JPWO2016135867A1 - X線透視撮影装置 - Google Patents

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Abstract

本発明に係るX線透視撮影装置は、表示画面上において基準領域を手動で設定する基準領域設定部19を備えている。操作者はモニタ17に映る被検体の関心部位の位置を確実に視認し、基準領域設定部19を用いて、関心部位を内部に含むように基準領域を表示画面上で新たに設定する。従って、関心部位を内部に含むような基準領域の設定を迅速かつ確実に実行することが可能となる。また基準領域を設定する際において、操作者はモニタ17以外に視線を移動させる必要がないので、操作者が受ける負担がより軽減される。輝度値算出部21は基準領域の範囲内に位置する各画素の輝度値に基づいて画像輝度値を算出し、照射条件算出部23は、画像輝度値に基づいて補正照射条件を算出する。X線照射制御部13は補正照射条件に基づいてX線管5を制御することにより、操作者にとって関心部位を好適に視認できるX線画像を取得できる。

Description

本発明は、被検体にX線を照射することによりX線画像を取得するX線透視撮影装置に係り、特に好適なX線画像を撮影できるX線照射条件を決定する技術に関する。
医療現場において、X線を被検体に照射することによって被検体のX線画像を撮影するX線透視撮影装置が用いられている。従来のX線透視撮影装置101は図6に示すように、天板103と、X線管105と、X線検出器107と、画像生成部109と、画像表示部111と、X線照射制御部113とを備えている。
天板103は水平姿勢をとる被検体Mを載置させる。X線管105は被検体Mに対してX線105aを照射する。X線管105とX線検出器107とは天板103を挟んで対向配置されている。X線検出器107はX線管105から被検体Mに照射されて透過したX線105aを検出して電気信号に変換させ、X線検出信号として出力させる。X線管105とX線検出器107とは撮像系を構成している。
画像生成部109はX線検出器107の後段に設けられており、出力されたX線検出信号に基づいて、被検体Mの像が映し出されたX線画像を生成する。画像生成部109が生成するX線画像は、画像表示部111に表示される。X線照射制御部113はX線管105に接続されており、X線管105の管電圧や管電流を制御することによって、X線管105から照射させるX線量、およびX線を照射させるタイミングなどを制御する。なお、X線照射制御部113が制御する、X線管105がX線105aを照射する各種の条件について、以下「X線照射条件」とする。
このようなX線透視撮影装置では、静止画を撮影するX線撮影の場合より小さい線量のX線を被検体に連続して照射し、生成されるX線画像を画像表示部111に連続して表示して観察する、X線透視が行われる。X線透視は術式の進行中などにおいて、関心部位のリアルタイム情報をX線透視画像として取得できる点で有効である。X線透視においては、X線照射条件が一定であっても被検体Mの体厚(被検体厚)が厚くなる場合は被検体Mを透過するX線量は減少し、被検体厚が薄くなると透過X線量は増大する。
そのため被検体厚の変化によって、画像表示部111に表示されるX線画像の明るさ(輝度)が変化するので、術式を適切に進行できない場合がある。そこで、画像表示部111に表示されるX線画像の明るさを一定に維持するために、X線照射条件を被検体厚に応じて変更することによってX線量を調整する自動輝度調整機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
ここで従来の装置において、自動輝度調整機構によってX線照射条件を調整する構成を説明する。従来のX線透視撮影装置101において、画像生成部109の後段に照射条件算出部115が設けられている。照射条件算出部115は、画像生成部109が生成するX線画像の輝度を検出する。次に照射条件算出部115はあらかじめ決定されている所定の値(理想輝度値)と、X線画像の輝度の値とを比較する。
そしてX線画像の生成時におけるX線照射条件に基づいて、X線画像の輝度値を理想輝度値にすることのできるX線照射条件である、補正X線照射条件を算出する。照射条件算出部115が算出する補正X線照射条件はX線照射制御部113にフィードバックされ、X線管105は補正X線照射条件に基づくX線照射を行う。補正X線照射条件に基づくX線照射の結果、画像生成部109が生成するX線画像の輝度値は理想輝度値となる。理想輝度値を視認性の高くなる輝度値とすることで、X線透視によって断続的に生成されるX線画像に対し、視認性が高くなるような自動輝度調整を実行できる。
従来の装置においてX線画像の輝度の値を検出する方法としては、X線画像全体の輝度の平均値を算出する方法の他に、あらかじめX線画像の画像視野Vの中心付近に基準領域Rを設定し、基準領域RにおけるX線画像の輝度の平均値を算出する方法が挙げられる。この場合、輝度を検出する領域は基準領域Rの内部に限定される。そのため図7(a)に示す被検体Mの関心部位Wを基準領域Rの範囲内に位置させることにより、関心部位Wの輝度に応じてX線画像の明るさを自動で調整することができる(図7(b)参照)。
特開2011−152199号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわちX線透視の開始時において、図7(c)に示すように、関心部位Wの位置が基準領域Rの範囲から外れている場合がある。この場合、関心部位W以外の領域の輝度情報に基づいて補正X線照射条件の算出が行われるので、関心部位Wの輝度が適切に調整されない。その結果、関心部位WにおけるX線画像の視認性が低下する。そこで従来例に係るX線透視撮影装置では撮像系や天板103を移動させることにより、図7(b)に示すように画像視野Vの中心に位置する基準領域Rの内部へ関心部位Wの位置を合わせる作業を行う。
しかし撮像系や天板103などのハードウェアを移動させて位置合わせを行う場合、画像表示部111に映る関心部位Wと基準領域Rの位置関係を視認しても、撮像系などを移動させる距離を正確に認識することは困難である。そのため関心部位Wを基準領域R内へ移動させるために、撮像系などを操作する操作盤と、関心部位Wなどが表示される画像表示部111とを交互に注視しつつ、撮像系などの微調整を繰り返すこととなる。
