JPWO2016068207A1 - ヒータおよびこれを用いた流体加熱装置 - Google Patents

ヒータおよびこれを用いた流体加熱装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2016068207A1
JPWO2016068207A1 JP2016556605A JP2016556605A JPWO2016068207A1 JP WO2016068207 A1 JPWO2016068207 A1 JP WO2016068207A1 JP 2016556605 A JP2016556605 A JP 2016556605A JP 2016556605 A JP2016556605 A JP 2016556605A JP WO2016068207 A1 JPWO2016068207 A1 JP WO2016068207A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic body
metal layer
groove
heater
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016556605A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6317469B2 (ja
Inventor
竜一 長迫
竜一 長迫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Publication of JPWO2016068207A1 publication Critical patent/JPWO2016068207A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6317469B2 publication Critical patent/JP6317469B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/02Details
    • H05B3/06Heater elements structurally combined with coupling elements or holders
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B3/00Ohmic-resistance heating
    • H05B3/40Heating elements having the shape of rods or tubes
    • H05B3/42Heating elements having the shape of rods or tubes non-flexible
    • H05B3/48Heating elements having the shape of rods or tubes non-flexible heating conductor embedded in insulating material

Landscapes

  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

ヒータは、柱状または筒状であって外周面に長さ方向に延びた溝部を有するセラミック体と、セラミック体の内部に設けられた発熱抵抗体と、セラミック体が挿入された環状の金具とを備えており、セラミック体と金具とが、セラミック体の表面に周方向に形成された金属層および金属層の表面に設けられたろう材を介して接合されているとともに、金属層は、溝部の内側における厚みが溝部の外側における厚みよりも大きい。

