JP5569035B2 - インクジェット捺染方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット捺染方法に関し、より詳細には、布帛の内部や裏面まで十分に染色できるとともに滲みを低減できる印捺できるインクジェット捺染方法に関する。
従来、布帛に画像を印捺する方法として、スクリーン捺染法、ローラ捺染法、ロータリースクリーン捺染法、または転写捺染法等が用いられている。しかしながら、画像デザインの変更毎に、高価なスクリーン枠、彫刻ローラ、転写紙等を用意する必要があるため、多品種少量生産にはコスト的に不向きであり、ファッションの多様化に迅速に対応することが困難であった。
こうした従来の印捺方法の欠点を解消するために、スキャナーで見本を読み取り、コンピュータで画像処理を行い、その結果をインクジェット方式で印捺する技術が開発されている。インクジェット記録方式は、インク液滴をインクヘッドから記録媒体(例えば、紙や布帛)に向かって飛翔させ、その液滴を記録媒体に付着させる記録方式であり、その機構が比較的簡便で安価であること、かつ高精細で高品位な画像を形成できるものである。このようなインクジェット方式を印捺方法に適用すれば、従来の捺染方式で必要とされていた版を作製する必要がなく、手早く階調性に優れた画像を形成できることから、納期の短縮、多品種少量生産への対応等が可能になるといった利点が挙げられる。また、インクジェット方式によれば、画像形成時に必要量のインクのみを使用するため、従来のスクリーン捺染等に比較して、廃液が少ない等の環境的利点も有する。
しかしながら、インクジェット方式を布帛等への捺染にそのまま適用した場合、滲みが著しく、鮮明性に劣るという問題があった。即ち、布帛は、紙と異なり、繊維組織や編織組織に方向性があり、空隙が紙よりも大きいために、インクヘッドから吐出されたインクが布帛に付着した際に、縦横方向に滲み、鮮明な画像を得ることができない。このような滲みの問題に対して種々の試みがなされている。例えば、布帛表面にインク保持剤を付着させて印捺面にインク保持層を形成しておき、そのインク保持層上にインクを付着させて、後処理(固着)の際にインクを繊維に移行させることにより滲みを抑制できることが提案されている(例えば、特開平3−137283号公報等)。
上記の方法はインクジェット捺染による布帛の滲みを有効に抑制できるものの、厚手の布帛や起毛布帛に上記方法を適用した場合に、布帛内部までインクが浸透せず染色が不十分となる場合があった。また、薄い布帛に印捺する際も、絵柄の表裏差、すなわち印捺面に形成された絵柄と、非印捺面(裏面)から見た絵柄との濃度差、を積極的に抑制し、布帛の表裏に同じ絵柄をプリントすることが行われる場合があるが、上記の方法では、絵柄の表裏差が促進されてしまうため、適用することができなかった。
上記の問題に対して、米国特許公開US2008/00130公報には、布帛裏面へのインクの浸透を促進させるために、補助剤として低粘度の浸透液をインクとともに吐出させてインクジェット捺染を行う方法が提案されている。しかしながら、この方法では、布帛の印捺面に浸透液とインクとを同時に付着させるため、印捺面のインク滲みが解消できない。
また、特開2002−105875号公報には、インクジェット捺染を行う前に、高濡れ性の処理液および低濡れ性の処理液の両方で布帛を処理しておくことにより、インクの浸透性と滲みを制御できることが提案されている。この方法によれば、厚手の布帛であっても内部まで染色でき、かつ滲みも低減できるものの、インクジェット印捺する前に予め布帛を上記2種の処理液で前処理しておく必要があった。
特開平3−137283号公報 米国特許公開US2008/00130公報 特開2002−105875号公報
本発明者らは、今般、浸透性の高い補助液を布帛の印捺面と反対の面に付着させ、次いで、前記布帛の印捺面にインクジェット方式により印捺を行うことにより、インク滲みが低減できるとともに、表裏で絵柄の染着濃度が変わらない布帛が得られる、との知見を得た。本発明はかかる知見によるものである。
したがって、本発明の目的は、インク滲みが低減できるとともに、表裏で絵柄の染着濃度が変わらない布帛が得られるインクジェット捺染方法を提供することである。
そして、本発明によるインクジェット捺染方法は、布帛に、染料を含有するインクをインクジェット方式により印捺するインクジェット捺染方法であって、
布帛の一方の面に液体組成物を付着さる、布帛裏面処理工程と、
