JPS63145952A - Ｘ線透視撮影装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は医療用のＸ＃Ｉ透視撮影装置に係り、特に可変
視野型Ｘ線蛍光増倍管を用いたＸ線透視撮影装置に好適
な技術に関するものである。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕可変
視野型Ｘ線蛍光増倍管（以下、可変視野型１、Ｉと称す
）を用いてｘｍ透視を行う場合、同一のＸ線発生条件の
もとで１．１の視野サイズを切り換えると出力される映
像の輝度が変化してしまうため、視野サイズを切り換え
る場合には、前記Ｘ線発生条件、特に透視管電流を調節
して映像の輝度を一定に保つ操作が行われている。この
操作を被検者毎に行うことは検診能率の低下を招くもの
であり、特に胃集団検診用装置ではその食害が望まれて
いるものであった。なお、その問題を解決するものとし
て、Ｘ線自動輝度制御装置が一部では活用されているが
、装置の価格の面で問題が残り、その普及度は低い状態
にあるのが実情である。

そこで、本発明は１．Ｉの視野サイズを切り換えても、
出力される映像の輝度が一定に保たれる簡易型の自動輝
度制御技術を提供し、操作者の省力化を計ることを目的
とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決するための本発明が特徴とする手段は
、Ｘ線管より放射され被検体を透過したＸ線像を視野サ
イズ切換器の操作によって視野を切り換えられる可変視
野型Ｘ線蛍光増倍管にて可視光像に変換して映像装置へ
供給するＸ線透視撮影装置において、前記Ｘ線管の透視
管電流を視野サイズ毎に設定する複数の透視管電流設定
回路と。

この各透視管電流設定回路の出力をある基準視野サイズ
との対比で視野面積比に比例して出力させるべく各透視
管電流設定回路を同時に切り換えるよう接続された透視
管電流切換器とを設け、ある視野サイズから他の視野サ
イズへ切り換えたとき自動的に前記Ｘ線蛍光増倍管の出
力輝度が補正される如く構成したＸ線透視撮影装置にあ
る。

〔作用〕

可変視野型１．Ｉにおける二次蛍光面の可視光像の輝度
は、二次蛍光面の面積が一定であるのに対し、−次蛍光
面の大きさが変化し、ｘＩＩＡ条件が一定のままでは、
−次蛍光面から放出された電子の二次蛍光面上の分布密
度が変化するため、出力輝度が変化するものである。こ
の防止はＸ線条件、特にＸｓ透過力に関係のない管電流
調整し、−次蛍光面から放出される電子密度を面積比に
比例して増減することで達成される。

ある視野サイズを視野サイズ切換器によって選択し、そ
の視野サイズにおける最適輝度を透視管電流切換器によ
って調整する。このとき透視管電流切換器は同時に他の
視野サイズに対応して設は管電流設定回路は出力はしな
い、そこで次に、視野サイズを切り換えると、既に透視
管電流切換器によって、その出力値が今まで選択されて
いた視野サイズと切り換え後の視野サイズとの面積比に
応じた値とされた透視管電流設定回路が視野サイズ切換
器によって接続される。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を第１図乃至第３図によって説
明する。

第２図は本発明装置のブロック構成図である。

１は透視撮影装置の制御卓で、透視撮影装置の機構的動
作の制御、Ｘ線条件の制御、映像装置の動作制御等を行
うもの、２はＸ線管装置、３はＸ線管装置２へ印加する
高電圧を発生する主変圧器、４はＸ線管のフィラメント
を加熱するＸ線管加熱変圧器５５は可変視野型１．１　
６は可変視野型１、Ｉ　５の電源制御器である。なお、
制御卓１におけるＸ線条件制御には、以下に述べる透視
管電流制御回路及び撮影管電圧制御回路等を含み、また
可変視野型１．１５は１２インチ、９インチ。

６インチの３段階で視野サイズが切換え可能となってい
るものとする。

第３図は制御卓１の盤面上の本発明に係る操作器の配置
例を示している１図中、７は可変視野型１．１　５の視
野サイズ選択スイッチで、１２インチ、９インチ、６イ
ンチの各サイズを選択する７ａ〜７ｃの押釦スイッチで
構成されている。８は透視管電流切換器である。通常、
透視管電流の設定方式に、ＪＩＳ規格によって規定され
た範囲を連続可変式に設定可能なものと１段階的に複数
の値が設定可能なものとがあるが、本実施例では後者に
ついて説明する。したがって、透視管電流切換器８は８
ａ〜８ｎのスイッチによって、ｎ段階のｍＡが選択可能
となっている。９は可変視野型１．１５の視野サイズを
切り換えたとき、１．Ｉの出力輝度を自動的に補整させ
るか否かを操作者の意思によって切換え設定する自動輝
度保持操作器である。

