JP6925096B2 - 射出成形金型 - Google Patents

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本発明は、射出成形金型に関する。
樹脂の射出成形では、雄型と雌型とを型締めしてキャビティを形成し、このキャビティに樹脂を射出することで、成形品が形成される。このとき、キャビティ内の樹脂が固化した後、雄型と雌型とを離反させて型開きすると、成形品が成形収縮により雄型に貼りついた状態となる。このため、雄型には、通常、成形面から突出可能な複数の押し出しピンが設けられ、型開き後に押し出しピンで成形品を押し出すことにより、雄型から成形品が取り外される。
上記のような射出成形金型では、複数の押し出しピンが、金型の外部に設けた押し出しプレートに固定され、油圧シリンダ等の駆動手段でプレートを動かすことで一斉に駆動される。しかし、このような押し出しプレートや駆動手段を設けることで、射出成形装置の大型化及び高コスト化を招く。
そこで、例えば下記の特許文献1には、押し出しプレートを廃止した射出成形金型が示されている。具体的には、雄型(可動型)に、空気バネにより雌型側に付勢された離型ブロック(ブロック部材)が設けられている。雄型と雌型とを型締めした状態では、離型ブロックが雌型により押さえられて、空気ばねが圧縮される。雄型と雌型とを型開きすると、離型ブロックが空気ばねの付勢力により雌型側に押し出され、この離型ブロックで成形品が押し出されて雄型から分離される。このように、離型ブロックを空気ばね等の付勢手段で付勢することで、押し出しプレートやこれを駆動する駆動手段が不要となるため、射出成形装置が簡素化される。
ところで、成形品にアンダーカット部が設けられる場合、離型する際にアンダーカット部と金型との干渉を回避する手段を講じる必要がある。下記の特許文献1では、離型ブロックを、型開閉方向と傾斜する方向に押し出すことで、離型ブロックで成形品を押し出すと同時に、離型ブロックを成形品のアンダーカット部から離反させている。
特開2016−203461号公報
しかし、成形品の形状によっては、上記の特許文献1のように離型ブロックを型開閉方向に対して斜めに押し出す構成を採用することができない場合がある。例えば図5に示す成形品W’は、自動車のリアバンパーであり、意匠面Aを有する本体部W1’と、本体部W1’の裏面B’から延びるリブW2’とを有する。本体部W1’は、意匠面A’の屈曲線(キャラクターライン)A1’より車体上方側(図中左側)に設けられた上部領域W11’と、屈曲線A1’より車体下方側(図中右側)に設けられた下部領域W12’とを備える。リブW2’の根元部(図中上端)には、成形収縮による意匠面A’の変形を抑えるために、他の領域(厚肉部W21’)よりも薄肉な薄肉部W22’が設けられる。この厚肉部W21’と薄肉部W22’とを接続する段差面がアンダーカット部U’となる。
図5に示す射出成形金型100は、固定型110と、可動型120と、可動型120に設けられた離型ブロック130とを備える。離型ブロック130により、成形品W’のアンダーカット部U’と、本体部W1’の下部領域W12’の裏面B’とが成形される。このとき、離型ブロック130を、型開閉方向(図中上下方向)に対して傾斜する方向(図中矢印参照)に押し出せば、離型ブロック130を成形品W’のアンダーカット部U’から離反させながら、離型ブロック130で成形品W’を固定型110側に押し出すことができる。しかし、成形品W’の本体部W1’の下部領域W12’には、離型ブロック130の車体下方側に回り込んだ部分W12a’が設けられ、この部分W12a’が、型開閉方向と直交する方向でアンダーカット部U’と反対側(図中右側)から離型ブロック130に接触している。この場合、離型ブロック130を押し出したとき、成形品W’の下部領域W12’の上記部分W12a’が離型ブロック130に係合するため、離型ブロック130の、アンダーカット部U’から離反する側(図中右側)への移動が規制される。従って、この射出成形金型100では、離型ブロック130を斜め方向に押し出すことができず、成形品W’を可動型120から分離することができない。
