JPWO2017002230A1 - 作業機 - Google Patents

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Abstract

本発明の装着機では、測定ノズル(120)が装着ヘッドに装着されている。測定ノズルは、胴体筒(62)と、胴体筒によって保持される吸着管(66)とを備えており、胴体筒と吸着管とを設定荷重以上の力で相対移動させることで伸縮する。この装着機において、装着ヘッドに装着された測定ノズルの吸着管の先端位置が測定される。次に、吸着管の先端が対象部(電子部品(124))に接触するように、測定ノズルが下降される。そして、測定ノズルの下降により、吸着管の先端が対象部に接触した後に、再度、吸着管の先端位置が測定され、それら2回の測定により得られた吸着管の先端位置の差に基づいて、対象部の高さが演算される。これにより、対象部の高さを適切に測定することが可能となる。

Description

本発明は、作業ヘッドを備え、その作業ヘッドにより作業を実行する作業機に関する。
作業ヘッドによって作業が実行される作業機では、適切な作業を担保するために、種々の測定が行われる。下記特許文献には、作業ヘッドに装着された保持具の位置を測定するための技術が記載されている。
特開平6−13416号公報
上記特許文献に記載の技術によれば、作業ヘッドに装着された保持具の位置を測定することは可能となる。しかしながら、例えば、作業ヘッドにより対象部に種々の作業を行うためには、対象部の高さ等の対象部の種々の部位を測定する必要がある。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、作業機において、対象部の種々の部位を適切に測定することである。
上記課題を解決するために、本願に記載の作業機は、保持部と、前記保持部により先端部を突出させた状態で保持される可動部とを有し、前記保持部と前記可動部とに設定荷重以上の力で相対移動させることで伸縮する伸縮部材と、前記伸縮部材が着脱可能に装着される作業ヘッドと、前記作業ヘッドに装着された前記伸縮部材を昇降させる昇降装置と、前記作業ヘッドに装着された前記伸縮部材の伸縮方向での前記可動部の先端位置を取得する取得装置と、(A)前記作業ヘッドに装着された前記伸縮部材の前記可動部の先端を対象部に接触させるように、前記伸縮部材を前記昇降装置によって下降させる下降部と、(B)前記下降部により前記伸縮部材が下降されることで、前記可動部の先端が前記対象部に接触した後に、前記作業ヘッドに装着された前記伸縮部材の前記可動部の先端位置を前記取得装置によって取得する第1取得部と、(C)前記第1取得部によって取得された前記可動部の先端位置に基づいて、前記対象部の高さを演算する演算部とを有する制御装置とを備えることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本願に記載の作業機は、保持部と、前記保持部により第1形態で保持される被保持部とを有し、前記保持部と前記被保持部との少なくとも一方に設定荷重以上の力を与えることで前記被保持部が第2形態に変形する変形部材と、前記変形部材が装着される作業ユニットと、前記変形部材の前記被保持部と対象部とを接触させるように、前記作業ユニットに装着された前記変形部材と前記対象部とを相対的に移動させる移動装置と、前記移動装置により前記変形部材と前記対象部とが相対的に移動し、前記変形部材の前記被保持部と前記対象部とが接触することで、前記第2形態に変形した前記被保持部の少なくとも一部の位置を取得する取得装置と、前記取得装置によって取得された前記被保持部の少なくとも一部の位置に基づいて、前記対象部の少なくとも一部の位置を演算する演算部を有する制御装置とを備えることを特徴とする。
本願に記載の作業機では、伸縮部材が作業ヘッドに装着されている。伸縮部材は、保持部と、保持部によって保持される可動部とを有しており、保持部と可動部とを設定荷重以上の力で相対移動させることで伸縮する。その作業機において、伸縮部材が下降され、伸縮部材の下降により、可動部の先端が対象部に接触した後に、作業ヘッドに装着された伸縮部材の可動部の先端位置が測定される。そして、測定により得られた可動部の先端位置に基づいて、対象部の高さが演算される。これにより、対象部の高さを適切に測定することが可能となる。
