JP2009214116A - 鋳造金型及び鋳造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特に、可動型の進退方向と略平行な壁面を有する鋳造成形品を成形する際、型開き時、該壁面に大きな摩擦抵抗を作用させないようにして、鋳造成形品の壁面への損傷及び割れを防止することのできる鋳造金型を提供する。
【解決手段】本鋳造金型1は、キャビティ3との境界面10を有し、固定型15の一部を分割して設けた分割型20と、分割型20を、型閉め時には、固定型15内に没入させると共に、型開き時には、固定型15から可動型16の進退方向と同方向に突出可能に支持する第1支持手段21と、型開き時、分割型20を、固定型15から突出された状態で、該分割型20と鋳造成形品2の内壁面2aと間にクリアランスが形成されるように支持する第2支持手段22とを備えているので、型開き時、鋳造成形品2の可動型16の進退方向と略平行な内壁面2aに摩擦抵抗が作用しないため、内壁面2aへの損傷及び割れを防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定型と可動型との間に設けたキャビティに溶湯を充填して鋳造成形品を成形する鋳造金型及び鋳造方法に関するものである。
一般に、鋳造金型は、固定型と、該固定型に対して進退移動する可動型とから構成され、固定型と可動型との間に製品形状のキャビティが形成される。
そこで、図4に示すように、鋳造成形品2が断面略コ字状で、対向する壁部のそれぞれに外側に突設される突部2cが成形される場合、従来の鋳造金型50は、固定型51と、該固定型51に対して進退移動する可動型52と、固定型51と可動型52との間に配置され、可動型52の進退移動に連動すると共に、可動型52の進退方向と直交する方向に進退移動する一対のスライド型53、53とから構成され、これら固定型51と可動型52と一対のスライド型53、53とが協働して断面略コ字状のキャビティ3が形成される。また、可動型52内には、型開き時、鋳造成形品2を可動型52から離型させるべく複数の押出ピン54が挿通されている。
また、図4に示すように、鋳造成形品2が断面略コ字状で、可動型52の進退方向と略平行な内壁面2aを有する場合、固定型51の可動型52側に突設される突設部51aとキャビティ3との境界面に、可動型52の進退方向と略平行な境界面10が含まれる。
そして、図4(a)に示すように、固定型51に設けられた湯口部11内に溶湯が給湯され、プランジャーチップ12が前進すると、溶湯がキャビティ3内に充填されて断面略コ字状の鋳造成形品2が成形される。
その後、図4(b)に示すように、可動型52が一対のスライド型53、53と共に固定型51から遠退する方向に移動されると共に、一対のスライド型53、53が互いに遠退する方向に移動し、且つ押出ピン54のスライドにより鋳造成形品2が離型される。
しかしながら、図4に示す従来の鋳造方法では、図4(b)に示すように、型開き時、可動型52が固定型51から遠退する方向に移動する際、断面略コ字状の鋳造成形品2には、矢印で示すように、3方向の壁部が内側に向かって収縮しようとする凝固収縮力が発生するために、固定型51の突設部51aと鋳造成形品2の内壁面2aとの境界面10(固定型51の突設部51aと鋳造成形品2との、可動型52の進退方向と略平行な境界面10)に大きな摩擦抵抗が発生して、その摩擦抵抗により鋳造成形品2の可動型52の進退方向と略平行な内壁面2aが損傷したり、最悪の状況では該内壁面2aに割れが発生する場合があった。
その対策として、図5に示すように、鋳造成形の段階で、鋳造成形品2の可動型52の進退方向と略平行な内壁面2aの部位に、容易に離型可能な抜き勾配部55(可動型52の進退方向に対して1°〜5°程度の傾斜角度)を一体成形することで、型開き時の固定型51の突設部51aと抜き勾配部55との境界面に作用する摩擦抵抗を低減させて鋳造成形品2を離型させていた。その後、機械加工で抜き勾配部分55を除去して、鋳造成形品2の可動型52の進退方向と略平行な内壁面2aを形成していた。しかしながら、この対策では、作業効率が非常に悪い。
