JP4312140B2 - 通気性シートの製造方法及び吸収性物品の製造方法 - Google Patents

通気性シートの製造方法及び吸収性物品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、各種印刷模様が施された通気性シートの製造方法、及び該通気性シートを用いた吸収性物品の製造方法に関する。
不織布、合成紙、織物などのような繊維を多量に含むシート状物(繊維状シート)は、通気性を必要とする製品をはじめ、様々な製品の原材料として使用されており、各種模様や製造業者のブランドマークなどの印刷模様を施した製品を製造する場合、その印刷媒体とされることも少なくない。例えば、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品では、吸収性材料に対して非肌当接面側に位置する外装体(裏面シート)をはじめ、多くの部材に不織布が使用されているが、このような吸収性物品の印刷模様は、これまではバックシートなどのフィルム上に印刷されることも多かったが、最近では、外装体や個装用などの不織布部分に施されることもある。この場合の印刷手段としては、従来、グラビア印刷法やフレキソ印刷法などが利用されていたが、最近では、これらの印刷法に代わってインクジェット印刷法が利用されるようになってきている(例えば、特許文献1及び2参照)。インクジェット印刷法は、インクジェットヘッドの微小なノズルからインク滴を吐出させ、これを印刷媒体に付着させることにより印刷模様を形成する印刷法であり、印刷版を必要とせず、比較的簡易な設備でありながら高速印刷が可能であるため、吸収性物品の製造工程に組み込まれた場合には、印刷パターンの異なる多種多様な吸収性物品を効率良く製造することが可能となる。
また、インクジェット印刷法に適したシート状物なども提案されている。例えば、印刷模様の滲みが少なく、印刷後に洗濯しても印刷模様が色褪せないインクジェット印刷可能材料として、セルロース不織布と、天然又は合成ポリマーから形成された不織布を含む層とを接着剤により接着させたものが知られている(特許文献3参照)。
特開昭62−69802号公報 特開2000−266号公報 特開2001−518984号公報
不織布などの繊維状シートに対してインクジェット印刷を行った場合、インク滴が繊維状シートを通り抜けてしまう、いわゆる裏抜けが発生することがあり、製品の製造ラインにおけるガイドロール汚れやガイドロールからの汚れが転写して製品自体をインクで汚すという問題があった。近年は不織布が薄層化してきており、裏抜けしやすい傾向にある。特に、高速インクジェット印刷の場合は、解像度が高いためインク滴が小さく、また、インク滴の吐出速度が大きくなるため、インク滴が繊維状シートを通り抜けやすく、裏抜けの発生率が高い。従って、印刷速度の一層の高速化を目指す観点からも、裏抜けは早急な解決が望まれる問題である。また、裏抜けが発生すると、本来印刷模様の形成に使用されるべきインクの一部が、印刷模様の形成に寄与しないことになるため、印刷濃度が不充分となり、鮮明な印刷模様が得られない場合がある。また、繊維状シート上にインクジェット印刷により形成された印刷模様は、堅牢性に問題があり、わずかな摩擦や水に濡れただけで色材が剥がれ落ちることがある。
従って、本発明の目的は、裏抜けを発生させず、堅牢性に優れた印刷模様が施された通気性シートの製造が可能な通気性シートの製造方法、及び該通気性シートを用いた吸収性物品の製造方法を提供することにある。
本発明は、印刷模様が施された通気性シートの製造方法であって、繊維状シートの一方の面にホットメルト接着剤を塗布した後、該ホットメルト接着剤の塗布部分に又は該繊維状シートの他方の面における該塗布部分と対向する部分に、前記印刷模様をインクジェット印刷により施すことを特徴とする通気性シートの製造方法を提供することにより、前記目的を達成したものである。
