JP4854303B2 - 吸収具保持カバー - Google Patents

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Description

本発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収具が交換可能に取り付けられる吸収具保持カバーに関する。
従来より、着用者の排泄物を受ける使い捨てタイプの吸収性物品として、トップシートとバックシートとの間に粉砕パルプ等により形成された吸収コアを設けた吸収性本体、および、吸収性本体の両側に取り付けられて尿等の漏出を防止する立体ギャザを備えるものが使用されている。
特許文献1の使い捨てタイプの女性用ショーツ型吸収性物品では、パンツタイプの外装体の内側に設けられた吸収性本体が、長手方向の両端部および排泄ポイント近傍において外装体に接着されている。当該吸収性本体では、着用者とは反対側に長手方向に伸びる弾性部材が25mm以上の幅に亘って設けられており、排泄ポイント近傍において弾性部材の伸縮性を消失させるように当該弾性部材が吸収性本体に接着されている。そして、排泄ポイントの前後において弾性部材が収縮することにより、吸収性本体の排泄ポイント近傍の部位が着用者側に凸となった状態で着用者の股間部にフィットする。
このような使い捨てタイプの吸収性物品では、少量の排尿時等であっても吸収性物品全体を交換する必要があるため、使用者にとって経済的な負担が大きくなってしまう。そこで、使い捨てタイプの吸収性物品の内側に安価な吸収具(いわゆる、尿取りパッド等)を取り付けて着用し、少量の排尿時には当該吸収具のみを交換することが行われている。
特許文献2では、吸収パッドを内側に配して着用される吸収性カバーにおいて、着用者の腹側および背側に配される部位の幅方向両側に設けられたフラップ部にのみ吸収体を設けることにより、吸収体の材料使用量を低減して吸収性カバーを安価に製造する技術が開示されている。
特開2002−320641号公報 特開2002−200105号公報
ところで、通常の使い捨ておむつの内側に吸収パッドを取り付けて装着した場合、着用者の股間部には、吸収パッドの吸収コアおよび使い捨ておむつ本体の吸収コアが存在することとなってごわつき感が生じてしまう。
また、特許文献2の吸収性カバーを吸収パッドと共に着用した場合、着用者の動き等により吸収パッドが着用者と吸収性カバーとの間においてずれてしまい、排泄物が吸収パッドの側方から吸収性カバーへと流れ出てしまったり、排泄物を吸収パッドにより受けることができない恐れがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、着用時の股間部のごわつき感を低減するとともに吸収具を着用者の股間部へと確実に付勢することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収具が交換可能に取り付けられる吸収具保持カバーであって、脚周りの一対の開口に沿う一対の弾性部材を備える外装部と、前記外装部の着用者側において前記一対の弾性部材の間に接合されるとともに、幅方向の幅が、前記着用者の股間部に対向する中間部における前記一対の弾性部材の間隔よりも小さい略シート状の中央本体部とを備え、前記中央本体部が、着用者の股間部から前後に広がるとともに前記着用者に対向するトップシートと、前記トップシートの前記着用者とは反対側を覆うバックシートと、前記着用者の腹側において前記トップシートと前記バックシートとの間に設けられる第1吸収体と、前記着用者の背側において前記トップシートと前記バックシートとの間に設けられる第2吸収体とを備え、前記第1吸収体と前記第2吸収体との間の前記中間部において、前記中間部の全幅に亘って前記トップシートと前記バックシートとの間に吸収体が存在せず、前記中間部に伸縮性を与える中間弾性部材が、前記一対の弾性部材の間に設けられる。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の吸収具保持カバーであって、前記中間弾性部材が、前記第1吸収体、前記中間部および前記第2吸収体が並ぶ長手方向に沿って伸縮する。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の吸収具保持カバーであって、前記中間部において、前記方向に対して3cm以上10cm以下の幅を有する領域に前記中間弾性部材が接着される。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の吸収具保持カバーであって、前記中間弾性部材が、前記中間部の前記長手方向に平行な中心線に関して対称に設けられる。