Description

本発明は、液体加熱用ヒータ、粉体加熱用ヒータ、気体加熱用ヒータ、酸素センサ用ヒータまたは半田ごて用ヒータ等に用いられる管状ヒータに関するものである。
液体加熱用ヒータ等に用いられるヒータとして、例えば特開平11−87021号公報(以下、特許文献1という)に記載されたセラミックヒータが知られている。特許文献1に記載のセラミックヒータは、柱状のセラミック体と、このセラミック体の内部に設けられた発熱抵抗体とを備えている。このセラミックヒータを流路内に配置し、発熱抵抗体に電流を流して発熱させることによって、流路を流れる液体を加熱することができる。特許文献1に記載されたセラミックヒータは、セラミックを主成分とする芯材の周りに、発熱抵抗体が設けられたセラミック積層体を巻きつけることによって、形成されている。
しかしながら、特許文献1に記載されたセラミックヒータにおいては、芯材に発熱抵抗体が設けられたセラミック積層体を巻き付ける際に、セラミック積層体の繋ぎ目に隙間ができてしまう傾向があった。その結果、セラミック体の表面に長さ方向に延びる溝が形成される場合があった。セラミックヒータは、例えば、環状の金具に挿入された状態で外部機器に取り付けられて用いられるが、セラミック体の表面に溝が形成されていると、セラミック体と環状の金具との間に隙間が形成されてしまうことになる。この隙間を埋めるために、ろう材等を隙間に充填した構成が考えられるが、この構成には以下のような問題があった。すなわち、熱膨張率が大きいろう材を隙間に充填した状態でセラミックヒータを使用すると、ろう材とセラミック体との間に大きな熱応力が発生するおそれがあった。そのため、セラミック体の表面の溝を起点とするクラックが生じてしまうおそれがあった。その結果、セラミックヒータの長期信頼性を向上させることが困難であった。
ヒータは、柱状または筒状であって外周面に長さ方向に延びた溝部を有するセラミック体と、該セラミック体の内部に設けられた発熱抵抗体と、前記セラミック体が挿入された環状の金具とを備えており、前記セラミック体と前記金具とが、前記セラミック体の表面に周方向に形成された金属層および該金属層の表面に設けられたろう材を介して接合されているとともに、前記金属層は、前記溝部の内側における厚みが前記溝部の外側における厚みよりも大きい。
ヒータの側面図である。 図1に示すヒータの断面図である。 図1に示すヒータのセラミック体を示す斜視図である。 図1に示すヒータをA−A’線で切断した断面図である。 ヒータの変形例を示す断面図である。 ヒータの変形例を示す断面図である。 ヒータを用いた流体加熱装置を示す断面図である。
以下、ヒータ100について、図面を参照しながら説明する。図1はヒータ100を示す側面図である。図1に示すように、ヒータ100は、セラミック体1と金具5とを備えている。ヒータ100は、例えば、流体である液体(水等)を被加熱物とする液体加熱用ヒータとして用いることができる。
図2に示すように、セラミック体1は、内側の空間が流体の流路10となる管状の部材である。被加熱物である流体を、流路10内でヒータ100に接触させて加熱する。あるいは、流路10内およびセラミック体1の外周面に接触させることで流体を加熱する。なお、本例のヒータ100においては、セラミック体1が管状であるが、これに限られない。具体的には、セラミック体1が柱状であってもよい。この場合には、ヒータは、セラミック体1の外周面に被加熱物を接触させて、発熱抵抗体2から発せられた熱をセラミック体1の外周面から伝えることによって、被加熱物を加熱するようにして用いられる。本例のようにセラミック体1が内部に流路10を有する管状であると、流体を効率よく加熱できる。これは、セラミック体1の内部に流路10があることによって、熱せられた流体から熱が外部に逃げにくくなるためである。
本例のヒータ100におけるセラミック体1は、長さ方向を有する円筒状の部材である。セラミック体1は、例えば酸化物セラミックス、窒化物セラミックスまたは炭化物セラミックス等の絶縁性のセラミックスから成る。具体的には、セラミック体1は、アルミナ質セラミックス、窒化珪素質セラミックス、窒化アルミニウム質セラミックスまたは炭化珪素質セラミックス等のセラミックスから成る。中でも、耐酸化性の観点から、アルミナ質セラミックスを用いることが好ましい。
セラミック体1の寸法は、例えば以下の通りに設定することができる。具体的には、長さ方向の全長を40〜150mm程度に、外径を4〜30mm程度に、内径を1〜28mm程度に設定することができる。
図2に示すように、セラミック体1の内部には発熱抵抗体2が設けられている。発熱抵抗体2は、抵抗体に電流が流れることによって発熱するものである。図2に示すように、発熱抵抗体2は、セラミック体1の内部に流路10に沿って埋設されている。なお、図2には示していないが、発熱抵抗体2は、セラミック体1の先端側(図中の左側)において、セラミック体1の外周面に沿って周方向にも設けられている。
発熱抵抗体2は、例えばタングステン(W)、モリブデン(Mo)またはレニウム(Re)等の高融点の金属を主成分とした導電体から成る。発熱抵抗体2の寸法は、例えば、幅を0.3〜2mm程度に、厚みを0.01〜0.1mm程度に、全長を500〜5000mm程度に設定することができる。これらの寸法は、発熱抵抗体2の発熱温度および発熱抵抗体2に加える電圧等によって適宜設定される。
セラミック体1の後端側(図中の右側)の表面には、電極3が設けられている。電極3は、外部の電源と発熱抵抗体2とを電気的に接続するための部材であって、セラミック体1の後端側の2か所にそれぞれ設けられている。電極3は、発熱抵抗体2に電気的に接続されている。電極3は、例えばタングステンまたはモリブデン等の金属材料から成る。