また、本願に記載の作業機では、変形部材が作業ユニットに装着されている。変形部材は、保持部と、保持部により第1形態で保持される被保持部とを有しており、保持部と被保持部との少なくとも一方に設定荷重以上の力を与えることで被保持部が第2形態に変形する。その作業機において、変形部材と対象部とが相対的に移動され、被保持部が対象部に接触することで、被保持部が第2形態に変形した後に、作業ユニットに装着された変形部材の被保持部の少なくとも一部の位置が測定される。そして、測定により得られた位置に基づいて、対象部の少なくとも一部の位置が演算される。これにより、対象部の種々の部位を適切に測定することが可能となる。
電子部品装着装置を示す斜視図である。 装着ヘッドを示す斜視図である。 装着ヘッドを示す側面図である。 吸着ノズルを示す斜視図である。 制御装置を示すブロック図である。 伸長した状態の吸着ノズルを示す断面図である。 電子部品に接触した状態の吸着ノズルを示す断面図である。 吸着管が胴体筒の内部に後退した状態の吸着ノズルを示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。
<電子部品装着装置の構成>
図1に、電子部品装着装置10を示す。電子部品装着装置10は、1つのシステムベース12と、そのシステムベース12の上に隣接された2台の電子部品装着機(以下、「装着機」と略す場合がある)14とを有している。なお、装着機14の並ぶ方向をX軸方向と称し、その方向に直角な水平の方向をY軸方向と称する。
各装着機14は、主に、装着機本体20、搬送装置22、装着ヘッド移動装置(以下、「移動装置」と略す場合がある)24、装着ヘッド26、供給装置28、ノズルステーション30を備えている。装着機本体20は、フレーム部32と、そのフレーム部32に上架されたビーム部34とによって構成されている。
搬送装置22は、2つのコンベア装置40,42を備えている。それら2つのコンベア装置40,42は、互いに平行、かつ、X軸方向に延びるようにフレーム部32に配設されている。2つのコンベア装置40,42の各々は、電磁モータ(図5参照)46によって各コンベア装置40,42に支持される回路基板をX軸方向に搬送する。また、回路基板は、所定の位置において、基板保持装置(図5参照)48によって固定的に保持される。
移動装置24は、XYロボット型の移動装置である。移動装置24は、スライダ50をX軸方向にスライドさせる電磁モータ(図5参照)52と、Y軸方向にスライドさせる電磁モータ(図5参照)54とを備えている。スライダ50には、装着ヘッド26が取り付けられており、その装着ヘッド26は、2つの電磁モータ52,54の作動によって、フレーム部32上の任意の位置に移動させられる。
装着ヘッド26は、回路基板に対して電子部品を装着するものである。装着ヘッド26は、図2および、図3に示すように、複数の棒状の装着ユニット58を備えており、複数の装着ユニット58の各々の先端部には、吸着ノズル60が装着される。吸着ノズル60は、図4に示すように、胴体筒62とフランジ部64と吸着管66と掛止ピン68とによって構成されている。胴体筒62は、円筒状をなし、フランジ部64は、胴体筒62の外周面に張り出すようにして固定されている。吸着管66は、細いパイプ状をなし、胴体筒62の下端部から下方に向かって延び出した状態で、胴体筒62に軸線方向に移動可能に保持されている。掛止ピン68は、胴体筒62の径方向に延びるように、胴体筒62の上端部に設けられている。吸着ノズル60は、掛止ピン68を利用して、装着ユニット58にワンタッチで着脱可能に取り付けられる。
また、胴体筒62には、図6に示すように、1対の長穴70が、吸着ノズル60の軸線方向に延びるように形成されている。一方、吸着管66の外周部には、径方向に延びるように棒状のストッパ72が設けられている。そして、ストッパ72が長穴70内に挿入されることで、吸着管66の胴体筒62内部での移動範囲が規制されている。