X線透視を行いながら関心部位Wのポジショニングを行う場合、微調整に時間がかかるので被検体の被曝量が増大する。一方、X線透視を中断してから関心部位Wのポジショニングを行う場合、X線透視を中断している間は関心部位Wと基準領域Rの位置関係を画像表示部111で確認できない。そのためX線透視の再開時において、関心部位Wが基準領域Rから再度外れていることがある。その結果、却って作業時間が長期化するという問題が懸念される。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、関心部位の視認性が高いX線画像となるように、より速やかにX線画像の輝度を調整することのできるX線透視撮影装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明に係るX線透視撮影装置は、被検体にX線を照射するX線源と、前記X線源から照射され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記X線検出手段が出力する検出信号を用いてX線画像を生成する画像生成手段と、前記X線源のX線照射条件を制御する照射制御手段と、前記画像生成手段が生成するX線画像を表示する画像表示手段と、前記X線画像における1または2以上の領域を基準領域として、前記画像表示手段の表示画面上で任意に設定する基準領域設定手段と、前記基準領域内における画素の輝度値をそれぞれ抽出し、前記抽出された輝度値に基づいて前記X線画像に対応する画像輝度値を算出する輝度値算出手段と、前記基準領域内における画素の輝度値が所定の値になるような前記X線照射条件である補正照射条件を、前記画像輝度値と前記所定の値とに基づいて算出する照射条件算出手段とを備え、前記照射制御手段は、前記照射条件算出手段が算出する前記補正照射条件に基づいて、前記X線源のX線照射条件を制御することを特徴とするものである。
本発明に係るX線透視撮影装置によれば、X線画像における1または2以上の領域を基準領域として、画像表示手段の表示画面上で任意に設定する基準領域設定手段を備えている。この場合、操作者は画像表示手段の表示画面を視認して被検体の関心部位の位置を確認する。そして基準領域設定手段を用いて関心部位を内部に含むように、基準領域を表示画面上で任意に設定する。
操作者は表示画面上において関心部位の正確な位置および形状を容易に視認できるので、関心部位を内部に含むような基準領域の設定を迅速かつ確実に実行することが可能となる。また基準領域を設定する際において、操作者は画像表示手段の表示画面以外に視線を移動させる必要がないので、操作者が受ける疲労などの負担がより軽減される。
輝度値算出手段は基準領域内における画素の輝度値をそれぞれ抽出し、抽出された輝度値に基づいて、X線画像に対応する画像輝度値を算出する。照射条件算出手段は、画像輝度値と所定の値との情報に基づいて補正照射条件を算出する。補正照射条件は、基準領域内における画素の輝度値が所定の値になるようなX線照射条件である。照射制御手段は補正照射条件の情報に従って、X線源のX線照射条件を制御する。
すなわち、操作者が関心部位を好適に視認できる輝度値に所定の値を設定するとともに、関心部位を正確に含むように基準領域を設定することにより、照射条件算出手段は関心部位が好適に視認できる輝度となるX線照射条件を補正照射条件として算出できる。その結果、関心部位を好適に視認できる輝度のX線画像を取得できる。本発明に係るX線透視撮影装置は基準領域設定手段を備えることにより、関心部位を内部に含むような基準領域の設定を迅速かつ確実に実行できる。従って、操作者が受ける負担を軽減しつつ、関心部位を好適に視認できるX線画像を迅速かつ確実に取得することが可能となる。
また、本発明に係るX線透視撮影装置において、前記画像表示手段の表示画面は複数の領域に分割されており、前記基準領域設定手段は、前記複数の領域のうち1または2以上の領域を前記基準領域として選択することによって前記基準領域を設定することが好ましい。
本発明に係るX線透視撮影装置によれば、画像表示手段の表示画面は複数の領域に分割されており、基準領域設定手段は複数の領域のうち1または2以上の領域を選択することによって基準領域を設定する。操作者は画像表示手段を視認し、表示画面を分割する複数の領域のうち、関心部位を内部に含む領域を手動で選択することにより、新たな基準領域が表示画面上で設定される。操作者は関心部位が含まれる領域を容易かつ確実に確認できる。従って、関心部位を内部に含むような基準領域の設定をより迅速かつ確実に実行することが可能となる。
また、本発明に係るX線透視撮影装置は、前記画像表示手段の表示画面を分割する前記複数の領域の数および形状のうち少なくとも一方を変更する分割領域変更手段と、前記分割領域変更手段によって変更された前記複数の領域の数および形状を記憶する分割領域記憶手段とを備え、前記画像表示手段は前記分割領域記憶手段が記憶した前記複数の領域の数および形状に関する情報を読み出して表示画面上に表示することが好ましい。
本発明に係るX線透視撮影装置によれば、画像表示手段の表示画面を分割する領域の数および形状のうち少なくとも一方は分割領域変更手段によって変更可能である。そのため関心部位の大きさや形状に応じて分割領域の数および形状を変更し、基準領域として設定される分割領域が関心部位をより好適に含むようにすることができる。また変更された分割領域の数および形状は分割領域記憶手段に記憶され、画像表示手段は分割領域記憶手段が記憶した領域の数および形状に関する情報を読み出して表示画面上に表示する。この場合、変更した分割領域の数や形状の情報は記憶されて読み出し可能となる。従って、一度変更した後は分割領域の数や形状の情報を再度変更する必要がないので、作業工程が煩雑となることを回避できる。
また、本発明に係るX線透視撮影装置において、前記基準領域設定手段は前記画像表示手段の表示画面上における任意の領域を、前記基準領域として描画することによって前記基準領域を設定することが好ましい。
本発明に係るX線透視撮影装置によれば、基準領域設定手段は画像表示手段の表示画面上における任意の領域を、基準領域として描画することによって基準領域を設定する。このような構成において、操作者は画像表示手段を視認し、関心部位を内部に含む領域を表示画面上で描画することにより、新たな基準領域が設定される。この場合、操作者は任意の位置に任意の形状の基準領域を設定できる。そのため関心部位の位置・形状に応じて、関心部位以外の領域を可能な限り除外するように、好適な形状の基準領域を新たに設定できる。その結果、輝度値算出手段が算出する画像輝度値は関心部位の輝度値により近い値となるので、より関心部位の視認性が高いX線画像を生成することが可能となる。
また、本発明に係るX線透視撮影装置において、前記輝度値算出手段は前記基準領域内における画素の輝度値のうち、所定の上限値と所定の下限値との間に含まれる前記輝度値を抽出し、前記抽出された輝度値に基づいて前記X線画像に対応する画像輝度値を算出することが好ましい。
