JP6075810B2 - ヒータおよびグロープラグ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、燃焼式車載暖房装置、石油ファンヒータ、自動車エンジンのグロープラグ、酸素センサ等の各種センサまたは測定機器に利用されるヒータおよびこれを用いたグロープラグに関するものである。
燃焼式車載暖房装置、石油ファンヒータ、自動車エンジンのグロープラグ、酸素センサ等の各種センサまたは測定機器に利用されるヒータとして、例えば、実開昭63−80456号公報(以下、特許文献1という)に開示されたヒータが知られている。特許文献1に開示されたヒータは、内部に発熱抵抗体が埋設されたセラミック体と、セラミック体の一端を覆うように設けられた金属キャップとを備えている。金属キャップは発熱抵抗体に電気的に接続されており、この金属キャップにリード端子を接続することによって、発熱抵抗体に電力を供給することができる。このようにして、ヒータを発熱させることができる。
しかしながら、特許文献1に開示されたヒータにおいては、異なる材料から成るセラミック体と金属キャップとの間に熱応力が生じる場合があった。そのため、ヒートサイクル下におけるヒータの長期信頼性を向上させることが困難であるという問題点があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、セラミック体と金属キャップとの間に生じる熱応力を低減することができるヒータを提供することにある。
本発明の一態様のヒータは、棒状のセラミック体と、該セラミック体に埋設された発熱抵抗体と、少なくとも前記セラミック体の一端の表面に設けられて前記発熱抵抗体に電気的に接続された導体層と、前記セラミック体の前記一端を前記導体層の少なくとも一部とともに覆うように設けられた外部接続用の金属キャップとを備えており、該金属キャップが外周の一部に外側から内側に向かうスリットを有しており、前記スリットの先端部が前記金属キャップの中心に達していることを特徴とする。
本発明のヒータおよびグロープラグの一実施形態の断面図である。 図1に示すヒータのセラミック体の一端および導体層の斜視図である。 図1に示すヒータの金属キャップの斜視図である。 図1に示すヒータのうち金属キャップの近傍を拡大した斜視図である。 図1に示すヒータのうち金属キャップの近傍を拡大した断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るヒータについて、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るヒータ10を示す断面図である。図1に示すように、ヒータ10は、セラミック体1と、セラミック体1に埋設された発熱抵抗体2と、セラミック体1の一端側を覆う金属キャップ4とを備えている。また、図1には示していないが、図2に示すように、セラミック体1の一端側にはさらに導体層3が設けられている。なお、図2においては、導体層3が設けられた領域をハッチングで示している。発熱抵抗体2と導体層3とは、導出部22を介して電気的に接続されている。
セラミック体1は、例えば、棒状に形成された部材である。なお、ここでいう棒状とは、一方向に長い形状であることを意味している。そのため、例えば、一方向に長い板状のような形状であったとしても棒状として見なすことができる。セラミック体1には、一端側にテーパー部11が設けられている。セラミック体1としては、例えば、酸化物セラミックス、窒化物セラミックスまたは炭化物セラミックス等の電気的な絶縁性を有するセラミックスが用いられる。具体的には、アルミナ質セラミックス、窒化珪素質セラミックス、窒化アルミニウム質セラミックスまたは炭化珪素質セラミックス等を用いることができる。特に、セラミック体1が窒化珪素質セラミックスから成ることが好適である。窒化珪素質セラミックスは、主成分である窒化珪素が高強度、高靱性、高絶縁性および耐高熱性を有している点で優れている。
窒化珪素質セラミックスから成るセラミック体1は、例えば、主成分の窒化珪素に対して、焼結助剤として5〜15質量%のY、YbまたはEr等の希土類元素酸化物、0.5〜5質量%のAl、さらに焼結体に含まれるSiO量が1.5〜5質量%となるようにSiOを混合し、所定の形状に成形し、その後、1650〜1780℃でホットプレス焼成することによって得ることができる。棒状のセラミック体1である場合、その長さは、例えば20〜50mmに設定され、セラミック体1の直径は、例えば2.5〜5mmに設定される。セラミック体1の長さが20〜50mm程度であって、セラミック体1の直径が3mm程度の場合には、テーパー部11の長さは0.1〜3mmに、テーパー部11の端面の直径は1〜2.9mmに設定できる。
なお、セラミック体1として窒化珪素質セラミックスから成るものを用いる場合であって、発熱抵抗体2がモリブデン(Mo)またはタングステン(W)から成る場合には、セラミック体1には、MoSiおよびWSi等を混合して分散させることが好ましい。これにより、母材である窒化珪素質セラミックスの熱膨張率を発熱抵抗体2の熱膨張率に近付けることができ、ヒータ10の耐久性を向上させることができる。