また、本発明は、吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に位置する外装体とを具備する吸収性物品の製造方法であって、繊維状シートの一方の面にホットメルト接着剤を塗布した後、該ホットメルト接着剤の塗布部分に又は該繊維状シートの他方の面における該塗布部分と対向する部分に、前記印刷模様をインクジェット印刷により施す工程と、前記印刷模様を施された前記繊維状シートを、施された該印刷模様が外部に露出しないように前記吸収性本体に前記外装体として配置する工程とを有する吸収性物品の製造方法を提供することにより、前記目的を達成したものである。
本発明の通気性シートの製造方法によれば、不織布等の繊維状シートにホットメルト接着剤を塗布した後で、その塗布部分に、あるいは該繊維状シートを介して略反対側に位置する部分(繊維状シートの他方の面における該塗布部分と対向する部分)に、インクジェット印刷により印刷模様を施すようにすることにより、インクジェットヘッドから吐出されたインク滴をホットメルト接着剤で受けるようにしたので、インクの裏抜けが効果的に防止され、製品の製造ラインや製品自体のインク汚れ、印刷速度の低下、画像濃度の低下といった裏抜けに起因する種々の弊害を未然に防止することができる。また、ホットメルト接着剤によりインクの定着性が高まるため、印刷模様の堅牢性が向上し、色落ちしにくい通気性シートが得られる。
また、本発明の吸収性物品の製造方法によれば、印刷模様が施される部材(外装体)を、前記の通気性シートの製造方法に準じた方法により製造するようにしたので、印刷模様の視認性及び堅牢性に優れた吸収性物品が得られる。また、インクが肌に密着して剥離するのを防ぐ観点から、吸収性物品の外装体の外側表面や内側表面のうち、肌に接触する可能性のある部分にはインクを付着させないことが好ましいが、本発明では、前記のように、インクの裏抜けが効果的に防止されるため、肌当接面に不要なインクが付着するおそれがなく、良好な吸収性物品が得られる。
以下、先ず、本発明の通気性シートの製造方法について、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の製造目的物である通気性シートは、繊維状シートに印刷模様が施されたものである。図1は、本発明の通気性シートの製造方法の一実施形態の工程概略説明図である。本実施形態においては、先ず、ロール状に巻かれた繊維状シート1を繰り出し、該繊維状シート1の一方の面にホットメルト接着剤を塗布する。これにより、該繊維状シート1の一方の面に接着剤層(塗布部分)3が形成される。ホットメルト接着剤の塗布は、接着剤塗布装置2を用いて行われる。
上記繊維状シートとしては、セルロースなどの天然繊維及び/又はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステルなどの熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維を主成分とする(該シートの乾燥重量の50重量%以上が繊維である)シート状物が挙げられ、吸水性の繊維のみならず、非吸水性の繊維から構成されるシートも使用できる。該繊維状シートには、粉砕パルプや無機又は有機の顔料成分等を含ませることができる。本発明では、繊維状シートとして、具体例としては不織布を使用することができ、その他、合成紙や織物などを使用することもできる。また、一般に、カード式の不織布には繊維油剤が使用されており、インクの定着性に乏しい面があるが、本発明の製造方法によれば、このような繊維シート(カード式の不織布)に対しても堅牢性の高い印刷模様を施すことができる。また、本発明では、坪量の少ない(厚みの薄い)繊維状シートを使用しても、インクの裏抜けが発生しないため、坪量30g/m2以下の繊維状シートを使用することができる。特に、通気性や柔軟性の観点から、坪量22g/m2以下、特に坪量16g/m2以下の繊維状シートが好ましい。尚、強度の観点から、繊維状シートの坪量は4g/m2以上必要である。