そこで、本発明が解決すべき課題は、型開き動作に追従して離型ブロックで成形品を押し出す押し出しプレートレス構造の射出成形金型において、成形品に、アンダーカット部や、アンダーカット部から離反する側への離型ブロックの移動を規制する部分が設けられた場合でも、成形品を雄型から分離可能とすることにある。
前記課題を解決するために、本発明は、雄型と雌型とを型締めして形成されるキャビティに樹脂を射出して、アンダーカット部を有する成形品を形成するための射出成形金型であって、前記雄型が、本体部と、前記アンダーカット部を成形するアンダーカット成形部を有し、前記本体部に対して前記アンダーカット部から離反する側に常に付勢されたスライド型と、前記スライド型の移動方向で前記アンダーカット部と反対側から成形品が接触し、前記本体部に対して型開閉方向に移動可能であり、前記雄型と前記雌型との型開き動作に追従して成形品を前記雌型側に押し出す離型ブロックと、前記離型ブロックを前記本体部に対して前記雌型側へ移動させることにより、前記スライド型の、前記アンダーカット部から離反する側への移動を許容するカム機構とを備えた射出成形金型を提供する。
このように、本発明の射出成形金型では、雄型に、本体部に対してアンダーカット部から離反する側に常に付勢されたスライド型と、本体部に対して型開閉方向に移動可能な離型ブロックとを設け、これらをカム機構を介して連動させた。そして、スライド型で成形品のアンダーカット部を成形すると共に、離型ブロックで、成形品のうち、アンダーカット部から離反する側への金型の移動を規制する部分(スライド型の移動方向で、アンダーカット部と反対側から接触する部分)を成形する。これにより、雄型と雌型とを互いに離反させて型開きしたときに、離型ブロックにより成形品が押し出されて本体部から分離されると同時に、離型ブロックが雌型側に移動することにより、カム機構を介して、スライド型がアンダーカット部から離反する側へ移動する。以上により、成形品とスライド型との干渉を回避しながら、成形品を離型ブロックで押し出して雄型の本体部から分離することができる。
上記のカム機構は、例えば、離型ブロック及びスライド型に設けられた傾斜面で構成することができる。この場合、スライド型及び離型ブロックに設けられた傾斜面の型開閉方向に対する傾斜角度を、成形品のアンダーカット部の型開閉方向に対する傾斜角度よりも大きくすることがより好ましい。これにより、型開き時に、成形品のアンダーカット部とスライド型のアンダーカット成形部との型開閉方向での係合を確実に回避して、型開きをスムーズに行うことができる。
以上のように、本発明の射出成形金型によれば、成形品に、アンダーカット部や、アンダーカット部から離反する側への離型ブロックの移動を規制する部分が設けられた場合でも、成形品を雄型から分離することができる。
本発明の実施形態に係る射出成形金型を型締めした状態を示す断面図である。 図1の拡大図である。 図1のX−X断面図である。 図1の射出成形金型の型開き途中の状態を示す断面図である。 比較例に係る射出成形金型の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す本発明の一実施形態に係る射出成形金型1で成形される成形品Wは、自動車のリアバンパーであり、意匠面Aを有する本体部W1と、本体部W1の裏面Bから延びるリブW2とを有する。本体部W1は、意匠面Aに設けられた屈曲線A1(キャラクタライン)より車体上方側(図1の左側)に設けられた上部領域W11と、屈曲線A1より車体下方側(図1の右側)に設けられた下部領域W12とを備える。リブW2は、本体部W1の屈曲線A1の裏側に設けられる。図2に拡大して示すように、リブW2の根元部(図中上端)には、成形収縮による意匠面Aの変形を抑えるために、他の領域(厚肉部W21)よりも薄肉な薄肉部W22が設けられる。この厚肉部W21と薄肉部W22とを接続する段差面がアンダーカット部Uとなる。図示例では、アンダーカット部Uが、型開閉方向(図中上下方向)に対して角度θ1だけ傾斜した傾斜面で構成される。
射出成形金型1は、雌型としての固定型10と、雄型としての可動型20とを備える。可動型20は、図示しない駆動手段により型開閉方向で駆動され、固定型10に対して接近離反可能とされる。