発熱抵抗体2は、発熱するための抵抗体であって、電流が流れることによって発熱する。発熱抵抗体2は、セラミック体1に埋設されている。発熱抵抗体2は、主に発熱する部分である発熱部21と、発熱部21に接続された導出部22とから成る。発熱抵抗体2とのうち、発熱部21はセラミック体1の他端側に設けられている。発熱部21は、折返し形状を有しており、それぞれの端部が導出部22に接続されている。発熱部21は、折返し形状における折返し部の中央付近が最も発熱する部分となっている。セラミック体1の長さ方向における発熱部21の先端から発熱抵抗体2の後端までの長さは、例えば2〜10mmに設定される。
導出部22は、発熱部21と外部の電源とを電気的に接続するための部材であって、一端がセラミック体1の表面に引き出されているとともに、他端が発熱部21に接続されている。導出部22は、発熱部21の両端に別々に接続されている。一方の導出部22は、セラミック体1の一端側の端面に引き出されている。図2においては、セラミック体1の一端側の端面において導出部22が引き出されている箇所を破線で示している。また、他方の導出部22は、セラミック体1の一端側の領域の外周面に引き出されている。
発熱抵抗体2には、W、Moまたはチタン(Ti)等の炭化物、窒化物または珪化物等を主成分とするものを使用することができる。さらに、発熱抵抗体2は、熱膨張率をセラミック体1の熱膨張率に近付けるために、セラミック体1と同じ材料を含んでいてもよい。発熱部21は抵抗値が高く設定されていて、特に折返し点付近で最も発熱するようになっている。一方、導出部22は、セラミック体1の形成材料の含有量を発熱部21よりも少なくしたり、発熱部21よりも断面積を大きくしたりすることによって、単位長さ当たりの抵抗値が発熱部21よりも低くなっている。
導体層3は、発熱抵抗体2と外部の電極とを電気的に接続するための部材である。導体層3は、セラミック体1の一端側に設けられている。より具体的には、導体層3は、セラミック体1の端面およびテーパー部11の外周面の一部に設けられている。導体層3は、導出部22を介して発熱抵抗体2に電気的に接続されている。導体層3は、メタライズ層およびメタライズ層に積層されたメッキ層から成る。メタライズ層としては、例えば、銀、銅およびチタンを含むメタライズ層または金、ニッケルおよびパラジウム(Pd)を含むメタライズ層を用いることができる。メッキ層としては、例えばニッケルボロンメッキ、金メッキまたはニッケルメッキを用いることができる。メタライズ層の厚みは、例えば20〜40μm程度に設定できる。また、メッキ層の厚みは、例えば1μm以上であることが好ましい。
金属キャップ4は、底部41と側部42とを有する金属製の部材である。金属キャップ4には、例えばステンレスまたは鉄(Fe)−ニッケル(Ni)−コバルト(Co)合金等の金属材料を用いることができる。特に、熱膨張の観点から鉄(Fe)−ニッケル(Ni)−コバルト(Co)合金を用いることが好ましい。金属キャップ4は、導体層3と外部の電極との接続を強固に行なうための部材である。金属キャップ4は、セラミック体1の一端側および導体層3の少なくとも一部を覆うように設けられており、導体層3に電気的に接続されている。金属キャップ4は、セラミック体1のテーパーに対応した形状を有している。具体的には、底部41は、略円径の板状である。また、側部42は、セラミック体1の軸長さ方向に垂直な断面で見たときに、側部42の形状が略円環であるとともに、底部41から離れるにつれて広がる形状である。金属キャップ4は、底部41がセラミック体1の一端と面するとともに、側部42がテーパー部11の一部を覆うようにしてセラミック体1に取り付けられる。
さらに、金属キャップ4は、図3および図4に示すように、金属キャップ4の外周の一部に外側すなわち縁から内側すなわち中央部の側に向かうスリット43を有している。より具体的には、側部42の下端から底部41の中心に向かうスリット43を有している。これにより、金属キャップ4が熱膨張するときに、スリット43の幅が狭まるように変形することができる。そのため、金属キャップ4の熱膨張量とセラミック体1の熱膨張量との差を小さくすることができる。これにより、金属キャップ4とセラミック体1との間に生じる熱応力を低減することができる。その結果、ヒータ10の長期信頼性を向上させることができる。
さらに、図5に示すように、金属キャップ4は、側部42の内周面の傾斜角αがテーパー部11の傾斜角βに比べて大きい。ここでいう、傾斜角αは、底部41の内側の面を含む平面に対し側部42の内周面がどれだけ傾斜しているかを示している。また、傾斜角βは、セラミック体1の軸方向に垂直な面に対してテーパー部11の外周面がどれだけ傾斜しているかを示している。
