JP2003199792A - 模様シートを有する使い捨ておむつ - Google Patents

模様シートを有する使い捨ておむつ

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JP2003199792A JP2003002037A JP2003002037A JP2003199792A JP 2003199792 A JP2003199792 A JP 2003199792A JP 2003002037 A JP2003002037 A JP 2003002037A JP 2003002037 A JP2003002037 A JP 2003002037A JP 2003199792 A JP2003199792 A JP 2003199792A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使い捨ておむつの外装に模様を付すに当た
り、外装シート全体に連続模様や繰り返し模様を印刷す
ると印刷コストが高くなる。また外装シートにワンポイ
ントの印刷を施すと、おむつに対する模様の位置合わせ
が難しくなる。 【解決手段】 使い捨ておむつ1の外装シートの内側
に、四角形の模様シート15が貼着され、この模様シー
ト15にワンポイントの模様17が印刷されている。そ
してこの模様17は、外装シートを透過して目視できる
ようになっている。模様シート15を用いることによ
り、ワンポイントの模様17をおむつ1の任意の位置に
正確に位置決めして付すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使い捨ておむつに
関し、特に多色印刷の模様が、おむつの背面または正面
の一部でのみ目視できるようにした模様シートを有する
使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】乳児や幼児用のいわゆるオープン型の使
い捨ておむつまたは予めパンツ型に成形された使い捨て
おむつでは、おむつの外装に動物やキャラクタの図形な
どの模様が現れるようにしているのが一般的である。
【0003】前記模様を付す従来の方法としては、おむ
つの外装シート(バックシート)となるフィルムに予め
連続模様または繰り返し模様を印刷しておき、この外装
シートを使用しておむつを自動機により連続製造するの
が一般的である。
【0004】また以下の特許文献1に記載のものは、透
視可能な外装シート(バックシート)を用い、この外装
シートとその内側の第3の部材とを色を有するホットメ
ルト型接着剤を介して接合している。そして前記ホット
メルト型接着剤をドット状に塗布するとともに、このホ
ットメルト型接着剤で、ドットの密度の高い領域を形成
し、ドット密度の高い領域で図柄、模様を表現し、この
図柄、模様を前記外装シートを通して目視できるように
している。
【0005】
【特許文献1】特開平3−90602号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のように予め模様
が印刷されたフィルムを外装シートとして用いておむつ
を製造する方法では、帯状の前記外装シートの上に吸収
層と透液性の内面シート(トップシート)とを重ね、そ
の後の個々のおむつに分離する工程を伴う。そのため、
完成後の使い捨ておむつでは、おむつの外装のどの位置
にどの模様や図柄が位置するかの制御が実質的に不可能
である。そのため、外装シートの印刷は、前記のような
連続模様や繰り返し模様に限られることになり、外装に
現れる模様のデザインの選択の自由度が制限される。ま
た、外装シートとなるフィルム全体に印刷を施すことが
必要であるため、外装シート(印刷模様を有するフィル
ム)の製造コストが高くなり、例えば、多色印刷で模様
を表現しようとすると、コストがきわめて高くなる。
【0007】次に、前記特許文献1に記載のものでは、
外装シートにロールコーターを用いて有色のホットメル
ト型接着剤を塗工し、このホットメルト型接着剤のドッ
ト塗布で模様を表現しているため、鮮明な模様を得るこ
とができず、勿論多色の模様を表現することも不可能で
ある。さらに前記特許文献1の第1図ではおむつの一部
分にのみ模様が現れるようにしているが、前記のように
ロールコーターにより模様を付する手法では完成したお
むつと模様との位置ずれが発生しやすい欠点がある。
【0008】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、低コストでおむつの一部にのみ模様を付すること
を可能とし、多色印刷の模様を用いた場合でも大幅なコ
スト上昇を防止できるようにした使い捨ておむつを提供
することを目的としている。
【0009】また本発明は、おむつの一部に模様を付す