上記ホットメルト接着剤としては、例えば、SIS(スチレン−イソプレン−スチレンブロックポリマー)、SIBS(スチレン−イソプレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマー)、SEBS(スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロックポリマー)、SEPS(スチレン−エチレン−プロピレン−スチレンブロックポリマー)等のスチレン系エラストマー;エチレン・酢酸ビニル系コポリマー;ポリエステル系、アクリル系、ポリオレフィン系等のエラストマー類;ポリイソブチレン、ブチルゴム、ポリイソプレン、天然ゴム等のゴム類等が好ましく用いられる。これらの中でも、特に、スチレン系エラストマーは、繊維状になり易く均一に塗布できるため、本発明で好ましく用いられる。また、ホットメルト接着剤の塗布方式は特に限定されず、コーター方式、スパイラル方式(オメガ方式、デュラウエーブ方式等)、スプレー方式、カーテンスプレー方式など公知のものを利用することができる。
また、接着剤層3(ホットメルト接着剤の塗布部分)は、多数本の繊維状ホットメルト接着剤がランダムに付着し合って形成された網状体であることが好ましい。接着剤層3が、このような網状体(繊維状ホットメルト接着剤の集合体)から形成されることで、接着剤塗布により懸念される通気性の低下を回避することが可能となる。繊維状ホットメルト接着剤の繊維径は、インク滴の吐出による衝撃に堪えうる強度を有し、ある程度緻密な網状体を形成する観点から、0.5〜30μmが好ましい。また、この網状体における繊維状ホットメルト接着剤同士の平均繊維間距離は、インク滴を確実にトラップする観点から、5μm以下が好ましい。該平均繊維間距離は、電子顕微鏡写真を使って求めることができ、1本の線上に交差する繊維数で測定長さを除した値から、繊維径を減ずることにより算出される。
上記網状体は、カーテンスプレー方式を利用することで形成することができる。カーテンスプレー方式を利用した接着剤塗布装置(カーテンスプレーコーター)は、通常、複数の小さな吐出孔群が直線状に配列され、各吐出孔近傍に加熱空気を高速で噴出することのできるエアー噴出口を備えており、このカーテンスプレーコーターによれば、吐出孔から線状に吐出された溶融状態のホットメルト接着剤に対し、加熱空気が高速で吹き付けられることによって、ホットメルト接着剤が細長く引き延ばされた後、破断して、短く細い繊度の繊維状物となる。多数の吐出孔群から吐出されたホットメルト接着剤がこのような短い繊維状物となって、走行している繊維状シート1上へと落下していくので、多数本の繊維状ホットメルト接着剤がランダムに付着し合った網状体が、繊維状シート1上に形成され、接着剤層3が形成されることとなる。
また、接着剤層3(ホットメルト接着剤の塗布部分)の別の好ましい形態としては、ホットメルト接着剤の被膜の表面に、部分的に微細な孔が形成されている多孔性の膜状体が挙げられる。該膜状体は、コーター方式によりホットメルト接着剤を塗布することで形成することができる。該膜状体は、その開孔部分により通気性を有していると共に、孔の形成されていない部分でインク滴をトラップすることができ、インクの定着性にも優れるため好ましい。
上記ホットメルト接着剤の塗布量は、インクジェット印刷時に懸念されるインクの裏抜けを効果的に防止する、インクの定着性を高める、均一な接着剤層を形成する、シート同士の接着強度を確保する等の観点から、固形分換算で0.5g/m2以上とすることが好ましいが、接着剤を必要以上に塗布するとシートの通気性が著しく低下して好ましくないので、0.8〜7g/m2とすることがさらに好ましい。より好ましい接着剤の塗布量は1.5〜5g/m2であり、該塗布量が該範囲内であると、シートの充分な柔軟性が確保できる。尚、最終的に得られる通気性シートのJIS L1096のフラジール形法又はガーレ形法によって規定する通気度は、0.002s/ml以上であることが好ましく、さらには0.005〜0.07s/mlであると、インクの裏抜け防止と優れた通気性とが両立できるので好ましい。