傾斜角αが傾斜角βよりも大きいことによって、金属キャップ4をテーパー部11に取り付けたときに、金属キャップ4の側部42の下面がテーパー部11に接するとともに、金属キャップ4の底部41の内側面と導体層3のうちテーパー部11の端面に設けられた部分との間に隙間を生じさせることができる。そして、図5に示すように、この隙間にろう材7を介在させることによって、金属キャップ4と導体層3とを強固に接合できる。側部42の内周面の傾斜角αは、例えば40〜80°に設定できる。また、テーパー部11の傾斜角βは、例えば45〜75°に設定できる。なお、図1および図4では、図面の見やすさを優先してろう材7の図示を省略している。
また、金属キャップ4は、スリット43が金属キャップ4の中心に達している。言い換えると、スリット43が金属キャップ4の側部42の下端から底部41の中央部にまで形成されている。これにより、底部41における周方向の熱膨張をバランスよく低減できるので、熱膨張後の底部41の形状が熱膨張前から比べて歪んでしまうことを低減できる。これにより、金属キャップ4に生じる熱応力をさらに低減することができる。
ここで、本実施形態のヒータ10においては、中心部においてスリット43の先端部が丸孔状に加工されている。このような形状も1つのスリット43と見なすことができる。無論、単に幅が一定のスリット43が底部41の中心に達していても構わないし、スリット43の幅が途中で変化していても構わない。
金属キャップ4の寸法は、セラミック体1の直径が3mm程度の場合には、例えば、底部41の内径を1.5〜2mm程度に、底部41の厚みを0.1〜0.5mm程度に設定できる。また、側部42のうち下端の内径を1.5〜2.5mm程度に、側部42の厚みを0.1〜0.5mm程度に、側部42の高さを1〜1.2mmに設定できる。また、スリット43の長さは1〜2mmに設定できる。
ヒータ10は、端部が導体層3に接続されたリード端子5をさらに備えている。リード端子5は、金属キャップ4および導体層3と外部の電極とを電気的に接続するための部材である。リード端子5は、例えばニッケルまたはステンレス等の金属材料から成る。リード端子5は、線状の部材であって、端部が金属キャップ4のスリット43の内部に位置して金属キャップ4に接合されている。これにより、単に金属キャップ4の底部41の外側面とリード端子5とを接合する場合と比較して、金属キャップ4とリード端子5とを強固に接合することができる。このとき、前述したろう材7はスリット43のうち底部41に位置する部分の内部にまで広がっているとともに、ろう材7がリード端子5を囲んでいる。
さらに、図5に示すヒータ10においては、ろう材7が、スリット43のうち底部41に位置する部分の内部だけではなく、底部41の外側にまで濡れ広がるとともに、底部41の外側にまで濡れ広がった部分がリード端子5の端部を囲んでいる。これにより、金属キャップ4とリード端子5とをさらに強固に接合できる。
さらに、スリット43のうち先端部の幅がスリット43のうち外側から内側に向かう部分の幅よりも大きい。具体的には、金属キャップ4の底部41の中心部においてスリット43の先端部が平面視したときに円形状であるとともに、このスリット43の先端部の径(幅)がスリット43のうち外側から内側に向かう部分の幅よりも大きい。これにより、リード端子5をスリット43の先端部の内部に位置させて、金属キャップ4とリード端子5とを接合するときに、リード端子5がスリット43のうち外側から内側に向かう部分にずれてしまうおそれを低減できる。このとき、リード端子5の径を、スリット43のうち外側から内側に向かう部分の幅よりも大きく、スリット43の先端部の径(幅)よりも小さくしてもよい。これにより、リード端子5がスリット43のうち外側から内側に向かう部分にずれてしまうおそれをさらに低減できる。
なお、本実施形態においては、スリット43の先端部の形状が円形状であるが、これに限られない。具体的には、スリット43の先端部は、四角形状等の多角形状であってもよい。また、スリット43の先端部は、楕円形状または長円形状等であってもよい。なお、スリット43の先端部の形状が多角形状の場合には、角と角とを結ぶ対角線の中で最も長い対角線の長さを幅の大きさとして見なすことができる。また、スリット43の先端部の形状が楕円形状または長円形状の場合には、長軸の長さを幅の大きさとして見なすことができる。
また、スリット43のうち底部41に位置する部分の内部にろう材7が濡れ広がるとともに、スリット43のうち側部42に位置する部分にはろう材7が濡れ広がっていないようにしてもよい。これにより、金属キャップ4とリード端子5とを強固に接合しつつ、金属キャップ4とセラミック体1との間に生じる熱応力を低減することができる。
また、ろう材7が、導体層3のうちセラミック体1の端面に設けられた部分だけではなく、テーパー部11の外周面の一部に設けられた部分にまで濡れ広がっていてもよい。そして、導体層3のうちテーパー部11の外周面の一部に設けられた部分と金属キャップ4の側部42とが接合されていてもよい。これにより、金属キャップ4とリード端子5とをさらに強固に接合できる。