吸着ノズル60が装着される装着ユニット58には、バネ(図3参照)76が内蔵されており、そのバネ76は、装着ユニット58に取り付けられた吸着ノズル60の吸着管66に、弾性力を付与する。これにより、その吸着管66は、そのバネ76の弾性力によって、胴体筒62の下端部から下方に延び出す方向に付勢されている。なお、複数の装着ユニット58のうちの1の装着ユニット58には、バネ76が内蔵されておらず、そのバネ76が内蔵されていない装着ユニット(以下、「測定ノズル装着ユニット」と記載する場合がある)58には、吸着ノズル60が装着されていない。
また、吸着ノズル60は、負圧エア,正圧エア通路を介して、正負圧供給装置(図5参照)78に通じている。吸着ノズル60は、負圧によって電子部品を吸着保持し、保持した電子部品を正圧によって離脱する。また、複数の棒状の装着ユニット58は、図2に示すように、ユニット保持体80の外周部に、等角度ピッチで、軸方向が垂直となる状態に保持されており、吸着ノズル60は、ユニット保持体80の下面から下方に向かって延び出している。
また、ユニット保持体80は、ヘッド本体部82に回転可能に保持されており、保持体回転装置84の電磁モータ(図5参照)86によって、装着ユニット58の配設角度毎に間欠回転する。これにより、複数の装着ユニット58の停止位置のうちの1つの停止位置である昇降ステーション(スライダ50から最も離れているステーション)に、装着ユニット58が順次停止する。そして、その昇降ステーションに位置する装着ユニット58は、ユニット昇降装置88の電磁モータ(図5参照)90によって昇降する。これにより、吸着ノズル60に吸着保持された電子部品の上下方向の位置が変更される。また、装着ユニット58は、自転装置96の電磁モータ(図5参照)98によって自転する。これにより、吸着ノズル60によって吸着保持された電子部品の保持姿勢が変更される。
また、ヘッド本体部82の下端面のスライダ50側には、パーツカメラ100が、装着ユニット58に装着された吸着ノズル60を向いた状態で配設されている。これにより、パーツカメラ100は、複数の装着ユニット58の停止位置のうちの1つの停止位置である撮像ステーション(スライダ50に最も近いステーション)に位置する吸着ノズル60を撮像する。また、スライダ50の下端面には、マークカメラ102が、下を向いた状態で配設されており、移動装置24の作動により任意の位置に移動する。これにより、マークカメラ102は、フレーム部32上の任意の位置を撮像する。
供給装置28は、フィーダ型の供給装置であり、図1に示すように、複数のテープフィーダ106を有している。テープフィーダ106は、テープ化部品を巻回させた状態で収容している。テープ化部品は、電子部品がテーピング化されたものである。そして、テープフィーダ106は、送り装置(図5参照)108によって、テープ化部品を送り出す。これにより、フィーダ型の供給装置28は、テープ化部品の送り出しによって、電子部品を供給位置において供給する。
ノズルステーション30は、ノズルトレイ110を有している。ノズルトレイ110には、複数の吸着ノズル60が収容されている。このノズルステーション30では、装着ヘッド26に取り付けられている吸着ノズル60と、ノズルトレイ110に収容されている吸着ノズル60との交換等が、必要に応じて行われる。
また、装着機14は、図5に示すように、制御装置130を備えている。制御装置130は、コントローラ132と、複数の駆動回路134とを備えている。複数の駆動回路134は、上記電磁モータ46,52,54,86,90,98、基板保持装置48、正負圧供給装置78、送り装置108に接続されている。コントローラ132は、CPU,ROM,RAM等を備え、コンピュータを主体とするものであり、複数の駆動回路134に接続されている。これにより、搬送装置22、移動装置24等の作動が、コントローラ132によって制御される。また、コントローラ132は、画像処理装置136にも接続されている。画像処理装置136は、パーツカメラ100およびマークカメラ102により撮像された撮像データを処理するための装置である。これにより、コントローラ132は、撮像データから各種情報を取得する。
<装着機による装着作業>