請求項5に記載の発明は、請求項3または4に記載の吸収具保持カバーであって、前記中間弾性部材が、前記長手方向に沿って伸びるとともに前記幅方向に配列される複数の糸状部材である。
請求項6に記載の発明は、請求項2ないし5のいずれかに記載の吸収具保持カバーであって、前記中間弾性部材の前記長手方向の長さが、前記第1吸収体と前記第2吸収体との間の前記長手方向の長さに等しい。
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収具保持カバーであって、前記中間部が折り曲げられて前記第1吸収体と前記第2吸収体とが前記トップシートを挟んで対向し、前記トップシートおよび前記バックシートの前記第1吸収体の左右両側の部位が、前記トップシートおよび前記バックシートの前記第2吸収体の左右両側の部位にそれぞれ前記外装部を介して間接的に接合されている。
本発明では、着用時の股間部のごわつき感を低減するとともに吸収具を着用者の股間部へと確実に付勢することができる。請求項の発明では、吸収具を着用者の股間部へとより確実に付勢することができる。請求項およびの発明では、吸収具を吸収具保持カバーに容易に取り付けることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るパンツタイプの吸収具保持カバー1の外観を示す図である。吸収具保持カバー1の内側(すなわち、着用者側)には、着用者からの排泄物を受ける吸収具(いわゆる、吸収パッド)が交換可能に取り付けられる。
図2は、吸収具保持カバー1を展開して広げた状態で着用者側から見た平面図である。図1および図2に示すように、吸収具保持カバー1は、吸収性を有する略シート状の中央本体部2、および、中央本体部2が着用者側に接合されるパンツタイプの外装部3を備える。吸収具保持カバー1では、中央本体部2の図2中の下側の部位201が着用者の腹側に接し、図2中の上側の部位203が着用者の背側に接する。以下の説明では、中央本体部2の着用者の腹側および背側に接する部位201,203をそれぞれ、「前方部201」および「後方部203」と呼び、前方部201と後方部203との間で着用者の股間部に対向する部位202を「中間部202」と呼ぶ。また、前方部201、中間部202および後方部203が並ぶ方向(すなわち、図2中の上下方向)を長手方向、長手方向に垂直な方向を幅方向という。
本実施の形態では、図2中に二点鎖線にて示すように、平面視において略矩形状の吸収具9が、中央本体部2の着用者側において前方部201、中間部202および後方部203に亘って配置され、面ファスナ等により中央本体部2に取り付けられる。
図3は、吸収具9を図2中に示すA−Aの位置で切断した断面図である。図3に示すように、吸収具9は、吸液性の吸収コア92、吸収コア92の着用者側の主面を覆う透液性のトップシート91、および、吸収コア92のもう一方の主面を覆う撥水性または不透液性のバックシート93を備え、トップシート91とバックシート93とは、ホットメルト接着剤等により吸収コア92の周囲にて接合される。吸収具9では、長手方向(すなわち、図2中の上下方向)のほぼ全域に亘って吸収コア92が設けられており、着用者からの排泄物を受けてその水分を吸収する。
図4および図5は、吸収具保持カバー1を図2中に示すA−AおよびB−Bの位置で(すなわち、中央本体部2の中間部202および前方部201に対応する位置で)それぞれ切断した断面図である。吸収具保持カバー1では、中央本体部2の後方部203に対応する位置における断面は図5と同様である。
図2、図4および図5に示すように、中央本体部2は、中間部202から前方部201および後方部203に広がる(すなわち、着用者の股間部から前後に広がる)とともに着用者に対向するトップシート21、トップシート21の着用者とは反対側を覆うバックシート23、前方部201において(すなわち、着用者の腹側において)トップシート21とバックシート23との間に設けられる吸液性の吸収体である第1吸収コア221、および、後方部203において(すなわち、着用者の背側において)トップシート21とバックシート23との間に設けられる吸液性の吸収体である第2吸収コア222を備える。中央本体部2では、第1吸収コア221、中間部202および第2吸収コア222が長手方向に並ぶ。