次いで、接着剤層3(ホットメルト接着剤の塗布部分)に、所望の印刷模様をインクジェット印刷により施す。即ち、印刷台4上に搬送されてきた接着剤層3に対し、ホストコンピュータ(図示せず)から送られてきた印刷画像データに基づいて、インクジェットヘッド5を繊維状シート1の搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向)にシリアルスキャンさせつつ、そのノズルから各色インクのインク滴を吐出させて、該接着剤層3上に所定パターンでインク6を付着させる。尚、接着剤層上に実際に付着するのは、インク中に含まれる色材等の固形分である。また、インクジェット印刷は、微小なインク滴を吐出させる非接触型印刷方式であるため、仮に、印刷画像データとしては接着剤層3の表面に対してデューティー100%でインクを付与(いわゆるベタ印刷)することになっていたとしても、実際に該表面の全面がインク(色材)で覆われることはなく、接着剤層3の接着力がインクジェット印刷によって完全に阻害されることはない。従って、印刷模様が施された接着剤層3の接着力のみで、後述するように、その通気性シートと別のシート状物とを貼り合わせることも可能である。
インクジェットヘッドのインク吐出方式には、キャノン社製のバブルジェット(登録商標)方式に代表される、ヒータなどの電気−熱変換素子を利用した電気−熱変換方式の他、ピエゾ素子などの圧電素子を利用した電気−機械変換方式や、電極などの静電気力発生手段を利用したものなどがあるが、本発明ではいずれの方式でも利用できる。また、インクジェット印刷用インクとしては、通常のインクジェット印刷で用いられるインクであればよい。一般的なインクジェット印刷用インクは、染料系あるいは顔料系の色材を用い、溶媒として水、アルコールを用い、さらに必要に応じて湿潤剤、浸透剤などが添加されている。カラー印刷を行う場合は、イエロー、マゼンタ及びシアンの減法混色の3原色のインク、あるいはこれらにブラックその他の色のインクを加えた4色以上のインクを用いる。
上述したように、接着剤層3(ホットメルト接着剤の塗布部分)に、印刷模様をインクジェット印刷により施すことにより、本発明の製造目的物である通気性シート7が得られる。
上記インクジェット印刷は、ホットメルト接着剤の塗布直後に行うのが、インクの乾燥を促進する点で好ましく、具体的には、接着剤層3(塗布されたホットメルト接着剤)の温度が40℃以上、特に60℃以上である間に行うことが好ましい。このように、繊維状シート1上に塗布されたホットメルト接着剤が一定温度以上の熱を有している間に、該ホットメルト接着剤にインクを付与することで、インクの乾燥時間を短縮することができ、その結果として製造効率の向上が期待できる。また、未乾燥のインクによる汚れ防止や印刷模様の滲み防止に対しても好結果が得られる。さらに、インクを乾燥させるための装置や工程を簡略化又は省略できるというメリットも得られる。
上記インクジェット印刷の印刷速度(繊維状シートの搬送速度)は、通気性シートの製造効率の観点から言えば速いほど好ましいが、一般に、印刷速度を速くすると、印刷模様が不明瞭になるのを防ぐために解像度とインク滴の吐出速度も併せて速くする必要があり、その結果、繊維状シートを通り抜けるインク滴の数が増える(裏抜けの発生率が高まる)傾向がある。特に、印刷速度が100m/分以上の高速インクジェット印刷では、通常、解像度150dpi以上、吐出速度8000ドット/s以上にもなり、裏抜けが非常に起こりやすい。しかし、本発明によれば、このような裏抜けの起こりやすい高速インクジェット印刷を行っても、ホットメルト接着剤の作用により、裏抜けの発生を効果的に防止することができる。言い換えれば、本発明は、上記印刷速度が100m/分以上となるような高速インクジェット印刷において特に有効であると言える。
印刷模様を施す位置(インクを付着させる位置)に関し、本実施形態では、図2(a)に示すように、繊維状シート1の一方の面におけるホットメルト接着剤の塗布部分(接着剤層3)にインク6を直接付着させることにより、該塗布部分上に印刷模様を施したが、図2(b)に示すように、繊維状シート1の他方の面(ホットメルト接着剤の非塗布面)における該塗布部分と対向する部分、即ち、繊維状シート1を介して該塗布部分と略反対側に位置する部分にインク6を付着させることにより、該繊維状シート上の該部分に印刷模様を施してもよい。図2(b)に示した形態でも、図2(a)に示した形態と同様に、優れた裏抜け防止効果が得られる。尚、図面では、説明容易のため、インク滴を模式的に表したが、実際には、繊維状シートを構成する繊維の表面や接着剤層の表面に付着している。