また、他の対策として、図6に示すように、従来の鋳造金型60では、固定型51の突設部51aを略半分に分割して設けた分割型(置き中子)61を備え、該分割型61を、キャビティ3との境界面に、可動型52の進退方向と略平行な境界面10が含まれるように配置する。また、分割型61を支持する固定型51の突設部51aに、分割型61と接触する側のキャビティ3側端部に切り欠き62を設けておき、鋳造成形品2に、型開き時に分割型61を支持する支持部2bが成形されるようにしていた。
そして、図6(a)に示すように、まず、分割型61を含む固定型51と可動型52と一対のスライド型53、53とにより型閉めされて、断面略コ字状のキャビティ3が形成される。次に、キャビティ3内に溶湯を充填した後、図6(b)に示すように、可動型52が一対のスライド型53、53と共に固定型51から遠退する方向に移動されて型開きが行われる。その時、分割型61は、鋳造成形品2の内壁面2aとの境界面10(分割型61と鋳造成形品2との、可動型52の進退方向と略平行な境界面10)の摩擦抵抗及び支持部2bにより鋳造成形品2から脱落せずに可動型52と共に移動する。続いて、可動型52内の各押出ピン54のスライドにより、鋳造成形品2が分割型61と共に可動型52から離型される。その後、図6(c)に示すように、分割型61を鋳造成形品2から取り外すと共に、鋳造成形品2に成形された支持部2bを加工除去して、鋳造成形品2を正規の形状に形成していた。
しかしながら、図6に示す従来の鋳造方法を採用すると、型閉め時毎に、分割型61を固定型51と一体的に配置する作業が必要で、さらに、型開き後には、鋳造成形品2から分割型61を取り外す作業も必要であり、作業効率が非常に悪い。しかも、この従来の鋳造方法では、型開き時、分割型61が脱落しないように、鋳造成形の段階で、鋳造成形品2に分割型61を保持するための支持部2b等を一体成形する必要があり、さらには、後処理で、該支持部2bを加工除去する必要があり、大変煩雑な作業となる。
さらに、他の対策として、図7に示すように、従来の鋳造金型70では、固定型51の突設部51aを略半分に分割して設けた分割型61を備え、該分割型61を、キャビティ3との境界面に、可動型52の進退方向と略平行な境界面10が含まれるように配置する。該分割型61には、該分割型61を進退移動させるシリンダ65が連結されている。また、シリンダ65は、分割型61の進退方向が、可動型52の進退方向に対して鋭角を成すように配置される。
そして、図7(a)に示すように、まず、分割型61を含む固定型51と可動型52と一対のスライド型53、53とにより型閉めされて、断面略コ字状のキャビティ3が形成される。次に、キャビティ3内に溶湯を充填した後、図7(b)に示すように、まず、シリンダ65が駆動されて、分割型61が後退し、鋳造成形品2が分割型61から離型される。続いて、可動型52が一対のスライド型53、53と共に固定型51から遠退する方向に移動されて型開きが行われる。続いて、可動型52内の各押出ピン54のスライドにより、鋳造成形品2が可動型52から離型される。
しかしながら、図7に示す従来の鋳造方法を採用すると、鋳造金型70の構造が非常に複雑になりコストアップの要因となり、しかも、シリンダ駆動のための油圧ポンプや配管等も必要になり多数の問題が生じた。
また、分割型を採用した従来の鋳造金型として特許文献1には、固定金型と、該固定金型に対して進退する可動金型と、成形品のアンダーカットを形成する傾斜ブロックとからなり、型開き時、可動金型と傾斜ブロックが成形品を付けたまま後退し、突出板がストッパに突当たると、突出板はそのまま停止するが可動金型はなお後退を続ける結果、相対的に傾斜ブロックが可動金型よりストロークLだけ突出された状態となり、アンダーカット寸法aより傾斜ブロックの移動量bが大きくなり、アンダーカットが外れるように構成される金型装置が開示されている。
実開昭56−65758号公報
上述したように、図4に示す従来の鋳造方法では、型開き時、固定型51の突設部51aと鋳造成形品2の内壁面2aとの境界面10に大きな摩擦抵抗が発生するため、その摩擦抵抗により鋳造成形品2の可動型52の進退方向と略平行な内壁面2aが損傷し、最悪の状況では割れが発生していた。この対策として提案された図5〜図7に示す従来の鋳造方法においても、無駄な作業が多く、作業効率が非常に悪い。また、図7に示す従来の鋳造金型70にあっては、その構造が相当複雑であり、コストアップの要因にもなる。