る場合に、模様とおむつとの位置ずれを最小にでき、ま
た模様を付す箇所の変更にも自由に対応できる使い捨て
おむつを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、外側に向けら
れる外装シートと、受液側に向けられる液透過性の内面
シートと、前記外装シートと内面シートとの間に位置す
る吸収層と、を有し、装着者の腹側に当てられる前面部
と、股間部に当てられる中間部と、背側に当てられる後
面部とが形成された使い捨ておむつにおいて、前記外装
シートの内側に、樹脂フィルムに模様が多色に印刷され
た模様シートが貼着されて、前記外装シートを透して前
記多色の模様が透視可能で、前記使い捨ておむつを背面
または正面から見たときに、前記模様シートは、おむつ
の面積の50%以下の面積を有しており、前記模様シー
トは、ウエスト開口部に形成されたウエストギャザー、
レッグ開口部に設けられたレッグギャザーおよび前記前
面部から前記後面部にかけて形成された胴回りギャザー
のいずれにも掛からないように取り付けられていること
を特徴とするものである。
【0011】本発明の使い捨ておむつはいわゆるオープ
ン型であってもよいし、または予めパンツ型に形成され
たものであってもよい。
【0012】前記の使い捨ておむつを背面から見たと
き、正面から見たときとは、おむつを人体に装着させて
いない状態で、おむつを前面部と後面部が密着するよう
に平坦な形状に潰し、これを背面側または正面側から見
た状態を意味する。または、使い捨ておむつを人体に装
着したのと同じ状態で立体型とし、このときにおむつを
背面側から見たときと正面側から見たときの投影形状を
意味する。すなわち、おむつを潰した状態と立体型にし
た状態のいずれか一方の条件で、おむつの面積(投影面
積)よりも模様シートの占める面積が小さいという条件
を満たしていればよい。
【0013】そして、背面から見たときのおむつの面
積、または正面から見たときのおむつの面積に対し、前
記模様シートの占める面積が50%以下である。
【0014】また、前記模様シートは、例えば、多角形
または円形あるいは楕円形のいずれかである。
【0015】さらに、前記模様シートは、透湿性のシー
トの表面に前記模様が印刷されたものであることが好ま
しい。
【0016】上記のように、模様シートとして、通気性
および透湿性のシートを用いると外装シートが通気性、
透湿性の場合に、模様シートを貼着したことで、前記外
装シートの通気や透湿機能を阻害しない。しかし模様シ
ートが前記背面または正面から見たときの外装シートの
面積よりも50%以下となるような小さいものであるた
め、模様シートが通気性や透湿性を有しないものであっ
ても、おむつ全体としての蒸れ防止への影響を少なくで
きる。
【0017】例えば、前記外装シートは不織布であり、
この外装シートの内側に液不透過性シートまたは疎水性
シートが重ねられ、前記模様シートは、前記外装シート
と前記液不透過性シートまたは疎水性シートとの間に貼
着されているものである。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態とし
てパンツ型の使い捨ておむつを示す斜視図、図2は図1
に示すパンツ型の使い捨ておむつのII−II線の断面
図、図5と図6は前記使い捨ておむつの製造方法の一例
を示す斜視図である。
【0019】図1に示す本発明の使い捨ておむつ1は、
予めパンツ型に成形されたものであり、その成形前の展
開状態ではいわゆる砂時計形状である。このおむつ1
は、使用時に装着者の腹部に当てられる前面部2Aと、
使用時に尻部および/または背部に当てられる後面部2
Cと、使用時に股間部に当てられる中間部2Bとを有す
る。
【0020】前面部2Aの横方向の側部4Aと、後面部
2Cの横方向の側部4Cとが互いに接合される。その結
果、前面部2Aのウェスト端部3Aと後面部2Cのウエ
スト端部3Cとでウエスト開口部5が形成される。さら
に、前面部2A、中間部2B、後面部2Cにかけて、左
右にレッグ開口部6が形成される。
【0021】前記ウエスト端部3Aと3Cには横方向に
弾性部材(弾性バンド)7が取付けられ、図1に示すよ
うに、前記弾性部材7の弾性収縮力によりウエスト開口
部5に沿ってウエストギャザーが形成される。前記レッ
グ開口部6の周囲には弾性部材(弾性バンド)8が取付
けられ、図1に示すように、前記弾性部材8の弾性収縮
力により、レッグ開口部6の周囲にレッグギャザー(レ
ッグ側のカフ)が形成される。
【0022】図2の断面図では、図示下側がおむつ1の
外面側、内側がおむつ1の内面側である。このおむつの
積層構造は、通気性で透湿性の素材である不織布で形成
された外装シート11の内側に、通気性で透湿性のフィ