本実施形態では、図1に示すように、インクジェット印刷直後に、乾燥装置8を用いて通気性シート7の乾燥処理を行う。この乾燥処理は必ずしも必要な処理ではないが、この乾燥処理によりインクの乾燥が早まり、未乾燥のインクによる汚れを一層確実に防止することができる。乾燥方式としては、熱風方式、赤外線方式など、公知のものが利用できる。
また、本実施形態では、図1に示すように、上記乾燥処理を経た通気性シート7に、別の繊維状シート1’(繊維状シート1と同一物)を貼り合わせて、最終的に、二枚の繊維状シートから構成された通気性シート7’を製造している。即ち、乾燥装置8を通過した通気性シート7が、プレスローラ9,10の間を通過するのに合わせて、ロール状に巻かれた別の繊維状シート1’を、通気性シート7のホットメルト接着剤塗布面(接着剤層3の形成面)に重ね合わせるように供給し、両シートをプレスローラ9,10間でプレスして、通気性シート7と繊維状シート1’とを接着剤層3を介して貼り合わせている。この貼り合わせ工程は、必要に応じて組み込まれる任意工程であり、一枚の繊維状シートから構成された通気性シートを製造する場合は勿論不要である。
次に、本発明の吸収性物品の製造方法について、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
図3は、本実施形態の製造目的物である吸収性物品(パンツ型の使い捨ておむつ)の背側部側からの斜視図、図4は、該吸収性物品の展開状態を示す分解斜視図である。
本実施形態の製造目的物であるおむつ20は、図3及び図4に示すように、吸収性本体30と、該吸収性本体30の非肌当接面側に位置する外装体40とを具備し、該外装体40における積層された二枚の繊維状シート41,42の一部に印刷模様23が施されている。以下に、このおむつ20について詳述する。
おむつ20は、着用者の腹側に配される腹側部Aと背側に配される背側部Bとその間に位置する股下部Cとを有し、腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とが、ヒートシール、高周波シール、超音波シール、接着剤等の公知の接合手段により接合されて、一対のレッグ開口部21、及びウエスト開口部22が形成されている。そして、おむつ20の背側部B側の外装体40(繊維状シート41,42)に、外部から認識可能な印刷模様23が施されている。
吸収性本体30は、縦長矩形状をなし、その長手方向を、おむつの長手方向、即ちおむつ20を平面状に展開した状態における腹側部Aと背側部Bとを結ぶ方向に一致させて、外装体40の中央部に接合されている。
吸収性本体30は、液透過性の表面シート31、液不透過性の裏面シート32及び液保持性の吸収性コア33からなる。吸収性コア33は、長手方向中央部の括れた砂時計状をなし、表面シート31及び裏面シート32間に挟持固定されている。吸収性本体30の長手方向左右両側部には、吸収性本体30の幅方向内方側に自由端を有し外方側に固定端を有する立体ガード34が設けられている。各立体ガード34には、複数本の立体ガード弾性部材(一本のみ図示)35が伸縮自在に固定されており、これにより立体ガード34が起立し、吸収性本体30の幅方向への液の流出が阻止される。
外装体40は、積層された二枚の繊維状シート(不織布)41,42から構成される。外装体40は、長手方向中央部分の両側縁が脚周りに沿うように凹状に形成されており、全体として長手方向中央部分が括れた形状(砂時計状の形状)を有している。
