身用衣料の概略斜視図である。 図8は、図7に示した使い捨て下半身用衣料の概略展開図である。 図9は、本発明の製造方法にて製造される別の使い捨て下半身用衣料の概略斜視図である。 図10は、図9に示した使い捨て下半身用衣料の概略展開図である。 図11は、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造工程図において、複合シート形成工程までを示した工程図である。 図12(a)は、図11に示した複合シート形成工程で形成された複合シートの概略上面図、図12(b)は、図12(a)に示した複合シートのA−A線による概略断面図である。 図13は、エンボス加工が施された複合シートの概略斜視図である。 図14は、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造工程図において、両端部折り返し工程を説明するための工程図である。 図15は、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造工程図において、脚部穴形成工程を説明するための工程図である。 図16は、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造工程図において、2つ折り工程を説明するための工程図である。 図17は、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造工程図において、製品要部形成工程を説明するための工程図である。 図18は、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造工程図において、弾性シート配設工程,吸収体配設工程,裏返し工程を説明するための工程図である。 図19は、本発明の使い捨て下半身用衣料の別の製造工程図において、複合シート形成工程までを示した工程図である。 図20は、図19に示した製造工程にて得られた複合シートを示した概略断面図である。 図21は、本発明の使い捨て下半身用衣料の別の製造工程図において、複合シート形成工程までを示した工程図である。 図22は、図21に示した製造工程にて得られた複合シートを示した概略断面図である。 図23は、本発明の使い捨て下半身用衣料の別の製造工程図において、複合シート形成工程までを示した工程図である。 図24は、図23に示した製造工程にて得られた複合シートを示した概略断面図である。 図25は、本発明の使い捨て下半身用衣料の別の製造工程図において、複合シート形成工程までを示した工程図である。 図26は、図25に示した製造工程にて得られた複合シートを示した概略断面図である。 図27は、本発明の使い捨て下半身用衣料の別の製造工程図において、脚部穴を形成する前に、弾性シートおよび吸収体を複合シートに接合した製造工程を示した工程図である。 図28は、本発明の使い捨て下半身用衣料の別の製造工程図において、脚部穴を形成する前に、弾性シートのみを複合シートに接合した製造工程を示した工程図である。 図29は、本発明の使い捨て下半身用衣料の別の製造工程図において、脚部穴を形成する前に、吸収体のみを複合シートに接合した製造工程を示した工程図である。 図30は、本発明の使い捨て下半身用衣料の別の製造工程図において、脚部穴を形成した後に、直ぐに切断工程にて切断を行う製造工程を示した工程図である。 図31は、本発明の使い捨て下半身用衣料の別の製造工程図において、切断工程の後、後身頃に係止部材を接続し、さらに股下部に吸収体を接合させる製造工程を示した工程図である。 図32は、第1の長尺不織布上の一部分に設けられた弾性部材について説明するための説明図であり、図32(a)は股下部にのみ弾性部材が接合された説明図、図32(b)は股下部の一部にのみ弾性部材が接合された説明図、図32(c)は股下部の脚部穴の周囲にのみ弾性部材が接合された説明図である。 図33は、弾性部材の弾性糸条の形状パターンを示したパターン図であり、図33(a)は円弧状のパターン図、図33(b)は波状を反転して繰り返したパターン図、図33(c)は波状を繰り返したパターン図、図33(d)はジグザグ状のパターン図、図33(e)は格子状のパターン図、図33(f)は網目状のパターン図である。 図34は、脚部穴形成工程の後、両端部折り返し工程がなされた製造工程を示した工程図である。
以下、本発明について図面に基づいてより詳細に説明する。
本発明は、使い捨て下半身用衣料の製造方法に関し、特には使い捨ての半ズボン,ショーツ,パンツ,おむつ(パンツ型おむつ,テープ型おむつ)など下半身に装着する使い捨ての衣料の製造方法に関するものである。
なお、本明細書中において、前身頃相当部分,後身頃相当部分,前胴部相当部分,後胴部相当部分,股下部相当部分とは、前身頃,後身頃,前胴部,後胴部,股下部を形成する前の段階における複合シートの各部位を便宜的に称したものである。
さらに本明細書中において、「使い捨て」とは、1回の使用で廃棄するものに限らず、使用用途や目的に応じて短期間の使用や複数回の洗濯に耐えうるものも含まれるものである。
また、本明細書の図面中の矢印は、搬送方向を示したものである。
以下、本製造方法によって得られる使い捨て下半身用衣料の構造について説明し、その後、使い捨て下半身用衣料の製造方法について説明する。
<<使い捨て下半身用衣料10>>
本発明の製造方法によって得られる使い捨て下半身用衣料10は、図1に示したように、まず前身頃20aおよび後身頃20bから成るウエスト部20と、このウエスト部20から連続する前胴部22aおよび後胴部22bから成る胴部22と、この胴部22から連続し一対の脚部穴26,26を有する股下部24と、を有している。なお、図中、点線に付された符号52は、後述する弾性部材であり、点線の描かれた方向が、弾性部材の伸縮方向である。本図においては、図を見易くする目的で、弾性部材の図示をあえて使い捨て下半身用衣料10の外側のみとしている。
また、図中、符号30は、後述する両端部折り返し工程で折り返された折り返し部である。
そして、前身頃20aから後身頃20bにかけてU字状に帯状の弾性シート40が設けられ、この弾性シート40の股下部24上の位置には、吸収体44が配設されている。
弾性シート40は、前身頃20aから後身頃20bにかけてU字状となるように橋渡しされており、弾性シート40の両端部のみ、前身頃20aおよび後身頃20bと接合され、他の部分は股下部24や胴部22などと接合されておらず、すなわち宙吊りの状態となっている。
これにより、使い捨て下半身用衣料10を着用した際に、使用者の股部に使い捨て下半身用衣料10の股下部24が直接的に接触せず、着心地を良好なものとしている。
また弾性シート40に接合された吸収体44は、尿,血液,水分などを吸収するためのものであり、従来より公知のものを用いることができる。すなわち、おむつや生理用品などに用いられる吸収体と同様のものを用いることができる。特に宙吊りにされた弾性シート40に吸収体44を接合することにより、外観からして吸収体44が設けられていると分かり難く、使用者にとって着用時における抵抗感を和らげることができる。
また、図1に示した使い捨て下半身用衣料10は、展開すると図2に示したようなシート状となる。前身頃20aおよび前胴部22aの左右両端部32a,32bと、後身頃20bおよび後胴部22bの左右両端部33a,33bとが、それぞれに接合されることで、図1に示したような使い捨て下半身用衣料10が形成される。図1および図2中、符号31a,31b,42は接合部である。
なお、使い捨て下半身用衣料10は、図1および図2に示した形態の他、図3および図4に示したように、吸収体44がなく、弾性シート40のみが設けられた形態、図5および図6に示したように、股下部24に直接的に吸収体44が接合された形態、図7および図8に示したように弾性シート40および吸収体44が無く、ウエスト部20と胴部22と股下部24のみからなる形態、図9および図10に示したように股下部24に直接的に吸収体44が接合され、後身頃20bの左右両端部33a,33bに設けられた係止部材98,98と前身頃20aの左右両端部32a,32bとが係止部材98,98を介して着脱可能となる形態など、要はウエスト部20と胴部22と股下部24とを最低限有する使い捨て下半身用衣料10であれば、如何なる形態でも構わないものである。
以下、このようにして構成される使い捨て下半身用衣料10の製造方法について説明する。
<<使い捨て下半身用衣料の製造方法>>
[第1の実施例]
<原材料延出工程>
使い捨て下半身用衣料10の製造方法としては、まず図11および図12に示したように、使い捨て下半身用衣料10の原材料として、第1の長尺不織布50,弾性部材52,長尺紙54,第2の長尺不織布56を用意し、用意された原材料を矢印で示した搬送方向に延出させる(原材料延出工程)。