次に、第１図によって本発明の回路の一例を説明する。

１から９までは第２図、第３図と同一部品を示している
が、スイッチ関係は接点の動作説明の都合上接点符号を
付している。すなわち、視野サイズ選択スイッチ７はＩ
ＰＳ、透視管電流切換器８は２ＰＳ、自動輝度保持操作
器９は３ＰＳで表示する接点を有している。１０はＸ線
管加熱用定電圧回路、１１〜１４はｘｍ管の加熱条件つ
まり透視管電流を設定・調整する抵抗で、１１は各視野
サイズ共通の調整用抵抗（Ｒｏ）、１２は自動輝度保持
操作器９をオフして透視管電流を手動設定して１．１　
　の出力輝度を設定、調整する抵抗で、１２インチの視
野サイズの出力輝度を調整することを優先してその値を
設定した抵抗（Ｒｃ　）、１３及び１４は自動輝度保持
操作器９がオンしている状態（ＡＵＴＯ選択時）におけ
る９インチ及び６インチの出力輝度の設定・調整用抵抗
（Ｒ９゜Ｒｅ）である、これらの抵抗Ｒｅ、Ｒｅ、Ｒ８
には透視管電流切換器８　（２ＰＳ）の各接点が並列接
続され、１２インチ、９インチ、６インチの各サイズ同
志で各抵抗値が後述の一定比率で対応して接続切換えさ
れるようになっている。以上の第１図の構成回路は、Ｘ
線管加熱用定電圧回路１０の出力電圧を、各視野サイズ
共通の調整用抵抗（Ｒｏ）１１を介した後、視野サイズ
選択スイッチ７、透視管電流切換器８、そして自動輝度
保持操作器９の選択状態によって、１２〜１４のいずれ
か１個の抵抗の設定値にて調整し、その電圧をＸ線管加
熱変圧器４へ印加して、Ｘ線管フィラメントに流れる電
流を制御するというものである。

以下、第３図の回路の動作説明をする。自動輝度保持操
作器９は１回１回押すごとに、オン／オフが切り換わり
、オン時には３ＰＳｌ＆が閉、３ＰＳｚｂが開、オフ時
にはこの逆の動作となる。

先ず、自動輝度保持操作器９がオフ時について説明する
。このとき、３ＰＳｚａが開、３ＰＳｚｂが閉となって
いて、Ｘ線管加熱用定電圧回路１０の出力は抵抗（Ｒｏ
）　ｌ　１　、３　Ｐ　Ｓｚｂ、抵抗（Ｒｅ）１２を介
してＸ線管加熱変圧器４へ印加される。

ここで、視野サイズ選択スイッチ７と透視管電流切換器
８とを適宜操作する０例えば、１２インチの視野サイズ
を視野サイズ選択スイッチ７ａにより設定する。すると
、３ＰＳｚｂの接点に並列に接続されたＩ　Ｐ　Ｓ　１
４−１ａと、１．１電源制御部６の入力部に接続された
Ｉ　Ｐ　８１！−２ａがオンし、視野サイズが１２イン
チに設定され、Ｉ　Ｐ　８１！−１ａは３ＰＳｘ−とと
もに閉路し、Ｘ１ｌＡ管加熱用定電圧回路１０と抵抗（
Ｒｏ）１１との接続に変化はない。

そして、１．１　５の出力輝度を透視管電流切換器８を
適宜選択して調整する。１．Ｉ５の出力輝度は抵抗（Ｒ
Ｃ）１２の値を適宜に短絡設定する如く接続さ九た２　
Ｐ　Ｓ　ｚ−ｚａ〜２　Ｐ　Ｓ　ｎ−ｚａのいずれかの
接点を透視管電流切換器８によって閉路することで、Ｘ
線管加熱用定電圧回路１０とＸ線管加熱変圧器４との間
の抵抗値を変え、それによって透視管電流をＩｒ−工。

まで変化させてｉ５１！される。この自動輝度保持操作
器９がオフ時に他の９インチ。

６インチ視野サイズを設定する管台も上記と同様である
。これは、Ｉ　Ｐ　Ｓ　９−１ａ又はＩＰＳｅ−ｘａが
閉略しても３　Ｐ　Ｓ　１□が開路しているのでＸ、Ｓ
管加熱用定電圧回路１０とｘｍ管加熱変圧器４との間に
は抵抗（Ｒｅ）１２が接続されたままとなるためである
。

次に、自動輝度保持操作器９がオンしたときについて説
明する。このとき３ＰＳｉ＆が閉、３　ＰＳｚｂが開と
なり、抵抗（Ｒｅ）１２．抵抗（Ｒｓ）１３及び抵抗（
Ｒｓ）１４は視野サイズ選択スイッチ７の７　ａ　〜７
　ｃの接点Ｉ　Ｐ　Ｓ　１ｘ−ｓａ、　ｌ　Ｐ　Ｓ　ｅ
−ｘａ。