また、特許文献1に開示された金型装置の発明は、容易に成形品にアンダーカットを成形できるように分割型を使用する等金型構造が工夫されているが、この金型装置を採用したとしても、可動型の進退方向と略平行な壁面を有する断面略コ字状の鋳造成形品を成形する際、型開き時、該壁面に大きな摩擦抵抗を作用させないようにして、鋳造成形品の壁面への損傷または割れを防止することはできない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、特に、可動型の進退方向と略平行な壁面を有する鋳造成形品を成形する際、型開き時、該壁面に大きな摩擦抵抗を作用させないようにして、鋳造成形品の壁面への損傷及び割れを防止することのできる鋳造金型及び鋳造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の鋳造金型は、前記キャビティとの境界面に前記可動型の進退方向と略平行な境界面を有し、前記固定型または可動型のいずれか一方の金型の一部を分割して設けた分割型と、前記分割型を、型閉め時には、前記一方の金型内に没入させると共に、型開き時には、前記一方の金型から前記可動型の進退方向と同方向に突出可能に支持する第1支持手段と、型開き時、前記分割型を、前記一方の金型から突出された状態で、該分割型と前記鋳造成形品との間に、前記可動型の進退方向と略平行なクリアランスが形成されるように支持する第2支持手段と、を備えたことを特徴としている。
また、本発明の鋳造方法は、型閉め時には、前記固定型または可動型のいずれか一方の金型内に、該一方の金型の一部を分割して設けた分割型が没入されると共に、該分割型が前記キャビティとの境界面に前記可動型の進退方向と略平行な境界面が含まれるように配置され、次に、溶湯が前記キャビティ内に充填された後、型開き時には、前記分割型が、可動型の進退方向と同方向に前記一方の金型から突出すると共に、前記分割型と前記鋳造成形品との間に、前記可動型の進退方向と略平行なクリアランスが形成されて、前記鋳造成形品が離型されることを特徴としている。
これにより、型開き時、鋳造成形品の可動型の進退方向と略平行な壁面に大きな摩擦抵抗が作用しないため、鋳造成形品の壁面への損傷及び割れを防止することができる。
なお、本発明の鋳造金型及び鋳造方法の各種態様およびそれらの作用については、以下の発明の態様の項において詳しく説明する。
(発明の態様)
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。なお、各態様は、請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付して、必要に応じて他の項を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載、実施の形態等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要件を付加した態様も、また、各項の態様から構成要件を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。なお、以下の各項において、(1)項〜(3)項、(5)項、(9)項、(10)項の各々が、請求項1乃至6の各々に相当する。
(1)固定型と可動型との間に設けたキャビティに溶湯を充填して鋳造成形品を成形する鋳造金型において、前記キャビティとの境界面に前記可動型の進退方向と略平行な境界面を有し、前記固定型または可動型のいずれか一方の金型の一部を分割して設けた分割型と、前記分割型を、型閉め時には、前記一方の金型内に没入させると共に、型開き時には、前記一方の金型から前記可動型の進退方向と同方向に突出可能に支持する第1支持手段と、
型開き時、前記分割型を、前記一方の金型から突出された状態で、該分割型と前記鋳造成形品との間に、前記可動型の進退方向と略平行なクリアランスが形成されるように支持する第2支持手段と、を備えたことを特徴とする鋳造金型。
