JPWO2016104605A1 - 鋳造用金型 - Google Patents

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Abstract

基部3上に固定される下型4と、基部3上を型開き位置と型締め位置との間で摺動自在な複数の摺動横型5〜8と、上型9と、摺動横型5〜8を摺動方向に摺動させる摺動機構12,25を備え、摺動機構12,25は、型開き位置から型締め位置に摺動横型を摺動させるときに、摺動横型5〜8の下部に力を作用させて摺動横型5〜8の上部への力の作用を阻止する。

Description

本発明は、基部に固定される下型と、基部上を摺動自在な摺動横型とを備える鋳造用金型に関する。
従来、低圧鋳造法によって、自動車用のエンジンのシリンダヘッドを鋳造することが知られている。この低圧鋳造法の鋳造機としては、上型と湯口を有する下型とからなる金型の下に溶湯炉を配置し、溶湯炉内に溜められた溶湯を加圧して押し上げ、ストーク(給湯管)を介して下型の湯口を通し金型内に溶湯を供給する構成を採用したものも知られている。
また、この種の鋳造機において、上型及び下型のみでは鋳造できない複雑な形状の製品を鋳造する場合には、上型と下型に加えて更に摺動横型が用いられる(例えば、日本国特開2013−86118号公報参照)。摺動横型を用いる鋳造機としては、例えば矩形状の下型の4辺に沿うように配置され、型締め位置と型開き位置との間でレール上を摺動しながら往復運動できるようにしたものが知られている。摺動横型は、型締め位置のときに摺動横型の下部が下型に密接し、摺動横型の側部が隣接する摺動横型に密接する。
ここで、鋳造機内部は、溶湯炉が配置される下側が高温となり易く、従って下型に対して上方に位置する摺動横型よりも下型が高温になり易い。そして、摺動横型が型締め位置に位置するとき、温度の高い下型は熱膨張が大きく、摺動横型はその下部で下型に当接して位置決めされる。このとき、摺動横型は下型と比較して温度が低いため熱膨張が小さく、摺動横型は、隣接する摺動横型に当接できていない場合がある。この場合、アクチュエータで押し込まれた摺動横型が金型の中央に向かって倒れ込むように傾斜姿勢となってしまう虞がある。
これを防止すべく、日本国特開2013−86118号公報のものでは、下型の四隅に対応させて下型が固定される基部に、摺動横型の傾斜姿勢を防止する支柱を設け、この支柱によって摺動横型を支えるようにしている。
特開2013−86118号公報
下型を固定する基部に支柱を備える鋳造用金型では、摺動横型の傾斜姿勢を防止することができるが、下型の四隅に対応させて基部に支柱を設ける必要があるため、支柱を考慮して下型を設計する必要があり、下型の設計自由度が低下するという問題がある。また、金型を変更するときに、支柱の位置も変更しなければならない場合もあり、この場合、基部も変更する必要が出てくる。
本発明は、以上の点に鑑み、支柱を設けることなく、摺動横型の傾斜姿勢を防止することができる鋳造用金型を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、基部上に固定される下型と、前記基部上を型開き位置と型締め位置との間で摺動自在な複数の摺動横型と、上型と、前記摺動横型を摺動方向に摺動させる摺動機構を備え、前記摺動機構は、前記型開き位置から前記型締め位置に前記摺動横型を摺動させるときに、前記摺動横型の下部に力を作用させて前記摺動横型の上部への力の作用を阻止することを特徴とする。
本発明によれば、基部上を摺動する摺動横型の下部に摺動機構の力を作用させて、摺動横型の上部への力の作用を阻止するため、摺動横型と基部との間で摩擦が生じる部分の近くで摺動機構の力が摺動横型に作用することとなる。従って、摺動機構が摺動横型に作用させる力が、摺動横型が倒れ込むような傾斜姿勢とはなり難い状態で、摺動横型と基部との間で摩擦力が発生する部分の近くに作用することとなる。これにより、本発明の鋳造用金型では、下型に支柱を設けることなく、摺動横型の傾斜姿勢を防止することができ、下型の設計自由度を向上させることができる。