Ｉ　Ｐ　Ｓ　８−Ｌａの閉動作によって、それぞれがＸ
線管加熱用定電圧回路１０とＸ線管加熱変圧器４との間
に選択的に接続される。これらの各抵抗１３と１４には
上記２　Ｐ　Ｓ　５−１ａ〜２　Ｐ　Ｓ　ｎ−ｚａと連
動する接点２　Ｐ　Ｓ　ｘ−ｚａ〜２　Ｐ　Ｓ　ｎ−ｚ
ａと２　Ｐ　Ｓ　１−ｓａ〜２　Ｐ　５−−ｓ＋ａとが
抵抗Ｒ９とＲｅとの値を短絡設定する如く接続されてい
る。今、視野サイズを１２インチにし、透視管電流を工
２として透視を行っているものとする。すると、視野サ
イズ選択イスッチ７ａの接点Ｉ　Ｐ　Ｓ　ｘｚ−ｚａ、
　Ｉ　Ｐ　Ｓ　１２−２ａ、が閉路し、透視管電流切換
器８ｂの接点２　Ｐ　Ｓ　ｚ−ｘａが閉路している。こ
の状態から視野サイズを９インチに変更する。視野サイ
ズの変更は視野サイズ選択スイッチ７ｂを押すと視野サ
イズ選択スイッチ７ａが開放され、回路上ではＩ　Ｐ　
Ｓ　５−ｔａとＩ　Ｐ　Ｓ　ｅ−ｚａとが閉、Ｉ　Ｐ　
３１！−、とＩ　Ｐ　Ｓ　工ｘ−ｓ＝が開となり行われ
る。この切換えにより、Ｘ線管加熱用定電圧回路１０と
ｘｍ管加熱変圧器４との間に抵抗（Ｒｓ）１３が接続さ
れるよう切り換わる。

１２インチの透視時に選択された透視管電流切換器８ｂ
は、抵抗（Ｒｓ）１３に対しても連動する接点２　Ｐ　
Ｓ　ｘ−ｚａを有しているので、視野サイズを切り換え
ただけで、切換え後の視野サイズに対する透視管電流Ｉ
　ｅ−ｘが設定される。さらに視野サイズを６インチに
切換える場合も同様にして行われる。また、これらの視
野サイズ間で相互に視野サイズの切換えに行うこともで
きる。視野サイズと透視管電流との間の関係は、１２イ
ンチ、９インチ、６インチの各視野サイズに対し、透視
管電流切換器８ｍに対応して設定される透視管電流をＩ
−、Ｉｓ−□　Ｉ　８−＋ｍとするとＩｅ−ｍ＝Ｉａ・
（１２／９）”　　　　　　　　・・・（１）Ｉ　ａ−
、＝　Ｉ　、　・（１２／６）”＝　Ｉ　ｅ−（９／６
）ｚ・・・（２）なる関係を持つように、抵抗値Ｒｃ、
Ｒｓ、Ｒｓの値並びに接点２ＰＳの短絡位置が設定され
る。上記（１）、（２）式の（１２／９）”、　（１２
／６）”及び（９／　６　）”は直径比を表わすが、面
積比と同一の意味を表わしているものである。

以上は、視野サイズを切り換えたときに、出力輝度が透
視管電流切換器を操作せずに一定に保たれる動作を説明
したものであるが、自動輝度保持操作器を作動させたあ
る視野サイズにおいて、透視管電流を切り換えることが
可能であることは、回路図からも明らかである。

なお、透視管電流はＪＩＳ規格によって４ｍＡ以下と規
定されているので、上記（１）、（２）式によって設定
される１９−１又はＩ　８−ｍがそれを超えるようなＩ
ｎを設定する必要が生ずる場合は、そのＩｍを単独で設
定可能な回路構成とする必要がある。

上記実施例は透視管電流を段階的に切り換える方式につ
いて説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
い。

〔効果〕

以上述べた本発明によれば、可変視野型１．Ｉを備えた
Ｘ線透視撮影装置を用い、検査部位に応じて１．１の視
野サイズを切り換えて透視を行う場合に、従来装置のよ
うに視野サイズ切換え毎に１．１出力輝度を調整する操
作が不要となり、操作者の労力が低減し、検診能率の向
上が計れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す回路図、第２図は本発
明装置のブロック構成図、第３図は第１図中の各スイッ
チの制御卓盤面上の配置図である。 １・・・制御卓、２・・・Ｘ線管、４・・・Ｘ線管加熱
変圧器、５・・・可変視野型１．１．６・・・１．１電
源制御部、７・・・視野サイズ選択スイッチ、８・・・
透視管電流切換器、９・・・自動輝度保持操作器、１０
・・・ＸＭ骨管加熱定電圧回路、１１〜１３・・・抵抗
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、Ｘ線管より放射され被検体を透過したＸ線像を、視
   野サイズ切換器の操作によつて視野サイズを切り換えら
   れる可変視野型Ｘ線蛍光増倍管にて可視光像に変換して
   映像装置へ供給するＸ線透視撮影装置において、前記Ｘ
   線管の透視管電流を視野サイズ毎に設定する複数の透視
   管電流設定回路と、この各透視管電流設定回路の出力を
   ある基準視野サイズとの対比で視野面積比に比例して出
   力させるべく各透視管電流設定回路を同時に切り換える
   よう接続された透視管電流切換器とを設け、あるサイズ
   から他の視野サイズへ切り換えたとき自動的に前記Ｘ線
   蛍光増倍管の出力輝度が補整される如く構成したことを
   特徴とするＸ線透視撮影装置。