従って、(1)項の鋳造金型では、型閉め時には、分割型は、第1支持手段により、一方の金型内に没入されると共にキャビティとの境界面に可動型の進退方向と略平行な境界面が含まれるように配置される。次に、キャビティ内に溶湯が充填された後、型開き時には、分割型は、鋳造成形品との、可動型の進退方向と略平行な境界面の摩擦抵抗により、一方の金型から可動型の進退方向と同方向に引き出されるように突出した状態となる。そして、分割型が一方の金型から突出すると、第2支持手段により、分割型と鋳造成形品との間に、可動型の進退方向と略平行な所望のクリアランスが形成されるので、鋳造成形品の可動型の進退方向と略平行な壁面に大きな摩擦抵抗が作用することなく容易に離型することができ、鋳造成形品の壁面への損傷及び割れを防止することができる。
(2)前記第1支持手段は、前記分割型と連結され、前記可動型の進退方向と同方向に移動自在な移動体で構成されることを特徴とする(1)項に記載の鋳造金型。
従って、(2)項の鋳造金型では、移動体が可動型の進退方向と同方向に移動自在に構成されるために、この移動体と連結される分割型が一方の金型から出没自在となる。
(3)前記第2支持手段は、前記分割型と前記一方の金型との間に設けたテーパ面であることを特徴とする(1)項または(2)項に記載の鋳造金型。
(4)前記テーパ面は、前記可動型の進退方向に対して1°〜5°の傾斜角度であることを特徴とする(3)項に記載の鋳造金型。
従って、(3)項及び(4)項の鋳造金型では、型開き時、分割型が一方の金型からテーパ面に沿って突出すると、分割型と鋳造成形品との間に、可動型の進退方向と略平行な所望のクリアランスが形成される。
(5)前記移動体には、前記可動型の進退方向と同方向に延びるリターンピンが備えられ、型開き状態から型閉め状態に移行させる際には、前記可動型の進退動を、前記リターンピンを介して前記移動体に伝達することで該移動体を初期状態に戻し、前記分割型を前記一方の金型内に没入させることを特徴とする(2)項〜(4)項のいずれかに記載の鋳造金型。
従って、(5)項の鋳造金型では、型閉め状態から型開き状態に移行する際には、可動型の進退動がリターンピンを介して移動体に伝達され、該移動体が初期状態に戻り分割型が一方の金型内に没入される。これにより、型開き状態から型閉め状態に移行する際、分割型を一方の金型内に没入させるための新たな駆動源を必要とせず、金型構造が簡素化される。
なお、型開き時には、分割型は、鋳造成形品との、可動型の進退方向と略平行な境界面の摩擦抵抗により、一方の金型から可動型の進退方向と同方向に引き出されるように突出する。
(6)前記一方の金型は、前記固定型であることを特徴とする(1)項〜(5)項のいずれかに記載の鋳造金型。
従って、(6)項の鋳造金型では、鋳造成形品の形状により、固定型の一部を分割して分割型が設けられている。
(7)前記移動体は、前記固定型の前記可動型側とは反対側に配置されており、前記移動体と前記分割型とは、前記固定型内を挿通する連結ピンにより連結されることを特徴とする(6)項に記載の鋳造金型。
(8)前記移動体に設けられたリターンピンは、前記固定型内を挿通することを特徴とする(6)項または(7)項に記載の鋳造金型。
従って、(7)項及び(8)項の鋳造金型では、金型構造が簡素化される。
(9)固定型と可動型との間に設けたキャビティに溶湯を充填して鋳造成形品を成形する鋳造方法において、型閉め時には、前記固定型または可動型のいずれか一方の金型内に、該一方の金型の一部を分割して設けた分割型が没入されると共に、該分割型が前記キャビティとの境界面に前記可動型の進退方向と略平行な境界面が含まれるように配置され、次に、溶湯が前記キャビティ内に充填された後、型開き時には、前記分割型が、可動型の進退方向と同方向に前記一方の金型から突出すると共に、前記分割型と前記鋳造成形品との間に、前記可動型の進退方向と略平行なクリアランスが形成されて、前記鋳造成形品が離型されることを特徴とする鋳造方法。
従って、(9)項の鋳造方法では、型開き時、分割型が、鋳造成形品との、可動型の進退方向と略平行な境界面の摩擦抵抗により、一方の金型から可動型の進退方向と同方向に引き出されるように突出した状態となり、分割型と鋳造成形品との間に、可動型の進退方向と略平行な所望のクリアランスが形成されるので、鋳造成形品の可動型の進退方向と略平行な壁面に大きな摩擦抵抗が作用することなく容易に離型することができ、鋳造成形品の壁面への損傷及び割れを防止することができる。