中央本体部2は、さらに、中央本体部2の長手方向のほぼ全長に亘って幅方向の両側に設けられた一対の側壁部24を備える。一対の側壁部24のそれぞれには、長手方向に伸びる複数の弾性部材(図示省略)が接合されており、図2に示すように吸収具保持カバー1を広げた状態では、弾性部材は伸張状態となっている。吸収具保持カバー1では、弾性部材が収縮することにより、図4に示すように、側壁部24の内側のエッジが着用者側に向かって立ち上がり、着用時に着用者の脚の付け根近傍に当接する立体ギャザーが形成される。また、中央本体部2の長手方向の両端部近傍では、図5に示すように、側壁部24はほぼ全幅に亘ってトップシート21およびバックシート23に接合されている。
側壁部24は、撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布)やプラスチックフィルム、あるいは、これらの複合材料により形成される。吸収具保持カバー1の快適性向上の観点からは、側壁部24は通気性を有することが好ましい。
吸収具保持カバー1に吸収具9が取り付けられる際には、図4中に二点鎖線にて示すように、一対の側壁部24の間において吸収具9のバックシート93(図3参照)に設けられた面ファスナ(図示省略)等をトップシート21に係合することにより吸収具9が吸収具保持カバー1に固定される。吸収具保持カバー1では、側壁部24により吸収具9の側方に排泄物が流れ出ることが防止される。
トップシート21は透液性の材料、例えば、親水性繊維により形成された不織布であり、着用者からの排泄物が吸収具9の長手方向の端部から流れ出た場合に、排泄物の水分を捕捉して第1吸収コア221または第2吸収コア222へと移動させる。トップシート21として利用される不織布は、例えば、ポイントボンド不織布やエアスルー不織布、スパンレース不織布であり、これらの不織布を形成する親水性繊維としては通常、セルロースやレーヨン、コットン等が用いられる。なお、トップシート21として、表面を活性剤により親水処理した疎水性繊維(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン)により形成された透液性の不織布が利用されてもよく、また、開孔を有するプラスチックフィルムが利用されてもよい。
第1吸収コア221および第2吸収コア222は、親水性繊維(例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維)に粒状の吸水性ポリマー(例えば、SAP(Super Absorbent Polymer))を混合したものであり、第1吸収コア221および第2吸収コア222(すなわち、親水性繊維および吸水性ポリマー)はティッシュペーパーや透液性シートにより包み込まれている。本実施の形態では、前方部201から中間部202を経由して後方部203まで連続するティッシュペーパーにより第1吸収コア221および第2吸収コア222が包み込まれており、当該ティッシュペーパーにより、親水性繊維の型崩れ、および、吸水性ポリマーの脱落(特に、吸水後における脱落)が防止される。第1吸収コア221および第2吸収コア222は、トップシート21、並びに、第1吸収コア221および第2吸収コア222を包むティッシュペーパーを透過した水分を吸収して迅速に固定する。中央本体部2では、第1吸収コア221および第2吸収コア222の間の中間部202において、トップシート21とバックシート23との間には吸収コアは存在せず、ティッシュペーパーのみが存在する。なお、図4では、当該ティッシュペーパーの図示を省略している。
バックシート23は撥水性または不透液性の不織布であり、トップシート21を透過した水分、および、第1吸収コア221および第2吸収コア222に一旦吸収された水分が、中央本体部2の外側にしみ出すのを防止する。バックシート23として利用される不織布は、例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS不織布であり、必要に応じて撥水処理が施されてもよい。なお、撥水性または不透液性のプラスチックフィルムや、上記不織布とプラスチックフィルムとの複合材料等がバックシート23として利用されてもよい。この場合、着用者の快適性の観点からは、通気性を有するプラスチックフィルムが利用されることが好ましい。
図2、図4および図5に示すように、外装部3は、着用者に対向するとともに中央本体部2が接合される内装シート31、および、内装シート31の着用者とは反対側を覆う外装シート32を備える。内装シート31としては撥水性の不織布が用いられ、外装シート32としては、バックシート23と同様の撥水性または不透液性の不織布やプラスチックフィルム、あるいは、不織布とブラスチックフィルムとの複合材料が用いられる。外装シート32にプラスチックフィルムが利用される場合、着用者の快適性の観点からは、バックシート23と同様に、プラスチックフィルムは通気性を有することが好ましい。