前記布帛裏面処理工程の後に、前記液体組成物を付着させた面とは反対の布帛面に、染料を含有するインク組成物を吐出させるインクジェット印捺工程と、
を含んでなることを特徴とするものである。
本発明によれば、布帛の一方の面に液体組成物を付着させた後、前記液体組成物を付着させた面とは反対の布帛面に、染料を含有するインク組成物を吐出させて印捺を行うことにより、インク滲みが低減できるとともに、表裏で絵柄の染着濃度が変わらない布帛を得ることができる。
発明の具体的説明
本発明によるインクジェット捺染方法は、1)布帛の一方の面に液体組成物を付着さる、布帛裏面処理工程と、2)前記布帛裏面処理工程の後に、前記液体組成物を付着させた面とは反対の布帛面に、染料を含有するインク組成物を吐出させるインクジェット印捺工程と、を含むものである。以下、各工程について詳細に説明する。
<布帛裏面処理工程>
本発明によるインクジェット捺染方法においては、先ず、布帛の非印捺面(以下、裏面とも言う)に液体組成物を付着させる。そして、液体組成物を付着させた面とは反対の布帛面に、後記するインクジェット印捺を行うことにより、インク滲みが低減できるとともに、表裏で絵柄の染着濃度が変わらない布帛を得ることができる。従来のように、布帛の印捺面に液体組成物を付着させた後にインクジェット印捺を行うと、液体組成物の作用によりインクが布帛の厚み方向に十分に到達できるため、表裏で絵柄の染着濃度が変わらない布帛を得ることができるものの、同時に布帛の面方向にもインクが拡散するため印捺部分のインク滲みが問題となる場合がある。これに対し、本発明のように、液体組成物を付着させた面とは反対の布帛面に、後記するインクジェット印捺を行うことにより、表裏で絵柄の染着濃度が変わらない布帛を得ることができるとともに、インク滲みも同時に低減できることは、予想外の効果であった。また、本発明の捺染方法によれば、厚手の布帛であっても、滲みが少なく、かつ厚み方向においても均一な染着濃度が得られる。
上記布帛裏面処理工程に用いられる液体組成物としては、インクジェット捺染インクにおいて通常用いられる浸透剤や界面活性剤を好適に用いることができる。このような浸透剤としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオグリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパンなどの多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ヘキサエチレングリコールモノエチルヘキシルエーテル(日本乳化剤社製:ニューコール1006)、テトラエチレングリコールモノエチルヘキシルエーテル(日本乳化剤社製:ニューコール1004)などの多価アルコールのアルキルエーテル類、尿素、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンなどが挙げられる。また、多価アルコールのアルキルエーテル類としては、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチエレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、ヘキサエチレングリコールモノエチルヘキシルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチルヘキシルエーテルを一種または二種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、界面活性剤としては、例えば、脂肪酸塩類;アルキル硫酸エステル塩類等のアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等のノニオン性界面活性剤;サーフィノール61、82、104、440、465、485(何れも商品名、エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社製)、オルフィンE1010、オルフィンSTG、オルフィンY(何れも商品名、日信化学社製)等のアセチレングリコ−ル系界面活性剤;カチオン性界面活性剤;両イオン性界面活性剤、KF−353A、KF6017、X−22−6551、AW−3(何れも商品名、信越化学工業社製)等のオルガノポリシロキサン系界面活性剤等を挙げることができる。液体組成物は、上記した浸透剤を、液体組成物の全質量に対して概ね10〜30質量%、また、界面活性剤を概ね0.1〜3.0質量%含むことが好ましい。