装着機14では、上述した構成によって、搬送装置22に保持された回路基板に対して、装着ヘッド26によって装着作業を行うことが可能である。具体的には、コントローラ132の指令により、回路基板が作業位置まで搬送され、その位置において、回路基板が、基板保持装置48によって固定的に保持される。次に、マークカメラ102が、コントローラ132の指令により、回路基板の上方に移動し、回路基板を撮像する。これにより、回路基板の保持位置等に関する情報が得られる。また、テープフィーダ106は、コントローラ132の指令により、テープ化部品を送り出し、電子部品を供給位置において供給する。そして、装着ヘッド26が、コントローラ132の指令により、電子部品の供給位置の上方に移動し、吸着ノズル60によって電子部品を吸着保持する。続いて、吸着ノズル60によって保持された電子部品が、パーツカメラ100によって撮像される。これにより、部品の保持姿勢等に関する情報が得られる。そして、装着ヘッド26が、コントローラ132の指令により、回路基板の上方に移動し、保持している電子部品を、回路基板の保持位置,電子部品の保持姿勢等を補正し、回路基板上に装着する。
<装着位置の高さの測定>
装着機14では、上述したように、テープフィーダ106によって供給された電子部品を、吸着ノズル60によって吸着保持し、その電子部品が回路基板上に装着される。このため、適切な装着作業を担保するべく、装着位置の高さが測定される。具体的には、例えば、POP(Package On Packageの略)実装時には、回路基板に装着された電子部品の上に電子部品を装着するべく、回路基板に装着された電子部品の高さが測定される。
装着位置の高さを測定するための手法としては、例えば、変位センサを用いて、装着位置の高さを測定することが可能である。具体的には、スライダ50等に変位センサを設け、変位センサから装着位置に向かってレーザ光を照射する。そして、装着位置において反射した反射光に基づいて、装着位置の高さを測定することが可能である。しかしながら、変位センサの配設位置と、吸着ノズル60の配設位置とが異なるため、吸着ノズル60の可動範囲と変位センサの可動範囲とが異なり、吸着ノズル60による装着位置に、変位センサを移動させることができない場合がある。つまり、変位センサによって、装着位置の高さを測定できない場合がある。また、変位センサの配設スペースの確保、変位センサの配設によるコストアップ等の問題もある。
このようなことに鑑みて、電子部品装着装置10では、測定ノズル(図3参照)120を利用して、装着位置の高さが測定される。詳しくは、測定ノズル120は、吸着ノズル60を転用したものであり、測定ノズル120の構造は、吸着ノズル60と略同じである。つまり、測定ノズル120は、吸着ノズル60の胴体筒62,吸着管66等と同じ構成要素を有している。このため、測定ノズルの構成要素を記載する際に、吸着ノズル60の構成要素と同じ符号を用いる。
なお、測定ノズル120では、吸着ノズル60と異なり、胴体筒62の内周面と吸着管66の外周面との間に、粘着剤が塗布されており、吸着管66に設定荷重以上の力を付与しなければ、吸着管66は、胴体筒62の内部において移動しない。ちなみに、設定荷重は、吸着管66の重量に設定されている。このため、吸着ノズル60では、吸着管66は、自重によって胴体筒62の内部において移動するが、測定ノズル120では、吸着管66は、自重によって胴体筒62の内部において移動しない。
上記構造の測定ノズル120は、ノズルステーション30のノズルトレイ110に収納されている。そして、装着位置の測定が行われる際に、装着ヘッド26がノズルステーション30の上方に移動され、ノズルトレイ110に収納されている測定ノズル120が、図3に示すように、装着ヘッド26の複数の装着ユニット58のうちのバネ76が内蔵されていない装着ユニット58、つまり、測定ノズル装着ユニット58に装着される。このため、測定ノズル装着ユニット58に装着された測定ノズル120では、吸着管66は、バネ76の弾性力によって下方に向かって付勢されていない。また、測定ノズル120では、胴体筒62と吸着管66との間に粘着剤が塗布されているため、吸着管66は、自重によって下方に向かって移動していない。