尚、以下では、型開閉方向(可動型20の移動方向。図1では上下方向。)で固定型10側(図1の上側)を「キャビ側」、可動型20側(図1の下側)を「コア側」と言う。また、型開閉方向と直交する方向であって、後述するスライド型22の移動方向(図1では左右方向)を「スライド方向」と言う。図示例では、スライド方向と、成形品Wを車体に取り付けたときの上下方向が一致しており、図1の左側が車体上方側、右側が車体下方側となる。
固定型10は、成形品Wの意匠面Aを成形する成形面11と、可動型20と型開閉方向で当接する当接面12とを有する。
可動型20は、型開閉方向(図1の上下方向)で往復動する本体部21と、本体部21に対して型開閉方向と交差する方向(図示例では型開閉方向と直交する方向。図1の左右方向。)で移動可能に設けられたスライド型22と、本体部21に対して型開閉方向で移動可能に設けられた離型ブロック23とを有する。
本体部21は、成形面を有し、具体的には、成形品Wの本体部W1の上部領域W11の裏面Bを成形する成形面21aと、成形品WのリブW2の車体上方側の側面を成形する成形面21bとを有する。また、本体部21は、固定型10の当接面12に型開閉方向で当接する当接面(図示省略)を有する。
スライド型22は、図3に示すように、本体部21に設けられたガイドレール25に取り付けられ、ガイドレール25に沿ってスライド方向で移動可能とされる。スライド型22は、図1に示すように、スライド型付勢手段24により、スライド方向で車体下方側に常に付勢されている。スライド型付勢手段24としては、例えば、圧縮コイルばね等の金属スプリングや、エアシリンダ等のガススプリングを用いることができ、図示例では圧縮コイルばねが使用される。
スライド型22は、成形面を有し、具体的には、成形品Wの本体部W1の下部領域W12の裏面Bを成形する第1の成形面22aと、成形品WのリブW2の車体下方側の側面及び端面を成形する第2の成形面22bとを有する。第1の成形面22aは、スライド方向で車体下方側へ行くにつれてキャビ側に変位した形状(図1では右上がり形状)を成している。このため、スライド型22の第1の成形面22aには、成形品Wがスライド方向で車体上方側から接触する。第2の成形面22bは、図2に示すように、厚肉部W21を成形する厚肉成形部22b1と、薄肉部W22を成形する薄肉成形部22b2と、これらを連続し、アンダーカット部Uを成形するアンダーカット成形部22b3とを有する。アンダーカット成形部22b3は、型開閉方向でコア側に行くにつれてスライド方向で車体下方側に変位した面で構成され、図示例では、型開閉方向に対して角度θ1だけ傾斜した傾斜面で構成される。
離型ブロック23は、図3に示すように、離型ブロック付勢手段26を介して本体部21に取り付けられる。離型ブロック23は、離型ブロック付勢手段26により、型開閉方向でキャビ側に常に付勢されている。離型ブロック23は、成形品Wの縁に沿って離隔した複数箇所に設けられる(図示省略)。離型ブロック付勢手段26としては、例えば、圧縮コイルばね等の金属スプリングや、エアシリンダ等のガススプリングを用いることができ、図示例ではガススプリングが使用される。
離型ブロック23は、成形面を有し、具体的には、図1に示すように、成形品Wの本体部W1の下部領域W12の裏面B及び端面を成形する成形面23aを有する。成形面23aは、スライド方向で車体下方側へ行くにつれてコア側に変位した形状(図1では右下がり形状)を成している。このため、離型ブロック23の成形面23aには、成形品Wがスライド方向で車体下方側(アンダーカット部Uと反対側)から接触する。すなわち、成形品Wの下部領域W12うち、金型の車体下方側への移動を規制する部分W12aの全域が、離型ブロック23で成形される。
図示例では、スライド型22の第1の成形面22aと離型ブロック23の成形面23aとが連続している。具体的には、これらの成形面22a、23aが、キャビ側に凸を成した滑らかな曲面を形成し、この曲面のキャビ側の頂部に、両成形面22a、23aの境界が設けられる。この他、両成形面22a、23aの境界を、曲面のキャビ側の頂部よりもスライド方向で車体上方側にずらした位置に設けてもよい。