さらに、金属キャップ4が底部41および側部42を有するとともに、導体層3がセラミック体1の表面のうち金属キャップ4の側部42の開口側の端部よりも底部41側に位置している。より詳しくは、金属キャップ4の側部42のうち底部41の反対側に位置する端部がテーパー部11の外周面に接しており、テーパー部11の外周面のうち側部42に接する部分よりもセラミック体1の端面側に導体層3が設けられている。言い換えると、テーパー部11の外周面のうち側部42に接する部分には導体層3が設けられていない構成にしてもよい。これにより、導体層3と金属キャップ4とをろう材7によって接合するときに、ろう材7を導体層3と金属キャップ4との間に溜めやすくすることができる。
上述したように、発熱抵抗体2の導出部22はセラミック体1の一端の端面に引き出されている。そして、この導出部22が引き出された部位がスリット43と重なっており、リード端子5はスリット43の内部に位置している。さらに、リード端子5がこの導出部22が引き出された部位に重なるように位置している。これにより、導出部22とリード端子5とを近付けることができるので、導出部22とリード端子5との間の電気の流れる経路を短くすることができる。そのため、導出部22とリード端子5との間で無駄な抵抗が発生することを抑制できる。
図1に戻って、本実施形態のグロープラグ100は、上述のヒータ10と、ヒータ10のテーパー部11側に取り付けられた筒状の金属部材6とを備えている。
金属部材6は、セラミック体1を保持するための部材である。金属部材6は、筒状の部材であって、セラミック体1の一端側を囲むように設けられている。言い換えると、金属部材6の内側にセラミック体1が挿入されている。金属部材6は、セラミック体1の一端側に引き出された他方の導出部22に電気的に接続されている。金属部材6は、例えば、ステンレスまたは鉄(Fe)−ニッケル(Ni)−コバルト(Co)合金から成る。
金属部材6とセラミック体1とは、ろう材(図示せず)によって接合されている。ろう材は、セラミック体1の端部を囲むように設けられている。言い換えると、ろう材は、セラミック体1の端部の全周に層状に設けられている。これにより、金属部材6とセラミック体1とが強固に固定される。
ろう材7および金属部材6とセラミック体1とを接合するろう材としては、ガラス成分を5〜30質量%含んだ銀(Ag)−銅(Cu)ろう、AgろうまたはCuろう等を用いることができる。本実施形態のグロープラグ100は、金属キャップ4とセラミック体1との間に生じる熱応力が低減されたヒータ10を備えていることによって、ヒータ10の長期信頼性が向上している。その結果、グロープラグ100の長期信頼性が向上している。
1:セラミック体
11:テーパー部
2:発熱抵抗体
21:発熱部
22:導出部
3:導体層
4:金属キャップ
41:底部
42:側部
43:スリット
5:リード端子
6:金属部材
7:ろう材
10:ヒータ
100:グロープラグ

Claims (7)

  1. 棒状のセラミック体と、該セラミック体に埋設された発熱抵抗体と、少なくとも前記セラミック体の一端の表面に設けられて前記発熱抵抗体に電気的に接続された導体層と、前記セラミック体の前記一端を前記導体層の少なくとも一部とともに覆うように設けられた外部接続用の金属キャップとを備えており、
    該金属キャップが外周の一部に外側から内側に向かうスリットを有しており、前記スリットの先端部が前記金属キャップの中心に達しているヒータ。
  2. 前記スリットのうち先端部の幅が前記スリットのうち外側から内側に向かう部分の幅よりも大きい請求項1に記載のヒータ。
  3. 棒状のセラミック体と、該セラミック体に埋設された発熱抵抗体と、少なくとも前記セラミック体の一端の表面に設けられて前記発熱抵抗体に電気的に接続された導体層と、前記セラミック体の前記一端を前記導体層の少なくとも一部とともに覆うように設けられた外部接続用の金属キャップとを備えており、
    該金属キャップが外周の一部に外側から内側に向かうスリットを有しており、前記スリットのうち先端部の幅が前記スリットのうち外側から内側に向かう部分の幅よりも大きいヒータ。
  4. 端部が前記導体層に接続されたリード端子をさらに有しており、該リード端子の前記端部が前記スリットの内部に位置して前記金属キャップに接合されている請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のヒータ。
  5. 前記発熱抵抗体が前記セラミック体の前記一端の端面に引き出されているとともに、前記発熱抵抗体の引き出された部位が前記スリットと重なっている請求項4に記載のヒータ。
  6. 前記金属キャップが底部および側部を有するとともに、前記導体層が前記セラミック体の表面のうち前記金属キャップの前記側部の開口側の端部よりも底部側に位置している請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のヒータ。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のヒータと、該ヒータの前記一端側に取り付けられた筒状の金属部材とを備えるグロープラグ。
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