図4および図5に示すように、中央本体部2はホットメルト接着剤4により外装部3の内装シート31に接着されている。図6に示すように、吸収具保持カバー1では、平行斜線を付して示す部位、すなわち、中央本体部2の長手方向の両端部近傍および中間部202において、中央本体部2が外装部3に接着される。中央本体部2の上記接着部位以外の部位は、外装部3と離間可能とされる。
図2に示す吸収具保持カバー1では、中央本体部2の中間部202および外装部3の中間部202に対応する部位(以下、「中間部302」という。)が折り曲げられ、中央本体部2の第1吸収コア221と第2吸収コア222とがトップシート21を挟んで対向する。そして、トップシート21およびバックシート23(図5参照)の第1吸収コア221の左右両側(すなわち、幅方向の両側)の部位が、トップシート21およびバックシート23の第2吸収コア222の左右両側の部位に、それぞれ外装部3を介して間接的に接合されることにより、パンツタイプの吸収具保持カバー1が形成される。以下の説明では、外装部3において中央本体部2の前方部201および後方部203に対応する部位をそれぞれ、「前方部301」および「後方部303」と呼ぶ。
図1、図2および図4に示すように、外装部3は、中間部302において、内装シート31と外装シート32との間に設けられる複数(本実施の形態では7本)の糸状部材である中間弾性部材(いわゆる、糸ゴム)33をさらに備える。図2に示すように、複数の中間弾性部材33は、長手方向に沿って伸びるとともに幅方向に配列されており、中間部302の長手方向に平行な中心線300(中央本体部2および吸収具保持カバー1の中心線でもある。)に関して対称に設けられる。
中間弾性部材33は、外装部3の中間部302のほぼ全長に亘る(すなわち、中央本体部2の中間部202のほぼ全長に亘る)とともに幅方向に対して3cm以上10cm以下の幅を有する領域(以下、「弾性領域」という。)において内装シート31および外装シート32に接着されており、図2に示すように吸収具保持カバー1を広げた状態では伸張状態となっている。中間弾性部材33の長手方向に関する長さは、中央本体部2の中間部202の長さにほぼ等しい。本実施の形態では、弾性領域の幅(すなわち、幅方向の最も外側に位置する2本の中間弾性部材33の間の距離)は約6cmであり、弾性領域において7本の中間弾性部材33が約1cmピッチにて配列されている。
吸収具保持カバー1では、中間弾性部材33が長手方向に沿って伸縮することにより、外装部3の中間部302、および、中間部302に接着されている中央本体部2の中間部202に伸縮性が与えられる。中間弾性部材33としては、ポリウレタン糸等が用いられる。
外装部3は、また、図1および図2に示すように、腰周りおよび脚周りの開口に沿う複数の糸状の弾性部材34,35を備え、内装シート31と外装シート32との間に伸張状態で接合された弾性部材34,35の収縮力により、外装部3が着用者の腰および脚の付け根近傍に適度に密着する。外装部3は、さらに、前方部301および後方部303において幅方向に伸びる複数の糸状の弾性部材を備え、内装シート31と外装シート32との間に伸張状態で接合された当該弾性部材の収縮力により、外装部3の前方部301および後方部303が着用者の腹部および背部に適度に密着する。なお、図1、図2、図5および図6では、図の理解を容易にするために、当該弾性部材の図示を省略している。
吸収具保持カバー1を着用する際には、通常、吸収具保持カバー1に脚を挿入し、膝の辺りまでを引き上げられた状態の吸収具保持カバー1の内側に吸収具9を上から挿入する。続いて、吸収具9を中央本体部2の中間部202を中心として吸収具保持カバー1内に載置し、吸収具保持カバー1に対して押圧することにより吸収具9を吸収具保持カバー1に取り付けた後、吸収具保持カバー1を腰部まで引き上げて装着する。吸収具保持カバー1を吸収具9と共に着用することにより、少量の排尿時等には水分が吸収具9のみにより吸収されるため、吸収具保持カバー1を交換することなく吸収具9のみを交換することにより経済的な負担を軽減することができる。
吸収具保持カバー1では、中央本体部2の中間部202に吸収コアが設けられていないため、着用者の股間部における吸収具保持カバー1の体積を低減して着用時の股間部のごわつき感を低減することができる。その結果、吸収具保持カバー1の着用感を向上することができる。
仮に、中央本体部の中間部に吸収コアが設けられているとすると、吸収具保持カバーを着用することにより股間部において中間部の吸収コアがよれて皺が発生する。この場合、吸収具の交換時に、よれている中間部に新しい吸収具を取り付けることとなるため、吸収具の取り付けを容易に行うことができない。吸収具保持カバー1では、中間部202に吸収コアが設けられていないため、吸収具9の交換を容易に行うことができる。