本発明において用いられる液体組成物は、布帛の濡れ性を高めてインクの浸透性を向上させ、また、インク組成物とのpHの調整を行うために、有機アミンを含有していてもよい。有機アミンとしては、三級アミンが好ましく使用でき、例えば、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン等が挙げられる。有機アミンの含有量は、液体組成物の全質量に対して、概ね0.05〜3.0質量%である。
本発明においては、液体組成物の表面張力が28.0mN/m以上、好ましくは29.0〜30.0mN/mの範囲となるように、上記した各成分の添加量を調整することが好ましい。表面張力が上記範囲にある液体組成物を用いることにより、インクの滲みを最小限に抑えながら布帛の内部まで染色することができ、その結果、滲みがなく、表裏で絵柄の染着濃度が変わらない布帛を得ることができる。当業者であれば、表面張力が上記範囲となるように、上記した各成分の添加量を適宜調整することができる。なお、液体組成物の表面張力は、例えば、自動動的表面張力計CBVP−Z(協和界面科学社製)を用いて白金プレート上で測定できるが、これに限られるものではない。
本発明においては、上記した布帛裏面処理工程をインクジェット方式により実施することが好ましい。すなわち、後記するインクジェット印捺工程と同様に、液体組成物をカートリッジに充填して、プリンタヘッドから液体組成物の液滴を布帛に対して吐出することにより、布帛裏面処理工程が実施されることが好ましい。このように、布帛裏面処理工程にもインクジェット方式を適用することにより、例えば液体組成物と染料インク組成物とを同じカートリッジに充填して、個々のプリンタヘッドから液体組成物と染料インク組成物とを吐出させることが可能となるため、布帛裏面処理工程とインクジェット印捺工程とを一台のインクジェットプリンタを用いて実施することができる。従って、一連のインクジェット捺染工程を格段に簡素化することができる。
布帛裏面処理工程をインクジェット方式により実施する場合、インクジェットプリンタの記録ヘッドのノズルからの吐出安定性を向上させる観点から、保湿剤を含有させることが好ましい。保湿剤としては、通常のインクジェット捺染用インク組成物に保湿剤として使用されている化合物を用いることができ、例えば、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、またはペンタエリスリトール等のポリオール類、およびそのエーテルまたはエステル等の誘導体;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、またはε−カプロラクタム等のラクタム類;尿素、チオ尿素、エチレン尿素、または1,3−ジメチルイミダゾリジノン類等の尿素類;マルチトール、ソルビトール、グルコノラクトン、またはマルトース等の糖類等を挙げることができ、これらの一種または二種以上を用いることができる。前記保湿剤の含有量は、インク組成物の全質量に対して、好ましくは4〜40質量%である。
布帛裏面処理工程において用いられる液体組成物は、上記した各成分に加えて、バランスとして水を含む。水としては、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、または超純水を用いることが好ましい。特に、これらの水を、紫外線照射または過酸化水素添加等により滅菌処理した水は、長期間に亘ってカビやバクテリアの発生が防止されるので好ましい。また、必要に応じて、防黴剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤、酸素吸収剤等のような、インクジェット捺染用のインク組成物において通常用いることができる各種添加剤の一種または二種以上を含有させることができる。
<インクジェット印捺工程>
本発明においては、上記したように、布帛の一方の面に液体組成物を付着させた後、液体組成物を付着させた面とは反対の布帛面に、染料を含有するインク組成物を吐出して印捺することが行われる。インクジェット印捺は、上記布帛裏面処理工程において、布帛に付着した液体組成物が布帛に残存している間に、実施することが好ましい。なお、「液体組成物が布帛に残存する」とは、液体組成物の多価アルコール成分が液体状態で布帛上に残存している状態を意味し、液体組成物の蒸発が平衡状態にある場合や非平衡状態の場合も含む。