また、本発明においては、摺動機構は、摺動横型を型締め位置から型開き位置に摺動させるときに、摺動横型の中央部に力を作用させるように構成することができる。かかる構成によれば、摺動横型を型締め位置から型開き位置に摺動させて離型するときに摺動横型全体に力を伝達させることができる中央部(中央及びその近傍を含む)に力を作用させて離型することができる。これにより、本発明の鋳造用金型は、離型のときの、摺動横型と鋳造品との引っ掛かりを防止し、スムーズに離型することができる。
なお、本明細書中において「摺動横型の中央部に力を作用させる」とは、摺動横型の中央部に直接力を作用させることのみならず、摺動横型に作用する複数の力の合力が摺動横型の中央部に位置するような間接的な状態(換言すれば、摺動横型が傾くことなくバランスよく力が配分される状態、摺動横型が離型時において製品(鋳造品)との吸着力によって傾かない状態)をものとして定義する。
また、本発明においては、複数の摺動機構の何れか1つは、力を作用させる摺動横型の四隅に夫々設けられた4つの連結棒を介して力を作用させるものであり、且つ力を作用させる摺動横型に対向する他の摺動横型の後に配置される連結棒型摺動機構であって、連結棒型摺動機構は、力を作用させる摺動横型を型開き位置から型締め位置に摺動させるときには、4つの連結棒のうち下方の2つのみを介して、力が力を作用させる摺動横型に伝達されるように構成され、連結棒型摺動機構が、力を作用させる摺動横型を型締め位置から型開き位置に摺動させるときには、4つの連結棒を介して、力が力を作用させる摺動横型に伝達されるように構成することができる。
かかる構成によれば、離型するときに、摺動横型の四隅に均等に力を伝達させた状態で摺動横型全体にバランスよく連結棒型摺動機構の力を伝達させることができる。これにより、本発明の鋳造用金型は、離型のときの、摺動横型と製品(鋳造品)との引っ掛かりを防止し、スムーズに離型することができる。
本発明の鋳造用金型の実施形態を上型を省略して模式的に示す斜視図。 本実施形態の鋳造用金型を側面から示す断面図。 本実施形態の摺動機構を示す説明図。 本発明の鋳造用金型の他の実施形態を示す説明図。
図1から図3を参照して、本発明の実施形態の鋳造用金型を説明する。
図1を参照して、本実施形態の鋳造用金型1は、鋳造機2の主要部を構成するものである。鋳造機2は、自動車用のエンジンのシリンダヘッドを低圧鋳造法によって鋳造するものである。
鋳造機2は基部3を備え、金型1は基部3上に配置される。金型1は、基部3上に固定された下型4と、基部3上で下型4を側面の四方から夫々囲むように配置される第1から第4の摺動横型5〜8と、下型4及び第1から第4の摺動横型5〜8で画成された空間を上方から蓋をするように配置される上型9(図2参照)とを備える。第1から第4の摺動横型5〜8は、基部3上に設けられたレール(図示省略)に沿って型開き位置から型締め位置まで摺動自在となっている。下型4には、図示省略した湯口が設けられている。基部3には、図示省略した溶湯炉が設けられている。溶湯炉には溶湯が溜められており、溶湯が加圧されることにより、溶湯がストーク(給湯管)を介して下型4の湯口を通り金型1内に供給される。
下型4は、平面視で矩形状に形成されている。下型4の上面は、鋳造しようとする製品(シリンダヘッド)の下側の形状に対応した形状となっている。第1から第4の摺動横型5〜8の内面は、鋳造しようとする製品(シリンダヘッド)の側面の形状に夫々対応した形状となっている。
図2を参照して、上型9の下面は、鋳造しようとする製品(シリンダヘッド)の上側の形状に対応した形状となっている。
第1から第3の摺動横型5〜7は、製品形状に対応した表面形状を備える型本体10と、型本体10が固定される後板11とで構成される。各後板11の後には、直動アクチュエータで構成される摺動機構12が配置されている。摺動機構12は、油圧によって進退自在な進退部材13と、進退部材13の先端に設けられ、後板11を押し引きする接続部材14とを備える。