本発明に係るX線透視撮影装置によれば、輝度値算出手段は基準領域内における画素の輝度値のうち、所定の上限値と所定の下限値との間に含まれる輝度値を抽出する。すなわち上限値を超える輝度値や下限値を下回る輝度値などといった極端な数値の輝度値は輝度値算出手段の抽出対象から除外される。従って、金属片など輝度値の極端なX線像が基準領域に映る場合であっても、極端な数値の輝度値を示すX線像が画像輝度値に影響を与えることが回避される。その結果、金属片など過度に輝度値の高いX線像が基準領域に映ることに起因してX線画像の輝度が急激に変化するといった事態を好適に回避できる。
また、本発明に係るX線透視撮影装置は、前記照射条件算出手段が算出する補正照射条件を、直近に算出された前記補正照射条件に固定させる輝度調整切り替え手段を備えることが好ましい。
本発明に係るX線透視撮影装置によれば、輝度調整切り替え手段は照射条件算出手段が算出する補正照射条件を、直近に算出された補正照射条件に固定させる。このような構成では、輝度調整切り替え手段によって、自動輝度調整機能がオフの状態となるので、補正照射条件は直近に算出された条件で固定され、それ以上更新されなくなる。
操作者は基準領域設定手段を用いて基準領域の範囲を関心部位の位置に合わせて表示画面上で設定する。そして補正照射条件に従って、関心部位におけるX線画像の輝度が好適に視認できる輝度値に調整された後、輝度調整切り替え手段によって自動輝度調整機能がオフの状態に切り替える。この場合、補正照射条件が固定されるので、X線透視画像の輝度は常に関心部位を好適に視認できる輝度値に維持される。従って、関心部位におけるX線画像の輝度を好適に調整した後、金属片など過度に輝度値の高いX線像が基準領域に映ることに起因してX線画像の輝度が急激に変化するといった事態を好適に回避できる。
また、本発明に係るX線透視撮影装置において、前記画像表示手段はタッチパネルであり、前記基準領域設定手段は前記画像表示手段の表面に設けられる位置入力装置であることが好ましい。
本発明に係るX線透視撮影装置によれば、画像表示手段はタッチパネルであり、基準領域設定手段は画像表示手段の表面に設けられる位置入力装置である。この場合、操作者は手指やタッチペンなどを用いて画像表示手段の表面に設けられる位置入力装置に直接触れることにより、画像表示手段の表示画像上における任意の位置に任意の形状の基準領域を設定できる。そのため関心部位の位置・形状に応じて、関心部位以外の領域を可能な限り除外するように、好適な形状の基準領域を新たに設定できる。
また関心部位を表示する画像表示手段に直接接触して基準領域を設定するので、関心部位の位置・形状をより正確になぞるように基準領域を迅速に設定できる。その結果、輝度値算出手段が算出する画像輝度値は関心部位の適正輝度値により近い値となるので、より関心部位の視認性が高いX線画像を生成することが可能となる。
本発明に係るX線透視撮影装置によれば、X線画像における1または2以上の領域を基準領域として、画像表示手段の表示画面上で任意に設定する基準領域設定手段を備えている。この場合、操作者は画像表示手段の表示画面を視認して被検体の関心部位の位置を確認する。そして基準領域設定手段を用いて関心部位を内部に含むように、基準領域を表示画面上で任意に設定する。
操作者は表示画面上において関心部位の正確な位置および形状を容易に視認できるので、関心部位を内部に含むような基準領域の設定を迅速かつ確実に実行することが可能となる。また基準領域を設定する際において、操作者は画像表示手段の表示画面以外に視線を移動させる必要がないので、操作者が受ける疲労などの負担がより軽減される。
輝度値算出手段は基準領域内における画素の輝度値をそれぞれ抽出し、抽出された輝度値に基づいて、X線画像に対応する画像輝度値を算出する。照射条件算出手段は、画像輝度値と所定の値との情報に基づいて補正照射条件を算出する。補正照射条件は、基準領域内における画素の輝度値が所定の値になるようなX線照射条件である。照射制御手段は補正照射条件の情報に従って、X線源のX線照射条件を制御する。
すなわち、操作者が関心部位を好適に視認できる輝度値に所定の値を設定するとともに、関心部位を正確に含むように基準領域を設定することにより、照射条件算出手段は関心部位が好適に視認できる輝度となるX線照射条件を補正照射条件として算出できる。その結果、関心部位を好適に視認できる輝度のX線画像を取得できる。本発明に係るX線透視撮影装置は基準領域設定手段を備えることにより、関心部位を内部に含むような基準領域の設定を迅速かつ確実に実行できる。従って、操作者が受ける負担を軽減しつつ、関心部位を好適に視認できるX線画像を迅速かつ確実に取得することが可能となる。
実施例1に係るX線透視撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。 実施例1において基準領域を設定する構成を説明する図である。(a)は基準領域の位置が関心部位から外れている状態を示す図であり、(b)は関心部位を含む領域を選択して基準領域を新たに設定する状態を示す図であり、(c)は隣接する2以上の領域を基準領域として新たに設定する状態を示す図であり、(d)は隣接しない離れた2以上の領域を基準領域として新たに設定する状態を示す図である。 実施例1に係るX線透視撮影装置の動作の工程を説明するフローチャートである。 実施例2において基準領域を設定する構成を説明する図である。(a)は基準領域の位置が関心部位から外れている状態を示す図であり、(b)はマウスポインタを用いて基準領域を新たに設定する状態を示す図であり、(c)はタッチペンを用いて基準領域を新たに設定する状態を示す図である。 変形例において、X線透視の開始前に基準領域と関心部位との位置合わせを行う構成を説明する図である。(a)は被検体における関心部位の位置を示す図であり、(b)は初期設定状態における基準領域の範囲を示す図であり、(c)は設定変更後における基準領域の範囲を示す図である。 従来例に係るX線透視撮影装置の構成を説明する機能ブロック図である。 従来例において、基準領域と関心部位との位置合わせを行う構成を説明する図である。(a)は被検体における関心部位の位置を示す図であり、(b)は関心部位が基準領域内に位置する状態を示す図であり、(c)は関心部位が基準領域から外れている状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例1を説明する。
<全体構成の説明>
実施例1に係るX線透視撮影装置1は図1に示すように、水平姿勢をとる被検体Mを載置させる天板3と、被検体Mに対してX線5aを照射するX線管5と、被検体Mに照射されて透過したX線を検出するX線検出器7とを備えている。X線管5とX線検出器7とは撮像系を構成しており、天板3を挟んで対向配置されている。X線管5には、X線管5から照射されるX線5aを円錐となっているコーン状に制限するコリメータ9が設けられている。コリメータ9がX線5aを制限する構成については円錐状に限られず、角錐状など適宜変更してよい。