金具5は、セラミック体1を外部機器に取り付けやすくするための部材である。外部機器としては、例えば温水洗浄便座等が挙げられる。本例のヒータ100が温水洗浄便座に用いられる場合には、洗浄用の水がセラミック体1の内部の流路10を通過して加熱されることによって温水になるように用いられる。具体的には、例えば、セラミック体1の後端側から水が導入され、この水がセラミック体1の内部の流路10を通過する間に発熱抵抗体2によって加熱された後に、セラミック体1の先端側から温水となって放出される。このとき、セラミック体1の先端側から放出される温水がセラミック体1の後端側に設けられた電極3に触れてしまうことによって漏電が生じることを防ぐ必要がある。そのためには、温水洗浄便座にヒータ100が取り付けられた際に、セラミック体1と金具5との間で水漏れが生じることのないようにしておく必要がある。
金具5は、環状の部材であって、セラミック体1が挿入されている。金具5は、例えばステンレス鋼または鉄−コバルト−ニッケル合金等の金属材料から成る。特に耐腐食性の観点からは、ステンレス鋼から成ることが好ましい。金具5の寸法は、例えば以下の通り設定することができる。具体的には、内径をセラミック体1の外径とほぼ等しく、外径を8mm〜50mm程度に設定することができる。また、セラミック体1の長さ方向における長さは、例えば0.3mm〜5mm程度に設定できる。
ここで、図3に示すように、セラミック体1は外周面に長さ方向に延びる溝部11を有している。溝部11は、例えば、セラミック体1を以下の方法によって製造することによって形成することができる。以下では、セラミック体1がアルミナ(Al)を主成分とする例を用いて説明する。
まず、Alを主成分として、SiO、CaO、MgOおよびZrOが合計で10質量%以下になるように調製したアルミナ質セラミックグリーンシートを作製する。
次に、このアルミナ質セラミックグリーンシートの表面に、発熱抵抗体2となる所定の抵抗体パターンを形成する。発熱抵抗体2の形成方法としては、抵抗体となる導電性ペーストを使ったスクリーン印刷法等を用いることができる。すなわち、アルミナ質セラミックグリーンシートの表面に発熱抵抗体2となる抵抗体パターンを形成する。
発熱抵抗体2となる抵抗体パターンは、ヒータ100の長さ方向に沿って伸びた複数の直線部と、これらの直線部を繋ぐ複数の折り返し部とを備えている。アルミナ質セラミックグリーンシートには、内部の発熱抵抗体2と表面の電極3とを電気的に接続するためのスルーホール導体も設ける。スルーホール導体には、例えばタングステン、モリブデンまたはレニウム等の高融点金属を主成分とする導電性ペーストを用いることができる。
また、アルミナ質セラミックグリーンシートとは別に、円筒状のアルミナ質セラミック成型体を成型する。そして、この円筒状のアルミナ質セラミック成型体に、抵抗体パターンを形成したアルミナ質セラミックグリーンシートを、抵抗体パターンを形成した面がアルミナ質セラミック成型体に接触するように巻き付ける。このとき、同一の組成のアルミナ質セラミックスを分散させた密着液をアルミナ質セラミックグリーンシートに塗布しておいてアルミナ質セラミックグリーンシートとアルミナ質セラミック成型体とを密着させることで、アルミナ質一体成型体を得ることができる。
こうして得られた、アルミナ質一体成型体を1500〜1600℃の窒素雰囲気中で焼成することによって、内部に発熱抵抗体2を有するセラミック体1を得ることができる。
上述の工程の中で、アルミナ質セラミックグリーンシートをアルミナ質セラミック成型体に巻き付けるときに、アルミナ質セラミックグリーンシートをアルミナ質セラミック成型体の全周に隈なく巻き付けようとすると、アルミナ質セラミックグリーンシートの一部が重なるようにしてアルミナ質セラミック成型体に巻き付けられてしまう場合がある。そうすると、セラミック体1の外周面の形状が所望の滑らかな形状ではなくなるおそれが生じる。そこで、アルミナ質セラミックグリーンシートを巻き付ける際には、巻き付けの始めと終わりとに当たるアルミナ質セラミックグリーンシートの端部と端部との間に微小な隙間ができるように巻き付けることが好ましい。そうすると、この隙間が、図3に示すように、セラミック体1の外周面に溝部11として残ることになる。
図3および図4に示すように、本例のヒータ100においては、セラミック体1の外周面のうち金具5が取り付けられる領域に金属層4が形成されている。金属層4は、セラミック体1の表面に周方向に形成されている。金属層は、例えば、メタライズ層であって、印刷等によってセラミック体1の表面に形成されている。この金属層4と金具5とがろう材6によって接合されている。金属層4は、溝部11以外の領域だけではなく、溝部11の内部にも設けられている。これにより、ろう材6によってセラミック体1と金具5とを接合するときに、溝部11の内部においてもろう材6を濡れ広がらせやすくすることができる。その結果、セラミック体1と金具5との間の隙間(溝部11)にろう材6を充填させてこの隙間からの水漏れを防ぐとともに、セラミック体1と金具5との接合強度を向上させることができる。
さらに、本例のヒータ100においては、金属層4が溝部11の内側における厚み(ti)が溝部11の外側における厚み(to)よりも大きい。溝部11における金属層4の厚みを大きくすることによって、溝部11に充填されるろう材6の量を減らすことができる。そのため、ヒートサイクル下において生じる熱応力を低減できる。これにより、ヒートサイクル下において、セラミック体1にクラックが生じるおそれを低減できる。その結果、ヒータ100の長期信頼性を向上できる。
なお、ここでいう「溝部11の内側における厚み」とは、セラミック体1の長さ方向に垂直な断面を見たときに、溝部11の表面に対して垂線を引いたときに、この垂線方向における金属層4の幅(厚み)を意味している。また、ここでいう「溝部11の外側における厚み」とは、セラミック体1の長さ方向に垂直な断面を見たときに、セラミック体1の径方向における金属層4の幅(厚み)を意味している。