布帛に付着した液体組成物の残存量は、通常、液体組成物の蒸発により時間の経過とともに減少するが、液体組成物の布帛に対しての付着量や、捺染を行う環境によっても影響を受けるものである。本発明においては、液体組成物の布帛に対しての付着量は布帛に対してのインク組成物の塗布量の概ね70〜130%であることが好ましい。液体組成物の付着量を上記の範囲とすることにより、より滲みを低減することができる。また、上記布帛裏面処理工程およびインクジェット印捺工程が、21〜25℃で45〜55%RHの環境下で実施されることが好ましい。
インクジェット印捺工程は、布帛に液体組成物を付着させた直後に実施されることがより好ましい。例えば、一台のインクジェットプリンタを用いて液体組成物を布帛に付着させた後、続いてその布帛を裏返して再度インクジェットプリンタに供給し、インクジェット印捺を行う。
インクジェット印捺工程において用いられるインク組成物について説明する。本発明においては、染料の種類が制限されるものではないが、酸性染料を含むインク組成物が好適に用いられる。酸性染料を含むインクを用いて、ポリアミド繊維等の布帛に印捺を行う際に、上記したような布帛裏面処理工程を適用することにより、表裏で絵柄の染着濃度が変わらない布帛を得ることができるとともに、滲みが顕著に改善されるものである。酸性染料としては、特に制限なく使用することができ、例えば、酸性染料としては、C.I.アシッドイエロー1、3、7、11、17、19、23、25、29、36、38、40、42、44、49、59、61、70、72、75、76、78、79、98、99、110、111、112、114、116、118、119、127、128、131、135、141、142、161、162、163、164、165、169、207、219、246、C.I.アシッドレッド1、6、8、9、13、14、18、19、24、26、27、28、32、35、37、42、51、52、57、62、75、77、80、82、83、85、87、88、89、92、94、95、97、106、111、114、115、117、118、119、129、130、131、133、134、138、143、145、149、154、155、158、168、180、183、184、186、194、198、199、209、211、215、216、217、219、249、252、254、256、257、260、262、265、266、274、276、282、283、289、303、317、318、320、321、322、361、C.I.アシッドブルー1、7、9、15、22、23、25、27、29、40、41、43、45、49、54、59、60、62、72、74、78、80、82、83、87、90、92、93、100、102、103、104、112、113、117、120、126、127、129、130、131、133、138、140、142、143、151、154、158、161、166、167、168、170、171、175、182、183、184、185、187、192、199、203、204、205、225、229、234、236、300、C.I.アシッドブラック1、2、7、24、26、29、31、44、48、50、51、52、58、60、62、63、64、67、72、76、77、94、107、108、109、110、112、115、118、119、121、122、131、132、139、140、155、156、157、158、159、191、234、C.I.アシッドオレンジ1、7、8、10、19、20、24、28、33、41、43、45、51、56、63、64、65、67、74、80、82、85、86、87、88、95、122、123、124、C.I.アシッドバイオレット7、11、15、31、34、35、41、43、47、48、49、51、54、66、68、75、78、97、106、C.I.アシッドグリーン3、7、9、12、16、19、20、25、27、28、35、36、40、41、43、44、48、56、57、60、61、65、73、75、76、78、79、C.I.アシッドブラウン2、4、13、14、19、20、27、28、30、31、39、44、45、46、48、53、100、101、103、104、106、160、161、165、188、224、225、226、231、232、236、247、256、257、266、268、276、277、282、289、294、295、296、297、299、300、301、302等が挙げられる。