測定ノズル装着ユニット58に測定ノズル120が装着されると、正負圧供給装置78によって、測定ノズル120に正圧が供給される。つまり、測定ノズル120の内部に向かって、エアが吹き出される。これにより、図6に示すように、吸着管66が、エアの吹出しによって、吸着管66の移動範囲のうちの最も下方に移動する。つまり、吸着管66の先端が最下端に移動し、吸着管66が第1形態となる。そして、測定ノズル装着ユニット58が撮像ステーションに移動され、測定ノズル120がパーツカメラ100によって撮像される。これにより、撮像データに基づいて、測定ノズル120の吸着管66の最下端の先端位置(以下、「最下端先端位置」と記載する場合がある)が測定される。
吸着管66の最下端先端位置が測定されると、装着位置の上方、例えば、図7に示すように、回路基板122に装着された電子部品124の上方に、装着ヘッド26が移動される。そして、測定ノズル装着ユニット58が昇降ステーションに移動され、測定ノズル120が、電子部品124に向かって下降される。この際、測定ノズル120の吸着管66の先端が回路基板122の表面と同じ高さとなるように、測定ノズル120は下降される。これにより、測定ノズル120の吸着管66は、図7に示すように、電子部品124に接触し、胴体筒62の内部に向かって後退することで、第2形態となる。この際、吸着管66は、電子部品124の高さ方向の寸法に相当する量、胴体筒62の内部に向かって後退する。
次に、測定ノズル120は、上昇され、測定ノズル装着ユニット58が撮像ステーションに移動される。なお、測定ノズル装着ユニット58には、バネ76が内蔵されておらず、吸着管66は自重によって移動しないため、吸着管66は、図8に示すように、胴体筒62の内部に向かって後退した状態で維持されている。そして、吸着管66が胴体筒62の内部に後退している状態の測定ノズル120が、パーツカメラ100によって撮像される。これにより、撮像データに基づいて、胴体筒62の内部に向かって後退している状態の吸着管66の先端位置(以下、「後退先端位置」と記載する場合がある)が測定される。
そして、最下端先端位置と後退先端位置とが測定されると、それらの差分が演算される。演算された差分は、吸着管66が電子部品124への接触によって胴体筒62の内部に向かって押し込まれた移動量に相当し、その移動量は、上述したように、電子部品124の高さ方向の寸法に相当する。このため、最下端先端位置と後退先端位置との差分が、電子部品124の高さ方向の寸法、つまり、装着位置の高さとなる。
このように、装着機14では、測定ノズル120を利用して、装着位置の高さが測定される。これにより、変位センサ等を設けることなく、装着位置の高さを測定することが可能となり、配設スペース,コストアップ等の問題が解消される。特に、測定ノズル120は、吸着ノズル60を転用したものであり、測定ノズル120は、ノズルトレイ110に収納されていることから、配設スペース,コストアップ等の問題は殆ど生じない。また、高さ測定時の測定ノズル120の配設位置と、部品装着時の吸着ノズル60の配設位置とは同じであり、測定ノズル120の可動範囲と、吸着ノズル60の可動範囲とは同じである。これにより、吸着ノズル60による装着位置の全ての範囲に、測定ノズル120を移動させることが可能となり、吸着ノズル60による何れの装着位置においても、高さを測定すること可能となる。
また、装着機14では、装着位置の高さを測定することで、回路基板の反りの程度を推定することが可能である。具体的には、回路基板の複数の箇所の高さを上記手順に従って測定する。そして、それら複数の箇所の高さおよび、測定箇所の座標に基づいて、回路基板の反りの程度を推定することが可能である。さらに、装着位置の高さを測定することで、回路基板の傾斜角度を推定することが可能である。具体的には、例えば、回路基板の4隅のうちの対角に位置する2隅の高さを上記手順に従って測定する。そして、回路基板の2隅の高さおよび、測定箇所の座標に基づいて、回路基板の傾斜角度を推定することが可能である。なお、回路基板の2隅だけでなく、3若しくは、4隅の高さを測定することで、回路基板の傾斜角度をさらに精度よく推定することが可能である。また、回路基板の傾斜角度だけでなく、装着機14の傾斜角度も推定することが可能である。具体的には、フレーム部32のベースとなる平面の複数の箇所の高さを測定し、それら複数の箇所の高さおよび、測定箇所の座標に基づいて、フレーム部32の傾斜角度を推定することが可能である。