ルムで形成された防水シート12(液不透過性シート)
が重ねられている。さらに防水シート12の内側に吸収
層13が重ねられて、最も内面側には液透過性の内面シ
ート14が重ねられている。そして、前記外装シート1
1と防水シート12との間に、四角形片状の模様シート
15が挟まれている。
【0023】外装シート11の内面にはホットメルト型
接着剤16aが波状などのランダムな形状に塗工されて
おり、このホットメルト型接着剤16aによって、外装
シート11と防水シート12とが接着されている。また
このホットメルト型接着剤16aによって、前記模様シ
ート15が外装シート11に接着固定されている。
【0024】また、防水シート12の内面と吸収層13
の内面にもホットメルト型接着剤16b,16cがラン
ダムに塗工されており、防水シート12と吸収層13と
が接着され、吸収層13と内面シート14とが接着され
ている。
【0025】前記外装シート11と内面シート14およ
び防水シート12は、おむつ1を展開した状態で、全体
の形状が同じ砂時計型である。ただし、防水シート12
のみが前記外装シート11および内面シート14よりも
小さい形状であってもよい。また吸収層13は、前記外
装シート11および内面シート14よりも一回り小さい
砂時計形状である。そして、外装シート11と内面シー
ト14(および防水シート12)は、吸収層13の周囲
から外れた位置、すなわち前面部2Aの横方向の側部4
A、後面部2Cの横方向の側部4C、およびウェスト端
部3Aと3C、さらにはウエスト開口部5の周囲におい
て、前記ホットメルト型接着剤16a,16bによって
互いに接着されている。
【0026】一方、前記模様シート15は、外装シート
11よりも十分に小さい面積を占めるものであり、その
外面側には、動物の顔、キャラクタ、植物などの図形、
あるいは記号、文字などの模様17が印刷されている。
図の実施の形態では、1枚の模様シート15にワンポイ
ントの模様17が印刷されている。また前記図形、記
号、文字のいずれかの組み合わせが模様17として印刷
されていてもよい。前記模様シート15は小さい四角片
状であるため、模様17の周囲の余白部分の面積が少な
い。よって模様シート15は、低コストで製造可能であ
る。また模様シート15が小さく、また模様17の寸法
も小さいため、模様17を多色印刷しても、コストの大
幅な上昇を抑制できる。
【0027】前記模様シート15は、ポリエチレン、ポ
リプロピレンなどの樹脂フィルム、または紙材、紙材と
樹脂フィルムとのラミネート材などであり、模様17を
鮮やかに印刷できるものが好ましい。ただし、模様シー
ト15を樹脂フィルムで形成する場合に、通気性および
透湿性のフィルムを用いると、模様シート15を取付け
た部分での通気性や透湿性を阻害しない。また模様シー
ト15をポイントボンド、スパンボンド、スパンレース
などの不織布で構成してもよい。この不織布で形成した
模様シート15は通気性で透湿性である。
【0028】前記外装シート11は、不織布であり、前
記模様17を透視して目視で確認できる程度の光線透過
率を有するものであり、例えばポイントボンド、エアー
スルー、スパンボンド、スパンレース不織布などであ
る。
【0029】前記防水シート12は、ポリエチレンやポ
リプロピレンなどの通気性で且つ透湿性の樹脂フィルム
である。吸収層13は、吸収性素材、例えば粉砕パルプ
あるいは粉砕パルプと高吸水性ポリマーとの混合物など
により形成され、粉砕パルプあるいは粉砕パルプと高吸
水性ポリマーとの混合物がティッシュなどの吸収性シー
トで包まれたものである。
【0030】内面シート14は透液性であり、親水処理
された疎水性繊維、親水性繊維などで形成されたもので
あり、例えばポイントボンド、エアースルー、スパンボ
ンド、スパンレース不織布などである。または、前記不
織布に嵩高な不織布からなるクッション層を重ねて内面
シート14を形成してもよい。
【0031】前記模様シート15は、おむつ1の後面部
2Cに取付けられ、あるいは後面部2Cから中間部2B
に渡って取付けられる。この場合、図1に示すように人
体に装着したのと同じ立体状態で、前記の使い捨ておむ
つ1を背面((i)方向)から見たときに、あるいは、
使い捨ておむつ1を、前面部2Aと後面部2Cとが密着
するように、平坦な状態に潰して、背面((i)方向)
から見たときに、前記おむつの全体の目視面積に対し
て、前記模様シート15の占める面積が小さく、好まし
くは全体の目視面積に対する模様シート15の占める面
積が50%以下であることが好ましい。
【0032】また、模様シート15が、おむつ1の前面
部2Aに取付けられ、あるいは前面部2Aから中間部2
Bに渡って取付けられてもよい。この場合、おむつ1の
前記の立体状態、またはおむつ1を潰した状態で、正面