X線検出器7は、X線管5から被検体Mに照射されて透過したX線5aを検出して電気信号に変換させ、X線検出信号として出力させる。X線検出器7の例としては、イメージインテンシファイア(I.I)や、フラットパネル型検出器(FPD)などが用いられる。X線管5は本発明におけるX線源に相当し、X線検出器7は本発明におけるX線検出手段に相当する。
また、X線透視撮影装置1は入力部11と、X線照射制御部13と、画像生成部15と、モニタ17と、基準領域設定部19と、輝度値抽出部21と、照射条件算出部23と、記憶部25と、主制御部27とを備えている。入力部11は操作者の指示を入力するものであり、その一例としてマウス入力式のパネルや、タッチ入力式のパネルなどが挙げられる。
X線照射制御部13はX線管5に接続されており、X線照射条件を制御する。X線照射条件の例としては管電圧や管電流の値や、X線5aの照射時間などが挙げられる。すなわちX線照射制御部13がX線管5の管電圧や管電流を制御することにより、X線管5から照射されるX線5aの線量、およびX線管5がX線5aを照射させるタイミングなどが制御される。X線照射制御部13は本発明における照射制御手段に相当する。
画像生成部15はX線検出器7の後段に設けられており、X線検出器7から出力されるX線検出信号に基づいてX線画像を生成する。モニタ17は画像生成部15が生成するX線画像とともに、基準領域を表示するものであり、一例として液晶ディスプレイなどで構成される。モニタ17が表示するX線画像の画像視野領域は複数の領域に分割されている。X線画像の画像視野領域を分割する領域の数および形状の各々は、入力部11に入力される指示によって変更可能に構成される。入力部11は本発明における分割領域変更手段に相当する。画像生成部15は本発明における画像生成手段に相当する。モニタ17は本発明における画像表示手段に相当する。
基準領域設定部19は画像生成部15が生成するX線画像上に基準領域を設定する。基準領域設定部19の構成としては、例えばマウス、ジョイスティック、およびタッチパッドなどが挙げられる。また基準領域設定部19はモニタ17に表示されるX線画像に対して、基準領域の設定が可能となるように構成される。基準領域設定部19はモニタ17またはその近傍に設けられ、モニタ17を視認しつつ基準領域設定部19を操作できる構成であることがより好ましい。基準領域設定部19は本発明における基準領域設定手段に相当する。
輝度値抽出部21は画像生成部15の後段に設けられており、画像生成部15が生成するX線画像について、基準領域内に位置する各画素の輝度値をそれぞれ抽出する。そして輝度値抽出部21は抽出された基準領域内の輝度値に基づいて、X線画像に対応する画像輝度値を算出する。画像輝度値を算出する方法としては基準領域内に位置する各画素の輝度値の平均を求める方法が挙げられるがこれに限られない。基準領域内に位置する各画素の輝度値の中間値をとる方法や、基準領域内に位置する各画素の輝度値ごとに適宜重み付け係数を乗じてから平均値を算出する方法など、基準領域内の輝度値を算出する任意の方法を用いてよい。
照射条件算出部23は輝度値抽出部21が算出する画像輝度値に基づいて補正照射条件を算出し、算出された補正照射条件をX線照射制御部13へ出力する。照射条件算出部23は予め決定された理想輝度値と、画像輝度値とを比較して差分を算出する。そして画像輝度値の算出に用いられたX線画像に係るX線照射条件と、照射条件算出部23が算出した差分とに基づいて、X線画像の画像輝度値が理想輝度値となるX線照射条件、すなわち補正照射条件を算出する。輝度値抽出部21は本発明における輝度値算出手段に相当し、照射条件算出部23は本発明における照射条件算出手段に相当する。
記憶部25は、画像生成部15が生成するX線画像、基準領域設定部19が設定する基準領域、照射条件算出部23が用いる理想輝度値、および照射条件算出部23が算出する補正照射条件などの各種情報を記憶する。また記憶部25はX線画像の画像視野領域を分割する領域について、形状や数などの情報を記憶する。主制御部27はX線照射制御部13と、画像生成部15と、モニタ17と、基準領域設定部19と、輝度値抽出部21と、照射条件算出部23と、記憶部25とを統括制御する。記憶部25は本発明における分割領域記憶手段に相当する。
<実施例1において基準領域を設定する構成の説明>
ここで基準領域設定部19がX線画像に対し、表示画面上で基準領域を設定する構成について説明する。画像生成部15が生成するX線画像はモニタ17に映し出される。図2の各々に示すように、モニタ17に映し出されるX線画像の画像視野領域Vは二点鎖線で示す境界線により、複数の矩形の領域Eに分割されるように構成されている。二点鎖線で示す境界線は視認可能に表示されている。
基準領域は後述する画像輝度値の算出に用いる画素の範囲を示す領域であり、実施例1において基準領域は1または2以上の領域Eに対して設定される。デフォルトの状態において、基準領域Rは一例として画像視野領域Vの中央付近に位置する領域Eに設定されている(図2(a))。画像視野領域Vを分割する領域Eの形状は矩形に限ることはなく、任意の形状でよい。また画像視野領域Vの代わりに、モニタ17の画面全体を複数の領域に分割する構成であってもよい。
図2(a)に示すように、X線透視によって画像生成部15が生成するX線画像において、予め設定されている基準領域Rの範囲が、被検体Mの関心部位Wの位置から外れている場合がある。この場合、操作者は基準領域設定部19、すなわち入力部11を構成するマウスなどを操作し、関心部位Wを含む領域EにカーソルFを合わせてクリック選択する。基準領域設定部19によって選択された領域Eは、図2(b)に示すように、新たな基準領域Rとして設定される。このように、基準領域設定部19を用いて対象となる領域Eを選択することにより、基準領域Rの位置および範囲が変更される。
基準領域設定部19によって新たに設定された基準領域Rの情報はモニタ17に表示されるとともに、輝度値抽出部21へ送信される。輝度値抽出部21は新たに設定された基準領域R内に位置する、各画素の輝度値をそれぞれ抽出する。このように、操作者はモニタ17の画面に映るX線画像を参照し、モニタ17の表示画面上で新たな基準領域Rを設定するので、表示画面上に映る関心部位Wの正確な位置を容易に選択できる。そのためX線透視の実行中において、関心部位Wが基準領域Rの範囲内となるように、基準領域Rの設定を迅速かつ正確に実行できる。
なお、基準領域設定部19が設定できる基準領域Rは、一つの領域Eに限られない。図2(c)に示すように関心部位Wが複数の領域Eにまたがって映る場合、例えば所定の領域Eをクリック選択した後にドラッグ移動させることにより、隣接する2以上の領域Eを基準領域Rとして設定できる。さらに、シフトキーを押しながらクリック選択するなどの操作により、図2(d)で示すように隣接しない2以上の領域Eをそれぞれ基準領域Rとして設定することもできる。そのため、関心部位Wの範囲が広い場合や、関心部位Wが複数ある場合であっても、関心部位Wを正確かつ迅速に基準領域Rの範囲内に含めることができる。