なお、コントローラ132は、図5に示すように、第1測定部150、下降部152、第2測定部154、演算部156、推定部158を有している。第1測定部150は、後退先端位置を測定するための機能部である。下降部152は、測定ノズル120の吸着管66が測定対象部に接触するように、測定ノズル120を下降させるための機能部である。第2測定部154は、最下端先端位置を測定するための機能部である。演算部156は、最下端先端位置と後退先端位置とに基づいて、測定対象部の高さを演算するための機能部である。推定部158は、複数の箇所の高さに基づいて、測定対象の部材の傾斜角度を推定するための機能部である。
ちなみに、上記実施例において、装着機14は、作業機の一例である。装着ヘッド26は、作業ヘッドおよび、作業ユニットの一例である。吸着ノズル60は、吸着ノズルの一例である。胴体筒62は、保持筒の一例である。吸着管66は、吸着管の一例である。保持体回転装置84および、ユニット昇降装置88は、昇降装置の一例である。パーツカメラ100は、取得装置および、撮像装置の一例である。測定ノズル120は、伸縮部材および、変形部材の一例である。測定ノズル120の胴体筒62は、保持部の一例である。測定ノズル120の吸着管66は、可動部および、被保持部の一例である。回路基板122は、対象部材の一例である。電子部品124は、対象部の一例である。制御装置130は、制御装置の一例である。第1測定部150は、第1取得部の一例である。下降部152は、下降部の一例である。第2測定部154は、第2取得部の一例である。演算部156は、演算部の一例である。推定部158は、推定部の一例である。
なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。具体的には、例えば、上記実施例では、本発明が回路基板に対する作業を実行する装着機14に適用されているが、種々の作業を実行する作業機に本発明を適用することが可能である。具体的には、例えば、所定の器具の収納作業,プラズマ処理等の処理作業,製品の組立作業等の作業を実行する作業機に、本発明を適用することが可能である。
また、上記実施例では、最下端先端位置と後退先端位置とが測定され、それら2つの位置の差に基づいて、対象部の高さが演算されているが、最下端先端位置を測定することなく、対象部の高さを演算することが可能である。詳しくは、最下端先端位置は、測定ノズル120の寸法に応じた位置となるため、測定ノズル120に応じた最下端先端位置を、基準位置としてコントローラ132に記憶させておく。そして、測定された後退先端位置と、コントローラ132に記憶されている基準位置との差に基づいて、対象部の高さを演算することが可能である。
また、上記実施例では、バネが内蔵されていない吸着ノズル60が、バネ76の内蔵されている装着ユニット58に装着されることで、吸着ノズル60の吸着管66が、バネ76の弾性力によって下方に向かって付勢されている。一方、バネが内蔵されている吸着ノズルも存在し、その吸着ノズルでは、装着ユニット58にバネが内蔵されていなくても、自身に内蔵されているバネの弾性力によって、吸着管が下方に向かって付勢される。このようなバネが内蔵されている吸着ノズルを、測定ノズルに転用することも可能であるが、そのような場合には、内蔵されているバネを取り除く必要がある。
上記実施例では、測定ノズル120の吸着管66の先端位置が、パーツカメラ100によって撮像され、その撮像データに基づいて、吸着管66の先端位置が測定されるが、センサ等により吸着管66の先端位置を測定することが可能である。つまり、取得装置として、吸着管66の先端位置を検出するセンサを採用することが可能である。
14:装着機(作業機) 26:装着ヘッド(作業ヘッド)(作業ユニット) 60:吸着ノズル 62:胴体筒(保持筒)(保持部) 66:吸着管(可動部)(被保持部) 88:ユニット昇降装置(昇降装置) 100:パーツカメラ(取得装置)(撮像装置) 120:測定ノズル(伸縮部材)(変形部材) 122:回路基板(対象部材) 124:電子部品(対象部) 130:制御装置 150:第1測定部 152:下降部 154:第2測定部 156:演算部 158:推定部

Claims (7)

