JP6100633B2 - ヒータ - Google Patents
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セラミック体1は、発熱抵抗体2を保護するために設けられる部材である。セラミック体1は、筒部11および蓋部12を備えている。筒部11は、例えば円筒状または角筒状である。図1に示すヒータ10においては、筒部11は円筒状である。蓋部12は、筒部11の一端側の開口13を覆うように設けられている。蓋部12の形状は、例えば、筒部11の開口13の形状に対応している。具体的には、筒部11が円筒状であって、筒部11の開口13の形状が円形状の場合には、蓋部12の形状は円板状である。この例においては、筒部11および蓋部12は一体的に形成されている。
発熱抵抗体2は、発熱するための抵抗体であって、電流が流れることによって発熱する。発熱抵抗体2はセラミック体1の内部に設けられている。すなわち、発熱抵抗体2はセラミック体1に埋設されている。より具体的には、発熱抵抗体2は、筒部11に埋設されている。また、発熱抵抗体2の形状は線状である。本例のヒータ10における発熱抵抗体2は、一端側と他端側との間で繰り返し折り返した折返し形状を有しており、それぞれの端部がリード5に接続されている。リード5は、筒部11の他端側の内周面に設けられており、外部に引き出されている。本実施形態においては、発熱抵抗体2の折返し部が筒部11の一端側に設けられている。すなわち、リード5は、筒部11のうち発熱抵抗体2の折返し部とは反対側の領域に設けられている。なお、図1においては、発熱抵抗体2が2本あるように見えるが、実際には筒部11の内部に筒部11の外周に沿ってほぼ全周に設けられた1本の線である。
金属筒3は、外周面を被加熱物に接触させて用いられる部材である。金属筒3は、筒状
の部材である。筒状としては、例えば円筒状または角筒状が挙げられる。図1に示すヒータ10においては、金属筒3は円筒状である。金属筒3には、セラミック体1の少なくとも一端側が挿入されている。すなわち、金属筒3の内径はセラミック体1の外径よりも大きい。なお、金属筒3の内周面と筒部11の外周面との間には、充填剤が充填されていてもよい。充填剤としては、例えば酸化マグネシウム等の酸化物あるいは銅またはアルミニウム等の金属粉を用いることができる。これらのうち絶縁性、熱伝導性の点から、酸化マグネシウムを用いることが好ましい。
タ10の使用時には、蓋部12のうち周縁部に発熱抵抗体2から発せられた熱が伝わりやすい。したがって、蓋部12のうち周縁部が温まりやすく、中央部が温まりにくい。ここで、金属板4を蓋部12の周縁部にのみ接するようにすることによって、温まりやすい周縁部から金属板4に放熱されることになる。これにより、蓋部12の全体で見れば表面を凹ませることによって外部に逃げてしまう熱の発生を抑えながらも、蓋部12において局所的に熱が集中してしまうことを抑制できる。その結果、蓋部12に生じる熱応力を低減できる。
本発明のヒータ10の変形例1について説明する。前述の実施形態のヒータ10においては、筒部11の外径と蓋部12の外径とが等しくなっていたが、これに限られない。変形例1のヒータ10においては、図3、4に示すように、蓋部12の外径が筒部11の外径よりも小さくなっている。これにより、ヒータ10を用いて被加熱物を加熱する際に生じる熱応力による影響を低減できる。
本発明のヒータ10の変形例2について説明する。前述の実施形態のヒータ10においては、蓋部12の形状が円板状であったが、これに限られない。変形例2のヒータ10においては、図5に示すように蓋部12の主面が長径と短径とを有する形状、いわゆる楕円状である。具体的には、蓋部12の形状が、中央が凹んだ楕円形状である。本変形例の蓋部12は、長径が筒部11の外径と等しく、短径が筒部11の外径よりも小さい。具体的には、本変形例においては、筒部11の外径が20mmの場合には、蓋部12の長径が20mmであり、短径が18mmである。さらに、蓋部12は、短径の延長線上に流路6が位置するように配置されている。これにより、金属筒3のうち被加熱物が接触する部分から、筒部11と蓋部12との界面を遠ざけることができるので、変形例1の場合と同様に、ヒータ10を用いて被加熱物を加熱する際に生じる熱応力による影響を低減できる。
本発明のヒータ10の変形例3について説明する。前述の実施形態のヒータ10におい
ては、蓋部12の中心が筒部11の中心軸上に位置していたが、これに限られない。変形例3のヒータ10においては、図6に示すように蓋部12の中心12cが筒部11の中心軸11cからずれている。具体的には、蓋部12の中心12cは筒部11の中心軸11cから、流路6から遠ざかるようにずれている。これにより、金属筒3のうち被加熱物が接触する部分から、筒部11と蓋部12との界面を遠ざけることができるので、変形例1の場合と同様に、ヒータ10を用いて被加熱物を加熱する際に生じる熱応力による影響を低減できる。本変形例においては、蓋部12の中心12cは筒部11の中心軸11cから、2mmずれている。なお、蓋部12の表面が凹んでいることに関しては、前述の実施形態のヒータ10と同様である。