外装体40を構成する二枚の上記繊維状シート41,42間には、所定箇所に各種弾性部材が配されている。即ち、ウエスト開口部22には、その開口縁部に沿ってウエストギャザー形成用のウエスト弾性部材43が伸縮自在に配設されており、これにより、ウエスト開口部22に、その周縁部全周に亘って実質的に連続した環状のウエストギャザーが形成されている。また、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける胴周囲部Dには、おむつ20の幅方向に、複数の胴周囲部弾性部材44が所定間隔で配されている。胴周囲部Dとは、ウエスト弾性部材43が配された位置より下方で且つ股下部(両側部にレッグ開口形成用の凹欠部を有する部分)Cよりも上方に位置する部分である。また、着用者の脚廻りに配される一対のレッグ部45,45には、一方のレッグ部45から股下部Cを横断して他方のレッグ部45に亘るように、レッグギャザー形成用のレッグ部弾性部材46が配されている。
本実施形態の吸収性物品(おむつ20)の製造方法について詳述する。おむつ20を製造するには、先ず、おむつの構成部材である、所望の印刷模様が施された外装体0及び吸収性本体0をそれぞれ製造する必要がある。
印刷模様が施された外装体0は、前述した本発明の通気性シートの製造方法を利用した外装体製造工程によって製造することができる。この外装体製造工程の一例について、図5を参照して説明する。
先ず、図5(a)に示すように、外装体を構成する二枚の繊維状シート41,42のうちの少なくとも一方の繊維状シート41に、ホットメルト接着剤を所定パターンで塗布して、ホットメルト接着剤の塗布部分H1及び非塗布部分H2を形成する。そして、前述したように、この塗布部分H1に、又は繊維状シート41のホットメルト接着剤の非塗布面における該塗布部分H1と対向する部分(繊維状シート41を介して該塗布部分H1と略反対側に位置する部分)に、所望の印刷模様23をインクジェット印刷により施す。
次いで、図5(b)に示すように、ウエスト部弾性部材43、胴周囲部弾性部材44及びレッグ部弾性部材46を、それぞれ接着剤を介して間欠的に繊維状シート41と繊維状シート42(別の繊維状シート)との間に固定されるように、伸長状態で導入した後、両シート41,42同士を貼り合わせる(導入貼り合わせ工程)。この貼り合わせにおいては、繊維状シート4に施された印刷模様23が、外部に露出しないように注意する必要がある。即ち、繊維状シート41の印刷模様23が施された面が、繊維状シート42で被覆されるようにする。印刷模様23を外部に露出させると、印刷模様23の剥がれなどの不都合が生じるため、好ましくない。
尚、レッグ部弾性部材46は、両連続シートの流れ方向Xに直交する方向Yに揺動させながら導入する。図5(b)に示す例においては、これらの弾性部材43、44及び46の導入の直後に、両シート41,42を互いに貼り合わせている。この導入貼り合わせ工程において、両シート41,42がホットメルト接着剤の塗布部分H1において互いに貼り合わされて接着領域P1が形成されると共に、両連続シートが互いに貼り合わされていない非接着領域P2が形成される。また、ウエスト部弾性部材43、胴周囲部弾性部材44及びレッグ部弾性部材46は、それぞれ接着領域P1においては、両シート41,42間に固定され、非接着領域P2においては、両シート41,42間に固定されない。
次いで、図5(c)に示すように、胴周囲部弾性部材44及びレッグ部弾性部材46を、所定の部位において切断する(切断工程)。この切断工程においては、各種公知の切断手段を用いることができ、例えばピンチカッター、ロータリーダイカッター、ヒートシールカッター、超音波カッター、ウォータージェットカッターなどを用いることができる。必要に応じ、切断工程の前又は後、あるいは切断工程と同時に、切断された胴周囲部弾性部材44及びレッグ部弾性部材46それぞれにおける所定の部位を、ヒートシールにより両シート41,42間に固定してもよい。
尚、図5(b)及び図5(c)では、説明容易のため、印刷模様23の図示を省略している。
このように、二枚の繊維状シート41,42の貼り合わせ工程において、糸ゴム等の弾性部材を図5に示すように両シート41,42間に挟み込むと、別途糸ゴムを挟む工程を簡略化できる点で好ましい。
以上のような工程を経て、積層シート40’が得られる。外装体40は、この積層シート40’から、レッグ部形成用の余分な部分47を切断除去すると共に、該積層シート40’を個々の外装体40の寸法に切断することにより、得られる。