  1. 保持部と、前記保持部により先端部を突出させた状態で保持される可動部とを有し、前記保持部と前記可動部とに設定荷重以上の力で相対移動させることで伸縮する伸縮部材と、
    前記伸縮部材が着脱可能に装着される作業ヘッドと、
    前記作業ヘッドに装着された前記伸縮部材を昇降させる昇降装置と、
    前記作業ヘッドに装着された前記伸縮部材の伸縮方向での前記可動部の先端位置を取得する取得装置と、
    (A)前記作業ヘッドに装着された前記伸縮部材の前記可動部の先端を対象部に接触させるように、前記伸縮部材を前記昇降装置によって下降させる下降部と、(B)前記下降部により前記伸縮部材が下降されることで、前記可動部の先端が前記対象部に接触した後に、前記作業ヘッドに装着された前記伸縮部材の前記可動部の先端位置を前記取得装置によって取得する第1取得部と、(C)前記第1取得部によって取得された前記可動部の先端位置に基づいて、前記対象部の高さを演算する演算部とを有する制御装置と
    を備えることを特徴とする作業機。
  2. 前記制御装置が、
    前記下降部により前記伸縮部材が下降される前に、前記作業ヘッドに装着された前記伸縮部材の前記可動部の先端位置を前記取得装置によって取得する第2取得部を有し、
    前記演算部が、
    前記第1取得部によって取得された前記可動部の先端位置と、前記第2取得部によって取得された前記可動部の先端位置との差に基づいて、前記対象部の高さを演算することを特徴とする請求項1に記載の作業機。
  3. 前記作業ヘッドが、
    部品をエアの吸引により保持し、エアの吹出により保持した部品を離脱する吸着ノズルを装着可能であり、
    前記第2取得部が、
    前記作業ヘッドに前記伸縮部材が装着されている際に、エアの吹出により前記伸縮部材を伸長させた状態で、前記伸縮部材の前記可動部の先端位置を前記取得装置によって取得することを特徴とする請求項2に記載の作業機。
  4. 前記吸着ノズルが、
    部品を保持する吸着管と、前記吸着管の先端部を突出させた状態で前記吸着管を保持する保持筒とを有し、
    前記吸着管を前記可動部として機能させ、前記保持筒を前記保持部として機能させることで、前記吸着ノズルを前記伸縮部材として代用することを特徴とする請求項3に記載の作業機。
  5. 前記作業機が、
    前記作業ヘッドに装着された前記伸縮部材の前記可動部の先端を撮像可能な撮像装置を、前記取得装置として備え、
    前記第1取得部および前記第2取得部が、
    前記撮像装置による前記可動部の先端の撮像データに基づいて、前記伸縮部材の前記可動部の先端位置を取得することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか1つに記載の作業機。
  6. 前記対象部が、対象部材の一部であり、
    前記演算部が、
    前記対象部の高さと、前記対象部材の前記対象部と異なる部分である第2対象部の高さとを演算し、
    前記制御装置が、
    前記演算部により演算された前記対象部と前記第2対象部の高さとに基づいて、前記対象部材の傾斜角度を推定する推定部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1つに記載の作業機。
  7. 保持部と、前記保持部により第1形態で保持される被保持部とを有し、前記保持部と前記被保持部との少なくとも一方に設定荷重以上の力を与えることで前記被保持部が第2形態に変形する変形部材と、
    前記変形部材が装着される作業ユニットと、
    前記変形部材の前記被保持部と対象部とを接触させるように、前記作業ユニットに装着された前記変形部材と前記対象部とを相対的に移動させる移動装置と、
    前記移動装置により前記変形部材と前記対象部とが相対的に移動し、前記変形部材の前記被保持部と前記対象部とが接触することで、前記第2形態に変形した前記被保持部の少なくとも一部の位置を取得する取得装置と、
    前記取得装置によって取得された前記被保持部の少なくとも一部の位置に基づいて、前記対象部の少なくとも一部の位置を演算する演算部を有する制御装置と
    を備えることを特徴とする作業機。
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