ここで各原材料は、ロール状に巻装されてなる長尺状のものを用いることが好ましいが、例えば折り畳まれていてもシート状のままでも構わないものである。なお第1の長尺不織布50および第2の長尺不織布56は、繊維を縦と横に織って作られる布帛以外の布を指すものである。
原材料延出工程で延出される第1の長尺不織布50,弾性部材52,長尺紙54,第2の長尺不織布56は全て公知のものであり特に限定されるものではないが、例えば以下のものが挙げられる。
(第1の長尺不織布50および第2の長尺不織布56)
第1の長尺不織布50および第2の長尺不織布56としては、天然繊維(植物繊維(セルロース高分子)、動物繊維(タンパク質高分子)など)の他、精製繊維(リヨセル,テンセルなど)、レーヨン,ビスコースレーションなどの再生繊維、アセテートなどの半合成繊維、ナイロンなどの合成繊維、アクリルなどの合成繊維、PP,PE,PETなどの化学繊維が、1種単独または2種以上併合されたものが挙げられる。
また、上記した長尺不織布の種類は特に限定されるものではなく、スパンボンド不織布、サーマルボンド不織布、スパンレース不織布、乾式不織布、湿式不織布、メルトブロー不織布、ケミカルボンド不織布、ニードルパンチ不織布、ステッチボンド不織布、スチームジェット不織布などを用いることが好ましくが、中でもスパンボンド不織布、サーマルボンド不織布、スパンレース不織布がより好ましい。
(弾性部材52)
弾性部材52としては、少なくとも搬送方向に対して伸縮性を有するものであれば良く、複数の弾性糸条58が複数所定間隔毎に配置されたもの、または通気穴や切り込みを複数備え、全面方向に伸縮性を有する、または搬送方向に対して伸縮性を有するシート状のものなどを用いることができる。
弾性部材52として弾性糸条58を用いる場合には、弾性糸条58を20本以上用いることが好ましい。この場合には、図12(b)に示したように、各弾性糸条58の外表面に接合手段76を設けることで、後述する複合シート70から弾性糸条58が抜け落ちるのを確実に防止することができる。
弾性部材52の材質としてはウレタン、シリコンなどをベースとしたゴム、その他の合成材料からなるゴム、天然ゴムなどが挙げられる。
(長尺紙54)
長尺紙54としては、材料として天然繊維を用いることが好ましいが、レーヨン等の再生繊維等も用いることもできる。
天然繊維の例としては、パルプ、ケナフ、竹繊維、藁、綿、繭糸、サトウキビ等を挙げることができ、中でもパルプを用いることが好ましい。パルプは、木材パルプ、合成パルプ、古紙パルプ等からなってもよいものである。
さらに、原料パルプとして、トイレットペーパー材料を用いることもできる。この場合には、例えば赤松、エゾ松、トド松、ダグラスファー、ヘムロック、スプルースなどの針葉樹から得られる針葉樹晒クラフトパルプとブナ、ナラ、カバ、ユーカリ、オーク、ポプラ、アルダーなどの広葉樹から得られる広葉樹晒クラフトパルプを配合してなるものを用いることもできるが、針葉樹晒クラフトパルプからなる原料パルプを用いることが製造上の観点から好ましい。
また、パルプ材の配合が、30%以上であることが好ましく、50%以上であることがより好ましい。さらに、望ましくは、80%以上であることが好ましい。
パルプの配合を上記した割合とすれば、長尺紙54の全体としての柔軟性を向上させたり、製造時の生産効率を向上させたりすることができる。また、パルプの配合を高くすることにより、廃棄後にその廃棄物が例えば土中などにおいて分解されやすくすることができる。したがって、環境負荷をより低減し、環境面に対する配慮をより向上させることができる。
なお、上記した不織布に上記パルプを配合したものでもよい。つまり、スパンレース不織布に上記パルプを配合したものでもよい。また、エアレイド不織布に上記パルプを配合したものでもよい。
さらに、長尺紙54そのものは単層であることが好ましいが、複数層であっても良い。複数層とした場合には、互いの紙の厚さや材料などは適宜選択することができ、同じものを用いてもまた2種以上を併用しても良い。
また長尺紙54の好ましい目付量は、材料により異なるが、例えば単層であれば7〜50g/m2が好ましく、10〜30g/m2がより好ましい。
<複合シート形成工程>
次いで、図11および図12に示したように、原材料延出工程で延出された第1の長尺不織布50の一方側面に、少なくとも搬送方向に対して伸縮性を有する弾性部材52の一方側面を接合し、第1の長尺不織布50の一方側面に、弾性部材接合領域60を形成する。
さらにこの弾性部材接合領域60の弾性部材52の他方側面に、長尺紙54の一方側面が接合され、さらに長尺紙54の他方側面に第2の長尺不織布56が接合される。これにより図12(b)に示したような断面構造を有する複合シート70が形成される(複合シート形成工程)。なお、符号28は、使用者が使い捨て下半身用衣料10を着用した際に、肌と接する肌接触面であるが、第2の長尺不織布56が肌接触面であってもよいものである。
複合シート70は、図12(a)に示したように、搬送方向と直交する幅方向に、一方側端部70aから他方側端部70bに向かって順に、前身頃相当部分20c,前胴部相当部分22c,股下部相当部分24a,後胴部相当部分22d,後身頃相当部分20dを有している。
複合シート70は、単にそのまま積層された状態でも良いが、複合シート70を厚さ方向から押圧手段72で押圧すれば、特に長尺紙54を柔らかくすることができ、後に完成された使い捨て下半身用衣料10の着心地を良好なものとすることができる。
押圧手段72としては特に限定されるものではないが、例えば平面ロール,凹凸ロールなどが挙げられる。
複合シート70を構成する各部材間の接合については、特に限定されるものではなく、公知の接合手段76,78を用いることができるが、例えばホットメルト系接着剤、有機溶剤系接着剤又は水溶性接着剤を用いることが好ましく、中でもホットメルト系接着剤がより好ましい。
ホットメルト系接着剤としては、公知の接着剤、例えば、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)系、PO(ポリオレフィン)系、PA(ポリアミド)系、SR(合成ゴム)系、ACR(アクリル)系、PUR(ポリウレタン・湿気硬化型)系等、がいずれも好適に用いられる。これらは、1種単独で使用しても、2種以上が併用されても良い。
これら接着剤の塗布方法としては、面状塗布、線状塗布、点状塗布、連続塗布、間欠塗布、スパイラル塗布、波状塗布、ブロック塗布、ストライプ塗布、千鳥塗布の少なくともいずれかの塗布方法によりなされることが好ましい。
なお、弾性部材52として複数の弾性糸条58を用いた場合には、図12(b)に示したように、各弾性糸条58の外表面に接合手段76として接着剤を塗布し、この状態で弾性部材52の一方側面に第1の長尺不織布50を接合し、さらに弾性部材52の他方側面に長尺紙54の一方側面を接合すれば良い。本図において、長尺紙54はジグザグに表現されているが、これは後述するエンボス加工によって施された凹凸を便宜的に表したものであって、形状を限定するものではないものである。
また、第1の長尺不織布50の一方側面に形成された弾性部材接合領域60は、第1の長尺不織布50の一方側面の全面に設けられているか、または最低限、第1の長尺不織布50の一方側面の一部分に設けられている。
弾性部材接合領域60が第1の長尺不織布50の一方側面の全面に設けられていれば、最終製品である使い捨て下半身用衣料10のウエスト部20,胴部22,股下部24の全ての部位が図1または図2において左右の方向に伸縮性を有することとなるため、使用者に心地良くフィットする使い捨て下半身用衣料10を製造することができる。
また、弾性部材接合領域60が一部分に設けられていても、最終製品である使い捨て下半身用衣料10の少なくとも股下部24周辺が伸縮性を有するよう、この一部分の弾性部材接合領域60が股下部24周辺に位置するようにしておけば、最低限、股下部24周辺が図1または図2において左右の方向に伸縮性を有することとなるため、使用者に心地良くフィットする使い捨て下半身用衣料10を製造することができる。
ここで弾性部材52の他方側面に接合される長尺紙54は、複合シート70が形成される前に、予めエンボス手段12にてエンボス加工が施されると良い。
長尺紙54へのエンボス加工により、長尺紙54に脆弱部としてしわを設けたり、抜き孔、パンチング、適度な孔、裂孔、切り込みなどを施すことができる。
しわは、複合シート70の引張りに追随して長尺紙54も伸縮するようにするためのものであるとともに、後述する印刷手段14での印刷では表現できないような、立体的なデザイン、見る角度によりニュアンスの異なるデザインなどを表現するためのものでもある。さらに別の効果としては、使い捨て下半身用衣料10において、使用者の肌や陰部が透けて見えてしまうことを防止する側面もある。この際、遮光率75%以上であれば、使用者の肌や陰部が透けて見えることがなく、使用者の装着時における抵抗感を和らげることができる。
また孔は、通気性を向上させたり、長尺紙54に伸縮性を持たせるためのものである。