本発明において、染料の含有量は特に限定されるものではないが、インク組成物の全質量に対して、好ましくは1〜10質量%、より好ましくは2〜7質量%である。前記酸性染料の合計含有量を1質量%以上とすることにより、充分な印捺濃度を得ることができ、10質量%以下とすることにより、インクジェット用インク組成物に求められる吐出安定性を確保することができ、特に高温下での吐出不良を防止することができる。
染料インク組成物には、インクジェットプリンタの記録ヘッドのノズルからの吐出安定性を向上させる観点から、保湿剤を含有させることが好ましい。保湿剤としては、通常のインクジェット捺染用インク組成物に保湿剤として使用されている化合物を用いることができ、例えば、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、またはペンタエリスリトール等のポリオール類、およびそのエーテルまたはエステル等の誘導体;2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、またはε−カプロラクタム等のラクタム類;尿素、チオ尿素、エチレン尿素、または1,3−ジメチルイミダゾリジノン類等の尿素類;マルチトール、ソルビトール、グルコノラクトン、またはマルトース等の糖類等を挙げることができ、これらの一種または二種以上を用いることができる。前記保湿剤の含有量は、インク組成物の全質量に対して、好ましくは4〜40質量%である。
また、染料インク組成物には、布帛への濡れ性を高めてインクの浸透性を高める観点から、浸透剤としても機能する水溶性有機溶剤を含有させることが好ましい。そのような浸透性有機溶剤としては、通常のインクジェット捺染用インク組成物に浸透剤有機溶剤として使用されている化合物を用いることができ、例えば、エタノールまたはプロパノール等の低級アルコール類;エチレングリコールモノメチルエーテルまたはエチレングリコールモノエチルエーテル等のセロソルブ類;ジエチレングリコールモノメチルエーテルまたはジエチレングリコールモノエチルエーテル等のカルビトール類;エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコール−n−ブチルエーテル、またはトリエチレングリコール−n−ブチルエーテル等のグリコールエーテル類等を挙げることができ、これらの一種または二種以上を用いることができる。また、上記した液体組成物に用いられる浸透剤を含んでいてもよい。水溶性有機溶剤(浸透剤)の含有量は、インク組成物の全質量に対して、好ましくは2〜15質量%である。
さらに、同様の観点から、染料インク組成物には、水溶性有機溶剤に加えて、浸透剤としても機能する界面活性剤をさらに加えても良い。そのような浸透剤界面活性剤としては、通常のインクジェット捺染用インク組成物に浸透剤界面活性剤として使用されている化合物を用いることができ、例えば、脂肪酸塩類;アルキル硫酸エステル塩類等のアニオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等のノニオン性界面活性剤;サーフィノール61、82、104、440、465、485(何れも商品名、エア・プロダクツ・アンド・ケミカルズ社製)等のアセチレングリコ−ル系界面活性剤;カチオン性界面活性剤;両イオン性界面活性剤等を挙げることができ、これらの一種または二種以上を加えることができる。さらに加えても良い前記界面活性剤(浸透剤)の含有量は、インク組成物の全質量に対して、好ましくは0.2〜2質量%である。
本発明においては、染料インク組成物には、上記したように、染料を含有させ、必要に応じて、保湿剤および浸透剤を含有させ、さらにバランスとして水を含有させる。水としては、イオン交換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、または超純水を用いることが好ましい。特に、これらの水を、紫外線照射または過酸化水素添加等により滅菌処理した水は、長期間に亘ってカビやバクテリアの発生が防止されるので好ましい。
本発明においては、染料インク組成物に、さらに必要に応じて、防黴剤、防腐剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤、酸素吸収剤、pH調整剤(例えば、トリエタノールアミン)、または溶解助剤等のように、インクジェット捺染用のインク組成物において通常用いることができる各種添加剤の一種または二種以上を含有させることができる。