また、図4に示すように、ろう材6が溝部11に入り込んでいてもよい。これにより、金具5が周方向に回転するような外力が加わったときに、ろう材6が溝部11に引っかかることによって、金具5が回転するおそれを低減できる。
金属層4としては、例えばタングステンまたはモリブデンを用いることができる。金属層4の厚みは、例えば0.01mm〜0.1mm程度に設定できる。特に、溝部11の外側における金属層4の厚みが0.03mmの場合には、溝部11における金属層4の厚みは0.3mmに設定できる。ろう材6の熱膨張率は、金属層4の熱膨張率よりも大きい。具体的には、ろう材6としては、例えば銀または銀−銅等を用いることができる。金属層4として、例えば、タングステンを用いた場合には、熱膨張率を4.5×10−6/Kにすることができる。また、ろう材6として、銀を用いた場合には、熱膨張率を19×10−6/Kにすることができる。上述したセラミック体1を成すセラミックスの熱膨張率は例えば7.1×10−6/Kであるので、溝部11内における金属層4の厚みを大きくすることによって、溝部11内において、セラミック体1の熱膨張率に近い熱膨張率を有する金属層4の割合が大きくなる。また、金属層4の外表面にめっき等の手法でニッケル層を設けてもよい。これにより、ニッケル層を介してろう材が金属層4に濡れ広がりやすくすることができる。その結果、セラミック体1と金具5との接合強度がさらに向上する。
さらに、図4に示すように、金属層4は、溝部11の底面の隅部における厚みが溝部11の底面の中央部における厚みよりも大きい構成であってもよい。このように、クラックの起点になりやすい溝部11の隅部において、金属層4を厚く形成しておくことによって、ろう材6によって隅部に加わる応力を低減することができる。その結果、ヒータ100の長期信頼性をさらに向上できる。
また、図5に示すように、金属層4が溝部11を埋めているとともに、溝部11の幅方向において中央部に向かって厚みが大きくなっていてもよい。これにより、溝部11の近傍におけるろう材6の量を減らすことができる。そのため、ろう付け時に発生する溝部11における残留応力を小さくできるので、ヒートサイクル下においてクラックが生じるおそれを低減できる。その結果、ヒータ100の長期信頼性を向上できる。
また、図5に示すように、金属層4が溝部11を埋めているとともに、金属層4を囲むろう材6に金属層4が食い込んでいてもよい。具体的には、金属層4の表面のうち溝部11を覆う部分が外周側(ろう材6側)に膨らんでおり、この膨らんでいる部分がろう材6に食い込んでいてもよい。これにより、金具5が周方向に回転するような外力が加わったときに、金属層4がろう材6に食い込んでいることによって、金具5が回転するおそれを低減できる。
また、図6に示すように、金属層4は、溝部11の外側における厚みが、溝部11に向かって大きくなっていてもよい。これにより、セラミック体1の外周のうち応力が特に集中しやすい溝部11の開口の近傍において、ろう材6の量を減らすとともに溝部11の開口を金属層4によって保護することができる。その結果、ヒータ100の長期信頼性を向上できる。
また、図6に示すように、セラミック体1が溝部11の内面とセラミック体1の溝部11以外の外周面とからなる角部12を有するとともに、金属層4が角部12を覆う部分において突出していてもよい。これにより、セラミック体1のうち特に応力が集中しやすい角部12を金属層4によって保護することができる。その結果、ヒータ100の長期信頼性を向上できる。
次に上述のヒータ100を備えた流体加熱装置200について説明する。図7に示すように、流体加熱装置200は、液状の流体が所定の方向に流れる流路部63を有する本体部6と、金具5が本体部6に固定されてセラミック体1の一部が流路部63内に配置された上述のヒータ100とを備えている。なお、図7においては、流体の流れる方向を破線の白抜き矢印で示している。流体加熱装置200においては、本体部6は、ヒータ100を収容する空間と、ヒータ100が挿入される貫通孔61と、流体を流出させる開口部62とを備えている。本体部6の内部のヒータ100の周囲の空間が、流体が流れる流路部63である。本体部6は、例えば、ステンレス等の金属材料から成る。貫通孔61には金具5がニトリルゴム等から成るシールリング(図示せず)を介して固定されている。ヒータ100は、セラミック体1の先端側が本体部6の内部に貫通孔61から挿入されているとともに、セラミック体1の後端側が本体部6の外部に位置している。
液状の流体は、セラミック体1の後端側からセラミック体1の内部の空間(流路10)を通ってセラミック体1の先端側から流路部63の内部に流れる。そして、流路部63の内部に流れた流体は、セラミック体1の外周面に接するようにして、セラミック体1の先端側から後端側に向かって流れた後に、開口部62から流出する。セラミック体1の内部の空間から開口部62までの間の空間が、流体加熱装置200の流路といえる。
ヒータ100のセラミック体1が図7に示すような管状ではなく、柱状である場合には、本体部6は、流体を流入させるための開口部をさらに備える。この流入用の開口部は、本体部6の内部に位置するセラミック体1の先端側の部分を、流体を流出させるための開口部62とで挟むような位置に配置される図7に示すように、流体を流出させるための開口部62がヒータ100の上方かつ後端側に位置する(図面における右上に位置する)場合であれば、流入用の開口部は、例えば、ヒータ100の下方かつ後端側に配置(図面における左下に配置)すればよい。
このような流体加熱装置200は、セラミック体1の外周面にクラックが生じるおそれが低減されたヒータ100を用いることによって、長期信頼性が向上している。
1:セラミック体
10:流路
11:溝部
2:発熱抵抗体
3:電極
4:金属層
5:金具
6:本体部
61:貫通孔
62:開口部
63:流路部
100:ヒータ
200:流体加熱装置