また、吸収具保持カバー1では、中間弾性部材33により吸収具保持カバー1の中間部(すなわち、外装部3の中間部302および中央本体部2の中間部202)に伸縮性が与えられており、当該中間部の収縮力により中央本体部2に取り付けられた吸収具9を着用者の股間部へと確実に付勢することができる。その結果、吸収具9が着用者と吸収具保持カバー1との間でずれてしまうことを防止することができ、吸収具9により排泄物を確実に受けることができる。中間部では、中間弾性部材33が長手方向に沿って伸縮するため、吸収具保持カバー1の着用時に中間弾性部材33が伸張されて収縮力が大きくなり、吸収具9を着用者の股間部へとより確実に付勢することができる。
ところで、通常のパンツタイプの吸収具保持カバーは、いわゆるオープンタイプ(すなわち、着用者の腹側に当接する部位と背側に当接する部位とを粘着テープ等により腰周りで止着して着用するタイプ)の吸収具保持カバーに比べて吸収具の取り付けが難しく、また、装着時に吸収具を着用者に付勢する力を加減することが容易ではない。吸収具保持カバー1は、上述のように、吸収具9を着用者の股間部へと確実に付勢することができるため、パンツタイプの吸収具保持カバーに特に適している。
吸収具保持カバー1では、中間部の弾性領域において複数の中間弾性部材33が幅方向に配列されているため、吸収具保持カバー1を装着する際に中間弾性部材33が伸張されることにより弾性領域が長手方向に引き延ばされて略平面状になる。すなわち、吸収具9の中央近傍と対向する部位が平面状とされるため、吸収具9を吸収具保持カバー1に対して容易に取り付けることができる。吸収具9を容易に取り付けるという観点から、弾性領域の幅は、様々な種類の吸収具の中央部の幅を考慮して3cm以上10cm以下(より好ましくは4cm以上8cm以下)とされることが好ましい。
弾性領域では、複数の中間弾性部材33が中心線300(図2参照)に関して対称に設けられることにより、吸収具保持カバー1の着用時に平面状となる上述の部位も中心線300に関して左右対称となる。このため、吸収具9を吸収具保持カバー1の幅方向の中央に容易に取り付けることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る吸収具保持カバー1aについて説明する。図7は、吸収具保持カバー1aの構成を示す分解斜視図である。吸収具保持カバー1aは、図1および図2に示す吸収具保持カバー1の構成に加えて、中央本体部2と外装部3との間に設けられるシート部材5を備える。また、吸収具保持カバー1aでは、中間弾性部材33が外装部3ではなくシート部材5に設けられる。その他の構成は図1および図2と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
図8および図9は、吸収具保持カバー1aを図7中のC−CおよびD−Dの位置で(すなわち、中央本体部2の中間部202および前方部201に対応する位置で)それぞれ切断した断面図である。吸収具保持カバー1aでは、中央本体部2の後方部203に対応する位置における断面は図9と同様である。
図7ないし図9に示すように、吸収具保持カバー1aは、中央本体部2、シート部材5および外装部3を備える。第1の実施の形態と同様に、中央本体部2は、トップシート21、バックシート23、並びに、前方部201および後方部203に設けられる第1吸収コア221および第2吸収コア222を備え、外装部3は、内装シート31および外装シート32を備える。中央本体部2では、第1の実施の形態と同様に、中間部202には吸収コアは設けられず、トップシート21とバックシート23との間には、第1吸収コア221および第2吸収コア222を包むティッシュペーパーのみが存在する。
吸収具保持カバー1aでは、シート部材5の外装部3に対向する側の面全体が、ホットメルト接着剤4を介して外装部3の図7中に二点鎖線にて示す領域30に接着されており、中央本体部2の長手方向の両端部近傍および中間部202がホットメルト接着剤4を介してシート部材5に接着されている。中央本体部2の上記接着部位以外の部位は、シート部材5および外装部3と離間可能とされる。
シート部材5は、積層されて互いに接合される第1シート51および第2シート52、並びに、中央本体部2の中間部202に対向する位置にて第1シート51と第2シート52との間に固定される複数(本実施の形態でも7本)の中間弾性部材33を備える。中間弾性部材33は、第1の実施の形態と同様に、長手方向に沿って中央本体部2の中間部202のほぼ全長に亘って伸びるとともに幅方向に配列される糸状部材であり、長手方向に平行な吸収具保持カバー1aの中心線に関して対称に設けられる。