またモニタ17はタッチパネルであってもよい。すなわち、モニタ17は接触された位置を検知して当該位置の情報を入力する、パネル状の位置入力装置を表面に備えている。操作者は手指やタッチペンなどで任意の領域Eを映す部分の位置入力装置に接触することによって、接触された領域Eを新たな基準領域Rとして設定する。この場合、基準領域設定部19はモニタ17に設けられている位置入力装置に相当する。このような構成において、操作者はモニタ17のみを視認し、関心部位Wを含む領域Eを新たな基準領域Rとして正確に選択できる。そのため、より迅速かつ確実に基準領域Rを表示画面上で設定できる。位置入力装置の方式としては抵抗膜方式や静電容量方式など、公知の方式を適宜用いてよい。
なお領域Eの数や形状などに関する設定は、入力部11を操作することによって適宜変更できるように構成される。その場合、変更後における領域Eの数や形状に関する情報は記憶部25に送信されて記憶される。そして入力部11に入力される指示の内容に従って、領域Eの数や形状に関する任意の情報は主制御部27によって読み出される。読み出された情報はモニタ17に送信され、画像視野領域Vに表示される。
<動作の説明>
次に、実施例1に係るX線透視撮影装置1を用いて自動輝度調整を行う動作について説明する。図3は実施例1に係るX線透視撮影装置の動作を説明するフローチャートである。
ステップS1(X線透視画像の生成)
まず、X線透視によるX線画像である、X線透視画像を生成する。すなわち被検体Mを天板3に載置させた後にコリメータ9を制御してX線照射野を設定する。そして操作者は入力部11を操作して、X線透視によってX線管5からX線5aを被検体Mへ照射させる指示を入力する。主制御部27は入力される指示に従って、X線照射制御部13へ制御信号を出力する。X線照射制御部13は制御信号に従って、X線照射条件を所定値に制御する。
X線管5は制御されたX線照射条件の下で円錐状のX線5aを被検体Mへ断続的に照射させる。X線検出部7は被検体Mを透過するX線5aを検出し、検出したX線に基づいてX線検出信号を出力する。画像生成部15はX線検出信号に基づいて、被検体MのX線透視画像を断続的に生成する。生成されたX線透視画像はモニタ17に表示される。また、X線透視画像の各画素における輝度値の情報は、画像生成部15から輝度値算出部21へ送信される。
ここで操作者はモニタ17に映るX線透視画像の画像視野領域Vを観察し、被検体Mの関心部位Wが予め設定されている基準領域Rの範囲内に位置しているか否かを判断して処理を分岐する。関心部位Wが基準領域Rの範囲内に位置していると判断される場合はステップS2に係る工程を省略し、ステップS3に進める。関心部位Wが基準領域Rの範囲内に位置していないと判断される場合はステップS2に進む。
ステップS2(基準領域の設定)
関心部位Wが基準領域Rの範囲内に位置していない場合、関心部位W以外の領域の輝度値に基づいてステップS3以降の工程が行われ、X線照射条件が変更される。そのため関心部位WにおけるX線透視画像の視認性が低下する。そこで操作者はモニタ17に映る関心部位Wの位置を確認し、モニタ17の表示画面において基準領域の設定を行う。なお実施例1において、X線透視画像における基準領域Rおよび関心部位Wの位置関係は図2(a)に示す通りとする。
この場合、関心部位Wが位置する領域Eは、基準領域Rが予め設定されている領域Eからは左上に外れている。操作者は画像視野領域Vを各々の領域Eに分割する境界線の位置を参照しつつ、基準領域設定部19を操作して関心領域Wを含む領域Eを選択する。実施例1において、基準領域設定部19はマウスで構成されるものとする。操作者はマウスを操作して関心領域Wを含む領域EにカーソルFを合わせ、クリック選択する。図2(b)に示すように、基準領域設定部19は選択された領域、すなわち関心部位Wを含む領域Eを、新たな基準領域Rとして設定する。設定された基準領域Rはモニタ17に表示される。またX線透視画像において新たに設定された基準領域Rの位置情報は、輝度値算出部21へ送信される。
ステップS3(画像輝度値の算出)
基準領域Rが設定されることにより、画像輝度値の算出が行われる。輝度値算出部21はX線透視画像における各画素の輝度情報と、基準領域Rの位置情報とに基づいて、X線透視画像における基準領域Rの範囲内に位置する各画素の輝度値をそれぞれ抽出する。そして輝度値抽出部21は抽出された基準領域内の輝度値に基づいて、X線透視画像に対応する画像輝度値を算出する。画像輝度値の算出方法は適宜変更してよいが、実施例1では基準領域内に位置する各画素から抽出された輝度値の平均値を画像輝度値とする。
ステップS2において、基準領域Rは関心部位Wの位置に合わせて設定されている。そのため輝度値抽出部21が算出する画像輝度値は、関心部位Wの輝度値に近い値となる。輝度値抽出部21が算出した画像輝度値の情報は、輝度値抽出部21から照射条件算出部23へ送信される。
ステップS4(補正照射条件の算出)
照射条件算出部23は、画像輝度値の情報に基づいて補正照射条件の算出を行う。記憶部25には予め理想輝度値の情報が記憶されており、理想輝度値の情報は記憶部25から照射条件算出部23に送信される。理想輝度値は、操作者にとって好適に視認できるX線透視画像の輝度値が用いられる。照射条件算出部23は予め決定された理想輝度値と、画像輝度値とを比較して差分を算出する。
そして画像輝度値を算出したX線透視画像の生成時におけるX線照射条件、および照射条件算出部23が算出した理想輝度値と画像輝度値との差分に基づいて、照射条件算出部23は補正照射条件を算出する。補正照射条件は、X線画像の画像輝度値が理想輝度値となるX線照射条件である。補正照射条件の情報は、照射条件算出部23からX線照射制御部13へ送信される。なお、ここで説明した補正照射条件の算出方法は一例であり、公知の方法を適宜用いてよい。
ステップS5(補正照射条件によるX線画像の生成)
X線照射制御部13は、補正照射条件の情報に従ってX線照射条件を再度制御する。すなわちX線照射制御部13はX線管5の管電圧や管電流、およびX線照射などの諸条件を補正照射条件に応じた値に制御する。X線照射制御部13がX線照射条件を再度制御することにより、X線管5から照射されるX線5aの線量、およびX線管5がX線5aを照射させるタイミングなどは補正照射条件の情報に従って変更される。