(10)型開き状態から型閉め状態に移行する際には、前記可動型の進退動を利用して、前記分割型が前記一方の金型内に没入されることを特徴とする(9)項に記載の鋳造方法。
従って、(10)項の鋳造方法では、型開き状態から型閉め状態に移行させる際、分割型を一方の金型内に没入させるための新たな駆動源を必要とせず、金型構造が簡素化される。
本発明によれば、特に、可動型の進退方向と略平行な壁面を有する鋳造成形品を成形する際、型開き時、該壁面に大きな摩擦抵抗を作用させないようにして、鋳造成形品の壁面への損傷及び割れを防止することのできる鋳造金型及び鋳造方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図1〜図3に基いて詳細に説明する。なお、従来例と同一部材は同一符号を使用して説明する。
本発明の実施の形態に係る鋳造金型1は、図1に示すように、固定型15と、該固定型15に対して進退移動する可動型16と、可動型16の進退移動に連動すると共に可動型16の進退方向と直交する方向に対して進退移動する一対のスライド型17、17とから構成され、これら固定型15と可動型16と一対のスライド型17、17とが協働して断面略コ字状のキャビティ3が形成される。なお、符号11は、固定型15に設けた溶湯の湯口部であり、符号12は、湯口部11内に給湯された溶湯をキャビティ3内で充填するためのプランジャーチップである。
また、本鋳造金型1には、図1に示すように、キャビティ3との境界面に可動型16の進退方向と略平行な境界面10を有し、固定型15の一部を分割して設けた分割型20と、分割型20を、型閉め時には、固定型15内に没入させると共に、型開き時には、固定型15から可動型16の進退方向と同方向に突出可能に支持する第1支持手段21と、型開き時、分割型20を、固定型15から突出した状態で、該分割型20と前記鋳造成形品2との間に、可動型16の進退方向と略平行なクリアランス35(図2(b)参照)が形成されるように支持する第2支持手段22とを備えている。
なお、本発明の実施の形態に係る鋳造金型1は、特に、可動型16の進退方向と略平行な内壁面2a(図2(c)参照)を有する断面略コ字状の鋳造成形品2を成形する場合に採用されるものであり、本鋳造金型1を使用すると、鋳造成形品2の内壁面2aに大きな摩擦抵抗が作用することなく容易に離型され、該内壁面2aへの損傷及び割れを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る鋳造金型1を図1に基いて詳細に説明する。
固定型15は、本体部15aと、断面略コ字状のキャビティ3を形成すべく、本体部15aから可動型16側に一体的に突設される突設部15bとから構成される。固定型15には、該固定型15を分割して設けた分割型20が一体的に備えられている。また、分割型20は、キャビティ3との境界面に、可動型16の進退方向と略平行な境界面10が含まれるように、固定型15から、該固定型15の本体部15aの一部及び固定型15の突設部15bの略半分(図1では略上半分)が分割されて設けられている。分割型20は、第1支持手段21及び第2支持手段22により支持される。なお、固定型15の本体部15aには、分割型20として分割された部分から、可動型16の進退方向と同方向に延びる貫通孔23が形成されている。
第1支持手段21は、固定型15の可動型16側とは反対側に配置され、可動型16の進退方向と同方向に移動自在な移動体25と、固定型15の本体部15aに設けた貫通孔23に挿通されて、移動体25と分割型20とを連結する連結ピン26とから構成される。
移動体25は板状に形成されている。連結ピン26の一端部はフランジ状に形成され、該連結ピン26の一端部が、移動体25に、可動型16の進退方向と同方向には移動不能に、且つ可動型16の進退方向と直交する方向には所定範囲で遊動自在に支持されている。一方、連結ピン26の他端部は分割型20に固定されている。