進退部材13の後端部には、進退部材13の進退方向に対して直交する方向に張り出すフランジ13aが設けられている。進退部材13の後端部はシリンダ15内に収容されている。フランジ13aは、コイルスプリング16によって後方に付勢されている。また、シリンダ15には、コイルスプリング16の付勢力によって進退部材13が最も後方に位置している状態において、フランジ13aよりも後方のシリンダ15の内部空間にオイルを供給可能なポンプ17が設けられている。
ポンプ17からコイルスプリング16の付勢力に打ち勝つだけの油圧をシリンダ15内に供給すると、油圧によって、進退部材13がゆっくりと前進して型締め状態となる。その後、ポンプ17からの油圧の供給を停止すると、図示省略した排出口を介してシリンダ15内のオイルがゆっくりと排出され、進退部材13はコイルスプリング16の付勢力によってゆっくりと後退し型開き状態となる。
接続部材14には、後板11の下部に当接する突出部14aが設けられている。後板11には、後方に延びる係合凸部18が設けられている。係合凸部18の後端には、進退部材13の進退方向の軸線を垂線とする平面上に広がる頭部19が設けられている。
接続部材14には、係合凸部18及び頭部19を受け入れる受入穴20が設けられている。受入穴20には、頭部19の内側面19aに係合する係合爪20aが設けられている。
ポンプ17からシリンダ15のフランジ13aよりも後方の内部空間にオイルが供給されると、進退部材13がゆっくりと前進する。そして、進退部材13と共に接続部材14も前進し、接続部材14の下部に設けられた突出部14aによって、後板11の下部が内方へ押圧される。
このように、後板11の下部を押圧され且つ後板11の上部の押圧が阻止されることにより、第1から第3の摺動横型5〜7は、下端の摩擦が発生する部分と同一又はその近傍で押圧されることとなる。従って、従来のように摺動横型の傾斜姿勢を防止するための支柱を設けることなく、第1から第3の摺動横型5〜7の傾斜姿勢を防止することができる。
また、摺動機構12が第1から第3の摺動横型5〜7を引張って型締め位置から型開き位置に摺動させるときには、係合凸部18の頭部19が接続部材14の係合爪20aと係合して、第1から第3の摺動横型5〜7が引張られる。このようにして、型締め位置まで移動させる押圧時と、型開き位置まで移動させる引張り時とで、動力が伝達される位置を異ならせている。そして、型開き位置まで移動させる引張り時には、第1から第3の摺動横型5〜7の中央部(中央及び中央周辺を含む)を引張るため、型開き時に第1から第3の摺動横型5〜7と製品(鋳造品)とが引っ掛かることを防止することができる。
なお、本実施形態においては、型締め位置まで移動させるときに押圧力を加え、型開き位置まで移動させるときに引張力を加えているが、本発明はこれに限らず、型締め時には摺動横型の下方に力を作用させ、型開き時には力の合力が摺動横型の中央部に位置していればよい。従って、例えば、型締め時に摺動横型に引張る力を作用させて型締め位置まで摺動横型を摺動させ、型開き時に摺動横型に押圧する力を作用させて型開き位置まで摺動横型を摺動させても、本発明の効果を得ることができる。
第4摺動横型8は、製品形状に対応した表面形状を備える型本体21と、型本体21が固定される矩形状(長方形状)の後板22とで構成される。後板22の四隅には、第4摺動横型8に対向する第2摺動横型6の側に向かって延びる連結棒23が夫々設けられている。4つの連結棒23の先端には、1つの結合部24で一体となるようにまとめられている。結合部24と第2摺動横型6の摺動機構12との間には、結合部24を押し引き自在な直動アクチュエータ25が設けられている。直動アクチュエータ25は、摺動機構12と同様に構成される。
4つの連結棒23の後板22と連結される一方の端部には、環状溝23aが設けられている。この環状溝23aを設けることにより、4つの連結棒23の一方の端部には、大径端部23bが形成される。