エンボス加工によって付されるしわの形状例としては、例えば図13に示した斜視図のように、断面形状として搬送方向に波打つように繰り返し付された波状の凹凸が挙げられる。なお、エンボス加工は、長尺紙54の全面に設けられていても、部分的に設けられていても良く、特に限定されるものではなく、所望の位置を適宜選択して設けることが望ましい。
このようなエンボス加工が施される長尺紙54は、エンボス加工の前に印刷手段14にて印刷がなされても良い。
印刷は、例えばインクジェット、フレキソ印刷などの手法を用いることができ、特にフレキソ印刷を用いることが好ましい。また印刷の表面は、ニス引き加工を行ったり、バインダーを加えたりすることにより、色落ち防止処理がなされていてもよい。バインダーとしては、PVA、CMC、EVA、アクリル、ラッカーなど、公知の材料が挙げられる。また、色落ち防止処理がなされているインクを使用することもできる。
なおフレキソ印刷法では、版と長尺紙54との間の接触面積が小さくて済む、印圧が低いなどの利点がある。このため、版から長尺紙54を剥がし易く、特に薄い長尺紙54に印刷をする場合に好適である。
また、フレキソ印刷法は、使えるインクの種類が多く、この点で特にノズルを通してインクを吐出させるインクジェット印刷法と比べ、インク粘度に縛られるなどの弊害が少なく自由度が高い。なお、エンボス加工後の長尺紙54に印刷として絵柄を表す場合、版によって印刷される絵柄は、弾性部材52の伸縮方向(搬送方向)に長尺紙54を引き延ばしておくことで、使用時に使い捨て下半身用衣料10の外観に所望の絵柄が表れるようにすることができる。
なお、印刷を行う際の原料中に、消臭剤、虫避剤、香料、防水剤、抗菌剤、防汚剤、柔軟剤の少なくとも一つを含有させても良い。
(消臭剤)
消臭剤の具体例としては、カテキン類やタンニン類などの植物からの抽出物であるカテキン、エピガロカテキン、ガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレード、ガロタンニン、エラジタンニンや鉄−アスコルビン酸キレート化合物、ジルコニウムの水酸化物、ランタノイドの水酸化物、Zn、Cu、Fe、等の金属塩(例えばZnSO4)、等が挙げられる。また、吸着作用によるもの、例えば、活性炭、ゼオライト、シリカ、セラミック、大谷石、木炭高分子、等、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーン等、のほか、クエン酸・コハク酸等の有機酸、硫酸・ホウ酸・リン酸等の無機酸、イオン交換体、アニオン・アンモニア・アミン類・アルケン・アルキン・芳香族等の求核剤、カチオン・フッ化ホウ素・塩化アルミニウム・臭化鉄・塩化亜鉛・アセトン等の求電子剤等、等が挙げられる。これらの消臭剤は、1種単独で使用してもよく、2種以上が併用されてもよい。尚、本発明に適用可能な消臭剤はこれらに限定されるものではない。
(虫避剤)
虫避剤の具体例としては、N,N−ジメチル−m−トルアミン(DEET)、ジプロピルピリジン−2,5−ジカルボキシレート、ピレチリン、ジメチルフタレート、2,3:4,5−ビス(2−ブチレン)テトラヒドロフルフラール、シトロネラ、ゲラニオール、レモングラス油(精油)、オイゲノール、p−メンタン−3,8−ジオール、エチルブチルアセチルアミノプロピオネート、1−ピペリジンカルボン酸及び2−(2−ヒドロキシエチル)−エステル1−メチルプロピル−エステル、等が挙げられる。また、天然の植物精油、シトロネラ油、レモングラス油、シナモン油、ユーカリ油、クローブ油、シナモン油、レモンユーカリ油、ヒバ油、ラベンダー油、オレンジ油、グレープフルーツ油、シダーウッド油、ゼラニウム油、タイムホワイト油、ハッカ油、等のほか、シトロネラール、シトロネロール、シトラール、リナロール、ジヒドロリナロール、テトラヒドロリナロール、デヒドロリナロール、テルピネオール、メントール、メンタン、p−メンタン−3,8−ジオール、カンフェン、メチルサリシレート、ピネン、リモネン、ゲラニオール、ボルネオール、ゲラニルフォーメート、等の成分を含有する精油、等が挙げられる。これらの虫避剤は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
(香料)
香料の具体例としては、例えば、オレンジ、レモン、ライム、ピーチ等の果物、ばらやラベンダー等の花、ミント、白檀等(草木)の精油、等が好適に選択される。通常、芳香成分は、油性または水−アルコール溶性のものである。油性の香料としては、例えば、フェニルエチルアルコール、リナロール、ジャスモン、ヘキシルシナミックアルデヒド、α−リネモン、α−ピネン、ブロムスチロール、シトロネラール、コロラール、テルピオネール、メントール、桂皮酸、等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
(抗菌剤)
抗菌剤の具体例としては、例えば、抗菌性のあるカルベンダジム誘導体、等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
(防汚剤,柔軟剤)
防汚剤や柔軟剤としては、頭髪のリンス剤や衣類の柔軟仕上げ剤として汎用されているアルキル化4級アンモニウム塩、等のカチオン性界面活性剤が好適に用いられる。例えば、塩化ジココイルジメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、等が挙げられる。また、前記防汚剤や柔軟剤として、グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、流動パラフィン、等も好適に用いられる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
<両端部折り返し工程>
次いで、図14に示したように、複合シート70の一方側端部70aに位置する前身頃相当部分20cと、他方側端部70bに位置する後身頃相当部分20dの所定幅部分を、折り返し手段80を介して内包に折り返して接合する(両端部折り返し工程)。図中、符号30は折り返し部である。
このように複合シート70の前身頃相当部分20cと後身頃相当部分20dの所定幅部分が内方に折り返されていれば、使用者が使い捨て下半身用衣料10を着用した際に、腰に程良いフィット感を付与することができ、より着心地を良好なものとすることができる。
また、この折り返された両端部70a,70bは、使い捨て下半身用衣料10を着用した際に一番引張られ易い位置でもあり破損を生じやすい。しかしながら両端部70a,70bが内方に折り返されていれば、使い捨て下半身用衣料10の強度が増し、心地良く使用することができる。
折り返された両端部70a,70bの接合方法は特に限定されるものではなく、前述したような接着剤を用いる他、超音波接合など、如何なる接合手段も用いることができる。
<脚部穴形成工程>
次いで、図15に示したように、一方側端部70aと他方側端部70bとが内方に折り返された複合シート70の弾性部材接合領域60に対し、穴開け手段84を介して搬送方向に所定間隔毎に脚部穴26用の貫通穴82を設け、脚部穴26を形成する(脚部穴形成工程)。
穴開け手段84は、特に限定されないものであるが、例えばダイカットロールなどを用いることができる。
脚部穴26形成の際には、複合シート70をそのままの状態、すなわち無負荷の状態で貫通穴82を形成しても良いが、複合シート70を搬送方向に引き延ばした状態で貫通穴82を形成しても良い。
引き延ばしてから貫通穴82を形成する際には、引き延ばし量を何段階かに設定しておくことで、複数のサイズ(例えばSサイズ,Mサイズ,Lサイズなど)の使い捨て下半身用衣料10を同一の製造ラインにて製造することができる。
<2つ折り工程>
次いで、図16に示したように、脚部穴形成工程にて脚部穴26が形成された複合シート70に対し、2つ折り手段86を介して搬送方向と直交する幅方向の略中間位置で2つ折りの状態に折り返し、複合シート70の幅方向の他方側端部70bに対して複合シート70の幅方向の一方側端部70aを対向させる(2つ折り工程)。なお、図16中、符号86aは折板、86bは押し部であり、両部材で2つ折り手段86が構成されている。
2つ折り手段86については、これに限定されるものではなく、例えば脚部穴26と脚部穴26の間を掴んで持ち上げることで2つ折りにする、または脚部穴26と脚部穴26の間であって、複合シート70の裏側からせり上がり部材(図示せず)がせり上がることで2つ折りにするなど、公知の技術を用いることができる。
<製品要部形成工程>