中間弾性部材33は、3cm以上10cm以下(本実施の形態でも、約6cm)の幅を有する弾性領域において第1シート51および第2シート52に接着されており、図7に示すように吸収具保持カバー1aを広げた状態では伸張状態となっている。弾性領域では、7本の中間弾性部材33は約1cmピッチにて配列されている。
吸収具保持カバー1aでも、第1の実施の形態と同様に、中間弾性部材33が長手方向に沿って伸縮することにより、中央本体部2の中間部202および外装部3の中間部302に伸縮性が与えられる。
吸収具保持カバー1aでは、第1の実施の形態と同様に、中央本体部2の中間部202に吸収コアが設けられていないため、着用時の股間部のごわつき感を低減することができる。また、中間弾性部材33の収縮力により、中央本体部2に取り付けられた吸収具を着用者の股間部へと確実に付勢することができる。さらには、中間弾性部材33が長手方向に沿って設けられているため、吸収具を着用者の股間部へとより確実に付勢することができる。
また、第1の実施の形態と同様に、複数の中間弾性部材33が幅方向に配列されているため、吸収具を吸収具保持カバー1aに対して容易に取り付けることができる。さらには、複数の中間弾性部材33が、吸収具保持カバー1aの中心線に関して対称に設けられることにより、吸収具を吸収具保持カバー1aの幅方向の中央に容易に取り付けることができる。
次に、本発明に関連する技術に係る吸収具保持カバー1bについて説明する。図10は、吸収具保持カバー1bの構成を示す平面図である。図10に示すように、吸収具保持カバー1bでは、図1および図2に示す吸収具保持カバー1の構成に加えて、中央本体部2の中間部202においてトップシート21とバックシート23(図4参照)との間に第1吸収コア221および第2吸収コア222よりも薄い吸収体である第3吸収コア223が設けられる。その他の構成は図1および図2と同様であり、以下の説明において同符号を付す。
吸収具保持カバー1bでは、中央本体部2の中間部202に設けられた第3吸収コア223が第1吸収コア221および第2吸収コア222よりも薄くされることにより、着用者の股間部における吸収具保持カバー1bの体積が低減されるため、着用時の股間部のごわつき感を低減することができる。また、第1の実施の形態と同様に、中間弾性部材33の収縮力により、中央本体部2に取り付けられた吸収具を着用者の股間部へと確実に付勢することができる。
吸収具保持カバー1bでは、特に、中央本体部2の中間部202において吸収具の幅方向の端部から排泄物が漏出した場合、第3吸収コア223により当該排泄物の水分を速やかに吸収することができる。ただし、着用時の股間部のごわつき感をより一層低減する必要がある場合には、中央本体部2の中間部202には吸収コアが設けられないことが好ましい。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
第1および第の実施の形態、並びに、関連技術に係る吸収具保持カバーでは、中間弾性部材33は外装部3ではなく中央本体部2に設けられてもよい。例えば、中間弾性部材33は、中間部202においてバックシート23の着用者側に接着される。
中間弾性部材33は、必ずしも糸状部材である必要はなく、例えば、帯状のポリウレタンフィルムや天然ゴム等が中間弾性部材33として利用されてもよい。1枚の帯状のポリウレタンフィルムが中間弾性部材33として用いられる場合、中間弾性部材33が接着される弾性領域の幅は、当該ポリウレタンフィルムの幅となる。ただし、吸収具保持カバーの製造コストを低減するという観点からは、複数の糸状部材が中間弾性部材33として用いられることが好ましい。
上記実施の形態および関連技術に係る吸収具保持カバーでは、中間弾性部材33が長手方向に関して中央本体部2の中間部202とほぼ同じ長さとされるが、中間弾性部材33は、中間部202よりも長くされてもよい。例えば、第1の実施の形態に係る吸収具保持カバー1では、中間弾性部材33が、外装部3の前方部301、中間部302および後方部303に亘って設けられてもよい。この場合、中間弾性部材33の両端部は、中央本体部2の長手方向の両端部と中間部202との間の非接着部位(すなわち、中央本体部2において外装部3と接合されていない部位)に対向する位置に位置することが好ましい。このような構成とすることで、中間弾性部材33が収縮した際に、第1吸収コア221および第2吸収コア222が中間部202側に引っ張られることが防止される。これにより、第1吸収コア221および第2吸収コア222に皺が生じることを防止し、吸収具保持カバー1の着用感が低下することを防止することができる。