後板22には、上方に配置される2つの連結棒23の環状溝23aに夫々嵌め合わされる上方嵌合部26が設けられている。また、後板22には、下方に配置される2つの連結棒23の環状溝23aに夫々嵌め合わされる下方嵌合部27が設けられている。直動アクチュエータ25で結合部24を押圧することで、連結棒23を介して後板22が引張られる。
この後板22が連結棒23によって引張られるときに、下方に配置される2つの連結棒23のみを介して後板22に動力が伝達されるように、下方に配置される2つの連結棒23の大径端部23bが下方嵌合部27と係合するときには、上方に配置される2つの連結棒23の大径端部23bは、上方嵌合部26との間に隙間Aが生じるように、上方嵌合部26は構成されている。
逆に、結合部24が直動アクチュエータ25によって引張られるときには、連結棒23を介して後板22が型開き位置の方向に向かって押圧される。このとき、後板22は、4つ全ての連結棒23を介して押圧されるように、嵌合部26,27と環状溝23aとが係合する。
これにより、第4摺動横型8を型締め位置まで摺動させるときには、第4摺動横型8の下部にのみ動力が加わり、支柱が無くても、第4摺動横型8が傾斜姿勢となることを防止することができる。
また、第4摺動横型8を型開き位置まで摺動させるときには、4つの連結棒23の全てを介して動力が後板22に伝達されるため、4つの連結棒23から後板22に伝達される力の合力が中央部(中央又は中央近傍)に作用し、型開き時に発生する離型力に対して適切に第4摺動横型8を後退させることができる。これにより、型開き時の第4摺動横型8が製品(鋳造品)と引っ掛かることを防止し、スムーズに離型させることができる。
本実施形態においては、連結棒23、結合部24、直動アクチュエータ25、上方嵌合部26、下方嵌合部27で、連結棒型摺動機構が構成される。
上型9は、摺動機構12と同様に構成される昇降装置29によって型開き位置と型締め位置との間で昇降自在とされている。
なお、本実施形態においては、第4摺動横型8を型開き位置から型締め位置まで摺動させるときに、第4摺動横型8と上方に配置される2つの連結棒23との間で隙間Aを設けて力が伝達されないように構成したものを説明した。しかしながら、本発明の構成はこれに限らない。例えば、第4摺動横型8を型開き位置から型締め位置まで摺動させるときに、上方に配置される2つの連結棒23と結合部24との間に隙間を設けて、油圧による力が伝達されないように構成しても本発明の効果を得ることができる。
図3は、頭部19と係合爪20aの係合構造を示したものである。接続部材14には、受入穴20の穿設方向軸線に対して直交する方向にスリット14bが設けられている。スリット14bは、受入穴20に臨むように設けられている。そして、スリット14bに二又状のカンザシ部材14cを係合凸部18を跨ぐようにして挿入することにより、カンザシ部材14cの一部分が頭部19と係合する係合爪20aとして機能する。
図4は、接続部材14の他の実施形態を示したものである。接続部材14の突出部14aが設けられた部分を除く上方部分については、図1から図3に示した実施形態のものに限らず、図4に示すように上方に向かって後板11と間隔が広くなるように段差28を設けてもよい。また、図4のものに限らず、接続部材14の突出部14aが設けられた部分を除く上方部分については、上方に向かうにしたがって次第に後板11との間隔が広くなるように傾斜する傾斜面であってもよい。
また、本実施形態においては、直動アクチュエータ25を用いた鋳造用金型を説明したが、本発明の鋳造用金型はこれに限らず、直動アクチュエータ25に代えて摺動機構12を用いても、型開き時の第4摺動横型8が製品(鋳造品)と引っ掛かることを防止し、スムーズに離型させることができるという本発明の効果を得ることができる。
また、本実施形態においては、係合凸部18を左右一対設けて接続部材14と係合させることにより、離型時の一対の係合凸部18を介して第1から第3の摺動横型5〜7に作用する力の合力が、第1から第3の摺動横型5〜7の中央部(中央及びその近傍を含む)に作用するように構成したものを説明した。