次いで図17に示したように、2つ折り工程を完了した複合シート70に対し、複合シート70の幅方向の一方側端部70aと他方側端部70bとが対向された箇所と、脚部穴26との間を接合手段88で接合するとともに、接合された位置の近傍で、対向された複合シート70と複合シート70とを切断手段90で切断し、これにより前身頃20aおよび後身頃20bから成るウエスト部20と、ウエスト部20から連続する前胴部22aおよび後胴部22bから成る胴部22と、胴部22から連続し脚部穴26,26を有する股下部24と、を形成する(製品要部形成工程)。図17中、符号31aおよび31bは、接合部である。
ここでの接合手段88による接合は、特に限定されず、上述した接合のように接着剤を用いても良いが、超音波シールによって行われても良いし、ヒートシールを用いても良い。
また、対向された複合シート70と複合シート70とを切断した際に、隣接する使い捨て下半身用衣料10との間で不要な切断部材(図示せず)が生ずる場合には、別途切断部材(図示せず)を回収するようにすれば良い。
さらに、接合手段88による接合および切断手段90による切断は、一緒に行っても、別々に行っても良く、順序についても特に限定されるものではないものである。
<弾性シート配設工程>
次いで、図18に示したように、使い捨て下半身用衣料10の脚部穴26と脚部穴26の間の位置であって、前身頃20aから後身頃20bにかけて帯状の弾性シート40を配設する(弾性シート配設工程)。
ここで弾性シート40は、前身頃20aから股下部24を介して後身頃20bに配設され、弾性シート40の両端部のみが前身頃20aおよび後身頃20bと接合され、股下部24には接合されないようにすることが好ましい。すなわち、弾性シート40が前身頃20aと後身頃20bに橋渡しされ、宙吊りとなるようにすることが好ましい。
このように弾性シート40を宙吊りに設けることで、使い捨て下半身用衣料10を使用者が着用した際に、使用者の股部分に股下部24が直接的に接触せず、着心地を良好とすることができる。
なお弾性シート40は、複合シート70と同様の構成のものを用いれば良いが、弾性部材52の伸縮方向が、搬送方向と直交する方向のものとすることが好ましい。すなわち、弾性シート40の長尺方向に少なくとも伸縮するよう弾性部材52が配設されていれば、使い捨て下半身用衣料10を使用者が履いた際に、使い捨て下半身用衣料10の弾性シート40が股部分の動きに合わせてフィットし、食い込みを生ずることがなく、着心地を良好なものとすることができる。
また、弾性シート40の構成と複合シート70の構成は同じであっても、異なっていても構わないものである。
さらに弾性シート40の接合方法は特に限定されるものではなく、前述したような接着剤を用いる他、超音波接合やヒートシールなど、如何なる接合手段も用いることができる。
<吸収体配設工程>
次いで、図18に示したように、弾性シート40の股下部24上に位置する部分に、吸収体44を配設する(吸収体配設工程)。
宙吊りに配設された弾性シート40に吸収体44を設ければ、外観からして吸収体44が設けられていると分かり難く、使用者にとって着用時における抵抗感を和らげることができる。
吸収体44の接合方法についても特に限定されるものではなく、前述したような接着剤を用いる他、超音波接合やヒートシールなど、如何なる接合手段も用いることができる。
また、吸収体44の接続位置は、弾性シート40の股下部24上に位置する部分を例に図示しているが、特に限定されるものではなく、前身頃20aと前胴部22aにかけて設けるなど、使用目的や使用予定者の性別などを考慮して位置決めすれば良いものである。
<裏返し工程>
吸収体44を配設した後、裏返し状態の使い捨て下半身用衣料10を、公知の裏返し手段(図示せず)または手作業にて通常使用の状態に裏返し、これにより、図1に示したような使い捨て下半身用衣料10が得られる(裏返し工程)。
このように本発明によれば、伸長性,吸水性,着心地に優れ、製造工程を簡素化して製造コストを抑制することのできる使い捨て下半身用衣料10の製造方法を提供することができる。
特に、従来の使い捨て下半身用衣料においては、着用した際に脚部穴の周囲に別途足回りギャザーを設けることで、伸縮性を確保することが行われているが、本発明の使い捨て下半身用衣料10では、脚部穴26を形成した時点で、すでに脚部穴26の周りに弾性部材52が配設された状態とすることができるため、従来のように別途足回りギャザーを設ける必要がなく、製造コストを抑えることのできる使い捨て下半身用衣料10の製造方法を提供することができる。
なお、第1の実施例においては、図11および図12に示したような構成の複合シート70を用いているが、特にこの構成に限定されるものではなく、例えば図19および図20に示したような、第1の長尺不織布50の一方側面に弾性部材52の一方側面が接合されているのみの複合シート70、図21および図22に示したような第1の長尺不織布50の一方側面に弾性部材52の一方側面が接合され、さらに弾性部材52の他方側面に長尺紙54の一方側面が接合された複合シート70、図23および図24に示したような第1の長尺不織布50の一方側面に弾性部材52の一方側面が接合され、さらに弾性部材52の他方側面に第2の長尺不織布92が接合された複合シート70、図25および図26に示したような第1の長尺不織布50の一方側面に弾性部材52の一方側面が接合され、弾性部材52の他方側面に第2の長尺不織布92が接合され、さらに第2の長尺不織布92の他方側面に第3の長尺不織布96の一方側面が接合された複合シート70など、要は基準となる第1の長尺不織布50と、少なくとも搬送方向に伸縮性を有する弾性部材52と、を有していれば、複合シート70の構造は如何なる構造であっても良いものである。
各構成部材間の接合方法については、上述した接着剤と同様のものを用いれば良い。
また、第2の長尺不織布92,第3の長尺不織布96についても、前述した長尺不織布と同様のものを用いれば良い。
さらに、複合シート70を形成する前の印刷,エンボス加工について、必須の工程ではなく、適宜選択可能なものである。
また、複合シート70を形成した後の押圧工程,端部の折り返し工程についても、必須の工程ではなく、適宜選択可能なものである。
さらに、弾性シート40や吸収体44を設けなくても、さらにはいずれか一方のみを選択的に設けるようにしても良いものである。吸収体44のみ設ける場合には、股下部24に直接的に吸収体44を接合すれば良い。
[第2の実施例]
第2の実施例は、基本的には第1の実施例と同様であるため、相違点についてのみ説明する。
第2の実施例は、図27に示したように、脚部穴形成工程にて脚部穴26が形成される前に、弾性シート40を複合シート70に接合し、さらに弾性シート40に吸収体44を接合している点において第1の実施例と異なる。
このように脚部穴26を設ける前に、弾性シート40および吸収体44を設けても何ら問題なく、所望の使い捨て下半身用衣料10を製造することができる。
なお、図28に示したように、吸収体44を接合せず、弾性シート40のみを有する使い捨て下半身用衣料10としても良いものである。
[第3の実施例]
第3の実施例は、基本的には第1の実施例と同様であるため、相違点についてのみ説明する。
第3の実施例は、図29に示したように、脚部穴形成工程にて脚部穴26が形成される前に、吸収体44のみを複合シート70に接合している点において第1の実施例と異なる。
このように脚部穴26を設ける前に、吸収体44のみを設けても何ら問題なく、所望の使い捨て下半身用衣料10を製造することができる。
[第4の実施例]
第4の実施例は、基本的には第1の実施例と同様であるため、相違点についてのみ説明する。
第4の実施例は、図30に示したように、脚部穴形成工程にて脚部穴26が形成された後、2つ折り工程を経ることなくそのままの状態で、脚部穴26を境にして複合シート70を横断するように切断手段90を介して切断する切断工程を備え、さらに図31に示したように、切断によって形成された後身頃20bの両端部33a,33bに、前身頃20aと係止される係止部材98,98を接合し、その後、使い捨て下半身用衣料10の股下部24に吸収体44のみを接合している点において、第1の実施例と異なる。
すなわち、第4の実施例は、前身頃20aと後身頃20bがシート状に開くように構成されており、使用者(例えば乳児や高齢者)の股部分に使い捨て下半身用衣料10の股下部24を当ててから後身頃20bの係止部材98,98を前身頃20aの外表面で止めるようにした使い捨て下半身用衣料10(図9および図10)を想定したものである。
なお、係止部材98,98としては、前身頃20aの表面に着実に係止されるようなものであれば、特に限定されるものではなく、例えば機械式ファスナーのオス材,粘着シール,係合フックなどを用いることができる。係止部材98,98の後身頃20bの両端部33a,33bへの接合方法についても特に限定されるものではなく、接着剤や超音波接合など、公知の接合方法を用いて接合することができる。
このような場合にも、脚部穴26の周囲が弾性部材52によって伸縮するため、使い捨て下半身用衣料10の着心地を良好なものとすることができる。