連結ピン26は、固定型15の本体部15aに設けた貫通孔23に挿通されて、移動体25と分割型20とを連結しているが、貫通孔23の内径が連結ピン26の外径よりも大きく形成されており、連結ピン26は、固定型15に、可動型16の進退方向と直交する方向に所定範囲で遊動自在に支持される。
つまり、連結ピン26の一端部と移動体25との間には、可動型16の進退方向と直交する方向にクリアランスが設けられ、また、連結ピン26と固定型15の貫通孔23との間にも、可動型16の進退方向と直交する方向にクリアランスが設けられている。このため、分割型20が固定型15から可動型16の進退方向と同方向に突出した際、分割型20を支持する第1支持手段21により、分割型20の、可動型16の進退方向と直交する方向への移動を妨げない。
そして、第1支持手段21により、分割型20は、型閉め時には、固定型15内に没入され固定型15と一体的に配置されると共に、型開き時には、固定型15から可動型16の進退方向と同方向に突出可能に支持され、分割型20が固定型15から突出した際、分割型20の、可動型16の進退方向と直交する方向への移動を妨げない。
また、移動体25には、キャビティ3が形成される範囲から外れた位置に複数のリターンピン30(図1では2本)が、所定長さで可動型16の進退方向と同方向に延びている。
そして、移動体25の各リターンピン30が固定型15内を挿通して、その先端部が一対のスライド型17、17の側面にそれぞれ当接しており、型閉め状態では、移動体25と固定型15との間には所定の間隔が設けられる。
第2支持手段22は、分割型20と固定型15との間に設けたテーパ面31で構成されている。このテーパ面31は、可動型16の進退方向に対して1°〜5°の傾斜角度で、分割型20と鋳造成形品2の内壁面2aとの境界面10(分割型20と鋳造成形品2との、可動型16の進退方向と略平行な境界面10)からの距離が次第に大きくなる方向に傾斜している。これにより、型開き時、分割型20が固定型15からテーパ面31に沿って可動型16の進退方向と同方向に突出すると、該分割型20は、可動型16の進退方向と直交する方向に移動して、分割型20と鋳造成形品2の内壁面2aとの間に、可動型16の進退方向と略平行なクリアランス35(図2(b)参照)が形成される。
なお、可動型16の内部には、型開き時に、鋳造成形品2を離型させるべく可動型16と相対的にスライドする押出ピン54が複数挿通されている(図1では2本)。
次に、本鋳造金型1を使用した鋳造方法を図2に基いて説明する。
まず、型閉め状態では、図2(a)に示すように、移動体25が固定型15と間隔をあけた位置に配置され、分割型20は固定型15内に没入された状態となっており、分割型20を含む固定型15と、可動型16と、一対のスライド型17、17とで囲まれた部位に断面略コ字状のキャビティ3が形成される。続いて、プランジャーチップ12が、湯口部11内をスライドし、溶湯がキャビティ3内に充填される。
次に、キャビティ3内の溶湯が凝固した後に型開きが開始され、図2(b)に示すように、可動型16が一対のスライド型17、17と共に固定型15から遠退する方向に移動する。すると、鋳造成形品2が可動型16と共に移動し、分割型20が、鋳造成形品2の内壁面2aとの境界面10(分割型20と鋳造成形品2との、可動型16の進退方向と略平行な境界面10、図2(a)参照)の摩擦抵抗により、固定型15からテーパ面31に沿って可動型16の遠退方向に引き出されるように突出し、移動体25が固定型15に接触した状態となる。そこで、分割型20が固定型15からテーパ面31に沿って突出された状態では、分割型20は、可動型16の進退方向と直交する方向(鋳造成形品2の内壁面2aとの境界面10から離れる方向)に移動するために、分割型20と鋳造成形品2の内壁面2aとの間に、可動型16の進退方向と略平行な所望のクリアランス35が形成される。
これにより、鋳造成形品2の可動型16の進退方向と略平行な内壁面2aに大きな摩擦抵抗が作用することなく離型が可能になる。
なお、分割型20が固定型15からテーパ面31に沿って突出する際、該分割型20は、可動型16の進退方向と直交する方向に移動するが、上述したように、分割型20に固定された連結ピン26は、可動型16の進退方向と直交する方向に遊動自在に固定型15及び移動体25に支持されているために、分割型20の、可動型16の進退方向と直交する方向への移動が妨げられることはない。