本発明のヒータ10の変形例4について説明する。変形例4のヒータ10においては、図7に示すように蓋部12に切欠き部120が設けられている。切欠き部120は、蓋部12の主面を貫通している。切欠き部120は、蓋部12のうち、蓋部12の中心12cと流路6とを結ぶ直線上に設けられている。これにより、金属筒3のうち被加熱物が接触する部分から、筒部11と蓋部12との界面を遠ざけることができるので、変形例1の場合と同様に、ヒータ10を用いて被加熱物を加熱する際に生じる熱応力による影響を低減できる。本変形例においては、切欠き部120は、円弧状に設けられている。切欠き部120は、蓋部12の外周から2mm程度切り欠かれている。なお、蓋部12の表面が凹んでいることに関しては、前述の実施形態のヒータ10と同様である。
次に、本実施形態のヒータ10の製造方法について説明する。
ード5を接続した後に、金属板4が設けられた金属筒3に挿入して、試料1〜3のヒータ10を得た。また、比較例として、蓋部12の表面が凹んでいないヒータを作成した。
1:セラミック体
11:筒部
12:蓋部
13:開口
2:発熱抵抗体
3:金属筒
4:金属板
5:リード
6:流路
Claims (4)
- 筒部および該筒部の一端側の開口を覆う蓋部を備えたセラミック体と、該セラミック体に埋設された発熱抵抗体と、前記セラミック体の少なくとも前記一端側が挿入された金属筒とを備えており、
前記蓋部の表面が前記開口側に向かって凹んでいるとともに、
前記金属筒に前記蓋部に対向する金属板が設けられており、前記金属板は、部分的に前記蓋部に接しており、前記蓋部に接していない部分を有していることを特徴とするヒータ。 - 前記蓋部の表面が曲面状に凹んでいることを特徴とする請求項1に記載のヒータ。
- 前記金属板は、前記蓋部の周縁部に接しているとともに、前記蓋部の中央部から離れていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒータ。
- 前記蓋部の外径が前記筒部の外径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のヒータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013135771A JP6100633B2 (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | ヒータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013135771A JP6100633B2 (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | ヒータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015011839A JP2015011839A (ja) | 2015-01-19 |
JP6100633B2 true JP6100633B2 (ja) | 2017-03-22 |
Family
ID=52304839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013135771A Active JP6100633B2 (ja) | 2013-06-28 | 2013-06-28 | ヒータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6100633B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2933376C2 (de) * | 1979-08-17 | 1983-02-10 | Hotset Heizpatronen und Zubehör GmbH, 5880 Lüdenscheid | Elektrischer Patronenheizkörper |
-
2013
- 2013-06-28 JP JP2013135771A patent/JP6100633B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015011839A (ja) | 2015-01-19 |
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