そして、本実施形態では、上述した外装体製造工程により製造された外装体40に、常法に従って別途製造した吸収性本体30を公知の接合手段により接合固定した後、腹側部Aの両側縁A1,A2と背側部Bの両側縁B1,B2とを接合する。これにより、パンツ型の使い捨ておむつであるおむつ20が得られる。
本実施形態のおむつ20の構成部材の形成材料について説明すると、吸収性本体30を構成する各部材、例えば、表面シート31、裏面シート32及び吸収性コア33等の形成材料、あるいは外装体40に配される各種弾性部材の形成材料としては、従来、この種の使い捨ておむつ等に用いられるものを特に制限なく用いることができる。尚、外装体40を構成する繊維状シートとしては、上述したように、不織布の他、合成紙、織物などを使用することができる。
本発明に係る外装体製造工程についてさらに詳述すると、この外装体製造工程において、一枚以上の繊維状通気性シート(印刷模様が施された繊維状シート)と、一枚以上の別の繊維状シート(印刷模様が施されていない繊維状シート)とをそれぞれ貼り合わせるに当たっては、上述したように、繊維状通気性シートに施された印刷模様が外部に露出しないようにすればよく、この点を遵守すれば、これら複数枚のシートの積層順序等は特に制限されないが、特に好ましい外装体の形態として、図6に示す第1〜第3の形態が挙げられる。図6は、上記外装体40(積層された二枚の繊維状シートから構成された外装体)の展開状態を示す断面模式図である。
第1の形態は、図6(a)及び図6(b)にそれぞれ示すように、外装体40の最外層50、即ち、外装体を構成する多層(各層は繊維状シートからなる)のうち、最も外側に位置する層50の肌当接面側にホットメルト接着剤の塗布部分(接着剤層3)が形成され、さらに、該接着剤層3にインク6が付着した、即ち、印刷模様が施された形態である。図6(a)と図6(b)との違いは、図6(b)では、最外層50に隣接する内層51(最外層に対し肌当接面側に位置する層)の非肌当接面側にも、接着剤層3が形成されている点である。これら第1の形態は、いずれも、その製造時においてインクの裏抜けが発生しないので、印刷模様の視認性、及び着用者の肌に対する安全性に優れ、また、接着剤層に直接インク(色材)が付着しているので色落ちにくいという特長を有する。また、接着剤層3の内層51との接着面のうち、インク6が付着した部分は該内層51と接着しないので、印刷模様が部分的に浮かび上がり、該印刷模様を立体的に見せることができる。また、図6(a)に示す形態は、接着剤層の厚みが比較的薄いので、特にシートの柔軟性に優れており、図6(b)に示す形態は、接着剤層を多層にしているので、特に色落ち防止効果に優れる。
第2の形態は、図6(c)に示すように、外装体40の最外層50に隣接する内層51の非肌当接面側に接着剤層3が形成され、さらに、該接着剤層3にインク6が付着した形態である。この第2形態も、第1の形態と同様の優れた効果が得られる。
第3の形態は、図6(d)に示すように、外装体40の最外層50に隣接する内層51の非肌当接面側に接着剤層3が形成され、また、該内層51の肌当接面側における該接着剤層3と対向する部分にインク6が付着した形態である。この第3の形態は、上記第1及び第2の形態と同様に、インクの裏抜け防止性及び色落ち防止性に優れ、肌にインクが付着しにくい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、インクジェット印刷後、そのインク付着部分(印刷模様)に、比較的少量のホットメルト接着剤を塗布(オーバーコート)することができる。最も好ましい形態としては、図6(c)におけるインク6の上にホットメルト接着剤をオーバーコートすることであり、このようにすることで、インクの定着性が高まり、繊維状シート同士の接着性が高まる。
また、印刷模様近辺部分のみに、流れ方向に対して間欠的にホットメルト接着剤を塗布すると、柔軟な外装となる点で好ましい。
また、上述した吸収性物品(おむつ20)の製造方法の実施形態では、外装体を構成する二枚のシートとして、同種の上記繊維状シートを用いたが、印刷模様を施さない方のシートとしては、上記繊維状シート以外のシート、例えば、未開孔のフィルムや微細孔を有するシート等を用いることもできる。このようなシートを用いた場合には、上記吸収性本体30の構成部材から上記裏面シート32を排除し、液透過性の上記表面シート31のみで該吸収性本体30の表裏面を形成するようにしてもよい。