以上、本発明の好ましい実施態様について説明してきたが、本発明はこれに限定されることはないものであり、例えば上記実施例では弾性シート40と吸収体44の配設を別々に行っているが、予め弾性シート40上に吸収体44を配設しておき、この吸収体付きの弾性シート40を配設するようにしても良く、また所望の印刷が予めなされた長尺紙54や所望のエンボス加工が予めなされた長尺紙54を用いても良いものである。
さらに、第4の実施例においては、股下部24に直接的に吸収体44を接合しているが、先に弾性シート40を配設した後、弾性シート40上に吸収体44を接合するようにしても良いものである。
また、上記実施例では、印刷の際の原料中に消臭剤、虫避剤、香料、防水剤、抗菌剤、防汚剤、柔軟剤などを含有しても良いとしたが、長尺紙54の原料中にこれらを含有しても良いものである。
さらに上記実施例では、第1の長尺不織布50の一方側面の全面に弾性部材52が設けられているが、上述したように第1の長尺不織布50の一方側面の一部分に設けられていても良いものである。第1の長尺不織布50の一方側面の一部分に設けられた弾性部材52の例としては、図32(a)に示したように、股下部24にのみ弾性部材52が接合されたり、図32(b)に示したように、股下部24の一部にのみ弾性部材52が接合されたり、図32(c)に示したように、股下部24の脚部穴26,26の周囲にのみ弾性部材52が接合される例が挙げられる。
また上記実施例では、弾性部材52は、少なくとも搬送方向に伸縮性を有していれば、特に限定されないものであり、上記実施例に記載の弾性部材52のように複数の弾性糸条58が直線状のもの以外にも、図33(a)に示したような円弧状、図33(b)に示したような波状を反転して繰り返したもの、図33(c)に示したような波状を繰り返したもの、図33(d)に示したようなジグザグ状、図33(e)に示したような格子状、図33(f)に示したような網目状など、様々な形状であっても良いものである。
さらに上記実施例では、図15に示した脚部穴26を設ける前に、図14に示した折り返し手段80にて、複合シート70の一方側端部70aに位置する前身頃相当部分20cと、他方側端部70bに位置する後身頃相当部分20dとを内方に折り返しているが、この順序が逆であっても良いものである。
すなわち、図34に示したように、穴開け手段84にて貫通穴82を設けた後、折り返し手段80にて、複合シート70の一方側端部70aに位置する前身頃相当部分20cと、他方側端部70bに位置する後身頃相当部分20dとを内方に折り返して折り返し部30,30を形成しても良いものである。
このように本発明の使い捨て下半身用衣料10の製造方法は、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能なものである。
10 使い捨て下半身用衣料
12 エンボス手段
14 印刷手段
20 ウエスト部
20a 前身頃
20b 後身頃
20c 前身頃相当部分
20d 後身頃相当部分
22 胴部
22a 前胴部
22b 後胴部
22c 前胴部相当部分
22d 後胴部相当部分
24 股下部
24a 股下部相当部分
26 脚部穴
28 肌接触面
30 折り返し部
31a 接合部
31b 接合部
32a 端部
32b 端部
33a 端部
33b 端部
40 弾性シート
42 接合部
44 吸収体
50 第1の長尺不織布
52 弾性部材
54 長尺紙
56 第2の長尺不織布
58 弾性糸条
60 弾性部材接合領域
70 複合シート
70a 一方側端部
70b 他方側端部
72 押圧手段
76 接合手段
78 接合手段
80 折り返し手段
82 貫通穴
84 穴開け手段
86 2つ折り手段
86a 折板
86b 押し部
88 接合手段
90 切断手段
92 第2の長尺不織布
96 第3の長尺不織布
98 係止部材
本発明は、上述したような従来技術における課題および目的を達成するために発明されたものであって、
本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前身頃および後身頃から成るウエスト部と、前記ウエスト部から連続する前胴部および後胴部から成る胴部と、前記胴部から連続し脚部穴を有する股下部と、を少なくとも有する使い捨て下半身用衣料の製造方法であって、
前記使い捨て下半身用衣料の原材料として、第1の長尺不織布と弾性部材とを少なくとも用意し、前記用意された原材料を、搬送方向に延出させる原材料延出工程と、
前記原材料延出工程で延出された前記第1の長尺不織布の一方側面に、少なくとも前記搬送方向に対して伸縮性を有する弾性部材の一方側面を接合し、前記第1の長尺不織布の一方側面に、弾性部材接合領域が設けられた複合シートを形成する複合シート形成工程と、
前記複合シート形成工程で形成された前記複合シートの弾性部材接合領域に対し、前記搬送方向に所定間隔毎に脚部穴用の貫通穴を設け、前記脚部穴を形成する脚部穴形成工程と、
を少なくとも有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程で形成された複合シートが、
前記搬送方向に直交する幅方向の一方側端部から他方側端部に向かって順に、前身頃相当部分と前胴部相当部分と股下部相当部分と後胴部相当部分と後身頃相当部分と、である。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程において、
前記弾性部材接合領域が、前記第1の長尺不織布の一方側面の全面に設けられている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程において、
前記弾性部材接合領域が、前記第1の長尺不織布の一方側面の一部分に設けられている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記第1の長尺不織布の一方側面の一部分に設けらた弾性部材接合領域が、
前記脚部穴の周縁部の全てに設けられている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記第1の長尺不織布の一方側面の一部分に設けらた弾性部材接合領域が、
前記脚部穴の周縁部の一部に設けられている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記原材料延出工程において、
さらに長尺紙が用意され、
前記複合シート形成工程において、
前記弾性部材の他方側面に、前記長尺紙の一方側面が接合される。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記原材料延出工程において、
さらに第2の長尺不織布が用意され、
前記複合シート形成工程において、
前記弾性部材の他方側面に、前記第2の長尺不織布の一方側面が接合される。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記原材料延出工程において、
さらに長尺紙および第2の長尺不織布が用意され、
前記複合シート形成工程において、
前記弾性部材の他方側面に、前記長尺紙の一方側面が接合され、
さらに前記長尺紙の他方側面に第2の長尺不織布が接合されている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記原材料延出工程において、
さらに第2の長尺不織布および第3の長尺不織布が用意され、
前記複合シート形成工程において、
前記弾性部材の他方側面に、前記第2の長尺不織布の一方側面が接合され、
さらに前記第2の長尺不織布の他方側面に第3の長尺不織布が接合されている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程にて複合シートが形成される前において、
前記長尺紙に、印刷がなされる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程にて複合シートが形成される前において、
前記長尺紙に、エンボス加工が施される。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程にて複合シートが形成された後、
前記複合シートを厚さ方向から押圧する押圧工程と、
有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程を完了した前記複合シートに対し、
前記搬送方向と直交する幅方向の略中間位置で2つ折りの状態に折り返し、前記複合シートの幅方向の一方側端部に対して前記複合シートの幅方向の他方側端部を対向させる2つ折り工程と、
有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記2つ折り工程を完了した前記複合シートに対し、