X線管5はX線照射制御部13の制御信号に従って、補正照射条件に基づく線量のX線を被検体Mに照射する。補正照射条件に基づくX線照射条件でX線を照射することにより、画像生成部15が再度生成するX線透視画像の関心部位Wの画像輝度値は理想輝度値となる。すなわちX線透視画像において、関心部位Wが含まれている基準領域の輝度値は、好適に視認できる理想輝度値に調整される。その結果、再度モニタ17に表示されるX線透視画像は、関心部位Wの視認性が高い画像となる。補正照射条件に基づいてX線透視画像を生成することにより、実施例1に係るX線透視撮影装置の動作は終了する。すなわち操作者は関心部位Wを好適に視認できるX線透視画像に基づいて、術式の進行または被検体Mの診断などを行う。
<実施例1の構成による効果>
このように実施例1に係る構成を有することにより、関心部位の視認性が高いX線画像をより速やかに取得できる。ここで実施例1の構成に基づいて得られる効果について説明する。
従来例に係るX線透視撮影装置を用いる自動輝度調整では、モニタに表示されたX線透視画像において基準領域の範囲が関心部位から外れている場合、撮像系や天板を移動させる。そしてX線透視画像に映る被検体の関心部位を、予めX線透視画像に設定されている基準領域の範囲内へ移動させることによって、関心部位の輝度に応じてX線照射条件が補正される。補正後のX線照射条件でX線透視を再度行うことにより、関心部位の視認性が高くなるようにX線透視画像の輝度が調整される。
しかしこのような従来例では撮像系や天板などのハードウェアを移動させなければ基準領域と関心部位との位置合わせを行うことができない。ハードウェア部品を制御して位置を合わせる場合、モニタに表示される基準領域と関心部位を視認しても、速やかに基準領域と関心部位と位置合わせを行うことは困難である。すなわちモニタに表示される基準領域と関心部位との距離に基づいて、位置合わせを行うために撮像系などを移動させるべき距離を正確に認識することは操作者にとって困難である。
そのため、操作者は基準領域と関心部位との位置合わせを行うために、撮像系などの位置を微調整することを繰り返すこととなる。その結果、被検体が受ける被曝量が増大するという問題や、関心部位を好適に視認できるX線画像の取得に要する時間が長期化するという問題が懸念されていた。また微調整を行う間、操作者は撮像系などの操作を行う入力部と、関心部位および基準領域が表示されるモニタとを常時確認する必要がある。その結果、入力部とモニタとに対して繰り返し視線を移動させるので、操作者が受ける負担が大きくなる。
このような問題を解決すべく、実施例1に係るX線透視撮影装置1では、X線画像を表示するモニタ17の表示画面上で基準領域を設定する基準領域設定部19を備えている。X線透視画像の画像視野領域Vは予め複数の領域Eに分割されており、基準領域設定部19であるマウスやタッチペンなどで選択された領域Eが新たに基準領域Rとして設定される。
このような構成において、操作者はモニタ17を視認して関心部位Wと基準領域Rとの位置関係を確認する。そして基準領域設定部19を用いて、関心部位Wを内部に含む領域Eを手動で選択することにより、新たな基準領域Rが表示画面上で設定される。表示画面上において領域Eの境界線は視認可能であるので、操作者は関心部位Wが含まれる領域Eを容易かつ確実に確認できる。従って、関心部位Wを内部に含むような基準領域Rの設定を迅速かつ確実に実行することが可能となる。また基準領域Rを新たに設定する際において、操作者はモニタ17以外に視線を移動させる必要がないので、操作者が受ける疲労などの負担がより軽減される。
輝度値算出部21は基準領域Rの範囲内に位置する各画素の輝度値をそれぞれ抽出し、基準領域内の輝度値に基づいて画像輝度値を算出する。照射条件算出部23は、画像輝度値の情報に基づいて補正照射条件を算出する。X線照射制御部13は、補正照射条件の情報に従ってX線照射条件を再度制御する。補正照射条件は、X線画像の画像輝度値が理想輝度値、すなわち操作者が好適に視認できる輝度値、となるX線照射条件である。基準領域Rは関心部位Wを確実に含むように設定されている。
そのため輝度値抽出部21が算出する画像輝度値は、関心部位Wの輝度値により近い値となる。関心部位Wの輝度値に近い画像輝度値に基づいて補正照射条件が算出されるので、補正照射条件に基づいて生成されるX線透視画像は、操作者にとって関心部位Wを好適に視認できる画像となる。従って、関心部位Wを好適に視認できるX線透視画像を参照しつつ、術式を的確に進行することが可能となる。
また基準領域設定部19による基準領域Rの設定変更は、X線透視の実行中に行うことができる。すなわちX線透視の開始後に基準領域Rの範囲が関心部位Wの位置から外れていることが判明した場合であっても、速やかに基準領域Rの位置をモニタ17の表示画面上で変更できる。そのため、X線透視の最中において術式の状況の変化に対して柔軟に対応できるように基準領域の設定を迅速に変更させ、術式をより好適に進行することが可能となる。
次に、図面を参照して本発明の実施例2に係るX線透視撮影装置について説明する。実施例2に係るX線透視撮影装置の全体構成は実施例1に係るX線透視撮影装置の全体構成と同様である。また、実施例2に係るX線透視撮影装置の動作の工程は、実施例1に係るX線透視撮影装置の動作の工程と共通する。
但し、実施例1において、モニタ17に映るX線画像の画像視野領域Vは予め複数の領域に分割されている構成をとっている。一方、実施例2係るX線透視撮影装置は、画像視野領域Vを予め分割することなく基準領域を設定できる構成を有している。以下、図4の各々を用いて、実施例2に特徴的な、基準領域を設定する構成について説明する。
<実施例2において基準領域を設定する構成の説明>
実施例2では図4(b)または図4(c)に示すように、基準領域設定部19はモニタ17の表示画面上において任意の位置を選択し、選択された位置に基準領域Rを設定する構成を備えている。図4(a)は実施例1における図2(a)と同様に、モニタ17に映るX線透視画像において、被検体Mの予め設定されている基準領域Rの範囲が関心部位Wの位置から外れている状態を示している。
図4(b)に示すような実施例2に係るX線透視撮影装置において、基準領域設定部19はモニタ17の表示画面上において選択した位置を中心に、新たな基準領域Rを設定する構成を有している。表示画面上において基準領域を選択する基準領域設定部19の構成の例としては、マウスポインタやキーボードなどが挙げられる。基準領域設定部19はモニタ17またはその近傍に設けられ、モニタ17を視認しつつ基準領域設定部19を操作できる構成であることがより好ましい。
図4(b)に示す構成において、操作者はモニタ17を参照してX線画像に映る関心部位Wの位置にカーソルFを合わせてクリック選択する。選択操作により、クリック選択された位置を中心に、所定の形状を有する基準領域Rが設定される。基準領域Rの形状は、モニタ17の画面上のアイコン17aによって適宜変更できる。すなわち当初は矩形を示すアイコン17aが選択された状態(図4(a))から、円形を示すアイコン17aを選択することによって、設定する基準領域Rの形状を矩形状から円形状に変更できる(図4(b))。また基準領域Rの境界線を選択してドラッグ移動させる操作などによって、基準領域Rの大きさを適宜変更できる。