また、上述した吸収性物品(おむつ20)の製造方法の実施形態では、外装体が2枚の前記繊維状シートで構成されていたが、外装体は一枚の繊維状シートで構成されていてもよい。この場合、印刷模様が施された一枚の繊維状シートを、上記吸収性本体30に直接接合させればよい。
また、本発明の吸収性物品の製造方法は、上述したパンツ型の使い捨ておむつの他、一対のファスニングテープが設けられたいわゆる展開型の使い捨ておむつ、さらには、生理用ナプキン、個装用不織布等にも適用することができる。
本発明の通気性シートの製造方法の一実施形態の工程概略説明図である。 本発明に係る通気性シートの一実施形態の断面模式図である。 本発明に係る吸収性物品(パンツ型の使い捨ておむつ)の背側部側からの斜視図である。 図3に示す吸収性物品の展開状態を示す分解斜視図である。 図3に示す吸収性物品における外装体の製造工程の一実施形態の工程概略説明図である。 図3に示す吸収性物品における外装体の展開状態を示す断面模式図である。
符号の説明
1,1’,41,42…繊維状シート、2…接着剤塗布装置、3…接着剤層(ホットメルト接着剤の塗布部分)、4…印刷台、5…インクジェットヘッド、6…インク(印刷模様)、7,7’…通気性シート、8…乾燥装置、9,10…プレスローラ、20…パンツ型の使い捨ておむつ、21…レッグ開口部、22…ウエスト開口部、23…印刷模様、30…吸収性本体、31…表面シート、32…裏面シート、33…吸収性コア、34…立体ガード、35…立体ガード弾性部材、40…外装体、40’…積層シート、43…ウエスト部弾性部材、44…胴周囲部弾性部材、45…レッグ部、46…レッグ部弾性部材、50…最外層、51…内層(最外層に隣接する層)、A…腹側部、B…背側部、C…股下部、D…胴周囲部

Claims (7)

  1. 印刷模様が施された通気性シートの製造方法であって、繊維状シートの一方の面にホットメルト接着剤を塗布した後、塗布された該ホットメルト接着剤の温度が40℃以上である間に、該ホットメルト接着剤の塗布部分に又は該繊維状シートの他方の面における該塗布部分と対向する部分に、前記印刷模様をインクジェット印刷により施す通気性シートの製造方法。
  2. 前記インクジェット印刷の印刷速度が100m/分以上であることを特徴とする請求項1記載の通気性シートの製造方法。
  3. 吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に位置する外装体とを具備する吸収性物品の製造方法であって、
    繊維状シートの一方の面にホットメルト接着剤を塗布した後、該ホットメルト接着剤の塗布部分に又は該繊維状シートの他方の面における該塗布部分と対向する部分に、前記印刷模様をインクジェット印刷により施す工程と、
    前記印刷模様を施された前記繊維状シートを、施された該印刷模様が外部に露出しないように前記吸収性本体に前記外装体として配置する工程とを有する吸収性物品の製造方法。
  4. 前記外装体は、前記印刷模様を施された前記繊維状シートと別の前記繊維状シートとを貼り合わせて形成されている請求項記載の吸収性物品の製造方法。
  5. 前記外装体の最外層の肌当接面側に前記ホットメルト接着剤の塗布部分が形成され、該塗布部分に前記印刷模様が施されている請求項又は記載の吸収性物品の製造方法。
  6. 前記外装体の最外層に隣接する層の非肌当接面側に前記ホットメルト接着剤の塗布部分が形成され、該塗布部分に前記印刷模様が施されている請求項又は記載の吸収性物品の製造方法。
  7. 前記外装体の最外層に隣接する層の非肌当接面側に前記ホットメルト接着剤の塗布部分が形成され、該層の肌当接面側における該塗布部分と対向する部分に前記印刷模様が施されている請求項又は記載の吸収性物品の製造方法。
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