前記複合シートの幅方向の一方側端部と他方側端部とが対向された箇所と前記脚部穴との間を接合するとともに、前記接合された位置の近傍で、前記対向された前記複合シートと複合シートとを切断し、これにより前身頃および後身頃から成るウエスト部と、前記ウエスト部から連続する前胴部および後胴部から成る胴部と、前記胴部から連続し前記脚部穴を有する股下部と、を形成する製品要部形成工程と、
有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成される前において、
前記複合シートの両側端部に位置する前記前身頃相当部分と後身頃相当部分の所定幅部分を、内方に折り返して接合する両端部折り返し工程と、を有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成された後において、
前記複合シートの両側端部に位置する前記前身頃相当部分と後身頃相当部分の所定幅部分を、内方に折り返して接合する両端部折り返し工程と、を有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成される前において、
前記複合シートの前記前身頃相当部分から前記後身頃相当部分にかけて帯状の弾性シートを配設する弾性シート配設工程と、を有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成された後において、
隣合う前記脚部穴と脚部穴の間の位置であって、前記前身頃相当部分から前記後身頃相当部分にかけて帯状の弾性シートを配設する弾性シート配設工程と、を有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記弾性シート配設工程の後、
さらに前記弾性シート上に吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成される前において、
前記脚部穴となりうる部分と前記脚部穴となりうる部分との間の位置に、吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成された後において、
隣合う前記脚部穴と脚部穴の間の位置に、吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記製品要部形成工程の後、
さらに、要部が形成された製品を裏返す裏返し工程と、を有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程において、
前記複合シートを搬送方向に引き延ばした状態で前記貫通穴が形成される。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程の後、
前記脚部穴を境にして複合シートを横断するように切断する切断工程と、を有し、
これにより、前身頃および後身頃から成るウエスト部と、前記ウエスト部から連続する前胴部および後胴部から成る胴部と、前記胴部から連続し脚部穴を有する股下部と、を形成する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記切断工程の後、
切断によって形成された前記後身頃の両端部に、前記前身頃と係止される係止部材がそれぞれに設けられる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記切断工程の後、
隣合う前記脚部穴と脚部穴の間の位置に、吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記切断工程の後、
隣合う前記脚部穴と脚部穴の間の位置であって、前記前身頃から前記後身頃にかけて帯状の弾性シートを配設する弾性シート配設工程と、を有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記弾性シート配設工程の後、
さらに前記弾性シート上に吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有する。
このように弾性シート上に吸収体が配設されていれば、使い捨て下半身用衣料の股下部が直接的に使用者の股間に接触しない状態で吸収体により、尿などの水分を吸収することができるため、例えば使い捨て下半身用衣料の着用時における抵抗感を抑制することができるとともに、外観では吸収体が配設されていることを分かり難くすることができる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記第1の長尺不織布の一方側面に、少なくとも前記搬送方向に対して伸縮性を有する弾性部材の一方側面を接合する際において、
前記弾性部材の表面に接着剤が塗布され、前記塗布された接着剤を介して前記第1の長尺不織布の一方側面に弾性部材が接合される。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前身頃および後身頃から成るウエスト部と、前記ウエスト部から連続する前胴部および後胴部から成る胴部と、前記胴部から連続し脚部穴を有する股下部と、を少なくとも有する使い捨て下半身用衣料の製造方法であって、
第1の長尺不織布と、長尺紙と、搬送方向に伸縮性を有する弾性部材と、を搬送方向に搬送し、前記弾性部材に接着剤を塗布し、前記接着剤が塗布された前記弾性部材を介して前記第1の長尺不織布と前記長尺紙とを積層して接合した複合シートを形成する複合シート形成工程と、
前記複合シートを前記搬送方向に引き延ばした状態で、前記接着剤が塗布された前記弾性部材を有する前記複合シートに、前記搬送方向に所定間隔毎に脚部穴用の貫通穴を設け、前記脚部穴を形成する脚部穴形成工程と、
を少なくとも有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記長尺紙の材質が、天然繊維である請求項4に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記弾性部材を介して前記第1の長尺不織布と前記長尺紙とを接合する前に、
前記長尺紙に脆弱化処理が施される。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程に先立って、
前記複合シートの前記搬送方向と直交する幅方向の両側端部を、前記幅方向に所定幅折り返す両端部折り返し工程と、
を有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シートの前記搬送方向への引き延ばし量を数段階に設定でき、
前記脚部穴形成工程は、前記数段階の引き延ばし量の中から選択されたいずれかの引き延ばし量で前記複合シートを引き延ばし、この状態で脚部穴用の貫通穴が形成される。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程において、
前記長尺紙の、前記第1の長尺不織布との接合面とは異なる面に接着剤が塗布され、前記長尺紙に塗布された前記接着剤を介して、前記長尺紙と第2の長尺不織とを接合する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程において、
前記複合シートの全面に複数の弾性部材が設けられる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記股下部に吸収体を接合する工程を有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記長尺紙に消臭剤が含有されている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記長尺紙に抗菌剤が含有されている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脆弱化処理の前に、前記長尺紙に印刷が行われている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
ウエスト部と、前記ウエスト部から連続する胴部と、前記胴部から連続し脚部穴を有する股下部と、を少なくとも有する使い捨て下半身用衣料の製造方法であって、
第1シートと、第2シートと、搬送方向に伸縮性を有する弾性部材と、を搬送方向に搬送し、前記弾性部材に接着剤を塗布し、前記接着剤が塗布された前記弾性部材を介して前記第1シートと前記第2シートとを接合して複合シートを形成する複合シート形成工程と、
前記複合シートを前記搬送方向に引き延ばした状態で、前記接着剤が塗布された前記弾性部材を有する前記複合シートに、前記搬送方向に所定間隔毎に脚部穴用の貫通穴を設け、前記脚部穴を形成する脚部穴形成工程と、
を少なくとも有し、