図4(b)に示す構成では、画像視野領域Vを予め分割することなく基準領域Rを設定できる。また基準領域Rの中心となる位置を任意に選択可能であるので、モニタ17に映る関心領域Wの位置に応じて、より適切な位置に基準領域Rを設定できる。また図4(b)に示す構成は、基準領域Rの形状をアイコン17aで変更する構成に限られない。すなわち、マウスなどのポインティングデバイスを用いてカーソルFなどのポインタを操作し、基準領域Rの輪郭をモニタ17の表示画面上に描画する構成であってもよい。この場合、基準領域Rの位置および形状を任意に設定できるので、より好適な形状の基準領域Rを新たに設定できる。
図4(c)は実施例2に係るX線透視撮影装置の変形例を示している。図4(c)に示すような実施例2に係るX線透視撮影装置において、モニタ17はタッチパネルで構成される。すなわち、モニタ17は接触された位置を検知する、パネル状の位置入力装置を表面に備えている。操作者は手指またはタッチペンTなどを用いて位置入力装置に接触し、基準領域とすべき領域を直接描画することにより、基準領域Rの範囲をモニタ17の表示画面上で設定する。このような構成において、モニタ17を構成する位置入力装置が基準領域設定手段である基準領域設定部19に相当する。
基準領域Rをモニタ17に直接描画する構成の場合、操作者は任意の位置に任意の形状の基準領域Rを設定できる。そのため関心部位Wの位置・形状に応じて、関心部位W以外の領域を可能な限り除外するように、好適な形状の基準領域Rを新たに設定できる。その結果、輝度値算出部21が算出する画像輝度値は関心部位Wの輝度値により近い値となるので、より関心部位Wの視認性が高いX線透視画像を生成することが可能となる。
このように実施例2に係るX線透視撮影装置では、実施例1と同様に基準領域設定部19は表示画面上で新たな基準領域Rを設定する。すなわち実施例2では実施例1と同様に、操作者はモニタ17以外に視線を移動させることなく、手動で基準領域Rを速やかに設定できる。その結果、操作者が受ける負担を軽減しつつ、操作者にとって関心部位Wを好適に視認できるX線透視画像をより迅速に取得できる。
また実施例2では画像視野領域Vやモニタ17の画面などを予め複数の領域Eに分割することなく、表示画面上で基準領域Rを設定する。そのため複数の領域Eに分割されていない構成のモニタ17などについても本発明に係る技術を適用できるので、X線透視撮影装置の汎用性を高めることができる。また、画像視野領域Vなどを予め複数の領域に分割する工程を省略できるので、設定作業に時間を費やすことを回避できる。
さらに実施例2では、画像視野領域Vなどを分割する領域Eの形状に影響されることなく、モニタ17に映る関心部位Wに応じて基準領域Rの位置および形状をより柔軟に変更できる。すなわち関心部位Wの形状などに応じて、関心部位W以外の領域を可能な限り範囲外とするように、より好適な基準領域Rの範囲を新たに設定できる。その結果、輝度値算出部21が算出する画像輝度値は関心部位Wの輝度値により近い値となる。従って、補正照射条件に基づいて生成されるX線透視画像において、関心部位Wの視認性をより高めることが可能となる。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した各実施例において、図示しない照射条件固定部29をさらに備える構成としてもよい。照射条件固定部は一例として入力部11に設けられるボタンまたはスイッチなどである。このような変形例では、照射条件固定部をオンの状態とすることにより、輝度値算出部21が実行する画像輝度値の算出、および照射条件算出部23が実行する補正照射条件の算出の少なくとも一方が停止するように構成される。その結果、自動輝度調整機能がオフの状態となるので補正照射条件は直近に算出された条件で固定され、それ以上更新されなくなる。照射条件固定部は本発明における輝度調整切り替え手段に相当する。
照射条件固定部を備えるX線透視撮影装置を用いる場合、操作者は基準領域設定部19を用いて基準領域Rの範囲を関心部位Wの位置に合わせて設定する。そしてモニタ17に映るX線透視画像が関心部位Wを好適に視認できる輝度に調整された後、照射条件固定部をオンの状態に操作する。この場合、補正照射条件が固定されるので、X線透視画像の輝度は常に関心部位Wを好適に視認できる状態となる。
金属はX線吸収率が非常に高いので、一般的に金属が映る画素において輝度値は過度に高くなる。そのため基準領域内の輝度値に基づく補正照射条件の算出を常時行う構成では、新たに金属片が基準領域Rの範囲内に映る場合、輝度値算出部21は金属片の輝度に影響を受け、より高い値の画像輝度値を算出する。その結果、補正照射条件に基づいて生成されるX線透視画像の輝度が急激に低下するので、関心部位Wの視認性が低下する。
一方、変形例に係る構成では照射条件固定部をオンの状態とすることにより、基準領域内における輝度が変化しても補正照射条件は変更されない。すなわち術式の進行により、基準領域Rの範囲内にメスやハサミなどの金属片が新たに映る場合であっても、X線透視画像の輝度は変化せず、関心部位Wを好適に視認できる状態が維持される。従って、金属片が基準領域Rに映ることにより、金属片を映す画素における輝度値が補正照射条件に影響を与える結果、X線透視画像の輝度が急激に低下するという事態を好適に回避できる。
(2)上述した各実施例において、輝度値算出部21は基準領域内に位置する各画素の輝度値を全て抽出し、抽出された基準領域内の輝度値に基づいて画像輝度値を算出するとしたがこれに限られない。すなわち予め上限輝度値と下限輝度値とを設定して記憶部25に記憶し、輝度値算出部21は基準領域内に位置する各画素の輝度値のうち、下限輝度値から上限輝度値までの間の値の輝度値のみを抽出して画像輝度値を算出する構成であってもよい。
基準領域内において関心部位以外に、上限輝度値を超える輝度値、または下限輝度値を下回る輝度値などの極端な輝度値を示すX線像が映る場合がある。上限輝度値より高い輝度値となる場合の例としては、上述したメスや固定用のボルトなどの金属片が基準領域内に映る場合が挙げられる。そのため、金属片などのX線像が基準領域内に映る場合、金属片が示す高い輝度値が画像輝度値および補正照射条件に影響を与え、X線透視画像の輝度が急激に低下するという事態が懸念される。
一方、下限輝度値より低い輝度値となる場合の例としては、X線が被検体Mを透過せずにX線検出器に検出される場合が挙げられる。すなわち関心部位Wが被検体Mの手指など複雑な形状である場合、基準領域Rの一部において、X線は被検体Mを透過することなくX線検出器に直接入射する。その結果、X線が直接入射する画素では輝度値が極端に低いので、極端に低い輝度値が画像輝度値および補正照射条件に影響を与え、X線透視画像の輝度が過度に高くなる。そのため関心部位の視認性が低下するという事態が懸念される。