((ii)方向)から見たときに、おむつの全体の目視
面積に対して、模様シート15の占める面積が十分に小
さく、好ましくはその面積比が50%以下である。
【0033】また、模様シート15を、前面部2A側と
後面部2C側の双方に取付けることが可能である。
【0034】前記模様シート15は、任意の位置に取付
けることが可能であるが、ウエスト開口部5の周囲で、
弾性部材7により形成されたウエストギャザー、および
レッグ開口部6の周囲で、弾性部材8により形成された
レッグギャザーの双方に掛からない領域に取付けること
が好ましい。また前面部2Aから後面部2Cに掛けて胴
回りに連続するギャザーが形成されているものにおいて
も、このギャザーに掛からない位置に模様シート15が
取付けられることが好ましい。
【0035】模様シート15が前記ギャザーに掛からな
い位置に取付けられると、模様シート15が比較的平坦
状態を保つことができ、模様17が歪むことを防止でき
る。
【0036】さらに、模様シート15は、前面部2Aの
横方向の側部4Aと、後面部2Cの横方向の側部4Cと
の接合部を避ける位置に取付けられることが好ましい。
側部4Aと側部4Cの接合は熱溶着により実現される
が、この接合部に模様シート15が存在していると前記
熱溶着による接合に支障をきたす。
【0037】次に、前記図1および図2に示される実施
の形態の使い捨ておむつ1の製造方法について説明す
る。
【0038】外装シート11となる不織布にホットメル
ト型接着剤16aを塗布した後に、図5に示すように、
予め模様17が印刷された模様シート15を、一定の間
隔となるように位置決めして前記不織布上に設置する。
模様シート15は帯状シート(テープ状シート)15A
から所定の寸法に切り出される。このとき切り出される
個々の模様シート15に模様17が均一に現れるように
模様シート15を一定間隔で切断し、前記不織布上に順
番に設置する。
【0039】前記外装シート11の上に防水シート12
となるフィルムが重ねられ、加熱ローラ20によって挟
まれ且つ熱が与えられて、外装シート11となる不織布
と防水シートとなるフィルムとの間に個々の模様シート
15が挟まれて接着される。
【0040】次に、外装シート11となる不織布と防水
シート12となるフィルムとの接合体の前記フィルム上
面にホットメルト型接着剤16bが塗布される。そして
図6に示すように、前記接合体の上に吸収層13が間隔
を開けて、且つ前記模様シート15との相対位置が合う
ように設置される。また前記吸収層13の表面にホット
メルト型接着剤16cが塗布される。
【0041】そして吸収層13の上から、内面シート1
4となる不織布が重ねられ、これらの積層体が加熱ロー
ラに挟まれ各層が互いに接着される。その後に、切断線
L1によりレッグ開口部が切断され、且つ切断線L2に
より個々の積層体、すなわち前面部2A、後面部2Cお
よび中間部2Bを有する積層体に分割される。さらに、
前面部2Aの横方向の側部4Aと、後面部2Cの横方向
の側部4Cとが接合されて図1に示すパンツ型となる。
【0042】なお、前記の工程では、弾性部材7および
弾性部材8の取付け工程の説明を省略している。
【0043】図3と図4は、使い捨ておむつ1を形成す
る積層体の構造の他の実施の形態を示す断面図である。
【0044】図3に示すものでは、外装シート11の内
側に、通気性と透湿性を有する疎水性シートである不織
布21が重ねられており、この不織布21と外装シート
11との間に前記模様シート15が挟まれて接着されて
いる。前記不織布21は、例えば、ポリプロピレン繊維
で形成されたスパンボンド不織布や、スパンボンド不織
布とメルトブロー不織布とスパンボンド不織布とを重ね
たシートなどである。
【0045】図4に示すものでは、外装シート22とし
て防水フィルムが用いられている。この防水フィルム
は、ポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂フィルム
であり、通気性と透湿性を有するものである。またこの
防水フィルムは、透明または半透明であり、前記模様シ
ート15の模様17を透視できる程度の光線透過率を有
しているものが使用される。
【0046】前記防水フィルムの外装シート22の内面
にホットメルト型接着剤16aが塗布され、前記模様シ
ート15が重ねられて接着される。そして模様シート1
5の内側に吸収層13が位置している。
【0047】次に、図7(A)(B)は、模様シート1
5の取付け位置の変形例を示す背面図である。
【0048】図7(A)に示すものでは、使い捨ておむ
つ1の後面部2Cにおいて、模様シート15が右側へ片
寄った位置で、しかも全体としてバランスのよい位置に
取付けられている。図7(B)に示すものでは、後面部
2Cにおいて、異なる模様が印刷された2つの模様シー