次に、図2(c)に示すように、図2(b)の状態から、可動型16が一対のスライド型17、17と共にさらに遠退方向に移動されて、可動型16が停止される。続いて、一対のスライド型17、17が互いに遠退する方向に移動すると共に、可動型16の固定型15側の面から各押出ピン54が突出されて、鋳造成形品2が、最終的に分割型20を含む固定型15、可動型16及び一対のスライド型17、17から離型される。続いて、図2(d)に示すように、各押出ピン54が可動型16内に収納されて、鋳造成形品2が鋳造金型1から取り除かれる。
次に、型開き状態から型閉め状態に移行させる際には、図2(d)及び(e)に示すように、可動型16が一対のスライド型17、17と共に固定型15に近接する方向に移動する。すると、一対のスライド型17、17が各リターンピン30を押して、移動体25が初期状態に戻ると共に分割型20が固定型15内に没入されて固定型15と一体的に配置され、キャビティ3が形成される。
以上説明したように、本発明の実施の形態の形態に係る鋳造金型1は、キャビティ3との境界面に可動型16の進退方向と略平行な境界面10を有し、固定型15の一部を分割して設けた分割型20と、分割型20を、型閉め時には、固定型15内に没入させると共に、型開き時には、固定型15から可動型16の進退方向と同方向に突出可能に支持する第1支持手段21と、型開き時、分割型20を、固定型15から突出された状態で、該分割型20と鋳造成形品2の内壁面2aとの間に、可動型16の進退方向と略平行な所望のクリアランス35が形成されるように支持する第2支持手段22とを備えている。
これにより、型開き時に、分割型20が固定型15からテーパ面31に沿って突出すると、該分割型20が可動型16の進退方向と直交する方向に移動し、分割型20と鋳造成形品2の内壁面2aとの間に、可動型16の進退方向と略平行な所望のクリアランス35が形成されるように、分割型20がフローティング動作をするために、鋳造成形品2の可動型16の進退方向と略平行な内壁面2aに大きな摩擦抵抗が作用することなく容易に離型することができ、鋳造成形品2の内壁面2aへの損傷及び割れを防止することができる。
また、本発明の実施の形態に係る鋳造金型1では、第1支持手段21は、可動型16の進退方向と同方向に移動自在な移動体25と、固定型15の本体部15aに設けた貫通孔23に挿通されて、移動体25と分割型20とを連結する連結ピン26とから構成され、しかも、第2支持手段22は、分割型20と固定型15との間に設けたテーパ面31で構成されているので、金型構造が複雑にならず簡素化される。
本発明の実施の形態では、移動体25には可動型16の進退方向と同方向に延びる複数のリターンピン30が備えられ、型開き状態から型閉め状態に移行させる際には、可動型16の進退移動を利用して、移動体25を初期状態に戻し、分割型20を固定型15内に没入させるので、分割型20を固定型15内に没入させるための新たな駆動源を必要とせず、金型構造が簡素化される。
なお、本発明の実施の形態に係る鋳造金型1では、分割型20を、固定型15の一部を分割して設けているが、図3に示すように、可動型16の一部を分割して分割型20を設けてもよい。この他の実施の形態に係る鋳造金型1aでは、移動体25は、可動型16の固定型15側とは反対側に、該可動型16と間隔をあけて配置され、分割型20と移動体25とは可動型16内を遊動自在に挿通される連結ピン26により連結される。また、移動体20に設けた各リターンピン30は、可動型16内に挿通されてその先端が固定型15の側面に当接される。なお、他の実施の形態に係る鋳造金型1aでは、一対のスライド型17、17は採用されていないが、上述した以外の構成は、図1に示す鋳造金型1の実施形態と略同等である。
そして、型開き時に、可動型16が固定型15から遠退方向に移動する。すると、分割型20は、鋳造成形品2の内壁面2aとの境界面10の摩擦抵抗により、その位置を維持しようとするために可動型16からテーパ面31に沿って可動型16の進退方向に突出する状態となり、可動型16が移動体25に接触する。その時、分割型20が、可動型16の進退方向と直交する方向に移動するために、分割型20と鋳造成形品2の内壁面2aとの間に、可動型16の進退方向と略平行な所望のクリアランス35(図2(b)参照)が形成される。これにより、鋳造成形品2の可動型16の進退方向と略平行な内壁面2aに大きな摩擦抵抗が作用することなく容易に離型される。