前記脚部穴形成工程において、前記搬送方向に引き延ばされる前記複合シートの引き延ばし量が、数段階に設定されている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記弾性部材を介した前記第1シートとの接合に先立って、前記第2シートに脆弱化処理が施される。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記第2シートに消臭剤が含有されている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記第2シートに抗菌剤が含有されている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記第1シートが長尺不織布である。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記第2シートが長尺紙である。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記長尺紙の材質が、天然繊維である。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記第1の長尺不織布の一方側面に、少なくとも前記搬送方向に対して伸縮性を有する弾性部材の一方側面を接合する際において、
前記弾性部材の表面に接着剤が塗布され、前記塗布された接着剤を介して前記第1の長尺不織布の一方側面に弾性部材が接合される。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前身頃および後身頃から成るウエスト部と、前記ウエスト部から連続する前胴部および後胴部から成る胴部と、前記胴部から連続し脚部穴を有する股下部と、を少なくとも有する使い捨て下半身用衣料の製造方法であって、
第1の長尺不織布と、長尺紙と、搬送方向に伸縮性を有する弾性部材と、を搬送方向に搬送し、前記弾性部材に接着剤を塗布し、前記接着剤が塗布された前記弾性部材を介して前記第1の長尺不織布と前記長尺紙とを積層して接合した複合シートを形成する複合シート形成工程と、
前記複合シートを前記搬送方向に引き延ばした状態で、前記接着剤が塗布された前記弾性部材を有する前記複合シートに、前記搬送方向に所定間隔毎に脚部穴用の貫通穴を設け、前記脚部穴を形成する脚部穴形成工程と、
有し、
前記弾性部材を介して前記第1の長尺不織布と前記長尺紙とを接合する前に、前記長尺紙に脆弱化処理を施し、前記長尺紙に抜き孔、パンチング、裂孔および切り込みのいずれかからなる脆弱部を形成する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記長尺紙の材質が、天然繊維である。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴形成工程に先立って、
前記複合シートの前記搬送方向と直交する幅方向の両側端部を、前記幅方向に所定幅折り返す両端部折り返し工程と、
を有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シートの前記搬送方向への引き延ばし量を数段階に設定でき、
前記脚部穴形成工程は、前記数段階の引き延ばし量の中から選択されたいずれかの引き延ばし量で前記複合シートを引き延ばし、この状態で脚部穴用の貫通穴が形成される。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程において、
前記長尺紙の、前記第1の長尺不織布との接合面とは異なる面に接着剤が塗布され、前記長尺紙に塗布された前記接着剤を介して、前記長尺紙と第2の長尺不織とを接合する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記複合シート形成工程において、
前記複合シートの全面に複数の弾性部材が設けられる。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脚部穴を形成する前に、前記複合シートに吸収体を接合する工程を有する。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記長尺紙に消臭剤が含有されている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記長尺紙に抗菌剤が含有されている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記脆弱化処理の前に、前記長尺紙に印刷が行われている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
ウエスト部と、前記ウエスト部から連続する胴部と、前記胴部から連続し脚部穴を有する股下部と、を少なくとも有する使い捨て下半身用衣料の製造方法であって、
第1シートと、第2シートと、搬送方向に伸縮性を有する弾性部材と、を搬送方向に搬送し、前記弾性部材に接着剤を塗布し、前記接着剤が塗布された前記弾性部材を介して前記第1シートと前記第2シートとを接合して複合シートを形成する複合シート形成工程と、
前記複合シートを前記搬送方向に引き延ばした状態で、前記接着剤が塗布された前記弾性部材を有する前記複合シートに、前記搬送方向に所定間隔毎に脚部穴用の貫通穴を設け、前記脚部穴を形成する脚部穴形成工程と、
を少なくとも有し、
前記脚部穴形成工程において、前記搬送方向に引き延ばされる前記複合シートの引き延ばし量が、数段階に設定されている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記弾性部材を介した前記第1シートとの接合に先立って、前記第2シートに脆弱化処理が施される。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記第2シートに消臭剤が含有されている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記第2シートに抗菌剤が含有されている。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記第1シートが長尺不織布である。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記第2シートが長尺紙である。
また、本発明の使い捨て下半身用衣料の製造方法は、
前記長尺紙の材質が、天然繊維である。

Claims (29)

  1. 前身頃および後身頃から成るウエスト部と、前記ウエスト部から連続する前胴部および後胴部から成る胴部と、前記胴部から連続し脚部穴を有する股下部と、を少なくとも有する使い捨て下半身用衣料の製造方法であって、
    前記使い捨て下半身用衣料の原材料として、第1の長尺不織布と弾性部材とを少なくとも用意し、前記用意された原材料を、搬送方向に延出させる原材料延出工程と、
    前記原材料延出工程で延出された前記第1の長尺不織布の一方側面に、少なくとも前記搬送方向に対して伸縮性を有する弾性部材の一方側面を接合し、前記第1の長尺不織布の一方側面に、弾性部材接合領域が設けられた複合シートを形成する複合シート形成工程と、
    前記複合シート形成工程で形成された前記複合シートの弾性部材接合領域に対し、前記搬送方向に所定間隔毎に脚部穴用の貫通穴を設け、前記脚部穴を形成する脚部穴形成工程と、
    を少なくとも有することを特徴とする使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  2. 前記複合シート形成工程で形成された複合シートが、
    前記搬送方向に直交する幅方向の一方側端部から他方側端部に向かって順に、前身頃相当部分と前胴部相当部分と股下部相当部分と後胴部相当部分と後身頃相当部分と、であることを特徴とする請求項1に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  3. 前記複合シート形成工程において、
    前記弾性部材接合領域が、前記第1の長尺不織布の一方側面の全面に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  4. 前記複合シート形成工程において、
    前記弾性部材接合領域が、前記第1の長尺不織布の一方側面の一部分に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  5. 前記第1の長尺不織布の一方側面の一部分に設けらた弾性部材接合領域が、
    前記脚部穴の周縁部の全てに設けられていることを特徴とする請求項4に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  6. 前記第1の長尺不織布の一方側面の一部分に設けらた弾性部材接合領域が、
    前記脚部穴の周縁部の一部に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  7. 前記原材料延出工程において、
    さらに長尺紙が用意され、
    前記複合シート形成工程において、