本発明において用いられる染料インク組成物は、上記した各成分を、分散/混合機(例えば、ボールミル、サンドミル、アトライター、バスケットミル、ロールミル等)に供給し、分散させることにより調製されてよい。本発明の好ましい態様によれば、上記した分散/混合機により得られたインク原液をメンブランフィルターやメッシュフィルター等のフィルターを用いて濾過し、粗大粒子を除去することが好ましい。
このような染料インク組成物は、印字品質とインクジェット捺染用インク組成物としての信頼性とのバランスの観点から、表面張力が25〜40mN/mであることが好ましく、28〜35mN/mであることがさらに好ましい。また、同様の観点から、本発明によるインク組成物の20℃における粘度は、1.5〜10mPa・sであることが好ましく、2〜8mPa・sであることがさらに好ましい。表面張力および粘度を前記範囲内とするには、前記染料の濃度を調整する方法、前記保湿剤の種類や添加量等を調整する手段等を用いることができる。
本発明によるインクジェット捺染方法において好適に使用される布帛としては、ポリアミド系繊維、絹または羊毛からなる布帛(例えば、織物、網物、または不織布)が挙げられる。
インクジェット印捺は、インクジェットプリンタのインクカートリッジにインク組成物を充填して、プリンタヘッドからインク滴を布帛に対して吐出することにより行われる。インクジェットプリンタは特に限定されないが、ドロップオンデマンド型のインクジェットプリンタが好ましい。ドロップオンデマンド型のインクジェットプリンタには、記録ヘッドに配設された圧電素子を用いて記録を行う圧電素子記録方法を採用したもの、記録ヘッドに配設された発熱抵抗素子のヒーター等による熱エネルギーを用いて記録を行う熱ジェット記録方法を採用したもの等があり、いずれの記録方法を採用することもできる。
<前処理工程>
本発明によるインクジェット捺染方法は、上記した布帛裏面処理工程およびインクジェット印捺工程を行う前に、予め布帛の前処理を行っていてもよい。布帛の前処理には、公知の前処理剤を用いることができ、前処理剤は、一般に、糊剤、pH調整剤、及びヒドロトロピー剤を含み、更に場合によりシリカを含むことができる。
糊剤としては、例えば、グアー、ローカストビーン等の天然ガム類、澱粉類、アルギン酸ソーダ、ふのり等の海草類、ペクチン酸等の植物皮類、メチル繊維素、エチル繊維素、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等の繊維素誘導体、焙焼澱粉、アルファ澱粉、カルボキシメチル澱粉、カルボキシエチル澱粉、ヒドロキシエチル澱粉等の加工澱粉、シラツガム系、ローストビーンガム系等の加工天然ガム、アルギン誘導体、あるいは、ポリビニールアルコール、ポリアクリル酸エステル等の合成糊、エマルジョン等が用いられる。
また、pH調整剤としては、酸アンモニウム塩、例えば、硫酸アンモニウム、酒石酸アンモニウムが望ましい。更に、ヒドロトロピー剤としては、尿素、ジメチル尿素、チオ尿素、モノメチルチオ尿素、又はジメチルチオ尿素等のアルキル尿素を挙げることができる。
<後処理工程>
本発明によるインクジェット捺染方法においては、上記のインクジェット印捺工程を実施した後、染料固着処理を行うことが好ましい。染料固着処理は、例えば、公知のスチーマー(マチス社製、スチーマーDHe型)を用いて定着操作を行うことができる。具体的には、例えば、温度102℃の高加湿条件下で30分間スチーミング処理を行う。
その後、洗浄操作を行う。具体的には、布帛を水道水で揉み洗いした後に、50℃程度の温水中に、ノニオン性ソーピング剤を添加し、時々撹拌しながら15分間程度浸ける。浴比(印捺布重量/浴重量)は1/50であることが好ましい。更に洗浄液中に水道水を入れながら手揉み洗いをする。十分に水洗した後に布を乾燥させ、アイロンを掛けして印捺布を得ることができる。
<プリンタヘッド>
インクジェット捺染は、サーマル方式、コンテティニュアス方式、又はピエゾ方式などの任意のインクジェット方式に適用することができるが、好適にはピエゾ振動子方式である。
捺染用インクジェットインク組成物をピエゾ振動子型インクジェットプリントヘッドに充填して吐出する際には、このプリントヘッドのノズルプレート表層部分に撥インク処理を施してあることが望ましい。撥インク処理を施すことにより、インクの飛行曲がりが発生しにくくなり、布帛上に再現性の優れた所望の画像を印捺することができる。この飛行曲がり防止効果は、上記した捺染用インク組成物に、アルキレングリコールーモノーアルキルエーテルあるいは1,2−ヘキサンジオールを添加することで著しく向上させることができる。