また、他の実施の形態に係る鋳造金型1aでも、型開き状態から型閉め状態に移行させる際には、可動型16が固定型15に接触すると、固定型15が各リターンピン30を押して、移動体25が初期状態に戻ると共に分割型20が可動型16内に没入されて可動型16と一体的に配置され、キャビティ3が形成される。
なお、分割型20を、固定型15または可動型16のいずれかに設けるかは、鋳造成形品20の形状によって決定される。
図1は、本発明の実施の形態に係る鋳造金型を示す図である。 図2Aは、図1の鋳造金型を使用した鋳造方法を段階的に示した図である。 図2Bは、図2Aから連続した鋳造方法を段階的に示した図である。 図3は、図1とは別の実施形態の鋳造金型を示す図である。 図4は、従来の鋳造金型を使用した鋳造方法を段階的に示した図である。 図5は、鋳造成形品に抜き勾配部を成形した図である。 図6は、図4に示す従来の鋳造金型とは別の従来の鋳造金型を使用した鋳造方法を段階的に示した図である。 図7は、図4及び図6に示す従来の鋳造金型とは別の従来の鋳造金型を使用した鋳造方法を段階的に示した図である。
符号の説明
1、1a 鋳造金型,2 鋳造成形品,2a 内壁面,3 キャビティ,10 境界面,15 固定型,16 可動型,20 分割型,21 第1支持手段,22 第2支持手段,25 移動体,26 連結ピン,30 リターンピン,31 テーパ面,35 クリアランス

Claims (6)

  1. 固定型と可動型との間に設けたキャビティに溶湯を充填して鋳造成形品を成形する鋳造金型において、
    前記キャビティとの境界面に前記可動型の進退方向と略平行な境界面を有し、前記固定型または可動型のいずれか一方の金型の一部を分割して設けた分割型と、
    前記分割型を、型閉め時には、前記一方の金型内に没入させると共に、型開き時には、前記一方の金型から前記可動型の進退方向と同方向に突出可能に支持する第1支持手段と、
    型開き時、前記分割型を、前記一方の金型から突出された状態で、該分割型と前記鋳造成形品との間に、前記可動型の進退方向と略平行なクリアランスが形成されるように支持する第2支持手段と、
    を備えたことを特徴とする鋳造金型。
  2. 前記第1支持手段は、前記分割型と連結され、前記可動型の進退方向と同方向に移動自在な移動体で構成されることを特徴とする請求項1に記載の鋳造金型。
  3. 前記第2支持手段は、前記分割型と前記一方の金型との間に設けたテーパ面であることを特徴とする請求項1または2に記載の鋳造金型。
  4. 前記移動体には、前記可動型の進退方向と同方向に延びるリターンピンが備えられ、型開き状態から型閉め状態に移行させる際には、前記可動型の進退動を、前記リターンピンを介して前記移動体に伝達することで該移動体を初期状態に戻し、前記分割型を前記一方の金型内に没入させることを特徴とする請求項2または3に記載の鋳造金型。
  5. 固定型と可動型との間に設けたキャビティに溶湯を充填して鋳造成形品を成形する鋳造方法において、
    型閉め時には、前記固定型または可動型のいずれか一方の金型内に、該一方の金型の一部を分割して設けた分割型が没入されると共に、該分割型が前記キャビティとの境界面に前記可動型の進退方向と略平行な境界面が含まれるように配置され、
    次に、溶湯が前記キャビティ内に充填された後、型開き時には、前記分割型が、可動型の進退方向と同方向に前記一方の金型から突出すると共に、前記分割型と前記鋳造成形品との間に、前記可動型の進退方向と略平行なクリアランスが形成されて、前記鋳造成形品が離型されることを特徴とする鋳造方法。
  6. 型開き状態から型閉め状態に移行する際には、前記可動型の進退動を利用して、前記分割型が前記一方の金型内に没入されることを特徴とする請求項5に記載の鋳造方法。
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