射出成形金型1には、スライド型22と離型ブロック23とを連動させる第1のカム機構41が設けられる。本実施形態では、スライド型22に設けられた傾斜面22cと、離型ブロック23に設けられた傾斜面23bとで、第1のカム機構41が構成される。傾斜面22c、23bは、何れも型開閉方向でコア側に行くにつれてスライド方向で車体下方側に変位し、型開閉方向に対して角度θ2だけ傾斜している(図2参照)。第1のカム機構41を構成する傾斜面22c、23bの型開閉方向に対する傾斜角度θ2は、スライド型22のアンダーカット成形部22b3の型開閉方向に対する傾斜角度θ1よりも若干大きい(θ1<θ2)。離型ブロック23が型開閉方向でキャビ側に移動すると、第1のカム機構41を構成する両傾斜面22c、23bが摺動しながら、スライド型22のスライド方向車体下方側への移動が許容される。
また、射出成形金型1には、図1に示すように、スライド型22と固定型10とを連動させる第2のカム機構42が設けられる。本実施形態では、スライド型22に設けられた傾斜面22dと、固定型10に設けられた傾斜面13とで、第2のカム機構42が構成される。傾斜面22d、13は、第1のカム機構41の傾斜面22c、23bと同様に、何れも型開閉方向でコア側に行くにつれてスライド方向で車体下方側に変位し、型開閉方向に対して角度θ2だけ傾斜している。型開き状態から可動型20がキャビ側に移動すると、第2のカム機構42を構成する両傾斜面22d、13が互いに摺動しながら、スライド型22がスライド方向で車体上方側に押し込まれる。
以下、上記の射出成形金型1を用いて成形品Wを成形する手順を説明する。
まず、図1に示すように、固定型10と可動型20とを型締めし、型開閉方向で互いに当接させる。このとき、離型ブロック23は、固定型10の当接面12により、離型ブロック付勢手段26の付勢力に抗してコア側に押し込まれる。また、スライド型22は、傾斜面22c、22dが、それぞれ離型ブロック23の傾斜面23b及び固定型10の傾斜面13でコア側に押し込まれ、これにより、スライド型付勢手段24の付勢力に抗してスライド方向で車体上方側に押し込まれ、本体部21にスライド方向で車体下方側から当接する。以上により、固定型10の成形面11、可動型20の本体部21の成形面21a、スライド型22の成形面22a、22b、及び離型ブロック23の成形面23aでキャビティが形成され、このキャビティに樹脂を射出することにより成形品Wが成形される。
キャビティ内の樹脂が固化したら、図4に示すように、可動型20をコア側に移動させて型開きする。このとき、離型ブロック23は、離型ブロック付勢手段26によりキャビ側に付勢されているため、固定型10の当接面12に当接した状態でその場に止まり、本体部21及びスライド型22がコア側に移動する。すなわち、離型ブロック23が、本体部21及びスライド型22に対して相対的にキャビ側に移動する(図4の矢印P参照)。これにより、成形品Wが、離型ブロック23により本体部21に対して相対的にキャビ側に押し出される。
このとき、離型ブロック23が本体部21に対して相対的にキャビ側に移動することで、離型ブロック23の傾斜面23b及び固定型10の傾斜面13でコア側に押さえられていたスライド型22のスライド方向の移動が許容される。具体的に、第1のカム機構41を構成する離型ブロック23の傾斜面23bとスライド型22の傾斜面22c、及び、第2のカム機構42を構成する固定型10の傾斜面13とスライド型22の傾斜面22dとがそれぞれ互いに摺動しながら、スライド型付勢手段24の付勢力によりスライド型22が車体下方側へ移動する(図4の矢印Q参照)。これにより、スライド型22が成形品WのリブW2から離反し、スライド型22のアンダーカット成形部22b3が、成形品Wのアンダーカット部Uと型開閉方向で係合しない位置まで退避される。これにより、成形品Wを、スライド型22と干渉することなく、可動型20の本体部21から分離することができる。特に、本実施形態では、第1のカム機構41を構成する傾斜面23b、22c及び第2のカム機構42を構成する傾斜面13、22dの型開閉方向に対する傾斜角度θ2を、スライド型22のアンダーカット成形部22b3(すなわち、成形品Wのアンダーカット部U)の型開閉方向に対する傾斜角度θ1よりも大きくしているため(図2参照)、型開き時におけるスライド型22とアンダーカット部Uとの干渉をより一層確実に回避できる。