このような変形例において、基準領域内に位置する各画素のうち、上限輝度値より高い輝度値を示す画素と、下限値より低い輝度値を示す画素は、輝度値算出部21が輝度値を抽出する対象から除外される。この場合、輝度値算出部21はX線が直接入射する画素や金属片などを映す画素といった、極端な値の輝度値を示す画素を自動的に除外して画像輝度値の算出を行う。従って、極端な輝度値を示す画素が補正照射条件に影響を与え、X線透視画像の輝度が過度に変化する結果、関心部位の視認性が低くなるという事態を好適に回避できる。
(3)上述した各実施例では、X線透視を行う最中に表示画面上で基準領域を新たに設定する場合を例にとって説明したがこれに限られない。一例として、表示画面上で行う基準領域の設定は、X線透視を開始する前に実行してもよい。X線透視前に基準領域を設定する例としては、以下のような場合が挙げられる。すなわち可視光などで確認されるX線照射野Bと、天板3に載置される被検体Mにおける関心部位Wとの位置関係が図5(a)に示すような場合、関心部位Wは画像視野領域の下方に映ることが容易に予想される。
そこで操作者は、画面中央に当初設定されていた基準領域Rの位置を(図5(b))、モニタ17の画面の下方に設定変更してからX線透視によるX線照射を開始する(図5(c))。基準領域RはX線透視の開始当初から関心部位Wの位置に合わせて設定されるので、X線透視画像の輝度を調整するまでの時間を短縮できる。その結果、X線透視画像の輝度調整において被検体Mが受ける被曝量を低減できる。
(4)上述した各実施例では、X線透視画像に対して表示画面上で基準領域を設定し、設定された基準領域の範囲に基づいて、関心部位を好適に視認できるX線透視画像のX線照射条件を補正照射条件として算出する構成としたがこれに限られない。基準領域を設定するX線画像はX線撮影画像であってもよい。また基準領域の範囲に基づいて、X線撮影画像のX線照射条件を補正照射条件として算出する構成としてもよい。
このような変形例において、照射条件算出部23は関心部位Wの位置に合わせて好適に設定された基準領域内の画素の輝度値に基づいて、静止画を撮影するX線撮影における補正照射条件を算出する。照射条件算出部23が算出する補正照射条件は、関心部位を好適に視認できる輝度値のX線撮影画像を生成するX線照射条件である。従って、X線照射制御部13は補正照射条件に基づいてX線管5を制御することにより、関心部位を好適に視認できるX線撮影画像を取得できる。
(5)上述した各実施例では、臥位姿勢をとる被検体Mに対してX線画像の生成を行ったがこれに限ることはなく、実施例に係るX線透視撮影装置の構成は立位体勢をとる被検体Mに対しても適用できる。この場合、x方向すなわち被検体Mの体軸方向は鉛直方向と平行になる。また、天板3を水平状態から鉛直状態へ変位できる構成、または天板3を省略する構成としてもよい。
1 …X線透視撮影装置
5 …X線管(X線源)
7 …X線検出器(X線検出手段)
11 …入力部(分割領域変更手段)
13 …X線照射制御部(照射制御手段)
15 …画像生成部(画像生成手段)
17 …モニタ(画像表示手段)
19 …基準領域設定部(基準領域設定手段)
21 …輝度値算出部(輝度値算出手段)
23 …照射条件算出部(照射条件算出手段)
25 …記憶部(分割領域記憶手段)
27 …主制御部

Claims (7)

  1. 被検体にX線を照射するX線源と、
    前記X線源から照射され、前記被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、
    前記X線検出手段が出力する検出信号を用いてX線画像を生成する画像生成手段と、
    前記X線源のX線照射条件を制御する照射制御手段と、
    前記画像生成手段が生成するX線画像を表示する画像表示手段と、
    前記X線画像における1または2以上の領域を基準領域として、前記画像表示手段の表示画面上で任意に設定する基準領域設定手段と、
    前記基準領域内における画素の輝度値をそれぞれ抽出し、前記抽出された輝度値に基づいて前記X線画像に対応する画像輝度値を算出する輝度値算出手段と、
    前記基準領域内における画素の輝度値が所定の値になるような前記X線照射条件である補正照射条件を、前記画像輝度値と前記所定の値とに基づいて算出する照射条件算出手段とを備え、
    前記照射制御手段は、前記照射条件算出手段が算出する前記補正照射条件に基づいて、前記X線源のX線照射条件を制御するX線透視撮影装置。
  2. 請求項1に記載のX線透視撮影装置において、
    前記画像表示手段の表示画面は複数の領域に分割されており、
    前記基準領域設定手段は、前記複数の領域のうち1または2以上の領域を前記基準領域として選択することによって前記基準領域を設定するX線透視撮影装置。
  3. 請求項2に記載のX線透視撮影装置において、
    前記画像表示手段の表示画面を分割する前記複数の領域の数および形状のうち少なくとも一方を変更する分割領域変更手段と、
    前記分割領域変更手段によって変更された前記複数の領域の数および形状を記憶する分割領域記憶手段とを備え、
    前記画像表示手段は前記分割領域記憶手段が記憶した前記複数の領域の数および形状に関する情報を読み出して表示画面上に表示するX線透視撮影装置。
  4. 請求項1に記載のX線透視撮影装置において、
    前記基準領域設定手段は前記画像表示手段の表示画面上における任意の領域を、前記基準領域として描画することによって前記基準領域を設定するX線透視撮影装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のX線透視撮影装置において、
    前記輝度値算出手段は前記基準領域内における画素の輝度値のうち、所定の上限値と所定の下限値との間に含まれる前記輝度値を抽出し、前記抽出された輝度値に基づいて前記X線画像に対応する画像輝度値を算出するX線透視撮影装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のX線透視撮影装置において、
    前記照射条件算出手段が算出する補正照射条件を、直近に算出された前記補正照射条件に固定させる輝度調整切り替え手段を備えるX線透視撮影装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のX線透視撮影装置において、
    前記画像表示手段はタッチパネルであり、
    前記基準領域設定手段は前記画像表示手段の表面に設けられる位置入力装置であるX線透視撮影装置。
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