Claims (8)

  1. 柱状または筒状であって外周面に長さ方向に延びた溝部を有するセラミック体と、該セラミック体の内部に設けられた発熱抵抗体と、前記セラミック体が挿入された環状の金具とを備えており、
    前記セラミック体と前記金具とが、前記セラミック体の表面に周方向に形成された金属層および該金属層の表面に設けられたろう材を介して接合されているとともに、
    前記金属層は、前記溝部の内側における厚みが前記溝部の外側における厚みよりも大きいヒータ。
  2. 前記金属層の熱膨張率は、前記ろう材の熱膨張率よりも小さい請求項1に記載のヒータ。
  3. 前記金属層は、前記溝部の底面の隅部における厚みが前記溝部の底面の中央部における厚みよりも大きい請求項1または請求項2に記載のヒータ。
  4. 前記ろう材が前記溝部に入り込んでいる請求項3に記載のヒータ。
  5. 前記金属層は、前記溝部を埋めているとともに、該溝部において中央部に向かって厚みが大きくなっている請求項1または請求項2に記載のヒータ
  6. 前記ろう材に前記金属層が食い込んでいる請求項5に記載のヒータ。
  7. 前記金属層は、前記溝部の外側における厚みが、前記溝部に向かって大きくなっている請求項1または請求項2に記載のヒータ。
  8. 液状の流体が流れる流路部を有する本体部と、前記金具が前記本体部に固定されて前記セラミック体の一部が前記流路部内に配置された請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のヒータとを備えた流体加熱装置。
JP2016556605A 2014-10-30 2015-10-28 ヒータおよびこれを用いた流体加熱装置 Active JP6317469B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014220949 2014-10-30
JP2014220949 2014-10-30
PCT/JP2015/080437 WO2016068207A1 (ja) 2014-10-30 2015-10-28 ヒータおよびこれを用いた流体加熱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016068207A1 true JPWO2016068207A1 (ja) 2017-07-27
JP6317469B2 JP6317469B2 (ja) 2018-04-25