また、撥インク処理は、ノズル孔内面にも施すことが好ましい。内面に施すことにより、インクメニスカス位置が安定し、更に吐出安定性が向上する。また、ノズルプレート表面にインクが出にくくなり、ノズル表面の撥インク性を、より長時間維持することができる。
ノズルプレートには、所望の口径を有する孔を設けることができる。ノズルプレートの構成材料としては、金属、セラミックス、シリコン、硝子、又はプラスチック等を挙げることができ、好ましくはチタン、クロム、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、錫、又は金等の単一材、若しくはニッケル−リン合金、錫−銅−リン合金、銅−亜鉛合金、又はステンレス鋼等の合金や、ポリカーボネート、ポリサルフォン、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリサルフォン、又は各種の感光性樹脂で形成されていることが望ましい。
これらの材料表面を撥インク処理する方法は、特に限定されないが、例えば、ニッケルイオンと撥水性高分子樹脂粒子を電荷により分散させた電解液中に浸漬し、電解液を攪拌しながら浸漬されているノズルプレート表面に共析メッキする方法が好ましい。この共析メッキに使用する撥水性高分子樹脂材料としては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリパーフルオロアルコキシブタジエン、ポリフルオロビニリデン、ポリフルオロビニル、又はポリジパーフルオロアルキルフマレート等の樹脂を単独に又は混合して用いることが好適である。また、金属材料としては、ニッケルに限定する必要はなく、例えば銅、銀、錫、又は亜鉛等を適宜選択することができる。好ましくは、ニッケル、ニッケル−コバルト合金、又はニッケル−ホウ素合金等のように、表面硬度が大きく、対摩耗性に優れる材料が適している。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
<液体組成物の調製>
下記の表1に示した組成に従い、各成分を混合して液体組成物1〜3を調製した。調製した液体組成物の表面張力を、自動動的表面張力計CBVP−Z(協和界面科学社製)を用いて測定した。各液体組成物の表面張力の値を表1に併せて示す。なお、表1中、TEG−m−BEとはトリエチレングリコールモノブリルエーテルを表し、N1006とは、日本乳化剤社製のヘキサエチレングリコールモノエチルヘキシルエーテルを表し、プロキセルXL2は、ICI社製の防カビ剤(防腐剤)を表す。
Figure 0005569035
<インク組成物の調整>
下記の表2に従って各成分を混合し、4色のインク組成物を調製した。なお、表2中、TEG−m−BEおよびプロキセルXL2は、表1と同様のものを表し、EDTAはエチレンジアミン四酢酸二ナトリウムを表す。
Figure 0005569035
<インクジェット捺染>
絹の布帛の裏面(印捺する面とは反対の面)に、上記した液体組成物1を、インクジェットプリンタ(PX−G920、セイコーエプソン社製)を用いて、720dpiの解像度でベタ印刷を行った後、すぐに布帛を裏返して同じインクジェットプリンタに供給して、ブラックインクを用いて720dpiの解像度でベタ印刷を行った。
また、上記した液体組成物1を、インクジェットプリンタ(PX−G920、セイコーエプソン社製)を用いて、720dpiの解像度でベタ印刷を行った後、すぐに布帛を裏返して同じインクジェットプリンタに供給して、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色インクを用いて、文字および白抜き文字(各色インクでベタ印刷した画像上に白抜きで文字を形成したもの)を印刷した。
また、液体組成物2及び3についても、上記と同様にして、布帛を処理した後、各色インクを用いて印刷を行った。
さらに、比較のために、液体組成物を用いて布帛裏面処理を行わずに、布帛に、上記と同様にして各色インクを用いて印刷を行った。
また、比較のために、液体組成物1〜3を、上記と同様にして絹の布帛の印捺面(表面)にベタ印刷を行った後、液体組成物のベタ印刷を行った面と同じ面(表面)に、上記と同様にして、ブラックインクおよび各色インクの印刷を行った。