以上のように、本実施形態では、第1のカム機構41を介して連動するスライド型22及び離型ブロック23を設け、スライド型22で成形品Wのアンダーカット部Uを成形すると共に、離型ブロック23で、成形品Wの本体部W1の下部領域W12のうち、アンダーカット部Uから離反する側への金型の移動を規制する部分W12a(車体下方側へ向けてコア側に傾斜した部分)を成形するようにした。これにより、可動型20をコア側に移動させて型開きしたときに、離型ブロック23により成形品Wが押し出されて本体部21から分離されると同時に、離型ブロック23がキャビ側に移動することにより、第1のカム機構41を介して、スライド型22が成形品Wのアンダーカット部Uから離反する側へ移動する。以上により、成形品Wとスライド型22との干渉を回避しながら、成形品Wを離型ブロック23で押し出して可動型20の本体部21から分離することができる。
本発明は、上記の実施形態に限られない。例えば、上記の実施形態では、射出成形金型1に、スライド型22と離型ブロック23とを連動させる第1のカム機構41(傾斜面22c、23b)と、スライド型22と固定型10とを連動させる第2のカム機構42(傾斜面22d、13)とを設けた場合を示したが、これに限らず、例えば、第2のカム機構42を省略して、第1のカム機構41のみを設けてもよい。
また、上記の実施形態では、雌型を固定型、雄型を可動型とした場合を示したが、これに限らず、雌型を固定型、雄型を可動型としてもよい。
また、成形品の種類は特に限定されず、アンダーカット部と、型開閉方向と直交する方向でアンダーカット部と反対側から雄型に接触する部分とを有する成形品を射出成形する場合に、本発明を適用できる。
1 射出成形金型
10 固定型(雌型)
11 成形面
20 可動型(雄型)
21 本体部
22 スライド型
22a、22b成形面
22b3 アンダーカット成形部
22c 傾斜面
23 離型ブロック
23a 成形面
23b 傾斜面
24 スライド型付勢手段
26 離型ブロック付勢手段
41 第1のカム機構
42 第2のカム機構
W 成形品
U アンダーカット部
A 意匠面

Claims (1)

  1. 雄型と雌型とを型締めして形成されるキャビティに樹脂を射出して、アンダーカット部を有する成形品を形成するための射出成形金型であって、
    前記雄型が、本体部と、前記アンダーカット部を成形するアンダーカット成形部を有するスライド型と前記スライド型を、前記本体部に対して前記アンダーカット部から離反する側であるスライド方向一方側に常に付勢するスライド型付勢手段と、前記スライド型の移動方向で前記アンダーカット部と反対側から成形品が接触し、前記本体部に対して型開閉方向に移動可能であり、前記雄型と前記雌型との型開き動作に追従して成形品を前記雌型側に押し出す離型ブロックと、前記離型ブロックを前記本体部に対して前記雌型側へ常に付勢する離型ブロック付勢手段と、前記離型ブロックと前記スライド型との接触部に設けられた第1のカム機構と、前記雌型と前記スライド型との接触部に設けられた第2のカム機構とを備え、
    前記雄型と前記雌型とを型締めする際に、前記雌型で前記離型ブロックを前記本体部に接近する側へ押し込んで、前記第1のカム機構及び前記第2のカム機構を介して前記スライド型を前記スライド方向一方側と反対側へ押し込み、
    前記雄型と前記雌型とを型開きする際に、前記離型ブロック付勢手段の付勢力により前記離型ブロックが前記本体部に対して前記雌型側へ移動することにより、前記第1のカム機構を介して前記スライド型の前記スライド方向一方側への移動が許容され、前記スライド型付勢手段の付勢力により前記スライド型が前記スライド方向一方側へ移動する射出成形金型。
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