Family

ID=55857542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016556605A Active JP6317469B2 (ja) 2014-10-30 2015-10-28 ヒータおよびこれを用いた流体加熱装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6317469B2 (ja)
WO (1) WO2016068207A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021513725A (ja) * 2018-10-30 2021-05-27 カン、ホンクKang Hong Ku エアヒータ

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018081794A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 日本特殊陶業株式会社 セラミックヒータおよびグロープラグ
WO2018155037A1 (ja) * 2017-02-24 2018-08-30 京セラ株式会社 ヒータ
JP7153902B2 (ja) * 2018-05-10 2022-10-17 株式会社幸和電熱計器 流体加熱装置
JPWO2020175564A1 (ja) * 2019-02-28 2021-12-16 京セラ株式会社 熱交換ユニットおよびこれを備えた洗浄装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001210453A (ja) * 2000-01-31 2001-08-03 Toto Ltd セラミックヒータ及びセラミックヒータを具備する衛生洗浄装置、セラミックヒータを内蔵する熱交換器
JP2001257062A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Ibiden Co Ltd セラミックヒーター
JP2006237142A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Sumitomo Metal Electronics Devices Inc セラミック基板及びその製造方法
WO2011030530A1 (ja) * 2009-09-08 2011-03-17 パナソニック株式会社 筒型熱交換器

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3588233B2 (ja) * 1997-08-29 2004-11-10 京セラ株式会社 セラミックヒータ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001210453A (ja) * 2000-01-31 2001-08-03 Toto Ltd セラミックヒータ及びセラミックヒータを具備する衛生洗浄装置、セラミックヒータを内蔵する熱交換器
JP2001257062A (ja) * 2000-03-13 2001-09-21 Ibiden Co Ltd セラミックヒーター
JP2006237142A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Sumitomo Metal Electronics Devices Inc セラミック基板及びその製造方法
WO2011030530A1 (ja) * 2009-09-08 2011-03-17 パナソニック株式会社 筒型熱交換器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021513725A (ja) * 2018-10-30 2021-05-27 カン、ホンクKang Hong Ku エアヒータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6317469B2 (ja) 2018-04-25
WO2016068207A1 (ja) 2016-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6317469B2 (ja) ヒータおよびこれを用いた流体加熱装置
JP6408693B2 (ja) ヒータ
JP5960931B2 (ja) 管状ヒータ
JP6228039B2 (ja) ヒータ
JP6245716B2 (ja) セラミックスヒータ型グロープラグの製造方法及びセラミックスヒータ型グロープラグ
JP7444946B2 (ja) ヒータ
JP6829022B2 (ja) ヒータ
JP2022188253A (ja) 熱交換ユニットおよびこれを備えた洗浄装置
JP6835946B2 (ja) ヒータ
JP6276140B2 (ja) ヒータおよびこれを用いた流体加熱装置
JP6313155B2 (ja) ヒータ
JP6698398B2 (ja) ヒータ
JP6075781B2 (ja) ヒータ
JP6665495B2 (ja) セラミックヒータ
JP6100633B2 (ja) ヒータ
JP6693811B2 (ja) ヒータ
JP7086205B2 (ja) ヒータおよびこれを備えたグロープラグ
JP6386859B2 (ja) ヒータ
JP6711708B2 (ja) ヒータ
JP6659289B2 (ja) ヒータ
JP2016103345A (ja) 接続構造体およびそれを備えたヒータ
JP2018018627A (ja) ヒータ
JP2015149174A (ja) ヒータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6317469

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150