印捺した布帛を、スチーマー(スチーマーDHe、マチス社製)を用いて105℃×30分にてスチーミングして定着させた後、オルフィンE1010(日信化学社製)、ラッコールSTA(明成化学社製)0.2%水溶液を用いて、55℃において10分間洗浄し、乾燥させたものを染着濃度試験片とした。
<布帛表裏の染着濃度差評価>
ブラックインクを用いてベタ印刷した布帛について、グレタグ濃度計(グレタグマクゼス社製)を用いて、布帛の黒ベタ部分に印捺した部分の表裏のOD値を測定し、表面(印捺面)のOD値と裏面(非印捺面)のOD値との差(Δ)を算出した。評価結果は下記表3に示される通りであった。
<滲み性評価>
ブラックインクを用いてベタ印刷した布帛について、印捺面のエッジ部分を目視にて観察し、黒色滲み性の評価を行った。評価基準は以下の通りとした。
○:滲みが見られない
△:やや滲みが見られる
×:滲みが激しい
また、各色インクを用いて文字および白抜き文字を印刷した布帛について、混色滲みの程度を評価した。評価基準は以下の通りとした。
○:滲みが見られない
△:やや滲みが見られる
×:滲みが激しい
滲み性の評価結果は、下記の表3に示される通りであった。
Figure 0005569035

Claims (8)

  1. 布帛に、染料を含有するインク組成物をインクジェット方式により印捺するインクジェット捺染方法であって、
    前記布帛の一方の面に液体組成物を付着さる布帛裏面処理工程と、
    前記布帛裏面処理工程の後に、前記布帛の前記液体組成物を付着させた面とは反対面に、前記インク組成物を吐出させるインクジェット印捺工程と、
    を含んでなり、
    前記液体組成物は浸透剤を含む、ことを特徴とするインクジェット捺染方法。
  2. 布帛に、染料を含有するインク組成物をインクジェット方式により印捺するインクジェット捺染方法であって、
    前記布帛の一方の面に、液体組成物を付着させる布帛裏面処理工程と、
    前記布帛裏面処理工程の後に、前記布帛の前記液体組成物を付着させた面とは反対の面に、前記インク組成物を吐出させるインクジェット印捺工程と、
    を含んでなり、
    前記布帛に付着した前記液体組成物が前記布帛に残存している間に、前記インクジェット印捺工程を実施する、ことを特徴とするインクジェット捺染方法
  3. 前記浸透剤が、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオグリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル、ジエチレングリコールモノヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ヘキサエチレングリコールモノエチルヘキシルエーテル、テトラエチレングリコールモノエチルヘキシルエーテル、尿素、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、および1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンからなる群より選択される少なくとも1種である、請求項1に記載のインクジェット捺染方法。
  4. 前記液体組成物の表面張力が、28.0mN/m以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェット捺染方法。
  5. 前記染料が酸性染料である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェット捺染方法。
  6. 前記布帛裏面処理工程が、前記布帛に対して前記液体組成物を吐出させるインクジェット方式により実施される、請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット捺染方法。
  7. 前記液体組成物と前記インク組成物とを同じインクカートリッジに充填して、前記インクジェット方式により、前記布帛裏面処理工程および前記インクジェット印捺工程を実施する、請求項6に記載のインクジェット捺染方法。
  8. 前記インクジェット捺染方法が、絹、羊毛またはポリアミド系繊維からなる布帛に対して行われる、請求項1〜7のいずれか一項に記載のインクジェット捺染方法。
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