なお、外装部3の前方部301および後方部303において、中間弾性部材33は内装シート31および外装シート32に接着されなくてもよい。例えば、伸張状態において長手方向に関する長さが外装部3にほぼ等しい中間弾性部材33を、伸張状態にて中間部302のみに接着し、中間弾性部材33の接着された部位の両側の部位を中間弾性部材33に接着することなく、内装シート31および外装シート32の間に挟んでおく構成とすることもできる。この場合、吸収具保持カバー1の製造において、外装部3に対する中間弾性部材33の取り付け工程が簡素化される。
上述の吸収具保持カバーの構造は、いわゆるオープンタイプの吸収具保持カバーに適用されてもよい。
第1の実施の形態に係る吸収具保持カバーの外観を示す図である。 吸収具保持カバーの平面図である。 吸収具の断面図である。 吸収具保持カバーの断面図である。 吸収具保持カバーの断面図である。 吸収具保持カバーの平面図である。 第2の実施の形態に係る吸収具保持カバーの分解斜視図である。 吸収具保持カバーの断面図である。 吸収具保持カバーの断面図である。 関連技術に係る吸収具保持カバーの平面図である。
符号の説明
1,1a,1b 吸収具保持カバー
9 吸収具
21 トップシート
23 バックシート
33 中間弾性部材
202 中間部
221 第1吸収コア
222 第2吸収コア
223 第3吸収コア
300 中心線
302 中間部

Claims (7)

  1. 着用者からの排泄物を受ける吸収具が交換可能に取り付けられる吸収具保持カバーであって、
    脚周りの一対の開口に沿う一対の弾性部材を備える外装部と、
    前記外装部の着用者側において前記一対の弾性部材の間に接合されるとともに、幅方向の幅が、前記着用者の股間部に対向する中間部における前記一対の弾性部材の間隔よりも小さい略シート状の中央本体部と、
    を備え、
    前記中央本体部が、
    着用者の股間部から前後に広がるとともに前記着用者に対向するトップシートと、
    前記トップシートの前記着用者とは反対側を覆うバックシートと、
    前記着用者の腹側において前記トップシートと前記バックシートとの間に設けられる第1吸収体と、
    前記着用者の背側において前記トップシートと前記バックシートとの間に設けられる第2吸収体と、
    を備え、
    前記第1吸収体と前記第2吸収体との間の前記中間部において、前記中間部の全幅に亘って前記トップシートと前記バックシートとの間に吸収体が存在せず、前記中間部に伸縮性を与える中間弾性部材が、前記一対の弾性部材の間に設けられることを特徴とする吸収具保持カバー。
  2. 請求項1に記載の吸収具保持カバーであって、
    前記中間弾性部材が、前記第1吸収体、前記中間部および前記第2吸収体が並ぶ長手方向に沿って伸縮することを特徴とする吸収具保持カバー。
  3. 請求項2に記載の吸収具保持カバーであって、
    前記中間部において、前記幅方向に対して3cm以上10cm以下の幅を有する領域に前記中間弾性部材が接着されることを特徴とする吸収具保持カバー。
  4. 請求項3に記載の吸収具保持カバーであって、
    前記中間弾性部材が、前記中間部の前記長手方向に平行な中心線に関して対称に設けられることを特徴とする吸収具保持カバー。
  5. 請求項3または4に記載の吸収具保持カバーであって、
    前記中間弾性部材が、前記長手方向に沿って伸びるとともに前記幅方向に配列される複数の糸状部材であることを特徴とする吸収具保持カバー。
  6. 請求項2ないし5のいずれかに記載の吸収具保持カバーであって、
    前記中間弾性部材の前記長手方向の長さが、前記第1吸収体と前記第2吸収体との間の前記長手方向の長さに等しいことを特徴とする吸収具保持カバー。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の吸収具保持カバーであって、
    前記中間部が折り曲げられて前記第1吸収体と前記第2吸収体とが前記トップシートを挟んで対向し、前記トップシートおよび前記バックシートの前記第1吸収体の左右両側の部位が、前記トップシートおよび前記バックシートの前記第2吸収体の左右両側の部位にそれぞれ前記外装部を介して間接的に接合されていることを特徴とする吸収具保持カバー。
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