しかしながら、本発明の鋳造用金型はこれに限らず、離型時の力の合力が摺動横型の中央部に作用するように構成されていれば、製品形状(鋳造品形状)に応じて係合凸部の位置や数を適宜変更してもよい。例えば、摺動横型の中央部(中央及びその近傍を含む)に1つだけ係合凸部を設けてもよく、又は、摺動横型に6つの係合凸部をバランスよく配置して、係合凸部を介して作用する力の合力が摺動横型の中央部に位置するように構成してもよい。
なお、本明細書中において「摺動横型の中央部に力を作用させる」とは、摺動横型の中央部に直接力を作用させることのみならず、摺動横型に作用する複数の力の合力が摺動横型の中央部に位置するような間接的な状態(換言すれば、摺動横型が傾くことなくバランスよく力が配分される状態、摺動横型が離型時において製品(鋳造品)との吸着力によって傾かない状態)をものとして定義する。
1 鋳造用金型
2 鋳造機
3 基部
4 下型
5 第1摺動横型
6 第2摺動横型
7 第3摺動横型
8 第4摺動横型
9 上型
10 型本体
11 後板
12 摺動機構
13 進退部材
13a フランジ
14 接続部材
14a 突出部
14b スリット
14c カンザシ部材
15 シリンダ
16 コイルスプリング
17 ポンプ
18 係合凸部
19 頭部
19a 内側面
20 受入穴
20a 係合爪
21 型本体
22 後板
23 連結棒
23a 環状溝
23b 大径端部
24 結合部
25 直動アクチュエータ(連結棒型摺動機構)
26 上方嵌合部
27 下方嵌合部
28 段差
29 昇降装置
A 隙間

Claims (4)

  1. 基部上に固定される下型と、
    前記基部上を型開き位置と型締め位置との間で摺動自在な複数の摺動横型と、
    上型と、
    前記摺動横型を摺動方向に摺動させる摺動機構を備え、
    前記摺動機構は、前記型開き位置から前記型締め位置に前記摺動横型を摺動させるときに、前記摺動横型の下部に力を作用させて前記摺動横型の上部への力の作用を阻止することを特徴とする鋳造用金型。
  2. 請求項1記載の鋳造用金型であって、
    前記摺動機構は、前記摺動横型を前記型締め位置から前記型開き位置に摺動させるときに、前記摺動横型の中央部に力を作用させることを特徴とする鋳造用金型。
  3. 請求項2記載の鋳造用金型であって、
    前記複数の摺動機構の何れか1つは、力を作用させる摺動横型の四隅に夫々設けられた4つの連結棒を介して力を作用させるものであり、且つ前記力を作用させる摺動横型に対向する他の摺動横型の後に配置される連結棒型摺動機構であって、
    前記連結棒型摺動機構は、前記力を作用させる摺動横型を前記型開き位置から前記型締め位置に摺動させるときには、4つの前記連結棒のうち下方の2つのみを介して、力が前記力を作用させる摺動横型に伝達されるように構成され、
    前記連結棒型摺動機構が、前記力を作用させる摺動横型を前記型締め位置から前記型開き位置に摺動させるときには、4つの前記連結棒を介して、力が前記力を作用させる摺動横型に伝達されるように構成されることを特徴とする鋳造用金型。
  4. 請求項1記載の鋳造用金型であって、
    前記複数の摺動機構の何れか1つは、力を作用させる摺動横型の四隅に夫々設けられた4つの連結棒を介して力を作用させるものであり、且つ前記力を作用させる摺動横型に対向する他の摺動横型の後に配置される連結棒型摺動機構であって、
    前記連結棒型摺動機構は、前記力を作用させる摺動横型を前記型開き位置から前記型締め位置に摺動させるときには、4つの前記連結棒のうち下方の2つのみを介して、力が前記力を作用させる摺動横型に伝達されるように構成され、
    前記連結棒型摺動機構が、前記力を作用させる摺動横型を前記型締め位置から前記型開き位置に摺動させるときには、4つの前記連結棒を介して、力が前記力を作用させる摺動横型に伝達されるように構成されることを特徴とする鋳造用金型。
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