    前記弾性部材の他方側面に、前記長尺紙の一方側面が接合されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  8. 前記原材料延出工程において、
    さらに第2の長尺不織布が用意され、
    前記複合シート形成工程において、
    前記弾性部材の他方側面に、前記第2の長尺不織布の一方側面が接合されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  9. 前記原材料延出工程において、
    さらに長尺紙および第2の長尺不織布が用意され、
    前記複合シート形成工程において、
    前記弾性部材の他方側面に、前記長尺紙の一方側面が接合され、
    さらに前記長尺紙の他方側面に第2の長尺不織布が接合されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  10. 前記原材料延出工程において、
    さらに第2の長尺不織布および第3の長尺不織布が用意され、
    前記複合シート形成工程において、
    前記弾性部材の他方側面に、前記第2の長尺不織布の一方側面が接合され、
    さらに前記第2の長尺不織布の他方側面に第3の長尺不織布が接合されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  11. 前記複合シート形成工程にて複合シートが形成される前において、
    前記長尺紙に、印刷がなされることを特徴とする請求項7または9に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  12. 前記複合シート形成工程にて複合シートが形成される前において、
    前記長尺紙に、エンボス加工が施されることを特徴とする請求項7,9,11のいずれかに記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  13. 前記複合シート形成工程にて複合シートが形成された後、
    前記複合シートを厚さ方向から押圧する押圧工程と、
    を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  14. 前記脚部穴形成工程を完了した前記複合シートに対し、
    前記搬送方向と直交する幅方向の略中間位置で2つ折りの状態に折り返し、前記複合シートの幅方向の一方側端部に対して前記複合シートの幅方向の他方側端部を対向させる2つ折り工程と、
    を有することを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  15. 前記2つ折り工程を完了した前記複合シートに対し、
    前記複合シートの幅方向の一方側端部と他方側端部とが対向された箇所と前記脚部穴との間を接合するとともに、前記接合された位置の近傍で、前記対向された前記複合シートと複合シートとを切断し、これにより前身頃および後身頃から成るウエスト部と、前記ウエスト部から連続する前胴部および後胴部から成る胴部と、前記胴部から連続し前記脚部穴を有する股下部と、を形成する製品要部形成工程と、
    を有することを特徴とする請求項14に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  16. 前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成される前において、
    前記複合シートの両側端部に位置する前記前身頃相当部分と後身頃相当部分の所定幅部分を、内方に折り返して接合する両端部折り返し工程と、を有することを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  17. 前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成された後において、
    前記複合シートの両側端部に位置する前記前身頃相当部分と後身頃相当部分の所定幅部分を、内方に折り返して接合する両端部折り返し工程と、を有することを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  18. 前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成される前において、
    前記複合シートの前記前身頃相当部分から前記後身頃相当部分にかけて帯状の弾性シートを配設する弾性シート配設工程と、を有することを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  19. 前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成された後において、
    隣合う前記脚部穴と脚部穴の間の位置であって、前記前身頃相当部分から前記後身頃相当部分にかけて帯状の弾性シートを配設する弾性シート配設工程と、を有することを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  20. 前記弾性シート配設工程の後、
    さらに前記弾性シート上に吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有することを特徴とする請求項18または19に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  21. 前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成される前において、
    前記脚部穴となりうる部分と前記脚部穴となりうる部分との間の位置に、吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有することを特徴とする請求項1〜17に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  22. 前記脚部穴形成工程にて脚部穴が形成された後において、
    隣合う前記脚部穴と脚部穴の間の位置に、吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有することを特徴とする請求項1〜17に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  23. 前記製品要部形成工程の後、
    さらに、要部が形成された製品を裏返す裏返し工程と、を有することを特徴とする請求項1〜22のいずれかに記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  24. 前記脚部穴形成工程において、
    前記複合シートを搬送方向に引き延ばした状態で前記貫通穴が形成されることを特徴とする請求項1〜23のいずれかに記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  25. 前記脚部穴形成工程の後、
    前記脚部穴を境にして複合シートを横断するように切断する切断工程と、を有し、
    これにより、前身頃および後身頃から成るウエスト部と、前記ウエスト部から連続する前胴部および後胴部から成る胴部と、前記胴部から連続し脚部穴を有する股下部と、を形成することを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  26. 前記切断工程の後、
    切断によって形成された前記後身頃の両端部に、前記前身頃と係止される係止部材がそれぞれに設けられることを特徴とする請求項25に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  27. 前記切断工程の後、
    隣合う前記脚部穴と脚部穴の間の位置に、吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有することを特徴とする請求項25または26に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  28. 前記切断工程の後、
    隣合う前記脚部穴と脚部穴の間の位置であって、前記前身頃から前記後身頃にかけて帯状の弾性シートを配設する弾性シート配設工程と、を有することを特徴とする請求項25または26に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
  29. 前記弾性シート配設工程の後、
    さらに前記弾性シート上に吸収体を配設する吸収体配設工程と、を有することを特徴とする請求項28に記載の使い捨て下半身用衣料の製造方法。
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