ト15が左右に分かれてバランスのよい位置に取付けら
れている。
【0049】このように、本発明では、模様17をおむ
つ1の任意の位置に、また任意の数で付すことができ、
設計の自由度を高めることができる。
【0050】また、模様シート15は、正方形や長方形
に限られず、三角形や五角形などの多角形の他に、円形
や楕円形であってもよい。
【0051】なお、本発明の使い捨てオムツは、図1に
示すパンツ型に限られず、砂時計型のいわゆるオープン
型であってもよい。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明の使い捨ておむつ
は、模様を任意の位置に付すことができる。また比較的
小面積の模様シートを用いているため、模様シートを形
成する樹脂フィルムなどのシート素材の無駄が少ない。
また小面積の模様シートに模様を印刷しているため、模
様を印刷することによるコストを低減できる。また従来
のように外装シート全体に連続模様や繰り返し模様を印
刷する場合に比べて印刷コストを低減できるため、模様
を多色印刷することも可能である。
【0053】また、ワンポイントや数ポイントの模様
を、おむつに対して高精度に位置決めして付すことがで
き、模様ずれが生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態としてパンツ型おむつを
示す斜視図、
【図2】図1に示したパンツ型おむつのII−II線の
断面図、
【図3】積層構造の他の実施の形態を示す断面図、
【図4】積層構造の他の実施の形態を示す断面図、
【図5】本発明の使い捨ておむつの製造方法を示す斜視
図、
【図6】本発明の使い捨ておむつの製造方法を示す斜視
図、
【図7】(A)(B)は、おむつに対して模様を付す位
置の変形例を示す背面図、
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ 2A 前面部 2B 中間部 2C 後面部 3A 前ウェスト部 3C 後ウェスト部 5 ウエスト開口部 6 レッグ開口部 7,8 弾性部材 11 外装シート 12 防水シート 13 吸収層 14 内面シート 15 模様シート 17 模様 16a,16b,16c ホットメルト型接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 徹 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−7 ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 (72)発明者 山本 広喜 香川県三豊郡豊浜町和田浜高須賀1531−7 ユニ・チャーム株式会社テクニカルセン ター内 Fターム(参考) 3B029 BC01 4C098 AA09 CC40 CE05 DD10 DD20 DD25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側に向けられる外装シートと、受液側
    に向けられる液透過性の内面シートと、前記外装シート
    と内面シートとの間に位置する吸収層と、を有し、装着
    者の腹側に当てられる前面部と、股間部に当てられる中
    間部と、背側に当てられる後面部とが形成された使い捨
    ておむつにおいて、 前記外装シートの内側に、樹脂フィルムに模様が多色に
    印刷された模様シートが貼着されて、前記外装シートを
    透して前記多色の模様が透視可能で、前記使い捨ておむ
    つを背面または正面から見たときに、前記模様シート
    は、おむつの面積の50%以下の面積を有しており、 前記模様シートは、ウエスト開口部に形成されたウエス
    トギャザー、レッグ開口部に設けられたレッグギャザー
    および前記前面部から前記後面部にかけて形成された胴
    回りギャザーのいずれにも掛からないように取り付けら
    れていることを特徴とする模様シートを有する使い捨て
    おむつ。
  2. 【請求項2】 前記外装シートの内側に液不透過性シー
    トが重ねられ、前記模様シートは、前記外装シートと前
    記液不透過性シートとの間に貼着されている請求項1記
    載の模様シートを有する使い捨ておむつ。
  3. 【請求項3】 前記模様シートの樹脂フィルムは透湿性
    である請求項1または2記載の模様シートを有する使い
    捨ておむつ。
  4. 【請求項4】 前記模様シートは前記前面部と前記後面
    部の双方に設けられている請求項1ないし3のいずれか
    に記載の使い捨ておむつ。
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